2016年09月25日

回天の島を訪れる

みなさんは、回天という名前をご存じでしょうか。

太平洋戦争の末期に開発された人間魚雷のことです。
以前「出口のない海」という映画で紹介されたこともあります。

悪化する戦局を案じて”天回らし、戦局を逆転させる”
という願いを込めて誕生しました。

その基地が周南市の沖の大津島にあったということで
このたび訪れてみました。

まずは徳山港からフェリーに乗って向かいます。

大津島-01

約20分くらい乗ると大津島の馬島港に付きます。

大津島-02

上陸すると案内板が見えます。

大津島-03

回天記念館には歩いて向かいますが、その前に
回天訓練基地跡に行ってみました。

大津島-04

海岸の向こうに飛び出しているのが基地跡です。
そこにどうやって行くかというと

大津島-05

山間のトンネルを通っていきます。

大津島-06

ここはかつて、訓練場所からトロッコに乗せて運んだ通路です。
よく見ると、床面にレールを撤去した痕が見受けられます。
それがとてもリアルに感じました。

大津島-07

トンネルを抜けると桟橋の先に基地跡があります。

大津島-08

中にはこのように回天を出発させる場所が2か所あります。
ここから、訓練に出発して島の周辺を回ってもどってくるようです。

大津島-09

振り向くと、島の景色が見えますが、この美しい景色と
実際にここで行われていた現実とのギャップが
どうしても僕の中で消化しきれません。


ふたたびトンネルをくぐって回天記念館に向かいます。

大津島-10

記念館のアプローチには回天によって亡くなられた戦士の
名前が刻まれた石碑が並んでいます。
この日にも、いとつの花束が供えられていまた。

記念館の中に入ってみます。

大津島-11

大津島-12

中には多くの若者の遺品や手紙等が展示されていました。

みなさん二十歳前後の若者です。
おそらくすべてを信じてこの島に来たのでしょう。
何を思い毎日お過ごしていたのでしょうか・・・。


大津島-13

外には回天の模型も展示されています。

大津島-14

もともとは魚雷として造られたものに、人が乗るスペースを
確保して改造しているため人がいる空間はとても狭いです。

大津島-15

この回天記念館は小高い丘の上に建っていて、そこから港の
景色が眺められます。
本当にこの美しい風景が戦争当時にはどのように映って
いたのでしょうか?


今回は建築とはちょっと離れたレポートでしたが
またひとつ何かを感じることのできた探訪でした。

                                    小林









kobayashiarc at 13:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)建物探訪 

2016年09月12日

日本の最も美しい場所31選

昨日、アメリカのCNN放送で”日本の最も美しい場所31選”に
選ばれた、長門市の「元乃隅稲成神社」に行ってきました。
ここはめずらしく”稲荷”ではなく”稲成”だそうです。

マスコミ等で紹介された影響で、日本海側の辺鄙な場所に
ありながら、多くの人が訪れていました。
観光バスも何台か見受けられます。

元乃隅稲成神社-01

このような風景で確かに美しい!

崖の上に神社の祠があり、下から歩いて登ります。

下方の海岸縁は竜宮の潮吹という名勝地でここも
すばらしい景色です。

元乃隅稲成神社-05

下から見上げるとこんな感じです。

元乃隅稲成神社-02
元乃隅稲成神社-03
元乃隅稲成神社-04

このように断崖絶壁のような場所に立地しています。
うねりくねった朱色の鳥居が景色に映えます。

この鳥居は昭和63年から10年かけて奉納されたようです。



おそらくこの美しさも、景観の美しさと、朱色の鳥居という
工作物がうまく融合して人々に感動を与えるのだと思います。

私も常々このような建築を設計したいと思っています。


                                     小林

kobayashiarc at 09:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)建物探訪 

2016年08月02日

老人保健施設はくあい外観

工事中の防府の老人保健施設はくあい増築部の
外部足場の解体が終わり、外観が現れました。

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外壁は既存部分と色合いを合わせたタイル仕上げです。

敷地いっぱいに建っているため、外形はほぼ敷地に
合わせた形となりました。
道路側は南西向きとなるため、2階療養室のバルコニー
前面に西日よけのルーバーを設けました。
室内からの視界と採光を遮らずに、うまく日よけが
できました。

内装工事も着々と進んでおります。
またその様子も随時アップしていきます。

                                   小林



kobayashiarc at 18:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)業務日誌 | 老人保健施設はくあい