2015年01月

2014.12.20_甲斐駒ヶ岳 尾白川下流域の氷瀑

2014.12.20 甲斐駒ヶ岳 尾白川下流域の氷瀑 メンバーTI(記)


12.20(土)尾白川下流域の氷瀑(岩間ルンゼ、ガンガノ沢)
黄蓮谷は敗退したもののこのまま帰ってしまうのは勿体ない・・・ということで、至近にある尾白川下流域の氷瀑を覗いてみることにする。

前日は、つたの湯に入り、そのまま道の駅で車中泊、コンビニで朝食を買って尾白川林道の急なジグザグ道を上がる。

林道は凍っているのでタイヤチェーンが役に立つ。

林道は日向山登山口駐車場の少し手前で通行止めとなっていたので、少し下の道幅の広いところに車を止め、刃渡沢目指して歩き出す。

長い林道歩きを1時間10分程でガンガノ沢に到着、F1は半分ほどの氷結だが傾斜がきつくスケールが大きい、奥にはやや傾斜の緩いF2も見えている。

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ここには東屋もあり、中にテントは張れなさそうだが、水も取れ、ベースにはもってこいの場所である。

ここから少し歩いて最初のカーブ辺りが平田ルンゼ、次のカーブ辺りが岩間ルンゼである。

そこから、またかなり林道を歩くのだが、雪が深く時間がかかりそうだったので、T君に泣きを入れて林道終点少し手前で遠くに見える刃渡沢を眺めて引き返すことにする。

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そして林道至近にある岩間ルンゼを登ることにする。

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1
ピッチ目を先行し、右岸寄りの傾斜の緩い部分を登り中間部で右にトラバースして左岸寄りの細い隙間を登る。

この隙間を登っているときに右のドでかい氷柱が突然折れて唇を直撃、出血し、かなり萎える。

これを越えると傾斜は緩くなり、少し登って右岸にある灌木でT君を確保する。

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2
ピッチ目はT君が谷間の岩の間を右へ左へ50メートル登る。

T君から先の滝が凍ってないよと言われていたのだが、その通り3ピッチ目の滝の氷が少なくピッケルを刺すと崩れ去ってしまったので、1ピッチ目に戻り懸垂下降する。

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次にガンガノ沢に
F2に向かう。

隣の登山道からF1を巻こうとしたのだが、高巻きすぎてとんでもないアルバイトとなる。

間違いに気付いて降りていくと東屋すぐ上のルンゼに雪に埋もれたロープと微かなトラバース道を発見。
ルンゼをトラバースするとF1上に出るが、左側が鋭く切れ落ちており、滑ったら彼の世行き間違いなしである。

頼りないフィックスを頼り!?ながらトラバースしてF2へ、氷結はイマイチだが何とか登れそうだ。

この氷結状態に、あまり乗り気でなかったT君を説得し、リードで登ってもらう。

この頃から雪がしんしんと降り出す。

上に行くほど氷結が悪く、かなり薄いようでT君も滝の各段差を慎重に登っていく。

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やがて
50メートルロープがほぼ一杯になり、右岸寄りの立木で確保、後続の僕は、ピッケルもよく刺さる氷に最初ルンルンで登っていたのだが、上に行くほど氷結が薄く下を流れる水の音が大きく聞こえ始め、T君が慎重に登っていた理由を漸く理解する。

しかも最上部はピックで氷を刺すとカポ!カポ!と鳴る始末で、今にも登っている氷が崩れ落ちそうで冷や冷やする。

無事、登り切りF2をダブルロープで懸垂下降、続くF1も懸垂下降する頃には、辺りは暗闇に包まれ、降っていた雪が雨に変わっていた。

冷たい雨に打たれながら車へ戻り、またもや、つたの湯で身体を温め、お互い帰途に着く。



◆尾白川林道通行止め付近08400945ガンガノ沢10001002平田ルンゼ~1005岩間ルンゼ~1040林道一つ目トンネル出口~1110岩間ルンゼ~1500ガンガノ沢F21800尾白川林道通行止め付近



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T君は都合で暫く山から遠ざかることが決まっていたので、何とか黄蓮谷右俣を二人でクリアして有終の美!?を飾りたかったが、それは叶わなかった・・・。
まあ、山とはそんなものだろう・・・。
これまで頼りない僕と組んで山に向かってくれたT君に感謝したい。
T君、ありがとう!!
また、何年か後、黄蓮谷右俣リベンジしよう!
 



 

2014.12.19_甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷右俣(黒戸尾根)敗退

2014.12.19 甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷右俣(黒戸尾根)敗退 メンバーTI(記)



12.19(金)甲斐駒ヶ岳黒戸尾根

12月に入り、寒波が周期的に訪れ、南アルプスもかなりの積雪量が予想されたが、とりあえず現地に行ってみようということで、いつもの茅野市内でT君を拾い黒戸尾根入山口の尾白川駐車場へ向かう。

駐車場こそ雪は少ないものの、見上げる甲斐駒ヶ岳は真っ白に覆われている。

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準備して黒戸尾根を登り始めるが、既に竹宇駒ヶ岳神社から積雪があり、高度を上げる毎に積雪量が増える。

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夜間運転の寝不足のせいにはしたくないが、ペースが上がらずラッセルも
T君頼みとなる。

笹ノ平まで通常2時間半のところ、3時間半かかって到着、この時点でかなりのお疲れモード・・・。

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一旦休息して、歩き始めるもラッセルはきつくなるばかりで、ペースが上がらず
T君から遅れをとる。

1628mのコルあたりでT君と相談し、このままでは日没までに五合目に着くかも怪しい状況、しかも尾根でこの積雪量では谷間はかなり埋まっていると判断し退却とする。

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降りる準備をしていると上から七丈小屋の管理人さんが降りてきた。

話を聞くと、小屋の周辺で既に膝上の積雪量があり、とてもじゃないが黄蓮谷を登れる状況にない、今シーズンは氷結前に一気に積雪量が増えたので誰も登れていないのでは・・・、この時期にしては珍しい積雪量とのこと。

管理人さんにダメ出しされて、二人とも納得したものの、あっけない終わりに肩を落としながら長~い黒戸尾根下部をトボトボと下山する。

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これで今シーズンの目標としていた黄蓮谷右俣は、黒戸尾根五合目にも行き着くことなく終わりを告げた・・・残念!!

 

◆尾白川駐車場09451300笹ノ平13101350_1628mのコル14101630尾白川駐車場


 

2014.12.6~8_阿弥陀岳 広河原沢(リベンジ編) 

2014.12.68 阿弥陀岳 広河原沢(リベンジ編) メンバーTI(記)



12.6(土)広河原沢右俣(クリスマスルンゼまで)

予定していたこの冬
2度目のアイスクライミング。

待望の?寒波がやってきたので、懲りもせずに広河原沢のリベンジに向かう。

舟山十字路駐車場は10台ほどの車で、ほぼ満車、周囲は雪が厚く積もり期待できそう!?

そして、今回は忘れ物もないはず!?

再び二俣を目指すが、前回とは大違いの雪道で、1週間でこれほど景色が変わるものかと、ただただ驚く。
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二俣には既にテントが
4張ほど、我々も右手にテントを張って右俣に向かう。

右俣はすっかり雪化粧で、出合のナメ滝もしっかりと凍っていたが、たまに降り積もった雪に騙されて気を抜くと氷を踏み抜きドボンとなる。

前回同様最初の滝前でアイゼンを着け、今回はダブルアックスで快適に登る。

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先週唯一登った滝を登って武藤返しの滝を見に行くと黒山の人だかり、残念だが待っても登れそうにない。

今日は、もう少し先のクリスマスルンゼまで行ってみることにし、前回、氷結の甘かった10m滝を各々で登る。

しかし、雪が深い・・・しかも新雪サラサラの雪質なので、雪下に隠れている木の枝の石にやたらと足を取られて消耗する。

やや右手方向に右に左にと20分超トレースを先行2パーティーと共に辿ると狭い谷間の右手にだいぶ雪に埋まったクリスマスルンゼ(地形図標高2,261m地点南東直ぐの谷間付近)が姿を現した。

まず男女パーティーが、ロープを着けて滝の左手を登り出す。

T君は傾斜の緩い滝の右手を新調したモノポイントアイゼンでスタスタと登っていく。
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小心者の僕も後に続く。

降り積もった雪で滝1段目の傾斜は緩いものの、段差の部分は若干立っていて氷結状態が悪く乗っ越すのに少々ビビる。

殆ど雪で埋まった2段目滝をほぼラッセルで登り、3段目滝下で確保支点を作ったT君のもとに辿り着く。

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先に取り着いた男女パーティーが
3段目を登り始めたが、ここで時間切れ。

かなり苦労して即席アバラコフ?を作って懸垂下降。
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3
段目上からは、右岸にある立木から50mロープ一杯で懸垂下降できるようである。

水は、右俣近くの中央稜取着き付近の流水で補給できた。


◆舟山十字路
09501120二俣12201320右俣分岐~1440クリスマスルンゼ15401740二俣



12.7(日)広河原沢3ルンゼ

2日目は、3ルンゼに向かう。

右俣との分岐でアイゼンを着けて本谷に入り、最初の滝は左岸を越える。
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深い雪の中、ありがたいトレースを辿り、岸を左へ右へ。

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次の滝は氷結が甘く左岸を高巻く。
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次は
10m位の傾斜の緩い滝で各々で越える。
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次の滝は氷結が甘く右岸を高巻く。

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CSに阻まれた滝は岩の左手の穴を上部に抜ける。
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暫くゴルジュを進むと本谷ゴルジュ奥の滝、ここで小休止。
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これを越えると暫くナメ滝を進むが、うっかりすると薄い氷を踏み抜き下を流れる水にドボンする。
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10m
CS滝手前で、僕のミスで左岸から入る小さい谷を3ルンゼと勘違いして入ってしまい、50分ほどロスする。
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10m
CS滝はT君がロープなしで越え、僕は上からロープを頂戴して越える。
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10m
CS滝を越えると正面に大きな岸壁に行く手を阻まれルートは左へ。

雪の深く積もった傾斜の緩い滝を越えていくと、漸く1・2ルンゼ出合の大滝が見え、自分たちが漸く3ルンゼの出合に着いたことを知る。
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右手の狭い谷間(3ルンゼ)に入っていくが、とにかく雪が深く、絶えず上部から流れてくるサラサラの雪にトレースも消え、小滝も殆ど埋まった状態であった。

特に三30m大滝手前では胸まで潜る雪に阻まれ難儀する。
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大滝もかなり雪で埋もれており、とりあえず僕が先行するも
3段目で力尽き、T君と交代。
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大滝上で
10m位の垂直の滝と右手に同様の高さのやや傾斜の緩い滝が現れ、トレースは垂直滝へ。
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既に時間は
1430近く、疲れていたのでT君と相談して右手の尾根に逃げることにする。
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しかし、ここでも深い雪に阻まれる。
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太陽は無情にもどんどん傾いていき、これは久しぶりのビバークか!?と思い始めたころに見覚えのある
P3基部に着く。
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急いで南陵の縦走路を下るも、青ナギで辺りは真っ暗に。

青ナギを下るのは初めてであったが、トレースがなく迷ったとしても樹林帯の中なので何とかなるだろうとのことで、ヘッドラを着けて下ることにする。

上部から青ナギを3分の1ほど進んだあたり右手の木に赤テープがあり、ここから谷間に降りる。

最初はやや左手に進み赤テープが消えたあたりで真っ直ぐ下ると樹林帯を抜け、広い谷間に出る。

この谷間を下るのだが、とにかく新雪下のゴロゴロした石に足をとられて疲れた身体に追い打ちをかける。

やがて谷間が狭くなりだしたころ、右手の木に赤テープを発見。

この先少し進むと谷が急になっていたので、先ほどの赤テープが尾根に乗る印だと思い右手の急な尾根に入り木を掴みながら赤テープを辿り降りる。

やがて水の流れが聞こえだし、見覚えのある右俣の河原が見えたので、ほっとする。

最後の傾斜がきついが、雪が深かったのでロープなしで本谷と右俣分岐直ぐ下流の河原に降り立つ。(下降所要時間約40分、地形図上最後の約70mは右の尾根に乗り河原に降り立つ。)

トレースがあって、行動時間約13時間・・・しかも日没・・・。

この雪の深さでトレースがなければ、技量と体力不足の自分達は、とても抜けれなかったな・・・とT君と反省しつつ二俣へ戻る。
3ルンゼは、3ルンゼに入ってからも長い・・・。

◆二俣06350730右俣分岐~0920本谷ゴルジュ奥の滝~1100CS10m滝~11403ルンゼ分岐~1300三段大滝~1420大滝上二俣~1610P3基部~1700青ナギ17301815右俣分岐付近~1910二俣



12.8(月)広河原沢左俣


最終日は、左俣に入る。

最初の釜を持つF13m滝は凍っておらず右岸を高巻くが、河原に降りる所が急でロープがあるが心許ない。
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少し進むとナメ滝が現れ、これを越えて暫くゴーロ帯を右に左に進む。

大岩の右手を抜け、更に進むと見晴らしルンゼが右岸に現れれるが、まだ凍っていなかった。

この先、直ぐに8m滝が現れる。

氷結が甘いので空荷で試しに登る。
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ここから、
10m程の滝が連続する。

ロープを着けて練習させてもらう。

DSCN1125DSCN1127




帰りの時間もあるので、3つ程滝を登ったところ、標高
2,150m付近で切り上げ、懸垂下降に移る。
PC080037PC080035








◆二俣
06500710F10750見晴らしルンゼ分岐~0920標高2,150m付近~1110二俣12201315舟山十字路



帰りは、いつもお世話になっているもみの湯で汗を流して帰路に着く。

かなりの積雪に苦労したものの、前回と違い、そこそこアイスクライミングの練習ができた山行であった。


 


 


 


 

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