梅雨の晴れ間を縫って、西大台ケ原サマーコレクション(9P)にクライミングに行ってきました。

 メンバー
  A井、N川(会外)、OKD(L、記録)
 装備
  50mダブルロープ、クイックドロー20本、スリング長短(240㎝含む)各自数本
  カラビナ(環有、無)各自数個
 
 行程(コースタイム等)
 〇6月13日(水)
  16:00~16:30
   大台ケ原ビジターセンターで入山レクチャー受講。
  16:30~17:30
   取付きルートのシオカラ谷下降地点まで確認。
   その後、いったん下山して道の駅上北山で温泉、買い出し等済ませ、ビジターセンター駐車場に戻り小宴会。
 〇6月14日(木)
  6:40 大台ケ原ビジターセンター発 → 8:10 サマーコレクション取付き → 8:30 登攀開始
  → 14:20 登攀終了 → 15:30 大台ケ原ビジターセンター着

 コース状況等
 〇アプローチ(6:30~8:10)
  ビジターセンターからシオカラ谷方面へ遊歩道を歩き、15分程したところで看板が出てくるのでそこから右へ入り、水平に伸びた踏み跡をたどる。
  トラバース道を10分程進んだところで幹に赤テープを巻いた木を発見、そこからルンゼを下るが...岩場の基部に近づきたい気持ちがはやり、ややトラバース気味に下ったのが大間違い、野バラオンパレードの大藪漕ぎを強いられた。
  その後は素直にシオカラ谷が見えるまで下降、西側に見える岩場を目指すと自然とサマーコレクションの取付きに導かれた。
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 〇1P目(5.5)8:10~8:50
   1P目は容易なルンゼ。ノーロープでそれぞれ登攀。1P目というよりはアプローチの延長のような感じ。
 〇2P目(5.10a? 30m、OKDリード)8:50~9:30
   2ピッチ目開始点に着くと「1995 SUMMER COLLECTION」と刻まれたカッコイイ金属プレートが目に留まる。 
 いよいよ登攀開始...が、いざ離陸すると朝一の緊張もあるのか思った以上に悪い。1ピン目を取り2ピン目を取ろうとした瞬間、まさかのスリップ・・・フォール・・・スタート地点に戻る。オンサイトならず 泣
   先日の小川山でもそうだが、朝一は緊張もあってうまく体が動かず、雑にいってスリップする。反省。
   その後は気持ちも吹っ切れ再び登攀開始。
   スラブ状フェイスでボルト間隔も狭いが、スタンスも細かいしムーブも分かりづらく体感的には「これで10a?」といった感じ。
 2回目仕切り直してからはノーテンで抜けられた。
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 〇3P目(5.10c/d?50m、OKDリード)9:30~10:10
   左の岩壁のコーナーに沿って登るフェイス。トポグレードでは10c/dとなっているが明らかに2P目よりは易しい。後半、若干ランナウト気味の部分もあるが特に困難な個所は無かった。
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 〇4P目~5P目(5.10c/d 15m&5.8 30m、OKDリード)10:10~11:30
   このルートの核心部で、うすかぶりのフェース。進むにつれて徐々に壁が立ってくる。
   ホールドもスタンスもいやらしいが探せば見つかるし、ムーブは素直でわかりやすい。
   核心といえば核心ピッチだが、自分には2P目の方が難しく感じた。
   そのまま切らずに5P目へとロープを延ばす。核心部で余裕がなく屈曲させてしまったロープが重く、易しいピッチなのに結構ヨレた。
   草付きバンドの太い樹木でピッチを切る。
 〇6P目(5.6 35m、A井リード)11:30~12:30
   なかなかルートが分かりづらいピッチ。上を見ても見つからず対面の壁にボルトを発見し、ビレイ点の立木から1段上がった所からボルトを目指して草付きをトラバースする。
   That’sアルパイン的なピッチで、ゲレンデクライミングばかりの人だと戸惑ったりグレードよりも難しく感じるかも。
   立木で支点を取れることからボルトも少なめで、ルートがわかりづらいかもしれないが弱点を行けば自ずと終了点に導かれる。
 〇7P目(5.9 30m、A井リード)12:30~13:00
   右へ延びるバンドを右上し、そこから左につながるクラックに沿って登っていくと、名物ハンドトラバースの水平クラック。
   水平クラックは15m程でホールドはガバガバだが、足元はキレッキレで高度感抜群!
   途中ハンドジャム等でレストしたり、ペース配分しないと結構ヨレる。
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 〇8P目(5.9 25m、A井リード)13:00~13:30
   ここからがこのルートの醍醐味。高度感あるカンテを快適登攀!
   壁は立っている部分もあるが、ホールドもスタンスも分かりやすい。
   まさしく、最終局面に向かってグングン登っていく感じ。
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 〇9P目(5.9 30m、A井リード)13:30~14:20
   いよいよ最終ピッチ。左に逃げたくなるが、そこは開拓者の思惑で左に逃げさせてはもらえません。
   右側の壁を巻くように取り付けられたボルトを忠実に辿っていく。
   このピッチも8P目と同じくホールドもスタンスもしっかりして快適に登っていけるが、さすがに9P目ともなると疲労も出てくる。
   快調に延びていたロープの流れがふと止まる。終了点に着いたのかと思ったが、なかなかコールがかからない。それからしばらくして再びロープが延び、ようやくビレイ解除のコール。
   続いて登ると、最後の最後に小ハング・・・ロープの流れが止まった理由が分かりました。
   そのまま越えようとするも疲れた体が持ち上がらない。安定した場所で体制を立て直し、最後は一気に乗っ越して、終了点へ到着。
   終了点で迎えてくれたA井君、続いて登ってきたN川氏とガッチリ握手を交わして今回のサマーコレクションを終了した。
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 〇下山(14:40~15:30)
   終了点である程度ロープやギアを片付け、水分補給と腹ごしらえしてからビジターセンターに向けて出発。
   尾根伝いに歩き、登山道と合流してビジターセンターに到着した。


今回のクライミングは、A井君が旅立つ前にいいルートをやりたいと思い提案した。
関西を代表するルートと言われるのも頷ける高度感もばっちりの素晴らしいルートでした。
フリーで抜けるにはルートの長さ、グレードとも体力的、技術的に今の自分には限界グレードのような気がする。初めのワンスリップが悔やまれるが、あとはフリーで抜けられたし、再訪する理由ができたと思って良しとしよう。
提案に二つ返事で応えてくれたA井君、終始最後尾を務め的確なアドバイスをくれたN川氏に感謝です!