大峰 弥山川 双門コース 平成25年9月22日ー23日 T(記)、U、T(友人)
2年ぶりに弥山川へ行く。若干飽きてきたがまた梯子が登りたくなった。
前夜、熊渡に車を停め、明日の打ち合わせを行う。しかしいつの間にか宴会に
なっていたので、寝ることにする。翌日、6時目が覚めると続々と車が
やってきた。我々の車は橋を塞いでいるので、急いで道沿いに車を移動する。
7時過ぎ出発。天気は晴れ間も見え、一日持ちそうだ。気持ちの良い林道を過ぎ、
釜滝に到着。
我々をビビらす看板 同行の美女二人 綺麗な水
ここから難場が始まる。鉄の橋や梯子を何度もこなすと、鉄の吊橋に
到着。ここで休憩する。ここからは一の滝二の滝三の滝と悪場の巻き道が連続する。
途中、またしても寝不足のためか転んでしまい、爪を怪我する。最近仕事疲れを
引きずって入山するためか、よく転び、よく怪我をする。注意せねば。
鉄梯子にも飽きた頃、仙人クラ前のテラスに到着する。
相変わらずここだけゴミが多い。双門の滝は絶景だが、足元の
ゴミには幻滅させられる。休憩もそこそこに出発すると、やがて
河原小屋跡の崩壊地点に到着する。山崩れの威力は凄まじい。
ここで15時をまわったので、あっさりとビバークに決定する。
早速焚き火を起こし、酒などを飲みながら夕食のタッカルビ
(韓国風すき焼き?)を作る。焚き火で炙るマシュマロが旨い。
私は夕食もそこそこに、前日の重労働と寝不足が堪えたので
18時ごろツエルトに入る。
山崩壊跡を行く 焚き火は楽しい おこげ飯を炊く 枝の先にマシュマロ
他2名は焚き火を囲んで宴会を行なっていたようだ。担ぎ上げた大きなワインも朝には
綺麗に蒸発していた。雨が心配されたが幸い降ることなく、夜が明けた。雨が降ると
狭いツエルトに荷物を入れて3人で生活なので大変だ。ところで、夕方17時前に3人
パーティが我々をパスしていった。話を聞くと、途中で何か?があり、時間がかかり、
これから狼平まで行き、ヘッドランプでカナビキ尾根を熊渡まで降りるとのこと。下山には
4、5時間はかかるだろう。土地勘は有るとのことなので、健闘を祈って見送る。
翌6時起床。朝飯を掻きこみ、出発する。昨日よりは睡眠不足は解消したが
狭いツエルトで変な夢を見て、熟睡できなかった。千杖クラの空中鉄梯子を乗り越す
とやがて狼平避難小屋が見えてきた。きついコースを登り終え、この平和な小屋を
見ると全ての登山者は癒されるだろう。小屋前に荷物をデポし、とりあえず弥山を
目指して整備された道を登る。頂上までもう少しという所でガスに包まれ、雨も
降りだしてきたため、これ以上進んでも雨に打たれるだけと判断して引き返すことに
する。高度を下げるとうそのように晴れてきた。狼平の避難小屋でゆっくりと昼飯と
する。メニューはキノコのナポリタンパスタ。昨夜のタッカルビよりもさらに旨かった。
13時、下山開始。知らない間に頂仙岳をすぎ、カナビキ尾根分岐の看板を見た
所よりカナビキ尾根を下山する。熊渡着16時。既に他の登山者の車はほとんど
無かった。
notes:
・今回、水量は少なかったので渡渉には問題なかった。水量が多いと一気に
危険が増すので、引き返す判断も要るだろう。下手に突っ込むと進退窮まる。
・日帰りで八経岳まで往復して帰ってくる若者パーティもいた。既に当方に
そのような体力・気力なし。
・梯子が1箇所でも崩落したらこのルートはロープが無いと登られなくなる。
整備されている関係者の方々に感謝。逆に言うとよくこんな難所にルートを
作ったもんだ。
・5回目になるが所々で迷った。日没後はさらに道に迷って危険。
・カナビキ尾根の分岐は鞍部になっているので、看板を見落としたときは注意が
必要。(我々は少し手前の尾根から降りようとした。恐らく合流したとは思うが)