槍ヶ岳山行(2018-11/23から25まで メンバー6名)  山村(記)

 

前夜22時半頃、吹田IC近くの駅で拾っていただき出発しました。雪の量はどうかな、天候はどうかな、と言いながら向かいます。Oさんは周到にわかんを持って来られました。途中、川島SAというところで仮眠を取り、寒いながらもうとうとします。Okさん車と無事合流し、早朝新穂高温泉へ向かいますが、途中路面に積雪凍結があり、車にも冬仕様が要るようでした。新穂高ロープウェイ乗り場で充分時間をかけて荷支度・装備装着をします。Uさんに装備について色々教わりながら、最終点検。出発前に計ると19kgほどです。

歩き始めて暫くは車道で、途中夏道に入ります。半分くらいで済むそうです。抜けると穂高平の小屋でのどかな牧場が開けました。昔は牛がいたそうです。休憩して、白出沢出合へ。雪の量は大したことなくてほっとします。白出沢出合からは青空に白い高峰が美しく映えて望めました。日差しが温かく休憩中の身体に有難いです。大休止のあと滝谷出合へ。父子2名パーティ、4名ほどの男女パーティがこの辺りで先に行かれました。その先小屋まで雪の量は特段増えることもなく、順調に15時頃到着。意外にも他パーティの皆さまはテント泊で、小屋は貸し切りでした。ディナーはOkさんが具沢山の豚汁を作ってくださり幸せでした。夜は寒くなく快適に眠れました。

945穂高ロープウェイ-1040穂高平小屋-1140白出沢出合-1340滝谷-1500槍平小屋

 

翌朝4時起床で、夜中は2回ほど外に出ましたが星も月も出ていて天気良好です。温かい飲み物と朝食で暖まり、ゆっくりめに荷造りをして出発。さすがに手袋はしっかりめのものを装着します。アイゼンはまだ不要とのこと。千丈乗越を目指して出発すると間もなく、昔雪崩があったという地点に出ました。まだ経験知識が無いので、どういう場所や地形が雪崩に遭う危険が高いのか、実際に見て知ることは重要だと思いました。冬山ではテント指定地や小屋ですら雪崩で潰れてしまうことがあるとか。最後の水場とかかれた所でおいしい水を飲み、その辺りから西側に笠ヶ岳や抜戸岳が見えました。分岐を経て、父子パーティが飛騨乗越の方へ直登コースを行くのを横目に、千丈乗越の少し急な登りを始めます。登りの途中でアイゼンを装着。登るにつれて周囲の山がだんだん見えてきます。乗越に出てしまうと北側のポピュラーな山々が一気に見渡せ、たいへん爽快でした。ここで満足感を得たうえ、目指すところの槍ヶ岳山荘も右手に近く見えたので、もう少しだと思ってしまいました。ですが、登り始めるとなかなか小屋までの距離はせばまらず、登りはだんだん急で、そんな深さでもないのに雪歩きがしんどく感じられます。Uさんが前を歩いてくださり歩きやすいのですが。やはりコースタイムどおり2時間ほどかかって小屋につくときには、もう歩きたくないなと思うほど疲れていて情けなくなりました。天気はとても良くて、穂先に登っているパーティは何組かいましたが、穂先は明日に取っておこうということになりホッとしました。小屋は新しく改装されたばかりのようでたいへん快適でした。ぜんざいを食べてから各自お昼寝のんびりタイムとなりました。夜は風が吹いて寒そうだとの話しになり、テントの外張りをカーテンのように吊るして暖を保てるように工夫します。これが快適で、ディナーはOkさんのつくっていただいたビビンバ丼と温かいスープで暖まり、幸せな夜が過ごせました。夜中は暖かくて良く眠れましたが、夜中に心臓が早い鼓動をしていて高山だなと感じました。

 

翌朝4時起床で、なかなか頭痛がします。夜中喉も乾いていたことを思い出し、水分をもっと取っておくべきだったかと後悔。昨日の登りの最後の疲労感も高山症状だと思い当たります。朝食に温かいラーメンをいただき元気が出ますが、天気はガスがかって視界が悪く、暫く様子見となります。6時前にいよいよ出発。寒さで指がしびれました。梯子は思ったほど怖くありませんでしたが、数ヶ所自分で危ういなと感じる所がありました。焦ると余計危ないので、ゆっくり確実にと呪文を必死で唱えます。ようやく頂上。時々ガスが切れて美しい色に染まった山肌が望めました。この色だな、と思いました。
下りはより危うくて緊張がありました。Okさんが指導してくださいました。ポイントは、①腰はひけないことが大事。腰は落とす。②アイゼンは足裏全面で斜面正対で効かせること。急斜面で半効きはだめ。①②を実践すると、スクワット的な足腰の筋力が要るなと感じます。無事に小屋に戻り、お世話になった小屋を撤収します。帽子からはみ出た髪が真っ白に凍っていて、下りも風が強そうだと顔面をなるだけ覆い出発します。下って下って分岐までにアイゼンも外します。槍平小屋に着くと立派な雪ダルマがありました。ここまで下っても頭痛がしつこくておとなしく下ります。そうして白出沢分岐まで下り雪がない車道に出るとようやく緊張感から解かれました。

 

たいへん楽しい山行で、小屋2泊で快適に過ごさせていただいたため、冬山のテント泊に向けては今回の装備使用状況を点検して必要装備のみに絞り込みをかけようと思います。高山症状が出やすいため体調管理・水分管理も工夫が必要だと感じました。

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 大喰岳 冬は西尾根がルート 大喰岳の左に前穂北尾根

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