2012年07月

奥穂西穂縦走

 奥穂西穂縦走  平成24年7月28,29日

W(単独)

 昨年三度計画するも悪天の為奥穂山頂までで撤退を余儀なくされた山行でしたが、今年は晴天の中で当日を迎える事が出来ました。一般縦走路最難関と言われるルートですので本当はこの山行を終了してからバリエーションルートにステップアップする為山岳会に入会しようと思っていたのですが、年齢制限があるとの事で課題を残したままの入会となっていました。

27日(金)の仕事終了後20時過ぎに車にて自宅を出発し0時30分には平湯に到着、3時間程仮眠が出来る時間があったのですがなぜか寝つきが悪くほとんど寝れずに出発時間を迎える事となりました。眠眠打破を飲んでなんとか出発。今回乗車した4時50分発の上高地行きのバスはいつもなら全員乗車できるものの、今回は30人程があふれ乗車出来ないような大変な混み具合でした。

5時半上高地を出発。晴天の中、翌日に疲れを残さないペースで快調に歩き2時間後には横尾10時には涸沢に到着。ここで昼食としたのですがあまり喉を通らずソーセージ一本しか食べれず。体調に軽い異変を感じつつも40分程の長い休憩の後ザイテングラート経由で穂高岳山荘へ向け出発。スタート後30分程度してから体調が思わしくなく一気にペースが落ちてしまいました。立ち止まる事が多くなりながらも13時半には穂高岳山荘に到着。しかし頭がガンガンと痛むし気分が悪い。高山病のようだ。今までまともに高山病の症状が出た事がなかったので3000m位では大丈夫なんだろうと思っていたのですが大間違いでした。睡眠不足が効いたのか?

何時間たっても症状が引かず風邪薬を飲んだら効くという噂に掛けて飲んでみるも治らず。天候ならまだしも自己原因で撤退するのは無念すぎるなと思いながらもどうしようもない。手の打ちようがないなと思っていたが、山小屋の暖かい晩御飯を無理矢理にでもかきこんでいると次第に体調が戻りだしました。ダメ押しにホットコーヒーを飲み早めに就寝。翌朝3時半に起きてみると体調は良化していました。万全な天候戻った体調に感謝しながら4時10分まだ夜が明ける前ヘッドライトを付け出発。既に縦走組と思われるいくつかのパーティーが先行してスタートしていました。奥穂へ登る途中からジャンダルムが見える。やっと挑めると思うとなんとも言えない気分でした。
IMG_2170ジャンダルム

奥穂山頂を素通りしジャンダルム方面へ。難所と言われる馬の背で早くも大渋滞。先行のグループがロープで確保しながら通過しているとの事。しばし順番を待ち馬の背に取り付く、両側は切れ落ち滑落したら命はないなと思いながらゆっくりと通過する。
IMG_2186写真で見るとノーザイルはやっぱり怖い

ロバの耳を難なく通過しジャンダルムへ。見た目はハードだが難しくはないなという感じでした。この縦走路は全体的に浮石が非常に多く、落石をさせない為に大分神経を費やしていたのですが、私の後から来ていたパーティーはよく落石をさせていて、実際私の方にも10cm大の石が2ケ程落ちてきてヒヤリとする場面もありました。
IMG_2212逆層スラブ

逆層スラブもこんなものかという感じで間ノ岳、赤石岳を越え西穂高山頂までもう一息という所で『救助隊です、先に通らせて下さい』との声が。西穂側からの登山者が滑落したようで命はあるものの重症のようだ。救助の為そこで30分程通行止め状態となり目前で救助劇が繰り広げられました。
IMG_2216救助隊にて救出中

通行止めが解除され被災者が滑落した場所を緊張しながら通過する。程なく西穂山頂へ。無事終わったなという思いでした。昨日にもこのルート上で滑落死亡事故が起きていたとの事でなんともやりきれない思いでした。西穂山頂からピラミッドピーク、西穂独標を通過し12時10分西穂山荘へ到着。西穂山頂からは軽装の登山客で溢れ大賑わいでした。

今回最後に課題として残っていた山行を無事終える事ができホッとすると共に色々な意味で感謝の気持ちでいっぱいになりました。
奥穂西穂GPSGPSログ

台高 黒倉又谷 遡行 

台高 黒倉又谷 遡行         平成24年7月16日    Y山 、T(記)

 過去2回挑戦し、2回とも雨に降られて敗退した黒倉又谷へ行く事にする。
 最近はネットが発達しすぎて行く前から滝の写真や遡行記録を調べるうちに
既に行った様な気がしてくるので新鮮味がない。下山路が不明瞭らしいので
その点だけには注意する。朝起きて筏場から本沢川沿いの道を辿ると30分ほどで
入渓地点に到着。前回の偵察で巻き道はわかっていたので特に不安はなし。
 いきなり綺麗な美瀑だが泳いで突破してもその後に続く滝は直登出来そうにないので
あっさりと巻く。10m位の連瀑を4つほど巻くとまた本流に戻る。そのあとも綺麗な
滝が忘れた頃にやってきて飽きさせない。2時間ほど詰めあがると次第に沢は
凡庸となってきて、やや退屈な感じだ。河原歩きを1時間ほどで植林小屋あとに
到着。ここで昼飯の予定だったが相方は腹が減ったとその前の休憩でラーメンを
かき入れてしまっていたのでそのまま通過し、核心である下山に取り掛かる。
 たしかに植林小屋から対岸に移り、尾根を水平に北上するのだが地形に変化が
なく、わかりにくいところだ。しかし用心してネットからカンニングペーパーを印刷
してきたのでそれほどでもない。地形は複雑で25000地図では読みきれない。
 常にコンパスで進路を補正しないと白倉又沢の方へ行ってしまうのかもしれない。
 駐車場着14時頃。 黒倉又は出だしに美しいが難しい連瀑が続き、それを巻いて
しまうとあとはやや平凡になってしまうと言う感じの沢だった。
 又、名前の通り黒っぽくてよく滑る岩が多かった。蛭は見なかった。魚影はちらほら。
 Y山君、お疲れ様でした。自作シュリンゲの再点検をしてくださいよ!(結束間違い)

台高・黒倉又谷遡行

台高・黒倉又谷遡行   平成24年7月16日(月)  T(L)・Y山(記)
 
 
梅雨がそろそろ明けそうな雰囲気の中、今シーズン初の沢登りへ行ってきました。
前日夜に筏場駐車場にて幕営。二人だけのささやかな宴会後、早めの就寝。
翌早朝5時前に喧しい蜩の鳴き声で起こされると、空は快晴。梅雨明けしたかのような空模様の中、遡行準備を整えて6時半過ぎに出発。
 
黒倉又谷に入渓し、いきなりの泳ぎを伴うゴルジュ連瀑帯は高巻いてやり過ごす。
IMGP0259
最初の高巻き後は綺麗な滝が続き、清らかな水ということもあり、快適な遡行を続ける。
IMGP0260
天候は概ね晴れだが時折雲も広がり、早朝の谷ということもあって日差しは沢に入らず、寒さに震えながらのシャワークライミングとなった。
IMGP0269
暑ければ泳いだら気持ち良さそうな大釜も寒過ぎてなるべく"ヘツる"。
IMGP0272
一箇所ロープを出したが順調に遡行し、予定通り植林小屋にて遡行終了。
IMGP0282
 
事前情報では下山路は明確な踏み跡を辿るとのことだったが、不明瞭な踏み跡を辿る。
地形図・コンパス・高度計を駆使し、Tリーダーと「ああでもない、こうでもない」と読図議論を交わしつつ、何とか決定的な道迷いにも陥らずに要所となる840m峰手前の小コルに辿り着く。この小コルを踏み跡に従って進んでしまうと白倉又谷へ下ってしまい、数回の懸垂下降を強いられてしまうらしい。
地形図・コンパスを見ていれば白倉又谷へ迷い込むことはないはずだが・・

予想はしていたものの、スマホのGPSは全く役に立たず。遡行終了点から踏み跡に従いトラバースして小コルに到達し、小コルで「あるいは・・・」と思っていたもののGPS補足せず。
やっぱりガーミンあたりのGPSじゃないと山では使い物になりませんね。まぁ、お陰で緊張感のある読図を堪能できたけど。GPSがあると緊張感が欠如しますから。
 
小コルで小休止した後、少し戻って黒倉又谷を右手に基本的に尾根をゆるやかに下って行くと、予定通り筏場への山道に合流。
露天風呂の五色湯後まで行き、沢に浸かって下山で火照った体を冷やす。その後、山道を辿って駐車場へ帰還。
 
今回の遡行の核心は、踏み跡不明瞭な下山路の読図だったように思う。
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