2011年06月

6/26 San. 湯河原幕岩 桃源郷

湯河原の幕岩へ二人で行ってきました。

<メンバー> 犬吉、崎間

幕岩の玄関的ルートである桃源郷の岩場に8:00到着。前日
の夜の雨と、朝からの霧雨で岩の表面は濡れており、穴ぼこ状のホールドには水が溜まっている。しばし逡巡の後、やさしそうなルートから登ってみることに。桃源郷南面のシルクロード [5.7]、いんちきするな [5.8]、蟻さんルート [5.8] を二人で順番にリード。手も足もヌルヌルで非常に緊張を強いられる。

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↑犬吉さん@蟻さんルート。

一休み後、アボリジニ [5.10a]にトライ。カンテ沿いの細かめのフェース。ボルト3つの短いルート。ホールドは相変わらず水が溜まっていて、1ピン目から怖い。気持ちだけはオンサイトを狙っていたが、ぼくは2ピン目に行く前に敗退。犬吉さんと交代し、2ピン目まで進展。もう一度ぼくが登り、テンションをかけながらなんとかトップアウト。トップロープをセットし、二人でああでもないこうでもないとムーブを探る。4回くらい登ると、最適なムーブがつかめてきた。そうこうしているうちにホールドは乾いてきた。

トップロープを解除し、ぼくのRPトライ。思えば、1日に1つのルートに集中してムーブを探り、RPを目指すのは初めてだ。トップロープ練習のおかげで、上手く体重をかければ多少湿っていてもフットホールドに乗れることは分かってきた。後はちょっと思い切るだけだ。1ピン目の上の核心部、手には余計に力が入り、足は今にも滑りそう。でも落ちるのは嫌だ。なんとかこらえて重心を上げ、ミシンを踏む足にびびりつつ、3ピン目にクリップ。達成感と安堵感、終了点まで気をつけて登り、とても小さな個人的冒険を終えた。

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↑アボリジニ

最後にナチュプロルートのWashing [5.7]を1回ずつ登って終了。 渋滞のない時間なら、自宅の大田区から90分程で行けるので、たぶん一番近い岩場だと思う。今度は乾いている時に行ってみたい。

崎間 

 

比良 奥の深谷

比良 奥の深谷        2011.6.19

                                             青木 横山 橘(記) 天気:曇り


 約20年ぶりに奥の深谷へ行く。過去の記憶では暗くて陰気な谷という
イメージがあったが、さすが日本百名谷に選ばれているというだけあって
短いがびしっと気合の入った辛口の谷であった。
 前夜21時、JR西宮駅集合。名神を走って坊村へは23時過ぎに到着。
往きは早かった。早速大きな駐車場にテントを張って御前会議を開く。
 午前2時、会議を終了し、眠りに付く。
 翌6時起床。登山者もちらほらやって来た。我々も負けてはならじと準備を
して出発する。駐車場発7時。1時間ほど歩いて入渓する。天気は曇りで沢に
入りたくなくなるが雨よりはマシか。沢に入ると次から次へと滝が現れて遡行者
を有頂天にさせる。(どこかで聞いたような表現だが)。連日の雨で水量は
多いようだ。遡行図があると興ざめなので敢えて持たず、出てきた滝と会話し
ながら進む。ほとんどの滝は登攀可能のようだが今回は水量も多いので無理
そうな滝はおとなしく巻き道を探す。今回のパーティは始めて組むので若干判断
に手間取る。有名な沢なので巻き道はばっちりかと思ったが結構薄く、安易な
赤テープもほとんどない。中間部の巻きでは垂直の木登りも現れ、途中からザイル
を出すはめとなった。(ここでトップのA木君が浮石をつかんで顎(あご)を負傷。
浮石は沢へ落とす)。軽傷だったが一気に緊張感が走り、本気モードが出る。
 ここは危ないなと思うと大概残置ハーケンが有り、効いてないのも多いので、
やはりハンマーとハーケンは持参すべきだろう。又、巻きでも直登で運動靴では
太刀打ちできないのでフエルト靴は必携だ。又、滝の爆音で声が届かないので
ホイッスルも持参すべきだった。3名の足はほぼ揃っていたのでそれなりのテンポ
で行けたが新人を連れて行った場合は滝ごとにザイルで確保した方が安全だろう。
 遡行図がないのでどれがどの滝かは分らないが美しい滝が多く、どれもが難
しいが登る事が出来る。諦めるしかない滝が多い大峰とはだいぶ違う。
 さて、巻き道から懸垂で降りた頃、後続の3人パーティに追い越される。
 寒いのに全身ずぶ濡れで滝を攀じったり、滝つぼにダイビングしたりと元気な
パーティだ。(私は泳いだ後寒くて濡れるのが辛くなった)。
 滝で遊んでいる先行パーティを追い抜かした頃、不意に登山道の標識が現れた。
 後は一般道を麓まで降りるだけだ。大峰と違って下山には苦労が無い。
(それがややゲレンデ的なところだが)。登山道合流12時。ここで大休憩の後、
登山道をとぼとぼと降りて約1時間強で駐車場へ帰着。てんくう温泉で汗を流して
神戸へと戻るが帰りは京都東ICまで渋滞し、比良の沢は帰りが難儀やなーと言い
つつ西宮へ戻る。

 NOTES:

  結構厳しい。巻きもクライミングをさせられる。落ちたら危ない箇所が連続する。
  どこからザイルを出し、どこから省略するか、リーダーの判断が要求される、
  辛口の美しい沢であると感じた。ヒルの被害はA木君に2尾のみだった。
  A木君、Y山君(名前を伏せる必要もないが)、お疲れ様でした。



6/12 保塁岩サラマン

天気があまり良くない中、早朝から保塁に行ってきました。

<メンバー> M田、A木


去年の終わり位から、A木君には「サラマン位は、ナチュラルプロテクションを使って
リードで登らないと」と言ってきましたが、なんやかんやで先延ばしになっていました。

純粋なクラックだけで登るルートではなく、スタンスも結構ありますが、薄かぶりで上部
はクラックが広がっており、ナチュラルプロテクションの使い方を理解する上でもリード
で登れれば、それなりに練習になるルートだと思います。

A木君も今日はリードする気満々、アップの「ダッコちゃん」もオールナチュプロで登った
後、「サラマン」の取り付けに行ってみると、昨日の雨による染み出しでずぶ濡れです…。

しかしながら、この状態でも行ってみるとのことで、無理をしない範囲で登ることに。
濡れているので、
下部アプローチが悪そうでしたが、順調に上部核心へ。
しかし、状態の悪さから力が入っていたのか、徐々にパンプしたようで核心を越えられず。

私もTRで登ってみましたが、クラック内だけでなく、壁一面がずぶ濡れで相当悪いのですが、
ジャミングが必要な個所はあまり影響がないこともわかりました。

午後から天気が崩れるということで、A木君も気合の2本目へ。
相変わらず濡れていて悪そうでしたが、核心も落ち着いて処理し、この状態の「サラマン」
を無事にRP!アルパインチックな染み出し方でしたが、よかった(笑)

写真※サラマン5.9 (A木)

A木君も本日の目標をクリアーしたし、午後からは雨模様みたいなので、昼前には保塁を後
にしました。


<M田>








たまには酒の話でも

梅の実熟す、この季節がやって参りましたね。

仕込みの時期がやってきました。

コレですよ、コレ!!!
梅酒でございまあす!!


P1010382

| (左)南光梅・黒糖・ブランデー (右) 古城・角砂糖・ホワイトリカー |


今年はとりあえずこの二種を。

お山で
ぐびぃーっと頂きたいではないですか!皆さんと!!
と思ってニマニマ(よだれたら)しながら仕込みました。
しこんでる端から飲んでいきたくなりました。

この秋の山行で解禁しちゃおうかと思っとります

時間をおけばおくほど深みがでて美味しくなるって・・・
せめて1年、2年、3年、、、熟成させて方がいいのでは・・・?

みなさん1年仕込み、待ってくれますか?!
いいや、いぬきちは待てませぬ。

9月~10月の山行ご一緒出来るのを楽しみにしています


そして、この一品を是非紹介したい。

P1010385

| 雪峰:snowpeak |


ある山行の晩餐に、
O会長がなにげなく出した、このアイテム。
まわってきた杯は、今までに見たことのない
洗練されたフォルムの
チタン製マグカップ

唇を当てた瞬間、恋に落ちました。
その唇触りに!!

お酒がぐううんと美味しく感じられます。

O会長に真似て、この度お買い上げしました

ちょっとお高いけれど、これは値に見合う、いえ
それ以上の一品ですよ。


このマグにお手製梅酒を注いで
お山で乾杯するのだ、楽しみが膨らみます。




皆さまとお会いする日を夢見て~




いぬきち










5/28 岳連セルフレスキュー講習会(王子登山研修所)

あとで

<メンバー> M田、A木、他会の方々
<講  師> 兵庫岳連遭対委員 I本さん、N村さん
<内  容> シングルロープレスキューについての考察


IMG_0654※自己脱出から荷重移動(ムンターマリナー使用)


IMG_0664※Aノット?(これは便利)

IMG_0668※ビナ8(群馬流?)

IMG_0672※今日の復習

 IMG_0674※救助を待つ方々

IMG_0677※消防レクチャー(出血における知識)

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