よくカゼで病院、医院にかかったら、いつも血液検査や胸部レントゲン写真検査を受けるという話を耳にします。もちろんこれらの検査が必要なケースもあります。例えば症状より単なるカゼではなく気管支炎や肺炎、マイコプラズマ感染症が疑われる場合には血液検査、胸部レントゲン写真撮影が必要です。しかし中には特別必要性がないのに、いつもこれらの検査をする病院（医院）もあるようです。いわゆる過剰診療と思われます。もっと言うなら医療費をかせぐため、もうけるために不必要な検査をするということです。当院ではもちろん必要な時にのみ、必要な検査をしています。当院では大体次のような基準で血液検査をしています。今回カゼ以外の疾患についても説明します。

１．カゼの場合（�　↓△砲弔い討篭刺凜譽鵐肇殴鷦命燭癲�
�‐評�が長引く、症状が高度で急性気管支炎や急性肺炎が疑われるケース
……CRP（炎症反応）、白血球数
�▲札�、タンが長引く……マイコプラズマ抗体
�Ｍ蕨�菌感染症……CRP、ASO（炎症反応）

２．高血圧症の場合
年に１〜２回血液一般検査、心電図検査

３．糖尿病の場合
１〜２ヶ月に１回血糖値、ヘモグロビンAIC
年に２〜３回血液一般検査、年に１〜２回心電図検査

４．高脂血症の場合
年に３〜４回血中脂質（総コレステロール、LDL、HDL、中性脂肪）、年に２〜３回血液一般検査
年に１〜２回心電図検査

なお、２、３、４の慢性疾患（生活習慣病）の場合は、年に１回胸部レントゲン写真やエコー検査、胃内視鏡検査などもおすすめしています。（希望により実施）
以上のことは一つの基準に過ぎません。患者さんにより、当然かわってきます。