今回のルパンシリーズは、手錠のライターホルダーの同時発売です。
これ、開発の話が出た時にちょっといやな感じがしました。
簡単じゃんと思われるかもしれませんが、ダイキャスト成形したあとに、下磨きしてからメッキをして組立るという工程・・経験上、「この組み立ては中々至難の業だと」背中に冷たいものがツーっと。
ちょっと開発に抵抗したのですが、弊社専務が
「まあ、最初から駄目だとおもったらできないよね~。」
で開発開始したのです。
設計は、問題がありませんでした。ただ、 リアル感を出すためにラッチを工夫(ばね強度の調整)が意外とシビアでした。問題がでてきたのは金型上がりをみて三回目の修正をした位からですね。
これ、量産組立できるのか・・・・・?テストショットで100セットを成形し、メッキまでしました。
部品をプレの組立ラインで組み立ててみました。うっ!!想像どうり部品が歪んでいる!!!
それは、そうですよね。下磨きは人の手で行われますし、工場間の移動でも多少歪みがでますよね。
これは大変だぁぁぁ・・・と生産ラインの予定を大幅に作り直しました。
手錠の本体組立をしたのち、後ろにベルト固定用のプレートを付ける作業も困難でした。
本体が歪んでいるので、プレートのネジ穴が合わないっっ!!
そんな感じで生産したものです。ちなみに歪みはやっているうちにどこがどう歪んでいるのか、感覚的にわかってきました。やはり人間は素晴らしい。意外とすんなり組立も終了し、予定よりも大幅に前倒しすることができたのです。
もちろん、そのように組み立てているものですから、100%動作を確認しております。
もし動作が良くないというものがあれば、遠慮なく弊社へお問い合わせください。
同時発売をすることで、ライターのホルダーとして購入して頂いたかたもいらっしゃると思いますが、過去のコレクション用として単体でもご購入できます。
ベルトに下げて外にでてもよし。お部屋に飾るもよしの手錠型ライターホルダーです。