8/4明王谷奥の深谷

山行日  平成30年8月4日(土) 

登山地  明王谷~奥の深谷(比良山系)

山行形態 沢登り(日帰り)

メンバー 金谷(L)  前田(搬送)

天候   晴 32℃(入渓時)


圧倒的な水量を落とす「明王谷三の滝」と「八池谷貴船の滝」は

その恐ろしそうな景観から私のある種トラウマになっていました。

とある猛暑日ヒロシ君を誘いトラウマ解消に出かけました。


9時35分入渓。絶好の沢登り日和。水量少ない。

入渓直後、私は泡立つ水中の景色に視点が合わず、傾斜した水中の

石に滑り右膝を強打、膝は熱を持ち腫れてくる。

かなり痛いけど何とかなると、遡行を始める。


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10分ほどで堰堤に到着。

例の壊れかかったアルミ梯子は壊れて跡形も無くなっていた。

フリーで右の黒い壁が登れそうなので、ロープも出さずなんなく直登。



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20分ほどで二の滝到着。

ここまでの平流は水量が少なかったが、二の滝はいつも通りの大水量。

滝壺は土がたまって浅くなっていたが、大雨で底をえぐられたのか?

以前の水深に戻っていた。

10mほどの平泳ぎで滝下に、滝の右側のリッジ状をフリーソロで登る。


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その上の15m位の長淵は、2人とも背泳ぎで激流を突破する。笑!

初めて使うライジャケは効果抜群で、この後ヒロシは淵があれば必ず

いろんな泳法で突破していく。あー沢登りが水遊びに変わっていく。

まだまだ幼稚な一面がかわいい。


30分ほどで三の滝に到着。

相変わらずの迫力だ。

「ザックを置いて試登していいですか?」に「いいよ」と言うと、

ヒロシ君躊躇なく膨大な水の落ちる滝裏をロープレスでどんどん渡り、

滝心のすぐ右横のつるつるフェースを登り、渦巻く滝壺にダイビング。

逆巻く流れにモミクチャにされながら、必死の平泳ぎで戻ってきた。

冬の宝剣岳北稜の時といいヒロシには恐怖心が無くなる瞬間があるのか、

生存係数をはじき出す計算能力が低いのか、ビビリの私には分らない。


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ザックを担いで私も滝裏をへつると、空間は結構広くホールドもあって

全く問題なく渡れてしまった。少し泳いで滝の右のリッジ下に立つ。


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約30mのリッジはフリーソロ状態になるので、私が登るつもりだったが、

ヒロシ君「ゼヒ登らせて下さい」と食い下がるので、右膝の痛みで弱気に

なったのか、「OK」と任せてしまう。

30mノープロテクションで堕ちてきたら止めようがないが、深い滝壺に

ドボンだから怪我しないだろうな、とか自分が登るより緊張する。


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OKコールが出て、セカンドで続くとⅡ~Ⅲ級程度で容易であった。

ヒロシ君喜びの余り「オンサイト!!オンサイト」と騒がしい。

で、「試登したらオンサイトではない」とからかう。必死さがオモシロイ。


「三の滝」その見かけから困難を予想していたが肩すかしだった。

「貴船の滝はヌルヌル薄被りでフィンガージャムなど体感10aの素晴らしい

フリークライミングだったが‥」


トラウマ完全解消。


11時35分、丁度2時間で明王谷終了。

昼食後続いて奥の深谷を遡行。

奥深下部は淵も深くヒロシまたまた水遊びと水泳に興じる。

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段々調子が上がって次々と出てくる滝と淵を直登&直泳で突破していくと、

二股で休憩中の5人パーティに追いつく。

挨拶してからは更にギアアップし、平流も滝もどんどん飛ばしていく。


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10m直瀑の右岸を小さく高巻き、暫くして午後2時35分遡行の終了点

となる登山道との出合に着いた。丁度5時間の遡行だった。

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(総括)

・今回水量が少なく平流部は流心をほぼ通しで歩けた(泳げた)。

・晴天が続いても、滝部は伏流がなく水量は通常と余り変わらなかった。

・前半は緊張と遊び(余裕?)で動画撮影しながらゆったり登ったが、後半は脇目

もふれず超高速沢登りとなり写真も撮らず黙々と集中して登った。

・パートナーの安定感が出てきたので、ロープ使用が2回(三の滝左岸リッジ、

  奥深上部8m美瀑右岸高巻き)で済んだ。

…経験値と登攀力の高いパーティならばノーザイルが可能。

(もしもの事故対応や懸垂下降を考慮すると、ザイル携帯は保険で必要)

・長い泳ぎのある沢ではライフジャケットが有効。

  …空気で膨らみ背部がメッシュのタイプが登攀&携帯等にマッチしている。

・メンバー間の信頼感の深さが大切、(最近は数字ばかりを追いかけたり、卑怯な

山屋も一部見受けられますが、社会や山のモラル、ルール、メンバーを大事

にして、アウトドアを探究し続けたいですね。


2018.7.27 若狭今古川

2018.7.27 若狭今古川 メンバーHI(記)

 

うつろ谷について調べていると、今古川が目に留まる。

記録を読むと、うつろ谷よりも滝が多く、面白いらしい。

それ程困難な滝はないようだったので、新人Hさんと共にトポなしで挑戦してみる。
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7
月27日(金) 晴れ

JR三方駅(標高5m)から、先ずは歩き装備で出発する。

交差点の信号を渡って細い道に入り、学校を過ぎた辺りで左手の道に入る。

今古川を越えて交差点を左に曲がり、道なりに登って行くと林道が始まる。

林道に入ると直ぐに鹿除け?のゲートがある。

未だ朝方で気温もそれほど高くないはずだが、徐々に傾斜もきつくなり、汗だくとなる。

大きな堰堤が見えてきた辺りで、オロロの大群に襲われ、気持ちが滅入る。
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オロロを振り払いながら橋の手前で一息入れ、今にも自然に帰りそうな右岸の巻き道を登る。
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70m
程登り、アップダウンのあるトラバース道に入るが、所々、草木が繁殖しルートが不明瞭となっている。

行き過ぎたかな?とも思った頃に左手からの顕著な沢が現れ、ホッとする。

この沢を渡り、左岸の尾根沿いのルートを藪漕ぎしながら下り、やっとこさ⁉今古川に降り立つ。

駅から約1時間半の行程。
汗だくの中、沢装備を付け、漸く沢登りの開始となる。

水は少し濁ったような感じで、少し冷たいが、気温が高いので何とかりそうだ。

F1に取り付くが、かなりぬめぬめで悪い。真ん中から抜けるが、Hさんは慣れないぬめりに苦労していた。
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3
つ目の滝もぬめって滑りそうだったので、この沢唯一のロープを出す。

水流の右を抜けて左岸の立ち木でビレイ。
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この後お手頃の滝が5程?続く。
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標高290m付近の分岐は右へ。
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お手頃の滝を10程登り、標高360m付近で2段の大きなぬめり滝が出現。
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一段目は、水流の左手を登り、二段目は豪快なシャワーを浴びながら、ぬめる滝を左上するが、上部で行き詰まる。

足場がないので、木にシュリンゲをかけてA0で越える。どうやら右岸に巻き道があったようだ。
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続く幅広のぬめり滝。簡単そうに見えるが、結構、滑る。水流付近はフリクションが効くので、中央を越える。
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続く滝は右上して越えようとしたが、中段から上がツルツルで断念、右から巻き上がる。
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そして標高400m付近でメインの裏見の滝が出現。

中央からバンドに上がって左上し、落ち葉の積もった滑り易い斜面を木登りで越える。
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次が噴水?滝。ここは左から落ち葉の積み重なった滑り易い階段状斜面を巻き上がる。
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滝上で長めの休憩を取る。

マイナスイオンに癒されるが、スズメバチに似たアカウシアブが途中から終始纏わりついてきて癒し気分も半減だ。

噴水滝を越えると傾斜も緩やかになり、平流が続く。
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標高450m付近の分岐を左に進んでからも暫く流れは緩やかだ。
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この付近は、インゼル、堆積した土石や樹木で、ルートが少々わかり辛い。

標高510m付近の分岐は右手の連続する滝を登る。
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ぬめって滑り易いが、楽しく越えて行ける。
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手頃な滝を10程越えると、標高560m付近にのっぺりした滝が出現する。
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この滝は手が出ず、右から巻き上がるが、上部で二俣?が・・・。

ここは、左の東北東の流れに進むのが正解。

続いて大きめの滝を2程越えると、再び流れは緩やかになり、標高640m付近の二俣へ。
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ここを右に入ると流れは更に細くなり、藪っぽくなる。

そして次の二俣を左に進み、一登りすると林道の土管に突き当たる。沢はここで略終わりだ。

ここで、大量のブヨに襲われ左耳、側頭部をやられる。おかげで翌日は猛烈な痒みに悩まされる。

林道で休憩したかったが、大量のブヨが舞い、それどころではない。

やむを得ず雲谷山まで踏ん張ることとする。

林道を越えて5分程細い沢を辿ると右手に細い流れが現れる。

雲谷山へ抜ける谷と当たりをつけ、北東方向にルートを取る。

暫く進むと水流も消え、あとは谷間を藪漕ぎしながら、時々コンパスを合わせつつ、黙々と高度を稼ぐ。

暑さでヘロヘロになってきた頃、雲谷山(標高786m)山頂付近に上手いこと飛び出す。
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頂上から北西面の眺めはいいのだが、ここもアブ、ブヨ、ハエのオンパレード。

虫よけスプレーで何とか凌げたが、なければ疲れた身体に鞭打って早々に下山だった。

装備を解いて、靴を履き替え、昼食を摂る。害虫がいなければ、恒例の昼寝をするのだが・・・。

装備が乾いてきた頃に下山開始。登山道の踏み跡は、しっかりしている。

高度を下げていくと暑さが増し、たまらず標高400m付近のコルで休憩を取る。

長袖を脱ぐと手首にマダニが喰らい付いていた。藪漕ぎの時に付いたのだろう。

疲れたので横になると、2人して爆睡モードに突入であった()

再び身体を奮い立たせ、途中の展望台で三方五胡の眺望を楽しみつつ急斜面をぐんぐん下る。

下山口にある三方石観世音にお詣りし、あとは灼熱の太陽にくらくらしながら三方駅へ。

直ぐ近くのきららの湯で汗を流し、虹ラーメンを食べて帰途に着く。 

 

今古川、手頃な滝が連続し、なかなか楽しい沢でした。ヤマビルもみかけず。

ただアプローチと最後の藪漕ぎがしんどいのと、下山が長いのがネック。
晴天が続いたせいか、全体的にぬめって滑り易かった。

時期が悪かったのか、アブ、ブヨ等不快虫が多い・・・、虫除けスプレーは必須です。

分岐が多い沢なので、コンパス、地形図と高度計は必須。

 

コースタイム:三方駅05450630堰堤前~0715最初の滝~0940裏見の滝~0955噴水滝10201030標高450m付近分岐~1050標高510m付近分岐~1135標高630m付近分岐~1155林道~1220雲谷山13451440標高400m付近コル15201605三方石観世音~1630三方駅

平面距離:11.28km、累積標高(登り)1,260m

H30.7.25御在所岳前尾根

パーティー:A(リーダー)YM(記録)

 

直前の22日に別パーティーも入っているが、我々も御在所岳前尾根に向かってみる。Y君は22日のパーティーにも入ってたので、2日ぶりの御在所となる。22日は酷暑で、2.5Lの水が枯渇したと聞き、飲み物を3L用意して恐れながら駐車場を後にしたところ、前情報通り暑くて汗が噴き出る。「夏は沢がいいなー」と話しながら、Aリーダーのハイペースに頑張って付いて行くと、兎の耳が右側に見え、これも登ったら楽しそうだ。最後の水場で冷たい水に元気をもらい、木陰の道を上っていくと、裏道との分岐点となるクライマー以外立入り禁止看板まで1時間ほどで到着することができた。また、若干雲が出てきてうっすら太陽を隠してくれると、風も出てきて非常に爽やかな状況となってきた。
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一の壁や中尾根バットレスのカリフォルニアドリーミングのすっきりとした岩壁に見とれながら、右の踏み跡をたどると
P7に到着。身支度を整えていると、汗も引いてきてやる気が湧いてくる。P7はノーマルルート(Ⅴ-)を選択。Aリーダーにリードを任せると、カムの効きを確かめながら、安定して登って行く。
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P6
は、チムニールート()を選択。リードはY君、細かい足場を探すも全くなく、手と足で突っ張りつつ非常に狭い奥側のカンテを使い、「ヘルメットが邪魔やー!」と叫びながら、きっちり登ってくれた。チムニー内はプロテクションが取りづらいので、リードは注意が必要。登り方が三者三様で全く違うムーブで、しんどかったが面白かった。
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P5北谷側ノーマルルート()、P4北谷側凹角ルート()はコンテと思っていたので、クライミングシューズからトレランシューズに履き替えたが、所々滑って肝を冷やした。後ろからガイドパーティーが追いついて来たら、Aリーダーの知り合いで、突然の出合いとAリーダの顔の広さにびっくり。P4の中間から上部はちょっと気持ち悪かったので、即座にロープを出す事にした。終了点からズレていたので、カムを2つ使ってビレイポイントを工作し、スタカットで登った。リードA

P4を越えると丁度良い場所があったので小休止。補給していると涼しい風が通り抜けてくれた。景色は快晴には及ばないが、気持ちの良いクライミングができることに感謝。P3は途中までノーロープで上部のクラックだけスタカット、リードM、ハンドジャミングも決まれば面白いが、足が不安。P2下部で荷物をデポし、ギアを減らしてヤグラに取り付く。
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ヤグラ(Ⅳ)、リードY、プロテクションがほとんど無いので、カムでランナーを取っていく。ヌンチャクやスリング使って、ロープの流れを意識したランナーを構築してくれ、しっかりと登っていく。中間でもピッチを切れそうだったが、トップまで抜けてもらう。3人登ったら記念撮影。二人とも旅の相棒を連れてきており、若干うらやましい。
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懸垂でコルまで下り、デポした荷物を整えて下山開始、コルから裏道に合流するまでは浮き石も多く油断出来ない。なかなか良いペースで下って行くと、藤内小屋に着いた時に「これは駐車場に4時までに着けるのでは?」との事で、ここから文字通り駆け下りていく。岩を天狗のように飛び降りながらガンガン下りていくと、気温も上がってきて、スタート時と同様に汗が噴き出る。その甲斐もあって、駐車場には45分に到着。その後、片岡温泉に浸かって、自然薯のとろろめしを食べ過ぎて帰路につく。Aリーダーは翌日誕生日とのことで、おめでとう&良い山行をありがとう!

 

(気付き)

・カムは外側の歯を安定した壁側で使用した方が良い。

・カムは9割以上引いてセットすると、回収が大変。

3人なのでダブルロープで時間差で同時に登る方法とした。最初カラビナ二枚でそれぞれムンターでセカンドビレイを行っていたが、スムースさと安全性を重視し、以降はセカンドビレイ機能のATCでビレイを行った。

・前尾根は終了点がきっちり整備されており、安心して確保できる。また短くピッチを切れるので、練習にも丁度良い。

・あまりに暑い日は山専ボトル(魔法瓶)に氷水を入れておくと幸せを感じれる。

 

(タイム概要)

0700蒼滝駐車場-0730藤内小屋-0750分岐点看板-0800 P70930 P61030 P51130 P41200 P31300 P21530分岐-1550藤内小屋-1605蒼滝駐車場

小川山クライミング合宿

メンバー:金谷(リーダー)、OKD、前田(記)
期間:7月14-17日

前田です。このところ暑くて毎日でも沢に行きたい日が続きますね。

今回は小川山にクライミング合宿に行ってきました。
キャンプ場の標高がだいたい1500mくらいあるので涼しい!

私は今回が初小川山なので、初日は小川山レイバックに挑戦。めっちゃきれいなクラックで驚き。
初めてのナチュプロルートにビビって焦りまくりand足がよく滑ってオンサイトならず。OKDさんにリードで行ってもらったおかげでトップロープでクリア。
徹夜で運転してきて疲れたので午後はキャンプ場に戻ってアイスを食べたりビールを飲む。
晩御飯はOKDさんがBBQを用意してくれた。
これぞ最高の夏休み。

2日目は屋根岩2峰のセレクションを登る。先行パーティーはなし。
1ピッチ目の短いクラックはOKDさんが苦戦しつつも登りきる。
2ピッチ目はスラブを金谷さんが登る。ランアウトが長くドキドキする。
3ピッチ目はチョックストーンがある楽しいチムニー。
4ピッチ目は少し長めのクラック、木から乗り移るところがやらしい。
5ピッチ目のトラバースは足元がスパッと切れて、はるか下に地面が見える。
ハラハラドキドキ。こういうの大好き。
6ピッチ目はOKDさんがオリジナルのセレクションのルートを行く。後半のワイドクラックの下に足がつきそうでつかないところにはヤキモキさせられた。
「セレクション」の名前にふさわしく、バリエーション豊富で見どころ満載のルートでした。
キャンプ場に戻って例のごとく悠々自適に過ごす。
私は家から持ってきたリオネル・テレイの「無償の征服者」を読む。

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2ピッチ目




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3ピッチ目


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懸垂で撤収




3日目は3峰のレモンに向かうも...。
迷った。
2峰の取り付きの横を伝って行けば3峰にたどり着けるかと思ったら違ったり、
間違って4峰のほうに行きすぎたりして小一時間、いや小二時間くらい歩き回ってようやく3峰にたどり着く。
今日の核心は取り付きまでだったかも...?
気を取り直して登攀開始。
2ピッチ目はトラバース、昨日ほどではないがここもいい感じに高度感がある。
3ピッチ目はレモンのオリジナルの5.6を、自分がリードさせてもらう。
今まで3人パーティーの2人目として登ってたので、二人にビレイしてもらってダブルロープ風になる。
ただ自分はダブルロープの経験が皆無なので勝手がよくわからず、取らなくていい木に支点を取ったりして若干混乱ぎみ。
5.6なので苦も無く登れたが、もっとスムーズに支点構築とかできればよかったと反省。
そして最終の4ピッチ目、多く登られているルートは稜線のリッジを行くルートらしいが、我々はあえて右側のトラバースのルートを行く。
金谷さんがリードで登る。早々に壁の向こうに消えて姿が見えなくなり、結構な時間がかかってようやくセカンドで登り始める。
登って初めて時間がかかった理由がわかる。誰もこのルートにきてなさすぎるので壁にびっしり岩苔が張り付いている...!足を置くたびにパリパリと岩苔が音を立てるので、一挙手一投足が壁の掃除をしながら踏み出さざるを得ない。
しかも足元が切れていて高度感がめっちゃある!
このスリル、アルパインだなぁ。
金谷さんは「チンネ左方カンテを思い起こす。」と言って満足そうだ。
キャンプ場に戻ると今日はレタス味のソフトクリームを食べる。
意外とおいしいけどこれレタス味なのか...???
晩御飯は私が用意した皿うどんが好評だった。今度から山に入った時は作ろうと思う。

4日目は小川山を出て二子山に向かう。
予定ではまたマルチをやるつもりだったが、前日にこの辺りに雨が降ったようで、
あちこちから水が滴るので悪魔のエチュードだけやって帰ることに。
OKDさんが2回目のトライで成功。
今回が初めての石灰岩の岩場で、悪魔の指にさえ触れなかった。上達してまた訪れたい。


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”悪魔の指”と格闘するOKDさん





今回の合宿ではナチュプロやクラック、マルチに石灰岩など新しい経験を積むことができた。
正直なところ自分の実力ではまだまだ及ばないものが多かったのでへこんだりもしたが、
今回は「自分の限界がわかっただけでも大進歩」ということにしておこう。
クライミングにキャンプ、夏休みの思い出としてこれ以上ないくらい楽しい日々を過ごせた。
今回登れなかった夏休みの宿題たちを片付けにまた訪れたい。

剱岳 八峰

剱岳 八ツ峰           2018年7月14日ー16日 
                 メンバー:T(記)、M下(L)、T口


 25年振りに剱岳に行くことにする。それには仕事を辞める覚悟も要るので
ブラック企業は大変だ。
 7月13日(金)21時半、川西市のM邸集合。一路北陸道を走り立山駅前の
駐車場には4時前に到着、暫く仮眠し、予約済みのケーブルとバスに乗り込み
満員の人ごみに辟易しながらようやく室堂に降り立つ。9時。荷物を担いで
人工の道をえんやらこと歩き、雷鳥沢、剣御前、剣沢と越え、ようやく真砂沢に
ついたのは16時位か。途中、長次郎雪渓を偵察に上がり、1・2峰間ルンゼの
取り付きを確認する。他の二名は遥か下でへばっていた。剱沢の警備隊の方に
聞くと長次郎上部は雪渓が切れてかなり悪いとのことで、下山路をどうとるかについて
悩む。メンバーのアイゼン歩行の状況を見ると、あまり無理はできない。
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1・2ルンゼ取り付きのフェースと岩小屋(穴)(中段右二か所)




 とりあえず5・6のコルから上がり、八峰頭から本峰を経由し、平蔵谷まで
伸ばして、そこから下山することにする。しかし新人T君が四日前に買ったアイゼンが
完全にハイキング用のモンベル10本爪であることがわかり、計画を縮小して
1・2コルから入り、5・6のコルから長次郎を下りるという最も確実な計画に変更する。
 テントを張り、今夜の飯を作る。新人二人は要らないもの満載だ。金属製のペグやら
焼き網やら。服の着替えを5着?やらETC。。剱のバリエーションを目指すなら
軽量化も大事だ。果たして明日、剱は我々を暖かく迎え入れてくれるだろうか。
 様々なことを想いながら山奥で暑くて寝苦しい夜を過ごす。
 15日(日)本日は行動日だが、早速寝過ごす。3時半起床。5時出発。
 テント生活はほとんど経験がないので、準備に時間がかかる。まわりのテントは
皆出発したようだ。しかし我々は既に計画を縮小しているのであまり慌てずに出発する。
 歩くこと2時間ほどで1・2のコルへ到着。天気も良いし5・6のコルから上がって
何とか本峰も踏みたいという誘惑と楽観的な期待が勝り、第二案の5.6のコルから
本峰まで登り、カニの横這いを経由して最も斜度の緩い平蔵谷を下りることにする。
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 5・6のコル取り付き8時。6峰が馬鹿でかい。乗越すのに2時間ほどかかった。
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次いで7峰。どうも三の窓側の巻き道と、忠実に岩稜を辿る二つのルートがあるようだ。
この巻き道の通過に小一時間浪費 
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どちらがよいかは判断が付きかねるが、より安全を重視して巻きルートを進む。
 道が明瞭な間は快調だが、日陰のルンゼでは堅雪がべっとりついていて軽装備では
通過できない。這い松君にお願いして支点になってもらい、10mほど降りて
氷を通過し、また10mほどをずり上がる。捨て縄を買って来た担当に捨て縄を作るよう
指示したら、なんとナイフはテントに忘れてきたという。。剱のバリに来てナイフを忘れる
とはこれまたお粗末なことだった。その前に、ロープも新品2本をT君が買って持ってきた
が、まだ売り場のビニールに入ったままでキンク状態だ。これまたお粗末君でした。
 家でさばいてから持って来るように!それよりも新品を持ってこずとも使い慣れたので
良いのでは!?。突っ込みどころ満載で7峰を乗越し、どれが何峰やらと相談していると、
突然マイナーピークの向う側で大落石の音とともに男女の強烈な悲鳴が。。その状況により
尋常な事故ではないことがすぐに理解できたが我々の位置からはどうすることもできない。
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 人のことを心配するより自分たちの足元に集中を指示してピークを越えると、事故パーティ
とコンタクトが取れた。すでに初期対応はその前のPの協力を得て終わっており要救助者は
担がれてへりに拾ってもらえる開けた地点に運ばれている。下半身が動かせないようなので
胸が痛むがわれわれにできることは早く県警ヘリが到着することを祈るしかない。ふと
痩せ尾根から左に目を転じれば熊の岩の上部の雪渓で人が倒れており、廻りで何人かが介抱
している。うーむ、同時に二人も要救が命の灯を灯しながら不覚な体勢で救助を待つしか
ない状況に追いやられているとは、この山は一体どれほどの山なのだろうか!!。
 思わず胸に熱いものがこみ上げる。事故発生より1時間ほどでようやく県警ヘリが
飛来して、二名の傷着いた岳人を拾い上げていく。頼みますよ、早く病院へ。幸い
時刻も早く何より快晴なのでそれは助かった。しかし我々は相変わらず浮石だらけの
稜線を悩みながら登っていた。八峰上部は常に3級ーの岩場で、落ち頃、登り頃だ。
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 ロープ2本では効率が悪いのでだいたい1本で登下降する。ようやく何やらわからないが
8峰を越えたように思えた。あと一登足で8峰頭に出られそうだがこれまでの時間経過を
考えると甘い判断も出来ない。時間は13時過ぎ。降りる判断をするならよい時間だ。
 幸いその地点から長次郎側に下りられそうで懸垂支点も見える。ここでこの先突入したら
頂上は17時ごろ、下山に4時間でテントは21時頃か。このメンバーで夜の雪渓下りは
大変そうだ。長次郎右又上部の雪渓下りも危険だが、まだ焦る時間帯でもないので
軽アイゼンのメンバーに安全にクライムダウンできるか確認し、本人も行けますと言うので
降りることにする。まあ最悪はロープをフィクスすれば降ろすことはできる。頂上への期待は
残った。13時半下降開始。アンテナの入る最後のエリアと思われたので、ラインに
その旨打っておく。剱の稜線では携帯が命綱だが、T君は写真等色々使っているうちに
敢え無く一日目にして電源喪失。予備電源も持たず。
 さて、長次郎に降り立つ際に3番目で降りたM君が誰でもわかる明確な墓石位の浮石に
足をのせ、落石を起こす。クライムダウンも出来る斜面だったが、運悪く下に投げられた
新品のロープを直撃。早速ロープを一つお釈迦にする。会の装備とはいえ、物の扱いが
無造作に過ぎる。不安定な石はそれ一個のみ。わざわざその上に乗るとは。。
 まだまだ練習が足りないな。切れたらまた買えばよいという問題ではない。長年に
わたって先輩諸氏が築き上げた会の財産で購入した物だ。若輩者がホイホイと会のお金を
使って次の装備を買い足していては罰が当たる。いや、すでに剱から罰を与えられている
のだ。君らは残念だがまだ早いと。
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 閑話休題。雪渓には無事下りれたが下には2,3のシュルンドが大きな口を開けて
我々を食べようと待っている。そこに落ちるわけにはいかない。先行のトレースを
参考にしながら左右に大きくシュルンドをかわし、それを抜けるとやや安心するが
あとはまだまだ前向きには降りられないのでひたすら雪面を見ながら後ろ向きに下りる。
 私のアイゼンは12本のグリベル縦走用だが爪が摩耗してほぼ廃棄用品なので非常に
刺さりが悪い。これはこの山をなめていた。この時期でも凍っている!
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源次郎尾根末端と平蔵谷

 苦難の数々を越えやっとのことで長次郎を下りきり、真砂沢へと延々と続く下りを
歩いてなんとかテントに到着する。明日はこれをまた登り返すと思うとぞっとするが
それが剣の懐深さだろう。いつまでこの山奥まで来て自分の能力を発揮できるのであろうか。
 荷物が担げなくなったらもう終わりだろう。それまでになんとか再燃焼させたい。
 さて、17時にテントに戻ると他の7張りほどのテントはまだ誰も帰っていないようだ。
 なんだか申し訳ないようなふがいないような微妙な気持ちになる。パックのおでんと
生の佐藤のご飯をかじったりして、酒を飲んでいるとぼつぼつと他のPが帰ってきた。
 最終は21時近くではなかっただろうか。さすがだ。我々より先に立ち、目標貫徹して
残業して楽園のテントに辿り着く。聞こえてきた声で印象があるのは「人生で一番疲れた~」
「八峰は全部で何峰あるのか訳が分からん~」しかし勝利の美酒で締めておられることだろう。
 総合力のあるものだけに山がそこへ訪れる許可を与える。なるほど剣は岳人を試す、登り
甲斐のある山だ。小手先の知識と技術で登れる山ではない。再度鍛えてもらいに行かなければ
ならない。

 NOTES:
  ・ロープは懸垂下降を考慮してダブル2本で臨んだが、残置支点も多く(古い物も多いが)
   ダブル1本でも行けそうだ。その際は補助に30m1本あれば心強い
  ・小さめのカムの出番が多かった。3本ほどあれば有効
  ・上部雪渓の切れ方によって下山時間が大幅に変わるので注意が必要。
  ・真砂沢キャンプ場は携帯もラジオの電波も入らない。俗世間から隔絶された環境。
   八峰の稜線では、所どころ携帯の電波が入った。谷へ下りると通じない。
  ・5・6のコルより上(1~5は行っていないので分からない)は平坦な場所がほとんど
   なく、全体の50%が浮石だ。二人用ツエルト位ならなんとか張れるが4人用テントは
   厳しい。燃料さえあれば雪渓から水は作れる。
  ・靴はしっかりした軽登山靴と、それに合うバンド締め12本爪アイゼンが必要。
   モンベルカジタのアイゼン(LXT系?)が良いと思うが、H30年7月現在、ジョイント部で
   外れやすいということでリコールが出ている模様。稜線自体はアプローチシューズが
   一番快適そうだが、アイゼンとの兼ね合いがある。
  ・軽アイゼン購入の顛末は店員さんに強引に勧められたためとのこと。その店員さんが
   どれだけ山を知っていたかは疑問。(スノースパイク10)。剱の雪渓で使うことを
   申告済での話。因みに、隣のテントの人とその話をしていると、あ!私もそれを買ってえ
   らい目に合って、二度と使っていない!という代物だった。
   M社の製品は玉石混合でリコールも多く、店員さんは素人が多いので新人の方は特に
   注意が必要。
   
 
  



  





2018/6/26 比良 明王谷~奥ノ深谷

 沢デビューのメンバーとともに奥の深谷で戯れてきました。

〇メンバー
  Ⅿ下、Y岡、OKD(L、記)
〇装備
  50mロープ、マスターカム#5、基本沢装備
〇コースタイム
  7:40 入渓
  9:40 三ノ滝上
  11:20 4段40m滝上
  13:40 登山道交差点(遡行終了)
  15:10 防村駐車場
〇行程等
 今回が初沢というメンバーを含めての沢登りとなる今回、グレードはもちろん遡行時間や下山路等も含めて勘案し、比良の奥ノ深谷に行くことにした。
 早朝に兵庫を出発し午前7時過ぎに防村駐車場に到着、準備を整えていざ出発。
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 今回が沢デビューといえどもメンバーは常日頃からクライミングに勤しんでいることから、今回は下から通しで遡行しようということになり、駐車場すぐの明王谷から入渓する。
 連日で増水した沢も少しは落ち着いてるかと思ったがそこそこの水量で、三の滝を突破できるのかと少々不安になる・・・。
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 二ノ滝を超え、その先の小滝もこなすと沢は左に屈曲し、見えないその先は轟音と水煙・・・三の滝である。
 その淵は深く、濃い緑色で、瀑風にさらされた水面は白波が立っていた。
 三の滝は滝裏からアプローチ、果たして水流に捕まらず抜けきることができるのか・・・意を決して滝裏に進入、ジリジリとトラバースで歩を進め、最後はスタンスを蹴って一気に滝を抜けた。
 後続は万一に備えロープで確保し、水流に巻きこまれないよう引き抜いた。
 抜けた先の左岸側は広めのスペースとなっており、そこからロープを引いて左岸リッジを登攀したが特に緊張する個所もなく意外にあっさりと抜けることができた。
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 その先は、出合を超えてようやく奥ノ深谷に進入、立派な4段40m斜瀑下で一旦休憩を取ってこの滝は右手を登る。
 1段目から3段目まではどうということはないが、4段目の釜がなかなかの水量で渦巻いており、ここは渋いへつりで切り抜けた。
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 その後は小滝を快適に、極力水線を行きながら、時には弾き返されながらの遡行。
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釜では恒例の飛び込み大会を開催し、きれいなナメ床を過ぎると登山道と交差、遡行終了となった。
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 今回、沢登り初心者を連れての遡行となったが、ここ奥ノ深谷はコンパクトにまとまった景色も素晴らしい沢で、技量に合わせて直登や巻きを選択しながら登れる沢講習にはうってつけの沢ではないだろうか。
 ちょっとヒルの心配だけがあったけど今回は姿を見ることもなく、同行の2人も快適な遡行を楽しんでもらえたのではないでしょうか。
 

滋賀県・八池谷 沢登り 2018.6.24

滋賀県・八池谷 沢登り
日時:2018年6月24日
メンバー:ⓂM田、K谷、S、I橋(記録)


午前7時に谷上駅にてK谷さんの車にピックアップしていただき、滋賀県・八池谷へ向かった。
天候はこれ以上ない晴天で、前日まで空を覆っていた雨雲の姿はない。ⓂM田さんとK谷さんが揃って山に行く時は晴れるらしい。今回も2人の晴れ男の力が効いたようだ。
しかしここで事件が。なんと途中立ち寄ったコンビニでⓂM田さんが財布の中身を忘れたことに気づき、高校生のI橋からお金を借りる羽目に。普段の行いが良いから山に行く日は天気がいいと言い張っていたM田さん。こんな大失態があった日には天気が崩れるかもしれないとメンバー全員に不安がよぎる。
午前9時にガリバー青少年旅行村の駐車場に到着。準備を整え、9時半に駐車場を出発した。歩くこと20分、アプローチで迷ったが予定の入渓地点に到着した。


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入渓から10分。魚止めの滝に到着。ロープを1本出し、滝に取り付いた。ⓂM田さんがリードで登り、続いて残る3人が登る。

続いて障子ヶ淵に取り付く。ここからはパーティを二つに分け、ロープを2本使ってK谷・I橋、ⓂM田・Sで組んで登る。
相手の姿が岩陰に隠れて見えず、滝の音でお互いの声が聞こえないビレイは不安でいっぱいではあったが、ロープの流れを見てクライマーの動きを想像し、それに合わせたビレイをするのはなかなか頭を使うものでこれもまた面白かった。K谷さんが「沢登りをすると頭が冴える」と言っていたのはこういうことが続くからなのだろうか。


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なかなか日に当たることが出来ず凍えながら障子ヶ淵を越え、さらに遡行を続ける。障子ヶ淵の上部にて登攀中だったⓂM田さんがグランドフォールする事態が発生。落ちた際にM田さんに怪我がなかったのが不幸中の幸いであったが、沢の登攀には細心の注意が必要であるのだと改めて感じさせられた瞬間であった。


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その後は空戸の滝まで上がり、大岩壁を登って午後12時20分に大摺鉢に到着した。大摺鉢で昼食を取ったあとはお楽しみの飛び込みタイムである。K谷さん以外の3人はビビりながらも滝壺へ飛び込んでいく。これも楽しい思い出のひとつとなった。


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午後13時10分、大摺鉢を出発しナメ床の美しい渓流を登って行く。10分ほど歩いたところでゴルジュが現れた。ゴルジュの上部から太陽の光が差し込み、澄んだ水はさらに美しくそそり立つ岩の合間を流れる。その美しい景色にしばしの間目を奪われていた。
しかし、その美しいゴルジュを通過するのにも苦労した。K谷さんが軽々と登った2m弱の壁をあとに続く3人はなかなか登れない。登ろうとしてもすぐに落ちてしまう。ついには2人がK谷さんが出したお助けロープを使ってなんとか登りきった。



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美しいゴルジュを後にし、最終目的地である貴船の滝に向かって巻道を歩く。だんだんと水が流れ落ちる音が聞こえてくる。入渓から4時間、ついに貴船の滝に到着した。八池谷の中で最大級の大きさを誇る貴船の滝はその滝壺まで歩み寄ると思わず滝の流れが起こす爆風に押し倒されそうになる。高くそびえ立つ滝はまるで天へと続く道のような様相で、滝の上から差し込む光がさらに幻想的で雄大な景色を作り出していた。




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滝の上部へ回り込み、K谷さんが貴船の滝を登るための準備に取り掛かる。懸垂下降で滝の下部まで降り、そこからアッセンダーで確保を取りながら登っていくK谷さん。轟々と流れ落ちる滝の横を登るK谷さんの姿を見て、ただ「すごいなぁ」と見つめることしか出来なかった。実はI橋にとってはこの沢登りが沢デビューであった。まさか初めての沢でここまでの光景が見られるとは思っていなかった。今回の沢で沢の面白さと凄さを味わえた良い山行だったと思う。




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貴船の滝でK谷さんが登ったあと、遡行を打ち切って一般登山道を駐車場に向けて下り始める。途中、大摺鉢で休憩した際にはSさんが沢にかかる倒木によじ登り始めたのには驚いた。さすがはK谷さんにお猿さんと言われたほどの人は元気の良さが違う。


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大摺鉢からは30分ほど歩き、15:30に駐車場へ到着した。

今回の山行では前日まで雨が降り、当日の天気が心配ではあったが無事に晴れてくれた(途中その天候を揺るがしかねない事件も起こってしまったが…)。水量も少し多く、苦労を強いられる場面もあったがおかげで普段よりも一段と迫力を増した貴船の滝を拝むことも出来た。
これからは夏になるにつれ、会でも沢登りに出かける人が増えていくだろう。会の皆さんが楽しく有意義な沢登りができることを願っています。


2018.6.16 若狭うつろ谷

2018.6.16 若狭うつろ谷 メンバー友人、I(記)

 

今年の沢始めとして手頃そうな、うつろ谷を選ぶ。

天気は勿論⁉微妙・・・。とりあえず行ってみることにする。

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6
月16日(土) 曇り後晴れ
林道終盤が凸凹の悪路に変わり、普通車は行けないことはないが、しんどい。

赤坂山登山口に車を停める。5台ほど駐車可能だ。

簡易トイレと赤坂山登山口と書かれた立派な看板が設置されていた。

準備して橋の手前右からうつろ谷に入る。アプローチが楽なのは嬉しい。
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草の生い茂る右岸を進み、堰堤を3つ越えて入渓する。

カーブを左に曲がるとF110m滝、ロープを出す。
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右岸を目指して釜に入るが、思った以上に深く、冷たく、水流が強くでプチパニックに。

滝の左の岩場にしがみつき、急いで釜から上がり、中段の石にロープをかけてビレイ。

F29m滝は、蔓のブランコが有名⁉
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ロープを出して滝の右から取り付くが、中段の乗越しのふんぎりがつかない。

結局、右の残置に逃げてしまい、木の根を掴みながらのエテ登りに・・・。

声が届かないので、笛でやり取りする。

F3312m
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F4
15m滝、ぬめって滑りそうだったので、ロープを出す。

中盤で岩の割れ目にカムを噛ます。ここも笛でやり取り。
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3m
滝?
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F5
、トイ状多段斜滝10m
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F6
210m滝は、真ん中から2段目はシャワーを浴びて越える。
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F7
25m滝は、左から越える。(第2の連瀑帯)
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F8
28m(上段5m下段2m)滝は、友人にそそのかされて⁉トライするも、シャワーが冷たすぎて精神的に敗退。左岸を小さく巻く。
以後、途中まで震えに悩まされる(涙)
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F9
7m滝は、右から越える。
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3
4m
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F13
、斜滝4×7mは右から越える。
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廊下の出口にある4m滝は、右から滝を跨いで左に抜ける。
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ここで右から3m7mの滝が出合うが、左のF145m滝を登る。
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F15
8m滝(逆くの字)は右手の中段に残置が見えたので、ロープを出す。
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易しそうに見えたが、取り付いてピンの意味が分かる()
ここも笛でやり取り。友人は、すんなり登ってきた。
3m
ナメ滝から、F16、ナメ滝L20mが続く。
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1m
滝?
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そして明瞭な二俣(標高660m付近)、トポ通り左に進む。
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暫くは穏やかなナメ滝が連続する。
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終盤も小さい滝がポツポツと現れ、飽きさせない。
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やがて沢の水も涸れ、明王ノ禿付近稜線の登山道へ飛び出すかと思い込んでいたが・・・小さな沼地に突き当たる。

おかしいと思い地図を確認すると、どうやら814mピークの辺りだとわかった。

低い灌木帯の藪を右往左往して、稜線東側斜面の登山道に出て一安心。

登山道は、稜線東側の斜面を少し下り、明王ノ禿へ登り返す。

明王ノ禿からの琵琶湖の眺めは最高だったが、日本海からの強く冷たい北西風が吹きぬけて寒い。
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靴を履き替え、赤坂山へ。

有名な高島トレイルだけあって、沢山のハイカーが行き来していた。

山頂東側で風を避けながら、ランチタイム。

琵琶湖から伊吹山に至る景色が素晴らしい。

マキノの有名なメタセコイア並木も眼下に見える。

1時間程景色を堪能し、下山は、栗柄越分岐から明瞭な登山道を登山口まで下る。

 

うつろ谷、コンパクトながらも、沢山の滝が詰まった登り応えのある楽しい沢でした。

明王ノ禿と赤坂山のコルに出るには、二俣(標高660m付近)を右手に進むとよさそうです。(終盤がラクかも⁉)

アプローチ良し、抜けてからの展望良し、ヤマビルもいなかったし⁉

これでもう少し近ければ、言うことなしなのだが・・・。

 

コースタイム:登山口07150735F10835F40910F81005F151025二俣~1135標高814付近登山道~1150明王の禿~1240赤坂山13351345栗柄越~1430登山口
平面距離:6.54km、累積標高(登り)800m

万ヶ谷(阿舎利山系)沢登り

山行日
山域、ルート
万ヶ谷(阿舎利山系)
活動内容
沢登り
メンバー
K谷(L)、M田、Y村(記)、S

万ヶ谷(阿舎利山系)山行記録


天気は快晴です。なんとか4名が日野原発電所前に集合し(遅刻大変すみませんでした)、
準備体操して10:15に入渓。国道からすぐ見えていたソーメン滝から始まります。


水量も水温もちょうど良さそうです。左側から登りますが、久しぶりの山行で足元がおぼつきま
せん。
しばらく進むと二ノ滝(3段滝)です。どこがどう3段なのかよくわかりませんが、ロープ必須の手強そうな滝です。

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二ノ滝

K谷さんがするすると先頭を登っていかれるのを動画で撮影。
続いて登ろうとしますが、2本目のロープがぐるぐるスパゲティ状態になってしまい、解くのに大変手間取ります。
ロープの扱いは絶対適当にしてはいけないというのを身をもって知ります。
登り始めると足元がおっかなくて冷や冷やです。M田さんが励ましの声を掛けてくれます。
あんまりびびってしまい、せめて軍手を外した方が手元がましかなとわちゃわちゃして、軍手を落としてしまいます。
SさんMさんが余裕で登ってきて、私の軍手も拾ってきてくれました。
K谷さんが教えてくださったビレイの支点の作り方も、ホルイで練習しなくてはと思いました。

冷や冷やした3段滝の後は楽しい沢歩きです。
しばらくすると小さな滝が連続してただただ楽しい。

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連瀑帯
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連瀑帯では胸元くらい深い水につかる場面もありますが冷たすぎないのでそれも楽しい。
先頭交代しながら前進しすると、最後の大滝が。
なかなか立派な滝です。SさんとMさんが童心に帰り、滝に打たれて大満足です。

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私は滝に打たれる勇気は足りません。
左の巻き道は気が抜けない感じの斜面ですが、ロープを出してくださいます。
大滝を抜けると、もう14時半だったかな。
皆空腹で、昼食です。

昼休憩後、しばらく沢沿いに進むと左手に林道が見え、斜面をきゅきゅっと登って林道歩きとなりました。
最後は舗装路を歩いて日野原集落から発電所横の車へ戻ります。

帰りは、気持ちよい楓温泉に入って帰りました。
K谷さん、M田さん、Sさん、大変楽しい山行をありがとうございました。
また日を開けず沢靴を履いて、体力も戻していきたいと思います。

2018/6/14 西大台 サマーコレクション

  梅雨の晴れ間を縫って、西大台ケ原サマーコレクション(9P)にクライミングに行ってきました。

 メンバー
  A井、N川(会外)、OKD(L、記録)
 装備
  50mダブルロープ、クイックドロー20本、スリング長短(240㎝含む)各自数本
  カラビナ(環有、無)各自数個
 
 行程(コースタイム等)
 〇6月13日(水)
  16:00~16:30
   大台ケ原ビジターセンターで入山レクチャー受講。
  16:30~17:30
   取付きルートのシオカラ谷下降地点まで確認。
   その後、いったん下山して道の駅上北山で温泉、買い出し等済ませ、ビジターセンター駐車場に戻り小宴会。
 〇6月14日(木)
  6:40 大台ケ原ビジターセンター発 → 8:10 サマーコレクション取付き → 8:30 登攀開始
  → 14:20 登攀終了 → 15:30 大台ケ原ビジターセンター着

 コース状況等
 〇アプローチ(6:30~8:10)
  ビジターセンターからシオカラ谷方面へ遊歩道を歩き、15分程したところで看板が出てくるのでそこから右へ入り、水平に伸びた踏み跡をたどる。
  トラバース道を10分程進んだところで幹に赤テープを巻いた木を発見、そこからルンゼを下るが...岩場の基部に近づきたい気持ちがはやり、ややトラバース気味に下ったのが大間違い、野バラオンパレードの大藪漕ぎを強いられた。
  その後は素直にシオカラ谷が見えるまで下降、西側に見える岩場を目指すと自然とサマーコレクションの取付きに導かれた。
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 〇1P目(5.5)8:10~8:50
   1P目は容易なルンゼ。ノーロープでそれぞれ登攀。1P目というよりはアプローチの延長のような感じ。
 〇2P目(5.10a? 30m、OKDリード)8:50~9:30
   2ピッチ目開始点に着くと「1995 SUMMER COLLECTION」と刻まれたカッコイイ金属プレートが目に留まる。 
 いよいよ登攀開始...が、いざ離陸すると朝一の緊張もあるのか思った以上に悪い。1ピン目を取り2ピン目を取ろうとした瞬間、まさかのスリップ・・・フォール・・・スタート地点に戻る。オンサイトならず 泣
   先日の小川山でもそうだが、朝一は緊張もあってうまく体が動かず、雑にいってスリップする。反省。
   その後は気持ちも吹っ切れ再び登攀開始。
   スラブ状フェイスでボルト間隔も狭いが、スタンスも細かいしムーブも分かりづらく体感的には「これで10a?」といった感じ。
 2回目仕切り直してからはノーテンで抜けられた。
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 〇3P目(5.10c/d?50m、OKDリード)9:30~10:10
   左の岩壁のコーナーに沿って登るフェイス。トポグレードでは10c/dとなっているが明らかに2P目よりは易しい。後半、若干ランナウト気味の部分もあるが特に困難な個所は無かった。
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 〇4P目~5P目(5.10c/d 15m&5.8 30m、OKDリード)10:10~11:30
   このルートの核心部で、うすかぶりのフェース。進むにつれて徐々に壁が立ってくる。
   ホールドもスタンスもいやらしいが探せば見つかるし、ムーブは素直でわかりやすい。
   核心といえば核心ピッチだが、自分には2P目の方が難しく感じた。
   そのまま切らずに5P目へとロープを延ばす。核心部で余裕がなく屈曲させてしまったロープが重く、易しいピッチなのに結構ヨレた。
   草付きバンドの太い樹木でピッチを切る。
 〇6P目(5.6 35m、A井リード)11:30~12:30
   なかなかルートが分かりづらいピッチ。上を見ても見つからず対面の壁にボルトを発見し、ビレイ点の立木から1段上がった所からボルトを目指して草付きをトラバースする。
   That’sアルパイン的なピッチで、ゲレンデクライミングばかりの人だと戸惑ったりグレードよりも難しく感じるかも。
   立木で支点を取れることからボルトも少なめで、ルートがわかりづらいかもしれないが弱点を行けば自ずと終了点に導かれる。
 〇7P目(5.9 30m、A井リード)12:30~13:00
   右へ延びるバンドを右上し、そこから左につながるクラックに沿って登っていくと、名物ハンドトラバースの水平クラック。
   水平クラックは15m程でホールドはガバガバだが、足元はキレッキレで高度感抜群!
   途中ハンドジャム等でレストしたり、ペース配分しないと結構ヨレる。
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 〇8P目(5.9 25m、A井リード)13:00~13:30
   ここからがこのルートの醍醐味。高度感あるカンテを快適登攀!
   壁は立っている部分もあるが、ホールドもスタンスも分かりやすい。
   まさしく、最終局面に向かってグングン登っていく感じ。
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 〇9P目(5.9 30m、A井リード)13:30~14:20
   いよいよ最終ピッチ。左に逃げたくなるが、そこは開拓者の思惑で左に逃げさせてはもらえません。
   右側の壁を巻くように取り付けられたボルトを忠実に辿っていく。
   このピッチも8P目と同じくホールドもスタンスもしっかりして快適に登っていけるが、さすがに9P目ともなると疲労も出てくる。
   快調に延びていたロープの流れがふと止まる。終了点に着いたのかと思ったが、なかなかコールがかからない。それからしばらくして再びロープが延び、ようやくビレイ解除のコール。
   続いて登ると、最後の最後に小ハング・・・ロープの流れが止まった理由が分かりました。
   そのまま越えようとするも疲れた体が持ち上がらない。安定した場所で体制を立て直し、最後は一気に乗っ越して、終了点へ到着。
   終了点で迎えてくれたA井君、続いて登ってきたN川氏とガッチリ握手を交わして今回のサマーコレクションを終了した。
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 〇下山(14:40~15:30)
   終了点である程度ロープやギアを片付け、水分補給と腹ごしらえしてからビジターセンターに向けて出発。
   尾根伝いに歩き、登山道と合流してビジターセンターに到着した。


今回のクライミングは、A井君が旅立つ前にいいルートをやりたいと思い提案した。
関西を代表するルートと言われるのも頷ける高度感もばっちりの素晴らしいルートでした。
フリーで抜けるにはルートの長さ、グレードとも体力的、技術的に今の自分には限界グレードのような気がする。初めのワンスリップが悔やまれるが、あとはフリーで抜けられたし、再訪する理由ができたと思って良しとしよう。
提案に二つ返事で応えてくれたA井君、終始最後尾を務め的確なアドバイスをくれたN川氏に感謝です!
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