2016年06月

6月14日(火)播州 倉谷、沢登り。メンバーK・T(記録)

山岳会に入会し、縦走・ロッククライミング・アイスクライミング・雪山テン泊…と、様々な山行を経験した今、いつチャンスが訪れてもいいようにスタンバってたけど、遂に「その時」がやってきました!!

そう、それは「沢登り」*\(^o^)/*

場所は兵庫県、播州の「倉谷」。

前日迄雨続きで当日は梅雨の晴れ間、しかも山岳会の超ベテランのKさんからマンツーマンの手解きを受けられるという、なんとも贅沢なデビューとなりました。

Kさんのアドバイスで購入した高性能の沢用ウエアを全身に身にまとい、10時入渓!


なだらかな道を歩き始め、程なくして現れた一つ目の滝。

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ここはロープを出して右側から登ります。
もちろん私はセカンドで。

登るKさんの動きを一つ一つ頭の中で録画するが如く神経を集中して見上げながらビレイします。

華麗なムーブでいとも簡単に上まで登るKさん。

そして遂にいよいよ人生初の沢登り一登目がやってきました!

いつもなら充分体重をかけても大丈夫な位のホールドも、水や苔で滑る滑る(^。^)

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滑って咄嗟に掴んだ草は、案の定「ブチッ!」と切れ、苦し紛れに掴んだ草も期待を裏切らずこれまた「ブチッ!」とf^_^;)

これ以上滝の壁の草むしりをするのはやめ、確実な岩だけを慎重に選んで登る事にしました(^.^)

そして無事到着〜〜*\(^o^)/*


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その後も幾つか何十メートルという高さの滝を登り、美しい滑滝を歩くなか、Kさんが、
「ここから先歩き。自分でルートファィンディングしながら先に登るのが楽しいから。」
と(*^^*)

それまでKさんの後ろから忠実に後を追ってた私が先に歩き出した途端、その意味がわかりました!

数十センチ違うところを選んで歩くだけで、その表情が変わる沢の奥深さ!未知のルートを開拓するようなアドベンチャー感がたまりません*\(^o^)/*

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流れに逆らい遡上する気分は、すっかりインディジョーンズ(≧∇≦)

その時私は、大きな岩が転がって来ても、虫の大群が押し寄せても勇敢に進む冒険家と
化していました(#^.^#)



それにしてもネットで下調べをしていた中、水量は私の想像を遥かに超えており、Kさん曰く、「過去最高の水量」だったそうです^ ^

そして沢の水が殆ど無くなるまで上流まで登った後は、山頂の段ガ峰まで道無き道を藪漕ぎして進みます。

滝が連続する山だけあって、半端ない急登(^^;;
暑くて何度も水着一枚になろうと思ったけど、傷だらけになるのがわかっていたので我慢しました(^。^)


そしてやっとの事で稜線に出ると、其処に待っていたのは、素晴らしい眺望!

2人で熊笹の上に寝転び、流れる雲を眺めていると、さっきまでのインディジョーンズから、頭の中は一気に「枕草子」にシフトします。

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ゆったりの流れる白い雲、鳥の囀り、頬を撫でる風。


一昨年前の冬はせいぜいスノーシューで楽しむくらいが関の山であった私が、昨年は厳冬期の北アルプスでテン泊までする様になり、自分の理想である「地球と遊ぶ暮らし」に一歩近づいている気がします^ ^

肌を刺すような空気の冷たさ、岩の鋭さ、水の激しさ、苔の優しさ、そよぐ風の心地良さ、水底から見上げる水面に揺らぐ太陽の眩しさ。

以前は漠然とした理解しかなかった「枕草子」の意味が、その情景を鮮明に思い描けるようになったのは、自分が自然と向き合い出したからだと思っています。

五感で自然を感じ、その恩恵を楽しむ暮らしの幅をもっと広げていきたいと思う中、安全に、そして実りある山行が出来るのも、山岳会に入ったからこそ。


素晴らしい時間をありがとうございました!

2016.6.19 比良 奥ノ深谷

2016.6.19 比良 奥ノ深谷 メンバーOTAUI(記)


「久しぶりに沢に登りたい!」「ん?既に前回の沢登りから約2年が経過している!?」「これはいかん!!」・・・・という訳で、何かと思い出深い?奥ノ深谷遡行へ参加させて貰う。


6月19日(日)

6時にテントから起き出し、F社の高価な沢服を身に纏い準備を整え出発する。

恰好だけ?は気合十分だったが、早速、雨が降り出し出鼻を挫かれる。

「なんだかな~俺ってやっぱり雨男!?」と皆さんに申し訳なく思いながら、林道を駆け上がる。快速のOさんについて行くだけで精一杯だ。快速過ぎて危うく入渓地点を行き過ぎるところだった。

準備して沢に入るが、アッという間にOさん、Uさんの姿が見えなくなってしまう。

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こりゃ追いつかないかもと半ば諦めつつ進むと、
F1上でちゃんと待ってくれていました。

F2は左岸を巻いて大岩右横の滝をへつりながら登ったのだが、今日一番の核心が早くも訪れた。(勿論自分にとって!)久しぶりの高度感、ラバーソールの沢靴と相性の悪いヌルヌルの岩が絶妙の恐怖心!?を煽り出す。生まれたての子羊よろしく自然と足がカクカクするのを何とか堪えながらクリアー。Tさんは右岸を巻いて登ってきた。

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F3
440メートルは、左岸を登るが、雨で濡れた岩はいかにも滑りそうで嫌らしい。

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F4
F6は、まとめて左岸を大きく巻く。
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F8
は、右岸を木の根っこを掴みながら高巻いたのだが、ここは結構立っていてスリップは許されない。

F9は、右岸をへつり、水流にドボンして滝の中ほどを直登する。
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F10
は、滝の左側から右へ抜ける。
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F11
は、深い釜の左岸をへつって登り、滝の落ち口を右に抜けたのだが、ヌルヌルで滑り易くバランスがいる。
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ここでちょっとしたアクシデントが発生する。最後の
Tさんを落ち口の窪みで肩絡み確保していたのだが、丁度死角に入りロープが弛んだところでスリップ。裁いていた右手が弾かれ咄嗟に両手でロープを掴むも、一旦走り出したロープは握った掌を凄い勢いで流れていく。皮手をした掌とロープの摩擦が凄まじい。必死で握ったロープが漸く止まる。滝壺手前の滑り台で水流に態勢を立て直せないTさんが見えた。ゆっくりロープを延ばして滝壺へ流し、事なきを得る。幸い大事に至らなかったものの、自分の甘い確保でTさんを危ない目に遭わせたことを反省する。

F13は、右岸を高巻く。

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F14
は、ゴルジュを見下ろしながら岩の右岸を通過し、抜けたあたりで一息入れる。

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F15
の岩間斜瀑は真ん中あたりを登って抜ける。
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先のナメが美しい。
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少し進むと深い釜が現れる。夏の暑い時期なら間違いなくドボンだが、なんせ寒いうえに雨が降っており、冷えた身体ではとても入る気になれない。残念ながらパス。

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F16
は、右岸を登る。
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F17
は、右の小さな滝を抜けたのだが、Uさんは果敢にも強い水流の左を抜けていた。

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続くナメ滝の左を抜け
5分程進むと登山道に合流し、遡行を終える。
DSCN3162DSCN3163




一息入れて、本降りの雨の中、滑り易い登山道を慎重に駆け下る。


悪天候の中、皆さん、お疲れさまでした!


0650P0740入渓地点~1000登山道~1130P

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