アイスクライミング

2023.02.23-25 層雲峡アイスクライミング

長谷川です.
2023年2/23-25で、北海道の層雲峡でアイスクライミングをしてきました。
銀河の滝、尾滝、パラグーフォール、早乙女の滝をオンサイトできて満足でした。
以下、記録です。

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○メンバー
長谷川,永田(会外)

○行程
24日
05:00 銀河の滝駐車場 起床
07:00 出発
07:30 銀河の滝取り付き 着
11:30 トップアウト
12:40 取り付き 着
13:10 銀河の滝駐車場 下山

25日
大函駐車場 起床
出発
06:50 尾滝 登攀開始
08:00 パラグーフォール 登攀開始
10:00 早乙女の滝 登攀開始
11:30 大函駐車場 下山

○背景
北海道行きの航空券がセールとのことであったので衝動買い。
予てより行きたかった層雲峡アイスクライミングを実施することとしました。
パートナーの宛もないままロープソロ覚悟で予約しましたが、丁度学生時代の山岳部の先輩である永田さんが行けるとのこと!
元々の予定を断らせ、アックスまで買わせ同行していただきました。

○参考文献
新版アイスクライミング
新版北海道の山と雪3

○記録
22日
本当はこの日に大阪を発ち銀河の滝まで行く予定であったものの、僕が飛行機に乗り遅れるという痛恨のミス。
家にすごすご帰っていると「大きい荷物ですね!どこ行かれてたんですか!?」と声をかけられる。声の主の手には白い恋人が。。。
悲しい。

23日 大阪→新千歳空港→帯広→銀河の滝
ようやく北海道に着くも、この日は移動で丸潰れ。
先輩とは帯広で待ち合わせる。
夜飯は帯広ローカルの「インデアン」というカレー屋でいただいた。名前とは裏腹に日本家庭料理のようなカレーが出てくる。大変美味。
銀河の滝に着く。
テントを張って早速酒盛り!
今回は日本酒の「雪の茅舎 美酒の設計」と、妻特製の梅酒。大変美味。

24日 銀河の滝
朝は冷え込み、テントから出てすぐに足先が痛くなった。
靴用カイロを使う。靴内は密閉空間なのであまり燃焼はしないと思ったが、ないよりはマシであった。

銀河の滝は夏も冬も観光地である。駐車場から迫力のある氷瀑が見える。
所々穴が空いており水流が見えるが、氷の部分は丈夫そうだ。門のように左右にそそり立つ岩壁の間から蒼氷が流れている様は圧巻で、登攀意欲が掻き立てられる。

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(銀河の滝全景)

銀河の滝駐車場から取付きまでは脛ほどの渡渉が一回ある。今回僕は0.15mm 45Lの袋、先輩は米袋を靴に被せ、スキーバンドで縛って渡渉した。
米袋は行きも帰りも少し浸水し、帰りには靴の中まで染みたようだ。0.15mmの袋は、行きは問題なかったが帰りは穴が空いた。この厚さでも石に乗ると良くないか。袋の上から更にアイゼンを付けると、石に擦れないで穴も空きにくいらしい。渡渉が連続する場合はそうしよう。

渡渉以外にアプローチに問題はない。駐車場からはすぐ目の前で、今回はトレースもバッチリであった。

取り付きに着き、オブザベする。アイスのオブザベで僕がやることは2つ(少ないな笑)。どのラインを登るかと、どこにスクリューを打つか。

1ピッチ目、僕リード。広い滝のど真ん中、一番長く氷が続いていて楽しそうなルートを選んだ。
登り始めると、なんとなく違和感を感じる。特に何かを間違えているわけではなかったが、初めての北海道アイスだからか、いつもと体の動きや意識が違うように思えた。一度静止して、気を引き締め直したらいつも通り問題なく登れた。
終了点は、右岸側壁にハンガーと残置スリングで構成された強固な支点がある。
そのすぐ下にも、比較的古めだが強固な支点がある。後続パーティはここで確保していた。

2ピッチ目、先輩リード。
ここはそのまま右岸側をラッセルし、立ち木で終了。
今にして思うと、1ピッチ目の落ち口の途中支点でタイブロックをセットしたら、ここは同時登攀で行けただろう。

3ピッチ目、僕リード。
ルートは右岸、中央、左岸に分けられる。
右岸:緩い雪壁
中央:IIIからIV級ほどのアイス
左岸:IV+以上のアイス

激しい便意があったため最初は右岸を登ったが、折角北海道まで来たのだからと喝をいれて、途中から中央へ。先輩からは漏らして一人前と声をかけられるが、僕は違う方法で一人前になりたい。
60mロープでもトップアウトできず、氷瀑のど真ん中にスクリュー2本で流動分散を構築して終了点とした。
右岸側壁にはハンガーが打ってあるが、そこを目指して登ると雪壁登りに終始するのであまり面白くはなさそう。

4ピッチ目もリードさせていただいた。
氷瀑を直上、30mほどでトップアウト。

先輩は今回平づめアイゼンでの挑戦であったため少し大変そうであったが、危なげなく登っていた。さすが!

下りは左岸側壁沿いを3回の懸垂で降りた。強固な懸垂支点あり。

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(懸垂下降終了 滝には所々穴が空いていた)

今回は60mダブルロープを使用したが、50mで良いと思う。いずれにしても、登りも下降もピッチ数は変わらない。

駐車場についてもまだ早い時間であったが、他の氷瀑に行こうにも、少なくとも山靴は脱いで運転しなければ行けない。そうなると気持ちは下山モードになり、大人しく温泉に向かった。

入浴後はバニシングムーンという氷瀑を見に行った。と言っても道路から遠望しただけだが、それでも大きくハングしている姿は威圧的、かつ魅力的であった。

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(バニンシングムーン)

25日 尾滝、パラグーフォール、早乙女の滝
この日の僕の目標はパラグーフォール(25m V+)。
尾滝で軽くアップを済ませて、目標に取り付いた。

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(アップで登った尾滝)

パラグーフォールの核心は2つ。1つ目は下部で、つららが笠状になっており、ハング気味である。2つ目は上部で、垂壁区間が長く持久力や効率的な登りが求められる。

アックスやアイゼンの打ち込みやすい所を探し、レストしながら両核心を越え、オンサイトできた。スクリューは4,5本使った。
先輩も平爪アイゼンながら奮闘し、見事トップアウト!

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(パラーグーフォール)

気持ち良く登れたので最後にNAKA滝へ行こうとしたら、先行パーティが既に取り付いていた。5人程の大所帯で、神戸から来たとのこと。
昨日の銀河の滝もそうであったが、北海道外からのクライマーにしか会わないな。現地の方はもっとローカルで魅力的な滝に行くのだろう。お近づきになりたい。

しばらく登れそうにないので、近くにある早乙女の滝へ移動した。
同滝は新大函トンネルの南北どちら側からもアプローチが可能。NAKA滝などから行くのであれば北側から川沿いを進めば行ける。

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(早乙女の滝へ)

早乙女の滝は登り尽くされているのか、氷がボロボロで逆に難しそうであった。
今度は先輩のラプター(ウェイトなし、ハンマー、アッズあり)を試しに借りて登ってみた。僕のノミック(ウェイト、ハンマー、アッズなし)と比べるとヘッドが重く、リーチは少し短い。
重い分刺さりはよいが、腕が疲れてきた時にコントロールが鈍ってしまう。自分にはノミックくらいの軽さが使いやすい。
早乙女の滝はF1, F2と続いているが、今回は時間もないのでF1だけ登った。F2は短いが太い氷瀑で、あまり登られていないのか綺麗に見えた。

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(早乙女の滝F1)

これで北海道アイスの全日程が終了。
先輩はこれから現役部員とニセコに山スキーに行くとのこと。タフである。
車に同乗し、札幌で解散した。

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以上です。
飛行機に乗り遅れたときは参りましたが、それでも先輩の協力のお陰で満足の行く北海道遠征になりました。快く同行していただき誠にありがとうございました。
次行くときはバニシングムーン、日高のドラゴンフォール、雷電海岸のナイル川などを目標にしよう。


2023.3.11-12 中千丈沢

2023.3.11-12 中千丈沢 の記録

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こんばんは、岩瀬た です。
中千丈沢に行ってきました。
気温高いけど大丈夫なんかな?と思いながらアプローチしましたが、沢中の雪は大方流れていて、氷はバッチリ凍っていて、登りたかったものにしっかり取り組めて良い山行でした。

以下、簡単に記録です。
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◎メンバー
OKD
岩瀬た


◎装備
・60mダブルロープ
・スクリュー x10
・その他


◎記録
・3/11
3:30坂巻温泉到着、仮眠、4:30駐車場ゲート開いて駐車。準備して5時過ぎ出発。
沢中の安全そうなところでベース設営。
アイスエリア入口のチョックストーンは1パーティロープ出していたので尾根を巻いた。

9:15、まずはZ。
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初っ端から難しそうな滝に取り付くのは少し躊躇したけど、先日の米子で躊躇した末に登らなかった後悔を繰り返すまいと思ってトライ。

1ピッチ目、岩瀬た、バーチカルをパンプしつつOS。右の方にトラバースして立木でビレイ。
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(リード岩瀬た)

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(フォローOKD)

2ピッチ目、岩瀬た、パッと見た感じ細すぎると思ってビビったけど、内面登攀ができて無事にOS。
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(2ピッチ目内面登攀)

3ピッチ目、OKD、ウィニングロード的な感じでOS。
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(ウィニングロードOKD)

取り付きまで懸垂下降2ピッチ。11:00終了。
クライミング中、対岸の日が当たる岩壁から小さな落石がポツポツ。


その次はジョーズへ。
アプローチはフリーで上がる。ジョーズには御在所2ルンゼ行った時にお会いしたA子さんたちがいた。ワイワイして楽しい。
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(今年は結氷うすくあまりジョーズ感はないらしい)

ジョーズ右、OKDさんがリード。
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(ジョーズ右OKD)
テンション交えつつトップアウト。僕もフォローで登る。

次はジョーズ左、岩瀬た。
氷がちょうどいいくらいに柔らかく、バーチカル部もアックスが1発で決まるので楽しく登れた。バーチカルの良い練習になった。
OKDさんもトップロープで登る。
A子さんたちとワイワイ喋って良い時間になったので先に降りる。


ベースにてOKDさんの豚汁定食を食べる。間違い無い!
気温はあったかいだろうと思ってたけど、夜は案外寒かった。
寝ている間にテント内が酸欠気味になったようで目が覚めて空気の入れ替えをした。
初めて酸欠を経験したけど、最初は酸欠と気づかず呼吸がやたら安定しなくてちょっとパニクリかけた。
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(なめこ豚汁のナメトン)


・3/12
4:30起床6:30出発。
7:30 一角獣。
1ピッチ目、OKD、左側から登ってOS。やったぜナイス!
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(1ピッチ目OKD)

途中の雪原と小滝はフリーであがる。

2ピッチ目、岩瀬た。
一角獣と言いつつオットセイみたいな見た目やな、、、と思いながら左側からインして右上して正面を登る。ボコボコした形の氷でプロテクションどうかな?という感じだったけど無事OS。
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(2ピッチ目オットセイ)

懸垂下降で降りる。
1ピッチ懸垂下降したら、後からどんどんパーティが上がってきてた。4パーティくらい来た。しばらく待ってからもう1ピッチ下降して取り付きへ。早めに取り付いて正解だった!


11:00ハバネロ。
2パーティいたけれど、立っている左が空いていたのでビビりつつトライ。
出だしは水が降っていて、なかなかそこから抜け出せずビチャビチャになりながらのバーチカル。中間部くらいでようやく水から抜け出して、それからもなかなかキツいなと思いつつ登り切れた。OS。嬉しい!
OKDさんもフォローで登ってビチャビチャ。
懸垂下降で降りる。ちょうどA子さん達も来てた。Rさんに山椒のお菓子をもらった。ありがとうございます!
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(ハバネロ右を登るAさんパーティ)

片付けして13:30、良い時間になったので降りる。

16:30 坂巻温泉駐車場到着。下山完了。

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以上、記録です。

OKDさんはこの冬もう一本アイス行くようだけど、僕はこれが今シーズンのアイス納め。充実したクライミングができて良かった。今も身体が痛いくらいに疲労した!良いことだ!

来週はこの冬の1つ目の目標の鹿島槍。頼む!天気良くなってくれ!!
そしてR4までついにあと1ヶ月!12月から練習を初めて早3ヶ月。夏のザクロの時も長い練習期間だと思ったけど、今回もかなり長く感じる。
今日の山行も楽しかったが、行き帰りの車なんかは結構クタクタな雰囲気だった。
そろそろダレてくる時期に来ているのは間違いない。しかしここで誤魔化してはいけない!目標をやり抜いて成果が出たら嬉しい。
やり抜いた瞬間を楽しみにあと1ヶ月頑張るぞー!!

2023.2.23-26 米子不動

2023.2.23-26 長野県 米子不動大瀑布 の記録

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こんばんは、岩瀬た です。

憧れの地、米子不動に行ってきました。
当初は入門エリアの、「奇妙の滝」「十八幅滝」「森の囁き」「氷の呟き」を登れたら満足と思って計画しましたが、どれも案外すんなり登れたので、3日目に「アナコンダ」にトライしようと意気込んだものの、先行パーティがすでに取り付いていて、後追いを良しとしない信念(というほどの信念でも無いけれど、、、)から取りやめ。
その隣にある、いかにも険悪な「コブラ」にトライするか迷ったものの結局ビビって登れず、他の滝に移るか迷うも時すでに遅くほぼ全滝に取り付いているパーティがあり、結局僕らは入門エリアにまた戻ってクライミング練習という結果。
なんだか尻切れトンボのような、「やっぱり先行パーティを待ってでもアナコンダやれば良かった。」という後悔や、「登るラインが見えたコブラに背伸びしてでも挑戦すべきだったんじゃないか、、、」と、時が経てば経つほど自分の情けなさを感じる山行となりました。

とはいえ、まぁなんかようわからんけど行って良かった。
「米子不動のバッカヤロー!」と斜上したやり場のない悔しさを、ワインをグビグビ飲みながら小声で叫んでなんとなくスッキリしてやった山行でした。
OKDさんには良い迷惑だったかもしれない。この場を借りてごめんなさい。しかしパートナーが毎度おおきにOKDさんで良かったと思っている。適当にいなしてくれるのが救いだ。
来年はやってやる。今年は年に1度の米子詣の元年だ!!

以下、思い出すのも悔しいので簡単に山行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た
OKD


◎行程
1日目、アプローチと奇妙の滝
2日目、十八幅滝、森の囁き、氷の呟き
3日目、森の囁き
4日目、下山。

・1日目
アプローチは除雪がされていて駐車地から2時間ほどで大沢出合あたりに着く。
この除雪はマウンテンワークスという組織の試験的除雪だそう。ありがとうございます。
この日のために買ったスノーシューが楽しい。
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(スノーシュー楽しい!林道は除雪されてたので必要無かったけど。上部では有効だった。)

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(OKDさんのスノーシューは岳連フリマで500円。安い!)


さらに少し上の方まで進んでテントを張ってベースとし、さっそく奇妙ノ滝を登りに行く。
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(奇妙ノ滝)

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(奇妙ノ滝。良い名前や。)

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(長い)

50m1ピッチで、初めての長さでしんどかったがなかなか爽快。入門でこれかー!と思う。

1日目はこれにて終了。


・2日目
まずは十八幅滝を登る。
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(十八幅滝)

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(十八幅滝、1ピッチ目。)

良い感じ。

少し移動して森の囁きにOKDさんがリードトライ。
順調に登って行くが、落口のベルグラを懸念していったん辞めようとする。しかし漢の意地を見せてもう一度トライ。がしかしやはり手が出ず選手交代。
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(リードOKD)
ここ1番は僕に任せろ!とヨーヨースタイルで上がってベルグラに突入するも結構緊張。
必殺投げ縄スリングで木の枝にプロテクションを取ってそろりそろりと登り切る。


続いて氷の呟きも登る。
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(氷の呟き)

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(氷の呟き)

ベルグラが悪かったが、案外きっちり登れてるぞ!手応えあり!2日目終了!


・3日目
前日のテントの中で今日はアナコンダにトライすることを決めていた。
アナコンダへのアプローチの道中、1パーティー先に行っているのがわかり「どうかルート被りませんように、、、」と祈るも、滝が見えたらすでにアナコンダを登り始めていた。がーん。
2つの滝が迫力がある。でかいなー!
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(左がアナコンダ、右がコブラ)

後ろからも1パーティー来ており、米子の人気具合がよくわかった。
アナコンダを登ってるパーティに声をかけてから、右のコブラを眺める。どうやったらこうなるのかよくわからぬシャンデリア群の上に何十メートルあるのかわからないバーチカルが続いている。
登ることを想像するとビビってしまう。
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(コブラ。極悪に見える。)

それでもじっくり眺めていると、徐々に登れそうな線が見えてきた。
まず真ん中の短いバーチカルを登って岩とのコンタクトラインに逃げ込み、そのまま凹状のコンタクトラインを進んで傾斜が落ちたところで段々になってるところを使って氷の表面に出る。あとは気合と根性と脱力のバーチカルを登れば良い。
と、そこまで想像したところで本当にそれができるのかビビってしまい、加えてアナコンダのパーティの人に「さっき変な音してたよ」と囁かれて、「辞める理由はこれで決まり!!」とコブラは諦める。

そのあと龍神の方に回り込んで、そこでは後続してたパーティが準備していたので少しお話しして、龍神も悪そうに見えたので登ることは諦めて、カチカチ山に行ってみようかと元来た道を降りる。
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(龍神)

いったんベースに戻るとだんだんやる気がなくなってきてしまって、カチカチ山ももう良いかとなってしまう。
僕は"なんかもう酒でも飲んでゴロゴロしたいぜ"みたいな気分になっていたけれど、OKDさんが森の囁き行こうと言ってくれたので昨日と同じエリアへ。
道中、米子の滝群が見えるのだが、カチカチ山や正露丸にもクライマーの姿が見えて、土日の米子不動の人気具合を痛感。みんな朝早くからやってきてやる気バッチリだ。それに比べて、何を登るかボンヤリしてた僕らは、、、と思ってしまうが後の祭りだ。
(当初の目標は達成していたので、ガッカリしてしまう必要もなかったけれど。)

気を取り直して、森の囁きをまた登る。少し立ったラインで登ってみたり、落口のベルグラでベルグラ登りの練習などをしました。


・4日目
下山。
今回のために買ったばかりのスノーシューが壊れる。がーん。


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以上、山行記録でした。

次は2泊3日で行く予定!今回で概念や雰囲気もわかったので来てよかったです。
OKDさんグダグダ言ってしまってすみませんでした&ありがとうございました!!!
ファイヤー!

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(左から、権現滝、不動滝、黒滝、カチカチ山、味とも、味とも右、正露丸、百草丸、のはず。)

2023.2.4-5 錫杖岳 3ルンゼ その2



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谷川です.
2023年2月4-5日で,岩瀬さんと錫杖岳の3ルンゼに行ってきました.
時間,装備など詳細は岩瀬さんの記録にあるので,僕は自分が感じたことをそのまま書き連ねます.

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錫杖岳は,漫画「孤高の人」を読んでから憧れの山であった.
北アルプス全山縦走の最後の山で,主人公がフィギュア4も交えたテクニカルなフリーソロで未踏ルートを登っていた.
今回は入門の3ルンゼだけど,それでも憧れの山に取り付けるのは嬉しくもあり,自分の実力が通じるか不安でもあった.

大阪からは5時間ほどのアプローチ.
深夜に槍見温泉周辺の駐車場に到着し,仮眠をとる.
SAエリアのトイレにダウンを忘れ,岩瀬さんをざわつかせるも,結局車内で見つかった.
おっちょこちょい長谷川の2つ名を賜った.

結局ほとんど寝れず,行動スタート.最初はトレースがあったが,北沢出合からは3ルンゼに向かって斜面をラッセルした.
少し平らなところでテントを張ってデポ.
幕営地から見る前衛壁がおどろおどろしく,本当に登れるのか不安だ.
眠いし,お腹減ったし...

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それでも壁に近づいて3ルンゼの中を見ると行けそうだと感じた.
迫力のある側壁と突き上げるルンゼが最高に格好良い.
テンション上がってきたぜぇぇぇぇぇ!!!

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1ピッチ目,2ピッチ目はラッセルと傾斜の緩い氷であったのでフリーで抜けた(ピッチ数は「新版アイスクライミング」と同様に表記しています).

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3ピッチ目,リードでいかせてもらう.中間部のチョックストーンが結構難しい.2回ほど上り下りしてホールドを探る.
最初はチョックストーン直下のハングから突破しようと考えていたが,ハングから左手のフェース出るところが悪い.
初めから左手のフェースを行った方が良さそう.
左手のフェース上をアックスで探り,1つ1つホールド見つける.徐々に登るイメージを固まってきた.
よし,行ける.
1手目,左手ショート順手で1cmほどのカチにアックスをかけ,足を上げる
2手目,右手ショート逆手で1cmほどのフレークにアックスを横がけしてさらに体を上げる.
3手目,チョックストーンの左側のベルグラに左のアックスを優しく刺す.
4手目,チョックストーンと壁の間に右のアックスを差し込む.これで安心!

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4ピッチ目は岩瀬さんリード.岩穴を登って行く.
楽しい!って言いながら登って行くので見ているこちらも楽しい.
でもフォローでは気が抜けて変なムーブして疲れた.というかベルグラで普通に緊張する.
こんなルートを生き生き楽しく岩瀬さん,流石だ.

5ピッチ目は僕リード.チョックストーンの左の氷を登る.厚い箇所なら10cmほどの厚みがあるし,氷結も良いのであまり怖くはなかった.

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(氷はこんな感じ)

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岩瀬さんが格好良い!アルパインクライマー長谷川!とめっちゃ褒めてくれた.
尊敬する岩瀬さんからそんなふうに褒められると口元が緩む.とても嬉しい.おっちょこちょい長谷川でなくなってよかった!

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チョックストーンを超えると,さらに上にチョックストーンが見えた.6ピッチ目のだろう.
このルート,チョックストーンだらけだな.
ピッチを切ろうか迷いながら,とりあえずチョックストーン直下まで行く.
左手は人工ルート,右手はフリーのルートらしいと思い出す.
右いけそうだな.疲労もないからこのまま行こう.
岩瀬さんには申し訳ないけど,でも登りたいという自分の気持ちを大事にしたかった.
壁を目の前にすると怖いと思うことの方が多いのだけれど,今回はとても楽しい.
恐らくチョックストーンはボルダーチックで,普段のジムの感覚と近いのだろう.
しっかりオブザベして,イメージを固める.
右側のルートは,よく見ると3ピッチ目のフェースより良いホールドが多い.
それを繋ぎながら上がっていき,チョックストーンと壁の間にアックスを差し込んだ.
これで安心,さあ上がろうと顔を上げると粉吹雪が顔面を直撃した.やべ,息できなくなる.
一旦顔を下げ,アックスにぶら下がってレスト.バラクラバを上げる.やり過ごしてから登ろうと思ったが,一向に粉吹雪が止まない.
2回目,待っても仕方ないから正面突破!しかし,目が開けられず押し戻され,もう一度アックスにぶら下がる.
3回目,目をつむりながらエイヤで上がろうとすると,左アックスで刺してた氷雪が壊れた.なんとか岩間のアックスで保持し,またぶら下がってレスト.
岩間のアックスのグリップレストにどんどん雪が積もり固まり,握れなくなってくる.次がラストチャンスかな.
4回目,左のアックスをよく分からないところに刺して正面突破を試みる.やっぱり吹雪がきつい.
これ以上はきついので,右の側壁に垂れるスリングでA0した.そのまま雪壁を登り,灌木で終了点とした.
あーあ,やっちまった.けどA0したポイントを見ると,そこだけ竜巻のように吹雪が滞留していた.
フォローの岩瀬さんもアバババババヤバイヤバイ言いながら登ってきた.

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(竜巻のような吹雪がずっと落ち口に滞留していた.なんとか岩瀬さんが這い上がる)

こんな事もあるんだなあ,ゴーグルはすぐ出せるようにしなきゃなあ.
余裕があったらグラスホッパーも継続したかったが,繋がっていなかったので今回はやめた.
でも下部の岩とベルグラのパートを越えれば登れそう.もっと強かったら行くんだろうな.もっと強くなりたい.
グラスホッパーはやはり格好良いルートだな.いつか絶対登ろう.その時は3ルンゼから継続して登りたい.

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(グラスホッパー左ルート?)

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(グラスホッパー右ルート?の取り付き)

2日目は快晴.青空を突く前衛壁の格好良いことよ!!
見ていると,他の山登ってる場合じゃねえなと思えてくる.
岩瀬さんも通いたい!と連呼している.同じ気持ちなのが嬉しい.1ルンゼも2ルンゼもいつかやろう.

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昨日の夜は30cmほどの降雪があり,本日は快晴.普通なら雪崩を警戒するところである.
しかし,昨日会心の登りができたこと,格好良い壁を目の当たりにして新たな目標ができたこと,仲間も同じ志を抱いており会話に夢中になったことですっかり頭が一杯になり,警戒を怠っていた.
そんな状況で注文の多い料理店を見に北沢を登っていたら,案の定雪崩に飲み込まれた.

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飲み込まれる前の数秒で,あ,これは生きれるやつだと感じた.流量はそれほどでもない.
それでも雪に埋もれながらゴロゴロ横回転で落ちていった.視界は完全に雪で覆われていた.
アックスは絶対離さないと握り直す.
腕で顔を覆いエアーポケットを確保する.
この下何もないよな,
などと考えていたら流れがとまり,起き上がることができた.
「大丈夫ですかーーー!!」まずは叫んだ.辺りを見回すと,上方で岩瀬さんが起き上がっており,安心する.
次の雪崩がないとも限らないので,急いでデブリから離れる.
岩瀬さんと顔を見合わせると,感覚が麻痺っているのかお互い笑いが込み上げる.
不謹慎だが,そうでもしないと,やってしまった,また多くの人を不安にさせてしまう,次に同じことがあったらどうなる?という不安で押し潰されそうであった.
岩瀬さんがいてくれて本当によかった.
幕営地に戻り休んでいると,まさに青天の霹靂,雷のような音が鳴り,1ルンゼで雪崩が起こっていた.
あそこは今朝取りついているパーティがいたが,手こずっていたので1ピッチ目にいるはず,雪崩は最終ピッチ周辺,大丈夫だろう.
そう思ったが,岩瀬さんは安全確認,場合によっては救助のために雪崩装備を持って向かうことを提案した.
確かにもしものことを考えると行くべきだ.この人の判断はいつも的確で,早い.
ダッシュで1ルンゼに向かうと,今朝付けたトレースが完全に埋まっていた.
周囲を見渡すと,1ピッチ目の上部からちょうど懸垂用のロープが垂れてきた.
声をかけると,大丈夫,今日は危ないからやめる,とのこと.
無事で本当によかった.
その後の下山中も,1ルンゼは何度も音を立てて崩れていた.
これはトラウマになりそう...1ルンゼの上部氷柱登っている時なんか,このことを思い出して生きた心地がしないだろうな.

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(中央の白い線が1ルンゼ)

下山中,帰阪中はずっと雪崩対策について話していた.
帰阪後,岩瀬さんからお薦めされた「アルパインクライミング考」を読んでみた.
一番最初の話が雪崩の話で,なんとタイムリーなんだろう.
横山さんたちは池の谷ガリーで雪崩にあったそうだが,その時は焦りで思考が一杯だったらしい.
僕らの場合は興奮で一杯で,警戒を怠っていた.どんな感情にしても,それだけで頭が一杯になることは命取りである.

これから家族もできる.
年を重ねるごとに,仕事でも私生活でも責任は増え,何かあった際に被害を被る人が増える.
冬山を辞めた方が良いのではないか.

そう迷っても,気がつけば山のことを調べている.
妻は,辞めなくても良いのではと言ってくれる.

まだ結論は出ないが,いずれにしても今シーズンはやり抜く.
そこで同じことを繰り返さないよう,他の事故も起こさないよう,準備し,気を引き締めよう.

2023.1.7-8 南沢大滝 摩利支天大滝

2023.1.7-8 八ヶ岳 南沢大滝 摩利支天大滝 の記録

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こんばんは、岩瀬た、です。
年も明け、そろそろゴツいアイスをしたくなってきたのでOKDさんと八ヶ岳にアイスをしに行きました。

1日目は南沢大滝、2日目は摩利支天大滝。
以下、山行記録です。

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◎メンバー
岩瀬た
OKD


◎行程概要
・1/7
7:30 やまのこ村駐車場 出発
8:30 南沢大滝 アイスクライミング
14:30 移動開始
15:10 摩利支天沢平坦地 テント泊

・1/8
5:30 起床 朝食 テント撤収
8:00 出発
8:20 前衛滝
8:40 摩利支天大滝 アイスクライミング
13:30 撤収
13:45 泊地 デポ回収 下山開始
15:30 やまのこ村駐車地


◎行程詳細
八ヶ岳では、毎回駐車場に着いてから車を出る瞬間に「さ、さむいー」となるが、今回はそうでも無かった。
準備をして入山。登山道はよく踏み固められていて、街中を歩くのとさして変わらないくらい。今シーズンの雪の少なさが際立つ。
1時間ほどで南沢大滝に到着する。

で、でかいなー。こんなに大きかったっけ??

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(南沢大滝)


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僕は3年前の2019年12月23日に友人のMさんと当時会員で今は北海道に住んでいるツクシくんと、一度ここに来たことがある。
https://www.kac.gr.jp/191224otome/
その時の南沢大滝は雪がたくさん着いていて、下部は傾斜もゆるかった。それでもテンテンで戦々恐々としながら登った記憶がある。
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(3年前の南沢大滝)

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3年の時を経て、以前よりも迫力を増した滝に対峙。
この3年でいろんなところに行ったなぁと思いながらゆっくり準備。
僕の中で今まで1番難しかったアイスは大峰のグランドイリュージョンだが、その時ほどのプレッシャーは感じない。よしよし、やってやるぜ。

十分な量のスクリューを腰に下げてクライミング開始。
大きく見えた滝だが、下半分は傾斜もゆるく順調に強傾斜が始まる基部へ。

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(バーチカルの基部へ)

滝中央の少し右側を登ろうと取り付いたが、登ってみると水飛沫がパラパラ飛んでくるので、中央ど真ん中にラインを変更して登り始める。
ちょうどその頃に、他パーティの人たちが来て、僕が右から左に向かって進んでいたので右側を登ってくれと声をかけられる。
中央を登るつもりと返事して、実質のクライミング開始。
アックスの刃をキンキンに研いできたつもりだが、氷が硬く、打ち込むたびにバリンバリンと壊してしまう。
中間部分は良いところにスクリューが打てず、若干信頼のおけないプロテクションになりつつも、時間をかけて(時間をかけ過ぎながら)ゆっくり確実に登って無事にトップアウト。

今回50mのツインロープで登ったが、30mちょいロープが出てしまったのでロワーダウンできず、OKDさんにはフォローで登ってきてもらう。
OKDさんもノーテンションで抜けて来る。
終了点で合流して、ロープを連結してトップロープでクライミング練習することにして懸垂下降。

無事に3年越しの南沢大滝レッドポイントを喜びつつ、さきほど声をかけて来た他パーティのクライミングを見学する。
その中でリーダー的な存在の人の登りを見て驚愕。というか感動。
聞こえて来る会話から、そろそろ70歳にもなろうかという年齢のようだが、アックスの先端を氷にサクッと突き刺してササッと身軽に足を上げて登って行く。エレガントとはこのことかと思う。終了点にするアバラコフなどもササッと作っていた。
名をAさんというらしい。

自分自身の登りとAさんの登りを比較すると雲泥の差で、Aさんは全くと言っても過言ではないくらい手も足も氷を壊さずに登っていた。
それに比べて僕はアックスを深く突き刺すためにズッコンバッカン氷を壊して登っていたので、なんだか恥ずかしくなってしまった。

「3センチ刺さればガバ」を余裕を持って体現している登りを見て、僕ももっと上手になろうと思いました。
いろいろと話してみたかったが、人見知りが出てしまって何を話しして良いかわからずほとんど声もかけれなかったので、もし次に会うことがあれば話してみたい。
年齢層高めなパーティだったが、楽しそうにクライミングしていて、Aさんとは別の人と少し話たり道具をお借りしたり。
ありがとうございました。

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(トップロードで練習)

昼過ぎに撤収して寝床探し。
摩利支天大滝へのアプローチ途中の平坦な場所にテントを立てて、麻婆豆腐を食べて本日は就寝。

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(今回は会の4テン持ってきた。広くて快適。)

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(ウィンナー入り麻婆豆腐)


・1/8
5:30に起床してゆっくり準備&片付けをし、不要な荷物をデポして摩利支天大滝へ。
アプローチのトレースがしっかりついていたので苦もなく進む。

8mほどの前衛滝をOKDさんのリードで越える。

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(OKDリード)


そして摩利支天大滝下へ。

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(摩利支天大滝)

摩利支天大滝は難しいと聞いていてガイブックで過去の事故についても言及されていたのでまぁまぁ緊張していたが、思いの外小ぶりな滝で、あまり威圧を感じない。アイスは本当にその時の条件次第だなと思う。
昨日の南沢大滝よりかは立っていたけれど、まぁいけそうだなと思って準備&クライミング開始。

取り付いてみると、結構穴ボコでアックスもよくかかる。プロテクションもバッチリだ。

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(摩利支天大滝オンサイトトライ)

あまり深く突き刺さないことを意識しながら登る。
相変わらず時間をかけてしまうが、無事にオンサイトして、こちらは25mで折り返してもロープ長さが足りる高さでした。

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(プロテクション多いかな?)

途中、摩利支天から阿弥陀北西稜に抜けて行くパーティを見送り、何回かトップロープで練習。
OKDさんもノーテンションで登り、上達している。冬山は自分の範疇では無いとOKDさんは言うが、最近、ついにノミックを買ったらしい。ガチだぜこの人は。
OKDさんとどこかに行くのはいつも楽しい。

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(トップロープで練習)

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(北西稜に向かうパーティ)

適当な塩梅で撤収して下山。
デポを回収してよく踏み固められた登山道を駐車地まで。

下山完了。

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以上、山行報告です。

久々にアイスクライミングだという感じの滝を2本登れて良かったです。
僕の課題はなんといってもクライミングスピードの遅さなので、もう少しプロテクションの数を減らし(今は、バーチカルパートではスクリューが足元になったら打つぐらいの間隔。もう少し伸ばしてから打っても良いだろう。)、アックスを突き刺すのも必要にして十分な深さで済ませ、ボコボコ刺しまくらないように登ろうと思います。
あと、足もまだまだで、ついついガンガン蹴ってしまうのでそれも改善したい。

練習練習!!!



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