2017年01月

比良 堂満ルンゼ中央稜

比良 堂満ルンゼ中央稜   平成29年1月22日(日) A木、橘(記)

 

 何度行ってもあまり飽きない堂満ルンゼへ今年も行くことにする。

 今回はすんなりと上まで抜けられるであろうか?!

 さて、当日の朝6時に集合。朝が早いので眠いが、時間の有効活用と

言えなくもない(前夜の長時間の宴会もないため)

 8時前、湖西道路志賀出口の次の無名の出口を下りてみると、近年になく

雪が多い。イン谷口を目指して進むが、すぐに凍結路に阻まれる。他の車も

皆諦めてUターンして湖西道路の下あたりに車を停めているので、我々も

大人しく前進を諦め道端に車を停める。(トリビュートならもう少し前進

できたかな?!)支度をして、登山を開始。登山パーティも多くて賑やかだ。

 1時間ほどで青ガレに到着。左の広いルンゼに入る。トレースはばっちりで

楽だ。暫く進むと取り付きに到着。準備をしているうちに後続の賑やかな

山岳会に追いつかれる。賑やかすぎてこちらのコールもかき消されてしまう。

 ビレイ解除、どうぞのコールを確認して賑やかな喧騒からの脱出を図る。

 しかし最近流行の防寒テムレス君は凍った岩にはつるつるでまったく

フリクションが効かない。一度落ちかけて木を掴んで持ちこたえるが胸筋を

無駄に使ってしまって老体には堪える。岳人の魂は赤兎に置いてきてしまった

ので、急遽代役として大枚をはたいたエアーテックエボリューション48cm

に適当に脱落防止紐を付けてきたが非常に長さが中途半端で使いにくい。

 いらいらしながらやっとA木君の待つビレイ点に到着し、急いでテムレス

から従来通りのウール薄手の手袋とオーバー手袋に付け替える。はるかに岩に

馴染む。ピッケルバンドはトハン中はもう変えられないのでこのまま行く

ことにする。2P目リード。大岩を左から巻いて上がるが雪が付いているので

躊躇する。このところクライミング練習を怠っているので早速そのツケが回ってきた。
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カムをセットしたり岩角にシュリンゲをかけたりして逡巡しながら

身体をずり上げ、ようやっと頭上の残置支点に到達しランナーをセットして

胸をなでおろす。以前のように軽く登れないのは雪が付いているからか体力が

落ちてきているからか。後続が煩いので引き離そうと50m一杯伸ばして

灌木でビレイ。3P目A木君リード。ここも雪が多くて我々が本日トップ?

のためかホールドの掘り出しとピンの探索に時間がかかる。しかしA木君は

実力があるのかピンもとらずに登るので早い。4P目リード。岩の乗越し

以外には面白くもなく45m延ばす。最後にルンゼとチムニーをA木君

リード。チムニーは灌木も多くて気楽だがルンゼの岩の乗越はピンが不安で

少しビビる。チムニーを抜けると樹林帯となり、ロープを仕舞う。
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 トレースが南西方向に着けられており、ラッセルもしんどいのであり難く

トレースを辿ってひと登りすると、ドンピシャで堂満岳頂上に出た。この

トレースを付けた人は偉い!GPSを使ったのだろうか? 辺りは真っ白で

何も見えないが、協議の結果金糞峠を経由してイン谷口に降りることにする。

 来年は頂上を割愛してトハン終了したらそのままルンゼを降りることに

しよう。雪崩さえなければ一番早い。

 サクサクと雪道を降りて、湖西道路の車のデポ地点まで戻ったら14時

だった。辺りに駐車している車が多いのでお巡りさんが来て職務質問された。

 やはり近年にない雪の状況だったのだろう。さすがに登山者の車に駐禁は

取ってなかったので助かった。帰りは温泉も割愛して家に早く帰ろうという
ことになり、酒なし、温泉なしのストイックな山行で終わった。高見山とは
正反対だったがたまにはよいだろう!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.12.29~31 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根

2016.12.2931 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 メンバーUMI(記)

 

12月初めUさんから年末山行のお誘いが来る。メンバーはM君を加えた3名だ。
色々考えた末、体力、技術的にも丁度良さそうな甲斐駒黒戸尾根を選ぶ。
しかしクリスマス連休に設定した荒島岳雪訓は雨男の本領発揮!?の暴風雪でやむを得ず中止。
さて、ぶっつけ本番はどうなることやら・・・。
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12
29日(木)

どうやら年末の天気は良さそうだ。今回は、晴れ男のUさんのパワーが勝ったか(笑)

近くの道の駅で2時間ほど仮眠し、竹宇駒ヶ岳神社の駐車場に到着する。車は1/4ほど。

おかげでラッセルの心配はなさそうだ。

神社で安全登山を祈願し出発。2年前に比べて雪が少ないのは有難い。
いきなりの急登は寝不足、体力不足の身体にすこぶる優しくない。3人とも汗だくだ。
木漏れ日の樹林帯をゆっくりと登り高度を稼ぐ。
2時間半ほどで笹の平に到着。この辺りから雪がちらほら。
前回深い雪に退却を決めた1628mのコルで休息を挟み、ここからは未知のルート。

八丁登りはジグザグの急登が続き苦しい。ラッセルがなくて本当に良かった。
アイゼンを装着し刃渡りを進む。左にはオベリスクと端麗な富士山、背後には八ヶ岳と雄大な景色が広がる。
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刃利天狗を通過すると傾斜が落ち、5合目小屋跡までは少し軽快(気持ちだけ?)に進む。
小屋跡付近には4張位のテントがあった。甲斐駒ピーク狙いで、テントを張っている人もいた。
断念した黄蓮谷をいつかは狙ってみたいものだ。

5合目のコルで一休みしていると甲斐駒日帰りの単独者が降りてきた。今日は3人ほどの日帰り猛者がいたそうだ。
M君、次は頑張ってね(笑)

コルからの登りは梯子、鎖場が続く。7合目直下の木橋まで来ると、あと一息だ。
休息を入れ、お疲れモードの身体に喝を入れて、本日最後の登りにとりかかる。
ここが核心で、垂直梯子、鎖場が続き、気が抜けない。鎖場には滑らない防寒テムレスが大活躍だ。
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日没前に小屋について、ほっとする。

小屋でテント受付をすると有難いことに水が貰えた。テン場は小屋から更に100mほど登った先にある。
既に2張先客。やむなく一番奥のトイレ地帯直近を整地し、会のモンベルテントを設営する。
なんとか日没直前にテントに潜り込むことができた。

早速、M君が担ぎ上げてくれた鶏白湯鍋で温まる。
予報では夕方から冬型が一時的に強まり30日昼頃までは北西風が強まるようだ。
食料と日程に余裕があるし、のんびり行こうかと思案する。
満腹後は、お待ちかねの就寝タイム。M君の『極地仕様の特大シュラフ!?』を横目で眺めつつ就寝。
夕方から強まった風がゴォゴォと流れ、その度にテントを叩いたが、幸いにも冬仕様シュラフのおかげで、まずまず眠れた。

 

0810竹宇駒ヶ岳神社~1035笹ノ平~1300刃渡り~1445五合目~1625七丈小屋

 

1230日(金)

予定の0530に目覚ましをかけたが、相変わらずの強風に速攻の二度寝を決め込む。

0700、風は相変わらず強いが、テント内に朝日が差し込み天気はいいようだ。2人を起こして、準備を始める。
0900出発を決め、テントを出る。素晴らしい快晴だが風は尻込みするほど強い。
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樹林帯の有難いトレースを辿り、森林限界を抜けると尾根筋に出る。
ここは風の通り道らしく、吹き抜けていく強風で何度もよろめく。快晴じゃなければ、引き返したい衝動に駆られる。
頂上へ続く稜線上は所々雪煙が舞い、その強い風を物語っている。
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クラストした雪面を踏みしめる音と感触が心地よい。
8合目で一息入れる。この先から核心となる。
大岩を右にトラバースし、切れ落ちた鎖場、短いナイフリッジ、急なルンゼを越えて行く。トレースがなければ、かなり苦労させられる所だろう。
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2840m付近の大岩の根元で小休止。何せ強風を避けられる場所が殆どないので、ゆっくり食事もできない。

エネルギー源を補給し、最後の急坂にとりかかる。
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強風に何度もよろめきながら登りきると、見覚えのある祠が現れる。そして10年ぶりの頂上。
周りを見れば360度の展望。
眩いばかりの白い山々、稜線が見渡せる。先月O会長達がトレースした北岳から間ノ岳に続く稜線、目の前には南アルプスの女王仙丈ヶ岳、そして秀逸な富士山。
この景色が見られれば何も言うことはない!?登頂の苦労が報われる瞬間でもある。
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強風で身体も冷え切ったので、下山開始。急峻な稜線を時折バックステップも交えながら慎重に下って行く。
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相変わらずの強風だが、天気もいいので問題ない。森林限界に入りほっと一息つきつつ、テントまで駆け下る。

夕方までお菓子や酒を飲みながら、のんびり過ごす。テント生活での最高に贅沢な時間だ。
夕食はUさんが担ぎ上げてくれたエリンギとウインナーのバター醤油炒めとスパゲッティ。
Uさん持参の秘密兵器グッズを使い、鍋を焦げ付かすことなく、山泊初の美味しい炒め物に一同感激する。
夕方には風も収まり始め、夜はそれほど冷え込むことなく快適な夜を過ごす。
トイレに立つと眼下に広がる甲府盆地に煌めく夜景が印象的だった。

 

0905七合目TS1005八合目~1150甲斐駒ヶ岳12201310八合目~1340七合目TS

 

1231日(土)

本日も快晴。Uさんの晴れ男パワーが凄すぎる!?(笑)早めに起きたが、準備に手間取り、0730TS出発。
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下りの方が危ないので、5合目までは気が抜けない。刃渡りを終えてアイゼンを脱ぐ。
一息入れて先を急ぐが、やっぱり黒戸尾根、長い。
最後はバテテ失速したが、何とか神社まで到達。神社で3人無事に下山できたことにお礼を言い駐車場へ。
3日間の山修業は無事に終えることができた。

直ぐ近くの尾白の湯で垢を流す。少々値は張るが、八ヶ岳の眺望が楽しめる泉質のいい温泉です。

帰路、疲れているはずなのにUさんが1人で運転を頑張ってくれる。横で爆睡しまくって申し訳ありませんでした(汗)

 

0730七合目TS0840五合目~1050笹ノ平~1240駐車場

 

黒戸尾根、長~いですが、いいルートです。
ただし、天気とトレースに恵まれなければ、かなりの苦戦を強いられるのは疑いない。今回はラッキーでした。
防寒テムレス、いいです(笑)暖かい、滑らない、水分を通さない、ピッケル等金属類の冷感触が伝わり難い、しかも安い!!といいこと尽くめでした。深雪ラッセル等なければ、かなり使えると思います。
Uさん、M君お疲れさまでした。
楽しい山行ありがとうございました!

2016.12.29~31 甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根(2)

・2016年12月29日~31日
・甲斐駒ケ岳 黒戸尾根 冬期登山
・I(L)、M(SL)、M(記)

甲斐駒ケ岳黒戸尾根山行記録
12月28日から冬装備(21kg)を担いで甲斐駒ケ岳に登ってきました。
登山口(800m)から山頂(2,967m)まで標高差2,200m殆んど登りずくめの黒戸尾根コースです。

12月28日(水)
23:00 神戸出発
12月29日(木)
4:00 山梨県道の駅はくしゅう到着し仮眠。
7:00 道の駅を出発 
7:20 竹宇駒ヶ岳神社駐車場に到着
 竹宇駒ヶ岳神社で登山の安全を祈願
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8:00 登山開始
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笹の平分岐点到着
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ここまではほとんど雪が無く秋の登山道って感じでした。

刃渡り(写真は下山時のものです)
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直前でアイゼンを付ける。鎖もしっかりしていました。
 
16:00 七丈小屋到着
自分は途中でバテバテになったり、太腿が攣りかけたりと大変でしたがIリーダーはピンピンしており自分が行動食と水も空っぽだったのに対し行動食も水もあまり減ってないのを見てビックリ。経験の違いをすごく感じました。


12月30日(金)
未明からテントが壊れるかと思うぐらいの風。
もう少ししてから出発すれば稜線に出るぐらいには風が弱まるとのIリーダー判断で9:30七丈小屋出発
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12:00 甲斐駒ケ岳登頂

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所々体がよろめくぐらいの風が吹き耐風姿勢を取る箇所もありましたがIリーダーの言う通り山頂に着いた頃には風もだいぶ弱まり山頂で比較的のんびりできました。

12:30 山頂出発

13:30七丈小屋到着
そのまま下山できそうな時間ですが、せっかく食料も持ち上げたし体力的なことも考えて翌日下山することに。


12月31日(土)
7:00 七丈小屋出発
来た道を戻りますが斜度70度3mほどの鎖場や梯子場やヒヤヒヤする場面もいくつかありました。登りの時より足元が見えにくい為か降りの時の方がヒヤヒヤしました。

12:30 竹宇駒ヶ岳神社到着

尾白の湯に入ってのんびりと。。

20:00 神戸三ノ宮着

お疲れさまでした!
色々学ぶことの多かった素晴らしい山行でした。ありがとうございました!

福井県 赤兎山

福井県 赤兎山      平成27年1月2日ー3日 橘(単独)

 

  3年ほど前から一度は登っておかねばと考えていた、奥美濃の

赤兎山に登ることにする。名前がメルヘンチックだ。隣の取立山は

なんか催促されているような気がする。

 無雪期は林道ドン着きまで車で上がり、そこから往復4時間程度の

簡単な山のようだが、積雪期は林道が閉鎖されるので訪れる登山者も

少ないようだ。

 1月1日の元旦のテレビなどを見ているうちに出発の意欲が薄れ、

予定を1時間ほどオーバーしてから重い腰を上げて車で出発する。

 近所のスーパーなども締まっているので元日の出発はなかなか

大変だ。250キロの道のりを4時間ほどかけて走り、小原の集落に

到着する。眠いので適当なところに車を停め、即仮眠する。車の

中なら集落でも雪中でもすぐに寝られて便利だ。

 翌朝、早速寝過ごす。起きると7時で急いで準備をして出発。

 今日のねぐらは赤兎の山頂の向こう側の避難小屋なので大変だ。

 到達できなければ雪洞かツエルト泊となる。雪洞はまだ楽しいが

雪の中で狭いツエルトで一晩過ごすのはなんとか避けたい。

 しかし林道が出だしから非常に長い。くねくねとヘアピンカーブを

連続させ、なかなかに高度も上がらない。ショートカットを目論むが

雪の藪に突入し、余計に時間がかかる。山スキーのトレースがあるので

あり難い。5時間ほどでようやっと夏の登山口に到着する。広場があり

水も出ていて快適そうな場所だ。しかし今は一面の銀世界で野生動物

以外には人間一匹しかいない。さあ、ここからネジを巻きなおして

ギアを上げて登山道を進むが、傾斜がきつくなるとラッセルも深くなり、

MSRのスノーシューもあまり言うことを聞かなくなる。小原峠まで

夏道40分だが実際には90分かかった。このペースでは頂上17時前、

避難小屋17時30分くらいか。うーん微妙だ。初めての山なのでルート

ロスは日没とセットでやってくる。出発の1時間遅れが痛いが今更どう

しようもないので適当に歩いて半雪洞を掘ることに決定する。(積雪状況1m)

 雪のツエルトビバークは中崎尾根以来だ。懐かしいなあと感慨に

浸りつつ、京都の北山でも何度か雪穴で寝たことを思い出し、この標高

ならそう悲惨な事態にもならんだろうと考える。V字の地形を探し、

竪穴式の半雪洞を作って屋根にストックを2本梁に渡してツエルトの

フライとツエルト本体で屋根と出入り口にする。夜中の降雪には弱いが

そこまで考える余裕はなかった。スキー板か、その辺の木を切ってあと

4,5本の梁を渡すともう少し降雪にも耐えうる頑丈な屋根にできただろう。

 さて、今夜のホテルも完成し、急いで晩飯の支度をする。今夜のメニュー

は豚しゃぶ鍋。コッヘルが小さいので何度も作る。今回の山行きは血糖値を

下げるのも目的の一つなので食事は至ってシンプルだ。鍋を食べ終わると

酒をちびちびと舐めながら、もう後は何もすることがないので贅沢な時間を

ラジオを共に過ごす。そのうち、雪がしんしんと降ってきた。すぐに天井が

下がりだす。やれやれやっつけ仕事の屋根なので朝まで持つか心配になるが

今更作り直すのも大仕事なので一度外に出て雪かきをして、あとは天に任す。

 最後に小用がしたくなったがもう更に外は寒いので中でして外にほかす。

 さあ、寝よう。意外と快適だ。いつまで持つかなと思ったが、次に目を

覚ますと3時だった。なかなか快適だ。降り積もった雪が雪洞の隙間を

埋めて、さらに温い。こうなったら朝まで寝ようとするがそこからは目が

冴えてあまり眠れなかった。

 夜明けとともに行動開始。7時出発。もう引き返そうかとも考えたが

昼からは天気も回復傾向であるし折角来たからにはもう少し頑張ろうという

ことで9時まで突き進むことにする。真っ白な緩い尾根を方角を間違わぬよう

登っていくと、やがて頂上に着いた。9時。スーノーシューのゴムの留め具が

ボロボロと切れだして、手持ちの細引き等で修理しながら難儀した。天気は

曇り、無風、気温は高め。記念撮影をして、下山にかかる。またあの林道を

うねうねと戻るのかと思うとぞっとするが仕方がない。

 帰りは自分の付けたトレースもあるので結構サクサク戻れた。小原峠10

時、林道終点駐車場11時。そこから約4時間で車に戻る。しかしその途中、

ザックに装着していたはずの愛用のピッケルがないのに気が付く。往路でも

一度外れかけたので注意していたがまさか下山で落とすとは!往復1時間

かけて重い足を引きずって探しに戻るが発見できず。これ以上戻るともう

帰りがさらにしんどくなるので断腸の思いでペツルのサミット君と永遠の

お別れをする。Bタイプだが気に入っていたのになあ。。岳人の魂を抜かれた

ような気分。それにしても新調したミレーのクンブー65Lには参った。

 使い勝手が悪いことが甚だしい。帰ったら更に大改造しよう。ピッケル

ホルダーは大げさなものが付いているがシャフトを固定する部分がゴム紐

でブラブラと安定が悪い。よいザックはピッケルやバイルがピタッと収まる

が。。まさか一般路で外れるとは。。この怒りはぶつけるところがないので

ピッケルをザックにビレイしなかった自分が悪いと結論付けたいがビレイ

できるループがそもそもザック背面にない。遡及すれば店でこの品物を

選んだワシがアホやったということで、やっと納得する。そうやワシは

アホなんや!

 がっくりしながら車に戻り、ゴムが切れて履けなくなったスノーシュー

、空回りして固定の効かない3段式ストック、その他ボロボロの山道具を

車に放り込み、温泉も割愛して年始の渋滞の中を家まで帰った。

 冬の1650m付近で使い物になった防寒テムレス手袋だけが今回の収穫

だった。今回は冬のサバイバル登山となったが、ビバークの決断は明るいうちに
下すのが鉄則であること、半雪洞は数種類あるがどれもドか雪には弱いこと、

雪上でツエルト幕営はさらに寒くて風にも雪にも弱いこと、雪山では実は

ツエルトよりも大きめのタープの方が有効なこと、などが再確認できて

よかった。岳人の魂ピッケルはこの春誰の手に渡ったのだろうか。。。(完)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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