December 20, 2016

小林総師範セミナー:サンディエゴ

アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで11月11日から13日にかけて行われた総師範講習会に参加した現地剣心館道場所属の加寿代Leeさんの寄稿を掲載します。

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「シカゴの事ばかり考えてて、冬用の服しか持ってこなかったよー。サンディエゴは暖かいんですねー!」そのような感じで満面の笑顔で気軽にお話しされたのが総師範との始めの会話だったと記憶しています。とても気さくな方だ!と嬉しくなったのを覚えています。

小林総師範と笠原先生がアメリカにセミナーの為にいらしてから八日目でしょうか、シカゴのセミナーを終えられて、ここサンディエゴに到着されました。Aikido Association of America代表の豊田先生、Aikido Associate Internationalベルギー支部長のコスターマン先生も交えて、皆さんお疲れも見せずに私が運転する車の中で楽しそうに、今夜行く予定のお寿司屋さんの裏情報や、シカゴで見たカブズの歴史的な優勝の瞬間に居合わせた事などをワイワイとお話しされている様子。かたや私はといえば、先ほど借りてきたばかりのでっかいレンタルワゴン車の運転席にちょこんと座り、「事故るなよ〜!ここでこのVIP達を殺してはならぬぞ〜!」と、一人変な脂汗を掻きながら、それを悟られないように涼しげな顔を装いつつ運転していたのでした・・・。

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私が今回与えられた任務は小林総師範グループの補助、運転、それからサンディエゴで行われるセミナーのオーガナイザーでした。日本語が出来る普通の日本人なばっかりに総師範のお供ができるという、何とも美味しい役柄を頂いてしまい、“すいません!初段のペーペーなのに!すいません!”と周りに謝りつつも、総師範や笠原先生からはしっかりと色々な情報やご指導をして頂き、役得以外の何物でもない生活を送ってしまいました。そのような邪念を持った私にでさえ、お二人はとても丁寧にご指導して下さり、学ぶ事が沢山ありました。

小林総師範はとても物腰の柔らかい、朗らかなお人柄の方でした。私がセミナー中にデモに呼ばれて緊張して何度も間違えてしまっても、何度も根気よく笑顔で訂正してくださり、私が出来るまで待ってくださいました。今回のセミナーでは道場毎に最後に前に出てきてその場で習ったことを披露していく場面が多々あったのですが、ある日総師範とお話中に「うん。あんまりないでしょ、こんな風に競わせることって。でも、楽しいかなと思って。皆さん楽しそうだよねー。」と笑顔でお話しされて、お茶目な面も見せてくださいました。

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でも一番私の中で印象に残っているのは、小林総師範の合気道に対する強い信念です。私はマッサージ関連の仕事をしていて総師範のマッサージもサンディエゴ滞在中に何度かさせて頂いたのですが、サンディエゴに着いた次の日の筋肉は見事に疲労していらっしゃいました。2回目、3回目と徐々に体の状態は良くなっていったものの、足に少し痛みが出たりと、実際に状態がわかっているこちらとしては心配をしておりました。

でもサンディエゴのセミナーがあった3日間、総師範はその全てのセッションをご自分でご教授されました。裏側から見ていた者としては、痛みがあるだろうことも承知していましたが、総師範のお気持ちを汲んで何も申し上げませんでした。私に出来ることは、ただただ総師範の気持ちに添えるように、何か必要な時には直ぐに準備できるようにすることぐらいでした。傘寿を迎えられた方が、これだけのバイタリティを持って100名以上もいる合気道家の輪の中心に立ち、尚且つ笑顔を絶やさずに合気道を教えていらっしゃるというこの事実は、見ているだけで私には感動を覚えました。

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ある夜、メキシカンのレストランで大きなマルガリータをお召し上がりになってほろ酔い気分になった際に、私にちょこっとご自分の合気道人生のお話をしてくださいました。合気道が大好きで、女神様とご結婚されてご自分のご実家のお仕事を継ぐことになった際にも断ってしまい、飛行機関連のお仕事につかれたのにも関わらず3ヶ月で辞めてしまった。でも、それがなければ今の合気道小林道場はなかった、と。合気道が好きで、大好きで、それだけを真摯にずっと追ってきた小林総師範。総師範の以前書かれた本の中にそれを裏付ける言葉があります。

“本物は、地道な鍛錬を通してのみ手にすることができます。力を出し惜しまず、汗と涙を存分に流してこそ、風雨に倒れぬ大輪の花を咲かせることができるのです” (引用:我が道 合気道)

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私は今回実際に小林総師範のお人柄に触れることが出来て、また笠原先生の屈託のない明るさに支えられて、自分に課せられた任務も楽しく、とても学びの有るものになりました。この機会を与えてくださったAAAの豊田先生に感謝すると共に、小林総師範の信念に触れた者の1人として、いつか、雨にも負けず、風にも倒れぬ私自身の大輪の花を咲かせられる様、地道な鍛錬をしていこうと心に誓いました。
小林総師範、笠原先生、心から感謝致します。

敬具
剣心館道場
加寿代(Kay)Lee

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Sensei Kobayashi - demo 10


Sensei Kobayashi addressing participants




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December 07, 2016

シカゴでの総師範講習会に参加して

シカゴで11月3日から6日までにかけて行われた総師範講習会に参加した所沢道場の下高原可弥さんの寄稿を掲載します。

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 今年の野球日本シリーズでは日本ハムと広島カープの激戦が連日報道され、野球ファンでない私でも、「広島が32年ぶりに優勝したらどれくらいの盛り上がりになるのだろうか」と注目していました。ご存知の通り、優勝は日本ハム、「32年ぶり」は見られませんでしたが(日ハムファンの方ごめんなさい)、なんと、もっともっとすごい「〜年ぶり」をシカゴで体験することになりました。

 もちろん合気道稽古目的で訪れたシカゴです。ところが、到着したシカゴではまさに日本シリーズ再来のような熱狂が・・いや、もっとすごいことが起きていました。野球ワールドシリーズ真っ最中、108年ぶりの優勝を狙う「シカゴ・カブス」対68年ぶりの優勝を狙う「クリーブランド・インディアンズ」。もう想像のつかない年数で、108年前なんてどんな時代だったわけ?と思ってしまいます。(日本はまだ明治時代だった!)私がシカゴ到着の日からシカゴ・カブスが2連勝し、108年ぶりの優勝を手にしました。優勝がかかった最終戦はスポーツバーで観戦。5時間にわたる熱戦でしたが、観客全員総立ち、ものすごい熱狂ぶりでした。私もにわかカブスファンになったのは言うまででもありません。数日後の優勝パレードもちゃっかり見に行き、歴史的瞬間を肌で感じてきました。シカゴ市民250万人のところ、パレードは500万人の人出だったというからすごいことです。東京で行われたリオオリンピックメダリストパレードの80万人の人出とはえらい違い・・・。シカゴ市内はカブスのTシャツ・トレーナー・帽子を着た人だらけ!電車でも街中でもみんな歌っていますし、どこもかしこもみんな最高の笑顔でテンションマックスでした。そんな状態のシカゴでしたから、毎日の合気道稽古のあとはカブス話題もちきり。すごいタイミングで訪れた自分に鳥肌がたってしまいました。

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 今回、参加させて頂いたのは、シカゴに本部があるAAA主催の合気道セミナー。シカゴAAAは2年前に一度稽古に訪れており(私、当時、一瞬だけテネシー州に住んでおりました)いつかまた稽古に行きたいと思っていたところです。総師範がシカゴAAAに行かれるということを年始に知り、すぐ手帳に記載するも、仕事や家庭のことなどでなかなか決断ができずにおりました。ましてや今私は神奈川県藤沢市に住んでおり普段の稽古すらなかなか行けない状態・・が、9月末の山中湖で行われた総師範傘寿記念合宿に参加した勢いでその場でシカゴ行きを決断、思い切って行って、本当によかった!

 AAAでの初日稽古は、稽古前にまず総師範のスペシャル合気道講座。AAAを立ち上げた故豊田師範とのご関係、当時の思い出、総師範ご自身の合気道歴史など、笠原先生の同時通訳付きで解説があり、また最後には自由に質疑応答タイム。すべての質問に丁寧に答えられていて、とっても貴重な時間でした。そのあとの総師範稽古も、大学の体育館で行われた週末の総師範セミナーもすべてすべて本当に楽しかった。稽古中に何度も「できたか?」と、総師範も笠原先生も声をかけてくださり心がほんわかしました。参加されたみなさんは、「翁先生の直接のお弟子さんにご指導いただけるなんて本当に光栄です。来てよかった!総師範の稽古はすごく楽しかった!」と言っていまし、また、AAA現代表の豊田先生は「父(故豊田師範)を支えてくれ、また父が急逝したあとに私を支えてくれた小林先生をシカゴにお呼び出来たことがこの上ない喜び。本当に光栄です」と言っていました。尊敬する総師範をそんな風に思ってくださるみなさんにもとても嬉しかったですし、その場にいれたことが本当に幸せでした。

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 AAA傘下道場で懇意にしている方の家にホームスティさせていただいたり、週末のセミナー中は同大学の寮に泊まったり、現地の道場の方々とほとんどの行動を共にさせていただきました。おかげさまで新しい、たくさんのお友達ができ、みなさんとたくさんのコミュニケーションが取れ、アメリカそのものを肌で感じ、濃厚すぎる一週間でまだまだ帰りたくなかった〜〜〜(笑)。困ったことといえば、「カヤ、お前は合気道の哲学・精神になにを感じるか?共鳴するところは何か?」なんて聞かれ言葉に詰まったことでしょうか・・・。みなさん本当に勉強熱心稽古熱心で感銘を受けます。

 シカゴセミナーのあと、総師範と笠原先生は引き続きサンディエゴのセミナーに向かわれましたが私は帰国の途へ。もう数日アメリカに滞在出来ていれば、もう一つの「歴史的瞬間」・大統領選を現地で体験できましたが、無念。

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 合気道を通してたくさんの方に出会う喜び、また稽古できる幸せ。合気道がまた好きになった一週間でした。日本に帰ればまたなかなか稽古のできない日々ですが、だからこそ、細くてでも長く続けていこう、と改めて思わせてもらえた貴重な経験でした。出会ったすべての方に感謝、小林道場に感謝。総師範、笠原先生、本当にありがとうございました。

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カブス・合気道・カブス・合気道・・・


所沢道場 下高原 可弥


kobayashidojo at 22:02|Permalink

November 16, 2016

南米講習会と審査

 小林幹雄指導員の南米指導に同行した保谷教室の今野弘子さんの文章を掲載します。

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 10月5日から10月20日までの15日間、南米講習会について行くことになりました。
小林幹雄先生の予約をした同じ航空券が取れたこともあり思い切って同行させていただきました。
 チリ アルゼンチン ウルグアイは直行便がなく、アメリカ経由かヨーロッパ経由で行く事になります。今回はヨーロッパ経由で行きは、成田―ローマ―チリ 帰りは、チリ―
パリ―成田で移動時間が長く初めての経験でした。それは地球を半周したことになります。

 チリではラウル先生の光道場での講習会、7日に2回、8日に4回行いました。今回は
審査はありませんでした。フィットネスクラブの2階にありいろいろな人達の目に触れるようで合気道を広めやすい環境と思いました。
 会員の人達は、皆真剣に幹雄先生の指導を聞き、動きを確認していました、また講習会のあいだラウル先生の奥様がビデオを撮影し、ご夫婦でこの講習会を盛り立てていました。

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 講習会の合間にはラウル先生の自宅でのバーベキューパーティーやアンデス山脈を
背景にしたプライベートワイナリー、オーシャンビューの港、サンチアゴ市内の観光
とても楽しい時間を過ごしました。

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 10月10日サンチアゴから飛行機でブエノスアイレスに行きラプラタ川を船で渡りモンテビデオに到着しました、ウルグアイでは高級別荘地のような場所にあるアレハンドロ先生の道場(感謝道場)での講習会、審査。そして海辺(大西洋)のリゾート地に近い、ゴンザレスさんのみそぎ道場(ゴンザレスさんは大工さんのようで、手づくりの自然素材をつかった道場でした。)では子供クラスの講習会も行い、言葉はわからないけれどとても楽しい講習会でした。講習会の合間にはウルグアイの美しい海岸線や景色堪能しました。その日に捕れた魚料理を出すレストランでの食事、素敵な中庭のある中世のホテルでの宿泊・パーティーでは生演奏(会員の方が音楽家)そこでは鈴木康真ご夫妻もいらして久しぶりに日本語での会話をしました。

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10月14日再びモンテビデオからラプラタ川を船で渡りブエノスアイレスに到着
体育館の中の施設での講習会。そして審査では初段から四段まで12名の方々が受験し全員合格されました。 パルマ ロバートさんの道場(ガラス張りのとても明るい美しい道場)での講習会は主に幹雄先生が主体でしたが、アレハンドロ先生、パルマ先生の講習もあり勉強になりました。
 
ブエノスアイレスでは、オペラ座の見学(とても立派な建築でいまでもコンサートやオペラの公演がありその日は舞台の用意がなされていました)、町の中心にある立派な墓地(観光コースになっているので見学者が多く、ここに埋葬される人々はかなりの名家や、アルゼンチンの歴史に功績のあった人のようでした)も案内していただきました。

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 10月17日空路ブエノスアイレスからチリに戻り、10月18日にパリ経由成田に向け帰路につきました。南米は予定通り進むことがないと聞いていたので心配でしたが、今回は
予定通りでしたのでラッキーでした。

 南米講習会・審査に行かせていただき皆様に大変お世話になりました。どの講習会でも、会員の方は真剣にお稽古をして休憩中なども幹雄先生に質問・技の確認を行っていました。
 日本に住んでいる私はいつでも小林道場の先生方に教えていただける環境にいることを
幸運なことだと感じています。

保谷合気道会 今野 弘子


kobayashidojo at 11:26|Permalink

October 25, 2016

傘寿合宿に参加して

 先日行われた総師範傘寿合宿に参加した、小平道場の中村さんの感想文を掲載いたします。

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 今回、初めて小林道場の合宿に参加させていただきました。
行きの車では、総師範と同乗させていただき、戦時中の疎開の話など、大変貴重なお話を聞かせていただくことができました。

 合宿先の道場には、小林道場に関する写真が貼ってあり、小林道場の歴史を感じることができました。合宿には、世界中から参加者がいらっしゃっていて、様々な国の人と稽古をすることができました。総師範、道場長、白川先生にご指導をしていただきました。白川先生の稽古には、初めて参加させていただいたのですが、後ろ両手取りからの様々な捌きがとても印象に残りました。

 富士山も少し見れたようですし、温泉にも入ることができたので、外国から来られた方にとっても、素晴らしい環境で稽古ができたのではないかと思いました。

 パーティは、道場生のパフォーマンスや総師範の看板作成など、大変盛り上がりました。合気道を50年以上稽古されている方とお話をさせていただく機会があり、開祖を実際に見た時のことなど、大変貴重なお話を聞かせていただくことができました。

 最終日には、演武大会があり、様々な国の方々や先生方の演武を見ることができました。国によってそれぞれ個性があり、楽しんで見ることができました。
 今回の合宿のように、合気道を通じて、様々な国から大勢の人が集まって交流することは、とても素晴らしいことだと感じました。今回の合宿で経験したことを糧に、これからも稽古を続けていこうと思います。

小平道場 中村 勝哉

kobayashidojo at 08:29|Permalink

October 17, 2016

デンバー内弟子体験記

 今年の夏にアメリカ・デンバーの日本館で内弟子を体験した、福島県いわき市にある東湖塾の鈴木君と橋谷田さんから報告が来ていますので掲載します。

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 今年の夏、7月22日〜8月22日の1ヶ月間、アメリカはデンバーにある日本館で合気道の稽古をしてきました。日本へ帰国してから約2週間が経ち、今はこちらの生活にも慣れたように感じています。日本館での稽古もそうでしたが、デンバーで過ごした内弟子生活は、毎日が日本とはまるで違う新鮮な刺激の連続だったことは今でもよく覚えています。感想文を書くに至って、日本館での貴重な経験の数々を振り返っていきたいと思います。

 私にとってアメリカとは未知の国であり、体力的な問題よりも言語や文化といった生活面での問題に様々な不安がありました。また海外渡航は初めての経験で、飛行機に搭乗する直前までは「本当にデンバーまでちゃんと行けるのか?」と心配ばかりを募らせて何度もチケットを確認していたことも記憶しています。しかしながら、私の心配は杞憂に終わり、道中はアクシデントもなく、デンバー行きの直行便は無事にデンバーの国際空港に到着しました。ただ入国審査の時に英語が聞き取れず、係の人に通訳を呼ばれて焦ったことは、今では良い思い出です。
 デンバーに到着したのは、現地時間で午後13時頃。初めてデンバーに降り立った際、日本よりも気温が高いが湿度は低いという第一印象を持ちました。空港のロビーでエミリー先生と先輩内弟子のシアンさんと合流した後、間もなく日本館へ到着。部屋に荷物を置き、早速、その日の午後にある稽古に参加させて頂きました。道場は大人数が練習できるほどとても広く、稽古中はとにかく活気に満ち溢れていました。稽古中は全てが新鮮で、初日から日本では経験したことのない技を体験し、技術だけではなく、一緒に稽古をした現地の先輩方の温かさにも触れました。1回の稽古の時間の中で、とてもよい勉強をさせて頂いたと思っています。そして、日本館の内弟子として新たなスタートを切れたのだと実感したのだと思っています。

 本間先生はとても優しく親しみやすい方でした。内弟子全員で同じテーブルを囲んで食事をした時も、最近あった世間話やA.H.A.Nなどの経験談に至るまで詳細に教えて頂きました。その際、まだあまり良い動きをすることができなかった私にアドバイスをして頂いたことは今でも感謝しています。先生のアドバイスはいつも、明日の稽古への原動力となりました。ありがとうございます。

 いよいよ8月になると、毎日先生の稽古があります。先生の稽古の時間には、とても広い道場が窮屈に感じられるほど大勢の人数で稽古を行います。そのほとんどが袴を履いた有段者の方々で、稽古の相手をされる度に、手や足腰の使い方などを丁寧に教えて頂きました。また、稽古を通して内弟子や先生との交流も深まっていきました。先輩方の技術や気合いには終始圧倒されてしまいましたが、合気道に対する熱意を直に感じられ、自分自身も「頑張ろう」と奮起できる自信に繋がりました。毎日あったバレラ先生の内弟子クラスでは、全身を使った運動やパートナーと協力して行うトレーニングといった、合気道とはまたひと味違った稽古を行いました。元々私は体力のある方ではありませんでしたが、日本館に内弟子として4週間生活して、以前にも増して基礎体力や筋肉がついたと思います。それだけではありません。日本館で学んだことは、私のこれからの将来に対して前向きに進んでいくための自信にもなりました。

 濃密な時間を過ごした内弟子生活でしたが、毎日稽古に時間を追われていたわけではありません。稽古以外の時間は、主に道場内の掃除や洗濯、(疲れた時はベッドで仮眠)等をして過ごしました。無論、道場外での活動がなかったわけではありません。先輩方と一緒に道場の近くにあるダウンタウンへショッピングに出かけたり、富士山より標高の高い山へ登ったり、川でレジャーをしたり、本間先生と内弟子全員で様々な国の料理を食べたりと、デンバーでしか体験できない楽しみも存分に満喫してきました。最初のうちは平日の昼間はベッドで休息をとっていることが多々ありましたが、内弟子生活に慣れてくると、近くにあるスーパーまで先輩と出かけることも多くなりました。「時差ボケには太陽が一番」と本間先生が仰っていましたが、実際、太陽の光を浴びると体が生き生きとし、気力が何倍に湧き上がりました。合気道とは稽古ではない時間の過ごし方こそが、最も重要な修行であるのだと実感しました。本間先生のアドバイスがあったからこそ、私は最後まで内弟子生活を全うできのだと思います。

 最後に、4週間本当にお世話になりました本間先生をはじめ日本館の先生方、内弟子の皆さん、3月に研修でお世話になりました小林道場の小林弘明先生並びに各先生方、日本館の内弟子を推薦してくださった忍山先生に厚くお礼を申し上げます。今後もさらに精進して参りますのでよろしくお願い致します。

東湖塾 鈴木聖崇 記

橋谷田さんの報告はこちらからご覧下さい。




kobayashidojo at 10:57|Permalink

October 10, 2016

総師範傘寿記念合宿@山中湖

 平姓28年9月24日(土)25日(日)山中湖スペランザ丸石にて、小林保雄総師範傘寿記念合宿がとり行われました。今回の企画は、スウェーデン弥栄道場のウルバン師範と小林弘明道場長の発案により実現しました。ウルバン師範より総師範の80才の誕生日を全世界の小林道場門下をあげてお祝いしたいと提案があったのです。その結果世界25カ国150名、国内より100名、合計250名の参加がありました。当初170名で募集をかけていた為、急遽近接の宿を2つ確保することとなり、海外からの多くの参加者の為、大型バス2台とマイクロバス1台をチャーターして、山中湖まで送迎しました。

 初日土曜日のスケジュールは、道場長による講習会、総師範が創設した明治大学合気道部出身の仙台神武錬成塾白川勝敏師範による講習会、会場を移し記念祝賀会を行いました。講習会会場は230畳ありましたが、大柄な海外からの参加者も多く手狭でした。海外指導経験の豊富な道場長の稽古では、道場長が大きな動きで範を示し、皆汗だくになり稽古をしました。白川師範の稽古ではいろいろと捌きを変化することにより、基本技がより奥深いものになることを体験しました。稽古後、希望者は近接の温泉施設「石割の湯」「紅富士の湯」にバスで向かい、日本の温泉を堪能しました。食事後の祝賀会が行われ、総師範は黄色のちゃんちゃんこと帽子に着替えました。ハッピーバースディの大合唱の後、福島武道館追分拓哉師範から贈呈された樽酒をケーキ代わりに勢いよく鏡開きしました。

 ウルバン師範による乾杯の発声により祝賀会は始まりました。今回余興として飯能道場山本航大氏によるお神楽が披露されました。山本氏によるプロの妙技に会場は歓声が上がり大いに盛り上がりました。総師範が小平道場用の看板に書を記した後、各国による総師範へのプレゼントの時間となりました。総師範の名前の入った服、置物、掛け軸、大量のお酒、変わったところでは松茸など、皆様々なものをプレゼントしてくれました。(総師範が自らプレゼントを小平道場の事務所に飾り付けていますので、小平道場にお越しの際は是非御覧ください)

 最後に総師範による謝辞のあと、府中道場石村国興師範による3本締めで会は盛況の内お開きとなりました。お引きとして、コップと総師範の手形とサインの入った色紙とどら焼きが総師範の手によりひとりひとりに配られました。
皆興奮冷めやらず、そのまま飲み続けている人も多くいました。私もここからあまり記憶が鮮明でないのでよく覚えていませんが、指導員皆国際交流に励みました。

 傘寿合宿2日目は朝6時半からの増田指導員による朝稽古から始まりました。
前日は天候が優れず富士山が全く見れませんでした。稽古の途中で急に晴れ間が覗き、富士山が見れるようになったので、稽古を早めに切り上げ、道場近くにある野外ステージにて、富士山をバックに記念撮影をすることになりました。雲が少しかかったきれいな赤富士に皆感動していました。
朝食後、総師範による稽古が行われました。今回参加の25カ国からそれぞれ代表を呼びたし総師範自ら、受け取り行いました。総師範の受けに皆驚き、拍手が沸き起こりました。笑いの絶えない和気合い合いとした総師範らしい稽古で皆大いに楽しみました。

 総師範稽古の後、各国代表と国内代表師範による演武会が行われました。各国それぞれ特色のある演武の後、小林道場指導員、研心会畑山憲悟師範、神武錬成塾白川勝敏師範、小林弘明道場長の演武の後、総師範が演武を行いました。

 実は演武会の前に総師範より「どの国の人を受けに使っても不公平に成るから、今回指導員が皆受けを取りなさい。最後に道場長と親子演武をするから・・。予想外のことをしてみんなを喜ばせよう」と配慮とサービス精神のあるお言葉頂き、急遽指導員がみんなで総師範の受けを取ることになりました。
各指導員が受けを取った後、道場長と受取交代の親子演武を行いました。最後に道場長が腰投げで総師範を投げる際は、皆が歓声を上げ、大きな拍手が巻き起こりました。
最後に白川勝敏師範による手締めで全行事つつがなく成功裏に終了致しました。
今回総師範に寄せ書きとして各国の言葉で「10年後に会いましょう」という言葉を書いてもらいました。その言葉通り、皆元気に稽古を続けて10年後にまた会いましょう。

 今回参加された国内海外の皆様、またご協力頂いた方々、本当にありがとうございました。
総師範の傘寿をこのような形でお祝いすることができ、指導部として本当に感謝しております。これからもどうぞよろしくお願い致します。

合気道小林道場指導部
小柳俊一郎

合宿の模様はこちらでご覧下さい。


kobayashidojo at 10:14|Permalink

September 23, 2016

総師範指導法

 総師範の韓国訪問にあいたり、大韓合気道会の成 周桓さんが感想文を書いてくれましたので掲載します。

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 毎年全日本合気道演武大会の映像がインターネットに上がってくると、韓国をはじめ、全世界の生徒たちは各自、自分が好きな師範の映像を探して勉強し、楽しむ。だが、最近個人的には、個性満点だった開祖の直弟子たちの演武がますます減る一方、画一化されて派でな演武ばかりになる傾向が強く、切ないと感じている。

 その中でも、小林総師範は、相変わらず自分の物を守っている。他の師範たちの華やかな演武の隣で、一見地味な基本技だけを、毎年欠かさず演武している。尊敬すべきお姿だと心の奥から思っています。

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 私は来年、自分の道場を開く計画を持っています。今までのように単純に自分の稽古しか考えるのではなく「一人でも多くの人に合気道を」ができるように努力すべき立場になりました。
合気道に入門してから20年、今まで自分自身の上達だけに打ち込んできた私としては、人を合気道好きにさせるには、どうすればいいのかと悩むようになりました。他の指導員と話し合うと、いつも同じ結論が出ました。 「小林総師範のように。」

2年ぶりに小林総師範が韓国を訪問して講習会をされた。 80歳を迎えおらにもかかわらず、総師範はまだまだ元気で若く、指導方法もいつもと変わらない。
1)一緒に準備運動をする。
2)生徒たちにやりたい技を聞く。
3)人を指名し、技をさせてみる。
4)説明は一切なく、ただご自分の身をもって範を示す。生徒が出来るまで待ってくれる。
5)学生の技を直接受ける。
6)こういう流れの中で笑いが絶えない。
総師範が私を相手にし、腰投げを示したとき、180cmの身長に90kgの巨漢である私を軽く背負ったまま数回スクワットされた後ポーンと投げた。その姿に、みんな驚きながらも笑った。 80歳という年齢は数字に過ぎないということを総師範は説明せずに、ただ見せてくださるだけだった。後で言われたが、投げられた私もパッと笑っていたという。

 講習会場には、10数年以上稽古してきた人から、半年くらいの経験だけの人など、様々な人が集まる。彼らを相手に難し過ぎる技も、あまりにも容易な技もいけない。総師範は絶妙に、このバランスを取っているのだ。
 黒帯の生徒は、レベル高い、鮮やかな技を学ぶことを望む。しかし、総師範は逆に基本技を中心に教える。最初はがっかりしていた人も、すぐ自分の基礎不足を痛感し、反省する。
初心者は、まだ何がなんだか判らない。だからこそ、基本技を中心に教える。基本技であるため、初心者も気持ち良く真似することができる。正に「基本の重要性」を無言で伝えるのである。
 そして総師範は生徒たち細かい動作に気を送るより、大きく力強く動くのを優先する。一見、表には地味だが、しっかりした基本の裏は奥深く、強い威力を発揮する。
今回の総師範の演武の時、受け身に自信を持っている3人が出たが、「全ては予想通り」バカにされた。総師範に捕まえた瞬間、激しい遠心力と求心力に巻き込まれ、これは本当に辛い。しかし、見ている人には楽しい光景だから、総師範の受けになることは「私がバカになって、皆さんを楽しませるべし」という覚悟が必要だと思う。

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 でも、もしかして総師範の地味な技を感じてほしいと思う人には、こう答えたい。「一度、安全ベルト無しでジェットコースターに乗ってみな」と。 基本技は怖い。
 私は最近、自分のブログに総師範の自伝「私が道、合気道」を韓国語に翻訳している。 2004年に最初に出版された当時にも総師範の許可を得て翻訳したが、12年が過ぎた今、完全に書き換えるようにしている。幸いに合気道は勿論、他武道の生徒たちからも良い反応を受けている。
派手な美辞麗句はありませんが、強要せず淡々と「自分が歩んできた道を話している」のが、むしろ合気道の歴史と精神を韓国人に理解させるのに役立っていると私は確信している。

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 なお「合気道の歴史的証人」としても総師範は非常に重要な人物である。開祖と2代道主の技と精神をそのまま伝授する機会もさらに減っている。そのような点で、小林総師範が、現在80歳の高齢にもかかわらず、まだ元気で若く現役で指導することは、非常に嬉しく感謝すべきである。
 このように一日中かかって文を書いていると、なぜ私に「総師範の指導法」というテーマで記事を書かせた理由に気付くようになった。総師範は、私は総師範の指導法をまとめて見て、これを来年開くことになる私自身の道場が「一人でも多くの人に合気道を」が出来るように活用することを望んだのではないかと。そうだったら総師範の深いご配慮に心を込めて感謝する。
小林総師範、誠にありがとうございます。

大韓合気道会 成 周桓


kobayashidojo at 13:01|Permalink

韓国に同行して

 総師範の韓国指導に同行した府中道場の加藤さんの感想文を掲載します。

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 2016/9/3に韓国で行われた第22回全国合気道演武大会と講習会に同行させていただいた府中道場所属の加藤です。

 韓国へ訪れるのは10年ぶりです。韓国到着から演武会まで空き時間が有ったので街を散歩してみましたが、前回訪れた時より都市再開発が進み、高層ビルの立ち並ぶ風景に時の流れを感じました。
演武会場へ向かい大韓合気道会の皆とマット敷きを一緒に行ったのですが、韓国の合気会員は兵役経験が有るからか前腕筋、上腕筋が発達していました。インターネットで調べると韓国人の男性平均身長 173.7cm,日本人男性の平均身長 170.3cmとの事ですので平均的な日本人より1回り体が大きいようです。

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 会場設営後、今回の演武会主催者である大韓合気道会会長のユン先生と小林総師範、小柳先生、新座道場の福島健太郎さんと合流しました。ユン先生とは岩井合宿と京都でご挨拶させていただいたことがある程度の面識で、道歴の浅い私はユン先生の事をよく存じ上げていなかったのですが、韓国キックボクシングの元チャンピオンで、以前指導していた韓国警察から「虎」の異名で呼ばれる先生です。色々な武道を経験され、成功したキャリアを捨てて合気道を行っている話を聞き、何故と思い日本語の上手なユン先生の奥様にお尋ねしたところ、生涯武道として行える合気道と小林総師範の技と人柄に魅せられ合気道を始め今日までいたるとの事でした。言葉は通じなくても分かり合えるのは武道の素晴らしい点ですね。

 小林総師範の講習会時間となり、変化技から受身まで幅広く指導されていました。合気道で一番最初に教えてもらい、一番使う技となる受身ですが、体を痛めない受身を改めて教えていただき受身の大切さを改めて再認識しました。

 講習会後は、大韓合気道会の演武会が始まりました。参加者170名、済州島(日本でいう沖縄のような離島)からも参加されている会員もいて熱気溢れる良い演武会でした。演武会後の懇親会では、豪勢なバイキングを味わいながら小林総師範の誕生日会も行われとても楽しい会でした。

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 翌日9/4は小柳先生の講習会となります。立ち技稽古の後に、座技呼吸法の稽古を行いました。講習会後の食事会ではビールに焼酎を混ぜた爆弾酒で歓迎してもらいました。韓国のビールは度数が低いので焼酎を入れるとホッピーのような味になります。練習後のビールはより美味しいので飲み過ぎてしまいました。

 翌日は小林総師範の雑誌インタビュー後にユン先生家族とカニ料理屋へ。店内は韓流スターの写真がたくさん飾られ人気店のようです。「カンジャンケジャン」と呼ばれるカニ料理は宮廷料理の1つらしく甘くしっとりした渡りカニに特性醤油が絡みとても美味しいです。日本にも支店がある様なのでまた行ってみたいと思います。

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 私は日本国外の講習会は初参加だったのですが、気さくな韓国合気道会員との新しい交流もできたことや、旅行時には行かないような美味しい韓国料理店に行けてとても楽しい思い出になりました。時間の都合がつくようでしたら皆様も韓国の講習会に一度参加してみてはいかがでしょうか❕楽しい旅になると思います。

府中道場 加藤 充理



kobayashidojo at 12:31|Permalink

August 04, 2016

武蔵村山市合気道会演武大会

 去る7月31日(日)に武蔵村山市合気道会の演武大会が開催されました。
その様子を武蔵村山市合気道会の塩森さんに書いていただきましたので掲載します。

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武蔵村山演武会1_20160731


 7月31日(日)に数年ぶりの武蔵村山市合気道会の演武大会を開催しました。ここ数年は会員数が減ってしまい、大人クラスは村松師範、佐久真会長と私だけという日もあり淋しい稽古日もありましたが、最近は子供を入会させた親御さんも入会したり、会員が友人を連れてきてくれたり、また今年は中学生になった数名の子供たちが大人クラスへ加わったりなどのお蔭で常に10〜15名程度で稽古ができるまでに増えました。
 演武大会は以前から開催したいという思いはありましたが、なにせ一定の会員数がいないと準備や役割分担もままならない状況でなかなか開催することができませんでした。そんな中今年は会員も増え、演武大会を開催する人手は揃った!ということでようやく開催に漕ぎつけることができました。久しぶりの演武大会にもかかわらず招待演武には小林道場の皆さんをはじめ6団体もの方々に参加いただきました。そして大取りは9月に御年80歳になられる小林総師範の演武!

 演武のあとは皆さんお待ちかねの直会。会場から歩いて15分くらいのところにある沖縄料理店で美味しいお酒と料理を楽しみ、道場間の親睦を深めることができました。

武蔵村山演武会直会_20160731


 今回は演武会そのものの経験がない会員も多い中でなんとか開催することができて本当にうれしく思います。これもひとえに交流道場をはじめ会員のご家族、そして会員の皆様の温かいご支援とご協力があってこその演武大会開催になったと思います。真夏の暑い中、また東京26市で唯一鉄道駅がない陸の孤島とまで言われる武蔵村山まで皆さん足を運んでいただきありがとうございました。また次回演武大会も盛り上げていきたいと思いますので皆さんのご参加お待ちしています!

武蔵村山市合気道会 塩森

kobayashidojo at 17:28|Permalink

July 22, 2016

京都市合気道連盟設立35周年記念講習会

京都市合気道連盟の創立35周年記念行事が行われました。総師範に同行した福島五段の感想文を掲載します。

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京都1


 7月3日(日)に、「京都市合気道連盟設立35周年記念講習会」に参加してきました。
参加するきっかけは、5月にあった全日本合気道演武大会の際に、京都からお見えになっていた南先生からのお誘いでした。今年に周年行事があることを知らなく、その場では返事できませんでしたが、
せっかくのお誘いなので、何とか都合をつけて参加することにいたしました。

 前日、新幹線で京都駅に着きドアが開くと、ムッとする暑さ。気温35℃。
「京都の夏は暑い」と聞いていたとおりです。
夜は、ホテルの周りからお囃子が聞こえてきます。祇園祭りでした。なかなかホテルが取れなかったことが合点しました。

講習会に参加するため、10時に会場入り。会場は旧武徳殿。連盟の皆さんと会場の設営を行いました。設営を行っている間には、再開した会員の皆さんとあいさつを交わしました。
そんな中、以前は少年部に所属していた子を数名見かけました。
大きくなっているし帯の色も変わっている!!
時の流れを感じました。

京都3


12時から記念講習会です。
少年部から10名ほど参加していることに、総師範はすぐ気づき、準備体操の号令をかけさせるなど積極的に声をかけていきます。
飽きる暇を与えない総師範ならではの行動に感心していました。
講習会はひとつの技を複数のかけ方で行う、というものでした。京都の方々は、始めは戸惑っているようでしたが、じきに慣れ、
できるようになったことに喜んでいました。

講習会終了後は演武会です。
まず各道場の代表が演武を行いました。
道場の責任者が行うところ、親子で演武をするところ、講習会に参加した方全員が出る道場と各道場趣向をこらしたものでした。
その後師範演武として、南先生、坂根先生、最後に小林総師範が演武しました。
私は総師範の受けをする一人となりました。それまで京都の人で受けをすると聞かされていたのに、当日の指名で驚きました。
京都の人は先生の演武の受けをする機会が、ほとんどなかったので、あとで聞いたところ、いい機会をいただいた、と喜んでいました。

演武会終了後に慰労会が、鴨川沿いにあるお店で行われました。
会場はいわゆる川床です。
天気がさほどよくなく、雨が心配でした。始まったころはポツポツ降っていましたが、日が落ちるころには上がっていました。
雨が降ると川床では宴会ができなくなりますので、ほっとしました。
総師範も大変喜ばれていたようです。私も川床初体験で、ちょっと興奮していました。

京都2


今回は、次の日の仕事の都合上、日曜日に京都はなれることになりました。次回はゆっくりできたらと思いました。

最後になりましたが、京都の皆さまのところにお邪魔するようになり8年が経ちました。これからも機会をつくって一緒に稽古をしたいと思っております。

京都市合気道連盟設立35周年、おめでとうございます。これからもますます発展していくことを祈念いたします。

福島健太郎



kobayashidojo at 18:50|Permalink

June 17, 2016

内弟子を経験して

 この夏デンバー日本館へ内弟子研修に行く東村山道場島田君が事前研修として小林道場に短期内弟子研修を行いました。その感想文です。

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 私は5月26日から5月29日までの4日間、内弟子として所沢に住み込ませていただきました。その目的は私が夏休みに行く、アメリカのデンバー日本館での修行に向けた、事前研修でした。普段稽古を共にしている方々からは4日間しかないのか、と言われましたが、この4日間を見るだけで、わたしがいかに生活力に欠けた人間だということがわかりました。

初日の木曜日、海外からのゲストが大勢来るということもあり、寿司の出前をとり、夜稽古の後は飲み会をすることになっていました。その出前の電話を道場長から頼まれたのですが、普段あまり電話をしない、出前などは尚更しない自分は少し緊張してしまいました。途中緊張で変なことを言ったりすると、側にいる道場長に注意されました。寿司はしっかり時間通りに来たので良かったのですが、稽古中は自分がしっかり注文できたのか不安で仕方ありませんでした。

翌日の朝食作りはさらなる修羅場で、この時してしまったことは4日間で1番反省しなければならないことだと思っております。私は普段料理もほとんどすることがなかったので、(本当は自分が中心になって作業をするはずが)、同じ内弟子の仲間や宏美さんに教えてもらい、手伝ってもらい、なんとか作ることができました。しかし、作ったものが納豆チャーハンで、(それは悪くなかったのかもしれませんでしたが?)途中ご飯を焦がしたりしまったり、塩を入れ忘れたりしてしまい、指導員の方々からは酷評でした。それに加えて、作った自分が1番食べるのが遅かったり、会話への対応が遅れたり、指導員の方々にたくさん気を使っていただくことになってしまい、本当に申し訳ありませんでした。

また子供クラスに参加した時の自分の行いも反省しなければならないことだと思っております。まず子供に挨拶ができなかったこと、稽古の内容を把握できていなかったためか、行動が他の人より遅れてしまったことなどのことは大いに反省しております。前から子供クラスの手伝いをしていればこんなことにはならなかったのに、バイトの接客で子供にもっと愛想良くしていればこんなことにはならなかったのに、などとそれまでの自分がしてこなかったことを後悔しています。しかしこれを踏まえ、自分も子供クラスの手伝いをしてみたいとも思いました。

その一方で4日間の稽古は充実したものでした。この期間は5月28日に第54回全日本合気道演武大会が開催されたこともあり、海外から来た大勢の方々と稽古することができました。稽古後や演武会後の飲み会でもロシアやハンガリーの方々などと楽しくコミュニケーションが取れて、デンバーに行くモチベーションが上がりました。

また、この間初めて全日本演武大会に参加しました。当日私は道場長の鞄持ちという極めて重要な役割をさせて頂きました(こんなミスだらけの自分にこんな重役をさせて頂き、もう感謝しかありません)。そんな仕事をなんとか務めつつも、演武会は楽しく参加することができました。小林道場の演武自体はものの数分で、2人一組のペアになって、技を掛け合う、といった具合で、私は内弟子仲間のヤコブさんとペアを組みました。演武の瞬間はとても楽しく、2人で思いっきり技を掛け合えたことはとても良い思い出になりました(飲み会の後ヤコブさんには結構な迷惑を被られるのですが、、、)。そして、演武終盤、いよいよ総師範演武が待っていました。私は動画などでは何度かその演武を見たことがあったのですが、やはり生で見た時のその迫力は素晴らしいものでした。また受けの1人に今年3年間の内弟子生活を終えたレシェプさんの姿が見えました。レシェプさんには内弟子生活のことを教えていただいたり、楽しく稽古したり、何度も希望をいただいたので(レシェプさんがいたから私は朝稽古に行くことができたのかもしれません)、その受けを見ている時には、熱い何かがこみ上げてきました。

内弟子としての最後の稽古は所沢での山脇先生の稽古でした。この稽古もまた私にとって印象的な稽古となりました。普段山脇先生は私のような未熟な人は前に出さないのですが、この日は2度も(しかも稽古初めと終わりの両方に)前に出させて頂きました。最初の天地投げは、いつも私は人の手を"ギュッ"と持つことができないせいか、先生に思い切り投げてもらえることはあまりありません。しかし、この時は思い切り投げてもらえたのでとても嬉しかったです。最後の座技呼吸法の際には私が全然パワーがなかったせいか、「お前全然気迫がないじゃないか、こんなんでアメリカ行くのか?腕力でもなんでも良いから倒してみろ」と言われてしまいました。勝負事、腕力といったものが大嫌いで合気道を始めた私にとってこの言葉はとてもショックで今も立ち直れてはいないのですが、改めて考えてみると、デンバーに行く上で私のそういった合気道に関する考え方を根本から変えなければならない、そんなことを見事に言い合えられてしまった気がします。4日間内弟子を経験して自分には足りないものばかりだと身にしみて感じていましたが、最後にして最大の課題を山脇先生からいただき、内弟子としての稽古を終えることになりました。

最後になりましたが、ご指導くださった小林弘明道場長をはじめとする先生方、時に優しく、時に冷たく私を笑ってくれた、内弟子の皆さん、本当にありがとうございました。また、いつも未熟な自分に優しく指摘してくれる、宏美さん、レシェプさんには何度もお世話になりました。ありがとうございました。デンバーに行くまで1ヶ月弱となりましたが、少しでも皆様の役に立てるよう精一杯頑張ります。4日間本当にありがとうございました。

東村山道場 島田尚洋


kobayashidojo at 10:38|Permalink

June 03, 2016

総師範の受けをとって

先日行われた第54回全日本合気道演武大会で総師範の受けをした、小平道場の深澤さんから感想文が届いていますので掲載いたします。

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 新緑が綺麗な
2016年5月28日(土曜日)
第54回全日本演武大会が行われました。

私は今回越智さんとレジェップと共に
小林保雄総師範の受けをとらせて頂きました。

二月…
総師範から直々に全日本の受け
(この際は座技の受けということでしたが…。)の声を掛けて頂いたときは正直…
沢山受けの上手い先輩方がいらっしゃる中で私のような者が出ていいのだろうか…。私で大丈夫だろうか…。と不安もありましたが、周りの方々からや冷静に考えてみて
…このような光栄なことはない。
このような機会はもう二度とないだろう…。と思い直しまして
有り難く慎んでお受け致しました。

 私は全日本演武大会は娘の運動会と毎年重なっていた為
今まで一度きりしか参加したことはありませんでした。

 その時は、まだ白帯で会場全体に流れるの熱意や総師範の凄さや、合気道をこんなにも沢山の方々が励み、またこの演武会の為に多くの方々が携わり開催に至っていることを肌で感じて
ただただ胸がいっぱいのまま
あっという間に終わったのを覚えています。

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写真:後列左側が深澤さん


今回は総師範の受けをとらせて頂くということで
前日から緊張状態です。
総師範の受けをとらせて頂くのも初めてな上、全日本演武大会という大きな舞台で総師範の受けをとらせて頂くなんて!!
考えれば考えるほど緊張感は増していきます。

演武の直前に改めて総師範に
「先生、私は座技の受けですよね?」と確認したところ
総師範は「それは分からない…。」とにこやかに首を横に振ります。

座技を中心に稽古に励んでいた私は内心…
「えぇー!」(´ロ`ノ)ノ、と
思いましたが、もう演武の直前…。
気持ちを新たに
一生懸命受けを努めよう!と自分に言い聞かせましたが…
心臓はバクバクしていました。

演武がはじまってからは
無我夢中でした。
途中、緊張して硬くなっていたであろう私に総師範は
「大丈夫か?」と優しい口調で声を掛けてくださいました。
総師範の技は本当に言葉ではいい表せない程、凄くて素晴らしくて
その受けをとらせて頂きまして
とても感動しました。
と同時に自分の未熟さを痛感しました。

私の受けの時間は
短いような長いような時間でしたが実際には1分程の時間。
その時間はとても貴重な素晴らしいものでした。

そして総師範の素晴らしいところは
全日本演武大会の受けを会員の中から男性、女性と毎年メンバーを替えて
お声を掛けてくださることです。

「ひとりでも多くのひとに合気道を」の思いや
分け隔てなく私たち会員のことを思ってくださる
総師範の愛情溢れるお人柄あってのことだと感じました。

この素晴らしい貴重な機会を与えてくださった小林保雄総師範はじめ、指導員の先生方に感謝気持ちでいっぱいです。

また、合気道を愛してやまない会員の皆様と共に稽古にする時間は私にとって楽しい時間です。

末筆ながら
今後共宜しくお願い致します。

小平道場 深澤恵

kobayashidojo at 11:00|Permalink

May 26, 2016

第四回日韓伝統武芸人交流会に参加して

 去る5月21日に埼玉県戸田市にて日韓伝統武芸人交流会が行われました。参加した草加合気道会の松田さんの感想文を掲載します。

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日韓演武会


 2016年5月21日(土)、埼玉県戸田市スポーツセンターにて、第四回日韓伝統武芸人交流会が開催されました。私は初心者ながら、この交流会に参加させて頂きましたが、非常に楽しく、かつ勉強になる貴重な体験になりました。

 この交流会では、韓国より10団体、日本より7団体の参加となっており、日韓の様々な武術を拝見させて頂きました。

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韓国10団体
韓国伝統武芸総連盟 1 テッキョン、2 二十四班武芸、3 禅武道、4 気天門、5風流道、6 韓武道、7 回転武術、8 武医丹空、9 詠歌舞踏、10 合気禅

日本7団体
1 慶応義塾大学空手木曜会(松涛館)、2 日本剛柔流空手道般若館、3 聖喜館、4日本合気道合気会、5 鹿児島空手道、6 居合道、7 ITFテコンドー連盟

 日本に様々な武術が存在するように、当然、韓国にも様々な武術が存在し、不勉強な私にとっては、韓国の様々な武術はとても新鮮で興味深いものでした。たしかに武道は伝統文化であり、今回の第四回日韓伝統武芸人交流会は、お互いの様々な武道の演武を通じ、お互いの文化を尊重する素晴らしい交流会と感じました。

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 私は合気道を始めて未だ半年足らずであり、合気道を始める前は、武道の演武に足を運ぶきっかけがありませんでしたが、演武を通じて韓国の文化に接することが出来ることを知り、合気道を始めたことでとても良い経験をさせて頂いたと思っています。

 正直、私は韓国の武道はテコンドーしか知りませんでしたが、テコンドーの蹴る、突くといったイメージとは全く違う多彩な韓国の武術が存在し、日韓伝統武芸人交流会の各武道の演武は、普段、武道に縁が無い人であっても、非常に興味深く映るのではないかと思いました。

 たとえば、流れるような動きの武術もあり、また、柔軟さと俊敏さの武術もあり、他にも、韓流の歴史ドラマから出てきたような服装と武器による演武や、これまで見たことのない武器を使った演武などが、鍛錬を積まれた方々によって披露され、非常に見入ってしまうものばかりでした。また、日本の様々な武道、流派の演武を、韓国の皆様は興味深く見られており、まさに貴重な文化交流の場でした。

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 合気道については、全員で団体演武を行った後、私が御指導頂いている増田道場長の個人演武が行われ、最後に小林総師範が黒帯の方々全員を受けにして総合演武を行いました。投げや抑え込むといった合気道特有の動きに、韓国の方々は興味を持たれている様子で、小林総師範が三教をとられた時には、私の近くにいらっしゃった韓国の方が、技を取られている側は痛そうと感じられたのか、ひねられた時に、「うわぁ」と声を漏らしていました。
又、増田道場長の個人演武での色々な投げ技に、一部の韓国の皆様が「おお」と小さく声を漏らしており、合気道の演武も他の武道の演武と同じく、興味深く映るのだろうと感じました。

 何よりも、韓国、日本の違いなく、各武道で多大な鍛錬を積まれた方々の演武は非常に見入ってしまうものばかりで、今回の第四回日韓伝統武芸人交流会に参加させて頂くことが出来、非常に有り難く感じました。

草加合気道会
松田 英志



kobayashidojo at 16:07|Permalink

合気大祭に参加して(困ったときの神頼み)

 去る4月29日の合気神社大祭に参加した小平道場の安田さんの感想文を掲載いたします。

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 毎年4月29日に行われる合気例大祭に行ってきました。これは一言でいうと開祖植芝盛平翁と二代目吉祥丸道主の慰霊祭です。今回は、総師範の送迎という重大なミッションをもった二年ぶりの参加となりました。大抵の行事は家族三人の参加ですが、成人限定となりました。

 小平道場を7時出発と伺っておりましたので、自宅を6時20分頃に出て道場近くまで来てみると、道を掃除している男性と女性が見えました。道場の駐車スペースに車を停めていると、男性はお向かいの方だった様で直ぐに帰られました。もう一人の女性は道場側まで掃除を相変わらずされており、「随分几帳面な方がいるものだな」と呑気に眺めておりました。妻が総師範を呼びに行って戻ってくると、総師範の他に女神様と先ほどの女性が出てこられました。この時、御一緒する内弟子の林(リン)さんである事を初めて知りました。出発すると、車中は中国語講座に早変わり。そう言えば先生は、以前から中国語の勉強をされていたのでした。いつも前向き、興味・好奇心をお持ちの先生、道理でいつも若々しい訳です。

 朝食は常磐道の守谷SAでとるのが恒例の様で、ちょっと渋滞はあったものの8時半頃には到着。リニューアルしたオープンスタイルのレストランで朝食、ここで所沢を出発された道場長御一行と合流。今回もヨーロッパからの内弟子さん達が大勢参加される様でした。しっかり腹ごしらえをして再び常磐道へ。
 合気神社には10時半前には到着。「早過ぎもせず、遅過ぎもせず」と言うお話でしたので、往きは合格点といったところでしょうか・・・。車を駐車場に入れて合気神社に向かうと、見事なつつじが満開です。神社境内には既に大勢の人がいましたが、式典の最後には奉納演武があるため、とりあえず場所取りに行きました。

 さて、11時から愈々厳かな空気の中例大祭の始まりです。自分も含めて、日本人は不思議な民族だな、植芝盛平翁は神社に祀られているのだから、神なのかな?!・・・。一緒に参列している内弟子さん達はどんな風に考えているのかな?等と考えているうちに祝詞の唱和となりました。よく意味が分からないのに一通り唱えている自分の滑稽さを一方で第三者的に眺めている自分がそこにあり、これまた奇妙な感覚を持ちながらも、祝詞の唱和は終わり。同じ姿勢でずっと立っているため、そろそろ腰が痛いなぁ、と本殿を見ると、道主のお孫さん二人はきちんと正座をしております。これはいかん、不謹慎でした、と反省をしていると愈々奉納演武です。見ていて、やはり足腰の鍛錬が大事だなぁ、腰が痛くなっているどころではないぞ、と重ねて反省しました。

 その後の直会はいっとき暗雲立ち込めヒヤッとしましたが、「私は合気大祭で雨に降られた事が無い。」と総師範がおっしゃっていた通りになりました。総師範と道場長はその後、斉藤先生の道場を訪ねられた様ですが、愛宕神社参拝(これも小林道場の恒例行事らしいです)が控えていますが、お二人が中々出てきません。道場長は鶴の一声?の3秒後には出てこられましたが、総師範は依然御歓談中の模様です。「後はよろしくお願いします」、と道場長。小生の他3名の会員、一瞬「???」とわが耳を疑いましたが、現実は現実でした。更に待つ事30分、漸く総師範が戻ってきましたので愛宕神社に向かう事になりました。神社は山の上です。山道は妻の方が得意と思い運転は代わってもらい、先生は助手席に、小生は初めて後部座席の真ん中に座っていざ出発。「そこを右」「そこを左」と総師範のいつも通りの的確な道案内の筈と思いきや、かなりアルコールが入っていた御様子。何だか民家に突っ込みかけてしまいました。同行の会員さんもGoogle Mapで現在地を確認中も愛宕神社がいっぱい検索されてどうも上手くいきません。ついには「まず岩間駅に戻って!」これにはさすがに運転者も参り、「先生、ここでナビ入れます!!」結局一旦下山して再度登る事になりました。後で考えると途中までは正しかったのですが、ほんの一か所を間違えただけでミニ珍道中となってしまったのでした。

 神社の石段前に着いてみると、「後はよろしく」の先発隊は既に石段を登り切ったみたいで上から我々を眺めていました。アルコール満タンの筈の総師範はいつもながらとても80歳の方とは思えない足取りで、途中休憩は取られるものの足場の悪い急な石段を登って行かれます。残り30段位の所で上の方から「レジェップ、おんぶ」の声も何のその、ジェット噴射と共に完遂です!一応数えてみたら315段ありました。神社の前には、東湖塾道場長の忍山先生御一行もいらっしゃり、記念撮影となりました。暫し眺望を堪能後下山へ。

 このまま帰路と思いきや、石舞台の前で総師範の「演武!!!」まさか、畳無しでの2年前も内弟子さん達が入り身投げや四方投げをやっていたあれですか??間もなく、京都45周年講習会と同様にABC順でブルガリアからの内弟子さん達から始まり、レジェップさんの飛び受け身まで出ました。やれやれと息を抑えていたところ、「JAPAN 夫婦演武」の無茶ぶりにも石畳で入り身投げ(取りと受け)、どうせなら、と腰投げの受けもとってみました。「これすごいな、四段だな」と総師範(翌日、先生は覚えていないとおっしゃいましたが、確かにそう聞こえました(^-^;;))。最後は総師範の二人掛けでした。
帰りは大した渋滞もなく、後部座席では恐らく快適(?) に総師範も林さんも過ごされたと思われます。

 それにしても愛宕神社の石段を全部登る様子は、総師範の卓越した体力・気力・思いやり・・・学ぶべき点が多くありました。また翌日の土曜朝稽古では、いつも通り総師範の稽古があり「今年参加しなかった人は、是非来年参加する様に」との事でした。合気大祭でのお疲れは全く感じられず、自分達も80歳になってかくありたいものとしみじみ思いました。
今後とも御指導の程、どうぞ宜しくお願い致します。

小平道場 安田治生


kobayashidojo at 15:40|Permalink

May 25, 2016

講習会を受けて

 去る5月3日と4日に小林弘明道場長の講習会が宮崎県で行われました。その感想文を宮崎大学合気道部の亀澤君に書いてもらったので掲載いたします。

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 宮崎大学合気道部3年の亀澤勇です。合気道講習会に5月の3日と4日の2日間を通して参加させていただきました。今回は小林弘明先生の講習を受け、とても有意義な稽古となりました。また、この講習を受けて勉強になったことを3つ書いていきたいと思います。まず私が学んだことの一つとして実際の正しい動きを直に見ることの大切さというものがあります。本やビデオといったもので合気道の練習をするのも悪くはないと思いますがそれでは大まかな動き、また2次元的にしか理解することが出来ません。やはり実際の目で正しい合気道の動きを見ることで細かく、かつ3次元的に理解することが大事だと講習を受けて思いました。

 2つ目に学んだこととして多くの人たちと技をかけあうことの大切さがあります。合気道の技はかける相手の体格でかけ方が異なります。そのため様々な体格の人を相手にして技をかける練習が必要だと今回の講習会で実際にやってみて感じました。また多くの人と技をかけあうことで相手の技から学ぶことが多くあり大変勉強になりました。

 3つ目に学んだことは無駄な力を抜くということです。小林先生は講習の際に力を抜くというアドバイスを多くしていました。実際先生の技は力が抜けていて、かつ合気道ならではのなめらかで円を描くような動きでした。おそらく力が入ると動きが粗く直線的な動きになってしまうのではないかと感じました。私も稽古中になるべく無駄な力が入らないよう気を付けたいと思いました。

 今回の講習会では私を含めた合気道部員にとって多くの学びを与えてくれたと思います。これからも合気道を続けていく中できっと今回の経験が生きていくと思いました。本当に有意義な稽古となりました。とてもありがたく思います。

宮崎大学合気道部3年 亀澤 勇

講習会の写真はこちらをご覧下さい。(期間限定)


kobayashidojo at 23:18|Permalink

May 20, 2016

小林道場での短期内弟子体験

この夏アメリカ・デンバーの日本館で内弟子修行する東湖塾の橋谷田さんが所沢道場に事前住み込み研修を行いました。その感想文を掲載いたします。

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3月31日~4月3日までの4日間、小林道場の内弟子として過ごさせて頂きました。 この4日間は、今年の夏に参加する、アメリカ・コロラド州デンバーでの滞在に向けての 事前体験、参加資格があるかどうかの確認のためのものでした。正直、とても大変でした。

 都会の電車に慣れていない田舎者の私ですが、何度か行ったことのある東京駅はなんな くクリアし、山手線に乗れました。ところが、西武池袋線への乗り換えで挫折しそうにな りました。ただ、地図を見るのと歩くのではやはり違います。実際に体験して覚えると思 うので、移動に関しては迷って良かったと前向きにとらえています。また、通りすがりの 方に道を尋ねながら目的地に向かったので、それも自分なりの成長ポイントだと思います。

 初稽古、誰も知らない中での稽古に不安を感じていました。ですが、4日間の中で出会 った小林道場の方々は、気さくな方ばかりで、笑顔で話しかけて下さり、不安はすぐに消 えました。幸い、技のやり方も同じで自信を持って稽古に取り組めました。頻繁にはやら ない剣、杖の練習が毎回あり、自習の時間も毎回設けられていることに驚きました。その 自習時間が後に辛くなってくるわけですが...筋肉痛にも何にもなっていない、万全な状態 の私は、激しく動き回る技(特に入り身投げ)が、とても楽しくて仕方がありませんでし た。それと同時に、技術の深さ、レベルの高さを見せられ、魅せられました。私には、ま だまだ出来ないことが多く、自分の未熟さに恥ずかしさと悔しさを覚えました。また、私 もこうなりたいと、これからの目標が見つかり、いままで以上にやる気が満ち溢れてきま した。自分もこうなれる可能性がある、絶対追いついてみせる、追い越してやるという姿 勢でこれからの稽古に励んでいきます。これが私のターニングポイントとなった気がして おり、とても嬉しいです。

 この研修で辛かったことといえば、まだ外が暗い早朝に起きることと、筋肉痛でした。 早起きは、日頃からの心がけ、体と頭にその時間での生活を慣れさせる。起きてから活動 が開始できる状態にするまでの時間を短くすることの練習。これらが必要だと思います。 簡潔に、普段の生活からそうすれば、何も苦にはならないということを実感しました。
 筋肉痛は、どんなに動ける人でもなってしまうもの(らしい)です。この筋肉痛が、2 日目以降の私を苦しめました。あれだけ楽しかった技のかけあいも、筋肉痛のせいですぐ に疲れてしまい、終わり際はいつも死にそうな顔をしていた気がします。しかし、稽古に 無我夢中になっていたこともあってか、途中痛みを忘れることがありました。それほど内 容の濃い稽古だったのだと改めて感じました。
なにも、辛いことばかりではありません。どちらかと言えば私にとって辛いことなどこ の2つくらいで、あらゆる出来事が全て楽しかったです。たくさん動き汗だくになる稽古、
知らない技を教えてもらうこと、稽古終わりのお茶やお菓子、皆で朝食や昼食を食べに出 かけることなど様々です。航空公園にお花見に連れて行って頂けたことも思い出の1つで す。

 研修の中には、先生として子どもクラスのお手伝いをさせていただくこともありました。 元気でやんちゃな子どもたちを見て、子どもクラス経験者の私は懐かしい気持ちでいっぱ いになり、幼い頃に戻ったような気持ちで、一緒に稽古させて頂きました。自分もあれだ けわんぱくに走り回っていたはずなのに今の自分はどうしたものかと、少し反省しました。

 内弟子としての経験は稽古だけではありません。道場内外の掃除、金曜日の朝食作りな ど、レジェップさんやヤコブさん、宏美さんに助けていただきながら、こなすことができ ました。特にレジェップさんには、内弟子の仕事を一から教えていただき、たくさんお世 話になりました。たくさんご迷惑もおかけしましたが、笑顔で接して頂けたこと、丁寧に 教えていただけたこと、本当に感謝しております。ありがとうございました。

 土曜日に行われた大崎さんの昇段祝いのパーティーにも参加させていただきました。そ の場に限ったことではありませんが、いろんな方々の経験談を聞くことができ、有意義な 時間を過ごさせて頂きました。宏美さんには、デンバーについてたくさん教えていただき ました。多少怯んでしまったのも事実です(笑)ですが、弱音を吐いたところでどうにも ならないので、たくさん稽古させて頂きます。
今回の、長いようであっという間に終わってしまった4日間は、たくさんのことに気づ くことができた4日間でした。

 あると思っていた体力がそんなになかったこと、最後にして頂いた100本投げに余裕 でついていくことができず悔しい思いをしたことから、もっと体力をつけなければいけな いと焦りました。長く走っていられないので、朝早く起きてのランニングもしなければな りません。徐々に走れる距離を延ばしていく練習をしていきます。私が幼稚園児に見える ほどの大きい人を投げられるくらいの技術も身につけなければなりません。また、英会話 力です。多少、日本語を話して頂けたのが救いで、あとは笑顔でなんとかなった(?)の も、アメリカではそうはいかないので、しっかり勉強しなければなりません。私の地元に は外人さんがほとんどおらず、交流できないのが辛いところですが、耳を慣れさせるため にも洋楽を聴いたり、洋画を観たり、自分なりに考えて勉強していきます。単語も覚えら れるよう努力します。たった4日間でこんな状態では、1ヶ月のアメリカなど、行けるは ずがありません。事前に直すところを見つけられたので、ひたすら努力し続けます。10 0本投げも美しく受け身がとれるよう、日々精進します。

 最後に、小林弘明先生をはじめ、小平道場、所沢道場の指導員の先生方、門下生の方々に 深くお礼申しあげます。本当にありがとうございました。

福島県いわき市 合気道東湖塾 橋谷田叶

kobayashidojo at 11:30|Permalink

所沢道場での住み込み研修

この夏アメリカ・デンバーの日本館で内弟子修行する東湖塾の鈴木君が所沢道場に事前住み込み研修を行いました。その感想文を掲載いたします。

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・所沢道場での経験
 3月10日(木)。今年の夏に参加するアメリカ・コロラド州デンバーの滞在に向けて、所沢道場の元で3日(+審査見学1日)内弟子として住み込み研修を行いました。実際の研修自体は3日でしたが、私は道場までの経路や交通方法などを自ら調べることから始まっていたと思っています。研修当日、東京の複雑な駅のホームを右往左往しながら、山手線から西武新宿線に乗り換え、道場のある航空公園まで辿り着いたことは忘れません。ただ予定した時間より遅れてしまったことから、さらに綿密で詳細な計画性が必要だと感じています。
 研修初日、所沢道場に到着してから早速稽古が始まります。道場長の小林弘明先生を始め、道場の方々から、分かりやすく丁寧な指導をして頂きました。道場の皆様の経験や技術の深さを垣間見たとともに、自分はまだまだ未熟者であるということを強く実感しました。また同年代の方々の中には有段者もいて、まだ白帯の私も努力しなければと思いました。他にも子供クラス手伝いにも参加しました。まさか指導するはずが、逆に幼い子供たちに指導されることになるとは思ってもいなかったです。身なりには気をつけたいと思います。普段は福島県いわき市にある東湖塾で忍山先生と稽古をしていましたが、この所沢道場で内弟子として稽古したことは、私にとってさらに貴重な経験となりました。

所沢道場での貴重な経験は何も稽古中だけに限った事ではありません。道場内外の掃除や金曜日の朝食作りなど、稽古以外の場面でも学びました。未体験のことも多く、同じく所沢道場に泊まっていた先輩のレゼップさんには、忙しい最中、朝食作りに手伝って頂いたり、電車の行き先を間違えて待ち合わせした小平駅に遅刻したりと、指では数え切れないほどのご迷惑をおかけしました。また様々な経験談を訊かせて頂きましてありがとうございます。これからも頑張ってください。私も黒帯を締められるように日々精進します。

 日曜日には審査を見学しました。有段者の審査技の数々を間近で見学することができ、とても有意義な時間を過ごせました。特に三段の審査では技の1つ1つに圧倒され、合気道の奥の深さを知りました。小林弘明先生のご厚意で、内弟子でありながらその後に行われました宴会にも参加させて頂きましたが、二次会には参加できずに申し訳ありません。大人の社交場ではどのように振舞うことが大切なのか勉強になりました。

・内弟子を経験して……
 振り返ってみますと、内弟子として住み込みをした3日は長いようで短かった気がします。1日のスケジュールは濃密で、稽古中は夢中になって時間を忘れてしまうほどでした。これだけ合気道の練習に打ち込めたのは初めてで、早朝起きるのが大変で体のあちこちが痛み出しましたが、その分充実した住み込み研修になったと実感しています。充実した住み込み研修を送れたのは、全て小林弘明先生や指導員の先生方のおかげです。3日目の夜、食事を同席させて頂いた小林保雄総師範からは激励の言葉を頂戴し、自身の経験談についての話も聞きました。初めは緊張しましたが、話を聞いている内に、とても合気道に熱心な方だと感銘しました。小林弘明先生、笠原祐二先生にもご馳走にもなりました。英語の件ですが、デンバーに行く前に堂々と英語で自己紹介をできるように一から勉強します。空港の保安検査場で滞りなく通過できるようにしたいです。

 小林弘明先生を始め、所沢道場、小平道場の各先生と門下生の皆様には大変お世話になりました。今回の住み込み研修で学んだことを活かし、デンバー滞在に向けて体力作りなど頑張っていきたいです。心から感謝致します。ありがとうございました。

福島県いわき市東湖塾 鈴木 聖崇



kobayashidojo at 11:25|Permalink

May 18, 2016

無為会主催の講習会に参加して

 去る2月21日(日)に行われた無為会主催の講習に参加された上板橋道場の木暮さんの感想文を掲載いたします。掲載が遅くなり申し訳ありません。

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●そのチラシには、「前半(第一部:対武器応用技)13:30〜15:00講師:小林幹雄師範、
後半(第二部:総合体術)15:15〜16:45講師:小林保雄師範」と書かれていました。
 行くしかないと、無為会主催の講習会に参加したのは平成28年2月21日です。

●第一部は「剣と杖の基本、組太刀、短刀取り」の模範演武を交えながら、小林幹雄先生が指導されました。
・剣の稽古指導は、「素振り、組太刀3本目、太刀取り」でした。その殆どを学生と組みましたが、自分の学生時代と比べても基本の動きがよく身についていて、充実した稽古になりました。
・杖では、色々な方とお手合わせいただきました。八双の部はあまり経験がないからか、前後の移動を含めて、苦戦されている方が多かったように思いますが、誰もが真剣に取り組まれていました。
・参加者は、小林幹雄先生が指導する「対武器応用技」の醍醐味に接し、また、体現することによって、その魅力を存分に感じ取ったようでした。

●第二部は「総合体術」で、小林総師範による腰投げ、四方投げ、小手返し、三教のご指導でした。
・小手返し、三教は「変化応用技」を交え、稽古の流れにインパクトを与えていただきました。特に小手返しの変化応用技では、仰向けになって嫌がる受けを裏返す技で、南越谷道場の野生味溢れる飯塚さんが面白いように何回も裏返され、場が湧いていました。
・「杖取り(持たせて)」では、ご指名いただいにも拘わらず、下手くそな上に強引な杖捌きで、総師範に「イタタタタタッ」と言われてしまいました。深く反省し、今後一層精進いたします。
・腰投げで始まり、杖取り(持たせて)の腰投げで終わった稽古は、非常に充実していて、今も印象に残るものです。

●この講習会に参加して感じたこと。
・世代や団体の違いを越えて、色々な方と、真摯に対峙する時間・空間を共有する、貴重な体験をしました。改めて合気道の持つ奥行の深さを感じました。
・また、私ごとで恐縮ですが、大学では小林総師範にご指導いただいた合気道部に所属していました。卒業後ほぼ35年のブランクを経て、再開するならやっぱりここと、昨年小林道場の門をたたきました。仕事の関係で、稽古時間も十分に取れない上に、技量・体力不足(あるのは気力だけ?)で、悪戦苦闘していますが、皆様のお蔭で何とか一年間続けられることが出来ました。

・今回の講習会で出身大学の現役生数人と稽古することができました。今や、小林総師範が直接指導された大学OBが師範となり、監督となり、コーチとなって現役生を指導していますが、小林総師範(当時の小林先生)の技や、大きく捉えれば合気道に対する価値観・考え方が、脈々と伝承されていることを実感し、非常に嬉しく心強く感じました。

●御礼
・40年前の合気道の原体験に接する機会になり、今また知り合った人達と共に汗を流す機会を得ました。主催者である壷内先生を始めとする無為会の方々、お忙しいなか講師を務められた小林総師範並びに小林幹雄先生、そして運営に携わった全ての方々に改めて御礼申し上げます。有難うございました。

上板橋道場 木暮公善


kobayashidojo at 15:02|Permalink

May 07, 2016

子供稽古を経験して

 東京経済大学合気道部の齋藤雄太郎君が、一年に渡り立川道場子供クラスの指導を手伝ってくれました。その感想文を書いてもらったので掲載します。

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私が、子供稽古の研修中に初めて会ったのは立川教室の子供たちでした。最初は緊張してしまい、子供たちと何を話していいか全く分からず、なかなか上手くコミュニケーションを取ることが出来ませんでした。しかし、勇気を出して話かけてみると、子供たちも笑顔で答えてくれて一気に緊張がほぐれました。それから、会話もスムーズにいくようになり、技を教えたり一緒に稽古するのが楽しくなってきました。稽古中に思ったのですが、合気道をしているときは子供とは思えないくらい真剣に取り組んでいて、とても楽しそうなのが伝わってきました。立川教室の子供たちは、稽古中は私の言うことを素直に聞いてくれ、稽古前も騒いだり、悪ふざけをしたり、喧嘩をしたりしない、とてもおだやかな子が多いなという印象を受けました。

 しかし、私が次に出会った所沢道場の子供たちは違いました。所沢道場の子供たちは、立川教室の子供たちとは正反対で、道場を走りまわったり、急に大声を出したり、ちょっと目を離した隙に殴り合いの喧嘩になったり、最初はパワフルな子供たちにとても驚いてしまいました。稽古前のドッジボ―ルの時間では、子供が投げるボールが予想以上に速く、私の顔に当たってしまい、泣くのを我慢しながらドッジボールしていたのも今では良い思い出です。

 子供稽古に慣れ始めたころ、ある子が稽古中にふざけていたので注意しました。しかし、いざ注意してみると全く言うことを聞いてくれませんでした。しばらくして、またその子がふざけていたので叱ろうと思ったら弘明先生の怒声が聞こえました。叱り方や言葉を聞いていると、その子の悪いところ(これからその子が直した方が良いところ)を厳しい口調で叱っていました。弘明先生に怒られた子供は泣いてはいましたが、その後の稽古では一度もふざけることなく、最後まで集中して稽古に取り組んでいました。稽古後、弘明先生に「技を教えるだけでなく、礼儀作法を身に付けさせる場でもある。」ということを教えていただきました。子供たちのこれからの将来の為にも礼儀作法を身に付けさせることが大事なんだと思いました。

 子供稽古を始める前は、私は正直子供が苦手でしたが、実際に一年間を通して関わってみると、いろいろな子供(やんちゃな子、シャイな子、甘えてくる子)がいてとても面白かったです。一緒に遊んだり、稽古したりしているうちに、気づいたら子供たちが大好きになっていました。一年という短い間でしたが私の人生の中でとても良い経験になりました。そして、子供たちと一緒に稽古することによって、自分の合気道に対する取り組み方を見直せたり、自分自身を少しは成長させることが出来たと思います。
 弘明先生はじめ小林道場の皆様、一年間お世話になりました。ありがとうございました。

東京経済大学体育会合気道部
齋藤 雄太郎
 


kobayashidojo at 16:20|Permalink

April 11, 2016

三大学合同稽古

 先日、東京経済大学、明治大学、埼玉大学の合気道部が小林保雄総師範の指導の下、合同稽古を行いました。その感想文がそれぞれの大学から届きましたので掲載いたします。

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東京経済大学体育会合気道部 一年 松本祐樹

 3月14日(月)に明治大学和泉校舎にて、小林保雄先生指導のもと明治大学、埼玉大学、東京経済大学の三大学による合同稽古のご指導いただきました。今回の稽古は約30名の学生が参加し、また、同学年同士での稽古が中心となったので今まで行った合同稽古とは一味違った刺激を受けることができました。
最初に、自分たち一年生が稽古の見取りに呼んでいただけたことに驚きました。普段の稽古では見取りに出るのは先輩方であり、一年生は見取りを見る側であることがほとんどでした。しかしながら、自分たちも来年度からはその先輩という立場に置かれます。その意識を持つという点で、今回の稽古はとても重要なことを学ぶことができたと思います。

 また、稽古のやり方も技の一つ一つをただ教えていただくのではなく、相手がどう掴んでいるから、相手がどう動くかを考えたうえで、自分自身で捌き、崩し、そして技を見つけていくという今まで行ったことのないご指導をいただいたので、普段の稽古以上に楽しかったです。全てを教えるのではなく、それぞれの技の合理性をしっかりと理解し確認しての稽古というものは、日頃学生のみでの稽古ではなかなか行わないことなので、これから大学で稽古するにあたって、また後輩に指導するということもあるので、稽古に臨む大切な考えとして忘れないようにしたいと思います。
これは合同稽古ならではのことでもあると思うのですが、今回の合同稽古は自分たち学生が小林保雄先生に活気づけられている一面もあり、いつもとは違った若さを活かした稽古ができたのではないかと思いました。いつもと違う場所、いつもと違う稽古相手、そしていつもと違う雰囲気の中、多くの他大学の学生と稽古することができたので、やはり楽しいという気持ちが大きく、2時間あまりではありましたが合気道自体の楽しさと稽古することの楽しさを強く感じることのできる有意義な時間を過ごすことができました。

 最後に、この度の合同稽古に参加したことにより、改めて稽古に臨むための姿勢や意識、それに加えて何より学生にとって大事な元気というものを再認識することができました。これも小林保雄先生のご指導があってからのこそだと思います。
この経験を活かして、来年度入ってくる後輩のためにより良く楽しい合気道を教えていけるよう精進していきたいと思います。

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明治大学体育会合気道部一年部員、川岸 駿介

「合気道歴が短い我々は、まだ
わからないことが沢山あり、
理屈を聞いてその場で納得してもいざやるとなると思うように動けないことが多い。
理屈を知ることと同じくらい体で覚えることが大切なのだと思う。
小林先生のご指導では、実践できそうな技を教えて頂き、その場で沢山投げることで、いつもの稽古とは少し違った角度から合気道を見ることができた。
また、そういった技をやることで、より楽しく合気道を通して他大学の人と交流ができた。
これからもいろんな角度から合気道と向き合い、精進していきたい。」

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埼玉大学合気道部1年 永井広樹

 この度は忙しい中私達を指導していただきありがとうございました。私達一年生にとってとても貴重な体験となりました。

 まず、小林先生の指導についてです。小林先生の指導は独特でした。その特徴はいくつかあります。まず一つ目は考えさせるということです。二つ目はひたすら繰り返し技をやり続けるということです。そして三つめは大きく元気よくということです。

 私たち埼玉大学合気道部の稽古では、まず指導の先生や先輩が手本を見せます。そのあとに、続けて技についての具体的な解説が入ります。例えば小手返しの場合は「手を足につけて下がるときに体が前かがみになりやすいので注意する」といったことについてです。一年生は先生や先輩たちのそれらの動きを見て真似をすることから始めます。初めてその技をやるときはその技の大まかな流れを覚えるように努めます。一度以上やったことがあり技の形を大まかに覚えている場合は、さらに細かい足や手の動きについても忠実に再現するように努力します。この過程でも基本的に参考にするのは先生や先輩の動きです。そのため、はじめは小林先生の手本を与えない教え方に戸惑いました。しかし次第に慣れてくると、今までと違った感じになってきました。自分で考えることで型から外れた可能性が見えてきたのです。今まで私は先生や先輩の技を見てからすべての技をやっていました。そのため、この稽古の時はどのように動いていいかが全く分かりませんでした。しかし、それが逆に創造力を掻き立てたのかもしれません。型から外れるという「間違い」がなくなることにより、「間違う」ことを恐れる必要がな
くなりより自由な動きをすることができるようになりました。もともと私は何事も完璧にこなさなくては気が済まない性分であるので、先生や先輩の技の形にこだわってきました。しかし、もともと合気道は自分の身を守る護身術として生まれたものであり、その役目を全うするには形ではなくそれが効くかということが重要になってきます。つまり、たとえ形が基本の型と少し異なっていたとしても、それが技として通用する限りそれはよいということになります。自分で技を考えることで、これまで、私たちが習ってきた合気道の技がそのような改良や変更を経て今の形につながっているのだということが少し分かりました。この発見は同時に型の重要性も気づかせてくれました。技の効きを求めることは護身術である以上必要ですが、その効きをさらに向上させるためにはより多くの前例を知っておく必要があります。そこで型は大きな威力を発揮してくると思います。合気道の基礎である技の型には長年多くの人が試行錯誤を繰り返したことによる実績が刻み込まれています。その試行錯誤の跡はこれから改良しようというときに、その型の意味をかみ砕くことでその試行錯誤に分解されより多くの前例となると思います。この型を知らなければ、応用に必要な合気道の本質を見出すことはできないと思います。

 次に、他大学との交流についてです。三大学合同稽古では明治大学と東京経済大学の合気道部との間に様々な異なる点を見つけることができました。私が最も衝撃を受けたのはその礼儀の規則の差です。例えば明治大学では先生や先輩など自分より目上の人に対しては、その姿が見えなくなるまでその場を動かず礼をし続けるという規則がありました。埼玉大学でも同じような規則はありますが、それは先生や監督、OB、OGに対してだけであり一つ上の先輩に対しては全くそのようなことをしないので、かなり大きな差だと感じました。

 以上のように、三大学合同稽古は私にとってとても刺激的な経験となりました。本当にありがとうございました。
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kobayashidojo at 17:45|Permalink