2019年07月

2019.7.22 葛川本流

2019.7.22 葛川本流
大峰山脈 北山川水系 北山峡 葛川 の遡行記録

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こんにちは、岩瀬た、です。
ゴルジュ見てみたい。
ということで、北山峡の葛川本流に行きました。
会の過去の山行記録などを見て、水中眼鏡とライフジャケットとフローティングロープ(KPロープ)を用意。
3日ほど前から天気予報と増水の様子を伺って、どうやら行けそうだなということで入渓。

以下、遡行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た(記録)
吉岡


◎装備
ネオプレンジャケット
ライフジャケット
水中眼鏡
フローティング(KP)ロープ20m(かなり役立った)
補助ロープ30m(懸垂時に使用しただけでした)
沢登り装備一式


◎行程概要
7:30 起床・準備・出発
7:50 入渓
8:45 S字淵
13:30 一の滝
14:15 二の滝
15:20 遡行打ち切り点(下葛川集落)
16:50 駐車地・下山完了


◎行程詳細
田戸橋近くの広場に駐車して仮眠の後、準備して裏側斜面の踏み跡を辿って降りていく。
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ルンゼ内を懸垂下降して降りると、僕らが降りてきたルンゼの反対側にフィックスロープが張ってあった。
降りてすぐに入渓。
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しばし進むと、広い淵の向こうが門のようになっている。
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いかにも出発地点って感じだ。
よーし頑張るぞ。

門をくぐって、河原を進んだらゴルジュ帯に入る。
うわーすごいなぁー!と思いながら壁沿いに泳いでいく。
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感動しつつ泳いでいくと、最初の関門の、S字淵につく。
どうにか足がつくところでフローティングロープをつないで、まずは僕が左岸伝いに進んでみるも、流れが強くなったところでそれ以上進めず思い切って右岸に発射するが突破できずに戻されてしまう。
続いて吉岡さんも行くけれど、突破できず。
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手元の遡行図を確認。前調べした際に自分で
書き加えたメモには「いける」としか書いてない。過去の自分に勇気はもらえたけど、ちょっと役に立たない。

各人もう1トライずつして、失敗したらいったん戻って立て直さないと寒いなと思いながら、改めて水流を見ていると、流れが壁にぶつかるところに滝に向かう流れがあることに気づく。(以後この流れを"トルネード水流"と呼ぶことにした。)

もう一度左岸伝いに泳いで、同じところから少し角度を変えて右岸めがけて発射する。必死の平泳ぎ。
そうすると、不思議なことにというか予想通りというか、トルネード水流をうまくキャッチできて滝身に寄ることができた。
滝の左側を乗っ越して、やったーと思いながら吉岡さんを引っ張って、無事にS字淵を突破。
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ここが突破できなかったら撤退もやむなしかもなと思っていたので、無事に突破できて良かった。


それからもずんずん泳ぐ。
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急流になってるところも水の流れを良く見れば意外と進める。川がカーブした場所では外側は流れがきつくて進みづらい。パワーで押し切れないときは内側になってるところめがけて発射。

小さな滝の釜はトルネード水流に向かって発射。2条ならその間をめがけて発射。
右岸と左岸を行きつ戻りつ、滝を乗っ越せば次はドボン。
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楽しいけれど、だんだんバテてきた。
そのタイミングで、一の滝に到着。
前衛滝は右岸をヘツって越える。結構悪かった。


釜が白くたぎっている。
左岸の岩棚まで行ければどうにかなりそう。
ロープをつけて左岸をヘツリつつ泳いで岩棚まで行こうとするも、強い流れに阻まれる。
しばし戦ううちに、全身の力を抜くことができなくなって太ももがツってきた。
一旦諦めて、後ろに流れ落ちる前衛滝に吸い込まれないように必死で泳いで戻る。
水流をよく見てもう少し奥から再び発射するも、捕まることを望んでいなかったトルネード水流に捕まってしまい、水中でハングしている岩の下に吸い込まれかける。あわや溺れそうになり必死で壁を伝ってから違う水流に逃げ込んで、吉岡さんにロープで引っ張り上げてもらって事なきを得る。あぁびびった。
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水面・水中・水底と、地形によって流れが違うんだなということがよくわかってきたところで、ちょっと怖くなってしまったので潔く突破を諦める。

しかし戻るにしても、滝に挟まれて閉じ込められた感がある。ここまで来るへつりも悪かったし、戻るの嫌だな、、、
吉岡さんが思い切って前衛滝右岸のチムニーっぽくなってるところから水中へドボンするが、ここでもトルネード水流が下降を阻んで流れから抜け出せない。
一度チムニーに戻ってきて、少し登り返してからへつって、滝壺から脱出成功。
僕も続いて入水し、ロープで引っ張ってもらって脱出。ほっ。
恐るべしトルネード水流。
一の滝を左岸から巻く。

巻き上がってナメを進むと、二の滝が。
ど迫力だ。
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実は今回はこれを登ってみたいなと思っていたので、いくつかのこの滝の写真を研究していた。
天気予報的に、若干の増水見込みだったので諦めていたけれど、いざ目の前にすると思っていたよりも水量が多い。お、恐ろしい。
結構増水してたんだな。と、ここで初めて気づく。

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写真をとったり、滝まで近づいてみたり、のんびりしてから左岸を巻く。

それからもまだしばらく遡行を続け、下葛川集落の橋で遡行終了。
大きな平らな岩の上でしばらく休憩して、車道に上がって、疲れたなー!と思いながら駐車地まで歩く。

下山完了。


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以上、山行報告でした。

初めて泳ぎ主体の沢に行ってみましたが、新鮮味もあるからか、ここ最近の中でもかなり楽しい山行ができました!しかし、終始雨が降ったり止んだりで日向ぼっこもできなかったので体温は下がる一方。上流に行くにつれて水温も下がっていってる気がしたので、最後の下葛川集落の橋が見えた時にはホッとしました。
一の滝は、直登ラインが見えてたのに辿り着けずに残念。初めて釜が怖いと思いました。
もっといろんなゴルジュに行ってみたいです。

沢も行きたいけど、そろそろ梅雨も明けるので、大きな岩にも行きたい!!




伊奈川から三ノ沢岳 2019年7月13-14日

L  岡島 
SL  I瀬(裕)
M   岡島S 岡島N 須川幸(記)

山行報告

そろそろ子どもたちの手も離れてきたので、岡島リーダーの山行に参加させて頂く。岡島ファミリー、I瀬くんとの山も中央アルプスへ行くのも20年ぶり。

7月13日
早朝5時に恵那PAを出、7時過ぎより登り始める。中八丁峠にてリーダーお手製の夫婦弁当に見とれてしまう。野イチゴの敷き詰める林道を突き当たりまで進み、伊奈川本流へと笹薮を下る。倒木脇で沢靴に履き替え入渓。水の透明度は高く、白い岩と淡いブルーのコントラストが美しいが梅雨の最中でかなりの激流だ。幾度となく渡渉しながら遡上していくが安全に渡れる箇所など全くなく、踏ん張りのきかない私は毎回リーダーの手を借りたりI瀬くんにシュリンゲを出してもらったり。

こんな風に








眩しいくらい快活なNちゃんは、水量など物ともせずグイグイ渡っていく。
沢を横断するようにかかる倒木の上を何とか無事に渡りきり、雨も降りだしたので1,700m辺りでテントを張ることにする。
トップを行くレスキュー隊





Nちゃんとリーダーと私はイワナを釣りに。が結局Nちゃんが唯一釣り上げた1匹のイワナを唐揚げにして、5人で大事に頂く。
今夜のごちそう





リーダーは焚火のプロ。例えば雪の上や水の上でも体を温めるのに充分な火を熾してくれる。Nちゃん持参の花火ではしゃぎ20時就寝。

焚火序盤













7月14日
このエスパースの4~5人用青テントも20年くらい前からある。夜中の雨が浸水しテントの中に水たまりが出来ている。1日雨模様なので稜線へは上がらずに来た沢を下ることにする。正直なところ増水した川を下るのは怖いと思った。でもリーダーが行けると言うと大丈夫な気がしてくる。水嵩が増していたので昨日上を歩いた倒木は跨いで渡った。
跨ると怖くない






時折林の中を巻きながら下っていく。ゴゼンタチバナの群落やツルアジサイが絡みつく木々、しっとりと濡れた地衣類や見慣れないキノコが日常とは違う世界にいることを実感させてくれる。踏み跡は不明瞭、テープやペンキの道しるべもほとんどない。水量が少ない日には釣り人が来ることもあるのかもしれない。でも私は最後まで魚影を見ることが出来なかった。流れが速くて渡渉の度に手を貸してもらう。オレンジと黒のウェアのせいもあるのかI瀬くんがレスキュー隊に見えて心強い。沢の中程でリーダーの手からI瀬くんの出してくれるシュリンゲに移り水中の岩に乗る瞬間、着地より早く体ごと流されてしまった。その岩まで距離があり飛び移ろうとしたこと、思いのほか深さがあったことが原因だと思う。気を引き締め直して下って行くとまた大きな倒木が沢にかかり、今度はロープを出してそれを手すり替わりに渡り終え、皆でホッと一息つきながらどこまで進んだだろうかとYAMAPを開くと、何と倒木を渡る前の地点が昨日沢靴に履き替えた所で、沢を出て笹薮を漕ぎ林道へと上がっていく箇所だった。もう少し早く確認しておけば良かったがスマホを開く余裕がなかったのとまだまだ下方だと思っていた。
帰りの林道歩きはタラの芽を摘みながら、峠からはSさんの楽しい話を聞きながら15時車に戻る。
今回、長く離れていたとはいえ初心者でもないのに渡渉の度に手を借りてしまった。入会して初めて行ったモジキ谷と同じだ。リーダーはあの頃と変わらず安心させてくれる存在だが甘えすぎた。

自宅から現地まで往復運転してくださったI瀬くん、心から感謝しています。


2019.7.16 大峰 滝川大谷

2019.7.16 大峰 滝川大谷
奈良県 大峰山脈 十津川水系 滝川 大谷 の遡行記録

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こんにちは、岩瀬た、です。
つい2、3ヶ月前までは簡単な渡渉すら嫌でわざわざ濡れる沢登りは、、、と思っていましたが、気付けばすっかりハマってしまいました。

当初、小川山に行く予定でしたが雨予報だったので、滝川大谷に変更。
結局こちらは雨は降らず、日がさすこともあったくらいですが、ぼちぼちの増水具合で小滝が多かったので水線の直登を意識して遡行しました。

以下、遡行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た(記録)
OKD
hayashi

◎行程概要
7:00 駐車地・準備
7:30 出発
7:40 入渓
11:00 朽ちた植林小屋
12:30 石佛山 山頂
(下山路間違える)
14:40 滝谷橋・じゃぶじゃぶタイム
15:00 駐車地・下山完了

◎行程詳細
手元の遡行図では、左岸と右岸を行ったり来たりしてから入渓でしたが、少々ややこしかったので適当なところで入渓。

出だしから小滝が続く。
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この12m滝は水線突破できなかったのでOKDさんリードで右岸壁を登る。
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小滝。
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途中、枝沢に綺麗な大滝がかかっていたのでしばし見物。
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遡行再開。
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頭まで突っ込んで自分の体を屋根にしてホールドを探すと意外に見つかることに気づく。
小滝の中のさらに小さな直瀑部分、水流の向こう側は空洞になってることが多かったです。
あと、足先だけなら水流に持っていかれないけど、膝まで入れると吹っ飛ばされかねない感じもしました。体制の問題でしょうか。
それと、真上からの水には意外と耐えることができて、横に飛び出してるような水流は抗えないということもわかってきました。落ち口注意。

今回はどの小滝もガバが多かったので体が安定してるぶん落ち着いていろいろ試せたのかなぁと思います。


沢を詰めて行くと、次第に水が無くなっていき、ガレ沢になってからしばらく登ったところで右手の稜線に出る。
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しばし歩くと石佛山の山頂。
飛び回る虫の中で少し休憩して、下山。

下山は僕が先頭で歩いていたのですが、間違えて中八人山までの稜線を辿ってしまって、あれなんかおかしいなとなったところで石佛山まで引き返す。申し訳ない。
石佛山の山頂から改めて、踏み跡とモノレール軌道に沿って降りました。
結構急だった。

下山完了。

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以上、山行報告でした。

滝川大谷、ガイドブックには小滝を快適に直登できると書いてあり、その通りホールド豊富な滝ばかりで、なかなか楽しく遡行することができました。OKDさん、hayashiさん、ありがとうございました!

それにしても、そろそろスッキリと晴れて欲しいなぁ!と思います。梅雨明けて欲しい!!
ゴルジュ行きたいなぁ。
、、、岩壁登攀したいなぁ!!

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深瀬谷大滝

梅雨時期で増水モードの大滝を登攀してきました。

日程 令和元年7月13日(土)
行先 大峰 北山川 深瀬谷大滝(70m)
メンバー OKD(L &記)、TG

以前、偵察に行った深瀬谷大滝。梅雨時期でシャワー登攀を楽しめそうなので行ってみました。

◎行程
8:00 駐車地〜8:15 10m前衛滝〜8:20 大滝下〜8:30登攀開始〜11:30 大滝上〜11:40 連続小滝上(遡行終了)〜12:20 駐車地

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駐車地から階段を上って現れる前衛滝を右側から越えるとすぐに大滝。
わかっていたとはいえ偵察時と水量が全然違う…。
望むところや!やってやろうやないかい‼︎と気合を入れる。


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1P目(OKDリード)
左岸の凹角も考えられたが、敢えてここは水線突破。
想像以上の水圧で前が見えず、まともに息もできない。地上で溺れるとはこのことか。
カム1発決めてランナウト気味でどうにかこうにかバンドまで上がる。
そこから水流凹角の直上ラインが登れそうな感じだが、激シャワーでプロテクションが取れるかどうか全く確認できない。ここは諦めて左の立木までロープを伸ばしたが、これもズルズルのスラブで気色悪かった。


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2P目(OKDリード)
トラバース気味に右上して再び水流へ。
左岸側から右岸側へ左上するバンドに合流し、逆くの字に折り返す。
水流左側の岩でピッチを切った。


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3P目(OKDリード)
滝は草付きの岩盤を中心に上部で大まかに二条に分かれている。左は増水時のみ流れるのか、右側が本来の流れであろう。岩盤の草付きもまぁまぁ水が流れている。
ルートはいくつか取れそうだがここは極力本流に近づきたいところ。岩盤右端のカンテから取り付いた。
残置のハーケンが1枚あり、それを使わせてもらって上がろうと右手をかけた岩が頭ぐらいの大きさでボコッと取れた。なんとか耐えたがヒヤヒヤした。
この区間は全体的に脆かった。
さらに1段上がった所でマイクロサイズのカムで固め取りし、いよいよ右の本流へ突入。
油断すると手も足も引っぺがされそうで、首がモゲるかと思うくらいの水圧だった。
幸いスタンスはしっかりしていたので、無事に左岸側へ渡り立木でピッチを切る。


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4P目(TGリード)
立木からスラブを上がり、右壁に走っているバンドを伝う。
バンドを伝った後、カンテ状岩の右の水流をステミングで突破。右岸の立木でピッチを切る。
危なげないリード、流石です。
上からは池原ダム湖がよく見えた。


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5P目(OKDリード)
下から見た時は4P目で落ち口と思っていたが、登ってみるとさらにもう一段滝が繋がっている。
かなりの水圧であったが左の木の根でランナーを取りステミングで難なく突破。


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その後は穏やかな渓相となり、連続した小滝を越えて遡行打ち切り。
右岸の尾根を拾い、駐車地まで下山した。


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帰りは御船の滝を偵察してから吉野の中華料理「仁」で遅めの昼食。
昼定食の時間に滑り込みセーフ。
ボリューム満点でした!

◎考察
傾斜はそれほど強くはないが、1P目はランナウト気味、3P目は脆い部分があり慎重を要する。
曇っていて終始シャワーを浴びていたので寒かった。
水量が少なければ体感グレードはぐっと下がるような気がする。
今回全ピッチで水流を交えたライン取りができ、梅雨の増水時期にしてはいいラインで登れたのではないかと思う。

2019.7.10 中房川 曲沢

2019.7.10 中房川 曲沢
長野県 有明山 信濃川水系 中房川 曲沢

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こんにちは、岩瀬た、です。

元々は錫杖岳に行く予定でしたが、雨予報のために、燕岳・餓鬼岳の登山と、曲沢遡行に変更しました。
今回の投稿は曲沢の遡行についてです。


この夏から始めた沢登りですが、すっかりハマってしまい、せっかく北アルプスに行くんだからどこか沢に入ろうと思い、天気がある程度悪くても入れるだろう曲沢という沢を知る。

以下、遡行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た(記録)
吉岡


◎行程概要
・7/10
5:00 駐車場・起床・準備
6:30 出発
7:00 入渓
13:00 有明山山頂
15:00 駐車場・下山完了


◎行程詳細
昨日までの疲れを若干引きずりつつ、朝食のカレーうどんを食べて、沢装備を整えて出発。

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「まがりさわばし」の堰堤の左岸から入渓。
昨晩の寝る間際まで雨が降っていたので増水が心配でしたが、ほとんど影響なさそうな感じ。
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今日の天気予報も悪く無いし、これはいける。


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しばらく進むと、チムニー状の斜瀑。各々フリーで越える。

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続いて15mほどの滝。

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中段まで上がって、その先は水線は難しそうだったので左岸を巻く。

本日、僕はなかなか調子良く進んで来ていたけれど、相方の吉岡さんはイマイチ調子が(というか気持ちが?)上がらないよう。少し心配したけど、今までの山行でもたまにあることだったし、まぁ僕が登れるところで吉岡さんが登れなかったことは無いので、とりあえず進んで行く。

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ゴルジュ帯にはハンマーの落し物が。
持って行くか少し迷ったけど、一応置いて行くことにした。

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ゴルジュにかかる斜瀑も、攻めれば水線をいけるし両サイドにもホールド豊富で棚があるのですぐに逃げることができる。

ゴルジュ帯の前だったか後だったか記憶が定かじゃないですが、登れなさそうな大きめの滝があり、それは右岸を巻きました。


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この滝も右岸を巻く。


階段状の滝やスベスベの滝を越えていく。
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いくつかの滝と分岐を越えて、見えてきたのは本日のメインの20m斜瀑。
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下部の木のおかげでもったいない感じではある。

ここまでで、いくつかワンムーブがピリッとくるような小さめの滝を越えて来ていたので、僕はもう満足。
直登しないなら左岸が巻けそうだなと思いながら、試しに「僕は巻いても良いですけどねー」と言うと、
吉岡さんしばし考えて、「僕行くわ。」と、復活。
これまでの元気の無さはなんだったんでしょう!

良かった良かったと思いながら、ロープを出して準備。

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吉岡さんリード。せまいチムニー状で曲がっているので途中からは登ってる様子はよく見えませんでしたが、落ち口にたどり着いたようで、しばらくしてビレイ解除のコール。
冷たい水に打たれながら、僕もフォローであがる。
ハーケンを回収しつつステミングしながらズリズリと抜け出て、メインの滝無事に終了。
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その後もいくつか階段状になっている滝を越えて、ついに水が無くなる。
さぁ詰めだ!と、熊笹の藪をしばし掻き分け、樹林帯に入ってしばらく上がると登山道に出ました。
少し歩くと有明山の山頂。
やっとついたーと思いつつ装備を解いて、休憩。

そこから、登山道を歩いて2時間ほどで駐車場まで戻ってくることができました。

下山完了。

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以上、遡行報告でした。

北アルプスの沢ってどんなんだろうなと思いながらの入渓でしたが、日帰りできる沢の規模としては僕が今まで行った数少ない大峰の沢と似たような感じでした。
強いていうなら、落石というか、水線でも剥がれる岩が多かったように思います。
あとは、倒木も結構多かったような。
しかし、山頂まで詰め上がるような遡行は初めてだったので、ガスで展望はありませんでしたが、気持ちの良い遡行ができました。


7/8,9,10と、3日間で山歩きと遡行を計画して、両方をきちんと終わらせることができて良かったなと思います。
次に来る時は沢泊メインで計画を立てて、もう少し大きな沢に入ってみたいな。

吉岡さん、ガスっていてパッとしない山行、また行きましょう!
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