2009年08月04日

ムシバになりやすい?!

食品の潜在脱灰能=う蝕(虫歯)になりやすい食品

皆さんはご存知ですか

粘着性の高い食品や、唾液と混じると粘着性の高くなる食品は、歯面に長く残留しやすいです。
キャラメル、チョコレートなどは粘着性の高い食品であり、クラッカーやクッキーなど吸水性の高い粉製の食品は唾液と混じると粘着性が高くなります。
このような食品を停滞性食品といい、溶解性の高い糖を多く含む加工食品に多いです。

飲食物がう蝕(虫歯)の原因になりやすい性質として、醸酸性と停滞性および直接脱灰性があげられます。食品の醸酸性と停滞性から潜在脱灰能を算出し(酸産生量×食物停滞量=潜在脱灰能)この値の大きなものほどう蝕(虫歯)になりやすい食品とされます

…?ちょっと難しくなってきました!以下が潜在脱灰能の高い食品の一例です
数値が高いほど、虫歯を引き起こしやすいとされています

Feige-Schnitt<パン、穀類>ピーナッツバターつきパン 541
<クッキー、ビスケット類>バタークッキー 191
<キャンディー、ソーダ類>チョコレート 246
                 キャラメル 394
<果実>           いちじく 665
<野菜>           いも(煮物) 307



(Bibby,B.G.,Goldberg,H.J.V.&Chen,E.,1951より)

意外にも、果実のいちじくがダントツでビックリw(゚o゚)w オオー!

ただし、勿論その他でも虫歯を作ってしまうのは、食べる時間や回数が大いに関わっているからなのです

含糖食品を口腔内に停滞しやすい形で間食に高頻度で摂取することが、虫歯の増加の大きな要因となります。

ダラダラ食べたり、間食が多い方は注意して下さい

              (新歯科衛生士テキスト口腔衛生学より参照)

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