第四回日韓伝統武芸人交流会に参加して内弟子を経験して

June 03, 2016

総師範の受けをとって

先日行われた第54回全日本合気道演武大会で総師範の受けをした、小平道場の深澤さんから感想文が届いていますので掲載いたします。

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 新緑が綺麗な
2016年5月28日(土曜日)
第54回全日本演武大会が行われました。

私は今回越智さんとレジェップと共に
小林保雄総師範の受けをとらせて頂きました。

二月…
総師範から直々に全日本の受け
(この際は座技の受けということでしたが…。)の声を掛けて頂いたときは正直…
沢山受けの上手い先輩方がいらっしゃる中で私のような者が出ていいのだろうか…。私で大丈夫だろうか…。と不安もありましたが、周りの方々からや冷静に考えてみて
…このような光栄なことはない。
このような機会はもう二度とないだろう…。と思い直しまして
有り難く慎んでお受け致しました。

 私は全日本演武大会は娘の運動会と毎年重なっていた為
今まで一度きりしか参加したことはありませんでした。

 その時は、まだ白帯で会場全体に流れるの熱意や総師範の凄さや、合気道をこんなにも沢山の方々が励み、またこの演武会の為に多くの方々が携わり開催に至っていることを肌で感じて
ただただ胸がいっぱいのまま
あっという間に終わったのを覚えています。

IMG_2668

写真:後列左側が深澤さん


今回は総師範の受けをとらせて頂くということで
前日から緊張状態です。
総師範の受けをとらせて頂くのも初めてな上、全日本演武大会という大きな舞台で総師範の受けをとらせて頂くなんて!!
考えれば考えるほど緊張感は増していきます。

演武の直前に改めて総師範に
「先生、私は座技の受けですよね?」と確認したところ
総師範は「それは分からない…。」とにこやかに首を横に振ります。

座技を中心に稽古に励んでいた私は内心…
「えぇー!」(´ロ`ノ)ノ、と
思いましたが、もう演武の直前…。
気持ちを新たに
一生懸命受けを努めよう!と自分に言い聞かせましたが…
心臓はバクバクしていました。

演武がはじまってからは
無我夢中でした。
途中、緊張して硬くなっていたであろう私に総師範は
「大丈夫か?」と優しい口調で声を掛けてくださいました。
総師範の技は本当に言葉ではいい表せない程、凄くて素晴らしくて
その受けをとらせて頂きまして
とても感動しました。
と同時に自分の未熟さを痛感しました。

私の受けの時間は
短いような長いような時間でしたが実際には1分程の時間。
その時間はとても貴重な素晴らしいものでした。

そして総師範の素晴らしいところは
全日本演武大会の受けを会員の中から男性、女性と毎年メンバーを替えて
お声を掛けてくださることです。

「ひとりでも多くのひとに合気道を」の思いや
分け隔てなく私たち会員のことを思ってくださる
総師範の愛情溢れるお人柄あってのことだと感じました。

この素晴らしい貴重な機会を与えてくださった小林保雄総師範はじめ、指導員の先生方に感謝気持ちでいっぱいです。

また、合気道を愛してやまない会員の皆様と共に稽古にする時間は私にとって楽しい時間です。

末筆ながら
今後共宜しくお願い致します。

小平道場 深澤恵

kobayashidojo at 11:00
第四回日韓伝統武芸人交流会に参加して内弟子を経験して