こんにちは、田中です。
阿曽原温泉小屋の解体最終日でしたが、水場は使わせていただけるとのことで、滑り込みで訪れました。今年の紅葉は例年よりも2週間程遅れているそうで、この時期でも十分楽しめました。一方で今シーズンは死亡事故が多発しているため、より慎重に行動するよう意識しました。


以下山行報告です。

◎装備
テント、寝袋、ダウン(上下・シューズ)、ヘルメット、チェーンスパイク、ゲイター、ストック、スリング、カラビナ、ガス、水、食料、行動食、手袋、地図、コンパス、カメラ、充電器、ヘッドランプ

◎行程概要
11月5日 
信濃大町にて前泊

11月6日
8:30 扇沢
8:50 黒部ダム
9:40内蔵助谷出合
11:00 白滝峡
12:00 十字峡
14:30東谷吊橋
14:40 仙人谷ダム
15:15阿曽原温泉小屋

11月7日
6:40 阿曽原温泉小屋
8:40 折尾谷
9:10 大太鼓
10:00 志合谷
12:00 欅平

・黒部ダム〜欅平
山行時間:約12時間 
        距離:約29km



◎行程詳細

11月6日
この時期は扇沢からの電気バス始発が8時半。黒部ダムに着き、荷物を背負って歩き始めたところ後ろから「おーい」と呼び止められる。何かと思えば、この後ダムの放流があるので増水に気をつけるように、とのこと。
確かに川の水量は少なく、今はとても穏やか。果たして、ここからどれだけ増水するのか想像がつかないため、とても不安になる。しばらくは何度も水量を確かめながら歩いていました。
昨年は数日早い時期に来ましたが、その時は川に架かる橋がツルツルに凍っていてヒヤッとしましたが、この日は凍っておらずひと安心。先行きが少し明るくなった瞬間。
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さぁいよいよ渓谷歩きスタート!
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アートのような紅葉
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高度感のあった高廻り桟道は損傷中
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2日間でお会いした登山者はお一人。あとはお猿さん。
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初めてここを訪れた時、歩道がとても丁寧に整備されていることに驚きました。
後に小屋の方からお聞きした話によると、ここ下ノ廊下で、作業員の方が熊と遭遇し襲われたのこと。最近よく熊が出ると。なんと…。こんなところで出会ったらどうしましょう、逃げ場がありません。むしろ滑落してしまいます。
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今年もありました、滝行。シェルの中にカメラを避難させ通過。
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十字峡
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改めて、よくこんな断崖絶壁に道を作ったものだと、先人に思いを馳せるとなんだか心が痛みます。
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半月峡〜S字峡

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仙人谷ダム
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おー!憧れの雲切新道の標識。本当はここを通りたかったです。来年こそは。
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ダム施設内へ
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予定より早く小屋到着!絶賛解体中。
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照れながらも、一緒に写って下さいました!とっても優しい方。
テン場はもちろん私の貸し切りです。
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そして、この夜打ち上げの席にお招きいただきました。すごいお酒の数々に美味しいお料理。隠れた小屋名物もいただきました。「もう顔覚えられてるから、来年もおいでー!」と言っていだけました。泣けます。
そうそうたる方々と共に過ごした、思い出の夜。

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11月7日

4時起き。テント内は思ったほど寒くはなく、快適に眠れました。そしてやっぱりここの温泉が大好きで、今年も温泉に入りながらのんびり夜明けを迎えました。
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身体も温まり、いざ出発。
遠くなっていく小屋。振り返ると、スタッフの方が手を振って下さっていました。解体作業を終え、小屋の方も本日下山です。
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折尾ノ大滝
この辺りから高度感も出て来て、眺望が開けてきます。
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この砂防内トンネル、去年は水量が多く靴を脱いで歩こうかと思ったほど。この日は去年よりも水量が少なく、ほっとひと安心。
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大太鼓

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150mのトンネル。とっても迫力あります。
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山頂の雪がきれいです
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12時、欅平着。下山。


◎まとめ
冬装備で来ましたが、結局チェーンスパイクやハーネスの出番はありませんでした。この時期は日暮れが早いので、余裕を持った行動が必要になります。小屋の方も注意喚起されていますが、来年は事故のないよう、また素晴らしい景色に出逢えることを願います。