冬山登山

2022.1.7-9 比良縦走

2022.1.7-9 比良山系 縦走 の記録

EA7A4FFD-F557-4B33-B4FA-17463FA104A6


明けましておめでとうございます。岩瀬た、です。
本年もよろしくお願いします。

今年一発目の山行は、じっくりと山を歩こうと思い、今冬の特色とも言えそうな積雪を期待して比良の縦走に行くことにしました。

当初1人で行くつもりでしたが、そういえば昨年に不動岩でアイゼントレーニングをした際、1月にどこか雪山歩きに行こうかという話を野間さんとしたのを思い出し、誘ってみたら行くということだったので2人で行くことにしました。

堂満岳から入って朽木までの比良山地半縦です。

以下、山行報告です。

---------------------------------------------

◎メンバー
岩瀬た
野間


◎行程概要
・1/7
20:00 JR比良駅集合、出発
22:00ノタノホリ 泊

・1/8 晴
4:30起床
6:00出発
10:00堂満岳
11:00 金糞峠
13:20 武奈ヶ岳
15:15 鶴瓶岳
16:00 イクワタ峠近辺 泊

・1/9 晴
4:30 起床
6:30 出発
7:30 地蔵峠
10:30 蛇谷ヶ峰
12:00 朽木温泉てんくう


◎行程詳細
・1/7
仕事を終わらせて比良駅にて野間さんと待ち合わせる。
堂満岳はラッセルになると思い少しでも早く取り付くための前夜入り。ノタノホリまで辿り着けなかったら適当なところで泊まろうと思っていたけれど、登山口からトレースがあり難なくノタノホリに到着する。トレースあってラッキーと思いつつ少し拍子抜け。

今回は雪山でツェルト泊をする練習も兼ねていたので僕と野間さんと各自でツェルトを準備する予定だったけれど、野間さんのツェルトはエマージェンシー用のツェルトで寝転がれるサイズでは無いことが3日前くらいにわかって、僕のツェルトで通すことにした。
今夜はストックで設営。
DA2A6904-804E-476D-AA01-C9BA1C163ACE

僕のツェルトはファイントラックのツェルト2ロングの旧型。
一応2〜3人サイズで、2人で入るのは初めてだったけど野間さんが小柄なおかげもあり、まぁ大丈夫な広さだった。(天気が良かったので荷物は外に出した。中に入れてもギリ大丈夫そう。)
野間さんは大学時代にワンゲル部だったようで、テント(というか今回はツェルト)の中のスペースの使い方がきっちりしていた。僕はどちらかというとテントの中で物をポイポイ広げるのはあまり好きじゃないタイプ(実際に広げずに過ごせてるかどうかはまた別問題ですが、、、笑)なので、良かった。


・1/8
4:30に起床して朝ごはん食べて出発。
トレースあるから楽々と思ってたけどツボ足では流石にズボズボなのでわかんをつける。
D45A4C94-BA87-454B-BE8B-19A953D5183B

しかし、程なくしてトレースが終わってしまった。
よーし待ってましたとばかりにラッセル開始。
序盤はスネから腰くらいだったものの、傾斜があるところでは頭くらいの高さになったりもして思う存分に交代番子でラッセルをする。
C70541DB-D372-44FC-9239-F2830201205E

D87FB8BE-7397-4F46-9CCA-19F2A36C55A6

野間さんも今回はラッセルトレーニングと思ってたみたいで、かなり頑張ってくれていた。タフガールだ。ラッセルのコツを話しつつ試しつつで進んで、後半はなかなかサマになってて良いペースでいけたので良かった。
トレースをつけるのはしんどいけれど、後ろを振り返って進んできた道を見るとやはり気持ちが良い。

堂満岳の頂上で少し休憩して金糞峠へ。登りほどしんどくは無いけどボチボチの進み具合。

金糞峠からはバッチリのトレースがついていたのでルンルン気分で武奈ヶ岳へ。

武奈ヶ岳山頂は晴天の下たくさんの人がワイワイしていた。
F6454B90-80D1-4489-B88F-C6C7BD245003

良い天気だ。
8356E297-1115-4505-8BEC-25E832027C73

写真をとったり、これから先の山並みを眺めたりして一服後、北稜線へ。

ここからまたラッセルだろうと思っていたけれど、反対から進んできたわかんのトレース1人分が伸びてきていた。
9FD16252-9D00-40CA-8087-0F6C637AFB2C

このトレースは結局蛇谷ヶ峰まで続いていて、どうやらタフガイがいた模様。たった1人延々続く足跡を見るだけで、どんな人なのか見てみたくなる。

トレースにだいぶ助けられて、鶴瓶岳を越えて予定通りイクワタ峠へ。
日没まで時間があったのと風も弱い予報だったので、雪斜面を削ってツェルトを被せて泊まってみることにする。
雪洞に関して細切れの知識しか無かったけれど、雪崩なさそうな雪質、地形ということと積雪深が充分にあることを確認して作業開始。
D572754A-1D0E-42B6-A22F-04808592B689

幅をツェルトのサイズギリギリにしてしまったのでちょびっと隙間ができてしまったけれど、高さがあってなかなか快適な空間ができて良かった。
今回は雪洞とは言えない作りだったけど、今冬こそ悪天候でもきちんと過ごせるような雪洞を作って泊まってみたい。

野間さんの用意してくれたミートパスタ&たらこスパゲッティを食べて就寝。気温も低く無く、快適な夜だった。
A6284567-4297-4FEF-A827-C0B4A2F63FCB

6DBE5C66-1A46-4554-9F03-4CEF73BB0716

9D202CD2-4C78-468F-9E12-9E0ECDAF23C3



・1/9
今日も晴れ。
トレースがあることで気も緩んで結構ゆっくりと朝を過ごして出発。
EA7A4FFD-F557-4B33-B4FA-17463FA104A6

琵琶湖一面に雲海が広がって、とっても綺麗でした。
ここから先は急な登りとかは無いものの、水平移動が多く、広くなったところを通ることが多いのでガスったら嫌だなと思ってたけど、全て杞憂に終わった。
天気は良く、トレースはあり、快適そのもの。
1A3BB7DA-FA39-4675-A16D-86B17D8CBECD

スノーハイキング感すら漂う。

トレースをつけてくれた会うことの無いタフガイさんありがとう。

ちゃきちゃきと進んで昼前に蛇谷ヶ峰に到着。
武奈ヶ岳から歩いてきた道のりが見えて気分良し。
2A959F9C-23E7-429C-AAB2-16D858ABB5BA

B4C5AA75-CF91-4AF2-8EEB-81AC7F5A9940

しばらく休憩して、よく踏み固められた道を歩いて、朽木温泉てんくうで温泉に入り、岩魚山椒煮そばを食べ、シャトルバスという名の軽バンに乗せてもらって朽木の町まで行き、バスで安曇川駅へ。

電車に乗って家に帰りました。下山完了。


———————————————————————


以上、山行報告でした。

久しぶりに雪山を半泊+1泊2日、歩くことができて良かったです。
体力作りはやはり山に入るのが1番だとまた思いました。
今回はラッセルは堂満岳だけだったので予定より早く歩けましたが、フルラッセルだったら3日間くらい欲しい感じでした。
また、南比良は1度も行ったことがないので、そのうち行って、良い感じだったら冬の比良全縦もしてみたいです。


野間さん、ラッセルお疲れ様でした、お互い雪洞の勉強してまた行きましょう!!

B61F1531-A03D-443B-A5B2-AC38600DDACD



伊吹山

日程:2021/2/6 

行程:

10:00入山開始

13:50山頂到着

15:00下山開始

18:00下山


はじめまして、新人のY田です。

雪山登山をした事がない私に、2/11の荒島岳の前に、不安であれば雪山登山付き合うよ?という有り難いお言葉に甘えて、初の雪山登山連れて行っていただきました。



IMG_1370

はじめの方は雪は無く、どろどろです。意外と足を取られます。




IMG_1374

雪出てきました。初のアイゼンです。足裏に雪がくっついてきて滑ったり、根っこに歯がひっかかってつまずいたり、、ズボンの裾をやぶらずにすんで良かったです。


IMG_1376

頂上に近づくほど空の青さが濃くなります。

最後の急斜面。初のピッケルです。天気が良く(雲1つ無かったです)風も無く、登ってると長袖1枚でも暑いくらいでした。人が多く、トレースはばっちりですが、雪が溶けてきてるので頑張ってつま先で蹴りこみますが滑ります。T口さんが全く滑る様子無く登っていくのが羨ましかったです。練習します。

またこの日1番怖かったのは、この急斜面で下山してこられる方が足を滑らせて落ちてくることでした。足元ばかり見ず、上も確認しながら、悲鳴を聞いても冷静に素早く横に平行移動できるようになる必要性を強く感じました。


IMG_1380

山頂のテーブルでお昼ごはん。

山頂から見える雪をかぶった山脈の景色は迫力ありました。山頂はさすがに風があって寒く、かぼちゃスープとリッチなアポロ美味しかったです。


IMG_1387

「今から飛ぶよ」て合図だったそうです。

IMG_1388

なんとか、かかとはちょっと浮いてる、、かも。


IMG_1385

琵琶湖綺麗です。



IMG_1391

下山です。滑り落ちてく人を見た後なので緊張です。恐る恐るおりていきます。教わった通りに踏みしめていくと意外と滑りません。調子に乗った頃にちょっと滑ります。またビビります。をくりかえしてなんとか無事おりれました。



IMG_1396

琵琶湖の向こうの山に沈む夕日が、年賀状か和菓子みたいに綺麗でした。


IMG_1397

晩ごはん。かつとじ定食のお味噌汁を粕汁に変えて頂きました。とっても美味しかったです。滋賀県が大好きになりました。

荒島岳


はじめまして。新人の N 間です。
荒島岳に行ってきたのでその報告をさせていただきます。

◎日程:2021 年 2 月 11 日(木)
◎メンバー:O 西、T 口、S 川ご夫妻、A 田、Y 田、K 面(会外)、N 間 
◎コースタイム:
8:00 登山口
11:15 もちが壁
12:15 山頂
13:40 もちが壁
16:00 登山口

2 時出発で車を出していただき、7 時半ごろに登山口前の駐車場に到着。すでにほぼ満車状 態で、邪魔にならないように場所を選んで駐車しました。準備をして 8:00 に出発!
IMG_3200
出発直後は辺りが霧に覆われて幻想的な雰囲気でした。
 IMG_3201
 気温は低いと予想していましたが、日が出ると比較的暖かく、登り始めてすぐに一番薄着に なっていました。 またトレースもしっかり固まっていて、この日は終始ラッセルすることなく進んでいくことができました。
IMG_3204
途中霧氷がとても綺麗で感動。
IMG_3126
こまめに休憩を挟みながら登っていくのですが、その間に S 川さん奥さんにいただいた乾 燥無花果がとっても美味しかったです。(残念ながら写真を撮るのを忘れました。泣)

小荒島岳と荒島岳間のコルに到着してアイゼンを装着。
直後のもちが壁では直登のトレー スがありましたが途中で敗退しており、右に迂回するトレースを進みました。 
この辺りから雪が固くなっていましたが、視界も開けて青空も見えてきました。A 田さんの ずうやんさんショットも映えて、まさに順調!!
IMG_3205
IMG_3207
IMG_3208
といったところでしたが、、山頂方面にはガスが。
IMG_3209
 ただ風も強く、時折ガスを飛ばしてくれてるので、もしかすると山頂もタイミング良く晴れ るかも??
という淡い期待も叶わず、ここが山頂だよ!と登山者の方に教えてもらった場所は
IMG_3165
視界も悪い上に祠も埋まっていてめちゃめちゃわかりにくかったです。 そんな中で皆さん笑顔の集合写真。登山者の方に撮っていただきました。ありがとうござい ました。
IMG_3206
 山頂からの下山は一瞬で、気づけば視界の良い場所まで降りてきていました。
長めの休憩を取り、T 口さんと K 面さんがコーヒーを振る舞ってくださったりと、わいわい温まり至福 の時間でした。
IMG_3210
 そして再び出発して少し振り返ったところ、山頂付近もこの青空。
IMG_3187
今山頂行きたいな〜と皆で頷きながら写真を撮りました。
斜面が緩くなった辺りで、ヒップソリを持参していた S 川さん奥さん、T 口さん、Y 田さん が次々と滑り始めました。 途中羨ましそうな顔をしていたのか、私も滑らせて頂くことに。ずっと足を浮かせて滑るの はバランスが要り難しかったですがとても楽しかったです。

さらに下ると、滑落停止訓練ができそうな斜面があったので新人の私と Y 田さんが練習し ました。私は以前に経験があったので少し自信があったのですが、回転の向きから教わる始 末、、。更に始めて知ったこと、忘れていたことも含め皆さんに丁寧に教えて頂き、情けなく もとても勉強になりました。また、Y 田さんは初めてだったのですが、驚くほど上達が早く 皆さんびっくりされていました。
IMG_3213
 その後の下山は疲れていたのかとても長く感じましたが、何かに取り憑かれたようにヒッ プソリで滑りまくる T 口さんを見て元気?をもらいながらなんとか耐え切りました。 
そして 16:00 ごろに駐車場に到着。 私自身入会して初めての大人数での山行でしたが、わいわいした感じがとても楽しかったです。皆さんありがとうございました。
IMG_3214

2020.3.8-9 阿弥陀岳南稜

2020.3.8-9 阿弥陀岳南稜
八ヶ岳 阿弥陀岳 南稜 の記録

DFEF40EE-5BE8-4DAD-BF12-BFC3150930B1


こんにちは、岩瀬た、です。
阿弥陀岳の南稜に行ってきました。
南岸低気圧がかすめて行ったので、ふわふわ雪が積もってたら辞めとこうと思いながら入山しましたが、新雪の積雪量はたいしたことなく、アタック日は昇温甚だしい予報だったので行動時間を早めて、丁度良い締まり具合の雪を快適に登ることができました。

以下、山行記録です。

————————————————————

◎メンバー
岩瀬た


◎装備
縦走用ピッケルx1
アイスアックスx1
ハーネス等
ロープ30m(撤退等下降用。シングルなら60mある方が良いかも。)


◎行程概要
・3/8
山中 小雪
泊地 ー5℃
7:00 茅野駅
しばし天候待ち
12:30 舟山十字路・入山
15:30 立場岳
16:00 青ナギ手前・ツェルト設営・泊

・3/9
快晴
ー5℃
3:30 起床
5:00 出発
6:30 P3ルンゼ下
7:00 P4基部
7:15 阿弥陀岳山頂
10:30 美濃戸口 下山完了


◎行程詳細
・3/8
夜行バスで茅野へ。
今日は夕方頃まで雨の予報だったので、駅周辺でのんびり過ごす。
思いのほか早く雨が上がって空も明るくなってきたので出発することにする。
タクシーで舟山十字路まで行き(雪も氷も少なくて入れた)、立場岳に向けて出発。
D9F14838-62A8-424A-98F5-011EEDB63579

98BC09CD-8387-4238-AE54-241146E293DA

序盤は雪少なくところどころアイスバーン。早めにアイゼンをつける。
立場岳で新雪の積雪は10cmあるかな?くらい。
ふわふわ雪。もっとサラサラの雪かと思っていたけど、予想よりも少しだけ湿っぽい。
ふーんと思いながら進むと、樹間から阿弥陀岳の南面がドーンと見えた。
5292EE92-83E6-401B-8E56-383A5B057E5F

あまりのかっこよさに、「うわ!やったー!ひゅー!!」と1人歓声を上げてしまう。まだなにもしてないのに。周りに誰もいなくてよかった。

その阿弥陀岳が見えるポイントが誰かのテン泊跡だったので、今日はここまでとしてツェルトを張る。
今回は軽量化しようと思ってスコップも持ってこずだったので助かりました。やっぱりスコップは要るな。

お茶を飲んで一服していると、一瞬、夕焼けで阿弥陀岳が薄いオレンジ色に染められて綺麗でした。風が強くてツェルトの外に出るのが億劫で写真撮らなかったことを少し後悔。

整地を適当にしてしまったので体がズレて何回か目が覚めてしまいましたが、夜半には風も止んでゆっくりすることができました。


・3/9
3時に目が覚めて、もう一眠りしたら寝坊しそうだったのでそのまま起きて行動開始。
今日は気温がガーッと上がる予報だったので、早く動くに越したことはないだろう。
準備や撤収していると割と良い時間になってしまった。
青ナギを過ぎて、いくつかピークを越す途中で月が諏訪の街の向こう側に沈んでいくのと同時に、明るくなってきた。
A735D091-72C1-474F-80B1-F0D255BFA41F

DFEF40EE-5BE8-4DAD-BF12-BFC3150930B1

56F9A6D4-FE04-484E-860A-1AF8260A294E

79B27806-F231-4E63-BBE5-C44D204D5DBC

モルゲンロートにはならなかったけど(山中にいるからわからなかっただけかも?)やっぱり朝は良い。

P3が少しずつ迫ってくる。
594E4127-3626-4D84-9D89-3FB3C7BD7905

ルンゼに向かうトラバースが悪いとのことだったけれど、少し下ったところからルンゼに入ればキワどいトラバースをせずにちょっとしたラッセルで済んだ。
ルンゼ内。雪は程よい積もり具合で新雪のすぐ下の層にアックスのピックも良く効く。
雪が少なくアイスバーンになっていれば結構怖いみたい。
AEAA8533-A87D-4344-BB05-B6BB51CDDB48

今回は不安無くルンゼを登ることができた。
事故の多い場所なので、ほっと胸を撫で下ろす。

P4もなかなか迫力がある。
56C6DA74-6BDA-4A7F-9B1A-2BED234298D5

P4のトラバースも、たしかに2、3歩が狭い。
落ち着いてやり過ごして、しばし登って山頂へ。

5876F0A4-D324-4A83-A80D-9CFAB6B3D47A

快晴ほぼ無風で、遠くまでぐるり360°たくさんの山が見えて気持ちが良い。
登ってる時は気温が上がっていくのが気になるけど、登ってしまえば暖かさで幸せな気持ちだ。天気の隙をついた良い山行ができたと思います。

しばし展望を楽しんで、御小屋尾根を美濃戸口まで降りました。

下山完了。
————————————————————


阿弥陀南稜、会の山行記録の最初の方(1996.12.21-22)に松尾さんという方が書いた記録がすごく印象に残っていました。
いつか行くときは1人で行こうかなと思っていて、時期も条件も違いますが、今回行けて良かったです。
もちろん、その後の記録も参考にして、装備はダブルアックスにしようとか、ここがあの記録に書いてあった場所だなとか思いながらの山で、楽しかったです。

また、今回はオーソドックスなP3P4巻きルートをとりましたが、ハーケンとか打ってあって登った痕跡もあったので、またいつか登りに来てみようかな?と思います。
登ると楽しいだろうな。でも怖いだろうな。





2020.2.13-14 経ヶ岳(保月山まで)

こんにちは、田中です。

寒波到来後、春のような温かさが続いたこの日。日本列島は概ね雨予報。八ヶ岳の計画を変更し、北陸の経ヶ岳へ雪上訓練をしてきました。


以下山行報告です。

◎メンバー
岩瀬た(L)、田中(記)


◎行程概要
2月13日 曇り
11:30 奥越高原青少年自然の家駐車場出発
   ・ラッセル練習 
12:30 登山口展望台 テント設営
   ・雪崩救助練習
16:00 夕食、就寝

2月14日 曇り
6:10 起床、朝食
7:50 テント場出発
9: 20 保月山
          ・ビレイ練習(スタンディングアックスビレ
    イ、ボディビレイ)
    ・滑落停止練習
12:20 テント場 撤収
13:40 駐車場


◎行程詳細
2月13日
経ヶ岳も午前中は雨のため、お昼入山とし少しゆとりをもっての出発。空にはずっしりとした厚い雲が居座り、山の中腹辺りまで覆っている。果たして積雪はどうなっているのか…。
天候悪く今日は入山出来ないかもしれませんね、と話ながら登山口となる駐車場へ向かう。
幸い雨は止んでおり、いざ入山。

登山道を半分ほど登ったところで、登山口展望台を確認。と、ラッセル練習に行ってみましょうと登山道を外れた斜面を下りて行く岩瀬さん。こんなところをラッセルとは、流石。雪も緩く踏み抜きが怖くて一歩一歩慎重になる私とは反対に、ガツガツ突き進む岩瀬さん、強い。
IMG_20200213_121658716_MP

登る前にしっかりルートを定めておかないと、せっかくラッセルしたのにまた戻ったり方向転換なしないといけなくなるので、ルートの見極めが大切だなと思いました。
達成感に満たされ幕営地に到着。
1581832460807

テント設営後は、プローブ・ビーコン・スコップを使い雪崩救助練習。実際の現場はデブリの中になるので、動きづらいうえ自分の安全も確保しないといけないし、こんなスムーズにはいかないよなと色々考えさせられた。



2月14日

約12時間睡眠、よく寝れました。
外を見ると、昨日は雲で隠れていた荒島岳や銀杏峰がきれいに見渡せ嬉しくなる。やっぱり雪山はきれい。
OI000071
とはいえ、すっきりしない空で午後からはまた天気が崩れるため午前中で切りあげることに。

保月山を目指すも、私の体力不足で岩瀬さんとの距離がどんどん開いていく。湿雪の樹林帯をつぼ足で登るが、足の沈みがなかなか深い。ここはワカンがあればよかったです。
IMG_20200214_095555344_MP
1581832501467
保月山下の樹林帯でビレイや滑落停止の練習。雪質や斜度によりまた状況が変わってくるので、色んな場所で練習を積んでいきたいなと思いました。
IMG_20200214_104731245_MP
IMG_20200214_105850451_MP
IMG_20200214_110615135_MP
八ヶ岳の計画段階から、たくさんのことを学ばせていただいた今回の山行。改めて基礎知識や技術を見直すきっかけになりました。
岩瀬さんの足を引っ張ってばかりでしたが、私に とっては充実した山行でした。ありがとうございました!
芋きんつばにでっち羊かん、かりんとうまんじゅう…次回はお土産にぜひ!
記事検索
月別アーカイブ
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール

kobe_alpine

  • ライブドアブログ