2025年09月

2025.8.30 - 8.31 北アルプス ジャンダルム飛騨尾根

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こんにちは、川です。


今から7年前、初めて北アルプスの地に足を踏み入れ、慣れない岩稜帯に神経をすり減らしながら奥穂高岳に登頂。
当時は両側が切れ立った稜線の先に鎮座するジャンダルムをただ茫然と眺めるだった。


今回、どこかに行かないかと石橋さんに声を掛けていただいた際に、初めて「飛騨尾根」というルートを知った。
まだ行ったことのないジャンダルムをアルパインクライミングで登る。
これは!と思い、意気揚々と返事をした。


次々と試練が降りかかってくる修行山行になるとも知らずに…




メンバー


石橋(L)
川(SL、記)



主なギア


・ロープ(8.9mm 60m)

・カム(#0.2〜#3 ×1セット、#0.5〜#2 ×1セット)

・トライカム 1セット

・アルパインヌンチャク(60cm×6、120cm×6)

・240cmスリング×2

・無線機 1セット

・ハーケン(撤退用)

・ハンマー×1

・テント(1〜2人用)



行程


【 8月30日(土) 】

 2:45 鍋平駐車場より出発

 4:40 白出沢出合

 7:35 荷継小屋跡

 10:46 穂高岳山荘(泊)


【 8月31日(日) 】

 3:25 穂高岳山荘より出発

 5:10 αルンゼ下降点

 6:15 飛騨尾根 取り付き

 11:10 ジャンダルム頂上

 12:50 穂高岳山荘

 16:35 白出沢出合

 18:30 鍋平駐車場






【1日目】 白出沢を経て穂高岳山荘へ


仕事を終えて石橋さんと合流したのは前日の夜20時。

深夜の名神と東海北陸道をひた走り、午前2時過ぎに新穂高温泉に到着した。

そして、夏山シーズンの駐車場争奪戦を甘く見ていた我々を待っていたのは、まさかの満車という現実だった。
さっそくの洗礼に多少狼狽えるものの、少し離れた場所にある鍋平駐車場をその場でネット予約して事なきを得た。

余分に30分歩くことになるけど、入山前に撤退するよりマシだ。


食欲が湧かない中、無理やりコンビニ弁当を詰め込み出発。
「帰りはこれ登り返すんか…」なんて思いながら鍋平駐車場から新穂高温泉まで一気に下り、いよいよ山行スタート。

長期縦走でもするのかってくらいザックが重たい。開始早々不安がよぎる。


林道の途中で穂高平への近道と書かれた急登に軽い気持ちで突っ込んだところ、早々に不安は現実となった。
足がゴリゴリ削られ、急激にペースダウン。


原因はすぐに明らかになった。
なぜか水4Lに加え、アルコール類をしこたま担いでいた(そりゃ重いわ)


水は1Lだけ残して捨て、アルコールは山小屋で調達することとし白出沢分岐付近の茂みにデポした。

申し訳ないことに、石橋さんにはテントに加えてロープまで担いでもらうことに。

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白出沢のトラバース地帯をやり過ごし休憩。
そして再出発しようとしたとき、事件が起きた。


石橋さんがザックを背負った直後、何故かザックが肩から落下。


信じられないことにショルダーストラップが根本からちぎれてしまっていた。


おいおいそんな壊れ方あるんかいなとか思いながら覗き込もうとしたとき、足にあの嫌な感覚が...
「あっ、攣った攣った!」と、ふくらはぎが悲鳴を上げ、私はなすすべなくその場に崩れ落ちた。


石橋さんがスリングとカラビナで器用にザックを応急処置する傍ら、足が攣り悶絶する私。なんだこの光景。


その後も、膝が攣りながらも白出沢の急登を牛歩でゴリ押しする私に対し、石橋さんは信じられないペースでグイグイと登っていく。
その体力は本当にすごいの一言。

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▲午前中の白出沢は日陰になっていてコンディション良好


石橋さんのペースコントロールのおかげで、昼前に穂高岳山荘に到着することができた。


山小屋で得た昼食とビールを摂取し、その後はやることもなく昨日から睡眠をとっていなかったので昼寝。

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頑張った自分へのご褒美と称し昼間からビールクズであります



意外と暑く、調子に乗って裸足で寝ていたら見事に日焼けしてしまい、
翌日日焼けの痛みに耐えながらクライミングシューズを履く羽目になった。




【2日目】 ジャンダルム登攀〜下山


2時半に起床し、山荘内で朝食を済ます。

外は寒かったので屋内で食事ができるのはありがたかった。


身支度を整え、3時25分にジャンダルムに向けて出発。
以前は怖くて仕方なかった奥穂までの登りを難なくこなす。慣れって恐ろしい。


自分の中では通過に手こずるかもと思っていた馬の背の下りもあっけなく通過。
(暗くて高度感がなく、手も足も豊富にあった。)

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▲馬の背の核心部で記念撮影


内心ほっとしていたけど、道中で想定外の難所が現れ
油断するなとしっかり釘を刺された気分になり気を引き締め直す。


αルンゼは視界のきく5時過ぎに下降したかったのでジャンダルム付近で少し待機。
次第に奥穂方面の空がオレンジ色に燃え出す。

この日は富士山が見えるほど視界良好で文句なしの天気だった。

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ヘッデンなしでも視界が明るくなってきた頃にジャンをトラバースして明瞭なコルからαルンゼの下降を開始。
話には聞いていたけど、出だしから浮石しかなくて笑う(笑えない)


右岸の際に張り付きながらマシそうな浮石を選びながら慎重に下っていく。
多少の落石はあったけど、思っていたほどひどくはなかった。


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枯れた小滝で懸垂下降を2回こなし、適当なところでバンドをトラバースする。
ロープを出すほどではないにせよ、一部スラブ状の箇所もあったりと油断できない感じだった。

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トラバースを終え上部を見上げる。
最初は登山靴でも容易に登れる感じなので、そのままフリーで抜けることに。

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ある程度登ったところで少しいやらしいポイントが出てきたので、いよいよクライミングシューズに履き替えてロープを出す。


ここまでの行程で無事にメンタルがやられたため、1P目は石橋さんにリードをお願いすることに。

高度感満載の箇所をビビり散らかしながら通過し1P目を終える。


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▲怖い!楽しい!



2P目、3P目も難しそうなので引き続き石橋さんリード。


3P目は出だしで一旦クライムダウンして左上するもいろんなものが浮いてる。
行き詰まったので少しクライムダウンして右側に際どいトラバース。
ビレイしてる私も手に汗握る展開となった。

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そこから先の2ピッチは簡単そうなのでリードで登らせてもらう。

これといった難所もなく浮石に注意しながら順調にロープを伸ばしていく。


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最後はあと少しでトップアウトというところでロープがやや足りずピッチを切った。

飛騨尾根では終了点など用意されていないため、カムやピナクルを駆使して支点を構築しないといけない。
初めてやったけど不恰好ながら何とか構築できた。


残り10mほどの最終ピッチは石橋さんが簡単に料理して登攀終了。

一息ついてから一般道を駆け上り念願のジャンダルムに登頂した。

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余韻に浸りつつ一般道?を山荘に向けて戻る。


「そりゃ遭難事故多いわ」なんて思いながら1ヶ所ほど際どいクライムダウンをこなし穂高岳山荘に帰還。


昼食を済ませ白出沢を駆け降りる。
想定以上にいいペースで降ってこれて楽勝ムードが漂うが、穂高の神はそんな我々に追い討ちを仕掛けてくる。


休憩が終わりいざ出発というところで何やら石橋さんのザックの様子がおかしい…


信じられないことにもう片方のショルダーストラップも根本から破断してしまっていた。

(私のふくらはぎは無事だった)

往路と同じように器用に応急処置する石橋さん。


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すり減り切ったメンタルでトラバース地帯をなんとかやり過ごし、

永久に終わらないんじゃないかと思うような樹林帯を抜けて新穂高温泉に下山。


薄暗くなる中、ザックをデポして鍋平駐車場までダメ押しの登り返しをこなして車を拾いに行く。


嬉しいことに石橋さんもついて来てくれた。(なお、あっという間にぶっちぎられた)


こちらも出せる限りのハイペースで最後の追い込みをかける。
しんどいけど、何とも充実した時間だった。


帰路で「平湯の森」と王将近くにある台湾料理屋で英気を養い、最後の核心となる神戸までの運転を無事にこなしていった。


今回は体力不足のため石橋さんにテントとロープを担いでもらったり、全く付いていけなかったりと大変申し訳なかった。


これまで少しづつ歩荷トレをしてきたけど、いよいよ本腰入れて登りを鍛えて行かないとなーと痛感した山行となった。


今回誘ってくれた石橋さん、ありがとうございました!

登りの体力強化に励んでいくので、また行きましょう!

大峰 神童子谷

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                       メンバー須川

 

 20年ぶり位の神童子沢再訪となった前回は単独で二日間でノウナシ沢を詰め上がって

奥駆け稜線迄上がり6時間をかけて行者還りから登山口の大川口まで戻っていたと

いうことが自分の古いネットの記録から分かった今回はOGの方も参加されるということで

昔話にでも花を咲かせて沢を楽しもうということで参加させて頂いた

 結局野郎ばかりのおっさん三名で二日かかりで神童子沢に再訪することになった

 初日前夜朝時前までテントの中で肩がらみのロープワークのやり方や対面二重ブーリンの

実技講習等で盛り上がり朝は強烈に眠い中を起こされて準備を始める

 あまりに眠いので今日はもうここで切り上げ温泉へでも良いかなとは思ったがやる気の

あるK君の手前余り無様な姿を見せるわけにもいかず目をこすりながら必死でザックの防水

準備を行いその合間に朝飯を腹に詰め込んでから出発する。(9

 本日の予定はよく分からないがリーダーもあまり稜線まで行く情熱はないようで日頃の

仕事疲れのリフレッシュを今回の主目的にしているようだ昔の私のように稜線迄全力で上がり

その勢いで時間をかけて下って降りるといった気概が感じられないのでひと安心する

 さて昔とは違いずたずたに崩れた滝見遊歩道を右に見上げならがとぼとぼと河原を歩く
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突然一つ目のつるつるの斜瀑が現れた心と身体の準備が間に合わないがすぐに巻き道も

見つけられないので当然のように若手二名は蒼いプールに飛び込んだうーむ冷たそうだ
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私は高齢からくる心臓発作を恐れ暫く躊躇したが泳ぐしか無さそうなので珍濡れとともに

プールに飛び込むウーム下半身が冷たくて目が覚めて気持ちがよい

 必死で泳いでいると、K君が木の棒を差し出してくれたのでそれを頼りに岸に這い上がる

 初っ端からこれでは先が思いやられる二年ぶりの泳ぎだったその後また凡庸な河原を歩くと

やがて赤鍋の滝と思われる赤いヌメリが特徴のつるつる滝が登場土日のポピュラーな沢だけ

あって入渓も多いがフリー巻きと色ここは我は慎重を期して君リードで確保登攀を選択する

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いきなりのヌルヌル滑り沢だったのでスリリングではあったそれを超えると

またお助けトラロープの垂れ下がる滑滝が現れる寒いが泳いで取り付くしかないので残置ロープ迄

泳いで取り付きそれを頼りにずり上がる
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少しリズムが出てくるがそのあとは凡庸な河原が

続いた小一時間で何やら見覚えのある二つ目玉の釜滝がでーんと登場しかし右側の穴から

は水が枯れている何やら片目だ
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左右に巻き道が確認出来るが何となく先頭は左を選択する

 明瞭な踏み跡ではあったが途中一か所切れた所がありトラバースには木の根ホールドに

全体重と65年の人生をかける必要が有りそうだここで我が人生にピリオドを打つのも勿体ない

と思えたので私は引き返して安全な右側の巻き道から上がる歩きで済んだ

 滝上部に達してみるとなるほど右側のノウナシ谷はほぼ水が枯れている左の犬取谷には

普通に水が流れている二つの沢の出合いの台地上には何組かのPが幕を張っていた。(12

 この辺で幕を張ってはどうかなあ等と考えながら取り合えず計画通りノウナシ谷へと右に

進んでみるノウナシ谷はやや暗く陰気な沢だ水は少ないが魚はたくさん生息している

これを見たS君は頭に血が上ったのかこれは絶対に釣れると宣言し何やら釣り道具を出して

釣りを始めたしかし見えてる魚は釣れないとの古くから言われる格言を思い出した私は

ほんまかとは思ったがせっかく釣り竿と餌のイクラも担いできたことだし釣り糸を垂らす

ことにする魚は一杯いるのだがイクラには全く反応しないぱっと寄ってきてはイクラと

針を確認してはUターンだ残念だが他の餌を持ってきてないので川底の石裏の川虫を探すが

生憎孵化したあとか全然いない。1時間ほど粘って諦める今日対面出来たのは枯れたプールで

自然死していた20センチほどのアマゴ君だけであったしかし天然資源保護にイクラかは貢献

出来たのではないかとの想うと満足できた()。 釣りを一旦諦め次はねぐら探しに重点を置く

 ノウナシ谷はなかなか陰相な沢で平地は有っても幕を張るには風通しも悪く陰気臭い

 20年前の記憶を思い返しノウナシ滝まではこんな状況が続くだろうということで犬取谷へ

と移り風通しの良い開けた河原が見つかったのでここで幕とする。(14
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 ベースを設営した後はまた各自今夜の酒のあてを確保すべく散開して粘るがどうも

イクラともっと不味そうな疑似餌イクラではグルメな魚君たちには見向きもしてもらえない

 取り合えず諦めて焚火のための枯れ木集めに精を出す焚火の遠火で魚君たちを炙って

頂く予定だったが嫌われてしまったので木の枝にフランクフルトやチーズを差して炙って焼く

これはこれで充分旨かった飲んで食べて喋って陽も落ちてきたので原始人の眠りにつく。(19

 二日目8時起床今日はもう釣りをしながら帰るだけなのでのんびりと過ごす

朝からK君持参のフランクフルトをフライパンでソテーし一晩沢で冷やしたキンキンのビールで

流し込むこれ以上の贅沢はないもう明日死んでもよい位だがそうも言ってられないので

スライダーの赤鍋の滝をどう下りるかを思案しながら帰り支度をする

朝一の固い身体でやや緊張しながら釜滝を左から巻き下り身体が沢に順応したのを確認しながら

暫く歩くと赤鍋の滝に到着した朝から登ってきたPで混みあっている皆さんいきなりの

滑り台のような滝なので難儀しながら必死で登られているようだは二日目なので余裕が

あったここでスライダーでどう下りようか逡巡するが、Sリーダーの意見で乾いた左岸のスラブ

を尻シリ摩擦制動で降りると意外と安全に下りられた途中で登ってきたPの最後尾の人が

バランスを崩しそのまま滝つぼまで滑り落ちる泳ぎさえ出来ればそれほど危険性はないことが

確認できたので私も時間短縮で続いて滝に落ちるしかし金槌を自認するK君だけは滝つぼでの

泳ぎに不安が有ったので登りで使用したお助けロープを掴んで左岸より慎重に下りる

 S君は落ち口からのスライダーが気に入り、2回ほど繰り返していた来たときは恐怖に感じた

滑り滝も慣れてみればお猿の遊び場のように思えてくるから慣れというものは不思議なものだ

 赤鍋に別れを告げて暫くすると程なく林道との合流点に到着し林道に上がる上った途端に

でた言葉は 「暑い!!」だった。 デポ車到着13皆さんお疲れさまでした

 

 NOTES

 林道脇には二日とも10台近い車これほどの人気沢になっていたとは知らなかった

 軽装の単独ハイカーもいたがやはり軽装で単独ではやや危なそうに感じた

 釜滝周辺には4,5張り程張られ癒しのキャンプで賑やかだった

 沢キャンプの必需品のサンダルを忘れたので足裏が鍛えられて痛かった

 楽しい山行を共に出来た仲間達の皆さんに非常多々深感謝!!

 

 

 

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