2017年12月

アイスクライミング 八ヶ岳 南沢大滝 峰の松目

アイスクライミング

八ヶ岳 南沢大滝 峰の松目

12/23~24

メンバー:K谷(L)、A田、A井M田(記)

 

こんにちは~!M田です。

今回は人生初のアイスクライミングにチャレンジしました。

 

ボーナスでPetzlのクォークを買ってからというもの、この日をどれだけ心待ちにしたことか

 

1222()の夜にK谷さんの車で神戸を出発。仕事終わりなので車内でぐっすり寝かせてもらいました。

23日朝に美濃戸口の駐車場に着。

春山のような陽気の中、散策路のような道を歩き南沢を遡って、まずは小滝に着くと、小滝は完全には凍り付いておらずあまり良くないコンディション。

すぐさま大滝に移動すると大滝はバッチリ凍っていて、先に登っているパーティーもいる。しばらく場所が空くのを待ってこちらもスタート。(待ち時間がメッチャ寒いのは予想外でした


待ちに待った人生初めてのアイスクライミングですが、第1登はかなり苦戦!バイルの刺さり方が甘いし、アイゼンの蹴り込み方がダメダメ。予想しては居たけど、アイスクライミングってかなり腕が疲れますねK谷さんの指導を受け、A田さん&A井くんや、他のパーティーの方の登り方を見てから登った第2登では、「上手くなった」と褒められる。自分でもかなりマシになったという手応えを感じとても嬉しい。
A井くんは初めてリードに挑戦、とても初めてとは思えないような慣れた感じで登っていく姿には驚かされました。

この日はお昼頃まで登ってのんびり撤収。



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今回が初リードのA井くん、めっちゃうまい。

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真ん中のテラスで支点を取ってトップロープ。

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いざ人生初アイスクライミング!

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A田さんも上手い。

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自画自賛ながら、二登目はいいかんじでした。


登山口まで戻り、この日の宿泊地、美濃戸高原ロッヂへ。ロッヂではこたつ付きのかなり広い部屋を与えられ、晩ご飯まで温泉につかったりこたつで寝たり超まったりしました。

晩ご飯がすき焼きと、これまた豪華で至れり尽くせり。そして晩ご飯後にはお待ちかねのクリスマスイベント、プレゼント交換!自分はK谷さんからpatagoniaのフリスビーとなんちゃってビクトリノックス?のマルチツールをいただきました。大事にします!

 

2日目は峰の松目へ、A田さんの抜群の記憶力を頼りに難なく氷瀑にたどり着き、F1F2を登りました。K谷さんはこの日は足の具合が良くアイスクライミングに参加、A田さんは昨日のA井くんに続き初めてのリードに挑戦、二人とも本当に上手なので自分もいい刺激になります。私もF2の簡単そうなルートでリードにチャレンジ!アイススクリューを設置する際に両手を使うことにはビビりました。


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ベテランK谷さんは余裕の笑顔

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女ターミネーター?A田さん


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昨日より上手くなったかな???

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阿弥陀岳をバックに記念写真

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帰路へ、今度来るときはもっと奥まで行ってみたい。

 

下山後は樅の湯で赤岳・アイスキャンディに言っていたT口・M下チームと合流、帰りの運転はA井くんががんばってくれたおかげでぐっすり眠ることが出来ました。

 

初めてのアイスクライミングはとても刺激的でワクワクな体験で、ブログを書いている今でもまたアイスクライミングをしたくてウズウズします。

 

またこのメンバーで来られたらいいなと思う楽しい2日間でした。

八ヶ岳 阿弥陀岳中央稜

八ヶ岳 阿弥陀岳中央稜       2017年11月26日ー27日

                    竹内 前田 橘(記)

 毎回手古摺らされる阿弥陀中央稜に、今度は登りでチャレンジする

ことにする。毎回下りでやられるので、登りならもう少しスムーズに

上がれるかもしれない。密かにトレースも期待する。

 土曜日21時半、JR西宮駅に集合し一路高速に乗って諏訪南を目指す。

 インター近くにあるコンビニで最終食料を少し買い足し、林道を舟山

十字路に向けて進む。全然雪がないので不安になるが杞憂だった。

 翌6時起床8時出発。仕事明けなので眠い眠い。林道ゲートをくぐり、

終点までトボトボと歩く。終点が中央稜末端で、右の沢に入るか左に

するか迷うが、大きな字で「左 登り」とあるので、迷うことなく左の

沢に進む。(後で考えるとこれが藪漕ぎのスタートだった)

 次第に傾斜がきつくなり、薄氷で足元も滑るので各自アイゼンと

ピッケルに換装する。小一時間ほど上ると立派な道に出た。この道は

どこから来ているのかとふと疑問に思った。(後でわかるが右の沢から

だった)やたらと「四区」と赤字で書かれた看板や木の幹が多い。

 このペースなら今日中に阿弥陀と赤岳を片づけ、行者小屋迄延ばせるDSCF1486

のではと鳩首会議の結論が出た。(これは甘かった)DSCF1447DSCF1445

 やがて次第に雪が深まり膝位のラッセルとなる。トレースもないので

時間がかかる。2200m位は傾斜もなく、テントが張れそうDSCF1448だが

まだ13時なのでもう少し距離を延ばすことにする。しかし上部は

よいテン場はないはずなので、下手をすると中岳沢をヘッドラで降りる

ことになるかとも考える。そうこうするうちに4テンが二つ張れそうな

枝尾根の頭に到着し、少し風がきついがここより良い場所はなさそうなので

少し偵察に行ったあと、また戻ってテントを設営することにする。

 初冬のサラサラ雪で踏んでも踏んでも雪が固まらずピッケルも刺さらない

ので難儀するがようやく張り終える。(15時)3人がようやくテントの

所定位置に収まり、やっと設営祝いのビールにありつく。雪の混じった

安物ビールがこの世の物とは思えぬほど旨い。またまたアマゴ酒などを

やりながら、今回は黒門市場で仕入れてきた(竹内さん有難う)牡蠣を

ふんだんに入れた特製牡蠣鍋を食す。今までのベスト3に入る美味さで、

夜はおならが出て難儀した。(意味不明)とりあえず18時就寝。 

 あーよく寝たと目を覚ますと24時だった。(いつものパターン)
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 トイレに出て寝なおし、起きると5時だった。若干朝の飯つくりに               蕎麦焼酎が綺麗だ(雲海)

もたつきながら、7時出発。この調子では時間がかかりそうなため、

計画を変更し、御小屋尾根下山は諦めて、テントをデポしたうえで中央稜を

自分たちで付けたトレースを辿って降りることにする。やがて岸壁が現れる。

 多分右に巻くだろうと適当に見当をつけて巻く。やがて急な草付きを

M君が登りだすが、一般道ではなさそうなので引き返す。急なルンゼが

現れ、腰までの吹き溜まりにもがきながらなんとか上まで辿り着くがどうも

またおかしいので取り付き迄戻る。まだ右に巻くが次第に南陵が近づいて

きた。これまたおかしい。このまま南鐐でもと思ったが登攀装備がないので

考え直す。ここでM君が冷静な意見を述べ、なるほどそれはそうだと

納得し、原点に戻って稜を忠実に登り返すと第一岩峰が巻けて第二岩峰が

現れた。これまた右に行ったり左に行ったりしながら最後は左から

巻きあがる。そのうち第3岩峰が現れるが、もう頭が回らず訳が分からん

うちに巻く。(左だったか?)最後に少し藪を突破すると久しぶりに小さな

赤テープが出てきてそこからは明瞭な登山道となった。なんとも世話の焼ける

尾根だ。時間も押し気味なので12時になったら引き返すことにして、

とりあえず阿弥陀頂上を目指す。見えているようでなかなか近づかない。
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 やがてやっと御小屋尾根に斜めに合流し、単独行の変なおじさんと会話を

したりしながら3人そろって頂上を踏む。これ以上ないような快晴だ。
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 12時30分、下山開始。下りは何時間かかるか分からないがとりあえず

雪道で迷うことはない。しかし最後の植林帯で日没になったら森の中で

ややこしいことになりそうなのでテンポを上げる。

 ひいひいの竹ちゃんマンを励ましながらやっとのことで広い河原の道に

出て、ほっとする。(16時半)そこからは道がしっかりしているので

どんどん歩いて最後はヘッドラを点けながら歩いて車のデポ地迄戻る。DSCF1505

(17時半)皆さん、お疲れ様でした。帰りの終電がなくなる恐れがある

ので温泉はカットして神戸まで戻る。(23時半着)

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 NOTES

・久しぶりに地形図とGPSを凝視しながらの歩きとなった。

 地形図だけでは多分現在地の特定は難しいだろう。

 次回はまた違うトレースを付けるかもしれない。

・縦走でも雪山ならシュリンゲ数本とカラビナ数枚は必須。

 メンバー2人がどちらも0には驚いた。(次回から計画書通り持参

 すること)

・ロープを腰に直巻く方法(二重ブーリン等)や、肩がらみ・腰がらみ、

 グリップビレイ、器具なしでの懸垂下降の方法(色々ある)を覚えて

 おくことも必要。臨機応変が肝要。

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