2022.08.14
ヨセミテで過ごす最終日をどこを登ろうかとパートナーの石橋君と考えていた。
いろいろな文献や口コミがある中で、ベストな選択をしたい。という思いもあった。
その中で、MiddleCathdralRockを登った時に見えた尖った岩塔が気になっていたため、そのことについて調べることにした。
調べていくと、面白いことがわかってきた。
それは、ヨセミテで一番最初に登られたエイドルートであったということだ。
ヨセミテのクライミング史におけるファーストオリジンともいえるものに出会えた。
候補となるルートもあったが、僕らにとっては、このルートを選択することに迷う余地もなかった。
以下、山行記録。

4:45 起床
カラフルなシリアルを温めたアーモンドミルクと一緒に食べてみた。やはり、カラフルなシリアルは、あんまり口に合わない。温かいココアでお口直し。
5:30 Camp4出発
テントを撤収し出発する
6:00 駐車地

アプローチはおよそ60~90分。
踏み後のようなものもあったが、ガリーや、藪もでてきて、はっきりしたアプローチは分からなかった。が、見えている特徴的な岩塔に向かって突き進むのみ!

7:20 とりつき
ひたすらに突き進むこと80分で無事にアプローチを完了。蚊の大群に出くわして精神的に疲れたが、すぐに登る準備。

7:30 1P 5.5 林
スラブから凹角に入る。ハンドジャムがよく効く。
立木でピッチを切る。

7:50 2P 5.9+ 石橋
凹角沿いに残置のピトンが連打されている(歴史を感じる)。抜け口がかなり悪い。どこが5.9やねんと思う程に悪い。抜け口にある残置のDMMナッツを使いエイドで抜ける。右の終了点にかけたが、左側にトラバースした場所にかけると継続しやすかったかもしれない。

9:35 3P 5.7 林
左へトラバースし、左上しながら回り込むとチムニーがある。チムニー内は快適。乗っ越すと、広いテラスに立木があり、そこでピッチをきる。立木に蟻が群がっていた。石橋くんも余裕で上がってくる。

10:20 4P 5.9 石橋
左上しつつ登っていくが、そのまま左上するオリジナルルートはライン不明瞭。
登りやすそうなバリエーションで抜ける。結果的に5P目に継続しやすいラインどりだった。

11:00 5P 5.9 林
クラックを直上して、左にトラバースするフェイス。足がきれて落ちそうになるが耐える。


11:30 TopOut
エルキャピタンを眺めつつ、写真撮影。適度な疲労感。
頂上においてあったSummit Memoに登頂記録を残す。



12:15 下山開始
谷風が吹いて、ロープが流される。
あー流されたなー。と思いつつ、岩塔の影が谷に転写されて綺麗だった。

3回の懸垂下降でとりつきに到着。
13:15 取りつき到着
14:00 駐車地到着
振り返るとHigherCathdralSpire(中央岩塔2つの右側)が見えた。

◎ギア
ダブルロープ60m×2
ナッツ、トライカム1セット
カム #0.4-2 2セット、#1のみ×3
スリング多め

最初は、何気なくみえた景色の一部だったが、HigherCathdralSpireは純粋に心に残る姿だった。
当時の人がどんな思いでこのルートを登ったのかは知る由もないが、純粋に「登りたい!」という思いだけでもシンクロしていたことに関しては、クライマーとして誇らしく思えた。
コロナのこともあり、3年越しでヨセミテ入りを果たしたが、仕事を辞めてからでないと行くことができなかった僕にとっては、結構ハードルの高い山行であった。
それでも、その価値があったと思える経験と思考の変化を与えてくれた自然や文化に感謝したい。
また行きます!
みなさんも是非行ってみてください!
クライマー天国は、YOSEMITEにあり!
ヨセミテで過ごす最終日をどこを登ろうかとパートナーの石橋君と考えていた。
いろいろな文献や口コミがある中で、ベストな選択をしたい。という思いもあった。
その中で、MiddleCathdralRockを登った時に見えた尖った岩塔が気になっていたため、そのことについて調べることにした。
調べていくと、面白いことがわかってきた。
それは、ヨセミテで一番最初に登られたエイドルートであったということだ。
ヨセミテのクライミング史におけるファーストオリジンともいえるものに出会えた。
候補となるルートもあったが、僕らにとっては、このルートを選択することに迷う余地もなかった。
以下、山行記録。

4:45 起床
カラフルなシリアルを温めたアーモンドミルクと一緒に食べてみた。やはり、カラフルなシリアルは、あんまり口に合わない。温かいココアでお口直し。
5:30 Camp4出発
テントを撤収し出発する
6:00 駐車地

アプローチはおよそ60~90分。
踏み後のようなものもあったが、ガリーや、藪もでてきて、はっきりしたアプローチは分からなかった。が、見えている特徴的な岩塔に向かって突き進むのみ!

7:20 とりつき
ひたすらに突き進むこと80分で無事にアプローチを完了。蚊の大群に出くわして精神的に疲れたが、すぐに登る準備。

7:30 1P 5.5 林
スラブから凹角に入る。ハンドジャムがよく効く。
立木でピッチを切る。

7:50 2P 5.9+ 石橋
凹角沿いに残置のピトンが連打されている(歴史を感じる)。抜け口がかなり悪い。どこが5.9やねんと思う程に悪い。抜け口にある残置のDMMナッツを使いエイドで抜ける。右の終了点にかけたが、左側にトラバースした場所にかけると継続しやすかったかもしれない。

9:35 3P 5.7 林
左へトラバースし、左上しながら回り込むとチムニーがある。チムニー内は快適。乗っ越すと、広いテラスに立木があり、そこでピッチをきる。立木に蟻が群がっていた。石橋くんも余裕で上がってくる。

10:20 4P 5.9 石橋
左上しつつ登っていくが、そのまま左上するオリジナルルートはライン不明瞭。
登りやすそうなバリエーションで抜ける。結果的に5P目に継続しやすいラインどりだった。

11:00 5P 5.9 林
クラックを直上して、左にトラバースするフェイス。足がきれて落ちそうになるが耐える。


11:30 TopOut
エルキャピタンを眺めつつ、写真撮影。適度な疲労感。
頂上においてあったSummit Memoに登頂記録を残す。



12:15 下山開始
谷風が吹いて、ロープが流される。
あー流されたなー。と思いつつ、岩塔の影が谷に転写されて綺麗だった。

3回の懸垂下降でとりつきに到着。
13:15 取りつき到着
14:00 駐車地到着
振り返るとHigherCathdralSpire(中央岩塔2つの右側)が見えた。

◎ギア
ダブルロープ60m×2
ナッツ、トライカム1セット
カム #0.4-2 2セット、#1のみ×3
スリング多め

最初は、何気なくみえた景色の一部だったが、HigherCathdralSpireは純粋に心に残る姿だった。
当時の人がどんな思いでこのルートを登ったのかは知る由もないが、純粋に「登りたい!」という思いだけでもシンクロしていたことに関しては、クライマーとして誇らしく思えた。
コロナのこともあり、3年越しでヨセミテ入りを果たしたが、仕事を辞めてからでないと行くことができなかった僕にとっては、結構ハードルの高い山行であった。
それでも、その価値があったと思える経験と思考の変化を与えてくれた自然や文化に感謝したい。
また行きます!
みなさんも是非行ってみてください!
クライマー天国は、YOSEMITEにあり!