2019年03月

2019.3.14 小豆島拇岳ダイレクトルート

2019.3.14 小豆島拇岳ダイレクトルート
香川県 小豆島 拇岳 ダイレクトルートの記録

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こんにちは、岩瀬琢海(以下、岩瀬た)です。
3月の始めに予定していた小豆島でのクライミングが天候不良で飛んでしまい落胆していましたが、「お、この日行けますね。」ということで、予定を立て直して吉岡さんと行ってきました。
結果を先に書くと、フリーで抜けるつもりだったけど核心部は全く歯が立たずA0して抜ける悔しい結果でした。しかし、またひとつ良い目標ができたと思うのと、A0でも頂上に立つことができた時には景色も良いし素直に嬉しかったです。


以下、山行記録です。
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◎メンバー
吉岡
岩瀬た(記録)

◎行程概要
晴れ時々曇り
気温 +10℃
時折強風
8:15 坂手港 到着
8:30 拇岳登山口近辺の駐車地 到着・準備
9:15 拇岳ダイレクトルート取付き 到着
9:30 登攀開始
13:15 拇岳頂上 到着・懸垂下降開始
15:00 駐車地到着・山行終了

◎行程詳細
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・アプローチ
神戸港発の夜行船で坂手港に到着。
拇岳登山口の近くの駐車地に到着。
テープや踏み跡を辿って素直に岩壁を目指す。
岩壁沿いに左方向に行くと、「山は人生の師である」のプレートに到着。ダイレクトルートの取り付きです。
平日だからか先行パーティもおらず、終始僕らの貸切でした。

・1ピッチ目 20m 5.7
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トップ岩瀬た、フォロー吉岡
チムニー。錆びてひん曲がったハーケンに中間支点を取りつつ、さっそく先日のワイドクラックで使った「ズリズリ登り」ができた。
抜け口右側に綺麗なペツルボルトがあったけれど、左にビレイステーションが見えたので、左上。程なくして到着。ピッチを切る。

・2ピッチ目 20m 5.8
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トップ吉岡、フォロー岩瀬た
見上げると、目印の立木の横にキラキラ輝く次のビレイポイントが見える。
そこに向けて直上すれば良かったのだけれど、トップの吉岡はリングボルトやハーケンを追いかけて別ルートの迷路に入ってしまい、あえなくロワーダウン。残置カラビナがあったそうなので、間違える人も多いのかもしれません。
気を取り直してラインどりを確認して、2ピッチ目終了。最後の乗越が少し悪い。

・3ピッチ目 30m 5.9
トップ岩瀬た、フォロー吉岡
時折強風が吹き付け、壁にひっついてやり過ごしたりしながらフレークを快適に登って行く。
レイバックを思い切り楽しめるピッチ。
テラスに出ると、綺麗なビレイステーションがあります。

・4ピッチ目 40m 5.11b
トップ吉岡、フォロー岩瀬た
核心ピッチ。気合いが入る。
吉岡、引っぺがされそうな強風が吹く中、順調に登って行く。核心部分手前のレストポイントで落ち着いて壁を観察して、取り掛かる。
難しそうだ。微妙な体制でムーブを探って粘りを見せていたが、「あかん。難しい。A0してとにかく抜けるわ。」と諦め、ヌンチャクを持ちつつテラスに乗越す。
フォローで登ってみてもやっぱり難しい。
いくつかレッジを超えて、柱状節理状になったパートに入ったとたん、どうしたら良いのかわからなくなる。
錆びたハーケンやリングボルトに混じって、綺麗なペツルボルトが打ってあるので安心感はあるけれど、細かい立ち込みやステミングするのに勇気が要る。
ムーブが解決できないまま、僕も諦めて連打されたリングボルトやハーケンにヌンチャクをかけて登りました。
悔しい!!
乗越した先のテラスには綺麗なビレイポイントがあります。

・5ピッチ目 20m 5.8
トップ岩瀬た、フォロー吉岡
頂上に続く階段のようなピッチ。
どこでも登れるような感じで、快適に登攀。
無事に頂上に到着して、整備されたビレイポイントでフォローを待ち、お疲れ様〜と言って、持参したパックンチョを食べながらしばし景色を楽しみました。
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登ってくるパーティもいなかったので、元来た道を懸垂下降。
50mシングルロープで登ってきたので細かくピッチを切っての下降でしたが、下から4ピッチ目にあたる部分はロープの長さが足りなかったのでダブルロープにするかシングルなら60mにした方が良いかと思います。
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また、チムニーやフレークのピッチなど、全体を通してちょこちょこ剥がれる岩がありました。
今回はその場に置いたりしましたが、剥がれて置き場所に困るような石はチョークバッグに入れたら後続も少しは安全なのかなと思い至ったので、次回からはそうしようと思います。
そもそも、もろい岩を触らなければ済む話なのでもっと岩の状態を見たラインどりをするようにしないとなとも思いました。



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以上、山行記録でした。

昨年の10月ごろから「行きたいね」と言って調べていたルートにようやく行くことができて、感動もひとしおでした。
この冬中、5.11bが登れるように駒形岩や烏帽子岩で練習を重ねて、どうにかこのグレードに挑戦できる心構えを得て、荷物をできるだけ軽くしてアプローチシューズは取り付きに置いていって登りました。しかし核心ピッチは想像していたようには越えることができなかったので、練習を重ねて来年にでもまた挑戦しようと思います。
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2019.3.12 名張 香落渓

2019.3.12 名張フリークライミングの記録
三重県 名張市 香落渓 屏風エリア

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こんにちは、岩瀬琢海(以下、岩瀬た)です。
言わずと知れた西日本きってのトラッド/クラッククライミングスポット、名張の香落渓。
みなさん、「フリークライミング」という言葉を聞いたときのイメージはどのようなクライミングでしょうか。
僕が初めてハーネスを買った日に思い描いていた「フリークライミング」は、カムをジャラジャラ下げて、大岩壁に走るクラックを登っていくクライマーの姿でした。
今となってはフェイスクライミングの方が馴染みがありますが、いつか行きたいと思っていた場所にようやく行くことができました。


以下、山行報告です。

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◎メンバー
岡田
岩瀬た(記録)
Nさん(岡田友人)


◎アプローチ
駐車地から見える、岩壁に走る無数の割れ目。
すげぇ。。。とあっけにとられながら準備。
青蓮寺川を渡渉しないといけないのでウェーダーを用意しておいた方が良いと前もって教えてもらっていたのですが、結局僕だけ準備できずに当日を迎えてしまいまた。
自業自得なのでクロックスで渡渉しようと思っていましたが、Nさんがウェーダーを貸してくれて僕の代わりにパンツ一丁になって渡渉。
「沢ヤやからなあ!!」
と言ってくださいましたが、申し訳無かったです。ありがとうございました!
次回はウェーダー準備します。

◎屏風エリアでのトライ
堡塁岩や烏帽子/駒形岩などで、1手だけのジャミングなどは時々していましたが、本格的なクラックの岩場は初めて。

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Nさんにプロテクションのあれやこれやを教えてもらい、さっそく"ベイビークラック5.7"に岡田さんがリードトライ。
多少は手こずるかと思っていましたが、スッスッっとジャミングを決めていき見事OS。
続いて岩瀬たもトップロープでトライ。
岡田さんの真似してハンドジャムとフットジャムを決めると、不思議なことによく効く。今までこんなにうまくジャミングが決まったことなんて無いなと思いながらどんどん登って、トップアウト。嬉しい。
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続いて"名張入門5.9"にトライ。
先ほどのベイビークラックとは違い、こちらはいわゆるワイドクラックというものだ。
岡田さんのトライ。
出だしわずか30cmでウンウン言いながらいろいろ試して「わからん。」と降りてくる。
あーでもないこーでもないとムーブを試してやっとどうにか登り始める。
下部をこなして一段上がって、中段のフレアしたクラックにとりかかる。
しばらくウンウン身体をねじ込んだりして「膝が痛い!膝が痛い!」と言いつつ粘るも、ついにロワーダウン。
肩を落として膝とくるぶしにテーピングをしていました、、、。
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そんな感じで、いくつかの課題にトライ。
「ウンウン。はぁはぁ。わからん。」
「左手刺しちゃうか?」
「なんかわからんですけど、ずりずりやってたら行けましたよ。」
「パンプしてないのに息切れしますね、、、」
「奥にも割れ目ありますわ。」
「なんか喋りたくなくなる。」
「このルート、落ちて割れ目にスタックしてレスキュー呼ぶ事態になった人おるらしい。」
とか言いつつ、ワイワイと交代で割れ目にはさまっていきました。
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朝から夕方前まで登って、多くの宿題を残して撤収。
目下の目標は"マシュマロマン5.10a"になりそうです。


◎成果
・岡田
ベイビークラック5.7 OS
名張入門5.9 TR「意味分からん」と吠えて終了
ミニラ5.10b TR ノーテン
マシュマロマン5. 10a TR テンションかけながらもトップアウト
サーフライダー5.10c TR 始まらずにして終了

・岩瀬た
ベイビークラック5.7 RP
名張入門5.9 TR テンションかけながらもトップアウト
ミニラ5.10b TR ノーテン
マシュマロマン5.10a TRフィスト決まらず終了
サーフライダー5.10c TR 始まらずにして終了

・Nさん
1本も触らずビレイのみ(!)

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以上、山行報告でした。


ジリジリとツラそうに登っている岡田さんをビレイしている時に、ふと、
「あれ、なんであんなに頑張って割れ目にはさまってるんだろう。」
と妙に冷静な気分になったりしましたが、いざ自分が割れ目にはさまってみると、
「もっとはさまれなくては。」
という変な使命感が燃えるような気持ちになります。
ボルトにプロテクションを求めずに登るというのも、魅力的なことだなと個人的には思います。
クラックを登る技術は、プロテクションの設置も含めて、今後必ずアルパインクライミングに生きてくると思うのでこれからもどんどん打ち込んで行こうと思います。

そしてNさん、ウェーダー本当にありがとうございました!!

2019.3.11 淡路島福良の岩場

2019.3.11 兵庫県 南あわじ市 福良
福良の岩場"正面スラブ"の記録

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こんにちは、岩瀬琢海(以下、岩瀬た)です。
ここのところ、書籍やウェブで岩場のあれやこれやを調べることが空いた時間の過ごし方になっているのですが、最近淡路島にもマルチピッチが開かれたことを知りました。
淡路島、福良の岩場。
2本のルートがあり、今回登った"正面スラブ"は3ピッチと短くてグレードは低いけど、モロくて中間支点も少ないということで、あまりそういうクライミングはしたことが無かったので(そもそもクライミング自体始めて日が浅いですが、、、)どんなところなのか気になり、せっかく近場に新しくできたルートなので行ってみたいと思いました。
また、モロくて支点の乏しい壁を登ることで、夏のアルパインに向けて少しでも技術や気持ちの準備ができたら良いなというねらいもありました。

Rock&Snowの80号クロニクルのコーナーに記事があり、取り付きまでのアプローチやトポがわかりやすく載っています。


以下、山行記録です。
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◎メンバー
岩瀬た(記録)
芦田

◎行程概要
晴れ
気温 +10℃程度
時折強い風
8:00 神戸出発
11:00岩場近辺駐車地到着・準備
12:00"正面スラブ3ピッチ5.9"登攀開始
13:30登攀終了
14:00駐車地到着


◎行程詳細
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・アプローチ
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Rock&Snowの記事通りに歩けば取り付きに着きます。
途中フィックスロープがあるといえどもガレ場をくだるので落石に注意です。あやういところでは1人ずつ降りました。



・1ピッチ目,30m,5.8
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トップ岩瀬た、フォロー芦田
取り付きから見上げるすっきりとした壁。
ビレイポイントに着くまでボルトプロテクションが無いので、細く浅いクラック沿いにカムやナッツで気持ち程度のプロテクションを取りながら登る。落ちればプロテクションごと岩が剥がれてしまいそう。
なんのことは無い難易度だけど、手に持つ岩や足置くスタンスに常に疑いを持つようなもろさ。レッジには砂利がたまっている。
ビレイしてくれている芦田さんに落とさないようにしなくちゃなぁと思いながらゆっくり登る。
登りきる頃には、どんなホールドが剥がれないのかおおよそわかってきました。



・2ピッチ目,25m,5.9
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トップ芦田、フォロー岩瀬た
前回の荒島岳で、芦田さん慎重な人なんだなという印象を持っていたので、ランナウトやもろい岩をどうやって登って行くのかなと思いながらビレイしていましたが、何のことはなくサクサク登っていく。
途中、芦田さんが剥がれた石を海に向かってロングスローするも見事に失敗して側壁に当たって跳ね返り、一直線に僕に向かって飛んできた時には「あぁ。僕もこれで終わりか。意外に早かったな。登りたい山もまだいっぱいあるのにな。でもしょうがない。我が人生に一片の悔い無し。」と思うようなワンシーンもありました。
うまく避けることができて良かったです。この日1番集中した瞬間でした。



・3ピッチ目,20m,5.8
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トップ岩瀬た、フォロー芦田
草が生え出すので少しルートどりに迷うけれど、とにかくプロテクションをとりながら登ろうと思ってポロポロ崩れるクラック沿いに進むとそのうちボルトも見えてくる。トップアウト直前のセクションは、もはやこれはザレ場なんじゃ無いかと思えるほど岩(というか硬く乾いたコケ??)がパラパラ落ちて行く。
しっかりしたスタンスが限られているので、それを経由しながら登ってリッジにトップアウト。
松の木でビレイ。



ロープをしまって、アプローチの林道まで簡単に降りて行けました。

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以上、山行記録でした。

今回は正面スラブルートだけしか登りませんでしたが、もう1つの左壁ルートも合わせて半日あれば充分楽しめそうです。
またそのうち左壁ルートも行ってみようと思います!
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