2019.2.5
滋賀県 比良山地 堂満岳
堂満岳第一ルンゼ中央稜ルートの記録

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こんにちは、岩瀬琢海(以下岩瀬た)です。
堂満ルンゼに行ってきました。
この山行の前後2、3日の天候の予報が不安定だったので大丈夫かなぁと思っていましたが、当日の天気は良く存分に楽しむことができました。



以下、山行報告です。

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◎メンバー
竹内(リーダー)
岩瀬た(記録)


◎行程概要
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・2/4
21:30 JR比良駅 到着
22:30 イン谷口を過ぎた広場到着・テント設営
23:00 就寝

・2/5
曇りのち晴れ
気温 ー2℃〜+5℃
所により微風
5:30 起床・朝食
6:40 出発
7:50 第一ルンゼ取付の堰堤 到着
8:20 中央稜取付 到着
12:00 中央稜終了・休憩
13:20 堂満岳頂上
14:00 金糞峠
15:00 テント場 到着・休憩・撤収
17:00 JR比良駅 到着 山行終了

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◎行程詳細

・堂満岳第一ルンゼ中央稜について
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イン谷口からの登山道の道すがら、左手に2つ連続して堰堤があるところから入山。
すぐに3つ目の堰堤があり、先に進みフィックスロープが張られている小滝を越え、支谷に入らないように右岸沿いに進むと中央稜の取付きに到着。
堰堤より先は若干トレースが残っていて、膝〜場所によっては腰まで踏み抜きつつのアプローチとなりました。
中央稜取り付きからロープを出して、登攀開始。
1ピッチ目、25m
トップ竹内、フォロー岩瀬た
出だしにⅢ級程度の岩があり、それを乗っ越して岩と雪をしばらく進む。立木でビレイ。
2ピッチ目、40m
トップ岩瀬た、フォロー竹内
岩と雪をつないで、立木とピナクルでビレイ。
3ピッチ目、30m
トップ竹内、フォロー岩瀬た
リッジ。リッジ終わりで雪面を歩き正面の立木でビレイ。
4ピッチ目、25m
トップ岩瀬た、フォロー竹内
ビレイ点を直上して進んだ先の、岩のもろそうなせまいガリーに入るか、少しトラバースして雪稜のガリーに入るか迷って、直上を選択。チムニー手前の立木でビレイ
5ピッチ目、20m
トップ岩瀬た、フォロー竹内
チムニー。落石に注意を払い、ちょうど良い間隔で生えた立木に中間支点をとりつつ登る。Ⅲ級程度。
チムニーを抜けて10m程歩いて松の木とピナクルでビレイ。
6ピッチ目、25m
トップ竹内、フォロー岩瀬た
このピッチから先は竹内さんもまだ歩いたことがないらしく、リードをしたいとのことでお任せしてみる。難なく通過。立木でビレイ。
7ピッチ目、25m
トップ竹内、フォロー岩瀬た
続けて竹内さんのリード。階段状になっている岩と草付きに雪がちらほら。難なく通過し、立木でビレイ。
あとは歩きで行けるようだったので、ここでロープをしまい、踏み跡を辿ると雪の小広い広場に出ました。中央稜の登攀終了。

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・堂満岳頂上までのラッセルについて
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中央稜の頭の小広場から頂上までトレースがありましたが、それでもところどころ膝〜腰まで踏み抜くラッセルでした。
交代番子でラッセルするつもりでしたが、「ギャッ」とか「ウワァ」とか言いながらも根性と気合で竹内さんがほとんど先頭でラッセルし、交代したのは1回だけ。
強いなぁと思いながら僕は後ろをついていくだけの1時間半でした。竹内さん、ありがとうございます!
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・雪崩について
山行日の2日前から神戸では雨が降ったり止んだり。気温も高い。
神戸のこの雨は比良では雪になっていてルンゼは雪で埋め尽くされてるかもしれないなぁと思ったりしながら当日を迎え、比良駅に着くと全く雪が無く登山口のテント場もほぼ無雪でした。
登山道に入ると雪が出始めましたが、ルンゼ取り付きまでの一般道のトレースは硬く、降雪の影も薄い。どうやら昨日までは雪ではなく雨だったもよう。
第一ルンゼの堰堤から腐った雪を掻き分け、ある程度雪崩れた跡を確認し、それでも気温の上昇に伴う雪崩の可能性を考えながら竹内さんの示す道の通りにラッセル。
中央稜に取り付けば雪崩の危険性も皆無に思われ、雪稜のリッジ部分はここ数日降ったであろう雨によって適度に削がれて程よく締まりバイルもよく効く。
ワクワク登っているうちに中央稜が終わり、しばし休憩。
時間もまだ余裕のある範囲内。
よし、今回の目標であった堂満岳の頂上まで行きましょうと、目に見えて深そうな稜線樹林帯のラッセルをこなし、無事に頂上に到着。眩しく日が当たり、風も弱く清々しい気分。
一息ついて、さてでは降りましょうと一般道を歩くと、おそらく第2ルンゼの抜け口にあたるであろう箇所に崩壊寸前の雪庇を見る。
下山の道中にも今日雪崩れたであろう箇所が一箇所あり、僕は雪崩の可能性やイメージについて無知だなと反省するような気持ちになりました。
雪の状態を見る目をつけるのと合わせて、もっと地形図を読み込むようにしようと思います。

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以上、山行報告でした。


今回、僕は初めてのアルパインクライミングで、なおかつお誘い頂いた竹内さんとは初めての山行ということもあり事前の計画段階では入門者向けのルートで情報豊富といえども雪崩のことやこの2人でのトータルの能力などを考えると未知の要素が大きく正直不安で少しナーバスになっていました。
しかし、当日を迎えて顔を合わせて話をしていると僕がこっそり懸念していた考え方や取り組み方のすれ違いも埋まっていき、結果、人間的なストレスの無い良い山行となったので、メールなどのやりとりだけじゃなくて顔を合わせてのコミュニケーションは非常に大事なんだなと改めて思いました!

また、余談ですが、中央稜での登攀はロープの流れを考慮した中間支点もとって、各々もっとロープを伸ばせばピッチ数も少なくなり、より素早い行動ができたのだろうと思います。
スポーツ的なクライミングと違って、自由にルートどりができる(登りたいルートの弱点を探って登れる)アルパインクライミングではシステム面での効率的な素早い登攀をすることが最重要なことのうちの1つに入ると思うので、次回はそれを課題に工夫してみようと思います。


竹内さん、ありがとうございました!!!
お互い早く車に乗れるようになって、良いカーライフを送れるようになったら良いなと思います!が、たまには電車で登山口に行くのも良いなとも思います!

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