子どもの四季

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3月28

指示は１回

カテゴリ:
読書
指示は１回
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東洋出版　楠木宏

・聞く力を育てるシンプルな方法
・「指示は１回」を徹底する
・話を聞かない子どもを育てたのは、教師に原因
・きちんと聞く方法を教えたり、話を聞く練習をもうけること

・「先生は、指示やお話は１回しかしません。君たちが先生の話を聞いていなくて、『先生、今の何だった？』と口々に言ったら、同じ事を何度も言わなくてはなりません。だから、先生が、話を始めたら、しっかり聞くように。」

・「先生は、もう言いました。」と絶対に答えない
・助け船「だれか、この質問に答えられる人はいませんか？」答えられたら、「よく聞いていたね。」と褒める。

・教師が繰り返せば繰り返すほど、子どもは聞かなくなる。

・小さな声の人の発表の時は、
「大きな声で話して下さい。」と頼むことはできるが、君たちができることは？
・「静かにする」
・「そうだね、人に要求するばかりではダメだね。聞く方も聞こうとする態度を示さないとね」
・一方的に要求するだけで無く、聞く方の態度も大切だと伝える。

・「発表が分らないとき、ほかって置いていい？」
『Aさんの言いたいことは、こういうこと？』
「すごいね。代わりに言ってくれたね。」

・手を上げに子にも、意見を求める
「このことについてどう思う？」
・必ず、意見を言わせる工夫をする。

・教師の話を聞いていないと損をする、困るという状況を、たくさん仕組んでいく。

・集会で
「今日の校長先生のお話には、大切な中身が３つありました。３つ全部言える人は座りましょう」・・・座ったら、３つ答えさせる。

・「反応すること」
・「人の話を聞いて、同じと思ったら、うなずきましょう。変だなと思ったら、首をかしげましょう。」
・何かしら反応する習慣をつける

・話をよく聞いていた子は、しっかりと褒める

・子ども達が、何を言っているのかよく分らない話し方を教師はしてはいけない。聞く態度が身につかない。

・だらだらと話し始めることは、一番良くない・

・行動を伴うような指示を入れる。
・少しずつ指示を区切る
・「行動せざるを得ない方法」を使う

・「おへそと耳と目を話す人の方に向けなさい」
・叱るより先に、教師が工夫すべき事がある。

・説明しすぎない
・具体例を多く取り入れる。

・保護者を味方につける。
・初めて親に連絡するのは、良いことから。
・良いことをしたら褒める、悪いことをしたらしかる。

・問題行動が起きたとき、その子自身の口から、親に報告させる。
・保護者は、自分の子どもから直接聞くことによって、「自分の子どもが悪い」という覚悟ができる。

・前の時間に悪いことをしても、良いことをしたら、必ず褒める。

・宿題忘れをしたら必ずその日のうちにさせる。
・掃除がきちんとできていなければ、やりなおし。

・上手なほめ方とは、具体的に褒める。
・問題行動の多い子ほど多く褒める。

・「しかる」と「怒る」を使い分ける。

7月30

考える訓練

カテゴリ:
読書
考える訓練
伊藤　真 サンマーク出版
・考えるやり方についてはほとんど無知

・「考えること」と「探し出すこと」
・他人が考えた答えを探す（調査、リサーチ、作業）のは、「考える」ことではない。

・リサーチをしながら「考える」とすると、自分なりの新しい答えを作り出すために、目的意識をもって探すのでなければならない。

・「未知の問題」に対して「答えをつくり出す」
・「事実」と「論理」と「言葉」で説得する技術

・物事を考えるきっかけとして、「対立する２つのものを比べる」方法。
・例：「新聞の読み比べ」
・もし本当に「考える」なら、あえて居心地の悪いところに自分の身を置く

・「関連性」や「関係性」に注目する
・物事も出来事も制度も人間も、必ず何かの関係性の中に存在している。

・例：「鉄道」
・「問題を作れること」：誰が作ったか。どの時代のモノか。どこの国のモノ。技術はどこから。等
・好きなモノの歴史や時代背景など、関連するものをとことん探っていく。
・目の前の小さなことに興味を持ち、どれくらい深めて考えられるか。

・「共通点」と「相違点」を見つける訓練
・「関係性の種類を洗い出す」
・「考える」とは「相互の関係性の種類を見つけ出すこと」

・「関係性」：「大・小」「含む・含まれない」「正・反・合」「原因・結果」など
・「比べる」（分析する）：「共通点」と「相違点」を見つけ出すこと。
・分析：共通点と相違点を見つけて類型化すること

・もっと「考える訓練」を深めるには、「二項対立」がいい。
・「あれ？」と思うほど、極端に振り切ってみる。
・あえて極端まで突っ走ると、はっきりしなかった「本質」が見えてくることがある。

・「キャッチコピーを考えること」：本質を可視化する、言語化すること

・「考える訓練」の方法：「具体的なものを抽象化する方法」
・失敗から：抽象的なルールや教訓を見いだしていく
・例：勝手な思い込みで判断せず必ず相手に確認する。相手によかれと思ってやったことでも、きちんと意思疎通ができていなかったら、意味がない。相手に届かなかったら、自分が伝えたつもりでも伝えたことにならない。

・「なぜ？」「なぜ？」「なぜ？」と三回問う・・本質に近づき、考えが深まる・
・「なぜなら」を口癖にしておく

・人間は行動するとき、必ず何かを選択しているはず。選択のつど、意識的に考える癖を。
・なぜ、この選択をしたのか、理由を自分に問いかけて、自分で答えてみる。
・例：「昼食に何を食べるか」、その「理由」を考えること。あえて理由を考えてみる。
・「自分の行動を説明するクセ」をつける。

・考える力のある人は、おしなべて好奇心が強いのではないだろうか。
・ささいなことに興味を持つ（好奇心）

・一つだけでなく、必ず３つ考える。「必ず理由を３つ言う」
・普段の生活の中でも、人を説得したり、自分の意見を主張したりするときは、「理由を３つ考える習慣」をつけておくといい。

・「論理的」に考える訓練（ひとりよがりでなく、他人が理解できるように）
・「AだからBです」というとき、「Aだから」というその「だから」の部分がどれだけ納得できるものか、が論理である。

・論理的に考えるとは、「目的を持って、一定の結論を根拠とともに導くこと」
・課題に対しての結論を、根拠をもって導くという、頭の使い方
・「自分の悩み」も自分で論理的に考えて解決できる。
・何がしたいのか、何を伝えたいのか、その目的を明確にすることが必要である。

・「結論」と「根拠」と「証拠」を意識する。

・「理論的に考える」：決まった理論があり、それに当てはめて考えていくこと。
・「論理的に考える」：目的を持ち、根拠づけを行い、結論に導いていくこと。
・相手と自分は異なる存在という大前提。伝わらなくて当たり前。説明しないと伝わらない。他者を尊重すること。

・ディベートは勝ち負けの世界。論理的に考えるは、相手といかに共有できるかを目的。

・「論理的」に伝える訓練
・IRAC（問題点、課題）（規則）（あてはめること）（結論）

・思考を可視化する方法
・文章に書く、図にする、絵にする

・「何のためにそれをするのか」「どうしてそれをやりたいのか」：なぜチラシをつくるか？
・「それをやってどうなるの」「だから何なの」：チラシを配ってどうなるの？

・「あたり前」という言葉は口にしない。
・テレビや本に「ツッコミを入れる」 ・・疑ってみる、鵜呑みにしない

・「抽象」と「具体」の間を行ったり来たりする
・「演繹」とは抽象的なものから具体的なものに戻していくこと、反対に具体的なものを抽象化していくのは「帰納」である。

・演繹：「動物」・・犬、猫、キリン
・帰納：犬、猫、キリンは、「動物」、抽象的な概念でくくる。

・やるべき目標を「最小化」する
・集中力：時間を意識することと同時に、ゴールつまり結果を意識すること。
・一点に絞り込む過程で重要なのは、「優先順位をつけること」・・他を切り捨てる勇気

・必要なのは人生を楽しもうとする心、感動しようとする心。
・「ベストな結論でなくても、多少ましな結論でいい」・・いったん決めることが大事

・強く求めている人のところに「ひらめき」はやってくる。
・まったくの無から有は生まれない。ひらめきや直感の背後には、膨大な知の集積が存在する。
・ひらめきや直感には、強い「思い」が必要だ。何の目的もないのに、突然ひらめくということはない。

・「虫の目」と「鳥の目」になって考える（さまざまな立場に視点を変える）

1月19

読むだけですっきりわかる国語の基礎

カテゴリ:
読書
読むだけですっきりわかる国語の基礎　　　　　　後藤武士　　宝島文庫
２０１６．１．１８　　N８
・国語のメインは、・・・読解力
・言葉が言葉として機能するにはある条件を満たさなければならない。・・・「共通性」
・客観性こそ読解力のカギ
・読解力育成のカギ・・・論理性
・「筋道が通っているかどうか」「つじつまがあっているか」「矛盾したところはないか」・論理の邪魔をするのは感情

・主観的な読書では客観的な読解力が身につかない

・ツッコミ
・「いつのお話？」「どこのお話？」「誰がいたの？」など
・立ち止まって質問

・理由を聞かれたら
・「〜だから」「〜のため」「〜という理由で」と答える

・ツッコミ朗読、ツッコミ黙読・・・「あれ？」「なんだろう？」

・表現法・・「回想」「時間軸の逆転」

・言えること探し
・この文章から確実に言えることは何か

●　「昨日の夕食はラーメンだった」（確実に言えることを探す）
・少なくともこの人はラーメンを食べたことがあるはずだ。
・この人は今日も生きていることには間違いない。
・「こう書いてある以上は前提としてこうであるはずだ」
・「こう言っているのだから、少なくともこうでないとおかしい」

●「ミツルは港の見える丘の上の中学校に通う３年生だ」
・ミツルは海を見たことがあるはずだ。
・ミツルは小学校を卒業しているはずだ。

◎　裏をとる
●「私の在任中は増税はしません」
・退任後は増税するかもしれません
・私の在任中は増税はしません、けど、（補助金の打ち切りは、やるかもよ）

・接続詞
・しかし（逆接）、つまり（要約）、例えば（例示）、すると（順接）
・因果関係

・指示語
・指示語が示す内容は、ほとんどの場合、その指示語より前にある
　　
1月7

表現活動をするために

カテゴリ:
授業
表現活動をするために
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2016.1.6Ｙ


・どんなものにするのか解釈をし、イメージをもつ。だが、教師だけが解釈をしたのでは押しつけなる。
・教材解釈を子どもと共有したら、次に表現をするのだが、単に動けば表現になると言うものではい。
・ 動くだけでは、表現が子どもの（心と身体の）開放になったとは、言えない。
・子どもは全身を使った表現をしないと、それは開放とはいえない。
・子どもが喜ぶことが、私たちの仕事。
・小さなことでも、新しい体験をして、新しい自分の体験を増やしていく。
・子どもは変わりたくて、変わりたくてまっている。 教師が変わっていくと、同時に子どもが変っていく。ここに、教育の原点がある。
・教師は、即時性が大事だ。 即時性のない教育はありえない。「あとで」は禁句。 教師として、ごまごしておれない。
・教え込みは駄目。自分で考えて動けない。疑問を出し合い、思考し合うことで表現意欲がでるのだ



「舞台構成」
・教師の仕事は、子どもの表現が最もよくなるように、対応関係を創ることだ。
・対応だけど、例えば広いフロアーでは、対角線上の広い関係である。
・A対Bの（対角線上での）関係をつくる。

・構成を考える。構成力、演出力が必要だ。
・構成を考えないと表現が燃焼しきらない。
・対応するとき、大きな関係ができるように、
なるだけ遠くへ子どもを配置する。
・構成を考えるとき、
（絵コンテ・・映画監督が描くような）をつくり、
何回でも書き換えればいい。
・構成図が大事である。
・どれだけドラマがつくれるか！
・場面を分けることもドラマづくりになる。
よりドラマティックな解釈にしていく。
そうすることで、格段に表現がよくなる。
・できるだけ客におしりをみせない。

「個と個の関係」 　
・子どもに対応性を意識して教えていく。
・身体全体を使い切った表現をさせる。
・全員が全部の場面で出番があるという意識。対応関係をつくる。高低。伸び、縮み。
・うごいていない時のイメージ。全体での対応の意識が必要なのではないか？
・主が右に動くと、他は左へ動くなど。



「個人技」・身体が動ききれないとき、何を使うか。ステップを使えばいい。
身体全体を、身体をほぐしていくためにスキップ、ウォーキングなどをしていく。
すると、それは学級づくりにもなる。
・友達を見直すのに役立つ。まわりの子どもと互いに見合うことが非常に大事である。
・教材を決めて、世界を共有して、ステップが自由になって、表現をさせる。
・手の指の先から、足の指の先まで全身を使い切らせる。
・身体を使い切って、子ども自身が自分の（心と身体を）開放していく。
・ひざをバネにする。ひざから、腰・・躍動感・本来子どもは、柔らかい。
・体の使い方も、もう一歩広げるといい。現実の世界の顔ではなく、遠くを見るように。
・足音をきれいに。リズム、しなやかさを、躍動感
・常に胸を張る！　前屈みであろうとも胸は張る（原則）
・膝を使うと言うことは、体が引きあがると言うこと。
・腰、胸、首筋がすっと引きあがる。
・膝を使うときに前屈みにならない。
・右へ行くときには、一度、左へ動きを起こす。
・曲にのらない。あくまで内容が体にでるようにする。・基本はゆっくり！
・ゆっくりをやってから速くすると、内容が入りやすい。
・速いときでも内容を入れることはできる。
・ずっと同じスピードではやらない。
・”間”を大切にする。
・末端まで使い切る。指先にどれだけ思いを入れられるか
・ステップによって子どもの身体にリズムをため込む。
・リズムをため込むと、しなやかで、自分らしい、新しいリズムを生んでくる。
・指先に意識を集中させる。指一本一本の色が違うように表現する。
・上に伸びるときは、一度沈み込む。距離差が出て大きな動きになる。




「ことばかけの問題」・子ども達が、正直にいって動かなかった。それを見ていた斎藤喜博先生が、「これから、お呼ばに行きましょうか。」「どんな服着ていくの。」 「きれいな服着ていくんだよね。」「スキップで行うか。」といったら、子ども達の動きが変わった。
・教師のことばかけの、斬新さ、具体性が必要なのだ。
・どうしたら、子どもがハッとして、考え動くことができるようになるか。
・表現で子どもが喜ばないような表現は、表現ではない。
・教師が指導しなくてもいい。子どもの中からひろっていけばいい。
・徹底した基本作り（膝、腰）と、子どもの中から典型を見つけほめ続ける姿勢。
・天井をこするように、大きく腕を回して。



「グループへの支援」
・表現できないでいるグループへの支援と援助。
・できる子たちには、見ている間、いいところを見つけさせる仕事をさせる。
・次の段階では、表現の技術を色々と紹介していく。
・子どもたちの様子を見て、その場その場で演出や歌を変えていく。
・イメージを入れていく。歌は体を動かしながらのほうが気持ちよく歌える。
1月5

東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方

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読書
「東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方」 　　　　　　　を読んで考えたこと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　上田正仁　　　　ブックマン社
16．1．5・ｎ3
・新しいアイディアを思いつくためには、「考える力」が不可欠。
・大きな仕事を成し遂げるためには、諦めずに最後までやり遂げようと思う人間力が必要。
・一つのことを長く、深く考え続けることが必要。
・対話の成立
・知的な対話は、なによりも双方の思考を刺激してくれる楽しいもの。
・「マニュアル力」は、「答えがある」「正しい手順が決まっている」という場面で威力を発揮。

・「自ら考え、創造する力」は、3つの要素からなる。
�　嵬簑蠅鮓�つける力」：誰も疑問に感じない、常識と考えられているところに問題点を見いだす
�◆峅鬚�力」：問題点を整理・分析・分解し、答えに至る能力。
��「諦めない人間力」：諦めず、根本的な解決・答えを見つけ出すまで粘り強く考え続ける能力。

・まず、「問題を見つける力」を養おう
・「問題を発見する能力」
・日頃から疑問を大切にする習慣の大切さを理解し、身につけること。
・最初は「気になる」「おもしろそう」「どうしてだろう」といった感覚的なものから。

○問題や疑問は、「変だな、おかしい、つじつまが合わない、矛盾する」事柄を中心に
・人物レベルでの大事件、心変わり（大変化）・・・なぜ、どうして（原因・理由・・目的）
・中心人物の言動に関わる、「逆接の接続詞」を遣って書かれている部分。
・普通、○○だったら、△△するのに、〜するなんておかしい。

・言葉レベル・・なにげない当たり前の、意味を知っていると思われる語。辞（てにをは等）。

・文と文、段落と段落との関係で、矛盾するところ

・教師：話をじっと聞いていて、大きくそれた場合に、「本来何のための議論か」本筋へ戻す。
・対話を通じて漠然としたイメージを具体的なイメージへと発展させる手助けをする。

○どんな形、どんな味、どんなにおい・・・具体的に、身近なものへひきつけ、くっきりさせる

・「自分はいつも何かを考えている」と自覚すること・・メモ

・「分らない」を分類して「何が分らない」かを明確にする。
�〇�実を知らない・・・とにかく調べてみること。辞書、辞典、関連図書
��答えが分らない・・・問題を要素に解きほぐす。分析力。
�２燭�分らないのか、分っていない・・「何が分らないのかを明確に意識する」肝心な部分。

◎教師
・学生の言いたい事を明確に理解するまで意見を言わない。
・じっくり聴く。
・学生が考えていることを引き出すような質問をする。
・「別な言い方をすると・・どうなりますか。」「このように理解していいの」「こう言いたいの？」
・イメージを明確な形へ、発展させる

◎メモを取る習慣をつける

・理解したら捨てる

・創造的な問題を解く方法は、自ら編み出すしかない。
・複雑な問題を「類型化」して、まずシンプルにする。

△鍋料理：前回よりおいしくなかった
・原因
・可能性のある要因・・「スープ」「具材」「調理」・・・一つずつ洗い出し変化させる
・問題を要素に分解する分析力

◎「類型化」「要素化」「各要素の個別決定」という段階を追う方法
・なぜこの方法を使うのかを、分る言葉で教え、納得させること。

・広い視野と柔軟な姿勢が物事を多角的に見る目を養い、斬新な発想を生むための訓練となる。

△「分っているつもり」と「知っているつもり」は落とし穴

・大切なのは個別の知識ではなく、さまざまな知識を結びつける「考える力」

◎子どもの「どうして？」に答えることで「考える力」を育てよう。
・子ども：「どうして？」・・すぐに答えを教えない。知識は身につくが、考える力はつかない。
・子どもと同じ目線に立ち、いっしょに考えてあげること。
・「どうしてだろうね？」「では〜したらどうなるの？」
・子どもの思考に合わせて共感しながら対話をする。
・正否が問題ではない。答えにたどり着くまでの推理力が大切。
1月2

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

退職後、３年たとうとしています。
近くの小学校で１年生の担任をしています。
１年生の子たちはなかなか手強いですが、
その手強さを楽しんでいます。
今年もよろしくお願いします。
12月31

日本史の謎は「地形」で解ける　　　

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読書
日本史の謎は「地形」で解ける　　　竹村公太郎　　　PHP文庫

1、関ヶ原勝利後、なぜ家康はすぐ江戸に戻ったか？
○「江戸は手に負えないほど劣悪で、希望のない土地」か？
・利根川、荒川、渡良瀬川・・湿地の江戸、あれると何ヶ月も浸水したまま
・日本一広大で、日本一肥沃で、日本一豊富な水がある温暖な「関東平野」
・やらねばならないこと・・大地の改革
・1592日比谷入江の埋め立て
・1594「会の川締切り」河川工事・・湿地の関東を乾陸化する第一歩
・利根川の流れを銚子に向ける・・綱吉の代に完成・・・湿地から農地へ

2、なぜ信長は比叡山延暦寺を焼き討ちしたか？
・逢坂は日本中の動脈が集中する頸動脈
・桓武天皇は比叡山の僧侶に長岡京の鬼門を見はらせた・・東側からの侵入口を防御
・夷・・「弓」「一」「人」・・「弓を射る人」
・比叡山は京への侵入口の逢坂を見下ろしていた・・道幅の狭さ、桶狭間のにのまえ
・僧侶の虐殺・・・和睦では済まない・・信長の死の恐怖・・自由に京へ行き来する
・天皇の親衛隊を壊滅させた

3、なぜ頼朝は鎌倉に幕府を開いたか？
・「頼朝が三浦半島、房総半島を自由に行き来していた」
・伊豆流罪の蛭ヶ小島・・韮山町、伊豆半島の中央、14〜34までの20年間
・三浦半島の三浦氏、房総半島の千葉氏・・盟友
○なぜ、鎌倉を本拠地としたのか？
・遠浅の由比ヶ浜、切りとおし・・・軍事上鉄壁の要塞
・弱点・・土地の狭さ、京都からの遠さ、情報量の少なさ
○頼朝は何をおそれていたのか？
・インフラの視点から・・平安京の衛生状態は最悪、20万人、スラム化、下水道の不備
・鴨川・・下水、遺体放棄場、水道。疫病。
・燃料・・木の伐採による山は荒れ放題、出水と土砂流出
・空気の汚染
・頼朝・・権威と権力の分離

4、元寇が失敗に終わった本当の理由とは何か？
・街道の交流を支えた動力は牛と馬・・・牛馬を制御する民族
・車は西欧文明の原動力
・ところが、日本は車を進化させなかった
・牛馬を家族にした日本人・・去勢しなかった
・モンゴル軍・・「ヤブ蚊」、乾いた大地などない日本・・ぬかるんだ「泥」の大地
・起伏の激しい、丘と山、木々の緑
・船上への寝泊まり
・時を同じくして、ベトナムとの共同戦線となる

5、・半蔵門は裏門か？皇居の正門はどこ？
・広重の絵
・甲州街道だけが江戸城に向かってまっすぐ配置されている。尾根道。
・江戸の古地図・・・江戸の地図は、江戸城を正立して描かねばならない。正しい見方。


6、赤穂浪士の討ち入りはなぜ成功したか？
・麹町一帯は厳重な警備空間なのに・・・16名の赤穂浪士が潜んでいた不思議。
・密偵の配置、江戸幕府の情報把握システムこそ江戸幕府の力の源泉
・「赤穂浪士は江戸幕府にかくまわれていた」
・吉良上野介の屋敷の移転の謎・・・北町奉行所隣から倉庫街の本所へ
・上野介の首・・息子1年後に悶死、夫人息子の2ヶ月後病死、孫・幽閉され3年後死
・「吉良家の滅亡」

7、なぜ徳川幕府は吉良家を抹殺したのか？
・目障りな「高家」の吉良家
・吉良家と塩田・・矢作川の干拓と塩田
・矢作川上流の松平家・・川をめぐる争い、圧倒的な優位者は吉良家であったが、逆転
・朝廷との仲立ちは吉良家の働きが必要
・江戸城内で徳川家より上位にあった武家を許さない
・吉良家をつぶす口実を、手に入れた

10月31

「深読み」読書術

カテゴリ:
読書
「深読み」読書術　　　白取春彦　　三笠書房

・読書とは、自分を自由にするための闘いである
・自分から関わる態度で本を読むことだ
・言葉を知ること
・素行や考え方を矯正する効果
・語彙が少ない人ほど、チャンスが少ない
・考える力、感じる力とは、言葉を正確に使い分ける力に他ならない

・人は結論ではなく、理由によってだまされる
・「〜は〜だ」という前提、本当にその通りかを調べればいい

・「問題意識をもて」
・疑問を抱えているからこそ本を読む

・原因があって結果がある
・行動の動機、理由が欠けている・・歴史教科書

・古典を読む
キケロ「人が老いることについて考え、老いを重荷としてではなく、一種の実りとして背負っていく」

・何百年にもわたって生き続けてきた古典こそが真の教師だと言える

・主旨・結論をすばやくつかむ読解法
・�ー臘ァ�結論は何であるか
・�⊆臘ァΨ誅世鯑海い榛�拠を押さえる
・��根拠の前提となっているものが何か

・洞察力とは、具体的には「読み取りの力」のこと
・読み取りの力を支えるには、言葉や用語の意味をよく知ること
・抽象的なものは、具体的にすればいい

・想像力
・読書とは、想像によって自分も参加する積極的な「行為」
・簡単に人を傷つけたりする人間は、相手の痛みが想像できないのだ

・一文の理解・・・全体の流れを知っていること・・位置づけ

・「確実な結果」は「確実な目的」があってこそ
8月31

うたが子どもを育て未来をひらく

カテゴリ:
読書
うたが子どもを育て未来をひらく
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丸山亜紀　　一茎書房

・子どもが行動することは考えることに結びついている。
・子どもの行動性を高めていくようなドラマ性が、子どものための音楽にはとくに必要なのだ。

・凝縮度の高い脚本には、明確な思想がある。

・明確な思想と劇的な行動性が子どもの心に受け止められたとき、それは子どもの劇的・行動的な日常生活の中で共鳴します。子どもたちは、同じ素材を毎回自分のなかで新たに創造し、発見しながらうたいあげるのです。その素材は、成長していく子どもたち自身のうたになるのです。

・音楽の授業で子どものからだから出てくる声、それは生命でもあります。その声を器楽として十分にうたえ、高めることがなかったなら、どんな高度な器楽もほんとうに子どもを高めることにはならないと思うのです。

・音楽教育はてだてで子どもにうたわせる事ではない。ほんとうにいいと思う教材を子どもにぶっつけ、子どもがどう受け取ってうたいだすか、だめになるか、開けていくか、という教師の戦い

・質の高い感動とは、人間の思想と感情と意志を結合し、人間を変革することのできるものである。

・教師は子どもを教育しようとするとき、自分を固定化したまま、相手にだけ要求していることが多い。自分が退化しないまでも現状維持のままで、子どもに進歩や成長や変革を求めるのは恥ずかしいことだ。自分がいま音楽することで開かれ育っていないのに、どうして音楽で子どもを開き育てることができるだろうか。

・すぐれた授業は、すぐれた教材によらなければならない。

・質の追求が私たちの課題
・ドラマは常に葛藤による変革を求めるものである。

・気持ちのいい「ま」が、出てこないので、子どもたちは歌うことを拒否する。
・どんな方法であっても曲の持つ本質的なリズム、生命感を最初から子どもにつかませ、子どもが最初から開かれていくように方向づけること。

・教師の創造性と想像力が子どもを音楽に引きつけ、集中させ、音楽を深くとらえさせる。要求し、同感し、方向を示しながら、子どもと一緒にピアノは歌い続ける。

・教える必要のないものは教えない。子どもを育てるための教材として教えたくないもの、適切でないものは、取り上げない。今、子どもに必要な、今伝えなければならないと思う素材を見つけ出し、選び出す。

・その時々に起こることは、その時だけしかない。何百回やってきても、音楽は一回限りのものだ。
・一回きりの、かけがえのない新鮮な喜びと感動を大切にしたい。小さな自己完結や埋没や自己満足など、そんなことをしている暇はないのだ。

リズム表現

・嬉しいものがなかったらスキップできない。悲しいのにスキップなんかできないですよね。

・嬉しくなるように弾いてあげるとか、嬉しくなるように他のステップも入れてあげるとか、できたことが誇りになっていくように、気持ちがよくて、自信を持って誇り高くなっていくようにしていくことが、とても大事なんだと思います。

・関節を柔軟にして、膝をピンと伸ばすために側転があるのではない。何かができるようになっていく喜びとともに、自分の体がさまざまな発達をしていく、自分が思ってもいなかった動きができて、とっても嬉しくなって、うんと積極的に動くようになるとか、また、さまざまな効果があってその上で、つま先の蹴りがすごく強くなるとか、跳躍力が強くなるとか、リズム感がよくなるとか、そういうさまざまなことが結果としては出てくると思います。

・「スキップ」には「スキップ」の本当の気持ちよさとか、床を離れて跳んでいるときの気持ちよさがあるでしょう。その気持ちよさを自分も音の中で実感したり体験したりしながら弾いていくってこと。

・音楽大嫌いっていう人には、わりとリズムがとれない人が多いですね。

・ピアノをガンガン弾く・・・ピアノが「合図」になっている。

・リズム表現は体を強くし、柔軟にするための訓練ではない。面白くてやりたくて、生き生きとしたイメージがあって集中して取り組んでいくから、いろんな機能が発達し、上達し、ますます意欲が湧いて楽しくなる。
6月8

１年生　国語　「くちばし」

カテゴリ:
授業
くちばし 　

いろいろな　とりの

くちばしの　かたちを

みて　みましょう。


Ｔ１、わからなかったら・・・
Ｃ（口々に）、分けてみる。
Ｔ２、９つに分けた中で、変だなあって思っりした言葉を一つ選ぼう。

　�，い蹐い蹐福拭´△箸蝓伸�の／

　�い�ちばし／�イ痢拭´Δ�たち／�Г髻�

　�┐澆董拭´�みましょう。／

　　※　�┐澆藤郷諭´�みましょう19人


Ｔ２、君たちがみてみるってなあにって問題作りました。これ解決しないといけないよねＣ、うん。
Ｔ３、「くちばしのかたちをみてみましょう。って書いてあります。「みてみるってなあにっていってます。ぞうぞ。

Ｃ１（A）、みてみるは、自分の目で見る。４、自分の目で見る、いいこと言うね。
Ｃ２（B）、みるとはさ、映画館とか、テレとか見るって言う。スーパーマーケットにあ物を見る。あとは、水族館とか動物園とかでる。
Ｔ５、ああ物を見るってことね。すごいことったね。
Ｃ３（Ｃ）、みるって言うのはね・・、
Ｔ６、あっ、Qちゃんをみてくれている。
Ｃ３（Ｃ）、みて自分の見るってばしょかな。Ｔ７、ああ、おしいな。（？）
Ｃ４（D）、みるっていうのは、見て観察すってこと。
Ｔ８、はい、今、なんかすごいこと言っちゃたよ。難しいこといったね。
Ｃ５（E）、人を見るのと一緒？
Ｔ９、物を見たり人を見たりと一緒ってことＣ６（F）、なぜ、みるの？
Ｃ７（G）、はじめて行ったところをずうっみる。
Ｔ10、今まで見たことのないことをしっかり見るってこと。
Ｃ８（H）、みたら・・・『大事な事言いそうすごいことがわかること。
Ｃ９（A）、みるってことは、Pちゃんが言たこともそうだけど・・
Ｔ12、Pちゃんが言ったことを、覚えていてっているんだ。すごいね。

Ｃ９（A）見るって言うのは、自分の目がなっちゃ何も見えないから・・・いろいろ見る。

Ｔ13、ではね、「みてみる」って言う言葉をって、お父さんやお母さん、友だちが言ったとの中や、「〜してみる」って遣ったことのる人いないかな。
Ｃ10（E）、写真をみる
Ｔ14、ううん、写真をみてみる。
Ｃ15、かえるをみてみる。
Ｃ16、一輪車を買ってみる。
Ｃ17、車屋さんで車を買ってみる。

Ｔ15、何々で何々してみるってできない
Ｃ18（I）、カブトをみてみる。家にいるの。Ｔ16カブトは、甲虫のこと？そう。
Ｃ19（J）、筆箱をみてみる。
Ｃ20（K）、ナメクジをみてみる。
Ｔ17、これもいいね。しゅうや君、今日頑張ているね。どうぞ。
Ｃ21（L）、人間をみてみる。
Ｃ22（M）、隣の人を見てみる。

Ｔ18、「〜してみる」で、できない？
Ｃ23（G）、お手伝いしてみる。
Ｔ19、すごい、お手伝いしてみる。
Ｃ24、おもちゃで遊んでみる。
Ｃ25（B）ちゃんと挨拶をする。
Ｔ20、ちゃんと挨拶を・・して・・みる。
Ｃ26（N）、しゃべってみる。


Ｔ21、今から一つずつ解決していこう。
まず、「おもちゃで遊んでみる。」って、どすることなの？隣同士で話してみて。

Ｔ22、おもちゃで遊んでみるってどうするこなの？
Ｃ27（G）、ちょびっと人を集めて遊ぶ。
Ｃ28、楽しいから遊ぶ。
Ｔ23、おもちゃで遊んでみるって言うのは、しいか・・・
Ｃ29、楽しくないか。『すごい！』
Ｔ24、おもちゃで遊んで、楽しいか、楽しくいかをどうするの？
Ｃ30（口々）、決める。ためす。
Ｔ25、そう、試してみるんだ。このおもちゃ遊ぶと楽しいのかな。面白いのかなって、

Ｔ26、挨拶をしてみるって、これはどうするとなの。
Ｃ31（D）、挨拶していなくて、道路であって挨拶してみようかなって・・
Ｔ27、挨拶をすると、相手の人がどうなるかうれしくなるか、また、相手の人が挨拶をしくれるか、どうかが、・・わかる。
Ｃ32、やってみるとわかる。
Ｃ33（E）、試してみないとわからない。
Ｔ28、やってみるって、試すや調べること・34（O）、全部一緒ってこと。
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