2010年10月

ピッケルの感想

雨で暇なのでピッケル(アックス)の感想を述べさせて頂きます。

カジタパイオニア 80CM:
    これは長すぎた。雪の北尾根で苦労しました。

カジタエキスパート 65CM:
    これでも長すぎた。今は屋久島のどこかのペンションで
    役に立っているはずです。(高く売れました)

シモンカマロ 64CM:
    シャフトにゴムが巻いてあるので重い。バランスは悪くない。

シモンフォックス 35CM:
    これは短すぎた。軽すぎて力が入らないため高値で売却。

シモンシャッカル 45CM:
    重いがバランスは良い。しかしピックがネジ止めなのは×
    山でネジが緩むと命にかかわる。

マウンテンテクノロジー40CM:
    希少性の高いイギリス製ということでたまたま見つけて購入。
    短いがそこそこ使える。    

BD ベノム 60CM:
    流行のベントシャフトということで買ってみたが、店では
    バランスが良いと感じたが肝心の山で使いにくい。シャフトを
    曲げる意味が分からない。ぐらぐらして使いにくい。総じてBDの
    アックスは好みもあるが×。ピックがネジ止めも×。
    ピックが痛んだら交換できると言っていたがそこまでこの
    ピッケルを使う岳人はいないと思われる。
    銭を返せと言いたい。放出。 

グリベルエアーテック58CM:
    現在の市販ピッケルの中では一番ではないでしょうか
    軽量すぎて梃子(てこ)にするとシャフトがしなりますが。
    黄色いベントモデル(エボ何とか)も良さげです。

ということで、これから購入される方はグリベルの上級シリーズの
58cm位が無難かと思います。よく、手に持ってスピッツェ(石突き)
がくるぶしあたりがよいと本に載ってますがそれで選ぶと杖にしか
なりません。(なら、ステッキで十分です)。身長に関らず
50cm~60cmまでのストレートシャフトが無難です。ロッジ梅田店
の品揃えが豊富です。         
                         
                            ロッジ梅田店  店長

あの木陰

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山旅から帰ってきて、

稜線を彩る地塘やお花畑でもなく、

頂から見た遙かな眺望でもなく、

つかのま身を寄せただけの木陰が、

妙に深く印象に残っていることがある。

何ということもない森の片隅にすぎないのに、

たまたま数十分をそこで過ごした緑陰の印象は、

思い返せばおなじようでどれも違う。

木々の種類や間隔、

枝の太さや張り具合、

下草の密度、苔の色濃さ、

地面の傾きなど、

どれをとってもこれまで経験した他の緑陰とは、

微妙にずれている。

そしてときには、

あの木陰で憩うためにこそまたあの山へ行きたいと、

郷愁にも似た思いをいだく。




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 浜田 優 
 「流れる山の情景」より



KAC図書委員長

火器色々

今まで使った火器についての感想です。

EPI BPSAストーブ :25年以上前に購入後、一度も故障せずに元気に活躍中
              今でもカタログに載っているという事は完成度が高くて
              これ以上改良の余地がないという事か?

コールマンピーク1:1台目がレギュラーガソリン使用で故障後、2代目を購入。
            マルチフューエル対応を謳ってるがレギュレータ詰まりが怖くて
            ホワイトガソリン以外は使えず。         
            しかし1リッター¥1300は高すぎる。が、とろ火が可能、プレヒート
            不要の有難味は現場でこそ分かります

MSRウィスパーライト: レギュラーガソリン使用を目的に購入。レギュレータの詰まりは
            起こりにくいらしいが、とろ火の調整が難しく(不可能?)、プレヒートも
            必要なのでテント内では使いにくい。燃費もコールマンに比べるとかなり
            悪い。火力微調整が出来ないためか?ただ沸騰させるだけという感じ。
            一旦消すと、次の再点火に神経を使い、疲れる。

メタ:昔の教科書には必ず非常用に持って行けと書いてあったような気がしますがいまだに
   一度も使わずに眠っています。有毒ガス(?)が出る上に間違って食べるとメチルアルコール
   なので大変なことになるような気がしますが違いましたか?

キャプテンスタッグ:形はプリムスのベストセラーのコピーですが炎の効率が悪く
            安いだけのことはあります。しかしガスなので故障しません。

ホエーブスの大きい方:今や化石になったようですが以前ありました。家で火を付けたら
              燃え出したので捨てました。

                                          登山店 店員
                                           
 

                                      












ファミリー登山【槇尾山】

土日の午前中に、昨年KAC山行で訪れた槇尾山で半日クライミングを楽しみました。

槇尾山も最新のロクスノに掲載されて、人も多いかと思いましたが、この2日間午前中は貸切で、のんびりクライミングを楽しめました。


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成果は10aまでですが少し感覚が戻りました。 

来週は古法華にキャンプに行きます。 


さんぺ

台高 山の神~馬の鞍峰 


台高 山の神~馬の鞍峰     平成22年10月18日  T(単独)


 急遽月曜日が休みになたので家でゴロゴロしているのもつまらないので
以前から気になっていた馬の鞍峰に行く事にする。もう10月も半ばなので山ヒル君たちも眠っているだろう。
 前夜8時自宅発、夜中の11時過ぎに林道終点着。星が綺麗だ。
夜中というのに鹿君たちは運動会をしているのか元気にウロウロしている。
 最近熊が多く出没しているらしいのでテントは張らずに車で寝る事にする。 夜半、どうも普段と違和感があるなとふと目を覚ますとそこは車の中だった。
 朝、車のドアがバタンとしまる音で目を覚ますと単独のおっさんが早くも
登山装束で出て行った。これはいかん、単独のおっさんに先を越されたと
あわてて単独のオッサン(実は私)も慌てて朝飯をかきこみ熊と山ヒル君の待つ山へと入っていく。
 山の神(実に恐れ多い地名)へと上がっていく登山道はエアリアマップには載っていないが整備された道らしいのでロープは置いていく。何回か道に迷いながら登っていくが単独のおっさんはいないので恐らく別の道へ行ったのだろう。P773、P904と過ぎ、約2時間で稜線の山の神へ着く。
 着くと同時に何やら獣の動きが感じられた。稜線の向こう側でモサモサと音がしているが姿は見えない。あとにはぷーんと強烈な動物臭が。この
臭いは一体何だ? 鹿ではないことは確かなので残るは熊か猪か。
 しかし六甲山の猪でもこんな強烈な臭いはしない。とすると・・
 しばらくは警戒して待機する。警戒警報が解除となったので山の神の
立て札の脇で寛ぐ。ここから台高の稜線だ。原生林が美しい。山容は
全く険しくないのだが所々運動場のように広い地形となるので残置の
赤テープを拾うのに必死だ。稜線上に右へ右へと分かれる支尾根が3回ほど出てくるので注意が要る。2回踏みあとに導かれてトレースを外す。
DSCF0056 間違えたトレースから戻ると突如人に出会う。熊に出会ったような驚きだ。 いや、熊の気持ちが分かったというべきか。
 その後はこの4人パーティと前後しながら馬の鞍峰へと歩を進める。
大人数で歩くと道を探す必要がないので楽だ。しかし楽をするために
わざわざこんな山奥に一人で来た訳ではないので馬の鞍峰の頂上で
ビールで一人祝杯を挙げ、距離をとる事にする。(頂上12時)
 馬の鞍峰頂上からはエアリアマップには迷いやすいとの記号が打たれているが赤テープの数も多くなるので千鳥足でも問題なく降りれた。DSCF0057
 しかし1箇所ある分岐点は見逃さない事だ。約2時間でカクシ平着。
 今から600年も前の南北朝時代後期にこんな山奥のヒルまみれの
地に忠義王という天皇の末裔がひそかに匿われていたとは信じられない。 車で来ても遠い遠い奈良の山のその奥に、馬で来たのか歩いて来たか分からないが当時は林道もなければ整備された山道もなかったであろうことを思うと感嘆せざるを得ない。南北朝時代から幕末の天誅組まで、この奈良の天川村の郷士の活躍は歴史にその名を残す。山奥のこの地の人々の心意気が600年の時を経て私の心を打つ。
 しかし奈良から来た4人パーティの足は速い。ビールを飲んで遅れを
取ってから下山路は所々走って途中よろけたりしながら頑張ったが
最後まで追いつけずに、最後に林道終点の駐車場でやっと追いつく。
(午後3時30分)
 久々に山鳩湯へ浸かり、平日でも結構混んでいることに驚きながら
寛ぐ。ここの湯は有馬と色は似ているが幾ら浸かっても湯冷めが早い。
 湯船も大分化学変化しているようで、長く入っていると骨も溶けるのではないかと心配する。(余計な心配か)

notes:
 歩行8時間のコースでした。しかし台高主稜線は地形が不明瞭で注意が
必要です。地形が緩すぎて地形図が約に立たず、唯一の手がかりは先人の残した赤テープです。今回のコースを逆に歩いた場合、午後3,4時頃に山の神周辺の複雑な地形を赤テープ便りで降りることになりますので、夕闇で目印をロストした場合、完全な薮こぎ下山となる可能性が大となり一気に難しくなります。
 熊鈴を2個も鳴らすと耳が痛くなり途中で止めました。熊への声掛けの
方がよりナチュラルかと思われます。
 山ヒルの被害は駐車場で手についた1匹だけでした。

 

 


  

 

 

 

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