2019.9.23-25 黄蓮谷

南アルプス 山梨県 尾白川 黄蓮谷

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こんにちは、岩瀬た、です。
夢見てた黄蓮谷に行ってきました。いや、黄蓮谷行ったとは言えないかな??
魚影と焚き火に夢中になって、2泊3日を費やしてまさかの五丈沢から黒戸尾根下降。
甲斐駒ケ岳まで行けなかったし黄蓮谷もほとんど遡行していない。
しかし、こういう山行もたまには良いもんだなぁと思える、軽量化などとは無縁ののんびりした遡行で、逆にワイルドでゆるりとした時間を過ごすことができました。


以下、山行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た(L、記録)
OKD(運転、焚き火)
N(会外友人、食事)


◎行程概要

・9/22
14:30 岩瀬た,岡田 合流 出発
15:30 N 合流
22:30 道の駅はくしゅう 到着・就寝

・9/23
6:30 起床
9:15 出発
9:30 竹宇駒ケ岳神社駐車場
10:00タクシー乗車
10:30 日向山矢立石登山口 到着・出発
12:30 入渓
15:00 鞍掛沢出合
16:30 1440m地点 ビバーク
22:30 就寝

・9/24
6:30 起床
8:00 出発
11:30 黄蓮谷出合
12:30 1600m地点 ビバーク・偵察
20:30 就寝

・9/25
7:00 起床
8:30 出発
9:00 千丈滝・五丈沢出合
11:30 黒戸尾根登山道
15:30 竹宇駒ケ岳神社駐車場・下山完了


◎行程詳細

・0日目
神戸にてOKDさんと合流。車にはどデカイザックが積んである。僕のギュッと絞ったザックも積み込んで、出発!
大阪在住のアロハ姿のNさんと合流。
食担に気合が入っていることがそれとわかる量の野菜や肉。酒を積み込む。
そして、「靴どないしよ。これでええか。」と適当に物置から沢履を出し、予備の古びたバーナーや何年前のものかわからない錆びたガス缶を出してくる。
“遠出の準備って、こんなゆるい感じでやるもんだっけ。っていうか食料以外めっちゃ適当や”と思いながら、これまたどデカイザックを積み込んで、一路山梨へ。

OKDさんのワンマンドライブ(ありがとうございます)を経て、道の駅はくしゅうにて雨と明日の増水を気にしながら小宴会。じきに就寝。


・1日目
朝、野菜を買いに来た地元の人の列の横で荷物をわけわけして、竹宇駒ケ岳神社の駐車場へ。
準備を整え、事前に予約していた北杜タクシーに乗って日向山の林道に乗り入れる。運転手さんが良い人だった。30分貸切料金¥3250。
どこまで進めるか良くわかっていませんでしたが、日向山の矢立石登山口までが限度でした。そのすぐ先でゲートが閉じている。タクシーとさよなら。
林道にちょこちょこ生えてるキノコなどを見ながらしばらく歩き、トンネルを3つ抜けた先の林道終点からフィックスロープ伝いに一応安全を期して懸垂下降なども交えつつ沢まで降りて、入渓。
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沢に降り立つと噂通りの黄色がかった水。飲んでみると美味しい南アの水。
入渓地点で休憩がてら魚影を探すOKDさん。
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改めて遡行開始。

雨が降ってるせいか思いの外水温はぬるく、懸念していた寒さも気にならない。水量も意外と平水っぽい。

少し気になるのは荷物の重さだ。

食料の内訳を記しておきます。
・キャベツ半玉
・玉ねぎ3個
・シイタケ1パック
・エノキ1パック
・エリンギ1パック
・焼いたサバ(?)1尾
・豚肉1キロ
・鶏肉0.5キロ
・ニラ3束
・焼肉のタレ2パック
・レトルトカレー4袋
・味噌汁の素12食分
・米1キロ
・うどん3玉
・三岳 2升
・白州(入手困難!) 1リットル弱
・日本酒 1リットル


オートキャンプみたいな量の食料だ、、、と思いながら重荷を背負ってツルツルスラブの滝を登ったり巻いたり。良さげな釜や瀞があれば魚影を探す。
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ゆるりと遡行して、そろそろビバーク地を探す時間になってきたので良きところで荷物を下ろす。雨は降ったり止んだり。
タープとテントを張って、無事に焚き火が起こる。
基本的に僕は見てるだけでしたが、いろいろ焚き火のコツを教えてもらったので、次に泊まり沢に入ったら自分で火起こしに挑戦してみたい。
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三岳焼酎で乾杯して、鍋を囲んで楽しいひと時。
焚き火と飯盒で炊いた米と、肉と野菜たっぷりの韓国風鍋でお腹一杯になる。上出来。運んだ甲斐がある。Nさん食担ありがとうございます!
三岳、初めて飲みましたが飲みやすくてグイグイいける。グイグイいって、酔っ払う。
火を絶やすまいとOKDさんは聞いたことない奇声を上げて薪を集め、帰ってきたと思ったら千鳥足で焚き火に突っ込んだりしてる。
「濡れてるから大丈夫!」
とか言ってましたが、全然大丈夫じゃない。もう結構服乾いてますよ。
「もう座っといて!動かんといて!」
とNさんに言われた後に、砂地のくぼみで本当に動かなくなって大口開けて寝てしまった。
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暖かな夜を過ごして、2升あった三岳焼酎は無事に3人の胃の腑に溶けていった。


・2日目
眼が覚めると、NさんとOKDさんが朝ごはんのための焚き火をしているところでした。
暖かい火がありがたいです。
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うどんを食べて、出発。

相変わらず30分歩いては30分魚影を探すようなペースで進む。実に贅沢な遡行だ。
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エスケープに考えていた五丈沢が近づいてきた。どうするか少し迷う。ここから核心部が始まるし甲斐駒ケ岳まで行くのはなんか違うなって感じで気分は完全にのんびりモードだったので明日はエスケープルートを辿って下山することに決める。
そうと決まれば火は早いうちに起こせということで、小広い広場になった場所を見つけて荷物をおろす。
一応、僕とOKDさんで本当にエスケープできるのか道の確認の偵察に行き、Nさんは偵察を待ってる間に焚き火を起こしてくれた。
偵察から帰ってきて、Nさんの起こした焚き火に当たる。
僕の目には普通に燃えてるように見えたけど、薪が湿っていて勢いがなかなか出ないとNさんは不服な様子。
焚き火って難しいもんなんだなぁと思いつつ、白州ウィスキーで乾杯。日本酒も出てきた。まだ日は高く暖かい。
ほろ酔いでズッコケ無いように気をつけながら魚影を探しに出かけ、夢中になって気づけば暗くなってしまった。
結局1匹もその姿を手中に収めることは無かった。。。難しいもんなんだなぁ。
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焚き火を囲んでカレーを食べて、ソーセージやベーコンを炙って、今日もまた酔っ払ってシュラフに潜る。

・3日目
千丈滝の巻道から五丈沢が見えるところまで行き、錯綜する踏み跡を辿って登る。
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食材も酒も全て食べたと言えども、ギアの重みもあってかザックはボチボチ重い。急登に喘ぐ。
「黄蓮谷やったら1泊でいけるで!飛ばせば1日でもいけるわ!!」
と、出発前は豪語していたNさんも、
「反省する。体力落ちとる。。」
としょんぼりモード。しかし、そう言う割にはキノコを見つけた時は動きが早いのが不思議だ。キノコを見つけるたびに通常の倍くらいのスピードで登って来る。
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途中、岩をのっこすところでNさんのザックを上から引っ張り上げたらめちゃめちゃ軽くてOKDさんと一緒にブーイングを贈る。笑
もちろん愛と友情を込めた暑いブーイングです。

そんなこんなでワイワイと2時間半の登りで黒戸尾根登山道に出て、そこから4時間木漏れ日のそそぐ森を歩き、駐車場に到着。
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下山途中で見えた八ヶ岳。


道具を片付け、白州観光案内所になってる売店でトコロテンを食べる。美味しい。
ここのお母さんがいろいろ知っていて面白い。
話しているうちに、リンゴ、ぶどう、かぼちゃ、ミョウガの漬物やしそジュースまで出してくれた。ありがとうございます。
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行きと同様OKDさんのワンマンドライブで(ありがとうございます!)関西まで戻ってきました。

下山完了。


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以上、山行報告でした。


なんだか、ダメな大人3人の夏休み、みたいな山行ですっごく楽しかったです!!笑
これで僕は今シーズンの沢は締めかなと思っていますが、OKDさんやNさんが言うには12月1周目まで南紀だったら入れるらしいです。。。

冬に、黄蓮谷をまた登ろうと思っているのでその時は甲斐駒ケ岳まで詰められたら良いなと思います!!

OKDさん、Nさん、ありがとうございました!!来年はどこに行きましょうか!