小川山/屋根岩2峰セレクション・スラブ状岩壁ガマルート

日程/ 2024年9月27日ー28日
メンバー/ 石橋、中村

1日目
06:00 廻り目平駐車場着
07:00 駐車場発
07:30 小川山レイバック(5.9)
10:45 屋根岩2峰セレクション(5.8/6P)取り付き
11:30 1,2P(中村)終了点
12:30 3,4P(石橋)終了点
13:30 5P(石橋)終了点
14:30 6P(石橋)終了点
16:00 屋根岩2峰基部
16:30 駐車場

2日目
05:30 起床
07:00 駐車場発
07:30 ガマルート(5.9/6P)取り付き
08:15 1P(中村)終了点
09:00 2P(石橋)終了点
09:20 3P(中村)終了点
10:50 4P(石橋)終了点
11:30 5P(中村)終了点
11:45 6P(石橋)終了点
12:30 スラブ状岩壁基部
13:30 姉岩
16:00 駐車場

関西でも朝夕は涼しくなり、いきなり秋がやってきた。先週までの残暑は何やったんや?と戸惑いつつ、快適なクライミングシーズンの到来に心が躍る。小川山はさぞ涼しいことだろう、意気揚々に中央道を進む。

夜も明ける頃、すっかりアゲアゲになったテンションを地に叩き落とすように雨が降り始めた。
今年はつくづくツイていない。雨天で山行を何度中止したことか。誰かにそういう呪いでもかけられてるのかもしれない。

廻り目平の駐車場に着くも時折雨は強まる。今日はおろか明日も登れるかどうか。
あたると噂の某天気予報サイトではその後も断続的に雨が降ると予想していた。とにかくじっとしていても仕方がないので、雨でも大丈夫な小川山レイバックを触るだけでもしておこう。

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中村さんは初めての小川山。もちろんレイバックのOSを狙う。
残念ながらOSとはいかなかったものの、2便で見事RP。しっかりアップしてればOSも十分狙えただろう。さすがは今年入会のニューホープだ。

小川山レイバックをやっていると時折薄雲の合間から日が差し込むことがあった。雨も小降りだ。
もしかするとコンディションは完璧ではないにしろ、登れる可能性もあるのかもしれない。
一度駐車場で荷物を整え、とにかくセレクションの取り付きまで行ってみることにした。

アプローチで少し迷ったものの30分ほどで取り付き着。
湿り気はあるが登れないことはない。天気予報も終日曇りに変わっていた。
途中降られることもあるかもしれないがとにかく行けるところまで行ってみることにした。

○1P(5.8), 2P(5.8) 中村リード
1Pが短いクラックなので2Pのスラブも繋げて登る。
クラックは意外と悪いが上のガバを掴めば苦労しない。上部のスラブもフリクションがよく効いて快適だった。終了点までおよそ35m。

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○3P(5.6), 4P(5.8) 石橋リード
時短の為つなげて登る。2P終了点から右へトラバース。チムニーはどこからでも上がれそうだがプロテクションを取るなら少し奥へ入るといいだろう。ホールドは豊富にある。今回は投げれも悪くなるのでノープロテクションで上がる。
4Pは5.8だが下部の短いクラックの出口が悪い。重いロープを引きながらのリードは難しいのでやはり3,4Pはちゃんと切ったほうが良さそうだ。50mで終了点の立木へ至る。

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○5P(5.6) 石橋リード
5mほど懸垂して5P取り付き。有名なトラバースセクション。
雨脚が一時的に強まり岩は濡れているところもあったが、ハングしているのでトラバースには支障なし。
ホールドもスタンスもしっかりしていて気持ちの良いトラバース。中間支点にはキャメロット.75、1、3を使った。

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5Pテラスは雨も当たらず快適だった。
他パーティーがいたらこんなところでゆっくりはできないだろうが、雨の日の小川山には人気も感じられない。山肌を流れる雲を眺めながらゆっくりと休憩することができた。

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○6P(5.8) 石橋リード
右に行くと5.6だが壁が寝ているので完全に濡れてしまっていた。左クラックはまだマシであるがクラック内部はビショ濡れだ。こんなところで落ちても嫌なので迷わずA1。それでも抜け口は悪い。

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下降は20mと40mに分けて懸垂を2回。懸垂1P目は下降の方向が分かりづらいが左寄りに降りると良い。
駐車地に戻ってテントを設営。朝も早かったので早めに就寝する。

2日目、5時半起床。
昨日の夜に食べ損ねたペヤング超大盛りをペロリと平らげて、ガマルートへ向かう。

7時半、ガマルート(5.9/6P)取り付き。朝露で湿っているが、こちらも登れないことはなさそうだ。
○1P(5.7) 中村リード
ハングを左から巻くようにガマスラブの中心を登る。難しいところはない。

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○2P(5.9) 石橋リード
1P終了点から森の中を数十メートル左へトラバース。フレークから取り付く。
フレーク直上で別ルート「ハートアンドソウル5.10a」だが、少し触ってみるも簡単にフォール。さっさと諦めて本来の右スラブへ。ダイクを右へトラバース、その後少し悪目のスラブ。
立木まで上がるとボルトで終了点が打たれている。短いが面白いスラブピッチだった。

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○3P(5.8) 中村リード
ホールド、スタンス共に豊富な快適ピッチ。所々にハーケンが打ってある。

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○4P(グレード不明)石橋リード
本来ならば樹林帯の歩きセクションの後、5.7の右ルートか5.9の左ルートを選べるピッチなのだが、5.9に行くつもりがさらに左から登ってしまっていたようでトポにはない箇所から上がった。位置的にはカサンドラ(5.10d)の右から上がっていっていたようでフレークを使って左上した後、フェイスを登り、今度は右上しながら本来の5.9ピッチに戻るようなライン取りで上がった。体感は5.8+程度でアルパイン要素もあり面白いピッチとなった。
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○5P(5.9) 中村リード
本来の5.9ピッチのボルト下にある立木からスタート。
乗越はかなり悪い。それでも中村くんすんなりクリア。
立木で終了点構築。

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○6P(5.4) 石橋リード
ほとんど歩きピッチ。最高の景色と共にトップアウト。
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下降は20mずつに分けて2回。昨日は中村くんのバックアップが噛んでしまい身動きが取れなくなるアクシデントがあったが、その反省もしっかりと活かして懸垂リードもきっちりこなした。今後の彼の活躍に大いに期待だ。

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昼からはマラ岩へ行くも目星をつけていた課題はどれも既に取り付いているパーティーがいたため、姉岩でYamashi 5.10bとJinro25 5.10dに取り組んだ。

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中村くんはYamashiをOSしてOSグレード更新、Jinro25もOSまであと一手だった。11クライマーもそう遠くはないのかもしれない。

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帰りは伊那のソースカツ丼を堪能して、大満足の二日間でした。
一緒してくれた中村くんありがとうございました!
 

劔岳・チンネ左稜線 敗退

9月半ばにしてなおも続く夏空にうんざりする。
8月に予定していたチンネ左稜線だが、迷走した台風7号の直撃を受けて延期になった。
9月にもなれば気持ち程度にも涼しくなってくれることを期待したのだが、剱岳に向かう車中からは西日で真っ赤に燃えた積乱雲が至る所に居座っているのが見えた。

日程/ 2024年9月14日ー9月15日
メンバー/ 石橋(記録)、N野

N野さんおススメ金沢のホワイト餃子で力をつけて、日付が変わる頃に馬場島の駐車場着。

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少し仮眠を取った後、3時半発でまずは早月の小屋を目指す。午後から風向きによっては夕立が来るかもしれないこと、熱中症になりそうなぐらい秋の欠片も感じられないことから夜明け前の出発にはやめたのだが、それでも汗が止まらない。今回は軽量化をテーマに38Lザックに全てを詰め込んだわけだが、それでも早月の急登には思わず弱音が漏れ出す。

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8時半、早月小屋着。 
キンキンに冷えたコーラで福井名物焼き鯖寿司を腹に入れる。
もう高くまで昇ってしまった陽にサンサンと照らされた早月尾根の上部が高く高く聳え立つのを見て、ベンチを立つ気が全く起きない。

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早月小屋を出ると視界が開けてくる。カメラを取り出すことが増えて、似たような写真だけがフォルダーに溜まっていく。ペースはぐんと落ちた。

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13時半、山頂着。ULの登山者の皆さんが記念撮影を楽しんでいる賑やかな劔岳のてっぺんで、男2人ザックもおろさぬまま倒れ込んだ。残暑の残る中での早月アプローチは封印ルートである。

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初めて北方稜線に足を踏み入れた。
地形図と照らし合わせてピークとコルを照合していく。劔の地形図は分かりづらいほど等高線が密集しているが、実際照らし合わせるとかなり地形が整理できた。今後の山行計画を立てる上で地形を把握できたのは大きい収穫だった。

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山頂から150mほど下ったコルで幕営する。
一張が限界の小さなテントサイトだったが、途中早月尾根を下る蔵人と思しき男性のアドバイスでここを泊地とした。左稜線の取り付きまでは少し距離のあるものの、翌日は昼前から確実に雨予報なので雨の中池ノ谷ガリーと北方稜線を登り返すことを考えれば山頂に一番近いコルの選択は良かったと思う。

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予報では気象庁の850hPa気温・風予想/700hPa上昇流予想図、500hPa気温/700hPa湿数予想図、及び地上天気予想図を用いた。

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14日21時(JST)では華北から日本海北部にかけて気圧の谷(赤線部)があり、谷の後面にあたる北陸地方では顕著な上昇流は見られなかった。雲は発生するものの発達はしにくい状況であり、14日の夕日はとても美しかった。一方風向は14日昼過ぎの時点では南東風だったが夕方には南の風になり、21時では南西風に変化した。

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15日9時にかけて華北から新たな気圧の谷(青線部)が接近して、風向は西風に変化し次第に暖湿移流(青斜線部)が見られ上昇流の極値(赤斜線部)が予想されていた。このことから翌15日は朝〜昼前にかけて雨が降り出すと予想した。

雨が降り出す前にトップアウトするにはまだ夜も明けぬうちから取り付くしかないだろう。
深夜1時に幕営地発、ということが決定したので早々にシュラフへ潜り込む。時折強い風がテントを揺らすものの、静かな夜だった。嵐の前の静けさというやつだろうか。

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14日23時半、 嫌な予感で目が覚める。雨がテントを叩く音だ。
予想よりも早く雨が降り始めていた。初めは気にならないほどの小雨だったが、すぐにテントも岩も全て濡れてしまった。 これでは行っても取り付くのは難しいだろう。
わずかに入る電波で雨雲レーダーを確認すると風上に連立する積乱雲が解析されていた。一時間も立たずに雨脚は強まるだろう。本降りになる前に、できるだけ下りておくのが得策だとして日付を跨いだ15日1時に下山を開始。結局ただただ重たい荷物を背負って2000mを登り降りをしただけになってしまったが、少しは体力錬成になったと思えば悪い気はしない。

山頂直下の岩場を越えると雨はいよいよ本降りとなった。
冷たい突風を伴って強まる雨脚に内心少し焦りが出る。そんな中でも山頂へ向かって登るパーティーと何度かすれ違った。

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早月小屋まで降る頃には周囲は少し明るくなり樹林帯では雨に濡れることも無くなったが、 早月尾根の長い下りは着実に足にダメージを与えてゆく。やはりクライミングの装備を持ってこの尾根を夏に上がるのは個人的になしだ。

10時半、馬場島着。本当に疲れた。
車に乗って富山市街へ走り出すと、街でも雨が降り始めた。
神戸へ向かう頃には道路が川のようになり、前が見えないほどの驟雨となった。

予報は合っていた。地上ならば。 
今回のケースでは地上で雨が降り出した時間は午前11時ごろだったため、山ではその12時間前に天気が前もって変化した。
一概には言えないが、山の予報ならば天気の変化は地上よりも数時間から24時間程度まで早くなるように予想するといいのかもしれない。

左稜線に登れなかったのは残念だが、学びの多い山行となった。
一緒していただいたN野さんありがとうございました!
 

氷ノ山 八木川源流左俣 2024/09/06

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不動滝30mの雄姿



こんにちは、おせんです。

今回は兵庫県最高峰の山、氷ノ山から流れ出す八木川の源流を遡行してきました。

メンバーは、私と兵庫に住みながら氷ノ山を登った事が無いという当会のN野さんと石橋君の3人。

私自身は、氷ノ山を何度も登っていますが、八木川源流の遡行は未経験で、28曲りやあずき転がしの底を遡行出来るとあって『どんな景色を見せてくれるのだろう』と期待に胸を膨らませて当日を迎えました。

結果、短くも急峻で、豪快な大滝を抱えるとても刺激的な谷でした!
普段は穏やかな氷ノ山の新たな一面が見られて満足です。

ただ、滝はどれもよくヌメリ、岩もよく動くので、支点構築に難儀し、登攀に多くの時間を要しました。

また、不動滝の水線突破にチャレンジした石橋君が、長時間の滝行で意識が飛びそうになったり、地形図に詰めの標高の記入を忘れてとんでもない藪漕ぎをしたり、ちょっとした(?)ハプニングもありましたが、無事に遡行出来ました。

登攀に時間をかけ過ぎて山頂を踏むことは叶いませんでしたが、流れる水は冷たく、落葉も色付き、初秋の息遣いを肌で感じられる、良い登山になりました。

以下記録です。


【メンバー】
 おせん(L・記)、N野、石橋

【行程】
 6:40 福定親水公園にて、装備を整え出発
 9:00 45m滝上
 9:15 40m斜滝上
 10:00 3段30m滝上
 12:40 不動滝上
 15:00 2段40m滝上
 16:20 登山道
 18:00 下山

【主な滝】
 45m おせんリード
 斜滝40m フリー
 3段30m N野リード
 不動滝30m 石橋リード
 2段40m おせんリード


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入渓して直ぐ、風情のある45m滝


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ヌメリと脆い壁に四苦八苦


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45m終了点、フィックス後、我慢出来ずにひと口


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斜滝40m


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3段30m、N野さんリード


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不動滝30m、石橋君リード


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水線を狙う


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長時間に及ぶ滝行により、意識が飛びかけたそう
軽い低体温症かもしれない


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水線は諦め、少しクライムダウンしてこの凹角から登る


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不動滝上は楽園



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2段40m、相変わらずヌメリが酷く、岩も脆く、更に落口の乗っ越しが悪く一番緊張した



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アオダイショウの幼体かわちぃ



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シマヘビの幼体かも
蒜山はヒル山、氷ノ山はヘビ山と呼ばれるくらい蛇が多いと昔聞いたことがあります(おぼろげ)


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ネマガリタケとの闘いを制し、なんとか登山道に合流。
この時点で16:20、更にガスで何も見えないとあって登頂は断念!
次は流れ尾から山頂目指しましょう!
おつかれさまでした!

2024.8.15-18 槍沢ババ平対岸 中央大滝&左俣大滝

槍沢ババ平対岸 中央大滝&左俣大滝 の記録

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日程 2024.8.15〜8.18
メンバー OKD、岩瀬た

某大阪履物系山岳会の書込みで見かけた槍沢ババ平の対岸に掛かる大滝。聞けば沢ヤのバイブル成瀬陽一さん著の「俺は沢ヤだ」に載っているらしい。それならば僕らも登ってみようということで、夏休みを利用して岩瀬た君と登ってきました。

・8月15日
前夜21時。台風の影響で天気予報がコロコロと変わる状況だが、とりあえず行ってみよかと大阪を出発、あかんだな駐車場に2時過ぎに到着した。
しばらく仮眠して上高地行きの始発バスに乗り、いざババ平に向けて上高地を出発。

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(出発進行!1)

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(出発進行!2)

ババ平までは平地だし、どうせ雨が降って濡れるだろうとの理由で岩瀬た君はサンダルに海パン、背中には巨大なザックというスタイルで出発したが、わずか明神館のあたりで足裏に水脹れができて悶絶していた。
ダラダラと長い道のりに飽きてきた頃、ようやく槍沢ロッヂに到着。ここでノマちゃんと再会。元気そうでなにより。

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(久しぶりに再会する、すっかり看板娘になっていたノマちゃんと記念撮影)

ロッヂではシェルパカレーとおつかレモネードをご馳走になり、これまでの疲れも吹っ飛びました。
12時30分頃、ババ平キャンプ場に到着。心配していた雨に当てられることもなくテント設営し、明日の登攀のために取り付きの偵察に出かける。

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(テント良し)

目的の滝は登山道からも明白で、アプローチは30分と掛からなかった。

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(左にかかる滝が左又大滝、中央少し右の滝が中央大滝、その右側が右又。)

今日の晩ご飯は、具材を家に忘れた「具なし豚汁」とアルファ米のおこわ(泣)早々に夕食を済ませ、ウトウトし始めた頃に大粒の雨が降ってきた。明日はどうなることやらと思いながら眠りについた。


・8月16日「中央大滝」
6時にテント場を出発。天気は薄曇り。今日は三叉に掛かる大滝のうちの中央大滝を登る。3本のなかでは最も傾斜も強く難易度も高そう。
ゆるいスラブを登り、右岸側のテラスでクライミングシューズに履き替えて準備開始。

◎1ピッチ目(OKD)
階段状を登った後、フェイスを右上する。
フェイスは多少ボロくもあったが、探せばホールドもスタンスも豊富だ。ほぼ成瀬さんの「俺は沢ヤだ」のトポ通り。
フェイスを登りきった左上の立木でピッチを切る。
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(1ピッチ目OKD。さぁスタートです。)

◎2ピッチ目(岩瀬た)核心
トポではブッシュを頼りに右上するとあるが…確かにブッシュはあるがどれも心許ない。
わずかに足を乗せられる外傾したスタンスを繋ぎ「楽じゃない凹角」へ至るが、ブッシュのセクションが悪すぎて凹角は「楽じゃないか!」と思えた。ナイスリード!
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(2ピッチ目岩瀬た。ブッシュトラバース結構悪い。)

◎3ピッチ目(OKD)
ブッシュと岩とのコンタクトラインを登る。
プロテクションは灌木で自由に取れる感じ。
特に困難箇所は無かった。
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(3ピッチ目OKD。)

◎4ピッチ目(岩瀬た)
トポでは「右のブッシュに回り込む」とあるが、ちょっと煩さそうなのでそのままコンタクトラインを進むことに。
最後は水流と戯れて落口にドンピシャの爽快なフィナーレだった。
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(4ピッチ目岩瀬た。行ってきます。

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(4ピッチ目、落口。爽快!)


◎下山
事前情報ではトポとは違う右俣大滝の左岸尾根を降りた方がいいのでは?と教えていただいたけれど、しばらく行ったり来たりして、結局右俣大滝を灌木を頼りに懸垂3回で基部に降り立つ。
14時30分テント場へ帰還。
岩瀬た君が担ぎ上げてくれたワインとサラミで祝杯!
早々に酔っ払って明日に備えて就寝 z z Z



・8月17日「左俣大滝」
前日と同じく6時過ぎにテント場を出発する。天気は快晴。左俣大滝は中央大滝に比べると傾斜は緩いが大スラブと水流交えたフェイスで開放的な雰囲気だ。こちらもアプローチは容易。

◎1ピッチ目(OKD)
眼前に広がる大スラブを登る。
ロープは必要なさげに見えたので、安易にサワタビのままフリーソロで取り付くが、ワンポイント微妙な感じで躊躇する。途中でクライミングシューズに履き替え、ロープを下ろしてビレイしてもらうことに。
ハーケン1枚叩き込んで、左岸側ハング下までロープを伸ばした。
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(1ピッチ目OKD。ノーロープで登ったが、ここからロープ出した。)


◎2ピッチ目(岩瀬た)
ハング滝の乗っ越し。
どこから越えようか少し迷ったが、滝身に1番近いブッシュをめがけてカムアブミ2つですんなりと越える。さすが。
回収はお任せあれと、2つ目のアブミを回収してハーネスのギアラックに掛けようとしたその瞬間、痛恨のミス‼︎手から滑り落ち、カムごとアブミを落下させてしまった。。。
とりあえず岩瀬た君が待つビレイポイントまで登り、その旨伝えて帰りに拾おうかと提案するが「今から懸垂で取りに行きましょ」と即却下された。
内心「岩瀬た君が取りに行ってくれないかなぁ」と淡い期待を抱いたが、その期待も「ささ、どうぞ」という乾いた返事に即座に打ち砕かれた。
そらそうよね。落としたんは僕だし責任払いよね。。。
回収しながら、手順が少し雑になっていたなと反省。そそくさと回収し、ちょっとバテたので休憩する。
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(2ピッチ目岩瀬た。)

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(落としたアブミの回収に向かうOKD。)


◎3ピッチ目&4ピッチ目(トポ上の3〜5ピッチ?)
見ると階段状だったので、ロープをたたんで滝の右側を各々フリーで登る。
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(ヨーデルを歌いたくなる景色)

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(落口が見えてきた)


◎5ピッチ目(OKD)核心
水流右側からスタートし、すぐに滝身を横切り右岸側へ、そのままシャワーを浴びながら落口まで。
プロテクションは随所にカム、ハーケンが効くが、水が冷たすぎる。まるで氷水のようで時間をかけると手の感覚が無くなってくるので要注意。
存分に水を浴びて落口に到達。気持ちぇぇ〜‼︎
岩瀬君も水を浴び浴び気持ちよさそうに登ってきた。
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(5ピッチ目OKD。水が冷たい!)

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(水が冷たい!)


◎6ピッチ目
ロープをたたんでナメ状を登り源頭へ。
源頭は岩の隙間から冷水が噴出する不思議な光景で、「北アルプスの天然水や〜」と顔ごと突っ込んでみたが、5秒と我慢できないくらいのキンキンの冷水だった。

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(源流。岩から噴き出している。)

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(北アルプスの天然水。とにかく冷たいがウマい!)


◎下山
これまた事前情報では明瞭で歩いて降りられると聞いていた。確かに「ここを降りるしかないな」というルートで最後のスラブ部分以外はロープを出すことはなかったが、猛烈な薮をモンキーで下るという、決して「歩き」ではない下降路だった。
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(歩きと聞いていたが、思いっきり藪漕ぎ。騙された!やられたー!)

沢ヤのいう「歩き」は通常人が考えるような「歩き」ではないことをここに宣言しておきます。14時テント場へ帰還。


◎撤収〜槍沢ロッヂ
テント場に着くと雨がパラつきだし、次第に大粒の雨に。雨の隙を縫ってビチャビチャに濡れたテントを撤収し、早々に槍沢ロッヂに駆け込む。
最終日のお宿は槍沢ロッヂでご褒美宿泊だ。
お風呂の時間にも間に合った。
3日間の汗を流し、スッキリしたところで生ビールで乾杯!沁みる〜。
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(乾杯!五臓六腑の場所がわかるほどウマい!)

山小屋ではノマちゃんの計らいで、とても快適に過ごさせてもらえた。山小屋宿泊クセになりそう。
晩御飯を食べ、ノマちゃんを交えて近況報告などひとしきり笑い話をした後、明日の下山に備えてフカフカのお布団で眠りについた。


・8月18日「槍沢ロッヂ〜上高地」
朝4時半、フカフカのお布団に後ろ髪を引かれながら起床。天気は快晴。簡単な朝食を済ませて再度ザックの中身を整理し、6時にロッヂを出発。
ノマちゃんも休暇を利用して下山するということで、一緒に下山することに。
食料は全て消費し、荷物は少なくなったはずなのに、水を含んだロープやらテントやらで重量は増したか??ギシギシと肩に食い込むザックに悶絶しながら上高地に到着して11時のバスに乗り込んだ。
高山で恒例のキュルノンチュエに寄ってお土産も購入し、帰路についた。

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(下山後のキュルノンチュエ)



◎あとがき
北アルプスの大滝を2本登れて、とても充実した夏休みを過ごすことができた。
右俣滝も激シャワーで面白そうなので、機会があれば登ってみたい。
ロケーションも素晴らしく、内容も充実しているので皆さん是非登ってみてください。

今回の登攀に向けてアドバイスいただいた某大阪履物系山岳会のSさん、宿泊諸々でとてもよくしてくれたノマちゃん、いつも快くザイルを繋いでくれる岩瀬た君、ありがとうございました!

2024.8.13-14 尾白川ゴルジュ

2024.8.13-14 南アルプス 甲斐駒ヶ岳 尾白川ゴルジュ 上部 下部 の記録

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こんにちは、岩瀬た です。
お盆休み満喫計画第二弾、尾白川ゴルジュに行ってきました。
南アルプス甲斐駒ヶ岳を源流に持ち、黄蓮谷の下流にあたる部分です。

なかなか登攀が難しい沢で、僕はちょっとリード厳しいな、、、というような沢で良い勉強になりました!

以下、山行記録です。
-------------------------------

◎メンバー
岩瀬た
野田(会外友人)

◎装備(主なもの)
・ライフジャケット
・カム0.1-2サイズを2セット、3,4を1セット
・ハーケン,アングル各種
・ボールナッツ
・アブミ各自2個
・ロープ40m x1、50mx1(1本は懸垂用)

◎行程概要
・8/13 尾白川ゴルジュ上部
4:15 矢立石登山口駐車場 出発
6:00 不動滝上部 入渓
17:30 13m滝(最後の滝)上
19:25 矢立石登山口駐車場

・8/14 尾白川ゴルジュ下部
6:40 尾白川渓谷駐車場 出発
6:55 入渓
11:55 不動滝上 懸垂下降開始
14:25 尾白川渓谷駐車場


◎行程詳細
今回は会外友人の野田さんに誘われての遡行。
最近は休みの日程が合わず会う機会もあまり無かったが、野田さんはいつの間にか5.13を登り、無尽蔵の体力を持ち、経験値も僕とは段違いなので、パートナーどころか果たして着いていけるのか不安に思いながら、兵庫川西で待ち合わせ。
合流して野田さんの車に乗り込むと、なんと僕の夜ごはんと翌日の朝ごはんを用意してくれていた。
鰻丼や唐揚げ、おにぎりやバナナをパクパクいただいて大変美味しいごはんでありがたかったわけだが、今思うと、これは孫子の兵法でいうところの、「温情」にあたる作戦だったのではないだろうか。
そして、移動しつつご飯食べつつ、今回の上部と下部の分け方や最近の山行への取り組みなどの話をする。これらの話の内容は孫子でいうところの「軍律」に近かったのではなかろうか。(やや曲解しているが。)

とにかく、気付かぬうちに、もう何があろうとも深い谷底まで将軍に着いていく兵士の心境に持って行かれていたのであった。

(後日聞いた話では、温情ではなく、集合場所や時間の変更などで気を遣っていただいていたよう。次回からはどうぞ気を遣わず!でも鰻丼美味しかったです。)


・8/13
駐車地を出発して、黙々と林道を歩く。しばらくすると不動滝への分岐の看板が出てくるのでそこから降りて行き、何回かルートファインディングと藪漕ぎをしたのちに不動滝の上に降り立つ。
目の前には大きな釜を持つチョックストン滝だ。

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(CS10m滝)

最初から巻きたくなるような滝だが、水線右のクラックをエイドで行く。リードは野田さん。
今回、"渓谷登攀"の遡行図を参考にしながら登ったが、そこにはこの滝は「7mCS」とかかれていた。しかしどうやら当時とは水流が変わったようで、10mCS滝になっていた。
野田さんは滝右側の壁を登って、滝壺間近に飛び込み見事クラックに取り付く。1発だ。ひゅー!
じりじりとアブミ掛け替えで上がっていきチョックストンの上に消えていった。

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(滝の右壁を使って飛び込む)

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(安定のリード。野田さん)

僕も続いて取り付き、いやぁ始まっちゃったなぁと思いながらアブミをかけかけ登って合流。

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(よっこいしょういち)

次のピッチも引き続き野田さんリードで登ってもらう。
激しい水流に押されながら僕もフォロー。ミスったら水流に飲まれて溺れるんじゃないかとビビったが、フォローのことも考慮したプロテクションを取ってくれてるのでビビりつつ安心だ。

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(トラバースからの乗越し)

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(フォロー少し緊張)

フォローを意識したライン取り・プロテクション配置は、リードする人の当然必要なスキルで、僕も意識していることだが、切羽詰まっているとそうもいかないのが事実だ。フォローの力量を信じて登ってしまうことはある意味では美学だが、基本的には避けた方が良いことだろう。できぬならリードすべきではない。
僕も強くありたいものである。


さて、その先もステミングとジャンプで乗り越えたり高巻きしたりしつつ進んで、現れたのはちょっとしたスラブを交えた滝。

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(上半分のスラブが悪い)

これがかなり悪く、例の如く野田さんリードで登ったが、フォローで行くと、スラブ部分が全くツルツルで、おまけに体重をかけたアブミのハーケンがグラつく浅打ち。(リスが浅くて難儀したとのこと。)
グラついた時には結構焦った。しかし、すぐ近くに手がかり用のカムがセットされていたので、ありがたいを通り越して感動した。
野田さんよくこんなところ登ったなと思いながら、必死でユマーリングで後に続く。


そしてついに辿り着いた最後の滝。
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(最後の滝)

僕はここまでほとんど活躍していなかったので、いっちょやったろかいと最後の滝の取り付きまでの泳ぎにトライ。
ザーッと泳いで、シュッと発射して、グッとクラックに手を入れて、グイーっと身体を棚まで上げる。
日頃の運動不足が祟って、グイーっと上がるところで上がり切れずに落ちかけたが、心の炎を全開に燃やしてどうにか上がりきり、成すべきことの体裁を保てた。
良かった。

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(棚に上がるのはギリギリだったが、まぁ余裕だね。)

ビレイ点構築にたっぷり時間を使って、得意顔で、少し疲れが見えてきた(と思う。実際はたぶん余裕のよっちゃん顔。)野田さんを引っ張り上げる。ふっふっふ。持ちつ持たれつの関係が成立したぜ。

やるべきことはやったので、あとはお任せして清々しい気分でビレイに徹する。
ここ突破しないと僕ら沢から出られませんよー!
なんてお気楽なエールを送りながら、無事に突破していく野田さんを見送り、ビレイ解除のコール。フォローで僕も登り始める。

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(難しいところはお願いします!)

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(最後の水流がキツい)

が、これがまた悪いのである。
出だし直上は容易なのだが、岩の下をトラバースするところは、なんか何もないところをアブミを頼りにギリギリのトラバースで、最後は水流に突っ込んで立ち上がらねばならぬ。
やれやれだ。

最後の滝を終えると沢は平凡になり、少し休憩してから日暮れの林道を駐車地までとぼとぼ。
なかなか難しかったなぁ。これは僕はリードではよぉ登らんかったかもしれん。
と思ったりしながら、次の日へ。



・8/14
さあ今日は尾白川ゴルジュ下部だ!
記録によると、まぁまぁすぐ終わるみたい!嬉しい!ちゃっちゃと終わらせて、早よ帰って酒でも飲みたいぜ!
と、すっかり僕も落ちぶれたものだが、まぁ良いでしょう。

尾白川駐車場にて準備して、黒戸尾根にいたる橋から入渓。
基本的に滝は登れるものが少なく、巻道は遊歩道沿いというなんとも言えない行程で多少ダレてしまったが、ダレついでに、昨日からの疲労があまりに辛くなった瞬間があって、「僕、今日ダメかもしれません、、、」と弱音を吐いてしまう始末。
弱音を吐きつつ進んで、結局まともに登れた滝は最後の不動滝だけである。
なんでぃ!あんまりゴルジュ感も無いし、そないやないかい!と思う。
とはいえ、一応言っておくと、各滝や淵は一見の価値があるので、やはり行くべき場所ではある。

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(美しい千ヶ淵)

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(綺麗)

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(ピースピース)

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(泳ぐ)

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(浮かぶ)


さて不動滝。
なかなかの迫力で、ここは野田さんどうぞ。という感じだ。
なんたって僕は昨日の最後の滝の取り付きまでをリードしたからな。持ちつ持たれつの関係が成立している。

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(不動滝に到着)


野田さんは時おりモゾモゾしつつもスイスイーと抜けて行く。最後の抜けは、昨日同様水流に突撃だ。
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(ぼちぼちボロい)

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(落口はまぁまぁ水の勢い強い)

なーんだ簡単なんだと思いながら登ると、案外ボロくて意外に緊張。リングボルトが複数打たれていて何度か助けられる。
落口は結構悪かった。
こういうのを僕もスッスと登れるようになりたい。
強くありたいものである。

不動滝からは同沢下降の懸垂で釜に降り立ち、不動滝を見に来た人と少し喋ったりしながら休憩し、あとは遊歩道を通って駐車地まで。

下山完了。
------------------------------

以上、山行報告でした。

今回は、特に初日が想像してたよりも難しい登攀が多く、久しぶりの長時間行動で、良い勉強になったなぁと思う沢でした。
あと、運動不足なんだけど、、、とか思いながら来る場所じゃねえな。とも思ったのでちょっぴり反省です。

しかし!
これで僕は竹宇駒ヶ岳神社から甲斐駒ヶ岳山頂までの沢筋を、累計で全遡行できたので結構嬉しいです!!
ふっふっふ!!
野田さん、ありがとうございました!!日を合わせてまたどこか行きましょう!!


2024.08.20【クラガリ又谷】

「クラガリ又谷」


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「クラガリ又谷」に行ってきた

数年前に行った時は全フォローで登った
その時は無我夢中で着いて行くのもやっとで
難しさも何も分かってなかったが、
今回は少しばかりの自信がでてきて武者震いがする

以下、山行記録です

_______________________

■ メンバー


藤本 (L) (記)
谷口
竹原

■ 装備 (主な物)

ダブルロープ 50m (1本)
キャメロット #0.0-#2 (1セット)
ハーケン (8枚)  
ボールナッツ (1セット)
スカイフック × 2


入渓


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大阪からの車中、
前週に大滝を登った私だけが意気揚々としていた
優しいところに転戦する事を期待している 
他の二人は何故かテンションがかなり低め ww

前日にかなりの雨が降り道中も小雨が降りつづいて
いたので増水が心配されるのもあり当然だ

車を停めてすぐが入渓ポイント
「行ける!」おそらく平水

ここには灯りがつく綺麗な公衆トイレがある
着替えは雨でも平気な東屋まであり、ありがたい
橋からは F1 ~ F6 (滝の番号) までが一望できる


F1 斜滝 4m

目の前の滝
泳いでフリーで上陸
冷たすぎず快適な水温


F2 8m


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谷口さん リード

ヌメって悪いが支点を2ヵ所ほどとって颯爽と突破
恐怖を感じてないかの様な速さ、さすがだ!


F3 2段 13m


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藤本 リード

泳いで1段目に取付
倒木にフットジャムをきめながらテラスに上陸
これは使える

大滝 (F6) を登らない場合はこの滝が核心となる
かなり長い闘いになる事が予想されたので
ここで3人がリグループしてビレイしてもらった


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まずは水線のラインをトライした
フリクションがあり2段、3段と上がれるが全く
支点が取れない
水流を帽子のつばや手で防ぎクラックを探すが
リスすらないツルっとした綺麗なスラブ


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次は水線右側のいかにも悪そうなライン
浅効きのハーケンにタイオフを連打
ジワっと静荷重をかけ、足はヌメった外傾スラブで
バランスをとる ...


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カエルもヌメった岩で滑落していた 


支点が吹っ飛びそうで気持ちが悪い
中間部からは左にトラバースした
ホールドは左下にヌメったアンダーがあるのみ
足を慎重にクロスさせ安全圏の棚へ
落口はまだ遠い
ハーケンしか使えず玉切れ寸前
物資調達で下からハーケンを荷揚げした


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IMG_1996
























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残置ハーケンとカムでビレイポイントを構築して
「登って下さい」のコールをかけたその時、
目の前に綺麗なグージョンボルトが ... 
奮闘しすぎて何も見えなくなっていた 


F4 左岸巻き


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F5 斜滝 7m


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フリー 右側を直登


F6 大滝 40m


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大滝が現れた
でかい!!!

登るかは現場判断できめる予定であったが、
おそらくパッと諦めがつき巻くと予想していた

それが前週の大滝の感覚が覚めてないので
スイッチが入り予想外に登る事に!

これまた長い闘いになるので軽く休憩を
してから準備


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藤本 リード

水線左側に凸部状のテラスがあるが乗り上げる
ムーブが想像できない

もう少し左側に薄い凹角クラックがありそのライン
とした
全体的にヌメった外傾スラブがつづく
上部の草も使い物にならないのが容易に想像できる
とりあえず出たとこ勝負で処理するしかない

クラックは連続しておらず使えるところも少ない
スタンスがなくなる所もしばしば
そんな時に限って支点を取れる良いクラックがない 
片足で割れた岩に立ったり、
目いっぱい腕を伸ばしてバランスの悪い体勢で
ハンマーを振り下ろしハーケンを打ち込んだ
岩は脆く砕けて剥がれやすい

A1アブミ で高度を上げた


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草付にはやはり裏切られた
スッと抜ける弱い根っこの草を手に取れる限り
束ねて負荷を分散
そしてジワっと高度を上げる

ニヤニヤがでてきた 

取付から中間部まではハーケンと極小サイズの
カムを使用 
カムは温存するために何度も架け替え節約した


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立木までの数メートルも滑りそうで残りの
プロテクションを打ち尽くして突破

疲れた~

悶絶して1時間ほどかけて登った後、
セカンドの谷口さんはアッと言う間に上がってきた
サードの竹原さんも山盛り打ってきた
プロテクションを残さずに回収してくれた、
さすが!


F7 ナメ滝 2段 13m


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谷口さん リード

ヌメって上陸するのが難しかったが、
谷口さんはいとも簡単に上がって行く
この人の足裏感覚は凄いなと思った
流石、沢ヤ


F8 スラブ滝 12m


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乾いたスラブをフリーで登った
落ちる事はないが高度もあり緊張する


脱渓


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堰堤手前で左の尾根を登りモノレール軌道を目指す
あとはそれに沿って下山するだけ

ヘッデンはギリギリ使わなかったがかなり辺りは
暗くなってきた


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大滝は登らず 15:00 には下山する予定が大幅に残業
これぞ本当に「クラガリ又谷」ww


今回も記憶に残る最高の一本になった

わがままにお付合いしてくれたお二人、
本当に感謝してます


———————————————————————


以上、山行記録でした


山は遊びの宝庫や!!



[筆者が書いた関連記録]


・ 2024年8月12日
楊梅の滝 大滝登攀

・ 2023年9月12日-14日
滝谷出合~滝谷第四尾根
アルパインクライミング

・ 2023年6月4日-6日
大峯奥駈道 スピードハイク

・ 2023年5月9日-11日
黒部源流域 山スキー

・ 2023年5月2-4日
槍、穂高滝谷 山スキー

・ 2022年12月28-30日
甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷右俣 アルパインアイス

・ 2022年5月17-18日
剱岳 大脱走ルンゼ 山スキー

・ 2022年5月2-5日
前穂高岳 奥明神沢
奥穂高岳 南稜
北穂高岳 東稜
登攀 山スキー

・ 2022年4月19-21日
黒部川源流域 山スキー 釣行

・ 2022年4月2日
大山北壁 弥山尾根東稜 登攀 山スキー

・ 2022年3月2日
大山北壁 天狗沢 アルパインアイス

・ 2022年2月1日
錫杖岳前衛壁  3ルンゼ アルパインアイス

・ 2022年1月19日
御在所岳 1ルンゼ中又 アルパインアイス

・ 2021年9月13-15日
穂高岳 屏風岩 雲稜ルート
前穂高岳北尾根
アルパインクライミング

・ 2021年7月20-22日
穂高岳 滝谷 アルパインクライミング

・ 2020年9月29-30日
槍ヶ岳 アルパインクライミング

2024.8.10 海ノ溝谷

2024.8.10 奥美濃 川浦渓谷 海ノ溝谷 の記録

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こんばんは、岩瀬た です。
OKDさんと海ノ溝谷に行ってきました。

今年のお盆休みの1発目の山行で、2年前にダイさんと行った時には水流多くて敗退した海ノ溝谷。
今回の結果は、、、

以下、山行記録です。

-----------------------

◎メンバー
OKD
岩瀬た

◎山行概要
8:30 駐車地出発
9:00 駐車地近くの橋から入渓
9:20 海ノ溝谷出合
12:00 遡行打ち切り点 脱渓
13:00 駐車地


◎山行詳細
予定より少し遅れてお手洗いのある川浦渓谷第二駐車地に到着。
沢登りにおいて、あろうことか、駐車場には沢装備を身につけたたくさんの人がいた。車は10台以上でざっと30人くらいだろうか。

こんなに人が多いのは初めてだ。というか、沢登りに来て誰かと鉢合わせたこと自体初めてで、さすがお盆の川浦渓谷といったところである。

僕は産まれた時から流行りものには中指を突き立てアゲインスト精神を表現し続けてきたので、
沢登りがついに流行してしまったのならば、こんな危険で汚くてキツイことなんかそろそろ辞めて、お洒落なカフェ巡りに趣味を変えることを検討せねばなるまいとOKDさんに熱弁をふるいながら準備をして出発。

駐車場から一番近い橋の袂から入渓して、プカプカ浮いて流されながら海ノ溝谷出合に到着。
暑い夏の冷たい水は気持ち良い。
こんなに気持ちが良いことは全ての人が楽しむべきだ。
立てた中指をそっと折りたたみ、オシャレカフェ巡りはまたの機会にいたしましょう。という気持ちになった。

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(海ノ溝谷出合 気持ち良い!)

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(中指に加えて人差し指も上がる楽しさ。)



さて海ノ溝。
前回は2つ目の小滝まで抜けたが、荷上げがうまくいかず、なんだったら打った支点が荷にかかる水圧に負けて壁ごと崩壊して結果的にそれをどうすることもできず僕も引きずり込まれてちょっとだけ溺れかけたので、ヒーッと言いながら逃げ帰った。

今回はどうやら前回よりも水流少なそうだ。
ちなみにOKDさんはだいぶ昔にここには来ていて無事に遡行している。

前回の危機が嘘のようになんのことはなくどんどん進んで、核心といわれるチョックストン滝も、何の苦労もなく取り付きに泳ぎついて離陸。ノーロープでサクサクと登れた。
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(チョックストン滝)

チョックストンを登った次のピッチでは一応ロープをつけて滝身沿いに登る。

その後も、あまり覚えていないので少し雑になるが、ぐわーっと進んでいって、脱渓地点に到着。
なーんでぃ、てぇしたことねぇじゃねえか!
沢登りは水量次第で難しくも簡単にもなることを改めて実感。

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(休憩)


少し休憩して、快適な林道を駐車地にもどりました。

下山完了。
-----------------------------

以上、山行報告です。

駐車地ではびっくりしましたが、最近の暑さを思うと川浦渓谷や柿其渓谷は最高に気持ち良い場所だと思います。関西だと神崎川も気持ち良いだろうな。

暑くなったらまた来たいです。

2024.08.12【楊梅の滝】


「楊梅の滝」



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「楊梅の滝」を登ってきた
雌滝、薬研の滝、雄滝の三段に分かれ
落差は滋賀一で合計76m

昨年、ある投稿を見て釘付けになり登りたい衝動に
だがレベルはかなり高そうに感じた

相方の技量の心配があったり、
私自身もどうなのか?
と考えてる間にタイミングを逃し一年がたった

そして、
ついにその日が来た...

以下、山行記録です

_____________________ 


■ メンバー


藤本 (L) (記)
竹原

■ 装備 (主な物)

ダブルロープ (8.5㎜ × 50m 1本)
キャメロット #0.0-#2  1セット)
ハーケン (クロモリ × 4枚・軟鉄 × 1)  
スカイフック × 2


F1 雌滝 15m


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比良山への登山口から入山して5分
何というアプローチの近さなのか
登山道沿いでしかも祭日、
ギャラリーが多いなか余計な力が入る


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藤本リード

釜は意外と深く泳いで滝の右側から取付いた
外傾したヌメる棚から左上
まともなホールドやスタンスが少なく
金たわしで念入りに擦ってもフリクションが甘い
確実なプロテクションが取れない所もありながら
A0、A1で突破


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F2 薬研の滝 21m


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雌滝の落口からすぐに現れる


藤本リード

見た目以上に水圧が強く側壁のヌメりも酷い
ステミングだけでの突破は厳しくまたまたA0、A1


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F3 雄滝 40m


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青線 (登攀ライン) :  1P目

幾通りかラインは考えられた
案)
① もう少し下で左にトラバースして凹角を上がる
② 早目に右岸のスラブに上がる
(支点が取れるか不明だがスラブは優しそう)

紫線 (登攀ライン) :  2P目

案) 
水線を上がらず左から巻く


1P目

藤本リード



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GBCYE2975
























中間部凹角が悪かった
外傾したスタンスがヌメる、
水量が多いためホールドが手探りでもなかなか
見つからない
確実なプロテクションが取れずすぐに外れた...
左にトラバースすれば目指す中間テラス
水線から脱出できるがワンポイントのスタンスが
良いのか流れの中なので分からない
伸ばした足裏にフリクションを感じた!よしっ!
あとは薄かぶりのクラック
ジャミングを交えながら立木へ

痺れた


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MWBPE9715
























2P目

藤本リード


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左から容易に巻けそうだが逃げない!

再び水線に戻る
側壁に錆びて輪が半分になったリングボルトが
あった
根元にスリングをタイオフでかけ祈る様にぶら
下がりながら目の前の超絶にヌメるスラブの真中
にある朽ちたリングボルトにスリングをかけて
ジワっとトラバースした


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小ハング越え
キャメロット #0.0、0.1 を固め打ち
ヒールフックをかけ這う様に乗越し
更に上に#1.0をきめA0で突破


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落口はまだ遠い...
しかも立ってきて見るからに悪そう
カムは掛け替えして回収
温存しなければ玉切れになる
ランナウト気味に高度を上げる
あと数メートル
カムが使えずハーケンの出番だが良いリスが少ない
入ったと思ったら岩が脆く剥がれる
カムの種類、長さを変えても合わない
最後は超浅効きのやや動くハーケン A0で突破

痺れた


気づけば背面にマザーレイク「琵琶湖」が見えた


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獅子岩


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雄滝の落口すぐ上にある岩

軽く休憩をしてクライミングシューズにチェンジ
ここからは相方の出番
フリクション最高!
フォロー最高!
(笑)

2ピッチで頂上

記憶に残る最高の一本になった
いつも相方には心より感謝します


反省点 :
登攀の技量から鑑みてプロテクションが少なかった
ハーケンの種類 (形状、長さ)
カム (小さいサイズ)


———————————————————————


以上、山行記録でした


山は遊びの宝庫や!!



[筆者が書いた関連記録]


・ 2023年9月12日-14日
滝谷出合~滝谷第四尾根

・ 2023年6月4日-6日
大峯奥駈道 スピードハイク

・ 2023年5月9日-11日
黒部源流域 山スキー

・ 2023年5月2-4日
槍、穂高滝谷 山スキー

・ 2022年12月28-30日
甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷右俣 アルパインアイス

・ 2022年5月17-18日
剱岳 大脱走ルンゼ 山スキー

・ 2022年5月2-5日
前穂高岳 奥明神沢
奥穂高岳 南稜
北穂高岳 東稜
登攀 山スキー

・ 2022年4月19-21日
黒部川源流域 山スキー 釣行

・ 2022年4月2日
大山北壁 弥山尾根東稜 登攀 山スキー

・ 2022年3月2日
大山北壁 天狗沢 アルパインアイス

・ 2022年2月1日
錫杖岳前衛壁  3ルンゼ アルパインアイス

・ 2022年1月19日
御在所岳 1ルンゼ中又 アルパインアイス

・ 2021年9月13-15日
穂高岳 屏風岩 雲稜ルート
前穂高岳北尾根
アルパインクライミング

・ 2021年7月20-22日
穂高岳 滝谷 アルパインクライミング

・ 2020年9月29-30日
槍ヶ岳 アルパインクライミング

武木谷 2024.7.26

7月の例会にて奈良県の武木谷に行ってきました。
本来予定していた沢からの転戦でしたがコンパクトで楽しみながら遡行できました。
以下山行記録です。(記録・石橋)

深夜2時。
本来は武木谷ではなく行動時間が長くなるであろう東股谷を計画していたので、日の昇る頃には歩き出せるように神戸を発つ。前日の疲れもあったのだろう、運転をしていただいているT口さんと助手席のNさんの“男にしかわからぬ“世間話を聞いているうちに、自分はいつの間にか眠ってしまっていた。

眩しさと蒸し暑さを感じて目が覚めるとそこはとある道の駅だった。
時計を見るとすっかり歩き出しの時間、そう、全員揃って寝坊(笑)
向かえばギリギリ間に合うだろうが、行動時間が長い上に不確定要素の多い沢山行であるため賛成多数で転戦を決定。T口さんのデビュー沢である武木谷へ向かうこととなった。

9時半。遡行開始。
武木川にかかる小さな橋の袂に車を停めて、駐車地から百メートルほどで入渓。
水がとても澄んでいて、穏やかな渓相が続く良い沢だ。火が昇り暑くなってきていたので、冷たい水が心地よい。
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50分ほど進むと釜の先にある6m滝が出てくる。
KAC沢屋の情報ネット・T口ペディアによるとこの滝はKAC随一の沢屋OKDさんが突破していないとか(突破できてたらごめんなさい)。登れるかどうか偵察するとなんと滝の落口へ導くように大木が寄りかかっているではないか!!!完全フリーではないがアルパインフリーなら抜けられそうだ。

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左岸をへつって取り付くも見た目以上に水圧が強い。
大木が水線の軸となり、一点集中で落ちてくる。
とても登れそうに無いので、しばらく粘るもドボンからの回収〜っ⭐️

滝を越えると少しづつ木漏れ日が増えて渓相も明るくなってきた。
ヒキガエルも日に当たりたくて出てきたところを捕まったらしい。安心しな、食ったりしないから。多分。

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3段の滝はノーロープで右岸から登ると、
8mの滝は同じく右岸寄りにラインをとる。良い支点は取れないので、たわしでこれでもかというほど擦ってスタンスを切り拓いて行く。
大きい滝ではないが、適度な緊張感があって良いリードができた。何せ沢リードの経験がないペーペーだもの(笑)。

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自分がリードで戦っていた間、下にいたT口さんは岩陰から飛び出す蛇と戦っていた。
後から聞くと、かなり熾烈な戦いだったようだ。数あるT口さんの伝説の一つとしてKACで語り継いでいってもらいたい。

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日当たりが良いが、小さな滝が連続するので涼しく登れる。

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しばらく行くと大きな釜に出る。釜の奥に7m滝。
泳いで取り付き左岸からNさんが突破を試みるも水量が多く断念。

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また釜を泳いで戻り右岸からトラバースで落ち口へ出る。このトラバースのリードが今回一番痺れた。

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7m滝越えると武木谷も終わりが近い。
30分ほど遡行すると最後に10m滝へと上り詰めると武木谷終了。

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滝つぼで身を清めさせていただき(?)、右岸から林道に出て下山しました。
下山は40分。16時駐車地。入渓9時で滝も登って遊びまくってもこの時間なのだから、お手ごろ沢の部類でしょう。 
水も緑もとっても綺麗で、思わずうっとりしてしまうような渓相を持った沢でしたので毎年沢はじめここでも良いって思えるような沢でした。

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帰りは大和上市の行きつけ中華でプチ打ち上げしてきました。
奈良は良い沢あり、良い山あり、そして実は美味いもんも多い。まだまだ楽しみ切れそうにない。

アテンドしていただいたT口さん、Nさん、Kさんありがとうございました! 

 

小仙丈沢2024/07/31〜08/01

2024.7.31-8.1 南アルプス 仙丈ヶ岳 小仙丈沢の遡行記録

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左から、おせん、N野、Y岡、T口


今回は、小仙丈沢を遡行し仙丈ヶ岳に登頂する一泊二日の山旅に会員4名で行ってきました。

小仙丈沢は難所も少なく、アルプス特有の青空の下、背後に北岳や鳳凰三山を背負い、鮮やかな高山植物を愛でながら気持ちの良い遡行が楽しめます。

そして源頭部を詰め上がると、小仙丈カールが姿を現しますが、そこはハイマツ帯を岳鴉が飛び交い、鹿の番や野兎が駆け回り、高山植物が咲き誇る、楽園を絵に描いたような場所でした。

カールで少し休憩を取り、ガレた斜面を詰めると小仙丈ヶ岳と仙丈ヶ岳の間の登山道に飛び出します。

その後、仙丈ヶ岳に登頂し、仙丈小屋に寄り道した後は、昼過ぎに出発するバスに乗る為、急いで下山しました。

帰路はこまくさの湯に浸かり、ソースカツ丼を食べ運転を交代しながら無事帰神しました。

とても充実した夏のアルプス旅になりました。


行程

〜1日目〜
7:00 戸台パーク到着
8:00 バス乗車
9:00 北沢峠
10:30 小仙丈沢出合
11:00 遡行開始
11:55 F1
12:20 F2
12:50 ビバーク地

〜2日目〜
4:30 起床
6:30 出発
8:20 小仙丈カール
9:20 登山道合流
10:00 仙丈ヶ岳山頂
10:15 仙丈小屋
12:50 北沢峠
13:10 バス乗車
14:00 戸台パーク

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北沢峠から出発
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一時間半程の林道歩き
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小仙丈沢出合
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入渓直ぐ小鹿の亡骸
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倒木多し
幕営適地を横目にもう少し行程を進める
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下部は水線右側、上部は右から流入する支流を巻き登る
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F2
中央のルンゼに取り付き、左の支流の落ち口を目指す
登攀具は使用しなかったが、水量が多い等状況によっては必要
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ぬめりが強いもののスタンスはしっかりしている
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2日目朝食
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アルプスらしい抜けるような青空と鮮やかな緑
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背後には北岳
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源頭部を詰める
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小仙丈カール
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日本の高峰ツートップ
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ガレた斜面を詰め上がる
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