府中の税理士田村徹の何でもレビュー

本・映画・DVD・CD・文具・家電・観光地・その他、 私が過去に読んだり視たり聴いたり使ったり訪れたりした諸々の感想です。

私が本書の存在を初めて知ったのは、1994年11月に出た、有賀ゆう「スーパーエリートの受験術」(IPC)の272頁の紹介文でだ。「最高に素晴らしい本です。ここに紹介したすべての本の中で、最も先に購入して欲しい本です。この類いの本はほとんど目を通しましたが、この本こそ、勝者となるための行動指針の決定版です。絶対に購入して、つねにそばに置いておいて欲しいと思います」と、大絶賛していた。ちなみに、この「スーパーエリート~」だが、現在、中古市場で5万円以上の高価格で販売されている。私はと言えば、発売直後に新品を千円以下で購入した。それはともかく、私が最初に購入した「成功の心理学」は旧訳で1986年5月に発売されている。おそらくソフトカバーだったと思う。残念ながら現在は手元に無い。この新訳は、2012年4月に発売されたハードカバー本である。旧訳は長らく絶版だったそうだが、装いも新たに、めでたく復活販売されたのである。訳者も「あとがき」で書いているが、本書で言う「成功」とは「勝ち組(=金持ち、エリート、インテリ、権力者、有名人、等)になる」という意味では無い。「人生の勝者(=真に充実した人生を全うした人)になる」という意味なのだ。「1・積極的な自己認識」「2・肯定的な自己評価」「3・率先した自己コントロール」「4・モチベーションを高める」「5・大胆な自己期待を持つ」「6・どん欲な自己イメージづくり」「7・明確な目標設定」「8・活発な自己訓練」「9・豊かな人生観を描く」「10・印象的な自己表現」の全10章で構成されている。さらに、各章末には10個の具体的な行動指針が掲載されている。つまり、全部で100個の行動指針があるのだ。もちろん、総てを実践するのは限りなく不可能に近いが、「これは!」と思った指針は試してみる価値大だ。私の場合は、最初の2つ、①定期的に健康診断を受ける②世の中の出来事すべてにもっと好奇心を持つ、だけは確実に実践している。ただ、①は5年前の55歳の時からである。②については、物心ついてから無意識に実践しているはずだ。なお、著者は1933年(偶然だが2015年に亡くなった私の父と同い年)生まれのアメリカ人である。デール・カーネギー「人を動かす」(創元社)と並ぶ、自己啓発本の古典的名著だ。



全米初放送は1997年5月15日、日本初放送は2001年4月13日、だ。原題は「殺人の痕跡」である。犯人はロス市警の鑑識課員と、その不倫相手だ。被害者は不倫相手の夫を裁判で訴えている株式仲買人だ。不倫相手は「夫とは不仲だが夫の財産は魅力的だ。株式仲買人を殺して、その罪を夫に着せよう。そうすれば破産しなくて済むし、夫からも解放される」と鑑識課員に殺人を依頼する。不倫相手は夫の拳銃と愛用の(密輸したハバナ製)葉巻を鑑識課員に渡す。鑑識課員は緊急電話を借りるふりをして株式仲買人の自宅に侵入し射殺する。葉巻の切れ端を灰皿に残し、掃除機で絨毯屑と猫の毛を収集する。今度はそれを不倫相手に渡す。不倫相手は友人の結婚披露宴で夫の背広の背中に、それを擦りつけた。コロンボは夫が被害者を殺害後、被害者の自宅から北西30キロ先にある結婚披露宴会場に直行せずに、被害者の自宅から南西4キロ先のコンビニで、のど飴を買ったことに疑問を持つ。また、結婚披露宴のスナップ写真を拡大すると、披露宴前の夫の背広の背中は綺麗だったが、その1時間後には屑と毛が付いていた。妻が擦りつけたのではないかと考えた。また、現場に残された葉巻はナイフで切られていたが、夫は葉巻カッターを使っていた。さらに、「これまで面識が無かった」はずの鑑識課員と不倫相手=容疑者の妻の関係にもコロンボは疑問を持つ。何故なら①鑑識課員は容疑者の妻と同席した際に(ブラックでも砂糖でもミルクでもなく)迷わず人工甘味料を勧めた②帰りの警察車両に容疑者の妻を乗せる際に鑑識課員は(車酔いしにくい)助手席のドアを開けた、からだ。これは、両者が以前から親しい関係にあった事を推測させる。そこで、コロンボは裁判所の前に(距離を離して)両者を呼び出し、お互いに、相手に不信感を抱かせる情報を与える。これで、両者は仲違いをして、お互いに罪を擦る付ける形で、犯行を自白してしまうのである。不倫相手を演じているシェラ・デニスは私生活ではコロンボ役のピーター・フォークの夫人であり、6回目のシリーズ出演にして初の犯人役だ。また、鑑識課員の日本語吹き替えは「2時間ドラマの帝王」と呼ばれている船越英一郎が担当している。

2020年9月に出た本だ。82頁オールカラーのグラフ誌で、定価は税込み1000円である。私は調布駅の売店で購入した。「棋聖誕生」というタイトルだが「2冠達成・八段昇段」までフォローしている。コアな将棋ファンではなく(私のような)にわか将棋ファン向けの内容だ。「藤井聡太ファンブック」という感じである。目次を見ると、「歴史を変えた棋聖戦」「棋聖戦帯同記」「ヴォイス」「和服着こなしちぇっく」「棋聖をつかんだ勝負飯診断」「熱闘!王位戦」「藤井聡太の歩み」「藤井聡太写真集」「杉本昌隆八段&室田伊緒女流二段」「関西奨励会とは」「AIと切磋琢磨」「八大タイトル基礎知識」「名勝負&全対局」「立ちはだかる実力者&ライバルたち」「教えて飯島先生」「故郷・瀬戸市より」「室田由紀女流三段&鈴木環那女流二段」「芸能界からも祝福」と、盛りだくさんだ。特に、56~57頁の「八大タイトル在位者一覧」、58~61頁の「藤井聡太の公式戦全対局成績」、は非常に興味深い。私も藤井八段の大活躍で多少なりとも将棋に興味を持ったので、「羽生善治の将棋入門(ジュニア版)」「羽生善治の将棋辞典」(河出書房新社)を購入した。もちろん、未だ全部を読んだわけではないが、両書を読み込めば、相当な「将棋通」になれるはずだ。羽生九段は弟子を取らない主義だそうだが、その代わり、著作は膨大な数がある。「専門書」は私には理解不可能だが、前述の「入門書」は非常に分かりやすく、なおかつ、レベルも高い。それはともかく、「AIの台頭で、2030年ころには税理士という職業はなくなる」などという予言もあるが、実際には「AIを十分に使いこなせない税理士は仕事を失う」という意味だろう。この先、どんなにAIが発達しても、人間同士のプロ棋士の対局はなくならないのは間違いない。藤井聡太は(私が死んだ後の)50年後も将棋を指し続けているはずだ。そして、未だ、色々と悩んでいるはずだ。

2020年9月初めに散乱した書籍の整理を(少しだけ)した。その際に、埃にまみれて部屋の片隅から発見されたのが両シリーズである。「世界の歴史」は1988~1990年にかけて毎週発刊されたシリーズである。各巻32頁オールカラー横書きだ。いわゆる「ビジュアル世界史」である。キャッチコピーは「世界は、ニュースだけではわからない!」だ。当時は毎週30分程度斜め読みして、部屋の片隅に積み上げていた。実に30年ぶりの再会である。世界史を26の時代に分け、各時代を「展望」「焦点」「人物」「生活」「技術」と5つの視点から解説している。「新訂増補・日本の歴史」は1986~1988年にかけて毎週発刊された「日本の歴史(全133巻)」の新訂増補版で、2002~2004年にかけて毎週発刊された。各巻32頁オールカラー縦書きだ。キャッチコピーは「ビジュアル日本史の決定版。いまだに超えるものがない最高のシリーズ。待望の新訂版登場!」と自信満々である。発行順は「4中世Ⅰ」「5中世Ⅱ」「6中世から近世へ」「1原始・古代」「2古代」「3古代から中世へ」「7近世Ⅰ」「8近世Ⅱ」「9近世から近代へ」「10近代Ⅰ」「11近代Ⅱ」「12現代」と、まるでSF映画「スターウォーズ」のようだ。こちらも16年ぶりの再会である。どちらも、写真やイラストを見ているだけでも楽しい。正に「誌上時間旅行」だ。他にも「かがくる(全50巻)」「かがくるプラス(全50巻)」「しゃかぽん(全50巻)」「甲子園の夏(全20巻)」「世界の博物館(全50巻)」「なぞ!?とき(全50巻)」(朝日新聞社)、「スターウォーズ(全121巻)」「そーなんだ!(全131巻)」「そーなんだ!社会編(全101巻)」「昭和タイムズ(全64巻)」「歴史のミステリー(全101巻)」「ウルトラマン(全112巻)」「ジェリー・アンダーソン(全54巻)」「そーなんだ!歴史編(全113巻)」(ディアゴスティーニ)、「地球旅行(全100巻)」「20世紀シネマ館(全60巻)」「世界百不思議(全50巻)」(講談社)、「にっぽん川紀行(全30巻)」「中国悠遊紀行(全50巻)」「西洋絵画の巨匠(全50巻)」(小学館)、「日本の名湯(全30巻)」(昭文社)、「日本の町並み」(学研)、などが続々発見された。最近は出版不況で、この種の「週刊分冊百科」は殆ど見かけなくなった。

全米初放送は1995年5月8日、日本初放送は2000年3月31日、だ。犯人はサラブレッド牧場主、被害者は実弟とレストラン経営者、である。犯人は変装して質屋で未使用の拳銃を入手する。ギャンブル狂の弟は(マフィアでもある)レストラン経営者に20万ドルの借金があった。弟は兄に「八百長競馬で経営者に大儲けをさせて自分の借金を帳消しにしてほしい」と泣きついた。兄は弟の要求に応える素振りをしたが裏切った。狼狽する弟に兄は「自分が何とかする」と約束した。犯人は又も変装して貸し主が経営するレストランを訪れる。そこで、牧場周辺で捕まえたネズミ2匹を女性トイレに放す。経営者がネズミを捕獲している隙に店の事務室から弟に電話をかける。そして、「話はついたから今夜一緒に車で出かけよう」と提案する。そして、兄は人気の無い林道で弟を(質屋で入手した拳銃で)射殺する。さらに、レストラン経営者を牧場に呼び出して彼をも射殺する。犯人は経営者の拳銃を奪い、その手に弟を殺害した拳銃を握らせる。こうして、警察には「弟を殺害した経営者が私も殺しに来たので正当防衛で殺害した」と説明する。しかし、捜査を担当するコロンボは①タバコを吸わない弟の車の灰皿に灰があった②店を訪れた謎の客の酒の好み(=スコッチ&ソーダ、ソーダは控えめ)が兄と全く同じだった③経営者が弟に脅迫電話を掛けたとされる時間には経営者はネズミ取りに忙殺されていた④店のトイレに居たネズミはロサンゼルスの市街地には生息してない種類だった⑤弟が殺された時間には経営者は恋人と一緒にいた⑥経営者が握っていた拳銃の線条痕は警察に記録が残っているものとは違っていた、などの理由から、兄が2人を殺害した真犯人と確信する。そして、物的証拠(=経営者が元々所有していた拳銃)を探し出すために、マフィアのボスの協力を得て犯人に罠をかける。コロンボと供にレストランに監禁された犯人はマフィアから「警察や裁判所が手を下さないのなら我々が貴様を殺す」と脅迫される。犯人は「この場でマフィアに殺されるよりも逮捕されて終身刑になったほうがマシ」と考えて、拳銃の隠し場所を自白する。これは、旧シリーズの「ハッサン・サラーの反逆」と同じパターンである。

著者のロゲルギストとは外国人ではなく、7人の日本人の物理学者の合同ペンネームである。具体的には、近藤正夫(1911~2006)、磯部孝(1914~2001)、今井功(1914~2004)、高橋秀俊(1915~1985)、木下是雄(1917~2914)、大川章哉(1918~1987)、近角聡信(1922~2016)、のことである。全員が東京大学理学部物理学科の卒業生である。そして、7人中4人が90歳以上まで生きている。本書は「自然」(中央公論社)という(多分)月刊誌に1959年2月から連載されたエッセイ12年分を単行本化したものである。何と「縦書き」である。当然、難しい数式も全く出てこない。内容は主に身近な出来事を物理学的に考察したものである。著者達の「ズブの素人にも何とか物理学の魅力を伝えたい」という情熱が伝わってくる。私がバリバリの理系少年であった中学生時代(おそらく1974年くらい)に、本シリーズの最初の2巻を書店で取り寄せてもらい入手した日の喜びは記憶の中に鮮明だ。岩波書店の書籍は責任販売制=買取制(殆どの出版社は委託販売制で、書店は返品可能)で、西多摩のような田舎の書店には殆ど置いてなかったのだ。「丸ビル大の豆腐」などの記事は非常に面白かった。こんな私が(入試で数学も理科も不必要な)私立文系に進学してしまったのだから、「少年の日の夢」というのは実現しない事が多いのかもしれない。ロゲルギスト誕生50年目の2009年に「新装版」として発売されたのが本書だ。また、この連載は1983年まで続き、それも「新・物理の散歩道(全5巻)」として中央公論社から発売されていた。残念ながら絶版になってしまったようだが、嬉しいことに、同じ2009年に「ちくま学芸文庫」から復刻された。こちらは「横書き」である。もちろん、私は、このシリーズも持っている。原子物理を除けば、我々が高校で習う「物理」などは19世紀までの古典物理学が殆どであろう。ゆえに。このシリーズは現在でも十分に読む価値がある。これは、1961~63年にかけて、カリフォルニア工科大学(=カルテック)の1、2年生向けに行なわれた講義を纏めた「ファインマン物理学(全5巻)」(岩波書店)が、21世紀も20年経過した現在でも教科書(というよりも副読本か)として大人気なのと同様だ。

2006年7月に出た本だ。1915年(大正4年)夏の第1回全国高校野球選手権大会1回戦初戦(鳥取中14-7広島中)から2006年(平成18年)春の第78回全国選抜高校野球大会決勝(横浜高21-0清峰高)までの4673試合のイニングスコアが総て掲載されている。424頁のハードカバーで、私は発売直後に神田神保町の書泉グランデで9000円くらいで購入した記憶がある。残念ながら現在は絶版のようだが、中古市場で2000円くらいで入手可能だ。甲子園(=選抜&選手権)といえば今では「負けたら終わり」の完全トーナメント方式だが、選手権の第2回・第3回では「敗者復活戦」が存在していたようだ。これは出場校が12校と少なかったからだ。しかし、第3回大会で敗者復活戦から勝ち上がった愛知一中(現・旭丘高)が優勝してしまい(?)、「不公平だ」「不自然だ」と批判が出て、その後は完全トーナメント方式になっている。現在(2020年8月15日)、甲子園球場で「高校野球交流試合」が行なわれている。これは、今年の選抜大会の1回戦「のみ」を夏に(事実上)無観客で開催しているのと同じだ。優勝校が決まらないので何とも物足りないが、勿論やらないよりは良いに決まっている。なお、2006年(平成18年)夏の第88回選手権大会1回戦初戦(高知商業高10-7白樺学園高)から第101回選手権大会決勝(履正社高5-3星稜高)までのイニングスコアは「高校野球百科事典」というHPの「歴代全国大会」の部分をプリントアウト(全部で113枚)して「クリヤーブック60」に保存し「続・熱球譜」と勝手に名付けている。27回の大会の中で大阪桐蔭高校が7回も優勝しているのが印象的だ。選抜も選手権もない2020年は、この自家製「続・熱球譜」を眺めながら、2021年には選抜&選手権が無事開催されることを切望している。

2020年8月に出たばかりの本だ。384頁で定価は1650円(税込)である。四谷学院と河合塾の英語講師5人によるオムニバス形式の受験参考書だ。「はじめに」によると「新型コロナの影響で予備校の春期講習の受講を断念した地方の女子高生の手紙」に触発された著者の1人が他の4人に呼びかけて緊急出版したのが本書だそうだ。春期講習・1学期講習・夏期講習の内容を凝縮した「紙上講義」らしい。具体的には、9~100頁が「成川の珠玉の英文法25講」、101~181頁が「早川の英文読解のツボ21」、183~289頁が「村瀬の文章を味わう英語長文」、291~322頁が「里中の3ステップ英作文レッスン」、323~381頁が「石川の共通テスト攻略法ここを押さえて高得点!」、となっている。偏差値60以上の高校で3年の1学期まで真面目に英語の授業を受けてきた生徒が、夏から本格的な受験勉強のスタートを切るための本だ。一方で、英語の基本が出来ていない生徒には難しすぎるかもしれない。本書は、あくまでも、英語の難しい大学を目指す人のための「スタートブック」である。予備校講師が様々な工夫をして、生徒に英語の本質を理解させようとしているのが分って、大学入試など遙か昔に終えた、私のような初老の人物にとっても興味深い本だ。ところで、本来なら今頃(2020年8月8日)は、東京五輪は閉幕直前で、全国高校野球選手権が既に開幕している、はずだった。ところが、現実は皆様既に御承知の通りである。選抜出場決定校による交流戦をやるそうだが、各チーム1試合だけである。トーナメント方式で優勝校を決めないので興味半減である。

毎年6月に発売されている本である。最新版は「第78版」だ。矢野恒太(1866~1951)は第一生命保険の創立者である。記念会も皇居近くの第一生命本館(=旧GHQ)の中にある。本書の表紙には「日本がわかるデータブック」裏表紙には「厳選した最新のデータをもとに、日本の社会・経済情勢を表とグラフでわかりやすく解説したデータブック」と書いてある。本年度版は、526頁で、価格は2970円(税込)である。初版の序文で矢野は「編者が若し教育家であって、幾人かの青年を預かったなら、本書に書いたことだけは何科の生徒にでも教えたいと思うことである。本書は講堂のない青年塾の一部である」と述べている。つまり、本書は中高年が若者に向けて書いた本と言うことになる。事実、私も十代から二十代にかけて本書を毎年愛読していた。そして、還暦を迎えた今年、30数年ぶりに本書を購入した。内容を見ると私の知らないことばかりで「自分は年をとったが少しも賢くなっていないな」と痛感させられる。目次を見ると、(1)世界の国々(2)国土と気候(3)人口(4)府県と都市(5)労働(6)国民経済計算(7)企業活動(8)資源・エネルギー(9)石炭・石油・天然ガス(10)電力・ガス(11)農業・農産物(12)畜産業(13)林業(14)水産業(15)工業(16)金属工業(17)機械工業(18)化学工業(19)食料品工業(20)その他の工業(21)建設業(22)サービス産業(23)商業(24)日本の貿易(25)世界の貿易(26)国際収支・国際協力(27)物価・地価(28)財政(29)金融・株式・保険(30)運輸・郵便(31)情報通信(32)科学技術(33)国民の生活(34)教育(35)社会保障・社会福祉(36)保健・衛生(37)環境問題(38)災害と事故(39)犯罪・司法(40)国防と自衛隊、と実に幅広い分野を網羅している。なお、本書の姉妹本に、毎年9月に出る「世界国勢図会(2019年で第30版)」と、毎年12月に出る「データでみる県勢(2019年で第29版)」がある。私は本書と同時に(前年度版だが)両書も購入した。人は向学心を忘れなければ何歳になっても「万年青年」「生涯青春」でいられるはずだ。

全米初放送は1994年5月2日、日本初放送は1999年11月12日、だ。原題は「内偵捜査」、原作はエド・マクべインが1976年に発表した「はめ絵」、である。「初夜に消えた花嫁」に続くマクベイン物・第2弾だ。四人組のギャングが銀行襲撃前に現金を隠す場所(=港の防波堤の脇)を示した航空写真を8つに分解して近親者に配布した。実際に銀行を襲撃して400万ドルを強奪して例の場所へ隠したが、その後警官隊に見つかり銃撃戦になり全員死亡した。銀行襲撃後45分の出来事である。そして、事件の6年後に8つのピースの争奪戦が開始された。最初の二人は相打ちで死亡したが、キッチンペーパーのロールの中に隠してあったピースが見つかった。コロンボは残りのピースを見つけるために、チンピラや保険屋やマフィアのボスに変装して内偵捜査をした。その過程で、チンピラ(演じているのは映画「ロッキー」のエイドリアンの兄役で知られるバート・ヤング)や画廊のオーナー(演じているのはピーター・フォークの妻のシェラ・デニス)が殺される。二人を殺したのは(400万ドルの損失補填をして大損した保険会社の)保険調査員である。彼のアリバイを崩したのは「コインパーキングの中から回収された指紋付きのコイン」であった。最後の1枚を持っていたのも彼である。総てのパーツを組み合わせると(当然ながら)現金の隠し場所が明らかになり、警察は無事現金を回収した。本作と「初夜に消えた花嫁」は一部マニアの間では「非コロンボ」と呼ばれて「論評に値せず」とされている。確かに「完全犯罪を計画した犯人の僅かなミスを指摘してジワジワと追い詰めてゆく」というコロンボシリーズ最大の魅力は全く無い。まあ、全69作中2作ぐらいは、このような番外編があっても、いいの(あるいは「しかたない」)かもしれない。なお、本作はシーズン13の最終作である。残りの5作は単発ドラマとして放送されている。

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