O西・W(記)
O西リーダーの貴重な春休み期間に合わせ私も休暇を取得し八ヶ岳へ行ってきました。
前日19時20分三宮花時計前出発のバスに揺られ松本へ、電車タクシーと乗継ぎ美濃戸口へと向かいました。
7時30分には美濃戸口を出発し山行開始。
途中赤岳山荘ではニホンカモシカと遭遇しました。
少しずつ標高を稼ぎ途中赤岳鉱泉にて昼食をとり12時50分行者小屋テントサイトへ。
本日の予定は入山のみなので行動はここまで、テント内で2時間ほど昼寝をし夕食をとり明日にそなえます。
翌朝4時に起床し準備にとりかかる。
テント外へと出るとO西リーダーの昨晩のラジオからの天気図の読取通り快晴で南八ヶ岳の稜線がはっきりと見えていました。
本日は地蔵尾根経由で赤岳へと向かいます。
樹林帯のなだらかな登りを抜けると一部が埋もれた鎖場や稜線手前ではナイフリッジが現れる。
リッジの頂部は細く通過が難しい為リッジのサイドをトラバースして通過する。
稜線手前の斜面をキックステップを使い登りきるとお地蔵様が見え稜線にでました。
稜線上は風が強く体がよろめく程の風がふいていました。
赤岳展望荘で風をしのぎ一旦休息をとり強い風の中山頂へと向かう。
突風で心が折れそうになりながらも何とか山頂へ到着しました。
下山は一旦文三郎尾根を下りましたが僅かな距離ながらも確保を要す岩場に遭遇し今回は登り返し地蔵尾根を下ることになりました。
下山中気温は-6度でありましたが突風の為指の感覚が無くなりそうでした。
登りしなに通ったナイフリッジを通過し鎖の付いた斜面をピッケルを打込みながら下る。
やがて広い斜面にでてO西リーダーがシリセードにて斜面を先に下っていた。
私もシリセードにて斜面を下り始めたのですが、減速の仕方がはっきりと分かっておらず左腰部のピッケルを支点に体が回転してしまい天地逆状態で滑り落ちていく。
なんとか仰向け状態からうつ伏せ状態へと体を反転しピッケルを打ち込んで停止できましたが相当冷汗ものでした。本で滑落停止の予習をしといてよかったと思いました。
↑ここで天地逆転
11時30分行者小屋テントサイトに到着。今回の山行計画を終了した為、明日を待たず下山しました。帰路は電車にて神戸へ。
O西リーダー今回も年末の西穂に引き続き貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。
文三郎の下降でロープ確保のいる場所と言うのは鎖が隠れている
箇所の事ですか?これからも基本の修得をよろしくお願い致します。