台高・黒倉又谷遡行 平成24年7月16日(月) T(L)・Y山(記)
梅雨がそろそろ明けそうな雰囲気の中、今シーズン初の沢登りへ行ってきました。
前日夜に筏場駐車場にて幕営。二人だけのささやかな宴会後、早めの就寝。
翌早朝5時前に喧しい蜩の鳴き声で起こされると、空は快晴。梅雨明けしたかのような空模様の中、遡行準備を整えて6時半過ぎに出発。
黒倉又谷に入渓し、いきなりの泳ぎを伴うゴルジュ連瀑帯は高巻いてやり過ごす。
事前情報では下山路は明確な踏み跡を辿るとのことだったが、不明瞭な踏み跡を辿る。
地形図・コンパス・高度計を駆使し、Tリーダーと「ああでもない、こうでもない」と読図議論を交わしつつ、何とか決定的な道迷いにも陥らずに要所となる840m峰手前の小コルに辿り着く。この小コルを踏み跡に従って進んでしまうと白倉又谷へ下ってしまい、数回の懸垂下降を強いられてしまうらしい。
地形図・コンパスを見ていれば白倉又谷へ迷い込むことはないはずだが・・・
予想はしていたものの、スマホのGPSは全く役に立たず。遡行終了点から踏み跡に従いトラバースして小コルに到達し、小コルで「あるいは・・・」と思っていたもののGPS補足せず。
やっぱりガーミンあたりのGPSじゃないと山では使い物になりませんね。まぁ、お陰で緊張感のある読図を堪能できたけど。GPSがあると緊張感が欠如しますから。
やっぱりガーミンあたりのGPSじゃないと山では使い物になりませんね。まぁ、お陰で緊張感のある読図を堪能できたけど。GPSがあると緊張感が欠如しますから。
小コルで小休止した後、少し戻って黒倉又谷を右手に基本的に尾根をゆるやかに下って行くと、予定通り筏場への山道に合流。
露天風呂の五色湯後まで行き、沢に浸かって下山で火照った体を冷やす。その後、山道を辿って駐車場へ帰還。
今回の遡行の核心は、踏み跡不明瞭な下山路の読図だったように思う。