クライミング

2026.06.07 たらコンペ

 2026年6月7日、長野で開かれたドライツーリングのコンペに参加してきました!

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■ドライツーリングとは
 ドライツーリングとは、アイゼン、アックスを用いて行うクライミングの1つです。
 アイスクライミングとの違いは、登る対象が氷か岩かですが、人工壁ではほぼ同義になっているような気がします。実際アイスクライミングワールドカップでも、氷はほぼ登られていません。
 人口壁では、アックス専用のホールドにアックスをかけ、コンパネをフルートブーツで蹴り込みながら登ることになります。
 人口壁でのドライは、アルパインの高みを目指すため、よりハードなアイスクライミングをやるため、など屋外でのクライミングの練習の目的で行われたり、最近はそれ自体が楽しく、熱くなれるなどの理由で行われることも多いです。
 詳しくはこちら

■仲間募集!
 大阪、神戸、関西でドライツーリングやハードなアイスクライミングにご興味のある方、ぜひ神戸山岳会の長谷川までご連絡ください!
 始め方やギア、練習できる場所の紹介など情報共有できます!
 関西には環境がないので実際に登っていただくことはできませんが、仲間を集めてゆくゆくは関西にも環境を構築できたらと考えております。
 1人でできることには限りがありますが、人が集まれば何かしら環境ができていく!はず……

 フリーではあり得ないような強傾斜、高強度のムーブや、フィギュア4などのトリッキーなムーブが魅力です!
 初心者でも参加できるコンペもあり、誰もが熱くなれます!
 山でのアイスクライミングの練習としてもとても効果的です!

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■参加レポート
日時:2026年6月7日
場所:ねこねこうぉーる(長野県上田市)
参加人数:21人
筆者:長谷川

◯たらコンペとは?
 長野県のねこねこうぉーるというクライミングジムで行われる、人口壁でのドライのコンペです。実際のアックス、フルートブーツを使用して登ることができます。大体毎年開催されていると思いますが、今後は不明です。
 今回はファンクラスと言うことで、国際大会に出場したことがない方を対象に開催されました。
 予選、セミファイナル、ファイナルがあり、完登数と到達点で順位を競います。

 参加者の多くはドライの経験が1年から数年で、普段はアルパインやアイス(競技でない)を主にやっている人が多かった印象です。
 そのためアックスやフルートブーツをレンタルしている参加者も多かったです。
 関西からの参加者は僕一人だけでした。

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オブザベタイム

◯予選
 予選では4課題があり、フラッシュ方式でその完登数を競いました。それぞれ11〜17手です。
 強傾斜(135°)の高強度の課題から、垂壁のテクニカルな課題まで多様な課題があります。
 参加者21人全員で2課題ずつ回していくので、休憩しながら登れますが、皆他の選手の応援もしていたため常に熱い雰囲気でした。
 登る側も応援のおかげでいつも以上に頑張れた、絶対に登りたかったと、熱い気持ちを持って登れたようです。

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第2課題。ガストンムーブも

 中にはビレイグローブでアックスを握る者、先週アックスで腕を切ったのに挑む者もおり、経験や状況に関係なく挑む姿がとても格好良かったです。

 セミファイナルへは全完登した12人が進むこととなりました。僕もなんとか滑り込めました。
 


◯セミファイナル
 ここでの課題は21手。135°壁、120°壁、垂壁と渡っていき、最後にはルーフのホールドでのフィギュア4が待っています。
 15手目には昨シーズンのワールドカップで使用されたメタルホールドが使用され、それが技術的な核心部で、多くの選手がここで落ちました。

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135°壁からスタート

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シビアなホールドでアンダー

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核心のメタルホールド

 ファイナルに進めるのは6人の予定でしたが、複数人が同じ箇所で落ちて団子になったため、その団子に属する人たち全員含めて9人がファイナルに行くことになりました。
 僕も皆と同じく核心で落ちましたが、タイム差で5位に付けた?っぽいです。


◯ファイナル
 ここでの課題は33手。ルーフから突き出た巨大なボテからルーフを渡り、垂壁、120°壁、135°壁、宙吊りの棺桶、135°壁、120°壁、最後にスタートと同じボテへ渡るという、全ての壁を大きく使った課題でした。
 スタート、宙吊りの棺桶、ゴール取りでフィギュア4をする必要があります。各所で強度の高いムーブや、少しアックスがズレたら落ちるようなシビアなムーブを要求されます。

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スタートのフィギュア4

 僕は序盤、ガバホールドに油断していたらアックスを滑らせてしまい、8位になってしまいました。悔しい…
 135°壁から宙吊りの棺桶にフィギュア4やフィギュア9で移るムーブは、とても楽しいのが見ているだけでも伝わってきました。実際競技終了後にやったらとても楽しかったです。これぞドライ!

◯感想
 初心者でもたくさん登れる構成、難易度で、皆が楽しめるコンペでした。
 決勝課題は恐らく全員が別の場所で落ちるという、差が分かりやすくコンペとしては素晴らしい課題だったと思います。

 僕個人としては過去のドライツーリングの経験とフリークライミングの能力である程度登れますが、やはりドライ特有のホールドやムーブになれず、結果が中々出ず悔しいです。
 自分のクライミング能力向上と同時に、関西で仲間集めや環境構築をし、ドライの経験を積める状況にしていきたいです。

2026.5.30 大台ヶ原 蒸篭嵓 ブッシュマン

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こんにちは! 川です。


寺嶋さんにお声掛けいただき、以前より登りたいと思っていたブッシュマンを登ってきました。

全体を通して5.9のピッチがメインとなっており、私にとっては挑戦的なマルチピッチクライミングとなりました。




〈 メンバー 〉

川(L、記)

寺嶋(SL)


〈 主なギア 〉

・ロープ(8.9mm 60m)

・クイックドロー ×3

・アルパインヌンチャク(60cm ×3、120cm ×2)

・スリング120cm ×4

・240cmスリング ×2


〈 行程 〉

7:10 ビジターセンター駐車場より出発

7:55 大蛇嵓分岐より下降開始

8:10 ブッシュマン 取り付き

8:30 登攀開始

12:10 登攀終了

14:00 駐車場下山




寺嶋さん号で大台ヶ原に前夜入り。深夜なのに意外と車が多い。そして寒い…

飲酒ガチ勢はいないため、必然的に健全な時刻での就寝となった。


翌朝、アプローチでのタイムロスを見越して計画より50分ほど早く出発。

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▲文句なしの青空で早くも気分がアガる


大蛇嵓への分岐ポイント付近で明瞭に草の生えてない箇所を選んで下降開始。

アプローチは良くないけど堡塁岩の下降より平和だった。

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有名な洞窟を過ぎて右岸寄りにルートを取ると、ほどなくして取り付きが見えてきた。

準備を済ませて8時30分に登攀開始。

※以降、奇数ピッチは寺嶋さん、偶数ピッチは川がリード


1P目 寺嶋リード

事前に見た情報通り、出だしが濡れていて嫌な感じ。終了点直下が少し難しかった。


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2P目 川リード

最初の手が濡れていたくらいでその後は快適な登攀

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3P目 寺嶋リード

ひたすら直上。終了点直下で悶絶しながらレイバック気味に重たい身体を持ち上げる。

一瞬足が抜け危うくテンションをかけそうになりながらも、何とか突破できそうと思った瞬間、カサッと何かが落ちる音が…

下に目をやると、ザックのショルダーに括りつけていたトポ入りのマップケースが転がり落ちていく(絶望)

宙を舞ったそれは、最終的に5m下の小テラスに着陸した。

やらかした…ひとまず終了点まで登ってから考えることに。

直線的なルートが幸いして回収は容易そうだった。

寺嶋さんに10mほどロワーダウンしてもらい無事に回収。

そしてレイバックをおかわりすることとなった。(20分ほどのタイムロス)


4P目 川リード

アクシデントを経て小休止の後にリスタート。

出だしから高の度感あるスラブで少したじろぐものの、最初に直上してみると難なく1ピン目が取れた。

そこからはしっかりガバがありフリクションもよく効いて無事に突破。

全体的に逆S字状にルートをとるのでロープが重たい。最後の2ピンあたりは少し悪かった。


5P目 寺嶋リード

いよいよ核心ピッチ。満を持して寺嶋さんがクライムオン。

順調にハング下に取り付き、偵察の後ついに離陸。

着実に足を上げていき、これはいける!と思った瞬間、あと少しのところで無念のフォール。

惜しかった…

もう一度トライするも、あと一手のところでまたもフォール

最終的にスリングアブミで突破した。

続いて私も取り付いてみると、ハング下で次の手を探るだけで腕力がどんどん吸われていく。

フォローのため一旦降りてレストもできないのでエイヤで突破を試みるも、あっけなくテンション。

潔くA0で突破した。

そして核心部を抜けると、そこは長いスラブ。なんかピン間隔がちょっと遠い気が…

私にとってはこのスラブが核心に感じられた。


6P目 川リード

なんだかバランシーな感じのピッチ。新岩で5.9のマルチをやっていてよかったと感じた。

大蛇嵓から山ガールの黄色い声援を浴びる。

壁にへばり付くのに必死で声援に応えられなかったのが悔やまれる。

そんなこんなで無事にトップアウト。

立木で支点を構築して寺嶋さんを迎える。

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結局、最後まで後続パーティは現れず、これ以上ないコンディションで快適なクライミングを楽しむことができた。


帰りは大蛇嵓で撮影会を楽しみ帰路についた。

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全体を振り返ると、5.9のピッチでは少し自信がついた一方で、

しょうもないミスもちらほらと…今回も反省点の多い山行でした。


寺嶋さん、行き帰りの運転含め、ありがとうございました!

5.10cの宿題を回収しにまた来ましょう!

2026.05.25-27【七面山南壁「Long Hope」】



MOPK1690
























紀伊半島 大峰山系 秘境のビッグウォール
七面山南壁「Long Hope」への挑戦
12P 5.11- 450m
______________________

2019年、七面山 (標高1,624m) 南壁に厳めしい
フリールートが完成した
(ROCK&SNOW 084 2019年夏号に掲載)

その当時、梅田のロッジでふらっとロクスノを購入
して開拓記を他人事の様に読み流した記憶がある
まだ高グレードを登れる実力はなくロングホープを
登る事など些かも想像をしていなかった
ボルダリングジムへは雨の日しか行かなかったのが
最近では外岩を含め週3-4日は通い5.11台前半なら
オンサイトができる様になり、今年に入り長年敬遠
してきた駒形岩5.11三部作が思いのほかすんなりと
登れ、遂に念願の5.12までもレッドポイント
昨年からロングホープへの想いが沸々芽生えてきた
今年に入りより一層現実的に
万全を期して心と体を鍛えよう
何だか武者震いがしてきた...

以下、偵察記録です

_______________________

山行日 : 2026年5月5日‐6日
藤本 (ソロ) 


目的は大岩壁を目の当たりにして自分を奮い立たせ
足りない部分を確認する事

ロングホープへはいくつかのアプローチがあり偵察
は「宇無ノ川」を遡行する事にした
五條市街からR168を南下して関西電力奥吉野発電所
を過ぎた先に駐車、落石や倒木はなく走りやすい
舗装路だった


DCTP1837
























直ぐにゲートがありその先は荒れた林道をなだらか
に下降、標高を下げたくないのに...


FJQU1424
























登攀意欲をかきたてる大滝を横目に林道を進み40分
程で 中ノ川出合 に到着


BUVA8825
























更に30分程進むと入渓地点の林道終点
(太いワイヤーあり)


OZRF0184
























明瞭な踏み跡がある尾根を下降すると10分程で
沢床に着く


QFEZ1588
























二段の滝

偵察目的なので素直に右岸ルンゼをFIXロープを
辿り高巻き
滝登攀でも二段目が見えないため二の足を踏む
だろう


PQTJ6442
























見ごたえのある大滝がいっぱい


UVAJ7650
























ロクスノの情報では入渓地点から幕営地の七面沢
出合まで、2時間程だが竿を出しながらなので
まったりと
見た目最高のポイントが次から次へと現れなかなか
前へと進めない、笑


QFAB0074
























OUGQ5419
























片口谷出合 から先は沢が開けてくる


ATUR9943
























遂に見えてしまった...


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中央やや右寄りが「ロングホープ」のライン
(幕営地より遠望)


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七面沢出合

いかにも熊が出没しそうなロケーションの中、
遥か高い岩壁を見上げ不安を打ち消すための
バーボンがすすむ


MIMK2265














大漁!こんなに釣れると逆に怖い、笑


HYVE1805
























まずは刺身


MOBKE8148
























次はムニエル


MECD3527
























締めはやはり焚火でくし焼き


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翌日

七面山方向に向かい林に入ると直ぐにテープを発見
沢地形から薄い尾根に乗り取付へ直進するがテープ
が見当たらない
天気予報が外れ小雨が降り出してきた
今日中に同下降して帰るので増水が心配になるが
取付を見ない事には...
地形図では分かりづらい嵓が立ちはだかり雰囲気で
ルートを修正、遠くに聞こえる滝の音を聞きながら
右側を直登すると漸く岩壁の基部に到着
(1時間20分)
道中テープは2ヵ所しか発見できずよほど推奨ルート
を外れていたのであろう


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右の岩小屋


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左の岩小屋


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「ロングホープ」取付

完全に濡れた1P目
しかも1ピン目が遠い
普段はパリっと乾いているのか?


以下、山行記録です
_______________________

ゴールデンウィークの偵察直後、肺炎にかかり咳と
高熱にうなされ2週間程、家に引き籠った
梅雨入り直前を睨んで設定した計画、体調は戻る
のか... 無理なら秋まで延期になってしまう
完治ではないが何とか3日前には回復してジムで
確認、少し息はあがるが決行

山行日 : 2026年5月25日‐27日
藤本(記) 、相方

共同装備 (主な物)
 
・シングルロープ 9.0㎜ 60m
・クイックドロー(短) 11本
・クイックドロー(長)  3本
・アルパインドロー(60㎝)  4本
・アルパインドロー(120㎝)  2本
・ザック(8L) リード用
ザック(20L) フォロー用
・トランシーバー
・スポーツ飲料 2L

5月25日 移動日

アプローチは偵察時とは異なり七面山登山口から
五條市街からR168を南下して林道に入る
宇務ノ川の道路とは違い落石や倒木、陥没が酷い
20㎞、1時間強 走ると行き止まりの駐車地に着く

11:30 入山


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スタートは堰堤を渡渉
私はサンダル、相方はネオプレンソックス
対岸にデポ


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七面山登山口まではつづら折りの荒れた林道を歩く
肺炎が完治していないのか、歩荷トレ不足なのか
息があがり滝汗...


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見かねてザックを交換してくれた (20㎏ ⇔ 13㎏)
登山口からの急登を越え幕営地手前までを平然と
進んで行く、何とも頼もしい 


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花? シャクナゲ と言うらしい、笑


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16:30 幕営地 (七面山西峰)

ヘロヘロ...
低い笹原でフカフカ快適、ペグも良く刺さる
(極小ハンマー持参)

20:00 就寝


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3:00 起床

最近は困った事にインスタントやアルファ米が
受けつけないので普通の食材を持参
無印良品、最高!

4:30 出発

4:48 日の出


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ロングホープはここにトップアウトする
流石に明るいうちに抜けれるに違いない...


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5:30 七面山東峰と大峰奥駈道間のコル 

少し迷って1時間かかった


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ここからはガレたルンゼを下降
直ぐに幅が狭まり落差も大きく、そろそろフリーで
降りるには厳しい感じになると進路を西にとる
薄い踏み跡を辿り、ルンゼを越えると遠目に岩壁の
基部が見え、尾根沿いにピンクテープが数多くあり 
取付まで迷う事はない
(1時間半)

7:30 登攀開始


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1P目 5.10- 52m B12 藤本 OS

直前の3日間は晴れだったにも関わらず一面染み出し
が酷く手もシューズもビショビショ
でも行くしかない...
1ピン目をかけ2ピン目がかなり遠い、左寄りの
濡れた凹角をステミングで上がり気休め程度の細い
根からスリングを伸ばし慎重に上がる
落ちれば完全にグラウンド... 痺れた

2P目 5.8 48m B9 相方 OS

濡れてなければ簡単なピッチだがここも染み出しが
酷く沢登りの様でかなり悪い、ナイスリード!
後半にある 5.10-を2ピッチ登ってもらう予定だった
が意気消沈...
残りを全リードする壮絶な闘いが始まった

※写真なし

3P目 コンテ 30m

笹のブッシュ帯

※写真なし


KXYR9008
























4P目 5.11- 45m B12 藤本 2テン

左側から階段状を右上するとスッキリしたフェイス
が現れる、細かいホールドとスタンスで右へ出て
あまいホールドで直上する、ムーブは分かったが
ホールドの持ち替えができず、足が抜けあえなく
テンション...


FPTU8770
























※写真不明


JZNGE1156
























※写真不明


OFHE1838
























※写真不明

5P目 5.10+ 40m B10 藤本 OS

前のピッチでテンションをかけてしまったので
残り最後まではオンサイトをしたい
中間部からホールドが乏しくなるが集中してハング
を突破、難しいと想定していたピッチはここと5.11-
が2ピッチの合計3ピッチ
何とか1つはクリア、ホッとした

6P目 5.10 30m B12 藤本 OS

大きくS字を描きながら弱点を突く絶妙のライン
ワンポイント難しいが豪快にレイバックでこなす

7P目 5.10- 25m B8 
藤本 OS

予定では後半の核心ピッチ前なので相方に登って
欲しかったが...
ルート上で言えば実質2番目に優しく馴染み深い
ピッチスケールだが疲労が蓄積して回復がしない


CUTKE4030
























8P目 5.11- 50m B16 藤本 OS

5.11台が2本あるフリールート、両方テンションを
かけてしまうと初めから取付くべきではなかったと
悶々とするのは間違いない
7P目終了点からは出だしの下部核心が見えている
明らかに難しそう...
トポの通りまさにエッジの効いたカチを繋ぐハング
越えからスタート、ルート全体的にピン間は平均
3.0m~3.5mとドSなランナウトがつづくがここだけ
は唯一ピン間が近く安心感があった、クリップして
はレストを繰り返しよれる前に雄叫びをあげながら
突破、がしかし上がった先もバランスが悪く2、3歩
上がらないとクリップをさせてくれない、笑
中間部は傾斜が緩くなり一段落するとテクニカルな
フェイスが現れ、これが上部核心となる
ホールドとスタンスが細かくバランスも悪い
何度となく躊躇をして仕切り直しに戻った
まともなレストにならず「落ちるかも、止めてね」
と声をかけ絶妙なバランスで極小カチを数手繋ぎ
突破、抜けた!
終了点のレッジに辿り着き安堵した
「オンサイトできたよ」とトランシーバーで伝え
相方からは「おめでとう」と祝福をうけ満足感に
満ち溢れた

スポーツ飲料、一人1Lでは少なかった
この辺りから1ピッチが終わるごとに一口だけ

9P目 5.10 45m B16 藤本 OS

核心ピッチを越えたのであとは5.10台と思い安心
して取付いたが、全然簡単ではない
ハング帯を左から回り込み剥がれそうなフレークに
逆手でジャミングして突破、使えそうなホールドに
はクラックが入り浮いてそう...
高度感抜群のハイライトピッチと書かれているが
景色など楽しむ余裕はなかった

※写真なし

10P目 コンテ 25m B2

上部岸壁で唯一、地面に足をつけるピッチ
2本のFIXロープにセルフを取り右上
念の為に中間支点2ヵ所も使い確保をしてもらったが
必要はなかった

※写真なし

11P目 5.10- 48m B15 藤本 OS

流石に疲労困憊...
「もしだったら行って欲しい」と弱音を漏らしたが
時間がかなり押しており既に日没間近の18:30
ここも行く事に...
出だしは階段状を右上してからカンテを左上、
その後のピンがローライトの中で老眼には発見でき
ず時間を要した、右にも左にも行けそう
先が分からないまま太い木からスリングを伸ばし
直上、かなり上の方にボルトが見えたので慎重に
高度を上げたが近づけば草だった...
その時で既に15m程はランナウト
更に3m程上にある心もとない根を目指しスリングを
巻いた、落ちれば抜けるであろう根っこはないもの
と考えガバのハング帯を越えるとキラリとボルトが
あり本来のルートに復帰した

※写真なし


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12P目 コンテ 10m B1

階段状のピッチを根を掴み乗越す
神々しく輝くプレート

終わった

ロープを解除して踏み跡を辿ればあっと言う間に
七面山東峰 (1,624m) の山頂

19:00 日の入


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19:30

登攀12時間
やはりこうなってしまうのか... 笑


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西峰のテントまでも迷い右往左往
食担は相方に任せ大の字になった
疲れた~
箱の小さいワインでささやかに二人で祝杯


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ここまでのビッグウォールは経験した事がない
アプローチを含めこの様な夢があり挑戦意欲を
かき立てるフリールートを作った開拓者一同には
心より感謝すると共に尊敬をします
最高に満足しました

アプローチは全体を一望できる宇無ノ川がお勧め

グレードに関してはマルチの場合、甘めの設定が
一般的だが個人的には蝙蝠谷 (神戸市) などの
ゲレンデグレード相当に感じた

岩は少し脆い

あともう一つ言わせて頂くとピン間がドS... 笑
 

身の丈に合わないと懸念していた相方へ
いつもありがとう


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以上、山行記録でした


山は遊びの宝庫や!!



[筆者が書いた関連記録]


・2025年10月18日
大峰 前鬼川 不動七重滝 大滝登攀

・2025年2月25日
大峰 弥山川 裏双門滝
アイスクライミング

・ 2024年11月3日-4日
大山 中ノ沢 
アルパインクライミング

・ 2024年8月20日
クラガリ又谷 大滝登攀

・ 2024年8月12日
楊梅の滝 大滝登攀

・ 2023年9月12日-14日
滝谷出合~滝谷第四尾根
アルパインクライミング

・ 2023年6月4日-6日
大峯奥駈道 スピードハイク

・ 2023年5月9日-11日
黒部源流域 山スキー

・ 2023年5月2-4日
槍、穂高滝谷 山スキー

・ 2022年12月28-30日
甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷右俣 アルパインアイス

・ 2022年5月17-18日
剱岳 大脱走ルンゼ 山スキー

・ 2022年5月2-5日
前穂高岳 奥明神沢
奥穂高岳 南稜
北穂高岳 東稜
登攀 山スキー

・ 2022年4月19-21日
黒部川源流域 山スキー 釣行

・ 2022年4月2日
大山北壁 弥山尾根東稜 登攀 山スキー

・ 2022年3月2日
大山北壁 天狗沢 アルパインアイス

・ 2022年2月1日
錫杖岳前衛壁  3ルンゼ アルパインアイス

・ 2022年1月19日
御在所岳 1ルンゼ中又 アルパインアイス

・ 2021年9月13-15日
穂高岳 屏風岩 雲稜ルート
前穂高岳北尾根
アルパインクライミング

・ 2021年7月20-22日
穂高岳 滝谷 アルパインクライミング

・ 2020年9月29-30日
槍ヶ岳 アルパインクライミング

2025.11.24 小豆島 赤いクラック

小豆島 赤いクラック
2025年11月24日
神戸山岳会 2025年秋合宿で小豆島へ。オートヴィレッジ吉田を起点に吉田川の岩場や拇指岳のマルチピッチクライミングを楽しんできました。小豆島へは過去2回行ってますが、拇指岳の赤いクラックは、いつかは登りたいと思いながらなかなかチャレンジすることができなかったルート。今回は心強いメンバーが一 緒なので勇気を出してトライすることができました。

川さんと須川で前日に前乗り。姫路港から小豆島の福田港へフェリーで渡り吉田川の岩場でフリークライミング。夕方におせんさんと合流し小宴会。

11月24日
赤いクラックメンバー
藤本さん・OKDさん・おせんさん・竹原さん・川さん・須川(記録)

◾️7:00
拇指岳の駐車場で後発隊の藤本さん・OKDさん・竹原さんと合流。天気も良く、朝日がきれいだ。暖かくクライミング日和。赤いクラックは拇指岳で一番人気のあ るルート。170m5ピッチのマルチ。橘の集落から狭い道を進み、荒神宮の東にある駐車スペースに車を停める。山道に入り道沿いに進むと岩壁に当たる。そこから基部を左に進んでいくと赤いクラックに取り付く。
パーティーは藤本さん・おせんさん・須川と OKD さん・竹原さん・川さんの3人ず つの2パーティー。
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◾️8時30分
1ピッチ目は藤本さんリード。右上する赤というよりオレンジ色に苔むしたクラックを登ってい く。今回はカムを持って行かなかったが、このピッチのクラック沿いだけは残地支点が少ないので1番と2 番のカムがあった方が安心。

2ピッチ目はおせんさんリード。出だしが難しい。頼もしいパワークライミングで抜けていく。私はセカンドでA0で突破。古いハーケンやリングボルトが至る所にあ る。

3ピッチ目は須川リード。トポではフンだらけの凹角を抜けると書いてあったが、それほど汚くなかった。凹角を抜けるとビレーポイントがあるが、そのまま左上してピ ッチを伸ばす。
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4ピッチ目 藤本さんリード。このルートの核心。高度感も抜群で内海湾が一望できる最高のロケーション。キレキレのフェースを左上していく。テラスから上部はビレ イヤーからは見えず、藤本さんの「落ちるかもしれんからビレー頼むで」の声に緊張 が走る。フォローで登るが、テラス直下とテラスからの上部がかなり難しい。藤本さんとおせんさんはフリーで抜けたが、私はアブミを使い通過。久しぶりにアブミを使ったが体が覚えていた。
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5ピッチ目は おせんさんリード。最終ピッチは難しいところもなく快適。景色もよくルンルンで抜ける。
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◾️13時
頂上で休憩して、後続パーティーの川さんがリードで登ってくることを確認し、下山を開始する。頂上から赤いクラックの裏側にフィックスロープが張っているが、ボロボロなのでダブ ルロープの懸垂で降りる。そこからは踏み跡に沿って下山道を辿れば、赤いクラックの取り付き近くまで降りれる。

小豆島町のスーパーマーケットで買い出しし、吉田オートヴィレッジの温泉に浸かり疲れを癒す。そして焚き火を囲みながら大宴会を楽しむ。
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今回は念願の赤いクラックが登れることができました。ご一緒できたメンバーに感謝。皆様ありがとうございました。

2025.8.30 - 8.31 北アルプス ジャンダルム飛騨尾根

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こんにちは、川です。


今から7年前、初めて北アルプスの地に足を踏み入れ、慣れない岩稜帯に神経をすり減らしながら奥穂高岳に登頂。
当時は両側が切れ立った稜線の先に鎮座するジャンダルムをただ茫然と眺めるだった。


今回、どこかに行かないかと石橋さんに声を掛けていただいた際に、初めて「飛騨尾根」というルートを知った。
まだ行ったことのないジャンダルムをアルパインクライミングで登る。
これは!と思い、意気揚々と返事をした。


次々と試練が降りかかってくる修行山行になるとも知らずに…




メンバー


石橋(L)
川(SL、記)



主なギア


・ロープ(8.9mm 60m)

・カム(#0.2〜#3 ×1セット、#0.5〜#2 ×1セット)

・トライカム 1セット

・アルパインヌンチャク(60cm×6、120cm×6)

・240cmスリング×2

・無線機 1セット

・ハーケン(撤退用)

・ハンマー×1

・テント(1〜2人用)



行程


【 8月30日(土) 】

 2:45 鍋平駐車場より出発

 4:40 白出沢出合

 7:35 荷継小屋跡

 10:46 穂高岳山荘(泊)


【 8月31日(日) 】

 3:25 穂高岳山荘より出発

 5:10 αルンゼ下降点

 6:15 飛騨尾根 取り付き

 11:10 ジャンダルム頂上

 12:50 穂高岳山荘

 16:35 白出沢出合

 18:30 鍋平駐車場






【1日目】 白出沢を経て穂高岳山荘へ


仕事を終えて石橋さんと合流したのは前日の夜20時。

深夜の名神と東海北陸道をひた走り、午前2時過ぎに新穂高温泉に到着した。

そして、夏山シーズンの駐車場争奪戦を甘く見ていた我々を待っていたのは、まさかの満車という現実だった。
さっそくの洗礼に多少狼狽えるものの、少し離れた場所にある鍋平駐車場をその場でネット予約して事なきを得た。

余分に30分歩くことになるけど、入山前に撤退するよりマシだ。


食欲が湧かない中、無理やりコンビニ弁当を詰め込み出発。
「帰りはこれ登り返すんか…」なんて思いながら鍋平駐車場から新穂高温泉まで一気に下り、いよいよ山行スタート。

長期縦走でもするのかってくらいザックが重たい。開始早々不安がよぎる。


林道の途中で穂高平への近道と書かれた急登に軽い気持ちで突っ込んだところ、早々に不安は現実となった。
足がゴリゴリ削られ、急激にペースダウン。


原因はすぐに明らかになった。
なぜか水4Lに加え、アルコール類をしこたま担いでいた(そりゃ重いわ)


水は1Lだけ残して捨て、アルコールは山小屋で調達することとし白出沢分岐付近の茂みにデポした。

申し訳ないことに、石橋さんにはテントに加えてロープまで担いでもらうことに。

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白出沢のトラバース地帯をやり過ごし休憩。
そして再出発しようとしたとき、事件が起きた。


石橋さんがザックを背負った直後、何故かザックが肩から落下。


信じられないことにショルダーストラップが根本からちぎれてしまっていた。


おいおいそんな壊れ方あるんかいなとか思いながら覗き込もうとしたとき、足にあの嫌な感覚が...
「あっ、攣った攣った!」と、ふくらはぎが悲鳴を上げ、私はなすすべなくその場に崩れ落ちた。


石橋さんがスリングとカラビナで器用にザックを応急処置する傍ら、足が攣り悶絶する私。なんだこの光景。


その後も、膝が攣りながらも白出沢の急登を牛歩でゴリ押しする私に対し、石橋さんは信じられないペースでグイグイと登っていく。
その体力は本当にすごいの一言。

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▲午前中の白出沢は日陰になっていてコンディション良好


石橋さんのペースコントロールのおかげで、昼前に穂高岳山荘に到着することができた。


山小屋で得た昼食とビールを摂取し、その後はやることもなく昨日から睡眠をとっていなかったので昼寝。

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頑張った自分へのご褒美と称し昼間からビールクズであります



意外と暑く、調子に乗って裸足で寝ていたら見事に日焼けしてしまい、
翌日日焼けの痛みに耐えながらクライミングシューズを履く羽目になった。




【2日目】 ジャンダルム登攀〜下山


2時半に起床し、山荘内で朝食を済ます。

外は寒かったので屋内で食事ができるのはありがたかった。


身支度を整え、3時25分にジャンダルムに向けて出発。
以前は怖くて仕方なかった奥穂までの登りを難なくこなす。慣れって恐ろしい。


自分の中では通過に手こずるかもと思っていた馬の背の下りもあっけなく通過。
(暗くて高度感がなく、手も足も豊富にあった。)

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▲馬の背の核心部で記念撮影


内心ほっとしていたけど、道中で想定外の難所が現れ
油断するなとしっかり釘を刺された気分になり気を引き締め直す。


αルンゼは視界のきく5時過ぎに下降したかったのでジャンダルム付近で少し待機。
次第に奥穂方面の空がオレンジ色に燃え出す。

この日は富士山が見えるほど視界良好で文句なしの天気だった。

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ヘッデンなしでも視界が明るくなってきた頃にジャンをトラバースして明瞭なコルからαルンゼの下降を開始。
話には聞いていたけど、出だしから浮石しかなくて笑う(笑えない)


右岸の際に張り付きながらマシそうな浮石を選びながら慎重に下っていく。
多少の落石はあったけど、思っていたほどひどくはなかった。


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枯れた小滝で懸垂下降を2回こなし、適当なところでバンドをトラバースする。
ロープを出すほどではないにせよ、一部スラブ状の箇所もあったりと油断できない感じだった。

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トラバースを終え上部を見上げる。
最初は登山靴でも容易に登れる感じなので、そのままフリーで抜けることに。

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ある程度登ったところで少しいやらしいポイントが出てきたので、いよいよクライミングシューズに履き替えてロープを出す。


ここまでの行程で無事にメンタルがやられたため、1P目は石橋さんにリードをお願いすることに。

高度感満載の箇所をビビり散らかしながら通過し1P目を終える。


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▲怖い!楽しい!



2P目、3P目も難しそうなので引き続き石橋さんリード。


3P目は出だしで一旦クライムダウンして左上するもいろんなものが浮いてる。
行き詰まったので少しクライムダウンして右側に際どいトラバース。
ビレイしてる私も手に汗握る展開となった。

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そこから先の2ピッチは簡単そうなのでリードで登らせてもらう。

これといった難所もなく浮石に注意しながら順調にロープを伸ばしていく。


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最後はあと少しでトップアウトというところでロープがやや足りずピッチを切った。

飛騨尾根では終了点など用意されていないため、カムやピナクルを駆使して支点を構築しないといけない。
初めてやったけど不恰好ながら何とか構築できた。


残り10mほどの最終ピッチは石橋さんが簡単に料理して登攀終了。

一息ついてから一般道を駆け上り念願のジャンダルムに登頂した。

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余韻に浸りつつ一般道?を山荘に向けて戻る。


「そりゃ遭難事故多いわ」なんて思いながら1ヶ所ほど際どいクライムダウンをこなし穂高岳山荘に帰還。


昼食を済ませ白出沢を駆け降りる。
想定以上にいいペースで降ってこれて楽勝ムードが漂うが、穂高の神はそんな我々に追い討ちを仕掛けてくる。


休憩が終わりいざ出発というところで何やら石橋さんのザックの様子がおかしい…


信じられないことにもう片方のショルダーストラップも根本から破断してしまっていた。

(私のふくらはぎは無事だった)

往路と同じように器用に応急処置する石橋さん。


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すり減り切ったメンタルでトラバース地帯をなんとかやり過ごし、

永久に終わらないんじゃないかと思うような樹林帯を抜けて新穂高温泉に下山。


薄暗くなる中、ザックをデポして鍋平駐車場までダメ押しの登り返しをこなして車を拾いに行く。


嬉しいことに石橋さんもついて来てくれた。(なお、あっという間にぶっちぎられた)


こちらも出せる限りのハイペースで最後の追い込みをかける。
しんどいけど、何とも充実した時間だった。


帰路で「平湯の森」と王将近くにある台湾料理屋で英気を養い、最後の核心となる神戸までの運転を無事にこなしていった。


今回は体力不足のため石橋さんにテントとロープを担いでもらったり、全く付いていけなかったりと大変申し訳なかった。


これまで少しづつ歩荷トレをしてきたけど、いよいよ本腰入れて登りを鍛えて行かないとなーと痛感した山行となった。


今回誘ってくれた石橋さん、ありがとうございました!

登りの体力強化に励んでいくので、また行きましょう!

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