西穂高岳 北西尾根 その2

西穂高岳 北西尾根               2017年5月7日ー8日
                                I瀬、T (記)


 南岳西尾根を2泊3日で縦走する予定だったが、私の連休前の詰め込み
過重労働による体調不良のため、代案として1泊2日で西穂高の北西尾根に
変更する。現代はネットがあるため、どんなマイナーなルートでも必ず山行
記録が検索できるので便利になった。

 7日(土)22時、伊丹発。夜の高速をトヨタのコンパクトカーがひた走る。
翌3時過ぎ、新穂高無料駐車場に到着。テントを張って仮眠していたら、ここに
テントを張るなとどこからともなくおっさんが現れてまた去っていった。気色が
悪いので車で寝ていたら、朝方また現れて車のナンバーを控えたから覚えておけよ
てなことを言われて2度びっくりする。どうやら幕営禁止らしい。看板も何も
書いてはいないが・・
 8日(日)GWは今日が最後らしいので人もほとんどいない。7時半出発。
 林道を1時間ほど歩いて穂高平に到着そこから暫くで堰堤のある沢が現れ、
その右岸が北西尾根の末端だった。早速尾根に取り付くが、シャクナゲか根曲がり
竹か分からないがとにかく藪で歩きにくい。根曲がり竹を泳ぐようにかき分け、
やっと2004mのポチに辿り着く。12時。ここまで結構な急登だった。
 そこからはやや傾斜が緩やかになり何回か休憩を挟みながら15時過ぎ、
2450付近に到着。このあたりが一番平坦で景色がよく、テントも張りやすい。
 眼前に広がる抜戸岳~弓折岳~双六岳の景色に見とれながらひたすら水を
作る。景色に見とれすぎて飯の準備が遅くなり気が付いたら日が暮れだしたので
大急ぎで鍋を作って急いで食べる。夜半はやや寒かった。
 9日(月)本日は下山日&西穂登頂日なので忙しい。夜中にシュラフが破れて
中から羽毛が雪のように噴出したので焦る。25年も使っているので寿命か。
 3時半起床。大急ぎでラーメンを食べて5時半出発。春なのですでに明るい。
 出だしからいきなりの急登が始まる。ウォーミングアップしていないので身体に
堪える。しかもなぜかザックが異様に重たい。這松帯を延々とトラバースするが
アイゼンの足も縺れ、非常にパワーを吸い取られる。2時間ほどで西尾根とのJPに到着。
8時。実際にはJPは踏まずに西穂高頂上へと左折した。このあたりからやたらと
巨大雪庇が多くなる。ビル4階建てを横に寝かせたような配置で、雪庇の切れ目が
恐ろしく手前にある。特にコル上が危ない。いつかはズドンと下に落ちるのだろうが、
あんなに巨大なものが落ちたら沢筋は大変なことになりそうだ。這松帯を越え、
雪庇を何とか交わしながら登るとやがて岩稜帯となり稜線が近いことを知らせる。
 快適な岩稜帯であればよいが、この辺りは岩がボロボロで浮石も多い。なんとも
不快な岩稜だ。途中ロープを出すか相談したりしながら結局出すことなく西穂高
頂上に到達する。(9時30分)ピークを踏めたのは嬉しいが、ここまでなんとも
骨の折れる尾根だった。マイナーであることも頷ける。
 さて、頂上で暫くまどろんだ後、重い腰を上げて縦走&下山に取り掛かる。
 一般コースで○印も付けてあるがやはりなかなかにアイゼンでは歩きにくい稜線だ。
 岩が逆相でアイゼンがよく滑る。ピラミッドピーク、独標と越え、やっとほっとできる
登山道になってきた。西穂山荘到着。(12時)人も少なく天気も良く、のんびりと
ザックに残った担ぎ上げすぎた3日分の行動食を軽量化のために食べる。
 ロープウェイ駅到着13時。急いでロープウェイに飛び乗りたったの15分ほどで
下界(と言っても新穂高)に降り着く。このスピード感は堪らない。あとは土産を
少し買って、深山荘の露天風呂で2日間の汗を流し、連休の終わった快適な高速道路を
飛ばして神戸へと戻る。

 NOTES:

 ・下部はアイゼンでの藪漕ぎ、中間部は這い松藪漕ぎ&巨大雪庇(気を付けないと
  知らない間に乗っている)、上部は浮石の多い不安定な岩稜痩せ尾根、とあまり
  快適なルートではない。(これが好きだというI君のような?人もいるが)
  背後のパノラマのような抜戸岳の景色は圧巻。
 ・中間部~上部での滑落はアウトなので、再訪される方は六甲での完璧なアイゼン歩行
  練習が必須。
 ・春でも大変なので冬はもっと大変なことが記録などでもよくわかる。
 ・唯一の希望は細い稜線を頑張れば、ロープウェイというご褒美が待っていてくれる
  こと。これは沁みた。(通年)
 ・西尾根はもう少しましなのか・・・

2017.5.7~8 西穂高岳 北西尾根

2017.5.78 西穂高岳 北西尾根 メンバーTI(記)


GW
後半の休みが合ったTさんと、久し振りに山に行くことに。
ちょっとしたアクシデントで、直前に自分が希望していた西穂高北西尾根へ計画変更となる。
しかし、Tさんに作成してもらった計画書を見て、自分が西穂高西尾根を北西尾根と誤ってTさんに伝えていたことに気付く・・・申し訳ないです。(反省)
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5
7日(日)

3時過ぎに新穂高駐車場へ到着し、仮眠をとる。さすがに5月に入り寒さも和らいでいる。
出発直前までワカンを持っていくかで迷ったが、何とかなるだろうという希望的観測⁉が勝り、置いていくことにする。
右俣林道は、雪解けでほぼ夏道。ショートカットルートの入り口を見落としたため、林道をトボトボと歩く。
取り付きの柳谷まで約1時間半。一休みして柳谷を越えた尾根末端から取り着く。
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速攻で笹藪漕ぎの歓迎を受ける。先月の霞沢岳西尾根の笹藪漕ぎが可愛く思えるほど⁉のしんどさだ。
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時折出てくる赤テープとTリーダーに導かれながら、ゆっくりと高度を稼ぐ。高度200m毎に約1回の休憩を挟む。
標高1,800m付近でアイゼンを着ける。ここから標高2,000m付近までの強傾斜と笹藪漕ぎが堪える。
標高2,000m付近で北側の尾根と合流し、やや傾斜が緩くなる。
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雪も出てきて少し登り易くなるが、目指すテン場は未だ先だ。
15時前に目指す標高2,400m付近テント適地へ到着する。
Tリーダーが台地上の絶景⁉適地を見つけてくれたので、そこでテントを設営する。
見渡せば絶景の銀世界だが、強い日差しと照り返しが半端ない。
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そんな日差しを物ともせず、テント外にマイ特等席をこしらえて景色を楽しむTリーダーは流石だ。
夕食はTリーダーが担ぎ上げてくれたうどんスープ鍋。バランスの取れた食材で満腹となる。
美しい夕陽が笠ヶ岳に隠れると、とたんに寒くなり、早々にシュラフに包まるZzz・・・。

 

新穂高駐車場0700~0850柳谷取り着き~1220標高2,000m付近~1450標高2,450mテン場

 

58日(月)
午前3時半に起床する。昨日の残り鍋で棒ラーメンを作り、準備して出発する。
直ぐ上の岩稜を右に回り込むと、尾根は細くなり急峻になる。
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所々、這松を漕ぎながら雪壁を登る。この辺りが第一岩峰だろうか。
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雪壁を登ると左は切れ落ちたリッジになり、右側の這松帯を漕ぎながら登る。
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JP
ピークが近づくと北側に雪庇が現れ始め、切れ目に注意しながら慎重に進む。
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JP
のコルは、積雪期はテントが張れるかもしれないが、この時期は雪庇の切れ目が出ていて厳しい。
この先の岩峰は右の這松帯を回り込み、第2岩峰前のコルへ。
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第2岩峰は右から巻き登る。所々ある浮石に気を遣う。
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第2岩峰を登りきると西穂山頂は目の前だ。
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しかし山頂直下の岩稜が行く手を阻む。左は切れ落ちており、正面は被り気味なので、右にルートを取る。張り出した岩を慎重に乗っ越すと、岩稜右のルンゼにトレースが見えた。
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このルンゼ内の雪が強風で固い氷に変わっており、少し緊張させられる。
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最後に氷化したリッジを少し登ると西穂山頂に着いた。
Tリーダーと握手を交わす。結局、ロープは使わずだった。
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快晴だが風が強い。自然と鼻水が滴り落ちる寒さだ。
エネルギーを補給しながら360度の展望を楽しみ下山開始。
独標を越えるまでは気が抜けない。雪壁と岩稜帯を慎重に下る。
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を越えた辺りでアイゼンを脱ぎ、緊張感からやっと解放される。西穂小屋までは半分以上夏道だ。
西穂小屋前で大休止させて貰い、ロープウェイ駅まで駆け下りる。半袖に短パン、スニーカー姿の外人さんが登っているのにはビックリだ。
駅に着いたら、タイミングよくロープウェイが発車し、あっという間に新穂高に到着。下山届を出して温泉に向かう。
深山荘の内湯で汗を流し、開放感満点の露天風呂でゆっくりと疲れを癒す。あーまた明日から仕事か~(溜息)
Tリーダー、藪漕ぎ尾根に付き合っていただき、ありがとうございました!今度は冬期に西尾根リベンジしましょう!(笑)

 

標高2,450mテン場0530~0655JP~07302岩峰~0845西穂高岳09051045独標~1150西穂高山荘12301310西穂高口駅~1330新穂高温泉駅~1355新穂高駐車場

2017.4.22~23 霞沢岳 西尾根

2017.4.2223 霞沢岳 西尾根 メンバーUI(記)

3月から私事でバタバタしていたが、再びUさんから山のお誘いが来る。
切り替えも必要と割り切って、山に行くことにする。
山域を相談していた時に、ふと霞沢岳が目に留まる。
調べてみると山頂にほぼダイレクトに突き上げる西尾根という冬季初級バリエーションルートがあるではないか!?
Uさんを説き伏せて!?計画を作る。さて山行は如何に・・・

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4
22日(土)

山積みの仕事を切り上げ、山に向かう。
Uさんに殆ど運転して貰い、坂巻温泉へ。トンネルの間に位置するので、思わず行き過ぎてしまう。
3時過ぎに到着し、そのまま車で仮眠。
7時過ぎに起き出して、ゆっくりと準備し、駐車料金を2日分支払って出発する。
既に上高地行のバスが開通しており、バスに触手が動くが甘えを断ち切って!?上高地までトボトボと歩く。
初めて歩く釜トンネル。歩道はあるが、直近を大型観光バスが行き来するので結構怖い。バスが開通する前がベストかな。
釜トンネルを抜けると眩い白銀の世界が広がる。「あ~やっぱり来て良かった!」としみじみ思う。晴れ男!?のUさんに感謝!(笑)
ひんやりとする上高地トンネルを抜けると間もなく砂防事務所の看板が見えてくる。駐車場から約1時間10分の行程。
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看板を右折すると直ぐに取り着きの急斜面の笹藪だ。
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休憩を挟んで急斜面の登りに入る。
1700m付近までは、ひたすら笹藪漕ぎに終始する。しかも急斜面のトレース跡が凍り付いているので始末が悪い。Uさんは慣れない藪漕ぎに苦労していたようだ。
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アイゼンを装着し雪面上の急斜面を登る。傾斜がきつく立木を掴みながら高度を稼ぐ。
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高度1850m付近でやや傾斜が緩くなり、ここから1950m付近のコルまでがテント適地だ。
我々はもう少し先まで行ってみることにする。
右手の尾根と合わさる2000mを越えた辺りの傾斜が最もきつい。
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この辺りで日帰りペア2組みと出会う。見たところ登攀具なしの軽装備だ。
テン場を探しながら進むと2150m付近に何とか一張り張れそうなスペースがあった。じっくりと整地してテントを立てる。
実際ここより上は再び尾根上の傾斜がきつくなりテント適地はあまりなかった。
展望はよくないが樹林帯の木漏れ日の中、テントでのんびりと過ごす。夕食はUさんが担ぎ上げてくれた得意!?のウインナーとエリンギの炒め物&ミートスパゲッティーとスープで満腹MAXに。
翌日のアタックを描きながら、19時前に早々と眠りに着く。

 

◆坂巻温泉08200930砂防事務所看板(尾根取り着き)~1330標高2150m付近泊地

 

423日(日)

0330に起床する。流石に0度以下だが真冬と比べると断然快適である。
Uさんお勧めのトマトソース入り棒ラーメンが冷えた身体に染み渡る。
せっかくなので担ぎ上げた登攀具を装着して出発する。相変わらず急斜面の尾根を登るが荷物が軽い分、スピードが上がる。
標高2,400m付近から徐々に視界が開けてくる。徐々に昇る朝陽に照らされた乗鞍岳、背後の焼岳が美しい。
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前方に黒々とした核心の2500m岩場が見えてくる。雪があればロープを出した方がよさそうだが、今日は岩肌が露出し階段状になっている。
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中間付近の乗越がワンポイントで少々悪い。各々ロープ無しで越える。
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続く短いナイフリッジを越えると徐々に尾根は広がり山頂が少しずつ迫ってくる。
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快晴の空のもと、周囲の白銀の山々を楽しみながら雪面を踏みしめて登る。尾根を登りきると、やや左手にピークが見える。
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そして朝陽を浴びながら初めての霞沢岳頂上へ。2人で握手を交わす。
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頂上は360度の展望で、勿論貸し切り。目の前に奥穂、前穂がドーンと聳え立ち、白山、南アルプス、八ヶ岳までくっきりと見える最高のロケーションだ。
お湯を沸かしてコーヒーを淹れる。無風で音のないピークを満喫しながら暫しボーっとする。
1時間ほど景色を楽しみ、後ろ髪を引かれつつ山頂を後にする。
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帰りの岩場はロープで懸垂する。40mロープだったので、中途半端な懸垂となる。
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テン場まで戻り、一息つく。テントを片付けて下山開始。傾斜がきつい分下りは早い。
尾根を外さないよう慎重に下り、笹藪漕ぎを経て取り着きへ。おかげでアイゼンは泥んこだ。
帰りもバスに触手が伸びかけたが、ぐっと堪えて(笑)徒歩で坂巻温泉まで。
秘湯の熱い温泉に浸りながら、ふと明日のこと思う。あ~また現実世界に戻らなければ・・・(溜息×10)・・・(笑)
帰りは、またしてもUさんが1人で運転を頑張ってくれて無事、帰神。
Uさん、ありがとうございました!!

 

◆テン場04500550標高2500m岩場~0635霞沢岳07300845テン場09501125取り着き11401245坂巻温泉

荒島岳

荒島岳                    2017年4月9日

                           M田、T(記)

 

 土日をかけて、雪洞泊で経ヶ岳に行く予定だったが、うっとおしい

低気圧が居座り、雨が止まないので最新の天気予報とにらめっこした挙句、

天気の回復しそうな日曜日に前夜発日帰りで荒島岳に目的地を変更する。

 単独ならテントを担いで経ヶ岳に突入したかもしれないが同行のM田君は

雪山泊の経験がないそうなので無理はできない。雨の名神~北陸道を愛車

ジムニーでひた走るがお尻が振られて非常に怖いので80キロで大人しく

巡行する。4時間かけてやっと勝原スキー場跡に到着するが相変わらず

霧吹きでかけられたように小雨が降っており、テンションが下がる。明日も

雨なら温泉でも入って帰ろうということにしてビールを飲んで寝る。

 翌朝目を覚ますとなんとか雨も止んで、これは行くしかない。8時出発。

 スキー場跡の石のゴロゴロした道を歩いて登る。1時間ほどで最終リフト

跡に到着。なかなか雪は出てこず、代わりに泥道が出てきて靴がドロドロだ。

 そうこうするうちに今日唯一の入山先行パーティが引き返してきたので

道でも間違えたのかと話を聞くと、泥道でテンションも上がらないので今日は

これで引き返して温泉でも入って帰りますとのことで、我々もますます下がる。

 雨が強まったら引き返すことにして尚も進むとシャクナゲ平に到着し、この

辺りより雪も出てきて、我々の汚れた心を白く清めてくれる。(私だけか?)

 雰囲気のよいブナ林をキツツキと鶯の奏でる二重奏を聞きながら登ると

あー春ハズカームと叫ばずにはいられない。しかし相変わらず空は不安定で

視界が突然開けたり一瞬でガスの帳が下りたりと目まぐるしく変わる。

 途中人間の足跡に混じって熊の足跡も見えだしたので鈴やガチャの音を

鳴らしながら進む。なんせ山中我々だけなので心細い。そのうちに餅が壁と

呼ばれる鎖場にかかり、雨で溶けだした雪が不安定なため難儀して登る。

 急坂を過ぎたら上はどんなんやったかなーと進むとますますガスが深まり

何も見えなくなる。何も見えないが地面と雪庇の切れ目が左側に延々と続くの

で用心して進む。振り返ると緩い斜面が270度くらいに広がり、ホワイト

アウト時のこの山の難しさが理解できる。何度か通うと土地勘もつくが、

前回は初めてでしかもニュースで言う爆弾低気圧通過中の吹雪の中を必死で

下山したことが記憶に蘇る。あの日は我々が下りた6時間後あたりにバリエ
ーションから登ってきた2名の若者が山頂付近で疲労凍死した。やはり冬の
荒島岳は舐められない山だ。今回も雪道と雪庇の間は短い所で1.5m位しか
ない
から間違って踏み抜いたら終わりだ。さてそんなこんなで何とか頂上には12時
30分位に着き、山の神様に登頂のお礼と下山の安全を祈願して、腹ごしらえ
をしてから下山にかかる。
今回はトレースも残っているので慎重に歩いて降りる。
 前回は頂上の向こう側で雪洞泊の後、1mほど積もった新雪と吹雪の中を
初めての山域に迷いながら降り、何度か枝尾根に乗りかけて肝を冷やしたものだ。

 今回は二度目で気温も高いので比較的余裕があった。しかし雪庇の踏み抜き

には神経を使う。餅が壁の腐った雪に手こずりながら、ようやっとシャクナゲ

平に到着。大休止する。なんやかんや言ってもやはりガスの中ではGPSは

絶大な威力を発揮する。安全のためには使わない手はないだろう。

 午後を過ぎ、回復するはずの天気がますます重苦しく真っ暗になってきた

中を、雪と泥にまみれながら勝原スキー場跡に戻り、途中フキノトウを採って

帰る。疲れた身体で運転する愛車がまた疲れを倍増させ、疲労困憊して2人で
運転交代をしながら21時過ぎ、やっとのことで西宮まで戻ってきた。

 今度はベンツかロールスロイスで行こう。レクサスも。

 冬の荒島岳は何度訪れても飽きない、いい山だった。その名の由来か、

天気が荒れる程、登りごたえがあるように思う.

 

 

 

 

 

 

大山 振子沢から剣ヶ峰

2017年3月26日

大山 振子沢  晴れ後ガス O島、UR本、M()、筑波大WVよりO娘とその友人T

 

はじめまして!新人のM田です。

今回はO島さんのお誘いで、大山に連れて行ってもらいました。

 

前日からO島さんの車で奥大山スキー場でテントを張り飲み会をしていた我々は、

朝に現着したU本さんを加え、二日酔いの頭を奮い立たせながら6:30ごろに出発した。

 

天候は午後から不安定になるとの予報であったが、午前中は晴れ。

 

スキー場から30分ほど歩いたのち鍵掛峠登山口よりスタート、しばらく進むと前日から不安定だったT田君の体調が(二日酔いのせいか)悪化、あえなくそのまま脱落となってしまった。駐車場に戻るT田君を残し進むことに。

 

昨夜のアルコールを汗として出しながら歩くと鳥越峠に到り一旦休憩、甘いもの大好きな私は持参したチョコを食べ幸せ気分に。

 

休憩を終え、鳥越峠を降り駒鳥小屋を横目に振子沢から稜線へと上がる予定であったが、駒鳥小屋が雪に埋もれて見つからず、振子沢とは別の沢(本沢)を登ってしまう。

 

本沢はいたるところに雪の被っていない急な崖が露出しており、崖からは常に落石が発生していた。大きいものでは20cmほどもあろうかという玄武岩質な岩が硬くしまった雪の上に落ちると、

沢の斜面に沿って結構な速度で転がり落ちていく。運の悪いことに広げた手のひらほどの落石が、O島さんの太ももに直撃してしまう。幸いにも大事に至らずそのまま山行を続けることが出来たが、打ち所が悪ければ骨折していただろう。

 

落石におびえながら沢を遡行すると、稜線へと登る急な坂が現れる。

大部分を先行するO島さんのステップに頼りながら稜線への急斜面を進みましたが、自分もわずかな部分だけキックステップを駆使しながら先頭をやりました。

ヘトヘトになりながら進んだ急斜面から見える稜線は、近く見えるようで中々遠かったです。

急斜面を登る間にガスが発生し、視界が制限されてきました。

 

稜線に到ると、天狗が峰の手前へと出ました。

山頂への道は最も細いところで自分の横幅ぐらいで少しビビりました。幸いにもその日は風が弱く問題なく山頂へと至ることが出来ました。

 

11:30ごろに山頂に到着し、山頂でお昼ご飯を食べているとほんのひと時だけガスがはれ、日本海目にすることが出来ました。

 

お昼ご飯を終えると今度は当初の予定通り振子沢へと向かいました。

本沢にスキー板を回収するためにO島さんが本沢へと登り返しに行ったので、振子沢と本沢が交わる部分でO島さんを待ちつつ、U本さんから滑落停止とスタンディングアックスビレイを教わりました。安全に登山する技術は何より大切なので貴重な体験が出来たと思います。U本さんありがとうございます。

 

スキー板を回収したO島さんと合流を果たすと、かんじきを履いて鳥越峠へ。実は私はかんじきを履くのがこれが初めてだったのでかなり苦戦しました。

鳥越峠を越えると、スキー板を履いたO島さんがスイスイと降りていくのを羨望のまなざしで見つめながらかんじきで進み、鍵掛峠登山口へと戻ってきました。奥大山スキー場へと戻ったのは4:30ごろでした。途中で駐車場に戻ったT田君はすっかり回復しており何よりでした。

 

帰りはO島さんの車で加古川駅まで送っていただきました。帰りに印象的だったのは、蒜山SAで食べたジンギスカン定食がおいしかったことと、稀勢の里が左肩の負傷にもかかわらず新横綱として逆転優勝を決めたことをラジオで聞いたことです。稀勢の里優勝の報にO島さんは大変興奮し、普段相撲を見ない私でさえ目が潤みました。

 

雪山は今年一月に伊吹山に行ったのと二月に丹沢に行ったのを含めてこれで三度目で、テクニックや体力などまだまだ身に着けるべきものが沢山あると、今回の山行で感じさせられました。

もっといろんな山に挑戦してみたいです。

大山南面

朝焼けの大山







鳥越峠
鳥越峠







本沢


本沢を登る(振子沢と間違えた)






本沢の崖

本沢の上部 落石が多い





稜線


ガスの頂稜









 




鳥越峠へ登り駒鳥小屋への下り本沢本沢上部頂上へ

















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比良 堂満ルンゼ中央稜

比良 堂満ルンゼ中央稜   平成29年1月22日(日) A木、橘(記)

 

 何度行ってもあまり飽きない堂満ルンゼへ今年も行くことにする。

 今回はすんなりと上まで抜けられるであろうか?!

 さて、当日の朝6時に集合。朝が早いので眠いが、時間の有効活用と

言えなくもない(前夜の長時間の宴会もないため)

 8時前、湖西道路志賀出口の次の無名の出口を下りてみると、近年になく

雪が多い。イン谷口を目指して進むが、すぐに凍結路に阻まれる。他の車も

皆諦めてUターンして湖西道路の下あたりに車を停めているので、我々も

大人しく前進を諦め道端に車を停める。(トリビュートならもう少し前進

できたかな?!)支度をして、登山を開始。登山パーティも多くて賑やかだ。

 1時間ほどで青ガレに到着。左の広いルンゼに入る。トレースはばっちりで

楽だ。暫く進むと取り付きに到着。準備をしているうちに後続の賑やかな

山岳会に追いつかれる。賑やかすぎてこちらのコールもかき消されてしまう。

 ビレイ解除、どうぞのコールを確認して賑やかな喧騒からの脱出を図る。

 しかし最近流行の防寒テムレス君は凍った岩にはつるつるでまったく

フリクションが効かない。一度落ちかけて木を掴んで持ちこたえるが胸筋を

無駄に使ってしまって老体には堪える。岳人の魂は赤兎に置いてきてしまった

ので、急遽代役として大枚をはたいたエアーテックエボリューション48cm

に適当に脱落防止紐を付けてきたが非常に長さが中途半端で使いにくい。

 いらいらしながらやっとA木君の待つビレイ点に到着し、急いでテムレス

から従来通りのウール薄手の手袋とオーバー手袋に付け替える。はるかに岩に

馴染む。ピッケルバンドはトハン中はもう変えられないのでこのまま行く

ことにする。2P目リード。大岩を左から巻いて上がるが雪が付いているので

躊躇する。このところクライミング練習を怠っているので早速そのツケが回ってきた。
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カムをセットしたり岩角にシュリンゲをかけたりして逡巡しながら

身体をずり上げ、ようやっと頭上の残置支点に到達しランナーをセットして

胸をなでおろす。以前のように軽く登れないのは雪が付いているからか体力が

落ちてきているからか。後続が煩いので引き離そうと50m一杯伸ばして

灌木でビレイ。3P目A木君リード。ここも雪が多くて我々が本日トップ?

のためかホールドの掘り出しとピンの探索に時間がかかる。しかしA木君は

実力があるのかピンもとらずに登るので早い。4P目リード。岩の乗越し

以外には面白くもなく45m延ばす。最後にルンゼとチムニーをA木君

リード。チムニーは灌木も多くて気楽だがルンゼの岩の乗越はピンが不安で

少しビビる。チムニーを抜けると樹林帯となり、ロープを仕舞う。
DSCF1305DSCF1304DSCF1303








 トレースが南西方向に着けられており、ラッセルもしんどいのであり難く

トレースを辿ってひと登りすると、ドンピシャで堂満岳頂上に出た。この

トレースを付けた人は偉い!GPSを使ったのだろうか? 辺りは真っ白で

何も見えないが、協議の結果金糞峠を経由してイン谷口に降りることにする。

 来年は頂上を割愛してトハン終了したらそのままルンゼを降りることに

しよう。雪崩さえなければ一番早い。

 サクサクと雪道を降りて、湖西道路の車のデポ地点まで戻ったら14時

だった。辺りに駐車している車が多いのでお巡りさんが来て職務質問された。

 やはり近年にない雪の状況だったのだろう。さすがに登山者の車に駐禁は

取ってなかったので助かった。帰りは温泉も割愛して家に早く帰ろうという
ことになり、酒なし、温泉なしのストイックな山行で終わった。高見山とは
正反対だったがたまにはよいだろう!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.12.29~31 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根

2016.12.2931 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 メンバーUMI(記)

 

12月初めUさんから年末山行のお誘いが来る。メンバーはM君を加えた3名だ。
色々考えた末、体力、技術的にも丁度良さそうな甲斐駒黒戸尾根を選ぶ。
しかしクリスマス連休に設定した荒島岳雪訓は雨男の本領発揮!?の暴風雪でやむを得ず中止。
さて、ぶっつけ本番はどうなることやら・・・。
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12
29日(木)

どうやら年末の天気は良さそうだ。今回は、晴れ男のUさんのパワーが勝ったか(笑)

近くの道の駅で2時間ほど仮眠し、竹宇駒ヶ岳神社の駐車場に到着する。車は1/4ほど。

おかげでラッセルの心配はなさそうだ。

神社で安全登山を祈願し出発。2年前に比べて雪が少ないのは有難い。
いきなりの急登は寝不足、体力不足の身体にすこぶる優しくない。3人とも汗だくだ。
木漏れ日の樹林帯をゆっくりと登り高度を稼ぐ。
2時間半ほどで笹の平に到着。この辺りから雪がちらほら。
前回深い雪に退却を決めた1628mのコルで休息を挟み、ここからは未知のルート。

八丁登りはジグザグの急登が続き苦しい。ラッセルがなくて本当に良かった。
アイゼンを装着し刃渡りを進む。左にはオベリスクと端麗な富士山、背後には八ヶ岳と雄大な景色が広がる。
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刃利天狗を通過すると傾斜が落ち、5合目小屋跡までは少し軽快(気持ちだけ?)に進む。
小屋跡付近には4張位のテントがあった。甲斐駒ピーク狙いで、テントを張っている人もいた。
断念した黄蓮谷をいつかは狙ってみたいものだ。

5合目のコルで一休みしていると甲斐駒日帰りの単独者が降りてきた。今日は3人ほどの日帰り猛者がいたそうだ。
M君、次は頑張ってね(笑)

コルからの登りは梯子、鎖場が続く。7合目直下の木橋まで来ると、あと一息だ。
休息を入れ、お疲れモードの身体に喝を入れて、本日最後の登りにとりかかる。
ここが核心で、垂直梯子、鎖場が続き、気が抜けない。鎖場には滑らない防寒テムレスが大活躍だ。
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日没前に小屋について、ほっとする。

小屋でテント受付をすると有難いことに水が貰えた。テン場は小屋から更に100mほど登った先にある。
既に2張先客。やむなく一番奥のトイレ地帯直近を整地し、会のモンベルテントを設営する。
なんとか日没直前にテントに潜り込むことができた。

早速、M君が担ぎ上げてくれた鶏白湯鍋で温まる。
予報では夕方から冬型が一時的に強まり30日昼頃までは北西風が強まるようだ。
食料と日程に余裕があるし、のんびり行こうかと思案する。
満腹後は、お待ちかねの就寝タイム。M君の『極地仕様の特大シュラフ!?』を横目で眺めつつ就寝。
夕方から強まった風がゴォゴォと流れ、その度にテントを叩いたが、幸いにも冬仕様シュラフのおかげで、まずまず眠れた。

 

0810竹宇駒ヶ岳神社~1035笹ノ平~1300刃渡り~1445五合目~1625七丈小屋

 

1230日(金)

予定の0530に目覚ましをかけたが、相変わらずの強風に速攻の二度寝を決め込む。

0700、風は相変わらず強いが、テント内に朝日が差し込み天気はいいようだ。2人を起こして、準備を始める。
0900出発を決め、テントを出る。素晴らしい快晴だが風は尻込みするほど強い。
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樹林帯の有難いトレースを辿り、森林限界を抜けると尾根筋に出る。
ここは風の通り道らしく、吹き抜けていく強風で何度もよろめく。快晴じゃなければ、引き返したい衝動に駆られる。
頂上へ続く稜線上は所々雪煙が舞い、その強い風を物語っている。
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クラストした雪面を踏みしめる音と感触が心地よい。
8合目で一息入れる。この先から核心となる。
大岩を右にトラバースし、切れ落ちた鎖場、短いナイフリッジ、急なルンゼを越えて行く。トレースがなければ、かなり苦労させられる所だろう。
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2840m付近の大岩の根元で小休止。何せ強風を避けられる場所が殆どないので、ゆっくり食事もできない。

エネルギー源を補給し、最後の急坂にとりかかる。
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強風に何度もよろめきながら登りきると、見覚えのある祠が現れる。そして10年ぶりの頂上。
周りを見れば360度の展望。
眩いばかりの白い山々、稜線が見渡せる。先月O会長達がトレースした北岳から間ノ岳に続く稜線、目の前には南アルプスの女王仙丈ヶ岳、そして秀逸な富士山。
この景色が見られれば何も言うことはない!?登頂の苦労が報われる瞬間でもある。
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強風で身体も冷え切ったので、下山開始。急峻な稜線を時折バックステップも交えながら慎重に下って行く。
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相変わらずの強風だが、天気もいいので問題ない。森林限界に入りほっと一息つきつつ、テントまで駆け下る。

夕方までお菓子や酒を飲みながら、のんびり過ごす。テント生活での最高に贅沢な時間だ。
夕食はUさんが担ぎ上げてくれたエリンギとウインナーのバター醤油炒めとスパゲッティ。
Uさん持参の秘密兵器グッズを使い、鍋を焦げ付かすことなく、山泊初の美味しい炒め物に一同感激する。
夕方には風も収まり始め、夜はそれほど冷え込むことなく快適な夜を過ごす。
トイレに立つと眼下に広がる甲府盆地に煌めく夜景が印象的だった。

 

0905七合目TS1005八合目~1150甲斐駒ヶ岳12201310八合目~1340七合目TS

 

1231日(土)

本日も快晴。Uさんの晴れ男パワーが凄すぎる!?(笑)早めに起きたが、準備に手間取り、0730TS出発。
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下りの方が危ないので、5合目までは気が抜けない。刃渡りを終えてアイゼンを脱ぐ。
一息入れて先を急ぐが、やっぱり黒戸尾根、長い。
最後はバテテ失速したが、何とか神社まで到達。神社で3人無事に下山できたことにお礼を言い駐車場へ。
3日間の山修業は無事に終えることができた。

直ぐ近くの尾白の湯で垢を流す。少々値は張るが、八ヶ岳の眺望が楽しめる泉質のいい温泉です。

帰路、疲れているはずなのにUさんが1人で運転を頑張ってくれる。横で爆睡しまくって申し訳ありませんでした(汗)

 

0730七合目TS0840五合目~1050笹ノ平~1240駐車場

 

黒戸尾根、長~いですが、いいルートです。
ただし、天気とトレースに恵まれなければ、かなりの苦戦を強いられるのは疑いない。今回はラッキーでした。
防寒テムレス、いいです(笑)暖かい、滑らない、水分を通さない、ピッケル等金属類の冷感触が伝わり難い、しかも安い!!といいこと尽くめでした。深雪ラッセル等なければ、かなり使えると思います。
Uさん、M君お疲れさまでした。
楽しい山行ありがとうございました!

2016.12.29~31 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根(2)

・2016年12月29日~31日
・甲斐駒ケ岳 黒戸尾根 冬期登山
・I(L)、M(SL)、M(記)

甲斐駒ケ岳黒戸尾根山行記録
12月28日から冬装備(21kg)を担いで甲斐駒ケ岳に登ってきました。
登山口(800m)から山頂(2,967m)まで標高差2,200m殆んど登りずくめの黒戸尾根コースです。

12月28日(水)
23:00 神戸出発
12月29日(木)
4:00 山梨県道の駅はくしゅう到着し仮眠。
7:00 道の駅を出発 
7:20 竹宇駒ヶ岳神社駐車場に到着
 竹宇駒ヶ岳神社で登山の安全を祈願
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8:00 登山開始
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笹の平分岐点到着
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ここまではほとんど雪が無く秋の登山道って感じでした。

刃渡り(写真は下山時のものです)
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直前でアイゼンを付ける。鎖もしっかりしていました。
 
16:00 七丈小屋到着
自分は途中でバテバテになったり、太腿が攣りかけたりと大変でしたがIリーダーはピンピンしており自分が行動食と水も空っぽだったのに対し行動食も水もあまり減ってないのを見てビックリ。経験の違いをすごく感じました。


12月30日(金)
未明からテントが壊れるかと思うぐらいの風。
もう少ししてから出発すれば稜線に出るぐらいには風が弱まるとのIリーダー判断で9:30七丈小屋出発
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12:00 甲斐駒ケ岳登頂

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所々体がよろめくぐらいの風が吹き耐風姿勢を取る箇所もありましたがIリーダーの言う通り山頂に着いた頃には風もだいぶ弱まり山頂で比較的のんびりできました。

12:30 山頂出発

13:30七丈小屋到着
そのまま下山できそうな時間ですが、せっかく食料も持ち上げたし体力的なことも考えて翌日下山することに。


12月31日(土)
7:00 七丈小屋出発
来た道を戻りますが斜度70度3mほどの鎖場や梯子場やヒヤヒヤする場面もいくつかありました。登りの時より足元が見えにくい為か降りの時の方がヒヤヒヤしました。

12:30 竹宇駒ヶ岳神社到着

尾白の湯に入ってのんびりと。。

20:00 神戸三ノ宮着

お疲れさまでした!
色々学ぶことの多かった素晴らしい山行でした。ありがとうございました!

福井県 赤兎山

福井県 赤兎山      平成27年1月2日ー3日 橘(単独)

 

  3年ほど前から一度は登っておかねばと考えていた、奥美濃の

赤兎山に登ることにする。名前がメルヘンチックだ。隣の取立山は

なんか催促されているような気がする。

 無雪期は林道ドン着きまで車で上がり、そこから往復4時間程度の

簡単な山のようだが、積雪期は林道が閉鎖されるので訪れる登山者も

少ないようだ。

 1月1日の元旦のテレビなどを見ているうちに出発の意欲が薄れ、

予定を1時間ほどオーバーしてから重い腰を上げて車で出発する。

 近所のスーパーなども締まっているので元日の出発はなかなか

大変だ。250キロの道のりを4時間ほどかけて走り、小原の集落に

到着する。眠いので適当なところに車を停め、即仮眠する。車の

中なら集落でも雪中でもすぐに寝られて便利だ。

 翌朝、早速寝過ごす。起きると7時で急いで準備をして出発。

 今日のねぐらは赤兎の山頂の向こう側の避難小屋なので大変だ。

 到達できなければ雪洞かツエルト泊となる。雪洞はまだ楽しいが

雪の中で狭いツエルトで一晩過ごすのはなんとか避けたい。

 しかし林道が出だしから非常に長い。くねくねとヘアピンカーブを

連続させ、なかなかに高度も上がらない。ショートカットを目論むが

雪の藪に突入し、余計に時間がかかる。山スキーのトレースがあるので

あり難い。5時間ほどでようやっと夏の登山口に到着する。広場があり

水も出ていて快適そうな場所だ。しかし今は一面の銀世界で野生動物

以外には人間一匹しかいない。さあ、ここからネジを巻きなおして

ギアを上げて登山道を進むが、傾斜がきつくなるとラッセルも深くなり、

MSRのスノーシューもあまり言うことを聞かなくなる。小原峠まで

夏道40分だが実際には90分かかった。このペースでは頂上17時前、

避難小屋17時30分くらいか。うーん微妙だ。初めての山なのでルート

ロスは日没とセットでやってくる。出発の1時間遅れが痛いが今更どう

しようもないので適当に歩いて半雪洞を掘ることに決定する。(積雪状況1m)

 雪のツエルトビバークは中崎尾根以来だ。懐かしいなあと感慨に

浸りつつ、京都の北山でも何度か雪穴で寝たことを思い出し、この標高

ならそう悲惨な事態にもならんだろうと考える。V字の地形を探し、

竪穴式の半雪洞を作って屋根にストックを2本梁に渡してツエルトの

フライとツエルト本体で屋根と出入り口にする。夜中の降雪には弱いが

そこまで考える余裕はなかった。スキー板か、その辺の木を切ってあと

4,5本の梁を渡すともう少し降雪にも耐えうる頑丈な屋根にできただろう。

 さて、今夜のホテルも完成し、急いで晩飯の支度をする。今夜のメニュー

は豚しゃぶ鍋。コッヘルが小さいので何度も作る。今回の山行きは血糖値を

下げるのも目的の一つなので食事は至ってシンプルだ。鍋を食べ終わると

酒をちびちびと舐めながら、もう後は何もすることがないので贅沢な時間を

ラジオを共に過ごす。そのうち、雪がしんしんと降ってきた。すぐに天井が

下がりだす。やれやれやっつけ仕事の屋根なので朝まで持つか心配になるが

今更作り直すのも大仕事なので一度外に出て雪かきをして、あとは天に任す。

 最後に小用がしたくなったがもう更に外は寒いので中でして外にほかす。

 さあ、寝よう。意外と快適だ。いつまで持つかなと思ったが、次に目を

覚ますと3時だった。なかなか快適だ。降り積もった雪が雪洞の隙間を

埋めて、さらに温い。こうなったら朝まで寝ようとするがそこからは目が

冴えてあまり眠れなかった。

 夜明けとともに行動開始。7時出発。もう引き返そうかとも考えたが

昼からは天気も回復傾向であるし折角来たからにはもう少し頑張ろうという

ことで9時まで突き進むことにする。真っ白な緩い尾根を方角を間違わぬよう

登っていくと、やがて頂上に着いた。9時。スーノーシューのゴムの留め具が

ボロボロと切れだして、手持ちの細引き等で修理しながら難儀した。天気は

曇り、無風、気温は高め。記念撮影をして、下山にかかる。またあの林道を

うねうねと戻るのかと思うとぞっとするが仕方がない。

 帰りは自分の付けたトレースもあるので結構サクサク戻れた。小原峠10

時、林道終点駐車場11時。そこから約4時間で車に戻る。しかしその途中、

ザックに装着していたはずの愛用のピッケルがないのに気が付く。往路でも

一度外れかけたので注意していたがまさか下山で落とすとは!往復1時間

かけて重い足を引きずって探しに戻るが発見できず。これ以上戻るともう

帰りがさらにしんどくなるので断腸の思いでペツルのサミット君と永遠の

お別れをする。Bタイプだが気に入っていたのになあ。。岳人の魂を抜かれた

ような気分。それにしても新調したミレーのクンブー65Lには参った。

 使い勝手が悪いことが甚だしい。帰ったら更に大改造しよう。ピッケル

ホルダーは大げさなものが付いているがシャフトを固定する部分がゴム紐

でブラブラと安定が悪い。よいザックはピッケルやバイルがピタッと収まる

が。。まさか一般路で外れるとは。。この怒りはぶつけるところがないので

ピッケルをザックにビレイしなかった自分が悪いと結論付けたいがビレイ

できるループがそもそもザック背面にない。遡及すれば店でこの品物を

選んだワシがアホやったということで、やっと納得する。そうやワシは

アホなんや!

 がっくりしながら車に戻り、ゴムが切れて履けなくなったスノーシュー

、空回りして固定の効かない3段式ストック、その他ボロボロの山道具を

車に放り込み、温泉も割愛して年始の渋滞の中を家まで帰った。

 冬の1650m付近で使い物になった防寒テムレス手袋だけが今回の収穫

だった。今回は冬のサバイバル登山となったが、ビバークの決断は明るいうちに
下すのが鉄則であること、半雪洞は数種類あるがどれもドか雪には弱いこと、

雪上でツエルト幕営はさらに寒くて風にも雪にも弱いこと、雪山では実は

ツエルトよりも大きめのタープの方が有効なこと、などが再確認できて

よかった。岳人の魂ピッケルはこの春誰の手に渡ったのだろうか。。。(完)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大堂海岸

こんにちは、濱野です(^。^)
前から行ってみたかった大堂海岸へやっと行けましたので、報告です。
と言うのも、人工物はほぼないので、プロテクションは自分でとらないといけない。なかなかクラッククライミングはジャミングとカムのセットに自信なかったので、行けなかった岩場です。
まだまだ上手くはなってないけど、簡単なグレードもあるし、練習する為にA木君、中野君と6時間かけて行きました(^_^)
3時に姫路を出発し、順調に車を走らせても足摺岬より西に位置するこの場所は遠かった。
車を置いたら、看板のある脇道を下って行く。
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白い花崗岩と広い水平線、青く広がる空は僕ら三人で貸切でしたね。

さっそくハーネス着けて、一番簡単なグレードから登る事に。
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ハンドサイズで手足のジャミングも良くキマり、カムもセットしやすかった。
終了点はフレークにスリングで構築
続いて左側の
左に開いたクラックなので、右側のフレークを使ってレイバックで登った。
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次にスーパークラック5.9★★
これは長いルートやけど、ちょうどいいハンドサイズで手足のジャミングバッチリ効かせれる!
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気持ち良すぎて終了点見逃して登りすぎたので2mほど慎重にクライムダウンして終了点へ(;´Д`)
お二人もジャミングの練習には丁度良かったんじゃないかと思います。

モンキーエリアで目を引く2mほどのルーフ
「モンキールーフ5.10a」
ルーフの下にカムをセットしたら体を外に出していく。ハンドジャムは良く効くけど足は良いのがなくて、(;´Д`)ハァハァでした。
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さっきのが辛かったので「モンキールーフ左5.10a/b」は良く観察してトライ
ルーフから上が指が入る所が限られてて、左上のバンドに手を伸ばすがホールド見つけられず2mほどフォール(T_T)
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カムのセットは大丈夫だったようでちゃんと止まりました。
何度かのトライでようやく上れました、、、。
この日はこれにて終了。
大月町の道の駅やスーパーで、地元の鮮魚や鶏肉と野菜買って樫西キャンプ場へ
ここは無料ながら綺麗なトイレと水道もあるしロケーションも最高でした。
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美味しい刺身とうつぼの煮付けをつつきながら、味噌鍋でお腹いっぱいヽ(・∀・)ノ
近くのホテルでお風呂に入り就寝

次の日、8時にはモンキーエリアに到着して東壁の「うず潮5.8」から
昨日の疲れもあるのか、難しくはないけど3人とも疲労感が
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さらに東へ移動した所に「胎内クラック5.9+」
レイバックで登る感じで疲れるけど、途中のスッポリハマる穴で休憩できるので(≧∇≦)b
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クライマーの安全を見守る地蔵と化すA木君w
ここでも終了間際で、カムのセットをミスって足を滑らせてずり落ちたけど、カムのテストは問題なし!

大滝エリアも登りたかったけど、時間と疲労もあるのでまたの機会に。
帰り道にある短いルートで締めくくり
「ダブルフレーク5.9+」
良い景色をバックに高度感のある写真が撮れるルートやけど、クラック浅くて左に開いてるので、パワー使う。
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2日目はこれで終了。長い道のりでしたが、香川で親鳥のもも肉を食べて帰りました。
登った本数は少なかったけど、十分満足でき3人ともとても良い練習が出来たと思います。
もっと面白そうなクラックがいっぱいあったし、とても良い場所だったので、また近い内に来れたら良いなぁ。
今後の課題としてはフィンガーサイズですね。
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