11/14 雪彦山地蔵岳 右カンテルート

11/14 雪彦 右カンテルート マルチピッチクライミング
メンバー:金谷、芦田、前田(記)

空は晴れているが、しばしば雨とも呼べないぐらいの水滴がぱらつく。
そんなお天気だが、幸いにも岩は乾いている。

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9:30頃スタート、1ピッチ目は私がリード、朝一なので体の動きを確かめながら登る。
手足の置場は問題ない、岩は多少ぐらつくようなところがあるものの脆すぎるということもない。
4つ目?ぐらいの支点から右にトラバースするところを見失い、
直上する「上昇気流」に入ってしまうがクライムダウンで復帰。
1ピッチ目が終わった時、風は冷たいが岩には良く日が当たっており、
ジャケットを取り付きに置いたままにしておいたが、その後、
日は全く当たらない上、登れば登るほどみるみる風は冷たくなってきた。大変寒く後悔。

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2ピッチ目は芦田がリード。強風の中慎重にルートファインデイングして登って行った。
3ピッチ目は金谷が寒さからチームを早く解放するため、容易なカンテをランナウトして頂上まで飛ばした。
寒いということばかり頭にあったため印象が薄い。支点は悪い。
頂上に11:50ごろ抜けた後は懸垂で下降。ブッシュや低木が多くロープがよく引っかかる。
懸垂2回で取付きまで戻る。

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今回は登攀や懸垂下降などで思いのほか時間がかかってしまった。
もっと大きな岩に挑む際はスピードが勝負の鍵となる。
マルチピッチの経験を積み、要領よく登ることがこれからの課題となりそうだ。

南アルプス 鋸岳

南アルプス 鋸岳                 2018年10月14日ー15日 
                            T(L)、Y村


 今年の夏から秋にかけては台風襲来が相次ぎ、なかなか計画通りに行かなかったが、遂に
2日間で鋸尾根を登るときが来た。
 13日(土)茨木発2130。翌未明230に戸台の河原の駐車場に着き、テントで仮眠する。
 前日朝から連続で550キロ位車の運転が続いて頭も身体もおかしくなりそうだ。
 14日(日)630起床。720出発。天気は曇り時々雨。駐車場にはもう一台車が停まっていた。
 戸台川を延々と東の上流へと歩くが、台風の影響か道が寸断されていて非常に歩きにくい。
 河原を延々と歩いて3時間ほどでやっと角兵衛の渡渉ポイントに到着。1100。眠気が酷くて
ほとんど何も覚えていない。転倒2回で足を擦りむく。無事膝下くらいで渡渉でき、そのまま
角兵衛の沢の中の樹林帯を赤テープに導かれながら進む。2時間ほど歩いたがまだ大岩の下の
岩小屋が出てこない。おかしいなあと思いつつも自分の歩みの遅さが原因かと考え、沢を詰めあがる。
 しかし、やがて空が見えてきた。なんかコルのような地形も見える。あれはもしや角兵衛の
コルではなかろうかとの嫌な予感が駆け巡る。水さえあればそこまで行ってテントを張るだけだが
大岩の下で水を汲んで上がる予定なので最早500CC位しかない。うーむ、困った。ザックを
下ろして地形図を開き、GPSで確認するが電池切れでスペアの電池も10年前からザックに入って
いる代物なのですでに粉を吹いている状態で、交換すると早速電池の残量がすでに30%ほどだ。
(教訓:古いスペア電池は定期的に交換しよう!)そうこうするうちにやっとスマホの地図ロイド
君が反応し、現在位置が確定し、300M程登りすぎたようだ。ここで残念ながら本日の行動は
大岩の下の岩小屋でチンに決定する。1時間ほど下降し、大岩の下の岩小屋で目出度くテント
設営。あー人間GPSがいてくれたらなあ・・。。しかし大岩の下から染み出る石清水はなかなか
冷たく、熱い想いも冷やしてくれる。晩飯はY係長のマーボ春雨とアルファ米。キュウリの昆布あえ。
 水の分量を間違えたか、マーボ春雨鍋と、アルファゴッチン米が出来たのはご愛敬。キュウリは
美味だった。食後のコーヒーを飲み終え1750、暗くなってきたので着込んで眠りにつく。
 夜半、虫歯の痛みで目が覚める。山で歯が痛いと眠りが浅くなるので要注意だ。しかし夜が来る
のと同時にテント周りでは深夜の訪問客が次々に来てくれるのでなかなか寝させてくれない。
 中には鼻先でテントを突く不届き物もいたようだ。おそらくここの水場がこのあたりの山域の
唯一の水場と思われるので動物たちも喉が乾くので飲みに来るのだろう。別に人間を襲いに来たの
ではないと思われるので納得して再度眠りにつく。しかし異様に暑く、夏用シュラフでも汗をかく
程だ。シュラフを半分開けて寝る。テントの廻りでは相変わらずカサコソと賑やかい。
 15日300起床。さあ、やっと山に同化できてきた。と思ったら本日は早くも下山日だ。また
嫌な高速道路を6時間もかけて帰らねばならない。早く完全自動運転を実用化してほしい。生きている
間に間に合うだろうか。無理をすれば当初の計画通り鋸尾根の第3高点を越えて熊の穴沢を下降して
駐車場に戻ることも出来たが、帰りの高速道路の運転を考えると山でエネルギーを使い果たす
訳にもいかない。なんせ明日からはまた朝の7時から300キロほどを仕事で走らねばならないのだ。
 ということで、時間を設定し、その時間が来たら引き返すことにして、それを9時とする。
 500出発。暗い、ガラガラの沢を落石を起こしながらなんとか2時間ほどでコルまで上がる。
 テント適地はコルに1張りと、あり難いことにコル手前30分位の所に3人用なら張れる岩陰
のスペースがあった。時間切れの時に有効活用できそうだ。コルまで上がるとそれまでとは打って
変わって風が強く、寒い。手指がしびれてきたので慌ててザックから手袋を穿り出してはめる。
 稜線はそろそろ冬支度のようだ。明瞭な踏み跡をしばらく歩くとあっけなく鋸の第一高点に
到着。写真を撮り、先を目指す。しばらく歩くと鎖の設置された懸垂下降ポイントに到着。
 岩はボロボロで穂高の稜線より悪い。鎖はステンレスで、手袋ではよく滑るので途中で素手で
持って降りる。1か所、足場が悪く緊張させられた。20mほど下りると今度は30mほどの
鎖の登り。これを登り切ると、風穴の「鹿穴」に到着。不思議な地形だが、おそらく風が強くて
穴が出来て、岩も風化が激しいのだろうか。このあたりからY係長の電池が無くなり動きが
鈍くなってきた。鹿穴からなんとか鎖を持って降りたがこれ以上は無理ということで、そこで
待機してもらい、私はその先の複雑な地形を観察しにもう少し先へ足を延ばすことにする。
 なるほど皆が道を間違えるのか、正規のルートの手前から左へ明瞭な踏み跡がついているが
綺麗に絶壁で消えている。そこから戻って暫くルンゼを下りると(150m位か)赤テープに
導かれて左尾根にわたり、そこから樹林帯を通って先の稜線へと続く道が見えた。ホワイト
アウトや新雪時には結構トラップに嵌まらされそうな地形だ。さすがにここではGPSもお手上げだ。
 900が来たので鹿穴まで戻り、登り返しと下り返しでは確保用にロープを出しながら、なんとか
 第一高点まで戻る。天気予報と違い、800位から雪が舞いだし、景色も何も見えなくなってきた。
 もう山は冬の始まりだ。向こうに見える北岳の山頂も白い。昨夜は暑くて眠れなかったが。秋は難しい。
 角兵衛のコルまで戻り、またガれ場を下りてどんどん高度を下げる。気温はどんどん上がり、秋に
戻った。大岩の下のテント着12時。そこから角兵衛の沢を所どころ迷いながら降りて、渡渉点
到着14時。疲れた足を引き釣りながら歩くこと3時間、1700に駐車場帰着。温泉に寄っていると
帰りの電車が危ないということでカットしてひたすら休憩1回で6時間の運転で茨木着2230。
 解散。お疲れ様でした!!

NOTES:
 晩秋に二日で鋸縦走はややしんどかった。遥かに見える甲斐駒の姿は美しく登高意欲をそそられる。
 三日をかけて登り、最後はバスに揺られて安楽に麓まで戻る、やはりこれがよさそうだ。
 

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大峰 下多古川から大所山

大峰 下多古川から大所山  

2018年10月8日(祝) 曇のち晴   岡島父・母・娘

林道終点6:30出発 稜線1341m標高点の南コル12:10-大所山14:40-林道終点16:00下山

 下多古川は沢登りの入門ルートでアプローチも近くポピュラーな沢なのだが、実は初めての沢であった。沢から何処につなげようか計画を練っていると、左岸の尾根に大所山までトレールがありブナ林が美しいとの情報。大所山は地理院地図では無名峰で、この計画を考えるまでは名前も知らなかった山であった。

源流まで詰め左岸尾根を大所山まで辿る長い行程なので、琵琶滝の上までは遊歩道を使って先を急ぐ事とした。沢の記録は多くの報告があるので詳細は省くが、琵琶の滝、中の滝以外にも立派な滝がある。標高1150m二股の手前に、トンネルの様に岩盤を穿って洞窟の奥から滝が流れ出ている様な不思議な斜瀑があった。左岸から巻いてその滝上に行ってみると沢の水が川底に吸込まれている。何かの地変で沢底の栓が抜けてしまった様子だ。

二股から上流は一変して明るいブナ林の緩やかな流れとなり一夜を明かしたくなる源流地帯。次は新緑の時季に泊まりに来よう。

やぶ漕ぎ無しで尾根に上がり北北東へと大所山への尾根を歩く。所どころシャクナゲの藪が覆っているが微かな踏み跡とマーキングを追って行けばよい。途中岩場のトラバースがあり足場が崩れ易いので念のため細引きロープで確保してクライムダウンした。大所山付近は明瞭な登山道となり安心して歩ける。

初めての下多古川はコンパクトにまとまった美しい沢と静かな山頂を味わえる山行でした。

 中の滝          木葉イラズノ淵      大所山(1345m)            白鬚岳(正面)と大台(右奥)
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9/19-20小川山フリークライミング


山行日  平成30年9月19-20日 

登山地  小川山廻り目平周辺の岩峰

山行形態 フリークライミング (山荘泊)

メンバー (L)金谷  前田

天候   晴時々曇 15℃前後



秋霜の雨の隙間を縫って、静かな小川山でトラッドクライミングを楽しみました。

「2人が行くと必ず晴れる」ジンクス健在でした。


午前9時金峰山荘到着。寝不足と長距離移動で体調最悪。


9月19日 {屋根岩2峰セレクションバリエーション  5.9 7P }


山荘に挨拶後、第一目標の「屋根岩2峰」へ。

10時35分登攀開始、「つるべ」で登る。


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今日も数百キロの運転の末取り付きに到着。


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1ピッチ目のクラックと2ピッチ目のスラブ、その上に「蜘蛛の糸」が見える。
今日のために#5のカムを買いました。

ⅠP 5.7 20m  リード金谷

前傾壁左のクラックをジャミングとレイバックで右上し、途中からフェースを直上。OS。


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1ピッチ目余裕のOS


ⅡP  5.8 20m  リード前田

小さな粒子を拾う緻密なスラブをランアウトに耐えて快調に登っていく。

「グッドジョブ」と思わず呟いてしまう(^_^)v  RP。

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2ピッチ目、ランアウトに緊張



ⅢP   Ⅳ 20m  リード金谷

チョックストーン奥の脆いチムニーをバックアンド二―で登る。RP。


ⅣP  5.8 20m  リード前田  

不整形なハンドサイズのクラックにカムを2つセットして左上するところが難いようだ。

その上もスタンス細かくテンションが入る。 このピッチのリードは50分間粘りに粘る。


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4ピッチ目、苦戦



ⅤP  5.6  15m  リード金谷

のっぺりした壁を直上し、左のカンテを横切り木の根の詰まった凹角を少し下る。RP。


ⅥP  5.7 15m  リード前田

ハング下のクラックをアンダーハンドで高度感抜群のトラバースをする名物ピッチ。

前田君少し下ってから左へトラバースし、快調にロープを伸ばしていく。

恐怖心が自信を上回るとヤバイピッチだ。しかも今日は雨水が染み出している。

ヒロシ君復活のRP。


ⅦP  5.9 20m  リード金谷

このルートの核心。

まず垂れ下がった大きな舌のような岩を両手で挟んで左のクラックへ移動。

被った複雑な構造のクラックをハンドジャムで耐えて#4と#3をセット。

不安定なジャムで2m上がり、クラック奥のカチをひっかけ更に1mレイバックで上がる。

カムをセットしたいが幅が合わずセットできない。

ジャムがロックできず上腕の深指屈筋が悲鳴を上げだした。止まっていられない。

効きの悪いジャムでさらに1m上がり、腕を一杯伸ばして何とか#5を突っ込む。

甘いホールドでレイバックするが、突っ張った右足のミウラーが滑りドローを握ってしまう。

OSならず‥。思考を整理しこのすべてのホールドが決まらない五次元方程式の解を求める。

落ち着いて集中力を高めパワーを全開にして、10mランアウトして登り切った。

木の幹にビレイした後も激しい息切れで暫くコールできなかった。


ヒロシ君がフォローできるか心配したが、「手持ちのカムを足してエイドにしました。」と、

良い判断で登ってくれました。 

エッジのない小川山のクラックは馴れないとグレード以上に困難‥吉田のスーパーDCよりも!

13時クライミング終了。所要2時間25分。


休憩後ロックシューズのまま取付きまで下り遅い昼食を摂っていると、ラッぺルで若い男女の

パーティが降りてきた。南稜を登っていたパーティだ。

姫路の高校OBで同級生とのこと。二人はとても感じがいい。ヒロシ君も姫路出、世間は狭い。

彼らの話では南稜は思った通りかなりワイルドだったようだ。


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クライミングシューズで下山、足が痛くて泣いてる。

9月20日 {八幡沢左岸スラブ}


昼から雨の予報なので、マラ岩から近場の八幡沢左岸スラブに変更する。


岩壁中央のブラックアンドホワイトルート5.10aをまずヒロシ君がトライする。

下半部はマイクロチップのフェース、上半部は極小スタンスのスラブのルート。

小川山スラブに慣れないと10c位に感じる所。

途中リタイアし、私と交替する。

20年以上前にOS,RPと全て一撃しているが、今回取付きでスリップする。

気を取り直しムーブを変えて2撃する。


小雨が降りそうになってきたのでリードは終了し、八幡沢出合ボルダー「ビクター」で

ムーブ研究に一時興じる。


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かっこいいムーブを研究する



昼頃、車に戻ると同時にフロントガラスに雨粒が当たりだしたので、帰路に着いた。


体調不良とロックシューズの故障で余り良いパフォーマンスが出来なかったが、悪い中でも

静かな小川山の秋を楽しめました。


金峰山荘は部屋も清潔で料理も美味しく量も半端なく浴衣やお風呂セットも付いていて、

何回でも入浴できます。 寝る前にもゆったりと。

料金も安く、クライミングに集中するにはテン泊よりも合理的でした。

ただ食べ過ぎでハーネス装着が困難になりましたが‥。

2018.9.23 鈴鹿宇賀川蛇谷

2018.9.23 鈴鹿宇賀川蛇谷 メンバー委員長、THI(記)

 

諸事情により一泊二日の沢登りを中止し、以前から気になっていた日帰り蛇谷に切り替える。

委員長とTさんが加わり、久し振りの4名体制での沢登りとなった。
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9
23日(日) 晴れ

国道沿いの小さな駐車場で委員長組と待ち合わせ、7時頃出発する。

宇賀渓谷入り口で、1名あたり200円の環境保全協力費を支払い入山する。

林道を20分程歩くと、吊り板のない白滝吊り橋に着く。

次の魚止橋を渡って直ぐ左手に入り、魚止滝手前で、靴を履き替え、装備を付ける。

早速、ヒルがHさんに挨拶に来る。何度見ても気持ちが悪い生き物だ。

魚止滝は、眺めただけで元来た登山道を辿り、あっさり巻く。
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登山道を少し登って左手の斜面を下り、再入渓する。

白い花崗岩に綺麗な水が流れ、神崎川本流とよく似た景観だ。
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冷水に歓喜を上げながら、小さな滝を越えて行く。
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分程歩いて、轟々と流れ落ちるつばめ滝に到着、ここから右手の蛇谷に入る。
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出合の2滝は、トポ通り左岸を巻くと、続く13m滝が飛沫を上げて流れ落ちる。
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念のためロープを出し、左手の今にも崩れ落ちそうなガレ場から、滝身左を木の根を掴みながら登る。

滝の落ち口の立木でビレイ、結構、高度感がある。

2つ小滝を越えると、中登山道が横切る。

登山道を越えると五階滝、9m滝は、ロープを出し、釜を右回りして滝身の右手を登る。
滝の落ち口右手に立派なボルト2本が打ってある。
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小休憩を挟み、廊下帯に入る。トポ通り途中に大岩があり、乗越しが面白い。
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廊下帯を越えるとCS25m。ロープを出し、真ん中から越える。
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続く四連の滝の8m滝は、左手の階段状を、途中カムを噛ませロープを引いて登る。

落ち口が嫌らしいが、有難いハーケンにロープを通し、ジワリと乗越す。
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すると、ゴルジュに深い釜を持った6m滝が、轟音を立てて流れ落ちている。

ゴルジュ内で飛沫を浴び、身体が冷えて寒い。
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後続を待つ間、すっかり萎えてしまい、右壁を登って泣きの左岸巻き。

小さな滝を次々に越えて行くと、ゴルジュ状8m滝が登場。
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滝の左手を偵察に行くと、ハーケンがあったので、戻ってロープを出す。

少し登って一段下りる所と、落ち口の乗越し部にハーケンが打ってある。

左壁を使って乗越すと、目の前に水量の多い流木の挟まった3m滝。

時間的に厳しくなっていたので、そのままロープを引いて、猛烈な水圧に耐えながら何とか越える。
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核心は越えたものの、時刻は既に1200を過ぎで、未だ標高は550m辺り。

昼食もそこそこに、先を急ぐ。

次の5mCS滝は左岸を巻く。
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谷は右に屈曲し、現れた28m滝は、水量も多く、時間も押しているので、諦めて右岸を小さく巻く。
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2
段ナメ滝L6m3m滝?付近を登る。
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斜滝4m、逆九の字形斜滝5mを越えると、標高650m付近二俣、ここは左手に進む。

標高700m付近に現れた8m滝は右岸を巻く。登ると直ぐ左手から多段滝が合流している。
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この滝の手前辺りから、岩質が変わり始め、ぬめり岩に足を取られる。

この後も滝が続々と登場⁉し、もはやトポのどの滝かわからない。
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標高800m付近の二俣で休憩をとり、現在地を確認する。

ここは右手に進み、漸く本来の分岐点である標高850m二俣に到着する。

標高を確認して、左手の連瀑帯に進む。

斜度はそれほどでもないが、ぬめって滑り易いので、慎重に次々現れる滝を越えて行く。
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連瀑帯が一段落すると、源頭部らしい穏やかな風景が広がる。
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奥ノ二俣を左手に進み、笹の源頭部を頂上に向かって登る。

やがて沢の水も涸れ、ガレ場を進んでいくと山頂手前で踏み跡がなくなる。

背丈ほどの笹藪を苦労して越えると、やっとこさ竜ヶ岳山頂に到着。
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4
人で握手を交わして登頂を祝い、記念撮影する。

竜ヶ岳は、見晴らしのいい笹山で360度の展望が楽しめる。

恒例のカップ麺を食べて昼寝したかったが、時間も押しているので、そそくさと下降準備に移る。

靴を脱いでヒルチェックしていると、ん?右足首に丸い擦過傷⁉と思いきや、ヒルの噛み跡だった。

スパッツの隙間から、靴の中に潜り込み、靴下の上から吸血とは、恐れ入りました・・・。

結局、噛まれたのは自分だけで、委員長から「日頃の行いやな!」と言われる始末、トホホ・・・。

下山は、裏登山道をヨレヨレになりながら急降下。
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きっちり2時間かかって、何とか日没前に駐車場に辿り着き、ホッとする。

委員長、Tさん、Hさん、残業付き長時間山行、お疲れさまでした!

 

蛇谷、花崗岩の渓谷美と思った以上に沢山の滝があり、なかなか登り応えのある沢でした。

ヒルは、沢周辺の登山道と巻き道に多数生息しているようです。久し振りにやられました・・・。

登り詰めた竜ヶ岳からの景色は、素晴らしい!のひとこと。山好きにはおススメ。

また登る機会があれば、是非とも山頂でゆっくり昼寝でもしながら寛ぎたい。

 

コースタイム:駐車場06550730魚止滝08000840つばめ滝~0920五階滝~1050四連の滝~1145ゴルジュ状8m滝~1255二条8m滝~1325標高700m8m滝~1420標高850m二俣~1445標高950m奥の二俣~1520竜ヶ岳15501755駐車場

平面距離:10.69km、累積標高(登り)1,550m

2018/8/11~13 大峰 白川又川(奥剣又谷)~八経ヶ岳

山行日 811日(土)~13日(月)

山行先 大峰山脈 白川又川 奥剣又谷

ジャンル 沢登り

メンバー O島、N川、OKD(記)

 

「一に池郷、二に白川又、三に.....」と謳われる大峰屈指の茗渓白川又谷から近畿の最高峰八経ヶ岳へ詰め上げてきました。

 

8月11

 〇アプローチ(午前1015分~午後1時45分)

身支度を整え小谷林道車止めゲートを出発。ギアやロープ、2泊分の食料やら酒やらでパンパンに膨らんだザックがずしりと重い。

  30分程歩いたところで、地形図に破線で記された大栂山への登り口付近に到着するが、道らしきものは無く、薄い踏み跡のようなものをたよりに藪の斜面に踏み入る。

  そこからのアプローチは長く、炎天下の中シダと伐採された枝の急斜面を登り、尾根を越え、地形図と睨めっこしながらフジノトコに降り立った時には出発から3時間半が経過していた。
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〇入渓~中ノ又出合(午後1時45分~午後3時)

  水は晴天続きで濁りは無く、大峰ブルーと称されるほどに美しいがとてつもなく冷たい。ここ白川又は湧水のせいか8月のさ中だというのに、ネオプレンのシャツとタイツでちょうどいいくらいだ。化繊のポロシャツと作業ズボン、地下足袋にわらじというオールドスタイルのO島さんは果たして大丈夫なのか・・・。

  入渓してしばらくは幾度かの渡渉が続き、時には流れの早い部分もあり水の冷たさと相まって予想以上に体力を消耗する。

中ノ又出合は、左から中ノ又谷の6m滝、右からは本流の5m滝が流れ込み、その美しい姿に思わずため息が出る。ここは左岸を巻いてゆっくりと渓の美しさを堪能した。
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〇中ノ又出合~火吹谷出合(午後3時~午後4時
30分)

その後も泳ぎや渡渉を繰り返す遡行、しばらくしてO島氏が「泳ぎ嫌やな...体が動かん」と言い出した。そらそうですわ...見てるこっちが寒いぐらいのスケスケシャツと作業ズボンでは体温下がりすぎるのは目に見えてますよ!

火吹谷を過ぎた辺り。長いアププローチと冷たい水の渡渉&泳ぎで疲れたこともあり、早めに幕営し焚き火をすることに全会一致で異議なし。

  余裕を持った日程で先も長いから急ぐ必要はない。早々に火を起こし乾杯!

  晩飯はO島さん特製のビビンバ丼。炊きたての米が美味い!

  その後はそれぞれ酔っ払い、河原の好きな場所で眠りにつく。あ~最高。
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8月
12

 〇幕営地~水晶谷出合(午前6時~午前7時50分)

  昨晩はしこたま食べて飲んでぐっすり寝たので疲れもすっかり取れ、朝食のラーメンを早々に平らげていざ出発。

しばらく進むと左岸壁から水が湧き出し、滝のように滴り落ちている。その岩壁の一部は真っ赤で、まるで巨大なビーフジャーキーみたくなんとも不思議な光景だった。

それを過ぎると斜滝12mがお出まし。ここは左岸を各々フリーで突破した。

その後の長瀞40mは皆朝一から泳ぐ気になれず左岸から巻いた。それにしても青く深い淵。。。見ているだけで吸い込まれそうになる。

しばらく進むと水晶谷出合に到着。以前に来たときはスズメバチの猛攻撃にやられてここから撤退したなぁ。
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〇水晶谷出合~口剣又谷出合(午前7時50分~午前9時)

ここからは未知の領域。

水晶谷出合を過ぎてすぐの直瀑20mは左岸側から大きく巻く。踏み跡も明確にあり、最後は約10mの懸垂で再び沢床に降り立った。

  そこから進むと左岸側からピューと水が吹き出たような滝が現れる。口剣又谷出合だ。

ここで谷は二俣に別れる。左俣の沢の方が大きいようにも思えるが、自分たちが進む奥剣又谷はこのピューの滝から続く右俣の方だ。

  お約束通り一度滝に打たれてから、この滝は右岸から巻いた。巻きは明確。

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 〇口剣又谷出合~
12m滝(午前9時~午後0時30分)

このあたりから渓相は変化し、前半のゴルジュ帯から比べるといくぶん明るい河原と滝の沢となる。

  最初に出てくる美しい20mは右岸巻き、その次の樋状9mは左岸を巻いたが、どちらも巻きは明確で苦労することなく通過した。

  ふと顔を上げると目指すべき八経の岩稜が見えた。まだまだ先は長い。

  そこからの滝は3段15m、多段45mなど全て快適にフリーで越えていくが、この辺りはナメと滝が連続していて、遡行図と見比べてもどれがどの滝を指しているのかよくわからなかった。

 その後は連続するナメを過ぎ、途中少し間違えて右の枝沢に入って戻り返す等しながらようやく終点の12m滝にたどり着いた。
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12m滝~八経ヶ岳(午後0時30分~午後3時30分)

  12m滝の下で休憩しているとポツポツと雨が降り出したが、雨が降る前に遡行を終えられたことは幸いであった。

  長めの休憩を終え、左の尾根に取付いてみるもルートがよくわからない。そもそも沢登りにルートなど無いのだが。詰めと下山が大嫌いな自分は、せっかく沢で冷えていた体を再び汗まみれ泥まみれにしながら藪をかき分け、木の根を掴み、一刻も早く大峯奥駈道に出たい一心で登れそうな所を見つけては右へ左へ登っていく。

  気が付くと雨もやみ、暑さに喘ぎながら長めの休憩を挟みつつ高度を上げて行くと、ようやく八経ヶ岳と明星ヶ岳の中間部辺りの稜線に飛び出した。

  そこからは快適な奥駈道を通り、ようやく八経ヶ岳へ。以前にも何度か登ろうとしたことがあったのだが、悪天候等で途中敗退しておりこれが自身にとって初登頂となった。

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8月13

 〇弥山小屋~駐車地(午前6時20分~午前1110分)

昨日は弥山小屋に到着し、キャンプ場でO島さん特製のカレー雑炊に舌鼓、酒とつまみでまったりしていると、急に雷鳴が。。。慌てて荷物をまとめ避難小屋の土間に逃げ込んだ。            次第に土砂降りになったが、ギリギリ雨に当たらずついていたとしか言いようがない。

朝になるとすっかり雨もやんでおり準備を整え出発。途中の奥駈出合で猛烈に行者還トンネル側に降りてしまいたい気持ちを振り払い、長い道のりを駐車地に向けて歩く。

  出発から5時間、最後は再び藪と伐採枝だらけの斜面を下りおり、林道に出て駐車地にたどり着いた。

  これにて今回の山旅は終了、帰りに上北山の温泉で3日間の汗やら泥やらをきれいさっぱり洗い流した。ちなみにヒルのお土産は無かったので一安心でした。
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  今回の山行を計画し、食事も全て準備してくれたO島さん、計画も食事も大満足でした!

  今回の計画に快く参加してくれたN川氏、やっぱり君は僕の最強の沢友だ!

  今回の山行はとても素晴らしく、有意義で楽しいものでした。メンバーに感謝です!!

 

考察

〇 水は湧き水のせいかすこぶる冷たく真夏でも寒さ対策は必須だが、水晶谷を過ぎたあたりから急に温かくなる。

〇 ロープが必要だったのは水晶谷出合すぐの巻きの懸垂下降ぐらいで、あとは滝の登り等で出したが結局ノープロで登れたし、あまり必要性は感じなかった。ある程度沢慣れした登れるパーティーならば30mロープ1本で充分ではないか。あくまで水量次第ではあるが。

〇 アプローチ、下山とも長く体力勝負の山行となる。足の速いパーティーならば1泊2日あるいは沢中ワンデイは可能だと思うが、渓を楽しむことを考えると今回のスケジュールはベストだった。

南アルプス 仙丈ケ岳地蔵尾根

南アルプス 仙丈ケ岳地蔵尾根              2018年8月25日ー27日  T、Y村、T内

 鋸尾根を登り甲斐駒ヶ岳まで行く計画を綿密に立てたが、あに図らんや台風20号が
24日に日本列島を縦断しどう見ても戸台川は増水してそうだ。過去にも一度
増水で渡渉が出来ず敗退したことがあるので急遽計画を立て直し、仙丈ケ岳に地蔵尾根と
言うのが西から延々と山頂まで伸びているのでそれを歩いて山頂まで往復することにする。
 あり難いことに途中に松峰避難小屋というのがあり、そこで水も得られそうだ。
 渡渉を後回しにして北沢峠から甲斐駒に登り鋸尾根を下る案も考えられたがそれでは登山
本来の目的が外れるような気がする。
 前夜22時JR尼崎駅に集合し、一路名神豊中から中央道駒ケ根ICまで一人で長躯
運転する。途中疲れからかガードレールに接触しそうになり肝を冷やす。全く今回の
山行の核心はこの往復の単独運転に尽きる。(他のメンバーは眠気覚まし担当係)
 明朝やっとのことで登山口の駐車場に着き、急いで仮眠する。
 25日朝8時起床。本日の行動計画は4.5時間の歩きのコースを今夜のおかずの茸を
取りながら小屋迄というものなのでゆったりと出発する。暫く歩くと噂の「孝行猿の墓」
に着き、休憩していると早速後続のPに抜かされる。今日、インターネットでは長距離
トレランの記録ばかりで我々のようなのんびりした記録はもはや時代遅れの化石のようだ。
 とろとろと歩いていると登山道と林道が複雑に交差し、よくわからない。しかし茸は
次々に現れ、野イチゴと高山植物、白樺林、超美味しい正真正銘の南アルプスの水場
と、飽きさせない。初見の茸が現れる度に図鑑を開いて同定しなければならないので
そのたびに15分以上を要する。ナメコが現れたらすぐ分かるのだが。とりあえず
ややこしいのは諦め、ショウゲンジを3本確保し今夜のおかずとする。他にはハナビラ
ニカワダケ、フサヒメホウキタケ、(以上可食)、ドクベニダケ(フェアリーリングも!)
、ドクツルタケ、その他同定不明な茸が多数。その合間には山イチゴが成っているので
摘まんで頂く。食べきれないものは今夜のデザートに持ち帰る。途中、鹿の骨や可食の
フキ、綺麗な紫色のトリカブトや紫リンドウ、タンポポによく似た黄色い花、超酸っぱい
山リンゴ(?)と、登山者を飽きさせない。動物の雰囲気も濃いので熊鈴は忘れずに鳴らし
ながら歩く。やがて景色にも飽きた頃、ようやっと松峰避難小屋分岐の標識に出くわす。15時。
 こんな谷間に小屋があるのかいなと訝(いぶか)りながら下ること10分で森の中の小屋
を発見。うーん、何ともいえない雰囲気の小屋だ。しかし風雨は防いでくれるのであり難く
中に入らせて頂く。中は窓が少なく暗いので、ドアのそばでザックを整理する。水場へ
は更に降りること5分位。今夜のコース料理は特製味噌焼肉カレー(レトルト違いますよ!)
、付け合わせは採ったショウゲンジの醤油ソテー、飲み物は摘んだ山イチゴを浮かばせた
赤ワイン。シェフもビックリの美味さだ。飯を食べ終わると昨夜の長距離運転の疲れもあり、
即ダウン。
 8月26日(日)3時起床。本日は仙丈ケ岳往復の10時間の長丁場なので最小限の
荷物を背負ってさっさと出発する。なんせキノコを調べだすと1本あたり20分ほど同定に
時間がかかるので、今日は道草せずに歩くことにする。道草とはよく言ったもので、道茸
といったところだ。さて1hほど歩くと夜が明け最初の休憩でヘッデンを外す。ご来光を
拝みたいところだが、ひたすら東を向いて歩くので来光は数々のピークを越えたあたりから
差し込んでいる。やがて美しい白樺や唐松の原生林からシャクナゲ、ハイマツ帯へとかわり、
遂には植物も生えない岩稜となる、と同時に視界が開けてきた。登るはずだった鋸尾根、
男性的な甲斐駒、中央アルプスの山々、南に富士山、東に八ヶ岳連峰と今度は山々が我々の目を
楽しませてくれる。しかし私はやや単調な歩きに辟易し、もう仙丈の頂上も沢山の登山者
と共に見えるし、引き返してもいいかなあ。。と思うのであった。あとの二人は取り付かれた
ようにパワーが出てきたので必死で着いて歩く。やがて頂上付近の複雑なカール状地形に
到達し、あれ?あんなところに仙丈小屋が、とかあんなところに馬の背ヒュッテだ!と適当な
会話をしながら頂上に着いた。10時30分。すごい混みようで、頂上標識柱の前では
写真撮りを待つ列までできている。かなりのアウェイ感だ。仙丈は色んな尾根の交差頂点にあり、
大多数は北沢峠からだろう。中には草履履きの登山者までいたのには驚いた。頂上で30分
ほど微睡(まどろ)み、360度の景色を楽しんだ後は小屋に向けて周回して降りる。なんか
観光地にある売店のような小屋だ。ここでコーラを驕らされ、皆で乾杯するが気圧の関係か二口
ほどでバリウムでも飲んだかというような腹部膨満感に襲われる。うーむ3003mで飲むコーラは
危険だ(笑)。ラインで写真を送り、下山へと移る。我々の辿った地蔵尾根は本当にマイナー
な尾根で、山頂の喧騒が嘘のような静けさ。しかしトレランナーには人気らしく、日帰りで
走っている人を結構見かけた。うーむ、早月尾根と言いこの尾根と言い、もはや走って一日で
往復せねばならないのか。時代は変わった。。しかし単独で鈴も慣らさず走ったら熊ちゃんに
出会える確率も高そうだ。。なお、トレラン時の注意点はふもとの林道と登山道が複雑に
交錯するあたりで何の目的か分からぬが異常に地図にない林道が多い。しかもまだ工事もして
いるので更に増えるだろう。歩いても帰りは何度か迷ってGPSを出すことがあった。
 さて、また人の少ない地蔵尾根を黙々と4時間ほど下って、またもやこんな鬱陶しい
谷間によく小屋があるなという我が家に帰り付く。犯罪者にでも来られたら大変だが今夜も
我々の貸し切りのようだ。トレランの人は絶対に立ち寄らないだろう。時間の無駄だ。
 しかし我々はその時間の無駄を楽しむのが今回の目的なので今夜も盛大に宴会をせねば
ならない。帰りにドクツルタケもあったがこれは致死性の猛毒種なので食べるのは止めよう。
 昨夜以上にシェフの腕が冴え、豪勢な焼肉丼が出来たのであり難く頂く。あー旨。
 明日は元来た道を4時間ほど歩いて帰るだけなので、残った時間はエアギターを伴奏に
歌などを歌って過ごす。
 8月27日(月)。3時半起床。昨夜は早速仕事でトラブルに見舞われる夢などを見、
社会復帰も近いことを自覚する。ラジオを付けるとNHKのラジオ深夜便で宮沢賢治の詩の
朗読などをやっており、しなびた山小屋の雰囲気と異常にマッチし、ゾクゾクするほどだ。
 イーハトーブ、、素晴らしい。一人だったら怖いくらいかも知れないが。今回は山で
クラシックは聞けなかったが宮沢賢治の作品世界に触れられて非常に趣を感じた。
 さて、シェフはあまり棒ラーメンが得意ではないとの泣きが入り、棒ラーメン係を仰せ
つかり手順通り作る。まあまあ好評だった。私は鍋と棒ラーメンとプリンかゼリーしか
山ではよう作れない。二日間お世話なった小屋に礼を述べ掃除をして5時半出発する。
 帰りも林道のトラップに引っかかり30分ほど時間をロスしてなんとか再び美味しい
林道脇の水場に辿り着き5Lほど汲んで帰る。奥美濃の石徹白の水以来の美味しさで、
とにかく甘い!!太陽は照っているのに滅茶冷たい!!大峰のゴロゴロ水等とは大違いだ!
 水に感動しながら、約5時間で麓の駐車場に着き、途中の景色を楽しみながら駒ケ根IC
近くの温泉で汗を流して一路神戸まで戻る。往復の運転手が交代要員がいないので、
危険性は行き帰りの高速道路にもあった。眠気覚ましの山の怪談話朗読が堪えた。今度は
ビバークの夜にお願いします。(完)

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比良 八池谷

比良 八池谷                        2018年8月12日  T(記)、T内


 暑いので、納涼しに比良の八池谷に行くことにする。それまで40度に
届こうかという連日の猛暑だったのに、我々が沢に入ろうとするとお天道様は
嫌がらせをされたのか、生憎の曇りだ。湿気だけは異様に高い。お盆休みで
混みあうガリバー旅行村の登山者用駐車場に前夜0時頃到着し、プチ宴会をして寝る。
 夜半パラパラと嫌がらせの雨が降る。さて今回は山に真摯に向き合うため、
カンニングペーパーともいえる遡行図は持たずに沢に入ることにする。その方が
新鮮で楽しい(初めての難しい沢ではこうは行かないが)。
 適当なところで沢の音を頼りに入渓する。が、少し早すぎたようで大きな堰堤を
二度巻き越すことになる。やがて何やら綺麗な滝が多数現れてきたので、まず
拝み、そして近寄り、登れそうなところは直登し、登れなさそうな所は巻く。
(登山道が横に走っているので巻きは容易い)。しかし途中の滝でロープを
セットし取り付くも、水流に押され、かつ墜落した時の支点もとれなさそうな
ため、あっさりと敗北を認め巻くこともあった。八淵の滝辺りは登攀の滝、
巻きの鎖、より安全な登山道と色々コース取りが考えられるので何度来ても
飽きることがないのだろう。しかし死亡事故も多いようで、辺りには遭難した
岳人達の霊気も漂う。滝場にある遭難碑に手を合わせ、志半ばで山へ還った
先人達の霊を慰め、今回の我々の山行の無事を合わせて祈る。だんだんと
源流域に近づいてきたようなので、昼も回ったことだし大休止をして引き返すこと
にする。何がどの滝かはよく分からないが別に分からなくても流麗な滝ということ
で充分だ。同行のT内さんは沢登り2回目とは思えない達者ぶりで、用もないのに
滝つぼにダイブしては楽しんでいる。これからは飛び込みの女王と呼ばせてもらおう。
 またリードも2回ほどして、半マストやその仮固定等を覚えたようなので
(忘れていなければ)、頼もしい限りだ。しかしピノキオの鼻が少し伸びかけて
いるようなので注意も必要かも。
 登山道を引き返し、大擂鉢に戻って納涼水風呂大会とする。しかし暫くすると
シャワークライミングとやらの大集団がやってきて猿のようなダイビング大会が
始まった。歳のせいか、ダイブする気が全く起こらない。(曇天のせいかも)
 昨日までの殺人的な太陽光線は今日は何処へ行った!?。天とお話をしながら
水風呂から上がり、1時間ほど蒸し暑いサウナのような登山道を歩いて駐車場へ
戻った。温泉はカットして渋滞に巻き込まれる前に帰ろうと思ったが、どっこい
酷道161号線は迂回路のない一本道で、伊丹まで戻るのに3時間超かかった。
 これでは大峰へ行くのとあまり変わらない。比良の沢は帰りの渋滞だけが
ネックだとつくづく感じた山行だった。
(デジカメを忘れたため、写真は無しです)


鈴鹿 野洲川水系 元越谷

2018.8.7   大西・岡田


記録

8月7日(水) 天気曇り

   8時30分 野洲川ダムの上で右折して林道に入り、車止め柵の前で駐車。我々の前に2台の車が駐車。先行パーティーの車と思われる。

 

    9時00分   スタート。天気曇り。気温は昨日までの酷暑ではなく30度に届かず。

  林道を進み、猪足谷出会いの橋を右手にみて過ぎる。

   

    9時30分 入渓2つの堰堤は左岸を巻く。2つ目の堰堤の巻き道にはフィックスロープあり。

    小滝の淵を泳いで通過。

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    10時30分 15mの滝(元越大滝)の滝の落ち口の右側を登る。2段の滝で2ピッチ。途中残置ハーケンあり。

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    元越谷は明るいゴルジュが多く、はエメラルドグリーン。魚影はない。

    たくさんのゴルジュへつり小滝を登ってゆく。ナメ状の沢筋も所々で顔をだす。

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    ただ近年の大雨や台風のせいか、木々が沢に倒れこんでいるところも何か所かあった。かなり上部まで水は伏流せず流れている。


   12時30分 稜線のコル。沢登り終了。登山道を経て

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   12時53分 水沢峠。

林道、元の沢を経て下る。途中、砂防ダムの堰堤からリュックを背負ったまま淵に飛び込む。頭まで水に潜る。気持ちいい。

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    14時20分 元の駐車場所に到着。

 

考察  

元越谷はコンパクトな沢でロープを使った滝の登り、小滝の登り、ゴルジュでのへつり、泳ぎといろんなことで楽しめる。技術的には易しい水はきれいで沢筋は明るい。神戸から車で2時間強で行くことがでアクセスいい。

これらのことから沢を始める人にとってお勧めの沢だと思う。ちなみに鈴鹿の沢で嫌われ者のヒルは今回現れなかった。とてもラッキーだった。       

 

8/4明王谷奥の深谷

山行日  平成30年8月4日(土) 

登山地  明王谷~奥の深谷(比良山系)

山行形態 沢登り(日帰り)

メンバー 金谷(L)  前田(搬送)

天候   晴 32℃(入渓時)


圧倒的な水量を落とす「明王谷三の滝」と「八池谷貴船の滝」は

その恐ろしそうな景観から私のある種トラウマになっていました。

とある猛暑日ヒロシ君を誘いトラウマ解消に出かけました。


9時35分入渓。絶好の沢登り日和。水量少ない。

入渓直後、私は泡立つ水中の景色に視点が合わず、傾斜した水中の

石に滑り右膝を強打、膝は熱を持ち腫れてくる。

かなり痛いけど何とかなると、遡行を始める。


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10分ほどで堰堤に到着。

例の壊れかかったアルミ梯子は壊れて跡形も無くなっていた。

フリーで右の黒い壁が登れそうなので、ロープも出さずなんなく直登。



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20分ほどで二の滝到着。

ここまでの平流は水量が少なかったが、二の滝はいつも通りの大水量。

滝壺は土がたまって浅くなっていたが、大雨で底をえぐられたのか?

以前の水深に戻っていた。

10mほどの平泳ぎで滝下に、滝の右側のリッジ状をフリーソロで登る。


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その上の15m位の長淵は、2人とも背泳ぎで激流を突破する。笑!

初めて使うライジャケは効果抜群で、この後ヒロシは淵があれば必ず

いろんな泳法で突破していく。あー沢登りが水遊びに変わっていく。

まだまだ幼稚な一面がかわいい。


30分ほどで三の滝に到着。

相変わらずの迫力だ。

「ザックを置いて試登していいですか?」に「いいよ」と言うと、

ヒロシ君躊躇なく膨大な水の落ちる滝裏をロープレスでどんどん渡り、

滝心のすぐ右横のつるつるフェースを登り、渦巻く滝壺にダイビング。

逆巻く流れにモミクチャにされながら、必死の平泳ぎで戻ってきた。

冬の宝剣岳北稜の時といいヒロシには恐怖心が無くなる瞬間があるのか、

生存係数をはじき出す計算能力が低いのか、ビビリの私には分らない。


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ザックを担いで私も滝裏をへつると、空間は結構広くホールドもあって

全く問題なく渡れてしまった。少し泳いで滝の右のリッジ下に立つ。


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約30mのリッジはフリーソロ状態になるので、私が登るつもりだったが、

ヒロシ君「ゼヒ登らせて下さい」と食い下がるので、右膝の痛みで弱気に

なったのか、「OK」と任せてしまう。

30mノープロテクションで堕ちてきたら止めようがないが、深い滝壺に

ドボンだから怪我しないだろうな、とか自分が登るより緊張する。


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OKコールが出て、セカンドで続くとⅡ~Ⅲ級程度で容易であった。

ヒロシ君喜びの余り「オンサイト!!オンサイト」と騒がしい。

で、「試登したらオンサイトではない」とからかう。必死さがオモシロイ。


「三の滝」その見かけから困難を予想していたが肩すかしだった。

「貴船の滝はヌルヌル薄被りでフィンガージャムなど体感10aの素晴らしい

フリークライミングだったが‥」


トラウマ完全解消。


11時35分、丁度2時間で明王谷終了。

昼食後続いて奥の深谷を遡行。

奥深下部は淵も深くヒロシまたまた水遊びと水泳に興じる。

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段々調子が上がって次々と出てくる滝と淵を直登&直泳で突破していくと、

二股で休憩中の5人パーティに追いつく。

挨拶してからは更にギアアップし、平流も滝もどんどん飛ばしていく。


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10m直瀑の右岸を小さく高巻き、暫くして午後2時35分遡行の終了点

となる登山道との出合に着いた。丁度5時間の遡行だった。

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(総括)

・今回水量が少なく平流部は流心をほぼ通しで歩けた(泳げた)。

・晴天が続いても、滝部は伏流がなく水量は通常と余り変わらなかった。

・前半は緊張と遊び(余裕?)で動画撮影しながらゆったり登ったが、後半は脇目

もふれず超高速沢登りとなり写真も撮らず黙々と集中して登った。

・パートナーの安定感が出てきたので、ロープ使用が2回(三の滝左岸リッジ、

  奥深上部8m美瀑右岸高巻き)で済んだ。

…経験値と登攀力の高いパーティならばノーザイルが可能。

(もしもの事故対応や懸垂下降を考慮すると、ザイル携帯は保険で必要)

・長い泳ぎのある沢ではライフジャケットが有効。

  …空気で膨らみ背部がメッシュのタイプが登攀&携帯等にマッチしている。

・メンバー間の信頼感の深さが大切、(最近は数字ばかりを追いかけたり、卑怯な

山屋も一部見受けられますが、社会や山のモラル、ルール、メンバーを大事

にして、アウトドアを探究し続けたいですね。


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