台高 黒倉又谷 遡行         平成24年7月16日    Y山 、T(記)

 過去2回挑戦し、2回とも雨に降られて敗退した黒倉又谷へ行く事にする。
 最近はネットが発達しすぎて行く前から滝の写真や遡行記録を調べるうちに
既に行った様な気がしてくるので新鮮味がない。下山路が不明瞭らしいので
その点だけには注意する。朝起きて筏場から本沢川沿いの道を辿ると30分ほどで
入渓地点に到着。前回の偵察で巻き道はわかっていたので特に不安はなし。
 いきなり綺麗な美瀑だが泳いで突破してもその後に続く滝は直登出来そうにないので
あっさりと巻く。10m位の連瀑を4つほど巻くとまた本流に戻る。そのあとも綺麗な
滝が忘れた頃にやってきて飽きさせない。2時間ほど詰めあがると次第に沢は
凡庸となってきて、やや退屈な感じだ。河原歩きを1時間ほどで植林小屋あとに
到着。ここで昼飯の予定だったが相方は腹が減ったとその前の休憩でラーメンを
かき入れてしまっていたのでそのまま通過し、核心である下山に取り掛かる。
 たしかに植林小屋から対岸に移り、尾根を水平に北上するのだが地形に変化が
なく、わかりにくいところだ。しかし用心してネットからカンニングペーパーを印刷
してきたのでそれほどでもない。地形は複雑で25000地図では読みきれない。
 常にコンパスで進路を補正しないと白倉又沢の方へ行ってしまうのかもしれない。
 駐車場着14時頃。 黒倉又は出だしに美しいが難しい連瀑が続き、それを巻いて
しまうとあとはやや平凡になってしまうと言う感じの沢だった。
 又、名前の通り黒っぽくてよく滑る岩が多かった。蛭は見なかった。魚影はちらほら。
 Y山君、お疲れ様でした。自作シュリンゲの再点検をしてくださいよ!(結束間違い)