沢登り

楊梅の滝 大滝登攀

楊梅の滝 大滝登攀

 

こんにちは須川雄です。最近、急に肌寒くなってきましたが比良の楊梅の滝にOKD、岩瀬た、須川雄の3人で行ってきました。比良山の楊梅の滝は、滋賀県で一番落差のある滝で雌滝(15m)、薬研の滝(21m)、雄滝(40m)の3つの滝で構成されています。1554年に足利義輝が楊梅の滝(ヤマモモノタキ)と名付けました。今では音読みで(ヨウバイノタキ)と呼ぶのが一般的です。沢登り歴は長いですが、初めての大滝登攀で緊張しましたが痺れるクライミングができましたので報告します。

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■メンバー OKD、岩瀬た、YS

 

108

8:00      北小松登山口駐車場発

8:10    楊梅の滝

13:00    獅子岩

14:30    北小松駐車場

早朝に神戸を出発し、JR北小松にある大津市比良げんき村の奥にある北小松登山口に駐車。沢装備を整えて出発。登山道を5分ほど歩くと雌滝に到着、アプローチが短く体が温まっていない。雌滝は15mと短いが、傾斜もありスタンスも少なくヌルヌルして登れる気がしない。自分の判断基準なら迷わず巻く滝だが、岩瀬たさんがリード。釜を数メートル泳いで取り着く、左岸を登るが出だしに足がかりがないので難しい。木の根っこを掴みながら上る。私はセカンドで登るがフェルト靴が滑り手も足も出ない。腕力で何とか登りきることができたが、予想していたより難しく前途多難で意気消沈する。

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雌滝を超えると薬研の滝に続く。事前情報によると熟練者ならロープ不要と聞いていたが、それは水線から外れた左岸を進んだ場合。水線を進むとホールドスタンスともに乏しく難しい。セカンドでも登れず、ユマーリングで手がかりを作りながら、何とか突破するしかなかった。

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お次が、本沢のメインの雄滝。ここでOKDさんがリードを交代。最近雨が降っていないので、水量は少なめだが40mの滝の迫力は凄まじい。左岸から取付く。途中でリングボルトが数か所入っている。出だしはスタンスもあり、雌滝や薬研の滝よりは登りやすい。滝の中央を直登するルートをとっているので、全身ずぶ濡れになりながら登る。途中から右岸にトラバースする。このトラバースがいやらしい。水線から外れてクラックを超えて、立木のあるテラスへ。このピッチはセカンドであれば何とか登れるグレードで楽しめた。しかし水量が多ければ手も足も出ないと思う。季節的にかなり寒かったが、大滝をシャワークライミングしながら登る快感は今までになくクレイジーだがクライミングハイ状態になり興奮する。

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大滝最終の雄滝2ピッチ目、岩瀬たさんがリード。立木のテラスまで登ってきているので、水線まで横切るのが困難。このまま巻いてしまうルートもあるようだが、逃げないで水線まで戻り、果敢に挑戦を選ぶ。トラバースがスタンスもホールドも少ないうえに、ツルツルと滑るので困難を極める。寒さと恐怖で震えながら、岩瀬たさんのリードを見守る。危なげなく一歩一歩着実にスタンスを決めていき、途中で足を大きく上げてヒールフックで登るなど信じられないムーブで超えていく。落ち口直下も、支点もなくホールドも無い中で、冷静に一歩一歩着実に進んで行く姿は頼もしい。ここをリードできるメンタルはすごい。強い男で尊敬する。

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雄滝の2ピッチ目をセカンドで登るが、出だしのトラバースで思いっきり滑落してしまう。左足が岩に挟まったまま右足がスリップしてしまったので、前のめりになったまま落ちてしまう。セカンドなので滑落距離は短く怪我はなかったが、テンションは下がってしまう。落ち口近くの上部もスタンスも乏しくツルツルで、足に立ち込めている自信がなく、またもやユマーリングで通過する。自分の沢靴はフェルトだが、今回はラバーの方がよさそうだった。金たわしも必携なので、来期は揃えたい。

 

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楊梅の滝を超えると、獅子岩に着く。岸壁の上部に獅子に見える岩があるので獅子岩。3ピッチあるが、ルートを選べば簡単。沢靴からクライミングシューズに履き替えたので、フリクションが全然違うので快適だ。ここはリードさせてもらい、3ピットのところを2ピッチで超える。獅子岩の頭に着くと琵琶湖が一望でき壮大な景色を楽しめる。このあたりから雨が降ってきたが、アプローチが短いので、森林の傘の下ほとんど濡れずに下山することができた。

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今回初めての、大滝登攀を経験した。今まで大滝は登れないので巻くものと思っていたが、最近の会の記録を見て興味があった。実際登ってみて、難しさを知った反面、全く手が出ないとは思わなかった。これからもトレーニングを積んで挑戦して行きたいと思う。新たな山の楽しみ方を教えてくれたOKDさん、岩瀬たさんに感謝します。


2023.9.22-24 立合川

2023.9.22-24 大峰 笠捨山 立合川 遡行

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こんにちは、岩瀬た です。
立合川に行ってきました。
山菜図鑑とキノコ図鑑をそれぞれ2冊持ち込んでの植生調査。
行きの169号線が雨量制限の通行止めになっていて一時はどうなるかと危ぶまれましたが、なんやかんやで無事に入渓することができ、数々の雨後のキノコを見ることができ、泳いで登って巻いて、楽しい遡行ができました。

以下、山行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た
OKD


◎装備
40mロープ x1
カムx5
タープx1
山菜図鑑x2(内1電子書籍)
キノコ図鑑x2(内1電子書籍)


◎行程概要
・9/22
9:30 駐車地 出発
16:20 第5ゴルジュ手前 幕営

・9/23
7:20 出発
14:20 八丁河原の奥の右又 幕営

・9/24
6:30 出発
8:15 傘捨山 山頂
11:00 上葛川 バス停 山行終了


◎山行詳細
・9/22
2時に神戸出発、3時に大阪で合流し、5時ごろに上北山村役場のあたりでカーナビがぐるりと168へ迂回するルートを示し、道路上の電光掲示板で169号線がこの先で通行止めになってる旨を表示していたので、ひとしきりどうするか2人で相談した後にひとまず睡眠を取ることに決まる。
7:30頃に目が覚めると通行止めが解除されていたのでホッと胸を撫で下ろして立合橋まで移動。

9:30、駐車地に着いて準備をし、橋桁の巡視路なのかハシゴがかかっていたのでスルリと降りて入渓。

まずは第1ゴルジュ。
水は冷たく無いのでジャバジャバと気持ち良い。
黄蓮谷を思い出させる黄色がかった水だ。
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(黄色がかった水。雨の影響もあるのかもしれない。)

水の気持ち良さに気を良くしながら側壁に生える植物を見ているうちに、しばらく進んで気づけば第1ゴルジェは終わっていた。ウォーミングアップという感じだろうか。

続けて第2ゴルジュ。
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(35m大滝)
まぼろしの滝と言われてる35m大滝を巻く途中でキノコを見つける。第一キノコだ!
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(チチタケでしょう)
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(チチタケでしょう)
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(違う個体。チチタケでしょう。)
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(違う個体。チチタケでしょう。)
図鑑を見つつツンツンつついてみると白い液体が出てきた。
・チチタケ
傘:窪んだ饅頭型から平らから浅いろうと状。
柄:上下同大の直生。
ヒダ:密
。。。これはずばりチチタケだ!

続いて OKDさんも見つける。すでに知っているキノコだったようで、「ムラサキシメジ!」と言う。
・ムラサキシメジ
傘:内側に巻いた饅頭型から老生すると開いた汚褐色。
柄:傘と同色からやや淡色。ささくれ状。
ヒダ:湾生し密。
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(ムラサキシメジ?)
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(ムラサキシメジ?)
写真では白く見えるけれど、若干ムラサキがかっていたので8割型ムラサキシメジだろう。
いくつか写真を撮ったけれどピンボケしてたりでちゃんと記録に残せていないので同定に確信が持てない。接写で写真を撮る練習も必要だ。

他にも、赤いヒョロヒョロが特徴的なキノコを見つける。カエンタケかと思ってビビったが、そうではなくてベニナギナタタケだった。
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(ベニナギナタタケ)


さて第3ゴルジュ。(あまりよく覚えていない。)
小滝の釜が深い。今にも吸い込まれそうな深淵がこちらを覗いている。
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(あなたが釜を覗くとき、釜もまたあなたを覗いている。)

次に第4ゴルジュ。(あまりよく覚えていない)
淵があった。
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(淵)

このあたりから少し疲れてきて、ぼちぼち泊地を探す。
その道中で、沢100の遡行図でいうところのうしお滝に遭遇。
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(うしお滝)
水量も多く迫力ある。パワーって感じで好きだ。So Good。

さてキノコも捗る。
これはツルタケダマシ?
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(ツルタケダマシ?)
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(ツルタケダマシ?)
・ツルタケダマシ
傘:褐色から淡灰褐色で中央部暗色。
ヒダ:やや密やや疎。
柄:上下同大から下方やや太い。上部に白色から淡灰色の薄いツバを垂らし上部にはヒダに連なる条線がある。
どうだろうか。

これはなにかわからずじまい。
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(これなんですか)
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(これなんですか)

そうこうしているうちに第5ゴルジュ手前で幕営としました。
道中、キノコばかりではなく山菜も探しながら歩きましたが、見つけられたのはウワバミソウだけで、少しだけでした。山菜も詳しくなりたい!
そしておまちかねの夜ご飯はOKDさんのSU KI YA KI!!
山で(沢で)すき焼きを食べる日が来るなんてなぁとしみじみ思いながら、2回転お腹いっぱい美味しくいただきました。



・9/23
さて今日は八丁河原の辺りまで。
この傘の裏がスポンジっぽくなってるのは、、、キイロイグチなのかな?違うかも。
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(むむむ)
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(ピンぼけひどい。)
・キイロイグチ
傘:饅頭型から平らに開き表面は黄色い粉に覆われて触れると付着する。表皮は鮮黄色で成長すると中央部から褐色を帯びる。
管孔:ほぼ離生し淡黄色から暗褐色。
うーん、なんか違う感じする。写真もピンぼけでなんともだ。

第5、6、7、8とゴルジュと河原を繰り返し歩き、八丁河原まであともう少しというところの17m滝が狭いゴルジュの中の凶悪な滝でなかなか良かった。暗くて水飛沫だらけだったのでまともに写真が撮れず残念。巻く。
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(17m滝)
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(ステミングステミング)

それを越えると広々とした八丁河原に着き、水が伏流。
さらに進んで奥の右又の水が復活したところで幕営。
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(八丁河原。もっと進むと水が復活。)

今晩の夜ご飯は僕の担当。高野豆腐の麻婆豆腐。
高野豆腐でうまくできるかなぁと思いながら作ったけど案外うまくでき、これからは山の麻婆豆腐は高野豆腐で作ることに決める。
酔っ払ってタープも張らずに就寝。


・9/24
今日は詰めて下山だけだ。しかし上葛川集落で乗る予定のバスが12時40分頃と17時ごろの2本しか無いので早々に起床して笠捨山へ向かう。
ヒーコラ言いながら詰め上げて8時に笠捨山の山頂に到着。
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(OKD)

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(岩瀬た)

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(記念写真)

曇り空で風も吹いてて冷えるので早々に下山開始。
下山途中でもいくつか。
これは何かわからない。
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(これなんですか)
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(これなんですか)

これはニシキタケか?
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(ニシキタケなのかな?)
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(ニシキタケなのかな?)
・ニシキタケ
傘:饅頭型から中央が窪んだ平らに開き湿時粘性がある。朱色、橙黄色、黄色などが不規則に混じりやや班状。成熟すると周囲に短い粒状線が現れる。
ヒダ:ほぼ離生し、やや密やや疎。初め白色のち淡黄色。縁は濃い黄色。
柄:表面は白色のち淡黄色を帯び、下方が濃色。しわ状の条線に覆われ内部は髄状。
どうだろうか。

そうこうしているうちに11時、上葛川集落に着いて、濡れたものを乾かしたりしてからバスに乗り、14時に駐車地到着。
下山完了。

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以上、山行記録でした。

覚えているのはキノコのことばかりのような記録になってしまいましたが、緩急のある沢で、噂通りの気持ちの良い沢登りができました。寒く無いのもとても良かった!
そして今年は僕はたぶんこれにて沢納めなので、来シーズンはもっと山菜やキノコについて詳しくなりたいです。
余談ですが、I上さんが何年か前に「キノコ狩りはアルパイン。」と言っていて、当時の僕はなんのことか全く理解できずただのジョークだと思っていましたが、今なら少しわかる気がします。事前に勉強をして準備をし、計画を立て、実際に行ってこの目で見る。時にはズルズルの泥壁トラバースの途中や、懸垂下降の最中、ゴルジュからの脱出のために取り付いた複雑に入り組むグラの中など、そんなところにキノコが生えていることも多かったです。これがアルパインといわず何と言うのか。なぜ今まで気づかなかったのだろう。
新しい扉が開いたような気持ちです。

さて夏が終わるということは、冬が近づいてきているということでワクワクです。寒くなるまでの間、フリーで身体を鍛えるぞ!

2023.8.26-28 金木戸川打込谷

2023.8.26-28 岐阜県 笠ヶ岳 金木戸川 打込谷 の記録


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こんばんは、岩瀬た です。
北アルプスの沢に行ってきました。
個人的には、今年は山行やクライミングの目標を具体的に持っているわけでは無く粛々とトレーニングを積んでいるわけでも無く、「楽しめたら良し」とスローな感じで夏を過ごしていますが(仕事がそれなりにビジー)、そんな今年の夏でもちょっとした思い出になる遡行ができて良かったなと思います。

以下、山行記録です。

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◎メンバー
OKD
岩瀬た
おせん


◎装備
・30mロープ(不使用)
・ギア類(不使用)
・タープ x2
・その他沢装備


◎行程概要
・8/26
7:00駐車地(金木戸川第2発電所手前 岩波橋付近)出発
12:00 打込谷 出合
15:30 標高1649 二又近辺 泊

・8/27
7:00 出発
13:30 笠ヶ岳山荘 大休止
14:20 下山開始
15:30 抜戸岳
21:00 新穂高温泉 泊

・8/28
帰阪帰神


◎行程詳細
・8/26
6時ごろに駐車地に到着。僕は前日に職場のお食事会があり飲まないつもりだったがなんやかんやで飲んでしまい移動はほぼ爆睡。帰路の運転と山行の無事の遂行を心に誓いながら準備して7時出発。
今回、元々はH.Iさんも参加予定だったが急な仕事で来れなくなってしまい残念。いずれ僕にもそういう時が来るのだろうか。また次はH.Iさんも一緒に行きたい。

長い長い林道歩きを5時間こなし、12時にようやく打込谷出合に到着。入渓。
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(林道途中の金木戸神社)

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(ダムには木造の建物が。悠久。)

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(打込谷出合)

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(出合の泊適地。たぶん全行程の中でここが1番良い。)

水量が多ければ渡渉が困難とのことだったが、今年は雪解けが早かったからか全く問題なし。
天気予報では午後過ぎから雨が降る予報だったので、今日中に地形図で川幅が狭まったところは抜けておきたいと思いながら進む。
18m滝は巻いて、大釜15m滝は水線右側をフリー直登でこなしてなんのことはなく登攀が必要そうなところを抜ける。
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(仙ノ淵。ちょっぴり寒い。)

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(18m滝は右岸巻き。)

15時半、幸い雨もまだ降らず、適当なところで泊とする。
タープ2枚でこれから降るであろう雷雨に備えて寝床を作り、OKDさんとおせんさんは狩りに出かける。武器を持ってこなかった僕は今日のために準備してきたスパイスウィスキーをさっそくチビチビしながら、乾いた服に着替えてなんとなく夜ご飯の準備をする。
そうこうしているうちに雨が降ってきてやがて本降りになりOKDさんとおせんさんが戻ってくる。何度かトライするも焚き火はできずにガスバーナーで夜ご飯。
夜ご飯は、岩瀬た特製のゴマ・ネギ・山椒・五香粉 をふんだんに振り撒いた麻婆豆腐だ!(丸美屋の麻婆豆腐がベース)
事前に牛豚合い挽きの挽肉を胡麻油とニンニクと海鮮醬でサッと炒めてから凍らせて持ってくるという手の込んだ下準備をしてきた甲斐もあり、なかなか上手にできたので良かった。
中華料理は高温で熱する「バオ」という技術があるようで、今回仕上げに焚き火でバオをやりたかったがそれはできずに残念。また今度晴れた日にバオりたい。

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(チルタイム)

今夜は雷がそこかしこにドッカンガラガラするかと心配していたが、思いの外天気は悪く無く、分厚い雲の中を時折チカチカと眩く程度だった。


・8/27
5時半に起きて朝ごはん。アルファ米の雑炊。
何度経験しても慣れることのないヒヤッとしたイヤァな着替えを済ませて、7時に出発。
今日はもうなにか緊張するようなポイントは無く、ひたすら牧歌的なアルプスの沢を遡って行くだけだ。ヨーデルを口ずさみたくなるなぁ。
ヨロレイヒー!

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(ヨロレイヒー1)

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(ヨロレイヒー2)

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(ヨロレイヒー3)

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(ヨロレイヒー4)

天気も悪く無く、時折晴れ間が見える。良い気分だ。
ちょうどシーズンのクロマメ(ブルーベリー)を頬張りながら甘酸っぱい遡行を続け、12時に笠ヶ岳から北に伸びる尾根に詰め上げる。しばし休憩。

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(詰め)

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(もぐもぐブルーベリー)

そうこうしているうちに雨が降り始め、降られながら13時半に笠ヶ岳山荘に到着。
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(天気悪くなってきた)

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(霧中のおせんさん)

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(もう少しで山荘ですよー!)

今日は笠ヶ岳山荘まで来れたら良しという計画だったので、雨も降ってるし素泊まりしようかな?と話しながら宿泊料金を確認すると9500円とのこと。
その値段に驚いてしまって反射的に今日は下山することに決める。(後々この選択を後悔することになる)
小屋のお姉さんに記念写真をとってもらい、売店のカップラーメンをいただいて、14時半下山開始。
テント場を通ったが、タープを張れそうな場所も無かった。

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(笠ヶ岳山荘で記念写真)

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(たおやかな稜線。雨風で冷える。)

19時から20時の間くらいには新穂高につけるかと思っていたけれど、稜線上は雨風が寒く、思いの外ペースが上がらずおせんさんにいたっては若干低体温症の兆候があったようで急いで着替えたりするシーンもあった。
沢登り装備とはいえ、当たり前だが濡れと風は要注意だ。

寒かったけれど、杓子平ではいくつもの雷鳥の群れに遭遇し、中には手で触るまで逃げない個体もいたりして、癒されながら下降を続ける。

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(杓子平は広くて気持ち良い)

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(雷鳥の群れ。雷鳥の家族が3組ぐらいいた。)

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(かわいいなぁ)

その後、雨は止んだが下山のペースが3人で少しずつバラけてきてしまい、僕は比較的元気だったけれどどうにも身体が温まらなかったので駆け足で笠新道の起点まで先に降りさせてもらう。
ようやく3人が合流したのが20時ごろ。
そこからは林道を歩いて21時にようやく新穂高登山センターに到着。

日帰り温泉はさすがにどこももうしまっていたので、新穂高登山センターの軒下を借りて泊とする。温泉は明日の楽しみに取っておく。
おせんさんのキムチ鍋とご飯にプラスして朝用の辛ラーメンもペロリして本日は終了!
お疲れ様でした。

・8/28
未明から続々と登山者が現れるのを尻目に睡眠を貪り、6時ごろに起床。
7時ごろからぼちぼちと宿の売店などが開き始め、8時半に中崎温泉で湯に浸かり10時にタクシーで駐車地まで。
新穂高温泉は意外にもタクシーはあんまり入ってこないようで、危うく配車してもらえないところだったがOKDさんのたくみな交渉術で濃飛タクシーが来てくれ、無事に駐車地に戻ることができた。
帰りに神岡の道の駅でスーパーカミオカンデの勉強をしてから帰りました。
下山完了。

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以上、山行記録でした。

アルプスの沢登りは空が広くて気持ちが良い。
下山でダメージをくらったので、そこはもう少し慎重に準備や判断をしても良かったかもしれないが、まぁ元気に降りてこれたので良かったでしょう!
今回もお疲れ様でした!

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(スーパーカミオカンデに約11000個ある光電子増倍管)



2023.8/13-14 神戸山岳会 2023年夏合宿 愛媛県 石鎚山 面河渓(おもごけい)~中沢

神戸山岳会 2023年夏合宿

愛媛県 石鎚山 面河渓(おもごけい)~中沢

 

こんにちは須川雄です。剱岳に行く予定だった夏合宿ですが、台風7号の影響が出そうなので、急遽四国の沢登りに変更して行って来ました。アルプスのような雄大な沢でした。

 

■メンバー Fさん、T原さん、T口さん、K美さん、須川雄

 

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7:00     駐車場発

16:00      幕営地点

面河渓駐車場から出発。数日前に通り過ぎた台風6号の影響で面河本谷の水量は多い。登山口から快適な遊歩道を終点まで歩き入渓。面河ブルーと呼ばれる渓谷だけあって水質が蒼く美しいIMG_7895

水深が深いので右岸に左岸に胸まで浸かりながら渡渉して進むが、水温もそれほど低くないので泳いで渡っても気持ちいい。途中で幾度となく現れる透き通る淵には、魚影も多くみられる。ナメ滝でウォータースライダーを楽しんだり、美しいゴルジュを泳いだりしながら、夏の沢を満喫できる。

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面河渓は沢のスケールも大きく明るくて雄大でアルプスの様でまさに天国。七つ釜や長淵などの見所を過ぎると魚止めの滝がある。

ここを超えると幕営適地の河原にでる。星空の下、焚火を囲みおいしい鍋を食べながら宴会し至福の夜を過ごす。

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814

6:30     出発

8:00     御来光の滝

9:30     中沢出会い

15:00   天狗岳

15:30        石鎚山山頂(弥山)

17:00   愛大石鎚小屋

20:00   駐車場

昨日よりは水量の少なくなった面河本谷を遡行開始。台風が近づいているが天気は良い。小滝を超えたり、ゴルジュをへつったり、滝を巻いたり、淵を泳いだりと沢の醍醐味が詰まって飽きない。ほどなくすると御来光の滝(87m)が姿を現す。天空から舞い降りる白竜のような圧巻のスケール。記念撮影や行動食を食べたりと小休止してマイナスイオンに癒される。IMG_6439

御来光の滝は右岸から巻く。ここは赤テープや残地ロープがあるなど道が整備されていて歩きやすい。巻き道を終えて面河本谷に降りると、そのまま愛知大学避難小屋まで抜けるか、石鎚山に突き抜ける中沢に分かれる。今回は石鎚山山頂を目指すために巻き道終了点から少し本谷を下り中沢を選ぶ。中沢は水量が少なく入り口が分かりにくい。
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少し進むと上部に迫力ある石鎚山の南尖峰が見える。遡行図では「中沢は明るい谷で快適に登れる。手ごわい滝が3ヵ所あるが左岸を容易に巻ける」と書いてあるので、軽い気持ちで突入する。しかし、ここからが地獄の始まりだった。水量が少ないが傾斜のあるスラブが続き岩場には黒い苔が生えており足を置くと滑りそうで怖い。登れると思って進んでいると途中でにっちもさっちも行かなくなりT口さんに上部からロープを垂らしてもらい、なんとか通過する。高度感もあり落ちると止まらない岩場のフリーソロが続く。岩場を巻こうとしても、藪が覆いかぶさり全く進まない。ここでかなりの時間を費やしてしまった。
IMG_6466南尖峰見えてからが、滑ると絶体絶命な岩場と猛烈な藪漕ぎが行く手を拒むので難易度が高くなる。稜線直下も強烈な笹原の藪漕ぎが続き、トゲトゲの葉っぱ(アザミ?)が体中を刺しまくる。おまけに大量の虫もまとわりつき、虫にも刺されまくる。肉体的も精神的にもハードで心が折れそうになるほど辛い。笹の上を滑るフェルト靴で3歩上がって2歩下がりながら、ずだぼろ状態でなんとか天狗岳に続く東陵コースの稜線にたどり着く。

IMG_2509ここら辺から風も強くなってきて、クライミング要素の強い登山道を天狗岳まで進む。


IMG_7672天狗岳の時点で15時と予定よりかなり遅くなってしまった。稜線はガスが濃く風も強く小雨も降ってきた。高度感満点の稜線伝いで石鎚山山頂まで行く。いつもは賑わっている山頂も小屋泊の方が数名いるだけでひっそりとしている。石鎚山は古くから山岳信仰の山として日本七霊山の一つ。昔の人はよくここまでの道を切り開いたと思うと感服する。
IMG_6483ここで沢装備を外して下山に備える。山頂から駐車場までコースタイムで3時間30分。ヘッドライトを用意してガスガスな登山道を進む。雨で滑りそうな木の梯子や崩壊した登山道に注意する。途中で日が暮れ真っ暗な中をヘッドライトで照らしながら、満身創痍の状態で駐車場までなんとか到着。疲労困憊の中、鳴門大橋が通行止めになる前に神戸に戻ることができた。

 
  今回の夏合宿の企画を何か月も前から準備してくださった、Fさん、T原さん、本当にありがとうございました。いろいろと反省点がありますが、メンバー一丸となりハードな山行を達成できてよかったです。今回の強化合宿を糧に、さらなるステップアップを目指して楽しい山行に行きましょう!

柿其渓谷で沢登り-2023-07-23

こんにちは、おせんです。

今回は、長野県南木曽町の柿其渓谷で沢登りをしてきましたが、噂に違わぬ美しい谷でした。


〜メンバー〜
L  OKDさん 
SL  たくみ君
  H.Iさん
  おせん

〜行程〜
8:20 駐車地出発
8:45 入渓(牛ヶ滝落口)
10:45 霧ヶ滝
12:00 箱淵
13:15 脱渓(雷の滝)


おせんカーにて、夜中の3時に兵庫を出発、メンバーをピックアップし一路、南木曽へ。

高速の降り口を間違える等のトラブルもありつつ、1時間押しで柿其渓谷の駐車場に到着。

観光客向けの整備された駐車場には綺麗なトイレも完備され、安心して車を駐車する事が出来た(落石の心配がない)

更に、入渓までのアプローチが楽々で、遊歩道を歩き、少し道を外れたらあっという間に入渓。

渓相は、明るく水は澄み、岩肌はよく磨かれフリクションはバッチリ。

また、沢沿いに林道が並走し、直ぐにエスケープ出来る安心感もあり、皆心なしかリラックスしている様子。

所々で休憩を挟んで、景観を楽しみながらゆっくり遡行。

途中、霧ヶ滝で一度だけロープ(40m)を出し、たくみ君がリードで滝身左のテラスから取り付き落口までロープを伸ばす。

ギアはアルヌン2本、カムは0.3と0.4を使用。

セカンドのビレイ点はカムも使えそうだったけど、ちょうどいいサイズが無くてハーケンのみ。

その後も快適に遡行を続け雷の滝を超えたところで打切り。

そこから直ぐの林道に出て脱渓、駐車場まで歩いて40分。

下山中はカラッと晴れて涼しく、駐車場に着く頃には水で濡れた髪もすっかり乾いていました。

時間が経つのがあっという間で、打ち切りポイントに着いた時には『え、もう終わり?』と、少々物足りなく思った程、飽きの来ない綺麗な渓相が続く素晴らしい渓でした☺️

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遊歩道を歩いて出発
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へつりでこなす
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ディープウォーター
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明るい渓相
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霧ヶ滝
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流れの早い淵を泳ぐ
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ずっと飽きさせない景観が続く
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楽しい泳ぎ
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ジャンプ渡渉

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明暗が見せる渓谷美

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写真撮ってもらうまで耐える

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林道歩き駐車場まで
おつかれさんでした。
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