2022年01月
御在所でアイスクライミングをしてきた

無雪期に前尾根と中尾根でマルチクライミング、
一の壁で優しいルートを登ったくらいで
御在所でのアイスクライミングは全くの初めて
それなのにいきなり1ルンゼ中又を登りたいと言う衝動にかられ、相方のヨッシーに付き合って
もらった。
前夜、自宅にて少しお酒を注入しながら打合せ
山スキーの第一人者である佐々木大輔のデナリ大滑降の録画を見ながらテンションを上げる ↑
俺達も大きい事をやりたい!
でも冷静に自分の実力の無さは知っている(笑)
以下、山行記録です
_______________________
■ メンバー
吉澤 (L)
藤本 (記)
■ 装備 (主な物)
[共同]
ダブルロープ 8.5㎜ × 50m 2本
アイススクリュー 21㎜ × 2 17㎜ × 9 13㎜ × 2
ハーケン × 2 ※使用せず
リンクカム 1.0 0.75 0.5 ※使用せず
[個人]
ビーコン
ゾンデ
ショベル
※ 懸垂で何処に下降するか不明だったのでデポをせず2ザックで登攀
■ 行動詳細
7:00 駐車地を出発 平日なのに既に5,6台は停まっていた



上部はガスガス
でも珍しく今日はやってやると言う気持ちの方が勝っていた

良い顔してる俺 (笑)
9:00 1ルンゼ取付着
前日の降雪が少しだけ気になっていたがラッセルは問題ないと予想、
しかし先行者 (友人) いわく完全にリセットされていたそう。
本当に助かりました。
ありがとうございます!

先行パーティ2組
1組目 (友人) スタート
お気をつけて行ってらっしゃい!


待つこと2時間 …
3パーティ目でスタート 11:00
1P
藤本リード
取付くと見た目以上に立っているではないか!汗
スラブを抜け乗っ越すと想像していた様なテラスではなくテカテカに光っている外傾テラス
その上部に短いがバーチカルなセクションが!
一気にパンプするのをアックステンションで上手くレストしながら突破!
何とか処理できて一安心。。


2P
吉澤リード

先行の2パーティとは別ルートを選択
トラバースして少し登った立木でビレイしていた様に見えたので我々は直登できるチムニーを選んだ。
しかし悪かった…
どの様に登ったか分からない様な位置にある立木で相方はピッチを切っていた(笑)
少し下部に玉子型をした錆びたリングボルトの終了点は合ったが...

3P
藤本リード
氷結している部分が狭く限られている。
場所を変えスクリューを3か所ほどセットしようとしたが奥まで効かない。
刃先が潰れ交換を繰り返す。
少し焦った。。
必死のパッチで突破!

バーチカルな喉を抜けると傾斜が寝てきて一安心
立木でピッチを切った


4P
吉澤リード

左バーチカル、中央ややバーチカル、右巻きっぽい の3択
中央を選択
下部バーチカルを抜けると落ち口からは雪でゴソゴソ、アックスが効かない!
痺れただろうな
少し寝た傾斜を上がり、弱点を狙い右上する様に凹角を詰めるが見た目とは裏腹に悪かった。
プロテクションがとれない
突破、ナイス!
16:00 トップアウト

トップアウトしてほぼほぼ同レベルで左にどんどんトラバースして行くと登攀中左手に
見えていた顕著な岩峰の先端に出る。
こんな先かと不安になるがそこです。
最後の鼻先へ降りるのは少し怖かった。

かなり立派で
安心して懸垂できる

取付きに下降
とりあえず安全圏に到着
大きな月と夜景
こんなに綺麗なのか!
大仕事を終えた後に見る景色はいつもとは違った

藤内小屋に戻ってきた
生きてる事を実感

記憶に残る一本
お互いに良い顔してるな

渡渉の橋が怖い
最後にドボンは嫌だ

山帰りの定番
台湾料理
何処にでもあるな ^^
またも痺れる山行で大満足
以上、山行記録でした。
2022.01.09 丹波 頭巾山
メンバー TL、SL、山村 3名
メモ
メンバー TL、SL、山村 3名
8日土曜の夜21時半にJR甲子園口駅で集合し、3人で京都南丹に向かいます。
SLと山行をご一緒するのは今回が初めてです。
TLが車中「冬山山中泊は久方ぶりで、勝手も忘れてしもたな」と言って、
メンバーの緊張を緩めてくれます。
メンバーの緊張を緩めてくれます。
天気は数日良好のようですが、積雪の具合はあまり読めません。
さすがに美山町辺りは積雪があり、先着のフォレスターが1台停まっていました。
駐車場所と前夜泊場所を探していると、若い鹿が何度か道路を横断しました。
良いテン場から星が沢山綺麗に見え、鹿の甲高い鳴き声が響きました。
2時頃就寝。
2時頃就寝。
翌朝7時半に起床。青空が見えます。
暖かい珈琲をミルクでいただいて、9時頃登山口を出発。
暖かい珈琲をミルクでいただいて、9時頃登山口を出発。
頭巾山は地元で愛される山だそうで、登山ルートを示した看板や分岐表示もあります。
フォレスターのパーティと思われるトレースがずっとと続いていて、TLにとっては
それが想定外のがっかりです。
それが想定外のがっかりです。
やる気満々でスノーシューを持ってきたのに意味がないではないか、と。
先頭を行くSLは、買ったばかりのコンパスに異常があるとのこと。
なるほど、明らかに南北逆方向を差しています。
なるほど、明らかに南北逆方向を差しています。
が、天気は良く青空無風で気持ちよく高度を上げます。ウェア1枚で快適です。
標高700を越えた辺りでようやく、フォレスターのパーティのテントを発見。
3人で午前中に頭巾山をピストンされたとのこと。一目でベテランのパーティです。
真西の方角へ、丹後と若狭の境の尾根を進みます。
トレースがあるとはいえ、とうにスノーシューやわかんは付けています。
トレースがあるとはいえ、とうにスノーシューやわかんは付けています。
TLとSLがテン場適地の見当をつけてどこまで行こうか思案しますが、
頭巾山の山頂15時頃着にてテン場とします。
頭巾山の山頂15時頃着にてテン場とします。
アバウトな整地とアバウトなトイレつくりをして、青空無風の下テントを張ります。
頭巾山山頂には立派な祠があります。雨に関わる神さまが祀られているそうです。
ゆっくり水づくりをして、17時頃から美味しいお鍋をして19時半就寝としました。
TLはもう少しメンバーと酒を飲んだくれたかったようです。
翌朝、わたしのセットした目覚ましが不発で寝坊。
4時半起きの予定がびっくり6時半起きです。やってしまった。
SLが張り切って朝の山頂の景色をカメラに収めます。天気は良好です。
4時半起きの予定がびっくり6時半起きです。やってしまった。
SLが張り切って朝の山頂の景色をカメラに収めます。天気は良好です。
8時半過ぎに出発し、ここからトレースのないルートを下山します。
さっそく美しい雲海がひろがります。
暫くすると、日当たりのよいなだらかな下りの尾根となりたいへん気持ちが良い。
暫くすると、日当たりのよいなだらかな下りの尾根となりたいへん気持ちが良い。
途中からSLに代わってわたしが先頭を行かせてもらいます。
コンパスは南南東の方角です。
コンパスは南南東の方角です。
すると明らかに鹿の細くしっかりしたトレースが現れ、
そのトレース上に鹿糞が目印のごとく落ちています。
そのトレース上に鹿糞が目印のごとく落ちています。
鹿のトレースを辿って下ると、大きな木の下に大きな鹿溜まり場を見つけます。
そこで毎晩眠っているであろう鹿たちの体温体臭まで感じられそうです。
そこで毎晩眠っているであろう鹿たちの体温体臭まで感じられそうです。
鹿の生態をこんなに目の当たりにするのは初めてです。
もう少し下ると同じく木下に第2の鹿溜まり場を見つけます。
先程のがファミリー用だとすると、こちらは単身用です。
もう少し下ると同じく木下に第2の鹿溜まり場を見つけます。
先程のがファミリー用だとすると、こちらは単身用です。
ここならわたしでも丸まって快適に夜をやり過ごせそうだと想像します。
夜、鹿がいつもの寝床に帰ってきたら、人間が丸まって寝ている。
鹿は怒りのあまり、怒りの葡萄となって、葡萄のような鹿糞を山と積み上げ、
怒りの後脚で人間に向かって蹴散らします。
怒りの後脚で人間に向かって蹴散らします。
しかしわたしは安穏と眠り続けます。
鹿糞を浴びせられたところで、夏の蛭とは違い、別に痛くもかゆくもない....
鹿糞を浴びせられたところで、夏の蛭とは違い、別に痛くもかゆくもない....
で、鹿のトレースを辿ると最後の急斜面も難なく下ることが出来ました。
12時過ぎに駐車場所へ到着。
12時過ぎに駐車場所へ到着。
終始天気に恵まれた山行でした。
TL、SL、ご一緒させて頂いてありがとうございました。
TL、SL、ご一緒させて頂いてありがとうございました。
日吉ダムそばの温泉にゆっくり浸かって、疲れを取って帰神しました。
メモ
エアマットの穴を風呂の残り湯につけて特定したが、
リペアキットは大きな店舗にも常時在庫なく取寄せが必要であった。
リペアキットは大きな店舗にも常時在庫なく取寄せが必要であった。
今回は好日のダクトテープでその場をしのいだ。
ダクトテープは優秀で、今後もザックに入れておくこととする。
ダクトテープは優秀で、今後もザックに入れておくこととする。
わかんは事前に装着練習していったが固定位置がよろしくなかった。
調整が必要。雪がつかないようビニールテープも巻くこと。
調整が必要。雪がつかないようビニールテープも巻くこと。
2022.1.15 御在所岳 3ルンゼ 2ルンゼ の記録
こんにちは、岩瀬た、です。
OKDさんと長野さんと、御在所岳にアイスクライミングに行ってきました。
遅ればせながらの今季初アイスで、積雪多くまたもやラッセル山行となりました。
3ルンゼと2ルンゼで登って、想定外の事態がありつつも良いアイス初めができたと思います。
以下、山行記録です。
———————————————————————
◎メンバー
岩瀬た
OKD
長野
◎行程概要
・1/15 曇時々晴
6:30 鈴鹿スカイラインゲート前駐車地出発
7:30 藤内小屋
11:30 3ルンゼ
14:00 2ルンゼ
17:00 下山開始
17:50 藤内小屋
19:00 駐車地
◎行程詳細
今週後半の冷え込みで思っていたより御在所岳にも雪が降っていたようで駐車地からすでに20cmくらい積もった柔らかな雪を踏んで藤内小屋を経て藤内沢分岐で少し休憩をする。
1人、僕らの前を行くトレースがあったけれど途中から行く場所が違い踏み抜きつつの腰高のフルラッセルになる。わかん持ってくるべきだったな。
まずは藤内滝凍ってないかな〜と見に行く。
藤内滝は結氷薄く、アックスで叩いたらボロボロ崩れたので諦める。
しょうがないのでラッセルに藪漕ぎが加わったいやな巻き。
沢に復帰したら単独の人と1パーティーが追いついてきて順繰りにラッセルを回す。
さらにその後別ルートから来てるやたらラッセルの早いトップのいる別パーティーと合流。
やたら早くラッセルしてる人は僕らと同じツボ足ながら、左手にスコップ、右手にピッケルで、うまく荷重を分散させてサクサクと進んでいく。ラッセルの良い参考になった。
結局その人の後ろを歩く形になってようやく3ルンゼに到着。ラッセルありがとうございました。もうお昼だ。
ロープウェイ組が1組すでに登っていて、下からも続々と登ってくる。
休憩そこそこにクライミング開始。
結構雪がついていて、10mくらいしかなかったけれど良いウォーミングアップだ。昨シーズンのことを思い出しながら登る。
各自2本登って2ルンゼへ移動。
13:30、2ルンゼ入り口のマイナス滝にも1組いて、アイスクライミングの講習をしていた。
マイナス滝は7mくらいのバーチカル。
それを見ながら一服して、順番をゆずってもらう。
OKDさんのリードで滝身の右側から行くも、バーチカル部分でフォール。しんどかったー!と悔しながらのチェンジ。
僕の番。滝身の左から登って無事にトップアウト。バーチカルと思ってたけど抜け口手前は若干ハングってた気もする。正面の壁の終了点にてビレイ。
セカンドで長野さんが登ってくる。
抜け口手前で頭が見えたところからなかなか上がって来れず、苦労してるよう。
続いてOKDさんも上がってきて、なにやらあってから無事に2人とも上がってきた。
後で聞く話によると、長野さんは抜け口でなかなか足がキマらず乗越に苦労したよう。
アイスで足がキマってない気がするのはわかる気もする。
アックスは真っ直ぐ振りかぶって手首のスナップを使って氷の継ぎ目に一発で。氷が薄い場合は刃先で少し氷を削って丁寧にフッキング。アイゼンは膝から下で蹴り込んで少しかかとを落とし2列目の爪を氷に当てて安定させる。何度も蹴り込まない。良い体勢を保つ。これが僕がアイスで意識してることです。長野さんも是非。
3人とも上がってきてまぁまぁ良い時間だったけど、僕のわがままで奥又左の滝を登らせてもらう。
適当なところでアバラコフを作って懸垂下降することにしてクライミング開始。
奥又左の滝、40mくらいでマイナス滝よりも寝ているけれどなかなかの迫力。
10mほどルンゼ状をラッセルしてアイスセクションにイン。
氷結も良く快適なクライミング。
ロープ残り10mのコールを聞いてから氷の厚そうなところまで行って終了。アックスとスクリューでセルフビレイをとってアバラコフ作り開始。
自分で、本番でアバラコフを作るのは初めてだったのでうまくできますようにと思いながら作業をする。
BDのファーストショットを使って22cmのスクリューをクルクル回して行くと、もう少しで回し切るところでガリッと嫌な音がして、氷の奥の岩に当たってしまった。ショック。
もっと氷の分厚いところに場所を変えるために、一回ビレイし直してもらい、クライムダウンして再度セルフをとり、再び作業開始。
次は無事に穴が空いて、うまく貫通した。直接ロープを通して残置無しでやってみようとするも、フックがなかなか引っかからず、挙げ句の果てにどうやら氷が2層になっていたようで、穴にロープが通らなくなってしまった。氷が2層になってたことには全く気づいて無かったので結果的に気づけて良かった。
こういう状態。
さらにアバラコフを空ける場所を変えて、3度目の正直。
腰高のところで作ることになったので結構苦しい体勢で覗き込んだりしながらの作業になってしまう。
微妙にスクリューの向きがずれてしまってなかなか貫通せず、スクリューとグリベルのカンデラで片側の穴を削って穴を広げることでどうにかスリングを通すことができた。
この作業で実に1時間半も費やしてしまった。
めちゃくちゃ時間かかってしまったと思いつつ、アバラコフでの懸垂にビビりつつスクリューを回収して取り付きに戻る。
その後マイナス滝を懸垂下降で降りて、藤内沢に降りるころにはヘッデンが必要になってしまい、四日市の夜景を見ながらの下山となりました。
19:00、駐車地に到着。下山完了。
———————————————————————
以上、山行記録でした。
今回はなんと言ってもアバラコフ作りの良い勉強になりました。
次からはもっとスムースに支点構築したいです。
OKDさん、長野さん、大変お待たせしてしまいすみませんでした!!&夜景見るために時間かけたことにしてくれてありがとうございました!!
お二人が支点づくりで何時間かかることがあろうともじっと待つので、懲りずにまたお願いいたします!
こんにちは、岩瀬た、です。
OKDさんと長野さんと、御在所岳にアイスクライミングに行ってきました。
遅ればせながらの今季初アイスで、積雪多くまたもやラッセル山行となりました。
3ルンゼと2ルンゼで登って、想定外の事態がありつつも良いアイス初めができたと思います。
以下、山行記録です。
———————————————————————
◎メンバー
岩瀬た
OKD
長野
◎行程概要
・1/15 曇時々晴
6:30 鈴鹿スカイラインゲート前駐車地出発
7:30 藤内小屋
11:30 3ルンゼ
14:00 2ルンゼ
17:00 下山開始
17:50 藤内小屋
19:00 駐車地
◎行程詳細
今週後半の冷え込みで思っていたより御在所岳にも雪が降っていたようで駐車地からすでに20cmくらい積もった柔らかな雪を踏んで藤内小屋を経て藤内沢分岐で少し休憩をする。
1人、僕らの前を行くトレースがあったけれど途中から行く場所が違い踏み抜きつつの腰高のフルラッセルになる。わかん持ってくるべきだったな。
まずは藤内滝凍ってないかな〜と見に行く。
藤内滝は結氷薄く、アックスで叩いたらボロボロ崩れたので諦める。
しょうがないのでラッセルに藪漕ぎが加わったいやな巻き。
沢に復帰したら単独の人と1パーティーが追いついてきて順繰りにラッセルを回す。
さらにその後別ルートから来てるやたらラッセルの早いトップのいる別パーティーと合流。
やたら早くラッセルしてる人は僕らと同じツボ足ながら、左手にスコップ、右手にピッケルで、うまく荷重を分散させてサクサクと進んでいく。ラッセルの良い参考になった。
結局その人の後ろを歩く形になってようやく3ルンゼに到着。ラッセルありがとうございました。もうお昼だ。
ロープウェイ組が1組すでに登っていて、下からも続々と登ってくる。
休憩そこそこにクライミング開始。
結構雪がついていて、10mくらいしかなかったけれど良いウォーミングアップだ。昨シーズンのことを思い出しながら登る。
各自2本登って2ルンゼへ移動。
13:30、2ルンゼ入り口のマイナス滝にも1組いて、アイスクライミングの講習をしていた。
マイナス滝は7mくらいのバーチカル。
それを見ながら一服して、順番をゆずってもらう。
OKDさんのリードで滝身の右側から行くも、バーチカル部分でフォール。しんどかったー!と悔しながらのチェンジ。
僕の番。滝身の左から登って無事にトップアウト。バーチカルと思ってたけど抜け口手前は若干ハングってた気もする。正面の壁の終了点にてビレイ。
セカンドで長野さんが登ってくる。
抜け口手前で頭が見えたところからなかなか上がって来れず、苦労してるよう。
続いてOKDさんも上がってきて、なにやらあってから無事に2人とも上がってきた。
後で聞く話によると、長野さんは抜け口でなかなか足がキマらず乗越に苦労したよう。
アイスで足がキマってない気がするのはわかる気もする。
アックスは真っ直ぐ振りかぶって手首のスナップを使って氷の継ぎ目に一発で。氷が薄い場合は刃先で少し氷を削って丁寧にフッキング。アイゼンは膝から下で蹴り込んで少しかかとを落とし2列目の爪を氷に当てて安定させる。何度も蹴り込まない。良い体勢を保つ。これが僕がアイスで意識してることです。長野さんも是非。
3人とも上がってきてまぁまぁ良い時間だったけど、僕のわがままで奥又左の滝を登らせてもらう。
適当なところでアバラコフを作って懸垂下降することにしてクライミング開始。
奥又左の滝、40mくらいでマイナス滝よりも寝ているけれどなかなかの迫力。
10mほどルンゼ状をラッセルしてアイスセクションにイン。
氷結も良く快適なクライミング。
ロープ残り10mのコールを聞いてから氷の厚そうなところまで行って終了。アックスとスクリューでセルフビレイをとってアバラコフ作り開始。
自分で、本番でアバラコフを作るのは初めてだったのでうまくできますようにと思いながら作業をする。
BDのファーストショットを使って22cmのスクリューをクルクル回して行くと、もう少しで回し切るところでガリッと嫌な音がして、氷の奥の岩に当たってしまった。ショック。
もっと氷の分厚いところに場所を変えるために、一回ビレイし直してもらい、クライムダウンして再度セルフをとり、再び作業開始。
次は無事に穴が空いて、うまく貫通した。直接ロープを通して残置無しでやってみようとするも、フックがなかなか引っかからず、挙げ句の果てにどうやら氷が2層になっていたようで、穴にロープが通らなくなってしまった。氷が2層になってたことには全く気づいて無かったので結果的に気づけて良かった。
こういう状態。
さらにアバラコフを空ける場所を変えて、3度目の正直。
腰高のところで作ることになったので結構苦しい体勢で覗き込んだりしながらの作業になってしまう。
微妙にスクリューの向きがずれてしまってなかなか貫通せず、スクリューとグリベルのカンデラで片側の穴を削って穴を広げることでどうにかスリングを通すことができた。
この作業で実に1時間半も費やしてしまった。
めちゃくちゃ時間かかってしまったと思いつつ、アバラコフでの懸垂にビビりつつスクリューを回収して取り付きに戻る。
その後マイナス滝を懸垂下降で降りて、藤内沢に降りるころにはヘッデンが必要になってしまい、四日市の夜景を見ながらの下山となりました。
19:00、駐車地に到着。下山完了。
———————————————————————
以上、山行記録でした。
今回はなんと言ってもアバラコフ作りの良い勉強になりました。
次からはもっとスムースに支点構築したいです。
OKDさん、長野さん、大変お待たせしてしまいすみませんでした!!&夜景見るために時間かけたことにしてくれてありがとうございました!!
お二人が支点づくりで何時間かかることがあろうともじっと待つので、懲りずにまたお願いいたします!
2022.1.7-9 比良山系 縦走 の記録
明けましておめでとうございます。岩瀬た、です。
本年もよろしくお願いします。
今年一発目の山行は、じっくりと山を歩こうと思い、今冬の特色とも言えそうな積雪を期待して比良の縦走に行くことにしました。
当初1人で行くつもりでしたが、そういえば昨年に不動岩でアイゼントレーニングをした際、1月にどこか雪山歩きに行こうかという話を野間さんとしたのを思い出し、誘ってみたら行くということだったので2人で行くことにしました。
堂満岳から入って朽木までの比良山地半縦です。
以下、山行報告です。
---------------------------------------------
◎メンバー
岩瀬た
野間
◎行程概要
・1/7
20:00 JR比良駅集合、出発
22:00ノタノホリ 泊
・1/8 晴
4:30起床
6:00出発
10:00堂満岳
11:00 金糞峠
13:20 武奈ヶ岳
15:15 鶴瓶岳
16:00 イクワタ峠近辺 泊
・1/9 晴
4:30 起床
6:30 出発
7:30 地蔵峠
10:30 蛇谷ヶ峰
12:00 朽木温泉てんくう
◎行程詳細
・1/7
仕事を終わらせて比良駅にて野間さんと待ち合わせる。
堂満岳はラッセルになると思い少しでも早く取り付くための前夜入り。ノタノホリまで辿り着けなかったら適当なところで泊まろうと思っていたけれど、登山口からトレースがあり難なくノタノホリに到着する。トレースあってラッキーと思いつつ少し拍子抜け。
今回は雪山でツェルト泊をする練習も兼ねていたので僕と野間さんと各自でツェルトを準備する予定だったけれど、野間さんのツェルトはエマージェンシー用のツェルトで寝転がれるサイズでは無いことが3日前くらいにわかって、僕のツェルトで通すことにした。
今夜はストックで設営。
僕のツェルトはファイントラックのツェルト2ロングの旧型。
一応2〜3人サイズで、2人で入るのは初めてだったけど野間さんが小柄なおかげもあり、まぁ大丈夫な広さだった。(天気が良かったので荷物は外に出した。中に入れてもギリ大丈夫そう。)
野間さんは大学時代にワンゲル部だったようで、テント(というか今回はツェルト)の中のスペースの使い方がきっちりしていた。僕はどちらかというとテントの中で物をポイポイ広げるのはあまり好きじゃないタイプ(実際に広げずに過ごせてるかどうかはまた別問題ですが、、、笑)なので、良かった。
・1/8
4:30に起床して朝ごはん食べて出発。
トレースあるから楽々と思ってたけどツボ足では流石にズボズボなのでわかんをつける。
しかし、程なくしてトレースが終わってしまった。
よーし待ってましたとばかりにラッセル開始。
序盤はスネから腰くらいだったものの、傾斜があるところでは頭くらいの高さになったりもして思う存分に交代番子でラッセルをする。
野間さんも今回はラッセルトレーニングと思ってたみたいで、かなり頑張ってくれていた。タフガールだ。ラッセルのコツを話しつつ試しつつで進んで、後半はなかなかサマになってて良いペースでいけたので良かった。
トレースをつけるのはしんどいけれど、後ろを振り返って進んできた道を見るとやはり気持ちが良い。
堂満岳の頂上で少し休憩して金糞峠へ。登りほどしんどくは無いけどボチボチの進み具合。
金糞峠からはバッチリのトレースがついていたのでルンルン気分で武奈ヶ岳へ。
武奈ヶ岳山頂は晴天の下たくさんの人がワイワイしていた。
良い天気だ。
写真をとったり、これから先の山並みを眺めたりして一服後、北稜線へ。
ここからまたラッセルだろうと思っていたけれど、反対から進んできたわかんのトレース1人分が伸びてきていた。
このトレースは結局蛇谷ヶ峰まで続いていて、どうやらタフガイがいた模様。たった1人延々続く足跡を見るだけで、どんな人なのか見てみたくなる。
トレースにだいぶ助けられて、鶴瓶岳を越えて予定通りイクワタ峠へ。
日没まで時間があったのと風も弱い予報だったので、雪斜面を削ってツェルトを被せて泊まってみることにする。
雪洞に関して細切れの知識しか無かったけれど、雪崩なさそうな雪質、地形ということと積雪深が充分にあることを確認して作業開始。
幅をツェルトのサイズギリギリにしてしまったのでちょびっと隙間ができてしまったけれど、高さがあってなかなか快適な空間ができて良かった。
今回は雪洞とは言えない作りだったけど、今冬こそ悪天候でもきちんと過ごせるような雪洞を作って泊まってみたい。
野間さんの用意してくれたミートパスタ&たらこスパゲッティを食べて就寝。気温も低く無く、快適な夜だった。
・1/9
今日も晴れ。
トレースがあることで気も緩んで結構ゆっくりと朝を過ごして出発。
琵琶湖一面に雲海が広がって、とっても綺麗でした。
ここから先は急な登りとかは無いものの、水平移動が多く、広くなったところを通ることが多いのでガスったら嫌だなと思ってたけど、全て杞憂に終わった。
天気は良く、トレースはあり、快適そのもの。
スノーハイキング感すら漂う。
トレースをつけてくれた会うことの無いタフガイさんありがとう。
ちゃきちゃきと進んで昼前に蛇谷ヶ峰に到着。
武奈ヶ岳から歩いてきた道のりが見えて気分良し。
しばらく休憩して、よく踏み固められた道を歩いて、朽木温泉てんくうで温泉に入り、岩魚山椒煮そばを食べ、シャトルバスという名の軽バンに乗せてもらって朽木の町まで行き、バスで安曇川駅へ。
電車に乗って家に帰りました。下山完了。
———————————————————————
以上、山行報告でした。
久しぶりに雪山を半泊+1泊2日、歩くことができて良かったです。
体力作りはやはり山に入るのが1番だとまた思いました。
今回はラッセルは堂満岳だけだったので予定より早く歩けましたが、フルラッセルだったら3日間くらい欲しい感じでした。
また、南比良は1度も行ったことがないので、そのうち行って、良い感じだったら冬の比良全縦もしてみたいです。
野間さん、ラッセルお疲れ様でした、お互い雪洞の勉強してまた行きましょう!!
明けましておめでとうございます。岩瀬た、です。
本年もよろしくお願いします。
今年一発目の山行は、じっくりと山を歩こうと思い、今冬の特色とも言えそうな積雪を期待して比良の縦走に行くことにしました。
当初1人で行くつもりでしたが、そういえば昨年に不動岩でアイゼントレーニングをした際、1月にどこか雪山歩きに行こうかという話を野間さんとしたのを思い出し、誘ってみたら行くということだったので2人で行くことにしました。
堂満岳から入って朽木までの比良山地半縦です。
以下、山行報告です。
---------------------------------------------
◎メンバー
岩瀬た
野間
◎行程概要
・1/7
20:00 JR比良駅集合、出発
22:00ノタノホリ 泊
・1/8 晴
4:30起床
6:00出発
10:00堂満岳
11:00 金糞峠
13:20 武奈ヶ岳
15:15 鶴瓶岳
16:00 イクワタ峠近辺 泊
・1/9 晴
4:30 起床
6:30 出発
7:30 地蔵峠
10:30 蛇谷ヶ峰
12:00 朽木温泉てんくう
◎行程詳細
・1/7
仕事を終わらせて比良駅にて野間さんと待ち合わせる。
堂満岳はラッセルになると思い少しでも早く取り付くための前夜入り。ノタノホリまで辿り着けなかったら適当なところで泊まろうと思っていたけれど、登山口からトレースがあり難なくノタノホリに到着する。トレースあってラッキーと思いつつ少し拍子抜け。
今回は雪山でツェルト泊をする練習も兼ねていたので僕と野間さんと各自でツェルトを準備する予定だったけれど、野間さんのツェルトはエマージェンシー用のツェルトで寝転がれるサイズでは無いことが3日前くらいにわかって、僕のツェルトで通すことにした。
今夜はストックで設営。
僕のツェルトはファイントラックのツェルト2ロングの旧型。
一応2〜3人サイズで、2人で入るのは初めてだったけど野間さんが小柄なおかげもあり、まぁ大丈夫な広さだった。(天気が良かったので荷物は外に出した。中に入れてもギリ大丈夫そう。)
野間さんは大学時代にワンゲル部だったようで、テント(というか今回はツェルト)の中のスペースの使い方がきっちりしていた。僕はどちらかというとテントの中で物をポイポイ広げるのはあまり好きじゃないタイプ(実際に広げずに過ごせてるかどうかはまた別問題ですが、、、笑)なので、良かった。
・1/8
4:30に起床して朝ごはん食べて出発。
トレースあるから楽々と思ってたけどツボ足では流石にズボズボなのでわかんをつける。
しかし、程なくしてトレースが終わってしまった。
よーし待ってましたとばかりにラッセル開始。
序盤はスネから腰くらいだったものの、傾斜があるところでは頭くらいの高さになったりもして思う存分に交代番子でラッセルをする。
野間さんも今回はラッセルトレーニングと思ってたみたいで、かなり頑張ってくれていた。タフガールだ。ラッセルのコツを話しつつ試しつつで進んで、後半はなかなかサマになってて良いペースでいけたので良かった。
トレースをつけるのはしんどいけれど、後ろを振り返って進んできた道を見るとやはり気持ちが良い。
堂満岳の頂上で少し休憩して金糞峠へ。登りほどしんどくは無いけどボチボチの進み具合。
金糞峠からはバッチリのトレースがついていたのでルンルン気分で武奈ヶ岳へ。
武奈ヶ岳山頂は晴天の下たくさんの人がワイワイしていた。
良い天気だ。
写真をとったり、これから先の山並みを眺めたりして一服後、北稜線へ。
ここからまたラッセルだろうと思っていたけれど、反対から進んできたわかんのトレース1人分が伸びてきていた。
このトレースは結局蛇谷ヶ峰まで続いていて、どうやらタフガイがいた模様。たった1人延々続く足跡を見るだけで、どんな人なのか見てみたくなる。
トレースにだいぶ助けられて、鶴瓶岳を越えて予定通りイクワタ峠へ。
日没まで時間があったのと風も弱い予報だったので、雪斜面を削ってツェルトを被せて泊まってみることにする。
雪洞に関して細切れの知識しか無かったけれど、雪崩なさそうな雪質、地形ということと積雪深が充分にあることを確認して作業開始。
幅をツェルトのサイズギリギリにしてしまったのでちょびっと隙間ができてしまったけれど、高さがあってなかなか快適な空間ができて良かった。
今回は雪洞とは言えない作りだったけど、今冬こそ悪天候でもきちんと過ごせるような雪洞を作って泊まってみたい。
野間さんの用意してくれたミートパスタ&たらこスパゲッティを食べて就寝。気温も低く無く、快適な夜だった。
・1/9
今日も晴れ。
トレースがあることで気も緩んで結構ゆっくりと朝を過ごして出発。
琵琶湖一面に雲海が広がって、とっても綺麗でした。
ここから先は急な登りとかは無いものの、水平移動が多く、広くなったところを通ることが多いのでガスったら嫌だなと思ってたけど、全て杞憂に終わった。
天気は良く、トレースはあり、快適そのもの。
スノーハイキング感すら漂う。
トレースをつけてくれた会うことの無いタフガイさんありがとう。
ちゃきちゃきと進んで昼前に蛇谷ヶ峰に到着。
武奈ヶ岳から歩いてきた道のりが見えて気分良し。
しばらく休憩して、よく踏み固められた道を歩いて、朽木温泉てんくうで温泉に入り、岩魚山椒煮そばを食べ、シャトルバスという名の軽バンに乗せてもらって朽木の町まで行き、バスで安曇川駅へ。
電車に乗って家に帰りました。下山完了。
———————————————————————
以上、山行報告でした。
久しぶりに雪山を半泊+1泊2日、歩くことができて良かったです。
体力作りはやはり山に入るのが1番だとまた思いました。
今回はラッセルは堂満岳だけだったので予定より早く歩けましたが、フルラッセルだったら3日間くらい欲しい感じでした。
また、南比良は1度も行ったことがないので、そのうち行って、良い感じだったら冬の比良全縦もしてみたいです。
野間さん、ラッセルお疲れ様でした、お互い雪洞の勉強してまた行きましょう!!
記事検索
最新記事
月別アーカイブ
リンク集
アクセスカウンター
- 今日:
- 昨日:
- 累計:
プロフィール
kobe_alpine
カテゴリ別アーカイブ