2019年12月

2019.12.23-24 南沢大滝 乙女ノ滝

2019.12.23-24 八ヶ岳
八ヶ岳 南沢大滝 ジョウゴ沢 乙女ノ滝 の記録

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こんにちは、岩瀬たです。
八ヶ岳でアイスクライミングをしてきました。
この冬は、アイス(&ミックス)クライミングの腕を磨きたい。


以下、山行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た
森本(以下、つくし君)
Mさん(会外友人)



◎装備(主な物)
50mダブルロープx2(南沢大滝で使用)
50mシングルロープx1(ジョウゴ沢、乙女の滝で使用)
マイクロトラクション
スクリュー22cmx2、17cmx6、13cmx4



◎行程概要

・12/23
晴れ
1:00 新大阪駅 集合、出発
9:00 赤岳山荘駐車場 到着、出発
12:00 南沢大滝 到着、登攀開始
16:00 南沢大滝 登攀終了、移動開始
18:00 赤岳鉱泉 到着、泊

・12/24
晴れ、上部薄いガス
-15℃
6:00 起床
6:30 朝食
7:30 出発
9:15 ジョウゴ沢、乙女の滝、登攀開始
11:30 登攀終了、移動開始
12:30 赤岳鉱泉
14:15 赤岳山荘駐車場、下山完了



◎行程詳細

・12/23
各々、仕事を終わらせ新大阪駅に集合し出発。
今回はMさんに車を出していただく。ありがとうございます。
Mさんは、名張でクライミングをしたり夏には池郷川の小又谷に一緒に行きました。今回は2年ぶりのアイスだそうです。
つくし君は大学生で、アイスクライミングは2回目。集会終わりの堡塁岩とクライミングジムでロープ合わせはしたけれど一緒に山に行くのは初めて。
かくいう僕も、アイスクライミングはまだ4回目。
南岸低気圧の影響どうかなぁ、凍ってますようにとワクワク。

深夜高速を交代で運転しつつ、仮眠をとりながら赤岳山荘の駐車場まで入る。準備して出発。
新雪が綺麗な南沢登山道を歩いて、アプローチに迷うこともなく南沢小滝に到着。Mさんは八ヶ岳に詳しい。小滝には1パーティ取り付いていたので大滝へ移動。
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おぉ、凍ってる!

僕とMさんでリード決めじゃんけんの結果、僕の勝ち。よっしゃ。
嬉しい。がしかし、氷瀑を見上げて少しビビる。
よーし行くぞと気合を入れて、氷の分厚いど真ん中のラインを登る。
南沢大滝は2段になっていて、途中のテラスに支点も見えたので、最悪そこまでは行こうと思って取り付く。
アプローチをこなして暑くなってたのと手先の操作性を優先して薄手の手袋で登り始めたものの考えが甘すぎた。スクリュー2本打ったところで、手首から先が麻痺した。ミスった。こんなに早く感覚が無くなるとは思っていなかった。
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情けない気分で降ろしてもらってビレイ交代。

Mさんが登る。
1段目を無難にこなして2段目のバーチカルに突入。さすがだ。
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「うわー、水出てる!プロテクションこえー!」
と、見た目よりも氷質が悪かったよう。
中程まで慎重に登って、あぁこのまま抜けて行っちゃうかなと思いきや、想定していたよりも多くスクリューを使ってしまってたようで、バーチカル部分でスクリューが足りなくなってロワーダウン。
ゆっくりロワーダウンして、交代。

つくし君もトライしてみる。
トップロープでダブルロープのよく効いてる方のスクリューにかかってるロープにメインで荷重をかけつつ、
「アイスクライミング2回目なので、、、」
と言いつつも、じわじわと登っていく。謙遜してる割に良い感じ。
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物足りなかったかもしれないけど、バーチカル部分に差し掛かる手前でストップしてもらって、いくつかスクリューを回収してもらいつつ降りてきてもらう。

そして、待ってましたとばかりに僕の番が回ってきた。
今度は厚手の手袋をして、Mさんの到達点まで行って、“たしかにこれでは衝撃荷重はかけたくないな。”という感じのスクリューから、離れたところにもう一本打つ。
続きを登ると思いの外すぐにパンプの兆候を感じたので、氷柱のポケットになったところにしっかりとアックスをかけて恐る恐るアックステンションしてスクリューを打つのを何回か繰り返す。
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どうにか落ち口に到着。立木で終了点を作る。
ノーテンションで登るにはまだまだだったな。足の使い方も、腕の引き付けも全然だ。
そんなことを思いながらセカンドとサードをビレイ。
Mさんは余裕の登攀で、つくし君は途中でギブアップかと思いきやきっちり最後まで登ってきた。
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懸垂下降で降りて、時刻はもう16時。
あちゃー、もう夜なっちゃうねと急ぎ足で赤岳鉱泉に向かって、どうにか素晴らしい夜ご飯にありつく。
実は、Mさんは前に赤岳鉱泉で働いていたようで、嬉しいおもてなしを沢山受けて、幸せな小屋泊でした。
昨年に金谷さんと前田さんと来た時にも思ったけれど、小屋泊は贅沢の極みだ。
大人になって良かったと思う瞬間でした。
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・12/24
クリスマスイブだ。男3人。

元々は裏同心ルンゼに行く予定だったけれど、いろいろと相談して、計画とは違うけれどジョウゴ沢に入って乙女の滝を目指すことにする。
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ジョウゴ沢をズンズン進んで、F1は各々好きなところをフリーで登って、F2でロープを出す。
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結氷が甘く、打ち抜き踏み抜きに気をつけつつ登る。
そこでトレースは消えていて、少々のラッセルをしつつ、小さなゴルジュを抜けて乙女の滝に到着。

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カ、カッコイイ。
傘になってるところはいったいどういう水の流れでこんな形になるのか不思議だと思いながら見上げる。
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全体的にきっちり凍ってるけれどまだ少し薄い。ちょっとデンジャラスな感じがするけど登れなくはなさそう。
悩みつつ、僕は今回はリードは辞めとこうと思い、登る気満々のMさんがトライする。
昨日の反省をいかして、ビレイヤーのセルフ用以外のスクリュー全部持って、慎重に登っていく。
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感を取り戻したのか、弱点のラインを安定して登って行って無事にトップアウト。

Mさんに終了点を作ってもらって、シングル50mロープの長さも足りたのでつくし君と僕もトップロープでトライ。
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つくし君はテンションかけつつも粘りに粘ってトップアウト。や、やるなぁ。
負けてられないと思いつつ、僕も、少し難しそうだなと思うラインを登ってみたら、思ってたよりも安心して打ち込める場所が少なく、「これであがれるか、、、!?」と思う甘効きのピックでグイッと行くと、スパッとピックが外れて見事にフォール。もっと慎重に動くべきだった。
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あららと思いながら改めて登って、時間もぼちぼちだったので終了点を回収して降りる。

回収したつもりが、「これは残置のものかな?」と思っていた物もMさんのものだったようで、さらに回収便でMさん2回目のトライ。すみません。。。(とはいえ少し羨ましい。笑)
細い氷柱で薄く被ってるラインを登る。
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がしかし、落ち口までもう少しというところでまさかのアイゼンが外れる。
片足アイゼン無しで乗越して行きました。
写真撮り逃したのが残念。

荷物をまとめると、またもや良い時間だったので、懸垂下降など交えながら早足でジョウゴ沢をくだって、赤岳鉱泉にデポした荷物をまとめて、赤岳山荘までくだり、車に到着。
荷物を整理して、14:30、八ヶ岳山荘まで無事に降りてきて、J&Nで昼飯を食べて風呂に入ってサッパリしました。


下山完了。

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以上、山行報告でした。

八ヶ岳には何度も来ることになるだろうなと思います。

Mさん、つくし君、ありがとうございました。
道中いろいろと話したいろんなところに行きたいですね!!トレーニング沢山しないとな。
またよろしくお願いします!



2019.12.16〜17 常念岳

こんにちは、田中です。
12月の常念岳に行ってきました。初日は風もなく穏やかなお天気でしたが、2日目は猛吹雪に。厳冬期フル装備を背負ってのいいトレーニングになりました。


以下山行報告です。

◎メンバー
田中、友人

◎装備
テント、寝袋、エアマット、マット、ダウン(上下・シューズ)、ワカン、ピッケル、ストック、12本爪アイゼン、ショベル、ノコギリ、バラクラバ、手袋、ゴーグル、ガス、水2l、食料、行動食、地図、コンパス、カメラ、充電器、ヘッドランプ、カイロ

◎行程概要
12月16日
4:30 烏川林道駐車場出発
7:30 三股登山口
15:10 前常念岳 幕営

12月17日
4:00 起床
5:20 前常念岳出発
7:30 常念岳
9:00 前常念岳 片付け・撤収
10:00 前常念岳出発
14:30 三股登山口
16:35 烏川林道駐車場


◎行程詳細
12月16日
4:30 気温-3℃、風もなく温かい。予報通りの晴天に恵まれそうな予感。
常念岳へのアプローチは一ノ沢からが一般的なのかもしれないが、常念小屋への幕営を考えると山頂を2回踏めるということとトレーニングも兼ねる意味で三股登山口を選んだ。冬は、なんといっても登山口までのアプローチが長くなるのがネック。今回も登山口まで続く烏川林道が8km。厳冬期テン泊装備がズッシリ肩にのしかかり序盤からヘロヘロになってしまった。そう考えると冬季ルートの東尾根取り付きは、ゲートからかなり近いのでお得です。
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7:30 三股からは長い長い樹林帯。雪は地面にうっすら積もっている程度でストックを使って登っていく。
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12:30 ようやく樹林帯を抜けると、目の前に現れたのが前常念岳。
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一気に視界が開け嬉しくなるが、同時に驚いたのが見渡してもほとんど雪がなかったこと。とても12月の北アルプスとは思えず、逆に心配になりました。
お天気といえば、樹林帯を抜けてもほとんど風がなく眩しいくらい青々とした空。振り返れば南アルプスや富士山までハッキリ見渡すことができ、どこまでも続く絶景に癒やされる。
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15:10 思った以上のペースダウンで前常念岳に到着。このまま行くと常念小屋へは確実に日が暮れるため、計画変更しここで幕営。
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そして予想通り最高のSunset。久々に見る稜線からの夕暮れで幸せいっぱいなる。
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いつの間にか眼下には安曇野の夜景が広がっており、夜景を見ながら夜ご飯。
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12月17日
日付けが変わる頃、暴風で目が覚める。外は吹雪いている様子。地面が固くペグの刺さりが甘かったので、テントが飛ばされないか心配になるもいつの間にか寝入っていた。

4:00 起床。相変わらずものすごい吹雪。山頂アタックできるのか心配しつつ支度する。それでも思ったほど気温は低くなく、地面は新雪と岩のミックス。これがまた歩きにくく、雪上と思い踏み込んだ足が岩の割れ目や岩の斜面だったりするので、何度もつまずいたりコケたりした。
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前常念から約2時間で山頂へ。吹雪で視界なし。カメラもウェアも凍てつく。
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この日は青空は見えず、標高が下がると雨になっていた。

16:35 烏川林道駐車場着


◎まとめ
初日は天候も良く、日が暮れても常念小屋までなら行けるだろうとも思ったが、結果日が暮れてから急に風が強まり天候が徐々に悪化した。無理せず早めの幕営の判断で正しかったと思う。体力的にはハードであったが、両日とも全く違う天候の中いい経験をさせていただきました。

2019.12.8-10 黄蓮谷右俣

2019.12.8-10 黄蓮谷右俣
山梨県 南アルプス 甲斐駒ケ岳 黄蓮谷右俣 の記録

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こんにちは、岩瀬た、です。
甲斐駒ケ岳の黄蓮谷の右俣にアイスクライミングしに行ってきました。

夏の楽しい酔っ払い遡行の時から冬のことは想像していて、11月の中頃に計画をたて、じっと気温を眺め続ける日々でした。


以下、山行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た


◎装備
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◎行程概要
・12/7
22:00 大阪 出発(バス)

・12/8
気温:-2℃→+5℃→-5℃
快晴
6:10 韮崎駅 到着
6:35 日野春駅 到着(電車)
7:10 竹宇駒ケ岳神社 到着(タクシー)
7:30 出発
13:00 五丈小屋跡 到着 テント設営
14:00 偵察出発
17:00 帰幕、夕食、就寝

・12/9
気温:-10℃
快晴、夜中粉雪
3:00 起床、朝食
4:15 出発
6:20 黄蓮谷 沢床到着
6:45 坊主ノ滝
10:00 二俣
11:00 奥千丈ノ滝
14:30 奥ノ滝 左岸巻き開始
16:00 沢に復帰(奥ノ二俣?)
17:30 稜線
17:40 甲斐駒ケ岳 山頂
19:00 七丈小屋
20:30 五丈、テント帰着、夕食、就寝

・12/10
晴れ
7:00 起床、朝食
8:30 出発
12:30 竹宇駒ケ岳神社、下山完了


◎行程詳細
・12/8
バス、電車、タクシーを乗り継いで竹宇駒ケ岳神社の駐車場に降り立つ。予定より早く到着した。
着替えなど入れたデポ用のカバンを柵にくくりつけて鍵かけて、さあ出発!
ザックが重い。出だしは「まぁちょっと重いけど行ける行ける!」だったけれど、じわじわと「やばい。重すぎる。。。」とヒイヒイになる。
木々の間から時おり見える、甲斐駒ケ岳の内院とも言うべき懐を持った大きな姿に元気をもらいつつ、やっとこさ五丈小屋跡に到着。

テントを設営して、ギアを身につけて沢に降りる道の偵察に出発。
夏に登ってきた道を降りるだけと思っていたけれど、意外と迷う。
甲斐駒ケ岳、カッコいいなぁ。
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明日、暗い中で降りるけど大丈夫かな。。。と思いつつ、GPSのログを確認して適当なところで折り返す。
結氷したナメの短い枝沢があったので、登攀の最終確認と思ってちょっと登ったりして、テントに戻って就寝。
雪は無かったので、その辺に生えていたツララを溶かして水にする。


・12/9
映画“バットマン ダークナイト”に出てくるジョーカーからどうしても逃げられない夢を見て、あぁ!!と思ったところで目覚ましの音に起こしてもらい救われる。
アルファ米と豚汁の朝食を食べて、出発。
黄蓮谷の沢床まで1時間くらいと思っていたけど、ヘッドランプの明かりだけでは地形を見るのに混乱してしまい、迷った。何度か同じクラの周りを回った気がする。
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どうにかこうにか見覚えのある五丈沢の姿を見つけて、6:30、ようやく黄蓮谷に降り立つ。夜も明けてきた。
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最初の小滝は結氷無く、あっさり巻いてしばし進むと、この1週間で百回くらい写真で見た坊主ノ滝が現れた。

毎日毎日気温を確認して、凍ってると予測して入山したけど、正直なところ結氷してる自信があまり無かった。下降に迷ってる時なんて、弱気になってしまって「結氷してなかったので黄蓮谷は中止しました。」というオチまでなんとなく浮かんできてた始末。

しかし、目の前の坊主ノ滝は見事に結氷している。
マジでこの山行始まるのか。。。と、呆気にとられつつ、準備。
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近づいて見ると、若干結氷甘く水が流れている部分もあるけれど、おおむね大丈夫そう。
傾斜が強くなる直前までフリーで登って、落ち着いて17cmスクリュー2本でアンカーを設置。
単独登攀の手順を入念に確認して、登攀開始。
アックスを打ち込む氷の継ぎ目も足の置き場もたくさんあって、中間支点もちゃんと取れる。
水が流れている部分を無難に避けつつ、1ピッチ目20m終了。

手元に残ったスクリュー3本で終了点を作って、「氷、割れないでください。」とビビりながら衝撃を与えないようにゆっくり懸垂下降の後、ギア回収しつつ登り返し、終了点まで戻ってくる。
2ピッチ目、出だしが水の流れる3mほどの立った氷。
周りはベルグラのスラブしかないので、ここ以外に登る場所も無い。まぁ大丈夫だろと思いつつも祈りながらスタートを切って、無事にのっこす。やれやれ。
ここから先、良い終了点にできそうな立木までベルグラのナメ。アックスは強く打ち込まず、フッキングでバランス取る程度にして足で登る。不動岩や堡塁岩でのドライの練習が役に立ったと思えた瞬間でした。
2ピッチ目の出だしから40mくらいで立木にたどり着いて、今度は余裕の懸垂下降でギア回収して坊主ノ滝の登攀終了。
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散々読んでたガイドブックには、「坊主ノ滝を登ることができればこのルートの登攀は問題無い」と書いていたので、嬉しさもひとしお。
しかし、時間かかりすぎた。1個の滝登るのに3時間弱もかかってしまった。


二俣で少し休憩。
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右俣出合いの滝を無難に越えてしばらく進む。


奥千丈ノ滝に到着。
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階段状だったのでフリーで取り付く。辺りはツララだらけで、見事な景観だ。
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最初の滝をのっこすと、そこからは延々とナメが続く。すごい。
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すごい景色だけど、氷に対して段々お腹いっぱいになってくる。ずっと蹴り込んでいるからか、ふくらはぎもパンパンになってきた。
ナメを歩きつつ、時おり小滝を巻いたりする。
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出くわしたナメ滝。時間は14時。
登るならロープ出さないとなって感じだけど、時間に余裕が無くなってきたのと、単純にちょっと疲れてきていたので左岸巻きに入る。

この巻きの藪漕ぎが結構ひどくて、しかもなかなか沢に復帰できず、ハイマツ、シャクナゲ、ダケカンバの中を2時間弱も格闘した。
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ようやく沢に復帰するころには16時。ヘッデン登山決定だな。
でも、良い景色だな。
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沢に復帰すると、もう氷は終わっていて、スネ程度の積雪のなかを延々とラッセル。

ついに沢も終わり、稜線めがけてラストスパートってところで夜になり、月明かりの中を10歩進んでは息を整えるようなペースで進む。
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17:30、ついに稜線の登山道に出て、眼下には伊那の街明かりがきらめいている。
甲斐駒ケ岳の山頂まで行って、暗くてなにかよくわからない写真を撮り、下山開始。
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登山道、最高や!と思いながら降りるも、鎖場とか普通に怖い。気をつけつつ降りて、七丈小屋でビールを買って、五丈のテントに着いて、1人祝杯をあげました。


・12/10
目覚ましかけずに寝たので、ばっちり寝坊する。
テントを片付けてザックを背負うと、食料も水も減ったはずだけどばっちり重い。
4時間かかって黒戸尾根をおりました。重いザックは登るのよりも降りの方がキツい。

竹宇駒ケ岳神社で山行を無事に終えることができたことを喜ぶ。

下山完了。

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以上、山行報告でした。


難しい滝こそ無い黄蓮谷右俣ですが、とにかく長く、技術よりも体力勝負だと思って計画し、結氷なければ登れず、降雪があれば雪崩に埋まるので、今回は最高に条件の良いタイミングで入山できたと思います。

甲斐駒ケ岳には、他にもたくさんアイスクライミングのポイントがあるようなので、レベルアップしてまた来たいです!

1人で山行することでいつも会の方達に心配をかけてしまうことに、まだ僕自身答えが見えていませんが、見送ってくださるみなさんにありがとうございますといつも思います。
みなさん、いっしょにアイスクライミング行きましょう!!

良いアイスシーズンの幕開けでした!



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