伊吹山山スキー     平成24年1月8日(日)  Y山(単独)


本日厳冬期雪山伊吹山へ山スキーに行ってきました。
2012年初の山行は山スキーで幕開け。昨年2月にツボ足登高して以来の伊吹山です。

昨日、最新の予想天気図を見ると山陰沖に低気圧が発生し、天候が心配されましたが、1/8 21:00の時点でも大して進まない予想となっており、問題無いと判断。

この低気圧が発生したことにより、冬型の気圧配置が緩み、却って好都合。
等圧線の幅が広がっているので、厳冬期にしては風も弱いだろうと予測しました。

早朝6時過ぎ、ヘッデンの灯りを頼りに上野登山口出発。気温はマイナス4℃で天候は予報通りまずまず。

1合目からは積雪があり、スキーを履いてシール登高開始。
3合目に着き、伊吹山の山頂付近が顔を出す。
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ここから見ると、8合目付近の斜面は絶壁に見えます。

6合目手前で下山中の重装備の登山者が何故か浮輪を背負ってました。謎です。一体何に使うんやろ?
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6合目避難小屋から山頂への急斜面。
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7合目付近から9合目直下までの急登。
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8合目辺り、手持ちの高度計で1,080mの急斜面で流石にシール登高が厳しくなり、アイゼンに換装。
ピッケルを手にツボ足登高に切り替える。

ツボ足登高だとラッセルがキツく、スキーラッセルの楽チンさを改めて再認識。喘ぎつつ、頂上台地着。
頂上避難小屋は北面がびっしりと"エビのしっぽ"で覆われていました。
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山頂の像と標識も"エビのしっぽ"がえらいことになってます。
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風速は5~6m/s、気温はマイナス9℃。体感温度はマイナス10℃を下回って、立ち止まると寒い。

山頂台地から望む北方の景色。

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北面から見た頂上避難小屋。全体が凍り付いているように見えます。
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アイゼン&ピッケルからスキーに換装の準備をし、避難小屋で行動食を採りつつ小休止。
いざ滑走開始!

9合目から眼下を望むと、登山者・スキーヤー・ボーダーが列をなして登高中。
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伊吹山は百名山に選ばれているせいか、閑散とした氷ノ山に比べて人が多いなぁ・・・

山頂台地はパウダーと言っても差し支えない雪質でしたが、9合目から下はモナカ雪で滑り難く、快適な滑走というよりも下降という感じで下山しました。
1合目手前で日に当たった雪が適度なザラメになり、ごく短い滑降でしたが楽しめました。