2019.1.29乙女渓谷
岐阜県 小秀山 乙女渓谷 夫婦滝アイスクライミング記録
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こんにちは、岩瀬琢海(以下岩瀬た)です。
岐阜県小秀山の乙女渓谷にアイスクライミングをしに行きました。
僕は昨年12月の八ヶ岳に続いて2度目のアイスクライミングで、裏同心や大同心大滝ではアドバイスをもらいながら無我夢中で登りましたが、今回はアドバイスもらうことは変わらず、しかしいろいろと考えながら割と落ち着いて登れたと思います。



以下、山行報告です。

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◎メンバー
岡田
岡田友人(以下TNさん)
岩瀬た


◎行程
・1/29
曇り時々晴れ
時折風有り
気温-8℃
5:00 乙女渓谷駐車場 到着・仮眠
8:00 起床(寝坊)
9:00 駐車場 出発
10:30 夫婦滝 到着 アイスクライミング開始
11:00 男滝 開始
15:00 男滝 終了
15:30 女滝 開始(1ピッチのみ)
17:00 女滝 終了
18:30 駐車場到着
23:30 帰神



◎アプローチについて

乙女渓谷は無雪期は小秀山へのハイキング道になっているようで、整備が行き届いていました。
綺麗な水の流れる沢にちょこちょこと滝や岩があり、目にも楽しいアプローチでした。
途中、広くて綺麗な避難小屋があり、そこで前泊するのも大いにアリだと思います。
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◎夫婦滝について
・男滝
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高さ70m。
1ピッチ目、TNさんがリード。TNさんは岡田さんの友人で、今回いろいろと教えていただきました。
今季初アイスのようで、緊張すると言いつつ滝センターから左上し、そして右上し、グイグイ登って行く。滝に向かって右側の棚部分まで35mほどロープを伸ばしピッチを切る。
セカンド岩瀬た、サード岡田さんギアを回収しながら登る。
2ピッチ目もTNさんのリードでほぼ直登30mほどでトップアウト。
続いて岩瀬た、岡田さん。
滝の上は平坦で小広く、しっかりした立木があったのでそこを支点に60mダブルロープ一回の懸垂で取り付きまで降りることができました。

この男滝、途中途中で一息いれることができる凍り方をしていて、セカンドで確保されてる安心感と新しく勝ったバイル(今回のアイスクライミングでは新型のぺツルのノミックを持参して行きました!!高かった。。。)も良い具合に刺さって、楽しい嬉しい気分で登ることができました。
2ピッチ目に、凍った滝の中を透明度の高い氷越しに水流が流れているのが綺麗に見える場所があり、滝が凍るっていうのはなんて美しい現象なんだとしみじみ思ったりもしました。
ビレイ中は、どんな登り方をしているのか、どんなタイミングや場所でスクリューを打っているのかじっくり見て、ギアのラッキングのこと等もいろいろと教えてもらい、勉強になる。
自分が懸垂で降りてから、次の懸垂する人が降りてくる間にアックステンションをして待ってみたりしつつ、全員降りて一息入れて女滝へ。
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・女滝
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高さ60m。
男滝の沢の左岸伝いに歩いて支流を少し登ったところにあるほっそりした滝でした。
ほっそりしたといえども、充分迫力があって、縦に長く見える。
時間的にトップアウトは厳しそうだったので、下から見た顕著なテラスまで1ピッチだけ登って懸垂で降りようということに。
岡田さんと僕とどっちがリードするかとなり、岡田さんが譲ってくれて、僕がリードすることに!
「アイスはアルパインだから。絶対無理しないこと。スクリューは抜けることもあるから絶対に落ちないこと。立てる場所では休むこと。垂直部なら疲れる前にアックステンションすること。途中で氷が詰まって動かなくなったスクリューは使うことを諦めてすぐに次のスクリューを使うこと。」と確認を込めて改めて教えてもらい、ギアを確かめ、ずっしり腰に重い量のスクリューをぶら下げて、いざ。
取り付いて、さあさっそく一本スクリュー打とうと思うと、そこはまだ落ちても大丈夫(ふわふわの雪が下に溜まっていました)だから〜と言われ、もう少し登る。
安定した場所でスクリューをセット。僕は右利きなので、自分の右側に打とうと思うと、「左側の方が氷が厚いよ」とアドバイスをもらう。確かに。氷の色も違う。薄い部分は岩が透けるからかなんとなく黒く、厚い部分は淡いブルー。
スクリューをセットして、氷の形や頑丈さ、登るラインを改めて確認して登る。
こういう氷は固い氷。こういう形はアックスが一発で刺さる。ここは足がうまく刺さる。この氷はたぶん割れる。など考えながら、その一連の流れが楽しく、あっというまに(結構時間はかかっていたと思いますが。。)1ピッチが終わってしまった。約25m。
続いて岡田さん、TNさんが登り、アバラコフで懸垂して降りました。
その際、割と狭い場所でビレイしていたのもあって、ロープをうまく整理できず、懸垂するまでにロープさばきに時間がかかってしまって、申し訳なかったです。アイスだけじゃない技術もまだまだ練習しないとでした。
アバラコフで降りるのは岡田さんも僕も初めてで、2人して、先行して降りていくTNさんの体重がかかる氷を戦々恐々と見つめ、自分が降りる番ではドキドキしながら降りました。
バックアップを回収してから降りないといけなかった岡田さんはもっと怖かったことかと思います。笑
しかし、ちゃんと固く凍った氷壁で作ったアバラコフは人間の体重くらいなんとも無いようです。
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日の沈んだ乙女渓谷の遊歩道をヘッドランプの明かりを頼りに歩き、駐車場に着く頃には、学ぶことも多かったしあぁ楽しかった!と思える1日でした。



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以上、山行報告でした。


今回は、バイルだけでなくたくさんのアイス用のギアを揃えてから最初のアイスクライミングで、新品の道具の嬉しさもあいまってトレーニングをしてから挑戦したので、八ヶ岳に行った時よりも腕やふくらはぎの体力の消耗は少しマシだったように思います。アイスクライミングは関西でできる場所が少なくなかなか行けない感があるので、体力面に関しては日々のトレーニング大事だなと思いました。
また、冬だけのアクティビティですが、どうにかして回数を重ねて氷の登攀技術を身につけ、より山奥深くにあるアイスルートやミックスルートに繋げて行きたいなと思います。


TNさん、岡田さん、今回はいろいろと教えていただきありがとうございました!!