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2017年、映画館で見た映画27本目。

今回は映画「クリミナル 2人の記憶を持つ男」(公式サイト)を観てきました。前主演作「ドラフト・デイ」(記事)以来、ここ一、二年、ケビン・コスナー見てなかったな〜、と思っていたのですが、久々にアクションにも戻ってきての主演作、と。これは観に行こうと思っていたのですがなかなか時間があわず。なんとか映画館で公開中に観に行くことができてホッと、と言う感じで。

(以下、ネタバレ注意。)

今回、テロリストに殺されたCIAエージェントの記憶を悪人にコピーして〜、という感じで話は進んでいきますが、ケビン・コスナーもおもしろい役を選んだな〜、と思いました。ファンとしては一度はケビン・コスナーを悪役としても見たいところ。しかし、本作を見るに、誰かが主演する映画の悪役として(最後は殺されてしまう)演じるのではなく、悪人だけど、他者の記憶によって感情が芽生えていく、というところを選ぶ辺りは、今まで「正義の味方」を演じてきた彼なりの矜持がそこにはあるのかな?と思ってしまいます。
しかし見ていれば、記憶をはっきり分かつような二重人格的な要素ではなく、あくまで他者の記憶、思考が流れ込んでくるけれどもまだ自我を保っている、と言うところに演じるおもしろさもあったと思いますし、そこを演じ分けるケビン・コスナーを見るのは楽しいものでありました。

脇を固めるところもなかなかに良かったですね〜。トミー・リー・ジョーンズの医師役などはその存在感だけで十分、的なものもありますし、ゲイリー・オールドマンの(実は全くダメダメなw)CIA支部長、と言うのはなかなかに風刺も効いているかな、と思います。

シナリオ面も私はかなり良かったと思います。こういうだまし合いではどちらのポジションが正しいことを言っているのか?というところを主軸に据えるのですが、本作は各々のポジションは明確なままでありながら、それでも先々がなかなかに見えない点が良かったですね。

さて、映画を見た人は最後支局長が「彼を再雇用しようかな」と言った後、主役のジェリコがニヤリ、と笑って終了になりますが、これをどう思ったでしょうか?
私は「家族と再度会えて良かったね〜」とか思っている人はこの事件を全く見ていないに等しいのではないか?と思っています。私の感想は「彼ほど恐ろしい人間はいない。なんで復活させてしまったのだろう」です。ま、怖い、と思った人が正解かな、と思います。

以下にその理由を私なりに書きますが、まさにネタバレにも通じるので伏せておきます。ま、反転表示とかコピペでエディターに張れる、という言葉が分かる人はやってみてください。分からない人は目を凝らせて読んでいただければw。

理由1.ダッチマンが「このソフトはすごい」と誉める。
ビリー・ポープの記憶をコピーされたジェレコがダッチマンと会った時、彼のことを誉めています。と言うことはもうこの時点でアメリカ軍の軍事に関するコード(以下ただ単に「コード」とします)を作成する主犯格はビリーであった、と推察しても良いものと思います。
もっと考えるなら、テロリストであるハビエルを釣るためにダッチマンを使ってコードを書かせたかもしくは作らせたか。少なくともその元となる軍の情報はすでにビリーが流すか構築していた、と考える方が素直に話が進んでいると思います。それにビリーがコードを書いていた場合は、自分に操作の手が及ばないようにダッチマンを隠れ蓑として使うことも考えていた(だから彼は最終的に生きようか死のうがビリーにはどっちでも良かった)とも思えます。

理由2.USBディスクが違う??
これは映画をもう1回チェックしないと私もちょっとうろ覚えなのですが、コードの入ったUSBディスク、ダッチマンを殺したマルタがPCから抜き取ったものと、ハビエルがコードを起動した時に使ったものが違っていたように見えました。そもそも全く違うUSBディスクに見えたのですが...、ね。なぜそう思ったかは理由3に。

理由3.コードを初回起動したところが最初のターゲットになる
確かにラスト、ジェリコはバビエルに対して渡したものは「最初に起動したところに攻撃が必ず来る」と言っています。ってその前にダッチマンが起動しているじゃな〜い、というツッコミを入れたくなりませんか?ダッチマンは途中自爆コードを使ったからセーフ?いやいや、「初回起動したところを確実に攻撃したい」のですからキャンセルコードで攻撃中止ができるようにするわけないでしょう。と言うことはこれは敵を欺きつつ自らを守るコードであったと推察いたします。だから少なくともダッチマンがお試しで使ったもの、バビエルが使ったもの、二つのコードが少なくともあったのではないか?と推察します。

だからこそ、ラスト、彼はニヤリ、と笑ったのかと。理由3、をもっと拡げると、実はUSBディスクは飛行機で爆発した、とCIAに印象づけるのが目的であって、実はさらに正規なコードは自分が未だどこかに持って(隠している)とさえ。もしかしたらビリーはCIAで記憶移植プログラムの存在を知っていて、フランクス医師のPCをハッキングして肉体的にも強そうなジェリコを選ぶように仕向けていたとしたら...。まさに映画の原題、"Criminal"。誰が本当の主犯か、と分かると、あ〜、本当に恐ろしい恐ろしい。( ̄∇ ̄)

と、ここまで考えてみると、この結末が一番しっくりくるな〜、と私は思っていますし、だからこそこの話を考えた人達はアクション映画界でも良い脚本だったのではないか、と思います。アクションでは近年まれに見る良作、かな、と思います。

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