憧れの剱岳チンネ左稜線のクライミングに行ってきました。
ちょっと長い記録になりますがご勘弁。

日程 令和元年7月22日(月)〜25日(木)
行先 北アルプス剱岳 チンネ左稜線
メンバー A田(L)、T口、ずうやん(マスコット)、OKD(記)

今年の目標としていた剱岳チンネ左稜線。
八ツ峰Ⅵ峰Cフェースも登る予定でしたが、天候によりチンネ左稜線に絞って登攀してきました。

◎行程
○ 21日(日)
19時00分  A田さん宅に集合し、立山駅に向けて出発。途中、雨は降ったり止んだり。
助手席ではT口さんがおもむろにレジ袋から「うどん出汁の素」を取り出し、何やらゴソゴソやっている。
明日は何を食べさせてくれるのか。
ところでT口さんのザックにはレジ袋が満載である。袋in袋どころではない。レジ袋にもこだわりがあるらしく、どの店の袋は丈夫だとか、極小のやつもあるとか、なかなかのデータ量のようだ。

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前日の仕事で睡眠不足だったので養老SAでT口さんと運転を交代。あとは爆睡して目が覚めたら立山駅に着いていた。T口さんありがとうございます。
駐車場脇の空いたスペースにテントを立て、そそくさと就寝。時折雨のパラつく音で目が覚めた。


○ 22日(月)
7時00分  始発ケーブルからバスに乗り継いで室堂へ向かう。出発時には止んでいた雨がまた降ってきた。


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8時30分  室堂着。この時点で土砂降り。。。ずうやんの記念撮影したりターミナルでカッパを着たりしていると雨が止んだ。


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9時00分  ターミナル出発。その後も降ったり止んだりの中を歩く。


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9時30分  雷鳥沢に着。天気予報を確認すると翌23日も昼頃までは雨模様。翌日のクライミングも無理っぽい。この日は熊の岩まで行く予定だったが早々に行動を打ち切り、温泉に入ってのんびりすることにした。山の温泉は最高ですな♨︎


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夕食はT口さん作、鶏肉と野菜たっぷりの汁の少ないうどん。汁は少ないが美味しかった。


○23日(火)
8時00分  雷鳥沢出発。当初の予定を変更してチンネ左稜線だけクライミングすることにしたので、この日の行動は剱沢まで。歩き出すとまた雨が降りだし次第に強まる。

9時30分  剱御前小舎着。雨が強く体も冷えたのでしばらく休憩することにした。明日は晴れ予報やけど岩が乾くんか心配になってきた。


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10時30分  剱沢キャンプ場着。雨の隙を突いてテント設営。昼過ぎになると段々と雲が切れて晴れ間がのぞいてきた。明日の天気は期待できそう!剱の頭が見えてきて、ずうやんもご満悦。

夕食はA田シェフのパイタン鍋でお腹いっぱい。
明日は未明からの行動になるので準備を整える。
18時00分  就寝。


○24日(水)
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いよいよチンネ左稜線クライミング当日。
2時00分  剱沢キャンプ場発。ヘッデンの明かりを頼りに雪渓を下る。


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3時13分  長次郎出合着。アイゼンを締め直し、キツイ長次郎谷の登りへ。熊の岩はまだ見えていない。
ところどころ大き目の落石の痕があり、注意しながら登り始める。


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4時22分  ゼェゼェと息を切らせて熊の岩に到着。ようやく明るくなってきた。
クライミング装備だけでこんなにしんどいのだから、当初の予定通りだと幕営装備一式でこれを登れたのかどうか…。右俣を見上げると心配された雪渓は繋がっているようで一安心。


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5時38分  所々にできたシュルンドを避けながら、池ノ谷乗越に到着。アイゼンを外してガリーを下る準備をする。


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5時51分  池ノ谷乗越発。池ノ谷ガリーを下る。触れた岩全てが崩れて落ちる。落石のフォールラインに入ると危険なので、ここは間隔を詰め詰めで下る。小窓の王がカッコいい。


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6時26分  三ノ窓に到着。少し休憩して再びアイゼン装着。チンネの全景が見えた。快晴!俄然ヤル気が湧いてくる。


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6時53分  三ノ窓出発。雪渓を慎重にトラバース。振り返ると小窓の王。やはりカッコいい。


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7時30分  左稜線取り付き1P目(OKDリード)
壁は前日までの雨でビチョビチョ。ノーロープで一段上のバンドまで上がる。そこから左へトラバースしたが濡れと高度感で気持ち悪い。付近を探すとハーケンが1枚あったのでとりあえずそこでセルフを取り、ロープを下ろして下でビレイしてもらう。
いっぱいまでトラバースし、安定した場所にハーケン2枚とボロいスリングがあったので、ここでピッチを切る。


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8時23分  2P目(T口リード)
トポではやや右上がりのⅢ級50m。順調に伸びていたロープが半分手前で止まる。そこから全然ロープが伸びなくなった。
上で何やらわめいているがコールなのか独り言なのかよくわからない。その都度こちらからも大声で確認することとなった。はじめにシンプルなコールをもっと擦り合わせておくべきだったと反省。
そこから伸びては大休止を繰り返し、ようやくビレイ解除のコール。2ndのA田さんも何やら叫んでいる。これは相当悪いみたい。
フォローで登ると最初は快適なフェースを右上し畳一畳弱のテラスに出た(ハーケン2枚有り)。ロープはそこからさらに右にトラバースするように伸びている。ん?ここから直上じゃないの??どう見てもルートは直上っぽいよ???
仕方がないのでロープの伸びてる右方へ進むが、ここからがクソ悪かった。スタンスは外傾しているうえに雫が滴ってビチャビチャ、ホールドも少ない。残置のハーケンも無くカムでプロテクションを取っている。これほんまにⅢ級?じわじわ進むと今度は直上方向にゲートが閉じないカラビナとボロボロのテープスリングが数本かかっている。ここ人工ルートなの?
もうわけわからん状態だがスリング掴むのも癪なのでなんとかフリーで抜けようと試みるも、知恵の輪みたくどうにもこうにも回収できないヌンチャクと格闘してるうちに敢え無くA0…。

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そこからもビチャビチャの壁に左半身ドロドロになりながらなんとか終了点へ。
終了点で待っていたリードのT口さんの様子を見ると呼吸が乱れて酸素不足の魚のように口パクパクの放心状態になっていた。こんな所よくリードしたなホンマに。回復するのにだいぶん時間かかりそうな様子。
ふと上を見ると自分たちの右側から取り付いていたソロクライマーさんがいたので聞いてみると「ここ左下カンテルートですよ」とのこと。ルート間違えて合流した右隣のルートが「左下カンテルート」という事はそもそも取付きが間違ってたのか!

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後で調べると、詳細は判然としないがどうもベルニナルートから取り付き、途中右にルートを逸れて左下カンテ中間ルンゼに合流したっぽい(図の②〜③を繋いだ感じ。写真で見た限り取付きが左稜線とは明らかに違っていた)
結局全ピッチ中このピッチが精神的にも一番キツかった。登攀に2時間半もかかってしまった。

10時55分  3P目(OKDリード)
さて、予定していたルートとは全然違うルートに入ってしまった。どうしたものか思案したが見上げると登りやすそうなルンゼ状が続いている。
このまま登っていけば中央バンド手前で左稜線に復帰できるっぽい。

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順調にロープを伸ばし、ロープ半分過ぎたあたりでピッチを切り後続を迎える。

11時32分  4P目(OKDリード)
よくわからんルンゼ状の4ピッチ目をさらに登る。時間もかなりオーバーしていたので行けるところまで行こうとロープを伸ばすと、左上に左稜線ルートのピナクル群が見えた。ロープいっぱい伸ばしたが届かず、ピナクル群までもう少しという所でピッチを切った。


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12時25分  5P目(T口リード)
先ほどまで放心状態だったT口さんもこの時点で少し回復してきた様子。ここでリードを交代してもらう。
ピナクル群まであと少しだったのでそのままピナクル群も繋げてもらおうと思ったが、裏側に回り込むためにロープの流れが悪くなりそうだったので一旦ピッチを切ることに。
ここで登攀するT口さんをビレーしながら思案。時間はかなりオーバーしている。メンバーの現状や登攀スピードを考えると、登攀を継続してルートを抜けるのは早くても16時、ヘタすると17時を過ぎる可能性も。ここで打ち切り下降することも考えるべきか。
その旨リーダーのA田さんに伝えて相談。メンバーの中で最も剱に精通しているリーダー、熟考したうえで「今日は晴天だしヘッデン行動になるのはおそらく19時過ぎ。17時に登攀終了し長次郎雪渓を慎重にクライムダウンしても明るいうちに熊の岩までは確実に下れる。このまま登攀を続けましょう」と力強い一言。

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そうと決まれば行きましょう!


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12時50分  6P目 ピナクル群(T口リード)
ここは気持ちの良いスカイラインのピッチ。続けてT口さんにリードしてもらう。少し落ち着いたのか今回はかなり慎重にルーファイしている様子。危なげなく登って行く。ナイスリード。

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若干ガスがかかってきたが、ピナクルを上に下に左に右に、縫うように進んでいく。ようやく正規ルートに復帰して安心し、気持ちの良いクライミングだった。

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ロープの流れが悪くなったので、ピナクルで支点を取りピッチを切ってリード交代。


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13時40分  8P目 核心ピッチ(OKDリード)
7P目でピナクルからT5に向かうと、先行するソロクライマーさんに追いついた。ソロだと1往復半の行ったり来たりなのでかなり大変そう。T5手前で一旦ピッチを切り後続の2人を迎える。
そしていよいよ核心ピッチ。継続してリードで行く。ソロクライマーさんが見えなくなるのを待ってスタート。見た感じ2つの小ハングが核心っぽい。荷物を背負った状態で越せるかな…と若干弱気になるが自分が行くしかない!と奮い立たせる。
まず右のカンテ部分をレイバック気味に登ってから、やや左に移動しながらハングを超えていく。
取り付いてみるとホールドもスタンスも明確でハング部分もそれほど難しくはなかった。どちらかというとカンテ部分の方がいやらしい感じだった。

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2ndのA田さんが続く。A田さんも小ハングよりもカンテ部分が難しかったとのこと。

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このピッチはやたらと残置ハーケンが多く、律儀にランナーを取るとたちまち弾切れしてしまう。
各自の判断で適度な間隔で飛ばしながら登る必要があるだろう。ロープいっぱい伸ばしてピッチを切る。

15時00分  9P目(OKDリード)
この先あまり登りはないようだが、延々と続くエッジは終わりが全く見えない。時間も押しているので続けてリードを引き受ける。
このピッチはガスっていたし、さっさと終わらせてしまったのであんまり記憶がない。特に困難なところもなかった。


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15時30分  10P目(A田リード)
いよいよ最後の登り。満を持してリーダーA田さんのリード。登りは力強く、見ていて安心感がある。
長い時間をかけてここまできたが、リーダーの登りを見ていると少し名残惜しい気持ちになった。
しかしこれで終わりかと思っていたが、登ったリーダー曰く、まだ先もエッジ状の岩場が続いているらしい。岩に挟まりロープの流れが悪くなったので、途中でピッチを切った。


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16時10分  チンネ頂上
そのあと11P目をリードで行ったがスタンスも安定しておりプロテクションを取る必要はほぼ無かった。
エッジの間を縫うように水平にロープを伸ばすと、一際飛び出た岩が目に止まった。憧れのチンネの頭だ。ようやく到着した喜びをぐっと抑えて、ビレイ点を構築し後続を迎える。
登ってきたメンバーと共にチンネの頭で喜びを分かち合い記念撮影。達成感に浸る間もそこそこに下山に取り掛かる。

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チンネ頭からすぐ下のコルまで歩いて下ると懸垂支点があり、懸垂2回で池ノ谷ガリーの途中に降り立つ。
ガレガレのガリーを落石を起こさぬよう慎重に登り返す。


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17時37分着  池ノ谷乗越
日没時間はまだ1時間以上先だ。リーダーの読み通り明るいうちに熊の岩まで下れそうだ。


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17時48分  長次郎右俣下降
アイゼンを装着しピッケルを持って雪渓を下りはじめる。ここから先はひたすら雪渓の下りで全く写真を撮ってなかった…。
池ノ谷乗越から熊の岩までは傾斜も強く、一歩ずつ慎重にクライムダウン。過去に落ちた経験がいまだにトラウマになっているのかアイゼンでのクライムダウンは怖い。行きでA田さんとT口さんが「まぁまぁ傾斜キツイですね。落ちたら止まらんですね」と会話していたことが頭をよぎる。やめていらんこと言わんといてホンマに(泣笑)。この下りは僕的には今日一番の恐怖だった。
A田さんはこの傾斜をサクサクと下って、はるか下の熊の岩の横で休憩していた。さすがとしか言いようがない。

19時58分  長次郎出合
ようやく長次郎出合に到着。あとはひたすら剱沢雪渓の登り。
あたりはようやく暗くなったという感じで、登っているうちに星がたくさん見えた。A田さん曰く一兆くらいらしい。知らんけど。天の川まで見えた。これはほんま。
時折の流れ星に励まされながらも歩を進めるが、平蔵谷を過ぎた辺りで完全に電池切れになった。
ここからはただの試練でしかなく、ヘッデンの明かりを頼りに数歩進んでは立ち止まるを繰り返すことになった。なぜか無性に牛乳が飲みたくなり、そればかり考えていた。

22時22分  剱沢テント場着
思いのほか剱沢の登りに時間を費やしてしまい、お二人には迷惑をかけた。冬から夏前までクライミングばかりしてたので、やはり歩く力が落ちているのか。
歩荷トレーニングもマメに続けなければいけないなと痛感した。
この日の行動時間は朝2時に出発し、合計20時間22分の行動となった。もちろん自己新記録。
今晩は僕の食事当番だったが、ここから夕食を作る気力もなく皆早々に寝た。



○25日
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4時30分  起床
周りのテントの音で目が覚める。皆出発準備をしている様子。外を覗くと空が赤く染まって、とても綺麗だった。今日も天気が良さそう。
今日は下山だけなので、しばらくシュラフに包まってゴロゴロしたあと昨夜食べそびれたおでんを作った…までは良かったのだが、シメに投入した冷麦が水分を吸いまくって汁の少なすぎる超絶に粉っぽい冷麦となった。完全な失敗。昨日あれほど飲みたかった牛乳のことはすっかり忘れていた。

7時55分  剱沢テント場発
しばらくのんびりしていると日が昇り、夜露で湿ったテントやギア類も乾いてきたのでパッキングを済ませ出発。

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登山道脇にはチングルマの可憐な花が咲き乱れ、ずうやんも嬉しそうだった。


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8時55分  剱御前小舎着
暫しの休憩。天気も良く、この日が一番剱岳が綺麗に見えた。


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9時08分  剱御前小舎発
雷鳥沢に向けて下る。地獄谷や室堂ターミナルまでスッキリ見えている。素晴らしい景色。

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途中で砂浴びしている雷鳥に出会った。

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雷鳥沢で水分補給して最後の登り返し。ザックの重みと旅の終わりを実感しながら一歩一歩踏みしめる。

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11時25分  みくりが池温泉 休憩  12時15分発
A田さんオススメのソーダフロートとチーズケーキを食べようとみくりが池温泉に寄るも、キッチンが工事中とのことでソーダフロートにはありつけず。
仕方なく各々好みのオーダーをして山上セレブの気分。A田さんはTシャツ、T口さんはピンバッチ、僕は手ぬぐいをお土産に買い、硫黄臭の立ち込める石畳を歩いて12時30分室堂ターミナルに到着となりました。

下山してからは一刻も早く汗を流したかったので、これまたA田さんオススメの氷見市神代温泉に浸かる。ひなびた温泉という言葉がピッタリのとても雰囲気のある温泉だった。
温泉の後は食欲とばかりに次はローカル回転寿司の氷見きときと寿しで皿の塔を築き上げ、お腹いっぱいになって帰路につきました。


◎考察
・ アプローチ含めて体力的な要素が大きい。
・ 取付きやルートの特長はあらかじめよく頭に入れておくこと。覚えきれなければ写真で持つ等。
・ コールはシンプルに。
・ コールが届かない場合の擦り合わせも重要。
・ 単純な登攀スピードだけでなくロープワークはもちろん、終了点での次の準備など細かい部分が大きな差となってくる。とにかくスピードは正義。
・ プロテクションは錆びたハーケンばかりだが比較的しっかりしていた。
・ カムはマイクロ〜♯2までで充分だった。ルートを逸れてからルンゼにかけての間と、核心ピッチ後のクラックで役に立った。
・ チンネからの懸垂はガレているのでロープを出しながらの方が安全だがスムーズにいかなかった。練習が必要。


今回は行動時間20時間超となったが、リーダーの判断も良く皆の力で完登できました。
予想以上に時間オーバーして下りるかどうか迷った時点で、リーダーの「明るいうちに確実に安全圏に下りられる」という一言がなければ、下りることを強く推して完登できなかったのではと思います。
今回、このメンバーで憧れのチンネに登れたことはとても嬉しく、メンバーに深く感謝します。
しかしあれだけしんどかったのに、帰ってきて思い返すとまた行きたくなるのはなんでなのか?
今回、左稜線ルートの下半分も見れてないし、八ツ峰もできなかったのでまた行きましょう。ありがとうございました!