今夜のNHKラジオ第一「真打ち競演」の出演は、昭和のいる・こいるの漫才、原一平の声帯模写、立川志らくの落語。
志らく師はマクラで、直前の原一平のネタ絡みで「男はつらいよ」シリーズ全作のマドンナ役の女優名を列挙して映画フリークぶりを誇示する。
噺は「親子酒」。呑み助親子の息子の方が酒で失敗をし、親旦那が禁酒に同調したものの二三日で我慢がいかず、息子の手前から止める妻女を説得して三合ばかりをたいあげる過程や勢いが止まらぬグズグズは、いままで聴いたことのない型。
帰宅した息子の「おとっつあん、ただいま戻りました!」の一言で息子も禁を破ったとわからせ、その後のサゲ前の趣向は従来どおり。
志らく師の再構築力には目を見張らせるものがあると思った。
志らく師はマクラで、直前の原一平のネタ絡みで「男はつらいよ」シリーズ全作のマドンナ役の女優名を列挙して映画フリークぶりを誇示する。
噺は「親子酒」。呑み助親子の息子の方が酒で失敗をし、親旦那が禁酒に同調したものの二三日で我慢がいかず、息子の手前から止める妻女を説得して三合ばかりをたいあげる過程や勢いが止まらぬグズグズは、いままで聴いたことのない型。
帰宅した息子の「おとっつあん、ただいま戻りました!」の一言で息子も禁を破ったとわからせ、その後のサゲ前の趣向は従来どおり。
志らく師の再構築力には目を見張らせるものがあると思った。

コメント
コメント一覧 (3)
上方の型は間に「うどん屋(三人上戸)」の件が入り、
息子が主役ですが、江戸はおやじさんが主役になるようですね。
先代柳家小さん師の名演が懐かしいです。
あ、そうなんですね。
東京に来て「親子酒」を聴いたのは林家たこ平のだけだったので、彼は大阪出身だからか上方型で、今回聴いて違うもんだなと思った次第です。