山行記録

大峰 下多古川から大所山

大峰 下多古川から大所山  

2018年10月8日(祝) 曇のち晴   岡島父・母・娘

林道終点6:30出発 稜線1341m標高点の南コル12:10-大所山14:40-林道終点16:00下山

 下多古川は沢登りの入門ルートでアプローチも近くポピュラーな沢なのだが、実は初めての沢であった。沢から何処につなげようか計画を練っていると、左岸の尾根に大所山までトレールがありブナ林が美しいとの情報。大所山は地理院地図では無名峰で、この計画を考えるまでは名前も知らなかった山であった。

源流まで詰め左岸尾根を大所山まで辿る長い行程なので、琵琶滝の上までは遊歩道を使って先を急ぐ事とした。沢の記録は多くの報告があるので詳細は省くが、琵琶の滝、中の滝以外にも立派な滝がある。標高1150m二股の手前に、トンネルの様に岩盤を穿って洞窟の奥から滝が流れ出ている様な不思議な斜瀑があった。左岸から巻いてその滝上に行ってみると沢の水が川底に吸込まれている。何かの地変で沢底の栓が抜けてしまった様子だ。

二股から上流は一変して明るいブナ林の緩やかな流れとなり一夜を明かしたくなる源流地帯。次は新緑の時季に泊まりに来よう。

やぶ漕ぎ無しで尾根に上がり北北東へと大所山への尾根を歩く。所どころシャクナゲの藪が覆っているが微かな踏み跡とマーキングを追って行けばよい。途中岩場のトラバースがあり足場が崩れ易いので念のため細引きロープで確保してクライムダウンした。大所山付近は明瞭な登山道となり安心して歩ける。

初めての下多古川はコンパクトにまとまった美しい沢と静かな山頂を味わえる山行でした。

 中の滝          木葉イラズノ淵      大所山(1345m)            白鬚岳(正面)と大台(右奥)
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2018.9.23 鈴鹿宇賀川蛇谷

2018.9.23 鈴鹿宇賀川蛇谷 メンバー委員長、THI(記)

 

諸事情により一泊二日の沢登りを中止し、以前から気になっていた日帰り蛇谷に切り替える。

委員長とTさんが加わり、久し振りの4名体制での沢登りとなった。
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9
23日(日) 晴れ

国道沿いの小さな駐車場で委員長組と待ち合わせ、7時頃出発する。

宇賀渓谷入り口で、1名あたり200円の環境保全協力費を支払い入山する。

林道を20分程歩くと、吊り板のない白滝吊り橋に着く。

次の魚止橋を渡って直ぐ左手に入り、魚止滝手前で、靴を履き替え、装備を付ける。

早速、ヒルがHさんに挨拶に来る。何度見ても気持ちが悪い生き物だ。

魚止滝は、眺めただけで元来た登山道を辿り、あっさり巻く。
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登山道を少し登って左手の斜面を下り、再入渓する。

白い花崗岩に綺麗な水が流れ、神崎川本流とよく似た景観だ。
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冷水に歓喜を上げながら、小さな滝を越えて行く。
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30
分程歩いて、轟々と流れ落ちるつばめ滝に到着、ここから右手の蛇谷に入る。
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出合の2滝は、トポ通り左岸を巻くと、続く13m滝が飛沫を上げて流れ落ちる。
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念のためロープを出し、左手の今にも崩れ落ちそうなガレ場から、滝身左を木の根を掴みながら登る。

滝の落ち口の立木でビレイ、結構、高度感がある。

2つ小滝を越えると、中登山道が横切る。

登山道を越えると五階滝、9m滝は、ロープを出し、釜を右回りして滝身の右手を登る。
滝の落ち口右手に立派なボルト2本が打ってある。
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小休憩を挟み、廊下帯に入る。トポ通り途中に大岩があり、乗越しが面白い。
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廊下帯を越えるとCS25m。ロープを出し、真ん中から越える。
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続く四連の滝の8m滝は、左手の階段状を、途中カムを噛ませロープを引いて登る。

落ち口が嫌らしいが、有難いハーケンにロープを通し、ジワリと乗越す。
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すると、ゴルジュに深い釜を持った6m滝が、轟音を立てて流れ落ちている。

ゴルジュ内で飛沫を浴び、身体が冷えて寒い。
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後続を待つ間、すっかり萎えてしまい、右壁を登って泣きの左岸巻き。

小さな滝を次々に越えて行くと、ゴルジュ状8m滝が登場。
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滝の左手を偵察に行くと、ハーケンがあったので、戻ってロープを出す。

少し登って一段下りる所と、落ち口の乗越し部にハーケンが打ってある。

左壁を使って乗越すと、目の前に水量の多い流木の挟まった3m滝。

時間的に厳しくなっていたので、そのままロープを引いて、猛烈な水圧に耐えながら何とか越える。
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核心は越えたものの、時刻は既に1200を過ぎで、未だ標高は550m辺り。

昼食もそこそこに、先を急ぐ。

次の5mCS滝は左岸を巻く。
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谷は右に屈曲し、現れた28m滝は、水量も多く、時間も押しているので、諦めて右岸を小さく巻く。
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2
段ナメ滝L6m3m滝?付近を登る。
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斜滝4m、逆九の字形斜滝5mを越えると、標高650m付近二俣、ここは左手に進む。

標高700m付近に現れた8m滝は右岸を巻く。登ると直ぐ左手から多段滝が合流している。
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この滝の手前辺りから、岩質が変わり始め、ぬめり岩に足を取られる。

この後も滝が続々と登場⁉し、もはやトポのどの滝かわからない。
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標高800m付近の二俣で休憩をとり、現在地を確認する。

ここは右手に進み、漸く本来の分岐点である標高850m二俣に到着する。

標高を確認して、左手の連瀑帯に進む。

斜度はそれほどでもないが、ぬめって滑り易いので、慎重に次々現れる滝を越えて行く。
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連瀑帯が一段落すると、源頭部らしい穏やかな風景が広がる。
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奥ノ二俣を左手に進み、笹の源頭部を頂上に向かって登る。

やがて沢の水も涸れ、ガレ場を進んでいくと山頂手前で踏み跡がなくなる。

背丈ほどの笹藪を苦労して越えると、やっとこさ竜ヶ岳山頂に到着。
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4
人で握手を交わして登頂を祝い、記念撮影する。

竜ヶ岳は、見晴らしのいい笹山で360度の展望が楽しめる。

恒例のカップ麺を食べて昼寝したかったが、時間も押しているので、そそくさと下降準備に移る。

靴を脱いでヒルチェックしていると、ん?右足首に丸い擦過傷⁉と思いきや、ヒルの噛み跡だった。

スパッツの隙間から、靴の中に潜り込み、靴下の上から吸血とは、恐れ入りました・・・。

結局、噛まれたのは自分だけで、委員長から「日頃の行いやな!」と言われる始末、トホホ・・・。

下山は、裏登山道をヨレヨレになりながら急降下。
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きっちり2時間かかって、何とか日没前に駐車場に辿り着き、ホッとする。

委員長、Tさん、Hさん、残業付き長時間山行、お疲れさまでした!

 

蛇谷、花崗岩の渓谷美と思った以上に沢山の滝があり、なかなか登り応えのある沢でした。

ヒルは、沢周辺の登山道と巻き道に多数生息しているようです。久し振りにやられました・・・。

登り詰めた竜ヶ岳からの景色は、素晴らしい!のひとこと。山好きにはおススメ。

また登る機会があれば、是非とも山頂でゆっくり昼寝でもしながら寛ぎたい。

 

コースタイム:駐車場06550730魚止滝08000840つばめ滝~0920五階滝~1050四連の滝~1145ゴルジュ状8m滝~1255二条8m滝~1325標高700m8m滝~1420標高850m二俣~1445標高950m奥の二俣~1520竜ヶ岳15501755駐車場

平面距離:10.69km、累積標高(登り)1,550m

2018/8/11~13 大峰 白川又川(奥剣又谷)~八経ヶ岳

山行日 811日(土)~13日(月)

山行先 大峰山脈 白川又川 奥剣又谷

ジャンル 沢登り

メンバー O島、N川、OKD(記)

 

「一に池郷、二に白川又、三に.....」と謳われる大峰屈指の茗渓白川又谷から近畿の最高峰八経ヶ岳へ詰め上げてきました。

 

8月11

 〇アプローチ(午前1015分~午後1時45分)

身支度を整え小谷林道車止めゲートを出発。ギアやロープ、2泊分の食料やら酒やらでパンパンに膨らんだザックがずしりと重い。

  30分程歩いたところで、地形図に破線で記された大栂山への登り口付近に到着するが、道らしきものは無く、薄い踏み跡のようなものをたよりに藪の斜面に踏み入る。

  そこからのアプローチは長く、炎天下の中シダと伐採された枝の急斜面を登り、尾根を越え、地形図と睨めっこしながらフジノトコに降り立った時には出発から3時間半が経過していた。
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〇入渓~中ノ又出合(午後1時45分~午後3時)

  水は晴天続きで濁りは無く、大峰ブルーと称されるほどに美しいがとてつもなく冷たい。ここ白川又は湧水のせいか8月のさ中だというのに、ネオプレンのシャツとタイツでちょうどいいくらいだ。化繊のポロシャツと作業ズボン、地下足袋にわらじというオールドスタイルのO島さんは果たして大丈夫なのか・・・。

  入渓してしばらくは幾度かの渡渉が続き、時には流れの早い部分もあり水の冷たさと相まって予想以上に体力を消耗する。

中ノ又出合は、左から中ノ又谷の6m滝、右からは本流の5m滝が流れ込み、その美しい姿に思わずため息が出る。ここは左岸を巻いてゆっくりと渓の美しさを堪能した。
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〇中ノ又出合~火吹谷出合(午後3時~午後4時
30分)

その後も泳ぎや渡渉を繰り返す遡行、しばらくしてO島氏が「泳ぎ嫌やな...体が動かん」と言い出した。そらそうですわ...見てるこっちが寒いぐらいのスケスケシャツと作業ズボンでは体温下がりすぎるのは目に見えてますよ!

火吹谷を過ぎた辺り。長いアププローチと冷たい水の渡渉&泳ぎで疲れたこともあり、早めに幕営し焚き火をすることに全会一致で異議なし。

  余裕を持った日程で先も長いから急ぐ必要はない。早々に火を起こし乾杯!

  晩飯はO島さん特製のビビンバ丼。炊きたての米が美味い!

  その後はそれぞれ酔っ払い、河原の好きな場所で眠りにつく。あ~最高。
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8月
12

 〇幕営地~水晶谷出合(午前6時~午前7時50分)

  昨晩はしこたま食べて飲んでぐっすり寝たので疲れもすっかり取れ、朝食のラーメンを早々に平らげていざ出発。

しばらく進むと左岸壁から水が湧き出し、滝のように滴り落ちている。その岩壁の一部は真っ赤で、まるで巨大なビーフジャーキーみたくなんとも不思議な光景だった。

それを過ぎると斜滝12mがお出まし。ここは左岸を各々フリーで突破した。

その後の長瀞40mは皆朝一から泳ぐ気になれず左岸から巻いた。それにしても青く深い淵。。。見ているだけで吸い込まれそうになる。

しばらく進むと水晶谷出合に到着。以前に来たときはスズメバチの猛攻撃にやられてここから撤退したなぁ。
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〇水晶谷出合~口剣又谷出合(午前7時50分~午前9時)

ここからは未知の領域。

水晶谷出合を過ぎてすぐの直瀑20mは左岸側から大きく巻く。踏み跡も明確にあり、最後は約10mの懸垂で再び沢床に降り立った。

  そこから進むと左岸側からピューと水が吹き出たような滝が現れる。口剣又谷出合だ。

ここで谷は二俣に別れる。左俣の沢の方が大きいようにも思えるが、自分たちが進む奥剣又谷はこのピューの滝から続く右俣の方だ。

  お約束通り一度滝に打たれてから、この滝は右岸から巻いた。巻きは明確。

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 〇口剣又谷出合~
12m滝(午前9時~午後0時30分)

このあたりから渓相は変化し、前半のゴルジュ帯から比べるといくぶん明るい河原と滝の沢となる。

  最初に出てくる美しい20mは右岸巻き、その次の樋状9mは左岸を巻いたが、どちらも巻きは明確で苦労することなく通過した。

  ふと顔を上げると目指すべき八経の岩稜が見えた。まだまだ先は長い。

  そこからの滝は3段15m、多段45mなど全て快適にフリーで越えていくが、この辺りはナメと滝が連続していて、遡行図と見比べてもどれがどの滝を指しているのかよくわからなかった。

 その後は連続するナメを過ぎ、途中少し間違えて右の枝沢に入って戻り返す等しながらようやく終点の12m滝にたどり着いた。
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12m滝~八経ヶ岳(午後0時30分~午後3時30分)

  12m滝の下で休憩しているとポツポツと雨が降り出したが、雨が降る前に遡行を終えられたことは幸いであった。

  長めの休憩を終え、左の尾根に取付いてみるもルートがよくわからない。そもそも沢登りにルートなど無いのだが。詰めと下山が大嫌いな自分は、せっかく沢で冷えていた体を再び汗まみれ泥まみれにしながら藪をかき分け、木の根を掴み、一刻も早く大峯奥駈道に出たい一心で登れそうな所を見つけては右へ左へ登っていく。

  気が付くと雨もやみ、暑さに喘ぎながら長めの休憩を挟みつつ高度を上げて行くと、ようやく八経ヶ岳と明星ヶ岳の中間部辺りの稜線に飛び出した。

  そこからは快適な奥駈道を通り、ようやく八経ヶ岳へ。以前にも何度か登ろうとしたことがあったのだが、悪天候等で途中敗退しておりこれが自身にとって初登頂となった。

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8月13

 〇弥山小屋~駐車地(午前6時20分~午前1110分)

昨日は弥山小屋に到着し、キャンプ場でO島さん特製のカレー雑炊に舌鼓、酒とつまみでまったりしていると、急に雷鳴が。。。慌てて荷物をまとめ避難小屋の土間に逃げ込んだ。            次第に土砂降りになったが、ギリギリ雨に当たらずついていたとしか言いようがない。

朝になるとすっかり雨もやんでおり準備を整え出発。途中の奥駈出合で猛烈に行者還トンネル側に降りてしまいたい気持ちを振り払い、長い道のりを駐車地に向けて歩く。

  出発から5時間、最後は再び藪と伐採枝だらけの斜面を下りおり、林道に出て駐車地にたどり着いた。

  これにて今回の山旅は終了、帰りに上北山の温泉で3日間の汗やら泥やらをきれいさっぱり洗い流した。ちなみにヒルのお土産は無かったので一安心でした。
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  今回の山行を計画し、食事も全て準備してくれたO島さん、計画も食事も大満足でした!

  今回の計画に快く参加してくれたN川氏、やっぱり君は僕の最強の沢友だ!

  今回の山行はとても素晴らしく、有意義で楽しいものでした。メンバーに感謝です!!

 

考察

〇 水は湧き水のせいかすこぶる冷たく真夏でも寒さ対策は必須だが、水晶谷を過ぎたあたりから急に温かくなる。

〇 ロープが必要だったのは水晶谷出合すぐの巻きの懸垂下降ぐらいで、あとは滝の登り等で出したが結局ノープロで登れたし、あまり必要性は感じなかった。ある程度沢慣れした登れるパーティーならば30mロープ1本で充分ではないか。あくまで水量次第ではあるが。

〇 アプローチ、下山とも長く体力勝負の山行となる。足の速いパーティーならば1泊2日あるいは沢中ワンデイは可能だと思うが、渓を楽しむことを考えると今回のスケジュールはベストだった。

8/4明王谷奥の深谷

山行日  平成30年8月4日(土) 

登山地  明王谷~奥の深谷(比良山系)

山行形態 沢登り(日帰り)

メンバー 金谷(L)  前田(搬送)

天候   晴 32℃(入渓時)


圧倒的な水量を落とす「明王谷三の滝」と「八池谷貴船の滝」は

その恐ろしそうな景観から私のある種トラウマになっていました。

とある猛暑日ヒロシ君を誘いトラウマ解消に出かけました。


9時35分入渓。絶好の沢登り日和。水量少ない。

入渓直後、私は泡立つ水中の景色に視点が合わず、傾斜した水中の

石に滑り右膝を強打、膝は熱を持ち腫れてくる。

かなり痛いけど何とかなると、遡行を始める。


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10分ほどで堰堤に到着。

例の壊れかかったアルミ梯子は壊れて跡形も無くなっていた。

フリーで右の黒い壁が登れそうなので、ロープも出さずなんなく直登。



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20分ほどで二の滝到着。

ここまでの平流は水量が少なかったが、二の滝はいつも通りの大水量。

滝壺は土がたまって浅くなっていたが、大雨で底をえぐられたのか?

以前の水深に戻っていた。

10mほどの平泳ぎで滝下に、滝の右側のリッジ状をフリーソロで登る。


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その上の15m位の長淵は、2人とも背泳ぎで激流を突破する。笑!

初めて使うライジャケは効果抜群で、この後ヒロシは淵があれば必ず

いろんな泳法で突破していく。あー沢登りが水遊びに変わっていく。

まだまだ幼稚な一面がかわいい。


30分ほどで三の滝に到着。

相変わらずの迫力だ。

「ザックを置いて試登していいですか?」に「いいよ」と言うと、

ヒロシ君躊躇なく膨大な水の落ちる滝裏をロープレスでどんどん渡り、

滝心のすぐ右横のつるつるフェースを登り、渦巻く滝壺にダイビング。

逆巻く流れにモミクチャにされながら、必死の平泳ぎで戻ってきた。

冬の宝剣岳北稜の時といいヒロシには恐怖心が無くなる瞬間があるのか、

生存係数をはじき出す計算能力が低いのか、ビビリの私には分らない。


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ザックを担いで私も滝裏をへつると、空間は結構広くホールドもあって

全く問題なく渡れてしまった。少し泳いで滝の右のリッジ下に立つ。


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約30mのリッジはフリーソロ状態になるので、私が登るつもりだったが、

ヒロシ君「ゼヒ登らせて下さい」と食い下がるので、右膝の痛みで弱気に

なったのか、「OK」と任せてしまう。

30mノープロテクションで堕ちてきたら止めようがないが、深い滝壺に

ドボンだから怪我しないだろうな、とか自分が登るより緊張する。


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OKコールが出て、セカンドで続くとⅡ~Ⅲ級程度で容易であった。

ヒロシ君喜びの余り「オンサイト!!オンサイト」と騒がしい。

で、「試登したらオンサイトではない」とからかう。必死さがオモシロイ。


「三の滝」その見かけから困難を予想していたが肩すかしだった。

「貴船の滝はヌルヌル薄被りでフィンガージャムなど体感10aの素晴らしい

フリークライミングだったが‥」


トラウマ完全解消。


11時35分、丁度2時間で明王谷終了。

昼食後続いて奥の深谷を遡行。

奥深下部は淵も深くヒロシまたまた水遊びと水泳に興じる。

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段々調子が上がって次々と出てくる滝と淵を直登&直泳で突破していくと、

二股で休憩中の5人パーティに追いつく。

挨拶してからは更にギアアップし、平流も滝もどんどん飛ばしていく。


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10m直瀑の右岸を小さく高巻き、暫くして午後2時35分遡行の終了点

となる登山道との出合に着いた。丁度5時間の遡行だった。

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(総括)

・今回水量が少なく平流部は流心をほぼ通しで歩けた(泳げた)。

・晴天が続いても、滝部は伏流がなく水量は通常と余り変わらなかった。

・前半は緊張と遊び(余裕?)で動画撮影しながらゆったり登ったが、後半は脇目

もふれず超高速沢登りとなり写真も撮らず黙々と集中して登った。

・パートナーの安定感が出てきたので、ロープ使用が2回(三の滝左岸リッジ、

  奥深上部8m美瀑右岸高巻き)で済んだ。

…経験値と登攀力の高いパーティならばノーザイルが可能。

(もしもの事故対応や懸垂下降を考慮すると、ザイル携帯は保険で必要)

・長い泳ぎのある沢ではライフジャケットが有効。

  …空気で膨らみ背部がメッシュのタイプが登攀&携帯等にマッチしている。

・メンバー間の信頼感の深さが大切、(最近は数字ばかりを追いかけたり、卑怯な

山屋も一部見受けられますが、社会や山のモラル、ルール、メンバーを大事

にして、アウトドアを探究し続けたいですね。


2018.7.27 若狭今古川

2018.7.27 若狭今古川 メンバーHI(記)

 

うつろ谷について調べていると、今古川が目に留まる。

記録を読むと、うつろ谷よりも滝が多く、面白いらしい。

それ程困難な滝はないようだったので、新人Hさんと共にトポなしで挑戦してみる。
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7
月27日(金) 晴れ

JR三方駅(標高5m)から、先ずは歩き装備で出発する。

交差点の信号を渡って細い道に入り、学校を過ぎた辺りで左手の道に入る。

今古川を越えて交差点を左に曲がり、道なりに登って行くと林道が始まる。

林道に入ると直ぐに鹿除け?のゲートがある。

未だ朝方で気温もそれほど高くないはずだが、徐々に傾斜もきつくなり、汗だくとなる。

大きな堰堤が見えてきた辺りで、オロロの大群に襲われ、気持ちが滅入る。
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オロロを振り払いながら橋の手前で一息入れ、今にも自然に帰りそうな右岸の巻き道を登る。
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70m
程登り、アップダウンのあるトラバース道に入るが、所々、草木が繁殖しルートが不明瞭となっている。

行き過ぎたかな?とも思った頃に左手からの顕著な沢が現れ、ホッとする。

この沢を渡り、左岸の尾根沿いのルートを藪漕ぎしながら下り、やっとこさ⁉今古川に降り立つ。

駅から約1時間半の行程。
汗だくの中、沢装備を付け、漸く沢登りの開始となる。

水は少し濁ったような感じで、少し冷たいが、気温が高いので何とかりそうだ。

F1に取り付くが、かなりぬめぬめで悪い。真ん中から抜けるが、Hさんは慣れないぬめりに苦労していた。
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3
つ目の滝もぬめって滑りそうだったので、この沢唯一のロープを出す。

水流の右を抜けて左岸の立ち木でビレイ。
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この後お手頃の滝が5程?続く。
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標高290m付近の分岐は右へ。
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お手頃の滝を10程登り、標高360m付近で2段の大きなぬめり滝が出現。
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一段目は、水流の左手を登り、二段目は豪快なシャワーを浴びながら、ぬめる滝を左上するが、上部で行き詰まる。

足場がないので、木にシュリンゲをかけてA0で越える。どうやら右岸に巻き道があったようだ。
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続く幅広のぬめり滝。簡単そうに見えるが、結構、滑る。水流付近はフリクションが効くので、中央を越える。
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続く滝は右上して越えようとしたが、中段から上がツルツルで断念、右から巻き上がる。
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そして標高400m付近でメインの裏見の滝が出現。

中央からバンドに上がって左上し、落ち葉の積もった滑り易い斜面を木登りで越える。
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次が噴水?滝。ここは左から落ち葉の積み重なった滑り易い階段状斜面を巻き上がる。
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滝上で長めの休憩を取る。

マイナスイオンに癒されるが、スズメバチに似たアカウシアブが途中から終始纏わりついてきて癒し気分も半減だ。

噴水滝を越えると傾斜も緩やかになり、平流が続く。
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標高450m付近の分岐を左に進んでからも暫く流れは緩やかだ。
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この付近は、インゼル、堆積した土石や樹木で、ルートが少々わかり辛い。

標高510m付近の分岐は右手の連続する滝を登る。
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ぬめって滑り易いが、楽しく越えて行ける。
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手頃な滝を10程越えると、標高560m付近にのっぺりした滝が出現する。
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この滝は手が出ず、右から巻き上がるが、上部で二俣?が・・・。

ここは、左の東北東の流れに進むのが正解。

続いて大きめの滝を2程越えると、再び流れは緩やかになり、標高640m付近の二俣へ。
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ここを右に入ると流れは更に細くなり、藪っぽくなる。

そして次の二俣を左に進み、一登りすると林道の土管に突き当たる。沢はここで略終わりだ。

ここで、大量のブヨに襲われ左耳、側頭部をやられる。おかげで翌日は猛烈な痒みに悩まされる。

林道で休憩したかったが、大量のブヨが舞い、それどころではない。

やむを得ず雲谷山まで踏ん張ることとする。

林道を越えて5分程細い沢を辿ると右手に細い流れが現れる。

雲谷山へ抜ける谷と当たりをつけ、北東方向にルートを取る。

暫く進むと水流も消え、あとは谷間を藪漕ぎしながら、時々コンパスを合わせつつ、黙々と高度を稼ぐ。

暑さでヘロヘロになってきた頃、雲谷山(標高786m)山頂付近に上手いこと飛び出す。
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頂上から北西面の眺めはいいのだが、ここもアブ、ブヨ、ハエのオンパレード。

虫よけスプレーで何とか凌げたが、なければ疲れた身体に鞭打って早々に下山だった。

装備を解いて、靴を履き替え、昼食を摂る。害虫がいなければ、恒例の昼寝をするのだが・・・。

装備が乾いてきた頃に下山開始。登山道の踏み跡は、しっかりしている。

高度を下げていくと暑さが増し、たまらず標高400m付近のコルで休憩を取る。

長袖を脱ぐと手首にマダニが喰らい付いていた。藪漕ぎの時に付いたのだろう。

疲れたので横になると、2人して爆睡モードに突入であった()

再び身体を奮い立たせ、途中の展望台で三方五胡の眺望を楽しみつつ急斜面をぐんぐん下る。

下山口にある三方石観世音にお詣りし、あとは灼熱の太陽にくらくらしながら三方駅へ。

直ぐ近くのきららの湯で汗を流し、虹ラーメンを食べて帰途に着く。 

 

今古川、手頃な滝が連続し、なかなか楽しい沢でした。ヤマビルもみかけず。

ただアプローチと最後の藪漕ぎがしんどいのと、下山が長いのがネック。
晴天が続いたせいか、全体的にぬめって滑り易かった。

時期が悪かったのか、アブ、ブヨ等不快虫が多い・・・、虫除けスプレーは必須です。

分岐が多い沢なので、コンパス、地形図と高度計は必須。

 

コースタイム:三方駅05450630堰堤前~0715最初の滝~0940裏見の滝~0955噴水滝10201030標高450m付近分岐~1050標高510m付近分岐~1135標高630m付近分岐~1155林道~1220雲谷山13451440標高400m付近コル15201605三方石観世音~1630三方駅

平面距離:11.28km、累積標高(登り)1,260m

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