2021年04月

雪彦山 地蔵岳 東稜

山行日 2021411

山域、ルート 雪彦山 地蔵岳 東稜 ノーマルルート

活動内容 マルチピッチクライミング

メンバー O田、T口、Y田、N

 

こんにちは。N間です。先日、雪彦山地蔵岳に行ってきました。昨年10月にフォローで連れて行っていただいた場所でしたが、今回はN間とY田さんのリードの練習のため、N間とO田さん、Y田さんとT口さんのペアになってベテランのお二人に山行計画の立て方を含めて一から指導いただきました。

 

8:00駐車場

9:00登攀開始

12:30地蔵岳登頂

13:30駐車場

 

駐車場に到着すると10台弱の車が止まっていました。やはり晴れた土日は混むようです。

準備をして、N間とY田さん先頭で出発。取付きまでは一度来ていた場所だったのでわかるだろうと思っていましたが色々と苦戦し、会の記録でもよく目にする取付きまでが核心という言葉を身に染みて実感しました。取付きに到着すると混雑はなく一安心。後ろから1パーティ来られていましたが先に準備ができたので先行することにしました。

 

1P +

前回来た時にはホールドが明確でなくて難しい印象でしたが、今回はホールドも見え、落ち着いて登れば怖さを感じることなく登れる印象に変わっていました。途中旧終了点のリングボルトに釣られて左上してしまいましたが、その少し右上部にも新しいグージョンボルトがあったので、次に行くときは直上で登りたいと思いました。終了点はグージョンボルトです。

 


2P Ⅲ+

ここも前回かなり苦戦した印象でしたが、ホールドも明確で安心して登ることができました。終了点はテラスにある立木。

 IMG_3572


3P

4P目の取付きまでトラバース。ボルトの終了点を通り過ぎてチムニー下の立木まで行ってしまいました。

 

4P チムニーⅣ

前回全く苦戦しなかったのですが、リードだと怖くなってどうしてもチムニーに入り込みすぎてしまい辛くなりました。O田さんより、もっと外に左足を飛ばして!とアドバイスいただき何とか耐えました。また苦戦中、変な方向に引っ張られるなと思っていたのですが、なんと腰につけていたヌンチャクが勝手にロープに掛かっていました。焦って無理な体制になったことが原因だと思います。もっと丁寧に登らなければいけないなと思いました。途中にボルトの終了点がありましたが、その少し上のテラスに立木があったのでそこを終了点にしました。

 

5P 馬の背リッジ 

4P目の終了点から少し歩いて5P目の取付きに到着。階段状で安心して登ることができました。記念碑を左から巻こうとしてしまいましたが、右からと教えていただきました。終了点はテラスの立木。ここは少し声が通りにくかったのか、私のビレイ解除の声がO田さんには聞こえなかったとのこと。一方私はほかの人の声をO田さんのものと勘違いしてロープアップしてしまいました。数人の声がある場合は名前を呼びあったり、声が重ならないようにする、または笛を使わないといけないと思いました。テラスは眺望もよく、上昇気流ルートに登攀者が見えました。

 IMG_3538


6P 山頂フェイスⅣ

5P目の終了点から少し歩いて6P目の取付きへ移動。前回高度感のある足場にかなり苦戦した記憶がありましたが、しっかりしたホールドがあったので安心して登ることができました。終了点はボルト。1P目にカムで支点を作る練習をさせていただいたのですが、O田さん曰く全然効いていなかったとのこと。サイズが一つ小さく、開ききっていたことを確認できていませんでした。

 IMG_3589


Y田さん、T口さんも後から登ってこられて、無事登攀終了。フォローで登った時よりも嬉しい充実感でいっぱいでした。

IMG_3520


IMG_3595



その後はさっと下山し、O田さんおすすめのハンバーガー屋さんに連れて行っていただきました。あいにく、ハンバーガーは売り切れていましたが、ピザがあるとのことでカルボナーラピザと野菜たっぷりピザを注文。本格的ピザでとってもおいしかったです。

IMG_3629


 

今回はマルチピッチ初リードということで、終始緊張して心臓がバクバクしていましたが、O田さんが常にナイス!と励ましの声をかけてくださったおかげでその度に心を落ち着けながら登ることができました。また緊張と共にアドレナリンがすごく出ていたのか、わくわく感がすごくて病みつきになりそうだなと思いました。すごく楽しかったです。沢山教えてくださったO田さん、一緒に登ってくださったT口さん、Y田さんありがとうございました。

 IMG_3549



以下、学んだことメモ

・フリーと違ってマルチの支点は弱いので、ギリギリで登らないこと。無理そうだったらクライムダウンで降りる。それでもダメなら静荷重でロワーダウン。不意落ちは絶対に避ける。

・取付きまでのルートは、事前に山行記録を見て目印をチェックしたり、分かりやすい尾根を見つけて登るなど、迷わないための対策をとっておく。

・ギアの受け渡しは一つずつ声を掛け合いながら確実に行う。

・各用途別のカラビナ・スリングのセットは登攀中にバラバラにならないように工夫する。例:支点構築セット(安環小×2、安環大×1240スリング×1)を一つにしておくと便利。安環小を一つしか使わない場合も残りの一つはスリングにかけておいてバラバラにならないようにする。

・立木は生きているのか死んでいるのか確認する。生木であれば自分の腕周りくらいあれば体重は耐えられる。枯れ木であっても十分に太ければ使ってもいい。正し、押したり引いたりして強度を確認する。

・今回、リードをしていてこのまま進んでロープが足りるのか心配になることがあったが、これついては、基本的にフォローからロープが半分出たところ、残り30m20m10m5mなど適宜声掛けする必要があるとのこと。ただ、心配なときはリードから聞いてみるとよい。

・縦に入っているハーケンは抜けやすいので、ほかに支点が取れるなら取る。

1ピン目をかけ忘れない。

・パートナーとのコールはとにかくお腹の底から声を出すこと!

2021.4.10-11 明神岳東稜

長野県 北アルプス 明神岳東稜 の記録

38615864-D224-4E87-B053-D19DE3459309

こんにちは、岩瀬た、です。
5年ほど前、初めて上高地へ行き、景色に圧倒されつつ岳沢から前穂高へ上がったのですが、その道中ずっと見えている明神岳。
地図を見ても登山道が無く断崖絶壁に囲まれているし登れないみたい。残念だ。
その後何度か上高地に行き、明神岳を見るたびに“いつか登ってみたいな”と思っていました。

そう思ってから早数年。明神岳に登ることができました。選んだのはクラシックルート東稜です。

以下、山行記録です。

————————————————————

◎メンバー
岩瀬た(記録)
長野


◎装備
50mロープx1
2人用テント
ダブルアックス
カムC4#0.3,#0.5,#1
その他登攀具等一式


◎行程概要
・4/10
快晴微風
6:00 坂巻温泉駐車地出発
8:30 明神館
12:00 ひょうたん池
13:00 第一階段
17:30 小ピーク手前2680m地点(泊)

・4/11
快晴無風
6:30 出発
7:20 ラクダのコル
7:30 バットレス
8:45 明神岳主峰
10:00 奥明神沢降り口
11:30 岳沢小屋
13:30 河童橋
16:00 坂巻温泉駐車地


◎行程詳細
・4/10
釜トンネルの開通が16日なので坂巻温泉に駐車して6:00出発。延々とトンネルを歩いて快晴の大正池や上高地を通り過ぎ、久々にジャンダルムや奥穂と前穂の姿を見ながら明神館に8:30到着。完璧に除雪されていたのでチョッパヤだ。目の前には明神岳5峰。
1DB4C25B-FB7F-45B3-AC14-9D22DD46648B

B80D109E-E46E-4C75-8087-128D78D5E2E4

少し休憩して、信州大学の研究施設の裏からひょうたん池目指して歩く。山と高原地図の破線通りに目印が随所にあって樹林帯の踏み跡もしっかりしている。雪も良く締まっていてラッセル無く歩きやすい。
F99C14F8-C535-4666-B705-D334A39E836F

12:00ひょうたん池到着。最近まともに体力トレーニングしてないのでヘロヘロだ。反省。
少し休憩の後、装備を整えて第一階段目指して歩く。
58B28168-EA39-4338-8377-C1068136A36C


13:00第一階段登攀開始。見た目にも寝ているし、実際階段状で立木もあるので安心して登れる。
35795E67-EEB1-4F32-99E1-2DE341B47060

12399AEE-1268-4AF9-94B3-1B7CD500B181
しかし、思ってたよりも長いし浮き石や雪が柔らかい部分もあって登るのに時間がかかってしまう。今思うとどこからどこが第一階段だったかよくわからない。スタカット4ピッチ、最後の方はコンテニュアスしながらダラダラ登りになってしまい、登り切る頃には日没が迫ってきてしまった。
ラクダのコルまで行きたいところだったけれど、僕も長野さんも結構疲れていて目に見えて歩みが遅くなっている。快晴無風とはいえ、どうやら無理しない方がよさそう。
なかなかテントを張れるいい場所を見つけられず、しくったなぁと思いながら少しずつ進んでいき、西日が沈みかけてきた頃に小ピークの手前でテントを張れそうな場所に着いた。小ピークを過ぎればラクダのコルだけれど、次善策としてここで泊まることにする。
堅雪を相手に疲れた体に鞭打ち整地して味噌鍋食べて就寝。長野さんが歩荷してくれてた缶ビールをわけわけして飲んだ。最高!


・4/11
整地を頑張った甲斐あってぐっすり眠れた。
雑炊を食べて片付けして出発。
645FB122-D0D1-4E17-85C4-9AE5AA81C10D

小ピークに登ると、明神岳主峰が鎮座ましましている。記念撮影。
FCCE58E7-A7B2-4D57-AB20-BE9EC298EA2D
長野さんのポージングは少しチャラチャラしている。
B1ACC127-D635-4BFD-8016-B4E471F8827C
僕はこういう時はチャラチャラしない。

1時間ほどでラクダのコルに到着し、バットレスの登攀開始。
AEEB3155-498A-4426-AAC6-C0FF22331E5B
たくさん打ってある残置ハーケンとカムでプロテクションをとりつつ、会の昔の記録に書いてあった“荷物を背負ってたら乗越がしんどい”という部分に遭遇。確かにスタンス乏しく少し戸惑う。これで行ってみるかと小さな割れ目にアイゼンの前爪を当てて、思い切りよくよっこらしょ!と無事に乗っこすことができた。
そこを抜けるとあとは雪斜面の登高。程なくして明神岳の頂上。
快晴無風でぐるり360°だ。嬉しい。やったぜ!
1ADECBC0-17C5-4597-AE59-15119E290A82
奥穂と前穂をバックに記念撮影などして、奥明神沢のコルに向かう。
途中、残置のフィックスロープが張られていて、状態も悪く無かったのでプルージックで一応確保しつつクライムダウン。
73FB833F-0DB3-4E7B-A3A0-FD876CF37FDC


計画してる時は時間があれば前穂高にも行こうかと思っていたけど、しんどいが先に立ってしまったのと明神岳からの眺めで充分満足してたので素直に奥明神沢を下降。
B3D717BE-3545-456A-AAD6-15B5DBEA3F59
出だしはバックステップ交えての下降だったけれど、傾斜がゆるまってきたところからシリセードでびゅんびゅん降りる。
D2B56897-E0CD-42EF-85DC-0C9AC84FDE54

長野さんは初シリセードだったよう。
雪の状態がちょうど良い感じだったので楽しく降りることができました。

岳沢小屋からヘトヘトになりながら歩き、ようやく着いた河童橋で開業準備に追われて働く人たちを横目にぐったり大休止。
長野さんは「歩くの好きなんすよ」とか言いながら黙々と歩いてカッコよかったですが、それに比べて僕は「車通ったら全力で止めて乗せてもらいましょう。誰か通らないかなぁ。」とチャラチャラ言いながら必死の思いで坂巻温泉まで歩きました。

下山完了。
————————————————————

以上、山行報告でした。

長年行ってみたいなと思ってたところに行くことができて嬉しいです。
明神岳はウィンタークライマーズミーティングの開催地にもなっているようで、今回見た景色とガイドブックを見比べると、あんな壁やこんな壁を登れるなんて信じられないなぁと思う反面、いつかやってみたいなとも思います。
とはいえ、今回は体力不足が結構顕著に出たので、トレーニングしなくては何も始まらないなという感じです。遠征登山行く前にせめて六甲全縦くらいはしてから行かないとな。反省!

そして、長野さんとは実は初めて一緒に山に行きました。ビールも美味しかったですが、ちょこちょこもらったコーラを飲む瞬間が何より最高のひとときでした。ありがとうございました!!

追記
そして、長野さんは今回インスタントカメラで写真を撮っていたのですが、現像してデジタル化してくれたものを送ってくれたので何枚か追加しました。
まともな写真とれるんかなって思ってましたけど、とっても良い写真がたくさんありました!!
5D6BA166-C415-401A-8BD6-9CC2CE80994A

66053729-9A45-459F-AE7C-735D0E8462C4

0D1717FC-2C30-439B-BF54-528AA41175F0

E120D9A6-82B7-4BE3-8DF6-A812BDE2E158

7DE8D67C-A633-4D63-B4EB-21D13F910BFA

9415B27F-8819-41C9-99C7-0FB674B789ED

長野さんありがとう。

2021年3月6〜7日 涸沢西尾根〜奥穂高岳

日時:2021年3月6〜7日
メンバー:石橋(L)、長野(記録)

ルート:
6日
新穂高温泉駅駐車場(7:20発)ー穂高平小屋(9:30)ー白出沢出合(10:30)ー2400m地点で幕営(15:10着)
7日
2400m地点(3:00発)ー蒲田富士(4:30)ー涸沢岳(6:30)ー穂高岳山荘(7:00)ー奥穂高岳山頂(8:00)ー穂高岳山荘(9:00)ー涸沢岳(9:30)ー蒲田富士(10:50)ー幕営地(13:00)ー白出沢出合(16:00)ー新穂高温泉駅駐車場(17:45着)


涸沢岳西尾根は冬期奥穂高岳へと登るに雪崩を避けるため多用される長大な尾根、今回二人でチャレンジしてきました。
計画を立て始めた日より、お互い天気データなどを取り始め、気温や天気図を参照に局地的な傾向を掴んでいく。蒲田富士から伸びるプラトーと呼ばれるリッジに発達する雪庇や奥穂高岳山頂周辺の間違い尾根への分岐への目印として旗竿を作って持っていく事にした。

3月5日
夕方に合流し、スーパーで食材を買い込み出発、合流直後より雨が降り出す中、新穂高温泉駅駐車場へと向かった。除雪はしっかりされている。24:00頃駐車地へ着き車中泊。

6日(曇)
6:00起床、雨の止む頃合を見て出発の準備、入山届を提出して入山。
蒲田川右俣林道に上がると雪の状態はあまり良くはなく、早速ワカンをつける。
白出沢を越え、夏道と尾根との合流地点より涸沢岳西尾根末端へ取り付く、テープも豊富で、踏み跡もついているが最初からなかなかの急登、所々踏み抜いたりしながら高度を上げていく。しんどい。。。。
4620693218515867068.6a565cf84d8f1c67f31ae1505bab2862.21030804184064620693218515867068.5a8077b0171093865095b10810caad31.21030801












石橋くんも「しんどいですー」と言っていたが、全くそんな風に見えなかった。
1800m付近からテントが張れそうな平坦地がありました。途中の急登ではフィックスロープも張ってありました。2100m付近より斜面が細い箇所も出始め、左側のブドウ谷方面に雪庇もついている。

15:10頃2400m地点まで登る。テントが2張りほどあったので、そこより少し高度を上げ、斜面の雪を掘ってテント設営。
4620693218515867068.a689ee5af03610896ba5acad594c2993.21030801




丁度、笠ヶ岳が綺麗に見えていました!今回、各自ソロテントなので、食事の時だけテントで一緒に水を作ったり、キムチ鍋を作って食べた。締めはうどん。翌日は10時間超の長丁場なので楽しい話もしつつ、お菓子、つまみを食べたりして早めに就寝。

7日(晴)
1:30起床。外は晴天無風。お湯を作ったり、朝食を各自のテントで済ます。この日は僕はチキンラーメンに鯖の水煮缶を投入。残ったスープにサトウのごはんも投入して食す。
3:00テントは張ったまま、ロープ、アックス、アイゼン等の装備を整え出発、月明かりの中、まずは蒲田富士を目指す。
踏み跡もついているが、ヘッドライトで雪庇の位置も確認しながら進む。2600mにて南陵と合流、風も出てくる。右手には西穂の稜線が暗闇に浮かぶ。蒲田富士への上りは雪も付いており若干のミックスと凍ったハイマツ、雪の状態も良く締まっており、フィックスロープも張っているが、慎重にアックスとアイゼンを効かせて登っていく。
蒲田富士頂上から先のリッジとその雪庇の状態が気になっていたが、雪庇は北側だけに付いているように見え、蒲田富士から先のリッジには斜面の南側に踏み跡とフィックスロープが張られていた。どうやら前日見たテントの大学山岳部パーティーがフィックス工作をしていたみたいである。ありがたくその踏み跡を使わせて頂く、山行記録の写真では斜面の両雪庇を越すなどという話もあったが、雪庇には近付く気にもなれない。

そこからF沢のコルに降り小休止、そこから先は雪のついたルンゼ状地形かその左側のミックス帯を登るかというところだったが、左側のミックス帯を登った。岩稜の雪は良く締まっており、アイゼンは良く効く。所々に若干のトラバース気味の箇所もあった。この辺りは、条件次第ではガチガチに氷化することもあるらしい。途中、槍ヶ岳や北穂滝谷が見え、写真を撮る。涸沢岳山頂直下では山頂には寄らず前穂北尾根、奥穂高岳山頂のパノラマを写真に収めつつ、そのまま穂高岳山荘まで雪の急斜面を下る。


954724620693218515867068.c9efb00feae860c45985fb0c7f35e6a3.21030801







奥穂高山荘は半分雪に覆われていたので、掘り起こされていた冬季小屋入り口の影で小休止をとる。行動食とお湯が染みるひと時。

さあ、奥穂高山頂へ!過去に事故もあったと聞く梯子と鎖場も慎重にルートをとり登る、間違い尾根への分岐で持ってきた旗竿を立てる。下山時に確認した時、確かにここは西穂方面から進んできた時に涸沢岳方面への正規ルートが尾根の陰になって見えず逆にその先に道がないように感じる。そうやって視界不良の場合に間違い尾根方向に進んでしまうのかもなと思いました。
4620693218515867068.43b9e3ac78bf8384667a0d5d25ec391e.210308014620693218515867068.c8078016015e38df26c49b103b2296e2.21030804













8:00奥穂高岳山頂
4620693218515867068.3323512f1f3af5ab9f0c0bef585f18eb.21030804







ゴーグルを外すと雲ひとつないという青空ではなかったけれど周囲の開けた展望と雪景色がキラキラしていた。
ここで山頂で先にソロできていた方に写真を撮って頂く。前日穂高岳山荘の避難小屋を二時間かけて掘り起こしたそうだ!

写真を撮ったのちそそくさと下山開始、下りも長い、少なくとも幕営地までは慎重に足を進めていきたい。個人的には、この日僕のゴーグルのレンズの色の関係か穂高岳山荘横の梯子場周辺の岩稜帯の下りが斜面の雪の凹凸が少し見えにくく若干慎重に降りてきました。穂高岳山荘から先は写真も取りつつゆっくりと下山、太陽も上がってきて、特に蒲田富士周辺のリッジからは白く映る穂高岳の稜線が美しく暫し写真タイム。蒲田富士直下の急な岩稜帯はバックステップも合わせつつ降りる。
4620693218515867068.4144ea1dba0b78f34eba3b8b0fbc46ce.210308044620693218515867068.06a2b1bff4c51576c1622557bf51c653.21030801667414620693218515867068.08f5d793cc974519baf55dd7111b0273.210308014620693218515867068.0e1795e8be8782dab3b0ab584ec53b4c.210308014620693218515867068.3abbd554d65fabed965791e0dbb6d5b9.210308044620693218515867068.f3cbda86076dfd4baf5431330ef27b50.210308014620693218515867068.32fb5afe09eac81e3bdfc0166e80f396.210308044620693218515867068.c6c90802935d5fdf2e4599677ba4066d.21030801




































12:00幕営地着
だらだらとテント撤収準備の後、13:00発で幕営地を後にする。「帰りの運転とかあるんでロープ持ちますよ」と石橋くんはロープを担いでサクサクと降りていく。急斜面では若干柔らかくなった雪が歩きにくい。僕はヘロヘロになりながら白出沢出合に到着。そこからワカンをつけて林道をサクサク進んでいく。穂高平から林道をショートカットしている時に二人共ワカンの紐の接続部分が外れたりとドタドタと駐車場まで帰ってきました。
79657




今回、行動時、2400m地点で外気温-5度、3190m地点で-10度、風速10m前後といったところで天気も良く、トレースもついていたりと条件が良かったと思います。石橋くんの体力はやっぱりすごかった笑!山行の話が持ち上がってから毎日近所の団地の階段を歩荷していたが今後も続けていこうと思います。石橋くんありがとう!!
記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

kobe_alpine

  • ライブドアブログ