2019年07月

深瀬谷大滝

梅雨時期で増水モードの大滝を登攀してきました。

日程 令和元年7月13日(土)
行先 大峰 北山川 深瀬谷大滝(70m)
メンバー OKD(L &記)、TG

以前、偵察に行った深瀬谷大滝。梅雨時期でシャワー登攀を楽しめそうなので行ってみました。

◎行程
8:00 駐車地〜8:15 10m前衛滝〜8:20 大滝下〜8:30登攀開始〜11:30 大滝上〜11:40 連続小滝上(遡行終了)〜12:20 駐車地

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駐車地から階段を上って現れる前衛滝を右側から越えるとすぐに大滝。
わかっていたとはいえ偵察時と水量が全然違う…。
望むところや!やってやろうやないかい‼︎と気合を入れる。


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1P目(OKDリード)
左岸の凹角も考えられたが、敢えてここは水線突破。
想像以上の水圧で前が見えず、まともに息もできない。地上で溺れるとはこのことか。
カム1発決めてランナウト気味でどうにかこうにかバンドまで上がる。
そこから水流凹角の直上ラインが登れそうな感じだが、激シャワーでプロテクションが取れるかどうか全く確認できない。ここは諦めて左の立木までロープを伸ばしたが、これもズルズルのスラブで気色悪かった。


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2P目(OKDリード)
トラバース気味に右上して再び水流へ。
左岸側から右岸側へ左上するバンドに合流し、逆くの字に折り返す。
水流左側の岩でピッチを切った。


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3P目(OKDリード)
滝は草付きの岩盤を中心に上部で大まかに二条に分かれている。左は増水時のみ流れるのか、右側が本来の流れであろう。岩盤の草付きもまぁまぁ水が流れている。
ルートはいくつか取れそうだがここは極力本流に近づきたいところ。岩盤右端のカンテから取り付いた。
残置のハーケンが1枚あり、それを使わせてもらって上がろうと右手をかけた岩が頭ぐらいの大きさでボコッと取れた。なんとか耐えたがヒヤヒヤした。
この区間は全体的に脆かった。
さらに1段上がった所でマイクロサイズのカムで固め取りし、いよいよ右の本流へ突入。
油断すると手も足も引っぺがされそうで、首がモゲるかと思うくらいの水圧だった。
幸いスタンスはしっかりしていたので、無事に左岸側へ渡り立木でピッチを切る。


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4P目(TGリード)
立木からスラブを上がり、右壁に走っているバンドを伝う。
バンドを伝った後、カンテ状岩の右の水流をステミングで突破。右岸の立木でピッチを切る。
危なげないリード、流石です。
上からは池原ダム湖がよく見えた。


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5P目(OKDリード)
下から見た時は4P目で落ち口と思っていたが、登ってみるとさらにもう一段滝が繋がっている。
かなりの水圧であったが左の木の根でランナーを取りステミングで難なく突破。


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その後は穏やかな渓相となり、連続した小滝を越えて遡行打ち切り。
右岸の尾根を拾い、駐車地まで下山した。


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帰りは御船の滝を偵察してから吉野の中華料理「仁」で遅めの昼食。
昼定食の時間に滑り込みセーフ。
ボリューム満点でした!

◎考察
傾斜はそれほど強くはないが、1P目はランナウト気味、3P目は脆い部分があり慎重を要する。
曇っていて終始シャワーを浴びていたので寒かった。
水量が少なければ体感グレードはぐっと下がるような気がする。
今回全ピッチで水流を交えたライン取りができ、梅雨の増水時期にしてはいいラインで登れたのではないかと思う。

2019.7.10 中房川 曲沢

2019.7.10 中房川 曲沢
長野県 有明山 信濃川水系 中房川 曲沢

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こんにちは、岩瀬た、です。

元々は錫杖岳に行く予定でしたが、雨予報のために、燕岳・餓鬼岳の登山と、曲沢遡行に変更しました。
今回の投稿は曲沢の遡行についてです。


この夏から始めた沢登りですが、すっかりハマってしまい、せっかく北アルプスに行くんだからどこか沢に入ろうと思い、天気がある程度悪くても入れるだろう曲沢という沢を知る。

以下、遡行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た(記録)
吉岡


◎行程概要
・7/10
5:00 駐車場・起床・準備
6:30 出発
7:00 入渓
13:00 有明山山頂
15:00 駐車場・下山完了


◎行程詳細
昨日までの疲れを若干引きずりつつ、朝食のカレーうどんを食べて、沢装備を整えて出発。

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「まがりさわばし」の堰堤の左岸から入渓。
昨晩の寝る間際まで雨が降っていたので増水が心配でしたが、ほとんど影響なさそうな感じ。
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今日の天気予報も悪く無いし、これはいける。


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しばらく進むと、チムニー状の斜瀑。各々フリーで越える。

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続いて15mほどの滝。

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中段まで上がって、その先は水線は難しそうだったので左岸を巻く。

本日、僕はなかなか調子良く進んで来ていたけれど、相方の吉岡さんはイマイチ調子が(というか気持ちが?)上がらないよう。少し心配したけど、今までの山行でもたまにあることだったし、まぁ僕が登れるところで吉岡さんが登れなかったことは無いので、とりあえず進んで行く。

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ゴルジュ帯にはハンマーの落し物が。
持って行くか少し迷ったけど、一応置いて行くことにした。

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ゴルジュにかかる斜瀑も、攻めれば水線をいけるし両サイドにもホールド豊富で棚があるのですぐに逃げることができる。

ゴルジュ帯の前だったか後だったか記憶が定かじゃないですが、登れなさそうな大きめの滝があり、それは右岸を巻きました。


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この滝も右岸を巻く。


階段状の滝やスベスベの滝を越えていく。
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いくつかの滝と分岐を越えて、見えてきたのは本日のメインの20m斜瀑。
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下部の木のおかげでもったいない感じではある。

ここまでで、いくつかワンムーブがピリッとくるような小さめの滝を越えて来ていたので、僕はもう満足。
直登しないなら左岸が巻けそうだなと思いながら、試しに「僕は巻いても良いですけどねー」と言うと、
吉岡さんしばし考えて、「僕行くわ。」と、復活。
これまでの元気の無さはなんだったんでしょう!

良かった良かったと思いながら、ロープを出して準備。

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吉岡さんリード。せまいチムニー状で曲がっているので途中からは登ってる様子はよく見えませんでしたが、落ち口にたどり着いたようで、しばらくしてビレイ解除のコール。
冷たい水に打たれながら、僕もフォローであがる。
ハーケンを回収しつつステミングしながらズリズリと抜け出て、メインの滝無事に終了。
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その後もいくつか階段状になっている滝を越えて、ついに水が無くなる。
さぁ詰めだ!と、熊笹の藪をしばし掻き分け、樹林帯に入ってしばらく上がると登山道に出ました。
少し歩くと有明山の山頂。
やっとついたーと思いつつ装備を解いて、休憩。

そこから、登山道を歩いて2時間ほどで駐車場まで戻ってくることができました。

下山完了。

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以上、遡行報告でした。

北アルプスの沢ってどんなんだろうなと思いながらの入渓でしたが、日帰りできる沢の規模としては僕が今まで行った数少ない大峰の沢と似たような感じでした。
強いていうなら、落石というか、水線でも剥がれる岩が多かったように思います。
あとは、倒木も結構多かったような。
しかし、山頂まで詰め上がるような遡行は初めてだったので、ガスで展望はありませんでしたが、気持ちの良い遡行ができました。


7/8,9,10と、3日間で山歩きと遡行を計画して、両方をきちんと終わらせることができて良かったなと思います。
次に来る時は沢泊メインで計画を立てて、もう少し大きな沢に入ってみたいな。

吉岡さん、ガスっていてパッとしない山行、また行きましょう!
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2019.7.8-9 餓鬼岳・燕岳

2019.7.8-9 餓鬼岳・燕岳
長野県 北アルプス 餓鬼岳・燕岳の山行記録

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こんにちは、岩瀬た、です。

錫杖岳にマルチピッチをやりに行く予定でしたが、雨予報のために予備計画にしていた餓鬼岳・燕岳の登山と、有明山の曲沢に行って来ました。

記録は2つに分けることにして、今回の投稿は餓鬼岳と燕岳の登山についてです。


以下、山行記録です。
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◎メンバー
岩瀬た(記録)
吉岡

◎行程概要
・7/7
20:00 神戸 集合・出発

・7/8
3:00 中房登山口の無料駐車場到着・仮眠
8:00 起床・準備・出発
12:00 東沢乗越
16:00 餓鬼岳 テント泊

・7/9
4:00 起床・準備
5:30 出発
10:00 燕岳
10:30 燕岳山荘
13:30 駐車場・下山完了


◎行程詳細
・7/8 中房登山口ー餓鬼岳

山と高原地図を頼りに、中房川沿いの道を辿る。
北アルプスの登山道の割に、崩壊していたり生い茂った藪を掻き分け、ヒイヒイ言いながら東沢乗越まで登り詰め、稜線に上がる。
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稜線に出てもなお藪の色が濃い。

東沢岳まで上がると餓鬼岳までのいくつかのピークの岩塔が見えて、良い気分。
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なかなか着かないなぁ。と思いながら、休み休み歩いて、やっと餓鬼岳に到着。
仄暗い餓鬼岳小屋の「よくきた」の絵にテント場代を渡して、テント設営。ついビールも買ってしまった。今晩の訪問は僕らだけのよう。
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幸い今日は雨が降らなかった。
ラーメンを食べて、久しぶりに良く歩いたなぁと思いながら就寝。


・7/9 餓鬼岳ー燕岳ー中房登山口

早起きし、アルファ米に豚汁を加えて食べて、撤収・出発。
夜半に降っていた雨は止んでいた。よしよし。
ガスの切れ間に時折見える遠景を横目に元来た道を戻る。
東沢乗越まで戻って来て、そこから燕岳に向けて急登を歩く。
樹林帯の急登を登り終えると、パッと視界が開けて、白砂の乾いた稜線に出る。北アルプスって感じだ。
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あとは燕岳までのんびり散歩。

途中、お花畑を通り過ぎたり、ポツポツ咲くコマクサを見たりして、なかなかメルヘンな稜線を歩いて燕岳に到着。
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燕山荘でしばし休憩。コーヒーなど飲んで綺麗なベンチでガスで真っ白な景色を楽しむ。
美しい景色は心の中に。

合戦尾根をグイグイ降りて、駐車場に到着。

下山完了。

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以上、山行報告でした。

僕の今回の目的は、久々の雨中登山をしてその感じを楽しむことと、コマクサを見ることでした。
予想に反して、ほとんど雨には降られず曇天の中を歩いている感じで、景色見たい派(?)の吉岡さんはちょっとつまんなさそうでしたが、景色はまぁどっちでも良い派(?)の僕は花がたくさん見られて結構嬉しかったです。

クライミングも楽しいけど、やっぱり歩き山行も好きだなぁ!と思った山行でした。

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次の日の曲沢遡行に続く。


2019.7.2 大峰 矢納谷

2019.7.2 大峰 矢納谷
奈良県 大峰山脈 吉野川水系 上多古川 矢納谷 の遡行記録

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こんにちは、岩瀬た、です。
連日の雨で増水した矢納谷に行ってきました。
勢いのある水流の水圧ってすごいんだな、、、と当たり前のことを思う沢登りでした。

以下、遡行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た
吉岡

◎行程概要
・7/2
0:00 駐車地到着・車中泊
6:00 起床
6:50 出発
7:20 入渓
8:50 昇竜の滝
10:20 赤ナメクチキの滝
10:50 コウリン滝
12:00 作業小屋跡・下山開始
15:00 駐車地・下山完了

◎行程詳細
今回の遡行は、ガイドブックの遡行図通りに行ってみることをテーマに高巻きなどの基本を学ぶべく入渓しました。

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林道終点から矢納滝を横目に杣道を歩き、滝上から入渓。

さっそく迫力のある小滝が連続する。
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水圧がすごくて、近づくので精一杯。


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巻いてから空中懸垂で降りてみたり。


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迫力のある昇竜の滝


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昇竜の滝を巻いて滝上に上がると、やっとホッとできる落ち着いた渓相。
しばし休憩。


少し進む。
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またいくつか小滝を越えて、頑張って取り付いてみて跳ね返されたりしながら進んで行く。

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赤ナメクチキの滝

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コウリン滝

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高巻く

もうお腹いっぱいです。となったところで朽ちた作業小屋が現れたので、遡行打ち切り。

想像してた以上にズルズル崩れる途切れ途切れの杣道を辿る。

矢納谷出合のバシャバシャするのにちょうど良い沢で汗を流したり泥汚れを取ったりしてから駐車地まで林道をのんびり歩きました。

下山完了。

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以上、山行報告でした。


今回、高巻きしたルートはガレ/ザレや足元の泥がヌルーっと滑って落ちそうになったりで、巻くのも結構難しいもんなんだなぁ、、、と思いました。
あとは、岩間の小滝やちょっとした釜でも流れが強くてボコボコ殴られてるような錯覚に陥ったり、水線を登ろうとして口や鼻から水が入ってくるけど手を離したら水圧で飛ばされちゃいそうで離すに離せずちょっぴり溺れそうになったり。

あとは、何回か頭までドボンしたりしてたら、今まで浸水したこと無かったザックの中の荷物が浸水してたので、防水を見直さないとなぁ。といった具合でした。
中身が取り出しやすいようにビニール袋の口を少し緩めに縛ってたのが良くなかったかも。

「滝直登!」とか「ゴルジュ突破!」とかの目標は立てずに入渓しましたが、何はともあれ、いろいろ試したりできた良い遡行でした!!
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