2018.2.25 氷ノ山東尾根 メンバーO夫妻、U、I(記)

 

久しく会の山行と冬山にご無沙汰していた今日この頃・・・。

ふと思い立ち、Oさんに急遽お願いして、氷ノ山東尾根計画に参戦させて貰う。

しかし、天気予報は曇り⁉さて雨男、どうなることやら⁉

 

2月25日(日) 曇り時々晴れ

思いのほかスキー場まで時間がかかり、早速、大きく出遅れる。

O夫妻、Uさん、寒い中待たせて申し訳ありませんでした‼

残念ながら、頭上は重苦しい鉛色の曇り空だ。

リフトを二つ乗り継ぎ、ワカンを装着して準備する。

Oさんから、先行するよう言われるが、初見の氷ノ山、勝手がわからず、現在地さえ不明状態⁉

慌てて地図を広げるも、呆れたOさん、スキーで先行し見えなくなってしまう。

後を追って南東から東方向の林道を少し歩くと、東尾根登山口の標石がある。
DSCN5499





ここからは東尾根に乗るまで、樹林帯の急坂をジグザグに登る。

しっかりとした有難いトレースがあって踏み固められており、ワカンも要らない位だ。
DSCN5502





尾根上の避難小屋付近で一息入れてワカンを脱ぎ、以後、つぼ足で登る。
DSCN5509





先行するOさんは、見えなくなる度に要所でちゃんと待っていてくれる。

尾根上は、ガスっていて景色は望めず、トレースを辿りながらトボトボと登る。
DSCN5513





O
さんと「雲海が見えたらいいね。」なんて話していると、標高1,200メートル付近で本当に雲が切れ始め、太陽が顔を出す。
DSCN5524DSCN5544





頭上の枝から溶け落ちた雪が、ダイアモンドダストの様に煌めき、テンションも急上昇だ。

慌てて、日焼け止めクリームを顔に塗りたくる。

森林限界を抜けると、下界には素晴らしい雲海が広がる。自分一人なら、こうはいかなかっただろうな()
DSCN5548DSCN5554DSCN5563DSCN5566





巻雲が浮かぶ青空を目指しながら、続く緩やかな雪稜をトレースに導かれ踏ん張って登ると頂上に到着。
DSCN5574DSCN5577





頂上は、大勢の登山客で賑わっていた。

初めての氷ノ山山頂で記念撮影し、喜びを分かち合う。

避難小屋内が満杯なので、南東側で風を避けながら昼食を摂る。

素晴らしい景色を眺めつつ、Oさんが担ぎ上げてくれた「おでん」を食べて温まる。

春の様な暖かい日差しも加勢し、贅沢な時間を過ごす。

景色を堪能し、昼寝したいところをグッと堪えて下降に移る。

Oさんは、スキーで颯爽と滑り、O夫人は、スノーシューでスタスタと快適に下って行く。
DSCN5591DSCN5592DSCN5596DSCN5605





自分とUさんは、つぼ足で後を追う。

景色に見とれながらトレースを漫然と下っていると、早速、尾根を踏み外す。

Oさんの呼びかけで、軌道修正したが、この後もう一度尾根を間違えそうになる。

地図上の1,394ピーク付近と、標高1,250メートル付近は、右手の尾根に入り込みやすいので注意が必要。

東尾根上の避難小屋に着く頃には再び辺りはガスに包まれ始める。タイミングが良かった。
DSCN5608





一息入れて、樹林帯の急坂を下り、スキー場へ無事帰還。

帰りは、スキー渋滞を避けようと温泉を我慢したのだが、しっかりと渋滞に捕まる。

時折忍び寄る睡魔を堪えながら、温泉に入らなかったことを後悔するのであった・・・。

O夫妻、Uさん、楽しい山行ありがとうございました‼

 

コースタイム:東尾根登山口09200955東尾根避難小屋~1050標高1,150メートル付近~1200氷ノ山頂上12501335標高1,150メートル付近~1400東尾根避難小屋~1425東尾根登山口

平面距離:7km、累積標高(登り)921m、(下り)869m