こんにちは!神戸テクノスです。
本日はとある漁港にある柱、天井、手すりの錆び、汚れを再生して欲しいとの依頼で施工してきました。

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柱、天井、手すりそれぞれで記事を書いていこうと思います。



施工事例を元に何故錆るのか、どのように治って行くのかについてお話して行きたいと思います✨ 


早速ですが、ステンレス(stainlessstill)←日本語訳で、錆びにくい鋼といった名前が付くほど耐食性に優れたステンレスが錆る原因については、
  ①酸化皮膜といった錆ない皮膜が欠損している
  ②錆る環境要因がある
  ③ステンレス自体が錆びやすい種類
といった原因があります。

①の酸化皮膜とは、ステンレスの表層の何μかの薄い膜があります。
この膜は、ステンレスに含まれるクロムから生成され、不動態皮膜とも呼ばれます。不動態皮膜があると、その膜の上では化学反応が"起きない"とされており、化学反応が起きないので、錆ることはないとされています。

②は今回のケースで言うと、沿岸部にあり塩水によって錆び易い環境にあると言えますね😊
身の回りで言うと、キッチンなどではたわし等からの貰いサビなどがあてはまります

③ ステンレスと一括りにされていますが、実はステンレスには種類があります。一般的に建材で使用されているステンレスは、鉄分の多いsus430 と鉄分の少ないsus304があります。
鉄分の含有量が多いステンレスはさびやすくなっています。



前置きは置いといて、早速補修過程をご覧いただきたいとおもいます。


沿岸部でしたので、塩分の付着や経年劣化による不動態皮膜の欠落や傷によってかなり錆や汚れが目立っています。

〜Before〜
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全体でbefore/afterより、施工前後で比較するとわかりやすいので、あえて境目をつけて施工してみました✨

〜After〜
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施工前後でステンレスの、輝き方が違いますよね!?
汚れの除去は当然ですが、弊社では不動態皮膜の再生も図っているので、より錆びにくいステンレスへと再生しています!
 
不動態皮膜の再生は目では分からないのですが、先ほど説明した、錆びやすいsus430をsus304と同等程度まで耐食性をupすることが出来ます!


                                       ↓柱の上部↓

〜Before〜
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〜After〜
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なかなかお掃除が出来ない箇所で、劣化や汚れが凄まじかったですが、見栄えのいいエントランスに補修してきました😊

暗く見えてたエントランスも少し明るくなったような気がします!



これほどの大規模な不動態皮膜の再生、再生研磨はなかなか行う機会がなかったので、いい経験になりました。

手すり、天井の補修記録もまた随時載せる予定ですので、是非✨

ステンレスのお困り事でしたら、交換ではなく補修の選択肢をご提案できると思いますので、是非神戸テクノスまでお気軽にご連絡ください。


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