June 27, 2009 00:10

JRの 「駅ナカビジネス」

 「駅ナカビジネス」の起こりは10年近く前に、阪急電鉄がホームで直営コンビニエンスストアを出店たことに始まるといわれている。

◇大宮のストアコンセプト「マーケット・アベニュー」
 鉄道の要衝、JR大宮駅。5000平方メートル46店舗 1日当たりの駅利用客は、乗降客が46万人、乗換客が15万人と、合計61万人に達します。駅の最大の特徴は,出張族の利用のおおいことです。埼玉県内最大の商業地である地元・大宮の乗降駅として、「さいたま新都心」や池袋、新宿、渋谷などへの乗換駅として、出張族に盛んに使われています。

 JR東日本はその駅構内に,店舗面積2300平方メートル・店舗数56店舗に対して68店舗が出店する商業空間「ecute(エキュート)大宮」を開発しました。「改札口の内側にある商業施設、いわゆる『駅ナカ』としては、日本で最大級の規模です」(JR東日本)。多くの買い物客でにぎわっています。


埼玉県さいたま市大宮区錦町630番地 JR大宮駅構内
開発面積  約5,000平方メートル(既存改良面積を含む)


◇品川駅は「プレミアム・プライベート」
 大宮のストアコンセプトが「マーケット・アベニュー」であるのに対して、品川は「プレミアム・プライベート」。高級感を感じさせる店舗設計とショップのラインナップは一見の価値がある。


東京都港区高輪3-26-27 JR品川駅構内
開発面積:約5,300平方メートル(既存改良面積を含む)
主な施設: デリ・スウィーツ・雑貨・飲食店・サービス等の店舗


○「ディラ西船橋」
 千葉県船橋市にある西船橋駅構内。年間乗降客数49,240,053人(平成15年度)、JR総武線各駅停車・京葉線・武蔵野線、営団東西線、東葉高速鉄道の5路線が乗り入れているターミナル駅である。行き先が異なる5路線が乗り入れているため、駅舎の構造は複雑に入り組んでいる。その西船橋駅にあるのが「ディラ西船橋」。

 駅周辺には大規模の商業施設もなく、駅周辺人口も非常に多いわけではない。その意味からすると、「街中からの集客」は考えていないのだろう。ターゲットは乗り換え客である。
 駅舎の構造が複雑であり、余り広くはない。そこに18の店舗改札外にも3店舗)があることから,やや詰め込みすぎの感もある。

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▼関連HP
 エリアマーケティング講座
    http://kobayashi.clever.mepage.jp/area/area_index.htm





基本 エリアマーケティング―地域対応の「売れるしくみ」づくり




◇関連HP:流通講座





ビジュアル流通の基本 第4版 (日経文庫 1910)




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