2007年04月29日

新聞記事だけではなかなか分からない

自動継続定期預金の時効をめぐる最高裁判決について(東京スター銀行)
 当行は、自動継続定期預金の消滅時効の起算点をめぐって最高裁判所に上告しておりましたが、去る4月24日に敗訴判決を受けました。
 当該判決に関して各種報道がなされておりますが、預金者様をはじめその他関係者のみなさまの誤解を招くおそれがあるため、本件の経緯につき、以下のとおりご説明させていただきます。

 当行は、平成14年に、ある信用組合から営業譲渡を受けました。
 当行は、後日、自動継続定期預金の払戻請求を受けましたが、営業譲渡の際に引き継いだデータ上では、すでに払戻し済みとなっていました。
 本件は、その後訴訟になってしまいましたが、当行は払戻し済みであることを十分に証明することができなかったことから、予備的主張(本来の主張が認められなかった場合に予備的に行う主張)として時効を主張したものです。

 各種報道から、現在当行にお預けいただいている預金の払戻しにつきご不安を感じられた方々もいらっしゃるかもしれませんが、自動継続定期預金につき、期間の経過のみをもって時効を主張するようなことはございませんので、ご安心下さいますようお願い申し上げます。

以上



朝日の報道では弁済の抗弁については一切触れていなかったので、「なんてふてぇ態度だ」と思っていたが、あくまでも消滅時効は予備的主張だったのね。
どっちにしろ敗訴は敗訴だが、企業イメージ的には重要なところだからなあ。


ちなみに主要紙の報道を見てみよう。

「満期ほったらかすと預金消滅」否定 最高裁、初判断(asahi.com)
 裁判で同行は「最初の満期が来た88年から10年がたち、民法の規定により払い戻し請求権は時効で消滅した」と主張、これを認めた一審は男性側の敗訴とした。


預金請求権、時効は解約10年後…銀行側の主張を退ける(Yomiuri On Line)
 訴えていたのは千葉県市原市の男性。1、2審判決によると、この男性は1987年2月、市原信用組合(当時)に、1年の満期で自動継続する定期預金に200万円を預け入れた。男性は約15年後に解約を申し出たが、同信組が合併した千葉県商工信用組合(その後、東京スター銀行に営業譲渡)は、時効の起算点は最初の満期の88年2月で、男性の請求権はそれから10年で消滅したなどとして、払い戻しを拒否した。


自動継続型の定期預金、更新中は時効進行せず・最高裁(NIKKEI NET)
判決によると、男性は1987年2月、県内の信用組合と期間1年の自動継続型の定期預金契約を結んだ。2002年8月に解約を申し出たが、同信組から営業を譲り受けた東京スター銀が拒否したため、男性が03年6月に提訴。訴訟で同行側は「既に払い戻した。そうでないとしても、初回の満期日から提訴まで10年以上が経過しており、消滅時効が成立した」と主張した。


契約更新中は時効消滅せず=自動継続定期預金で初判断−最高裁(時事ドットコム)
 自動継続特約の付いた定期預金の解約を申し入れたが、消滅時効(10年)を理由に拒否されたとして、千葉県市原市の男性が東京スター銀行を相手に、200万円と利息の支払いを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖裁判長)は24日、自動継続特約がある定期預金では、契約が更新されている限りは消滅時効は進まないとの初判断を示した。
 その上で、銀行側の上告を棄却。時効による消滅を認めず、全額の支払いを命じた2審東京高裁判決が確定した。



結論:東京スター銀行は日経にしか広告を出していなかった

まあ、それはどうか分からないが、日経が一番銀行に「親切」ではあったようだなあ。  

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2007年04月28日

大きなのっぽの古ホテル

d1ea3d67.jpg解体は着々と進行中、らしい。
とりあえず記録として撮影。
  
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2007年04月27日

今日のゼミコンパの収穫

47a493e1.jpg世の中には「ムーンライトながら折り返し普通静岡行き」の存在とそのメリットが分かる女の子もいるんですね(このエントリも読んでるはずだが……)。

ということで発作的にホームまで上がってしまった。ダイ改後の様子を見るのは初めてだが、豊橋まで全車両指定席になったのにデッキ立ち客がそれなりにいる。「GW初夜」の割には結構空席があったなあ。



【翌日1414追記】
シラフに戻って我に返った後「パワー」が怖くなったので追記。
やだなあ、もう、「一番の収穫」は、「研究科長に誕生日を祝ってもらったこと」に決まってるじゃないですか(;゚∀゚)アハハ/|/|ハハ/\/\  
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変な偶然の積み重なり

かつて数回取材等でお世話になった副学長に遭遇して挨拶した後に、大阪に本社のある事務機器メーカーのトラックが大学構内を走ってるのを見かけ、手に持ってたのが生茶。


なんだかキオスクで買い物がしたくなりますね(謎)。


というわけで、今日も仕事をしている社会人の皆さまに、心からお疲れさまを申し上げます。
  
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2007年04月25日

さて、今年はどうだったのやら……。

東京高判昭和58年4月25日
速度違反認知カード中の速度違反自動取締装置により撮影された測定記録写真は、撮影について速度違反者の承諾を得なかったとしても、違法収集証拠ではない。

最(二)決昭和59年4月25日
出納責任者が公職選挙法221条1項1号および3号の双方の目的をもって金銭を供与したときは、包括して同法221条1項3号(1号)・3項3号と同条1項1号・3項3号に該当する。

横浜地裁昭和60年4月25日
執行官が職務の執行に当ってとった法律の解釈・適用については、殊更に違法・不当な意図のもとになされたなど、執行すべき職務権限の趣旨に反すると認められる特段の事情が認められない限り、国家賠償の対象とすることができない。

最(二)判昭和61年4月25日
任意捜査を逸脱した住居への無断立入、明確な同意のない同行および退去阻止があったのに引続きされた尿の提出および押収は違法であるが、尿の提出手続自体に強制がないなどの場合には、尿の鑑定書は、証拠能力を失わない。

昭和62年4月25日
[土曜日]

仙台高判昭和63年4月25日
源泉権(温泉権)は、その地盤の土地所有権とは別個の支配に服する物権的権利であつて、自己の権利を他人に対して主張するには、明認方法を施して権利の公示をする必要がある。

神戸地判平成元年4月25日
人の自由、身体等の人格権が侵害された場合には慰謝料を請求しうるところ、本件では労働協約一一条に違反して不法にもメモ用紙の作成作業等を命じられ人格権を侵害されたものであることから、右慰謝料額は五〇万円をもつて相当とする。

東京高判平成2年4月25日
両名間の婚姻関係破綻の責任は双方にあり、被控訴人のみに責任があるとはいえないから、仮に婚姻関係の破綻によつて控訴人が精神的苦痛を被つているとしても、控訴人夫は被控訴人妻に対し慰謝料を請求することはできない。

最(一)判平成3年4月25日
刊行物の頒布された日時を、審決取消訴訟において被上告人が新たに提出した証拠をもって認定し、その刊行物が本件発明の出願日前に既に国内に頒布された刊行物であるとした原審の認定判断は、正当として是認することができる。

平成4年4月25日
[土曜日]

平成5年4月25日
[日曜日]

東京高判平成6年4月25日
勾留中の刑事被告人に対する取調状況等を新聞に掲載して同人の名誉を毀損した事案につき、右記事を作成した記者が、「サツ廻り」の担当記者から聞いたというだけで記事の内容が真実であるか否か可能な限りの裏付け調査を行っていない以上、真実と信じるにつき相当な理由があったとはいえないとした原審の判断を相当とした事例。

最(三)判平成7年4月25日
胆嚢癌の疑いのある患者に対して、重症の胆石症であると説明して、入院の同意を得ていたが、患者がその後入院を中止したりして、癌を説明できなくなったという事情がある場合には、癌の疑いがあることを説明しなかったことを診療契約上の債務不履行であるとはいえない。

最(一)判平成8年4月25日
交通事故による後遺障害により労働能力を喪失した被害者が、症状固定後に交通事故とは関係ない別の事故により死亡した場合につき、死亡後の逸失利益の賠償を認めなかった原判決は破棄を免れず、交通事故の時点でその死亡の原因となる具体的事由が存在し、近い将来死亡が客観的に予測されるなどの特段の事情がない限り、事故後の被害者の死亡は就労可能期間の認定上考慮すべきものではない。

最(二)判平成9年4月25日
民法258条により共有物の分割をする場合において、諸事情を総合的に考慮し、当該共有物を共有者のうちの特定の者に取得させるのが相当であると認められ、かつ、その価格が適正に評価され、当該共有物を取得する者に支払能力があって、他の共有者にはその持分の価格を取得させることとしても共有者間の実質的公平を害しないと認められる特段の事情があるときは、共有物を共有者のうちの1人の単独所有又は数人の共有とし、これらの者から他の共有者に対して持分の価格を賠償させる全面的価格賠償の方法による分割をすることも許される。

平成10年4月25日
[土曜日]

平成11年4月25日
[日曜日]

東京高判平成12年4月25日
「脱ゴーマニズム宣言」の書籍の題名について、これは他人の書籍の題名「ゴーマニズム宣言」を含むが、この部分は書籍の内容、特徴等を表現するために用いるもので他人の商品等表示と同一又は類似のものの使用とは認められないことは原審判決の判断と、その理由を同じくするが、ただ、本訴請求はカット37に関する同一性保持権侵害を理由とした書籍の出版、発行、販売、頒布の差止め、慰謝料等の支払を求める限度で理由がある。

東京地判平成13年4月25日
陳述書の記載は訴訟の相手方の社会的評価を低下させるものではあるが、真実を記載したものであるとして、名誉棄損を原因とする相手方の損害賠償請求を棄却した事例。

最(一)判平成14年4月25日
家庭用テレビゲーム機に用いられる映画の著作物の複製物を公衆に譲渡する権利は、いったん適法に譲渡された複製物について消尽し、その効力は、当該複製物を公衆に提示することを目的としないで再譲渡する行為には及ばない。

大阪地判平成15年4月25日
医療法人が経営する病院の事務職員について、タイムカードの記載や同人の業務内容からみて、同人は法人の黙示的な命令に基づいて時間外労働を行っていたと認められ、同人による未払割増賃金請求が一部認容された事例。

平成16年4月25日
[日曜日]

知財高判平成17年4月25日
原告が、「耐火構造体及び耐火壁の施行方法」につき特許出願をしたが、拒絶査定を受けたため、不服の審判を請求し、本件補正をしたが、手続補正を却下するとの決定をした上で、本件審判の請求は成り立たないとの審決がなされたため、原告が同審決の取消しを求めた事案で、本件補正は、一つの請求項を分割して実質的に複数の新しい請求項を追加するものであり、特許法17条の2第4項2号の「特許請求の範囲の減縮」を目的とする補正に該当しないというべきであるから、本件補正を却下した審決の判断に誤りはないとし、請求を棄却した事例。

東京地判平成18年4月25日
被告の社員であった原告が、被告から合理的な理由もなく、障害者であることのみを理由に差別的な取扱いをされた上、退職勧奨により退職を強要されたとして、被告に対し、不法行為に基づき、損害賠償請求した事案において、被告の採用する障害者枠制度には合理性があり、障害者であることのみを理由に障害者を差別的に取り扱うものとは認められず、また、C課長らは原告に対し障害者枠制度の趣旨を説明し、その退職を思いとどまらせるために話し合いを続けていたものと認められるのであって、C課長らが原告に対し差別的言動により退職を勧奨し退職を強要したと認めることはできないとして、請求を棄却した事例。

判旨要約はいずれもTKC及び第一法規による

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さっきからヘリコプターがうるさい@本郷

23acc522.jpgテイルローターの形状まではっきり分かるぐらい低いところを数機が飛んでいる。色からすると警察ではない。
南から東大上空に来て、旋回してまた南に戻ってるところからすると、夕方のニュース用に「白山」の絵でも撮ってるのかなあ。
  
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東京大学新聞2378号

「共に戯れたりする場面」という言葉と写真のコラボで不覚にもワラテしまった。
  
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2007年04月24日

憲法を考える前に

とある憲法学者にメールを送ってみた。そろそろ我慢の限界だったので。
反応があることを期待しよう。
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そういやこんな裁判もやってたな

Saiban 2005年12月16日(Web Archive経由)
原告 : 安部なつみ
被告 : (株)文藝春秋
事件番号 : 平成17年(ワ)第22067号
事件名 : 損害賠償等
期日 : 平成17年12月16日金曜
東京地方裁判所 民事第15部 民事第631号法廷 (6階)
裁判官 : 宇田川基
裁判官 : 渡邉弘
裁判官 : 丹下友華
裁判所書記官 : 圓野正紀
開始 : 10:00
終了 :
係名 : 合Aい
事件進行状況 : 第1回弁論


「その筋」に造詣が深いわけではないので何ともコメントのしようがないが、しかしどうせなら「関係者」に話を聞いてみれば面白かったかもね。
詳しいことは明日誕生日を迎える新司法試験受験生にお任せします。まあ、こんなところをこの期に及んで見ているはずはないと思いますが。  
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続・「40人の乗客がおり」

強姦:車内乗客沈黙?(電突付き)(この国は少し変だ!よーめんのブログ)
(略)
オレ;当時の他の乗客には取材はされたのですか?「他の乗客が今からトイレに言ってレイプが始るのを知っていた?!」という証言でも取れたのですか?
毎;それは私には分りませんが。ある程度裏づけを取って書いています。
オレ;裏づけを取ってって・・・・憶測や空想で書いてるんじゃないの?
毎;憶測とは何ですか!(怒る)
オレ;昨年の八月の他の乗客全員を探し出したとでも言われるのですか!
毎;ちゃんと裏づけしているはずです!(少し大声)
オレ;朝日新聞と毎日新聞が、ちゃんと裏づけを取って書いている!と言われてもね〜・・・・”初めに結論ありき”で書いてるんじゃないですか?
毎;ギャー!(何やらわめき出す!)

毎日新聞に電話をかけた方のblogをたまたま見つけました。
録音しといてくれれば、と思わなくもないですが、昨日のエントリを何よりも雄弁に補強する存在の一つかもしれません。
報道の中で最も気になっていた点についても、警察署まで電話をかけて確認してくれたようです。
追加;大阪府警淀川暑に電話して確認しました。捜査では乗客にそこまでの確認は取っていない。
「誰が乗ってたか分からんもんを調べれるわきゃおまへんやろ?」と関西弁で言われる始末。





いつまでも あると思うな 再販制      兵庫


お粗末さまでした。  
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2007年04月23日

【なにそれ】推 定 無 罪 の 原 則【おいしいの?】

生駒市議会議長を逮捕、背任容疑(JNN News)
 奈良県生駒市の公社が山林を実勢価格の10倍以上の高値で買い取った背任事件で、大阪地検特捜部は、新たに市議会議長を逮捕しました。選挙の投票締め切り直後に任意同行された議長は、その直前までJNNの取材に対し、容疑を否認していました。
 22日夜、大阪地検特捜部の係官が生駒市議会議長、酒井隆容疑者に任意同行を求めたのは午後8時2分。6期目の当選を果たす市議会議員選挙の締め切り直後のことでした。
 酒井容疑者は、中本幸一・前市長らと共謀し、市内の山林を実勢価格の10倍以上の金額で公社に買い取らせ、市に損害を与えた背任の疑いです。しかし、酒井容疑者は、任意同行される直前までJNNの取材に応じ、事件への関与を否定していました。
Q.山林を買うように働きかけた?
 「そんなん、ねつ造や。事実は1つや。検察が来ようと何が来ようとね、お話ししたら日本人やったら分かるはず。俺が犯罪者やったら手心加えんとやってもうたらええ」(酒井 隆 容疑者)
 このように取材に対し、強気で答えていた酒井容疑者ですが、大阪地検の係官が自宅に入ったとき、屋上の物置に隠れていて、調べに対し、容疑を否認しているということです。
 しかし、大阪地検は、酒井容疑者が市に山林買い取りを働きかけたとみて、23日朝から議会事務局や酒井容疑者の事務所を捜索し、裏づけを進めています。(23日11:39)


祖母の家のある生駒市の選挙ということで注視していたが、まさかこんなことになるとは。
ところでこの酒井隆容疑者、このblogでは二度目の登場である。一度目の登場は昨年2月、現在「入院」中の前市長に代わって当選した現市長の初登庁のとき
その頃から「これはどうよ」と思っていたが、全くもって┐(´∀`)┌ヤレヤレである。
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2007年04月22日

「約40人の乗客がおり」

強姦:特急内で暴行、容疑の36歳再逮捕 乗客沈黙(MSN Mainichi)
 大阪府警淀川署は21日、JR北陸線の富山発大阪行きの特急「サンダーバード」の車内で昨年8月、大阪市内の会社員の女性(当時21歳)に暴行したとして、滋賀県湖南市石部南、解体工、植園貴光被告(36)を強姦(ごうかん)容疑で再逮捕した。当時、同じ車両には約40人の乗客がおり、一部の乗客は異変に気付いたものの、植園容疑者にすごまれ、制止できなかったという。植園容疑者は、昨年12月にも同様に車内や駅構内で女性に暴行したとして今年1月、滋賀県警に逮捕され、強姦罪などで現在公判中。
 調べでは、植園容疑者は、昨年8月3日午後9時20分ごろ、福井駅を出発した直後に、6両目の前方から2、3列目にいた女性の隣に座り、「逃げると殺す」「ストーカーして一生付きまとってやる」などと脅し、繰り返し女性の下半身を触るなどしたという。さらに、京都駅出発後の午後10時半ごろから約30分間にわたり、車内のトイレに連れ込み、暴行した疑い。女性は車両前方のトイレに連れて行かれる途中、声を上げられず泣いていたが、付近の乗客は植園容疑者に「何をジロジロ見ているんだ」などと怒鳴られ、車掌に通報もできなかったという。

このニュース自体は、某大学の某専門職大学院の某授業で授業中騒がしい学生がいるのに周囲の学生が誰も注意しないという話(伝聞ないし再伝聞の話なのでどの程度まで騒がしいのかはよく知らない。よく知らないが、自分は金を取ってこのblogを書いているわけではないのでこのぐらいの記述でお許しいただきたい、と以下の叙述の前に言っておく)に通じる、現代日本の社会の一つの病理であるようにも思える。


だが、ここで書きたいのはそういうことではない。


先日の知的財産法の授業ではこんな裁判例が紹介された。

東京地裁平成6年2月18日判決
2 被告は、客観的な事実が同じである以上、被告文章が原告記事と似たような表現になることはやむを得ないとも主張する。
 しかしながら客観的な事実を素材とする新聞記事であっても、収集した素材の中からの記事に盛り込む事項の選択と、その配列、組み立て、その文章表現の技法は多様な選択、構成、表現が可能であり、新聞記事の著作者は、収集した素材の中から、一定の観点と判断基準に基づいて、記事の盛り込む事項を選択し、構成、表現するのであり、著作物といいうる程の内容を含む記事であれば直接の文章表現上は客観的報道であっても、選択された素材の内容、量、構成等により、少なくともその記事の主題についての、著作者の賞賛、好意、批判、断罪、情報価値等に対する評価等の思想、感情が表現されているものというべきである。
 そのような記事の主要な部分を含み、その記事の表現している思想、感情と主要な部分において同一の思想、感情を表現している要約は、元の記事の翻案に当たるものである。

下線は兵庫。さてこの判旨だが、その昔新聞記事をまがりなりにも作っていた身としては、全ての新聞記事にこの論理を及ぼすのはいかがなものかなという気がしなくもない。新聞記事の中には、当該新聞社がその記者クラブに加盟している関係機関(官公庁・企業など)から配布・配信される「プレスリリース」と呼ばれる資料を元にして書かれた記事が多く存在する。事柄によってはこのプレスリリースを元にさらに記者会見が開かれることにもなるし、またプレスリリースを素材に各社が独自取材を行うこともある。しかし、一方で(経済記事などでは)プレスリリースに沿っただけの記事も多いことも事実である。そういうのにもこの論理を及ぼすのはどうかなぁと思ったのだが、もっとも著作権法が「額に汗」を保護するものではない以上、判旨のような判断基準もそれはそれで致し方ないのかもしれない。同判決も前掲部分の前でこんなことを言っている。
1 被告は、被告文章は、各種の取材源から著作権の及ばない生の事実だけを取上げている、ただ産業経済等の専門的な情報の伝達を行っているのであるから、これらの情報の性質上、表現方法には自ずと限界があり、同じ事実を報道すれば結果的に表現が共通してくる部分が多くなることは避けられない旨主張する。
《証拠略》によれば、事実を報道する新聞記事の作成の経過は、報道すべき主題を発見し、それに対応する取材源を探知して、そこから記事の内容となる素材を収集した上で、収集した素材の中から記事に盛り込む事実を選択し、一定の構成に配列し、組み立てて、適切な文体、修辞で表現するというものであると認められる。
 ところで、右のような報道すべき主題の発見、取材源の探知、素材の収集は著作権による保護の対象ではないから、それがいかに苦心して発見、探知、収集されたものであっても、既に報道された新聞記事によってその記事が主題とした事項や取材源を知り、その取材源から同様の素材を収集し、その結果、元の記事と同様の事実を含む記事が作成されたとしても、元の記事の著作権を侵害するものとはいえない


さて、裁判例を引っ張ってきたが、法律の話がしたいわけでもない。
著作権法上は「苦労」が保護されないとしても、わざわざ新聞社に購読者・広告出稿者が金を出しているのは、ただ単にプレスリリースや記者発表をそのまま垂れ流すのではなく、「苦労」の点を買っている(広告出稿者の場合は悪口を書かれないようにという考慮も働いているだろうが)という点は間違いないだろう。警察署の記者発表を除けば、企業も官公庁もその記者発表をインターネットを経由して誰でも読める環境に置いている現代では尚更である。


では冒頭記事に戻ろう。再度、一部を引用する。
 調べでは、植園容疑者は、昨年8月3日午後9時20分ごろ、福井駅を出発した直後に、6両目の前方から2、3列目にいた女性の隣に座り、「逃げると殺す」「ストーカーして一生付きまとってやる」などと脅し、繰り返し女性の下半身を触るなどしたという。さらに、京都駅出発後の午後10時半ごろから約30分間にわたり、車内のトイレに連れ込み、暴行した疑い。女性は車両前方のトイレに連れて行かれる途中、声を上げられず泣いていたが、付近の乗客は植園容疑者に「何をジロジロ見ているんだ」などと怒鳴られ、車掌に通報もできなかったという。

昨年8月と現在の間にはダイヤ改正が存在するが、現在のダイヤを元にすると、福井駅を21時21分に発車するのは「サンダーバード50号」である。まずポイントとして、この列車は福井始発ではない。富山始発である(後ろ3両は金沢で増結)。富山を19時51分に発車してから既に1時間半が経過しており、ビジネス利用の多い(2006年8月3日は木曜であり平日である)この特急でこの時間帯に乗客が寝ていたとしても、おかしくはない。大阪から出張に来ていたサラリーマンが、駅弁とビールを買って飲み食いして、京都ぐらいまで一眠りしようと思えばちょうどこのぐらいの頃は眠りについているだろう。

なお、「後ろ3両は金沢で増結」と書いた。始発駅富山発車時点では普通車自由席はこの6号車と1つ前の5号車しか存在しない(JRおでかけネット参照)。車両の前方と後方に扉があれば車両の真ん中から順番に座席が埋まっていったであろうが、6号車の車両(クモハ681系500番台)は、付属編成との併結のため後部は運転台になっており、乗務員用の扉しか存在しない(かけやま写真館の写真参照)。富山の時点では乗客は後ろへ後ろへと流れて行ったことが予想される(途中で座ってしまうと後ろがつかえるから、たいていは後ろまで行くものである)。

そして、記事にも書いてある通り、この容疑者が被害者を連れ込んだのは車両前方の5号車のトイレである(前掲の写真を見れば分かるように6号車にはトイレの設備はない)。

さてそうだとすると、この事件での「40人の乗客がいたが」という点は相当ミスリーディングではないであろうか。「一部」とは断っているものの、実際に特急列車の後部座席で眠りについている人間は、この記事を読むまで(もしかしたら警察の捜査に関連して聴取が行われたかもしれないが、普通車自由席という性質上それも困難ではないか)そんなことがあったことに気づかなかったのかもしれない。とすると、毎日新聞のやっていることは「社会の公器」に名を借りて、いたずらに多くの人間に罪悪感を感じさせていることということにならないか。


元より本件で最悪なのはこの容疑者であり、また実際に「不穏な空気」に気づいていたにも関わらず何の行動を起こさなかった乗客が存在する以上、その人にある程度の責任の一端があることも事実であろう。
しかし、「声を上げられず泣いていた」だけであれば、多くの乗客の注意を喚起することはできないのもまた事実である。自分が性犯罪の被害に遭ったことがないので、「声を上げるなど無理だ」と言われれば、返答に窮するのも事実だが、しかしただ泣いているだけでは、単なる私人同士のトラブルであって他者の立ち入るべきでない領域の出来事なのか、それとも犯罪が進行しているのかは分からないし、前者の場合はそれに立ち入って行動を起こせる権限は、警察にすら存在しないか、非常に限られたものとなっているのである(「法は家庭に入らず」。DVがらみで改善は進んでいるとはいえ、それでも「単なる夫婦喧嘩」「単なる痴話喧嘩」をいちいち立件するわけにはいかない)。

なお、本件とは状況が相当異なるとはいえ、うかつに他人間のトラブルに「正義感」で立ち入ると、結果的に面倒なことになる(たとえ「無罪」になるとしても「面倒」は生じる)という前例としては、最高裁昭和62年3月26日第一小法廷決定・刑集41巻2号182頁の例があまりにも有名であろう。
 なお、所論にかんがみ、職権により判断する。原判決の認定によれば、空手三段の腕前を有する被告人は、夜間帰宅途中の路上で、酩酊した水島幸子とこれをなだめていた播磨安年とが揉み合ううち同女が倉庫の鉄製シヤツターにぶつかつて尻もちをついたのを目撃して、播磨が水島に暴行を加えているものと誤解し、同女を助けるべく両者の間に割つて入つた上、同女を助け起こそうとし、次いで播磨の方を振り向き両手を差し出して同人の方に近づいたところ、同人がこれを見て防御するため手を握つて胸の前辺りにあげたのをボクシングのフアイテイングポーズのような姿勢をとり自分に殴りかかつてくるものと誤信し、自己及び同女の身体を防衛しようと考え、とつさに播磨の顔面付近に当てるべく空手技である回し蹴りをして、左足を同人の右顔面付近に当て、同人を路上に転倒させて頭蓋骨骨折等の傷害を負わせ、八日後に右傷害による脳硬膜外出血及び脳挫滅により死亡させたというのである。右事実関係のもとにおいて、本件回し蹴り行為は、被告人が誤信した播磨による急迫不正の侵害に対する防衛手段として相当性を逸脱していることが明らかであるとし、被告人の所為について傷害致死罪が成立し、いわゆる誤想過剰防衛に当たるとして刑法三六条二項により刑を減軽した原判断は、正当である(最高裁昭和四〇年(あ)第一九九八号同四一年七月七日第二小法廷決定・刑集二〇巻六号五五四頁参照)。
 よつて、刑訴法四一四条、三八六条一項三号により、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり決定する。
(裁判長裁判官 角田禮次郎 裁判官 高島益郎 裁判官 大内恒夫 裁判官 佐藤哲郎 裁判官 四ツ谷巌)



新聞社には、「事実」を報じてもらいたいのであって、「価値観」を押し付けてもらいたいと思っているわけではないという意味のことは先日書いた。
しかしそれは、「事実」をそのまま垂れ流せばいいというものではない。また、「事実」の骨子部分のみをそのまま垂れ流して読者を誤解に陥れた上で、何の解決策も提示しないで放っておくことを許しているわけでもない。

たとえ「苦労」の点は「著作権」という面では保護されないにしても、「苦労」のひとつもしないようなものがメディア面をしているようであれば、当該企業の命運もそう長くは持たないだろう。  
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2007年04月20日

「恋をしていない者としての意見ですが」

結果的に今日のゼミはこれを言うためだけに出たようなものだな……。なお本日のテーマは「おとり捜査」でした。




↓はいはいえすぴいもえすもえす
  
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2007年04月18日

【大泉中50期向け?】そういや今日の帰りのバスの中でA甲先生と偶然会った

もはや母校たる中学校も3分の2しか残っていないというのは悲しい事実。A甲先生も統合後を見据えた人事異動ということで高校の方に移ったとか。先日は「校歌のない入学式」が行われたらしい。新しい校歌は、合唱曲の「権威」のあの先生が鋭意制作中なのだろう。


というわけでむりやりつなげるが、この動画(?)、いろいろと懐かしいね。
別に我が母校に限らず中学生時代の合唱曲として歌われるものは共通するものが多いのだろうが、しかし自分たちの先生が作っていた例の曲(14:30ぐらい)も入っているのでせっかくだから紹介。その曲の後の何曲かはのきなみ歌った記憶がある。

  
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それは本当に「不謹慎」?

「不謹慎だが感じた」防衛相、重ねて選挙制度の問題言及(asahi.com)
 久間防衛相は18日朝、伊藤一長・長崎市長が銃撃され治療を受けていた17日夜に「万が一のことも考えないといけない」と補充立候補に言及したことについて、「選挙期間中に凶事があった時、補充立候補ができるからまだよいが、できない時にどうなるのか。制度の問題としてきちんととらえないといけない。そういう話をするのは不謹慎だが、本当にそう感じた」と述べ、改めて制度の問題点を指摘した。都内で記者団に語った。
 一方、久間氏が17日に「共産党と一騎打ちだと共産党の候補が当選してしまう」などと述べたことに対し、民主党の小沢代表は18日、「選挙が共産党だ、自民党だ、民主党だというレベルで論じる問題ではなく、暴力で自分の不満や思いを遂げようとする何でもありの風潮を憂え、きちんと考え直さないといけない」と批判した。


本当なら朝日の朝刊に掲載されていた、久間発言を引用して地の文で「不謹慎との評価は免れないものとなりそうだ」みたいなことを書いていた記事を持ってきて「価値観の押し付けのためにフリージャーナリストの入れない記者クラブに入れてやってんじゃねえぞヴォケ」(大意)と言ってやろうかと思っていたのだが、残念ながら該当記事はアサヒコムに見当たらなかった。

で、選挙戦の最中での事件なのであるから、当然選挙の「その後」に考えが及ぶのは極めてまっとうなことであるし、また久間氏が自民党の長崎県の選挙の責任者であるならば、それを考えるのは(政治家としてというよりは党人としてのだが)「義務」でもあるだろう。昨夜ニュースを見ていた自分としても「選挙はこの後どうなるんだ?」というのは当然浮かんできた疑問である(補充立候補という制度を24年間も生きてきて[あまつさえここ4年と半月は法律を勉強してきたというのに]知らなかった自分には心から恥じ入る次第である)。

昨日も書いた通り、暴力で言論を封殺することが許されないのは「当然」である。「当然」ではあっても改めて言わなければならない事項ではあるが、しかし同時に政治家はある部分においては「現実主義」でなければ困る点もある。確かに、共産党がかつての「暴力革命絶対主義」(大意)を捨て、共産党の首長も存在するこの時代にあって、「共産党と一騎打ちだと〜」は「不謹慎」かどうかとは別の次元で問題とされるべきだろう。しかし、小沢代表の批判は的外れである。「それはそれ、これはこれ」なのである。元はと言えば政治改革だ選挙制度改革だとか騒いでいた割にはこういうところに気づいていなかったおまいが(ry

感情のない人間が政治家を務めるのは、それはそれで問題である。しかし、ある問題が生じていたときに感情論だけに走らず、「次」を考えてあるべき制度に思いをめぐらせることのできないような人間が防衛大臣を務めているとしたら、そっちの方がよほど国家として不謹慎ではなかろうか。


とりあえず、この24時間で一番「不謹慎」だったのは
テレビ朝日に容疑者から封書3通 市長への恨み書く(asahi.com)
 城尾容疑者は犯行前、テレビ朝日に伊藤市長に対する恨みを書いた封書を3通送りつけていた。同社広報部によると、封書は17日午前、ニュース番組「報道ステーション」のスタッフルームに届き、番組スタッフが夕方に開封したという。
 封書には、4枚の手紙のほか、トラブルになっているという公共事業についての資料とカセットテープ数本が入っていた。手紙の冒頭部分には、「伊藤一長長崎市長を許せないのは、市民の為県民の為不正を許すことができないからです」と記載されていた。
 報道ステーションは、番組の冒頭で「犯行声明が届いた」とのナレーションを報道したが、番組の途中でキャスターが「銃撃などに関しては一切触れられていなかった」と説明したうえ、「犯行声明という表現が最初にあったことに関してはおわびし、訂正いたします」と話した。同社広報部は「警察から要請があれば協力したい」としている。

悪乗りして「犯行声明」とか言ってはしゃいでいたテレビ朝日だと思うのだがどうだろうか。  
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2007年04月17日

テロを許してはならない

Japan mayor shot while campaigning(CNN.com)
TOKYO, Japan (AP) -- The mayor of the southwestern Japanese city of Nagasaki was shot outside a train station on Tuesday as he campaigned for local elections. He was in critical condition, police said.
Mayor Iccho Ito was shot on a street near his office, just in front of Nagasaki train station, according to local police official Isao Teramoto.
A man with links to organized crime was quickly detained, according to Kyodo News agency. NHK footage from Nagasaki showed several officers escorting a man into a police car, and an ambulance leaving the scene.
It was the second shooting in recent years of a mayor of Nagasaki, which was destroyed by a U.S. atomic bomb in 1945 and whose leaders have actively campaigned against militarism.
In 1990, former Nagasaki mayor Hitoshi Motoshima was shot and seriously wounded in 1990 after saying Japan's emperor, beloved by rightists, bore some responsibility for World War II.
Rightists have frequently been linked to organized crime.



表題のようなことは当然なので、あえて書くまでもない。


むしろ、今回我が身のことで嫌だったのは、事件の報に接しても、2002年10月25日に感じたあの「寒気」を感じなかったことである。


自分の通っている大学のすぐ近くではなく、かつて家族旅行+修学旅行合わせて3度ほど訪れた地とはいえブラウン管の先の出来事でしかなかったから「寒気」を感じなかったのか。

あるいは、「(当該役職の地位にあった人という意味では)前にもあったこと」であるから「寒気」を感じなかったのか。

はたまた、2002年当時は高校生に近い感性を持っていた自分が、色々な意味で倦んでしまったのか(前掲リンクの旧日記を読むと、「政府が制定する法律は国民総背番号制といいメディア規制といい、どうも戦前の日本で企図されていた内容に近いものが生まれてきている」とか書いている。しかし、今の自分は総務省の打ち出しているメディア規制案にさほどの違和感を感じていない。もしかしたらこの頃の自分は「『盗聴法』はとんでもない法律」と思っていたのかもしれない)。


以上のどれかであるのなら、まだ自分個人の問題であり救いようもある。しかし一番怖いのは、「まあ起こってもおかしくないな」というような、「時代の変化」がここ4年半足らずの間にあったのではないか、という疑問である。それこそ「後世の史家の評価に委ねる」という、よくある「逃げ」で(不本意ながらも)済ませなければならないことなのかもしれないが。  
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2007年04月15日

真っ昼間にこの幕を見るのは最後?

812c303a.jpg線路切り替えは無事に終わったのだろうか。
  
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2007年04月13日

もともと「良識」など期待すべくもない業界

良識を疑うTBSの取材姿勢=東京・池袋(PodTV)
4月7日午後5時頃、PJは東京・池袋駅の東口に「駐車」している1台の車を目撃した。その車が「駐車」していたのは横断歩道のすぐ脇。駐停車禁止の場所である。道路交通法では、客待ち、荷待ち、5分をこえる貨物の積みおろし、故障もしくはその他の理由による継続的な車両等の停止は駐車である。駐停車禁止場所で駐停車できる車両は、都道府県公安委員会の規則により、駐停車禁止の指定から除外されている場合などがある。
(中略)
 と、その時、PJの後ろから話しかけて来た人物がいた。TBSの取材スタッフだ。「よく撮れてますか?」。いきなり話しかけられてPJはびっくりすると同時に、話を聞くチャンスだと思ったので「ここは駐車禁止ではないのですか?」とPJは質問した。以下、TBSの取材スタッフとのやりとりを再現しよう。

TBS取材スタッフ「基本的にはドライバーが乗っているので、すぐ動ける体制になっている」
PJ「駐停車禁止では?」
TBS取材スタッフ「それは調べていただいて」
PJ「免許をもっていないんですか」
TBS取材スタッフ「免許ぉ? 何の?」
PJ「車の免許」
TBS取材スタッフ「僕持ってないんですよ、ごめんなさいね」


つい最近の能登半島の地震でも、救急車両の進路を塞ぐように中継者が鈴なりに停車していたと聞く。別にTBSに限った話ではないし、また中継車が大型だから目立つだけの話で、新聞記者のハイヤーも似たようなものだろう(参考写真は2002年10月25日に撮影したこちら)。もっとも読売や朝日はともかく毎日や産経の記者はハイヤーなんてきょうび(ry

まあ「報道の自由」「取材の自由」を持ち出すのは大変結構でございますが、どこかの「僕は気が狂っている」先生の言葉を持ち出すまでもなく、それらは「表現の自由」に比べれば所詮「家来」に過ぎないわけで(もっともこれは昨年度の授業でテクスト分析的なアプローチをさせられるまで忘れていたことでもあるのだが)、さらに言うなら取材する立場が「権力」でも何でもない一般私人に対してこの理屈を持ち出すのもおかしいわけで。どちらかというと今のマスコミの(過保護な)状況は、一種「中間団体」に「特権」を付与しているという意味で(真の意味での)「制度体保障」に近くなっているのではなかろうか。なんてことを言っていると「あなたなんかに何が分かるんです。学部で憲法の授業に1度も出てない[←さりげなく実話]あなたなんかに何が分かるんです。ケンジ先生のことは、ケンジ先生とワニワニ先生にしか分からないんだ」とか言われそうなのでやめておこう(最後の台詞の元ネタを分かる人[46A関係者]と中身を分かる人[法学部・ロー関係者]はたぶん一致しないんだろうなあ)。


ま、そろそろ自分たちが「斜陽」になりつつあることと、現代人の「素朴な正義感」は「反マスコミ」に傾きつつあることとを自覚しないと、業界として安泰ではないんじゃないかなあ。
2年半ほどマスコミの「おままごと」をしている間にあの業界にだけは行きたくないなあと思った身としてはそう思います。「おままごと」自体は楽しかったんだけどね。  
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2007年04月11日

こんな裁判やってたんだっけ

高杉良氏のモデル小説「乱気流」、名誉棄損で損害賠償(Yomiuri On Line)
 作家・高杉良さん(68)の小説「乱気流 小説・巨大経済新聞」の登場人物のモデルにされ、名誉を傷つけられたとして、日本経済新聞社の鶴田卓彦前社長(79)と元常務が、高杉さんと出版元の講談社を相手取り、出版差し止めや計約1億円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が11日、東京地裁であった。
 菅野雅之裁判長は、モデル小説による名誉棄損を認め、高杉さんと講談社に計約470万円の支払いを命じた。
 小説は2003年4月〜04年10月に「週刊現代」に連載され、単行本化された。裏金作りのために子会社を作るなど、登場人物の新聞社社長らによる会社私物化が描かれている。
 判決はまず、モデル小説について、「読者が事実か虚構かを区別できないような場合は、小説の記述が実在の人物の名誉を傷付ける場合がある」と指摘。その上で、小説に描かれた社長の経歴が鶴田前社長とほぼ合致していることなどから、「登場人物が鶴田前社長らと特定できる読者は相当数存在する」とし、モデルとなった鶴田前社長らの社会的評価を低下させると結論づけた。


かつてこのblogでも紹介した小説がらみの名誉毀損訴訟。
あの小説を読んで「虚構」と思った人間はいないだろう。時期が時期だったし。しかしそもそも「鶴田前社長」の社会的評価なんてあの時点で(ry

記事を見る限り、被告側は「あくまでもモデル小説」と言い張っていたということか。「報道」ではないとして、真実性の証明云々という法廷戦術には出なかったのであろう。そもそも出るほどの「手がかり」はなかったのか。


しかし、鬼籍に入った関係者も多いとはいえ、この『乱気流』が問題になるのなら『沈まぬ太yうわ機長、やめてくださいあqw背3drftgyふじこlp0;−  
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履修計画おおむね定まる

月2 法医学
月3 労働法
月4 民事弁護研究
火4 知的財産法
水2 上級商法2(金融)
水4 公法訴訟システム
木2 労働法
金2 演習
金5 知的財産法

計9コマ7科目。昨年度夏学期は6コマ5科目、冬学期は10コマ9科目だったのでその中間ぐらいか。なんだかんだで負担の重さはコマ数ではなく科目数で決まるからなあ。
金3か金4にもう1コマぐらいは入れられるが、どうせ冬もスカスカというわけではないのでここで焦って入れずともよし。水3のコマで単位を取れば確かに気は楽になるのだろうが。
金曜2限は、ともすれば置き去りにされがちな某科目の復習の機会になるかと。  
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2007年04月10日

そういえばシラバスにも「民商法の復習を行うと同時に」と書いてあったなあ

銀行の法律知識


今学期の「上級商法2」は「企業取引法総合(=要するに手形小切手商法総則商行為)」「金融」「物流・情報」の中から選択。諸事情を勘案して「金融」を選択した。しかし教科書が特に指定されず、また他クラスが膨大な予習を初回から課される中特に何の指定もなかった(といいつつさっきTKCを見たら指定があったのだが)ので、とりあえずこれを読んでみた。日経文庫の分かりやすさには定評があるし、「アホヲタ法学部生の日常」さんのところでのレビューを見て「これは入門用によさそうだ」と思ったというのもある。

既にそちらのレビューで書かれている通り、本書の内容の中には法科大学院3年次ならば「知っていなきゃいけないこと」が盛りだくさんである。預金の帰属しかり、債権の準占有者への弁済しかり。しかし、「銀行の視点から見るとどのように整理されるか」「銀行が『●●がしたい』というときにどういう手を打つべきなのか」という視点でまとめられているため、既存の知識を「クライアントの需要」(今日から始まった授業である実務家もこれを汲み取ることができるか否かがプロとアマチュアの差だということを強調していたが)に応じて構成する手助けになる。結局のところ、いくら知識をばらばらに持っていてもダメで、ある需要があるときに「どの手が打てるか?」をさらっとまとめて提示できる能力が(民事法の理解においては)重要、というのは昨年度の試験講評会でとある灘高校出身のビジネスロイヤーから学んだことの一つである(ちなみにこの方とは別の灘高校出身のビジネスロイヤーからも勉強法に関して「当たり前ではあるが重要なこと」を3月中旬に教わった)。

その他、銀行特有の「業法」についての知識もおおまかに俯瞰することができた。とりあえず、明日から始まる「上級商法2」では、会社法に加え、「銀行法・銀行法施行令・銀行法施行規則・監督指針」の持参が必須らしい。  
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2007年04月08日

新歓は大過なく終了

駒場時代の上クラの目線に耐え切れず、クラス幹事を引き受ける羽目になったあの日からもう1年。
ローにもいよいよ……とここまで書いてそこから先が悩む。「下の学年が入ってきた」というのが3分の2ぐらい本当、「1年生だった人たちが2年生に進級してきた」というのが3分の1ぐらい本当。ああややこしや。  続きを読む
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2007年04月05日

厄年度の幕開け

前兆……1日にノートン2007をインストール中PCが固まる。無理やり再起動するとインストールが中途半端になった状態でにっちもさっちも行かず。とりあえずアンインストールを試みるも完全に消せない(リムーバルツールとか使ったのだが……)。完全に消せないのでインストールもできない。この状況のまま現在に至る。

今朝……携帯がいきなり「ezwebの初期設定を開始します」とか言い出す。消えたのが「お気に入り」だけでよかった。

今夕 腸箸慮亜滷押椒蹈奪ーの鍵がついたキーホルダーがどこかに消える。16時半に当該鍵でロッカーを開けたのは確かで、そこからロー建物の3階から1階に降り、帰宅しようとするもあまりの雨で法学部3号館前で10分ほど雨宿りし、意を決して結局法学部図書室で18時前まで重判などを読んでマターリし、さて雨も収まったし帰ろうとしたときに鍵がないことに気づく。これだけ狭い範囲しか動いていないというのに、結局見つからず。家の鍵もいろいろと面倒だが、問題は2クラス分の「ブツ」が入っている状態でロッカーの鍵をなくしたこと。おりしも入学式の関係で大学院係は閉まってしまうので焦ったが、明日の午前中にスペアを借りて対処予定。

今夕◆銚阿鮹戯する過程で鞄のサイドポケットのジッパーが完全に崩壊。


これでノートパソコンがショートして死んでいたら本当に最悪な一日になるところだった。ううむ。  
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2007年04月03日

人はそれを画餅と呼ぶ

12010ed7.jpgしかしそれでも埋めてみたくはなるものだ。
  
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2007年04月02日

作ってみて愕然とするもの

82ea36fe.jpg週ベースにするとこの程度なのか……。
視覚化の効果もそれなりにあるなあ。
  
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情報解禁キタ━━━━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━(。A。)━━━━!!!!

役員・部課長・研究科長等名簿 平成19年4月1日現在(東京大学)

これで今まで( ´д)ヒソヒソ(´д`)ヒソヒソ(д` )話していたこともおおっぴらに書けますね。
 理事(副学長) 岡村 定矩
 理事(副学長) 西尾 茂文
 理事(副学長) 濱田 純一
 理事(副学長) 浅島  誠
 理事(副学長) 高橋 宏志
 理事 山田 興一
 理事 上杉 道世
 副学長 平尾 公彦
 監事 石黒 光
 監事 漆舘 日出明
 副理事 藤井 博英
 総長室顧問 古田 元夫
 総長室顧問 池上 久雄
 総長特任補佐(参与) 武内 和彦
 総長特任補佐(参与) 磯部 雅彦
 総長特任補佐 吉川 洋
 総長特任補佐 森田 朗


事前にヒントをもらっていたとはいえ、理事(副学長)はまあ予想通りだなあ。副学長でない理事もまあ穏当。事務方のトップな理事の人はそろそろ某庁……じゃない、今は某省の次官並みに「君臨」しつつあるような気がするが。理事でない副学長、まさしく「ここへ来てそう来るか」という感じ。

とりあえず総長・副学長の研究分野をざっくりと見てみると(敬称略)、
法学→濱田・高橋
理学→浅島・岡村
工学→小宮山・西尾・平尾

これはいい医学部の設置されていない大学のトップ集団でつね(棒読み)。パワーバランス無視ビバビバ☆



その他。総長特任補佐は知ってたけど(経済と行政のトップということで、ずいぶん現実的な人選)、「総長特認補佐(参与)」って何だそりゃ。それに総長室顧問なんて役職あったっけ?体調を理由に非副学長理事を辞された方を据えるのはまだ分かるが、もう一人の方はそろそろ定年じゃなかったっけ?それとも定年だからこの役職なのか?

渉外本部長 高橋 宏志

キャンパスツアーも含め、東大の「外向き」の「顔」が渉外本部長、というご趣旨だとご理解してよろしいですかぁー?(どこかで聞いたような表現)


続きを見よう。
法学政治学研究科・法学部
法学政治学研究科長・法学部長 井上 正仁
 ビジネスロー・比較法政研究センター長 井上 正仁
 近代日本法政史料センター長 井上 正仁

もうとっくに知ってたけどこれにはやはりキタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!! と言っておこう。


その他の学部はよく知らないしなあ……医学部長の人は名前聞いたことある。また臨床系じゃないのかよ。附属図書館長は今回新しくなったのか昨年度からなのかよく分からないが、この先生には間違って他の人(確か一橋の先生)の名刺を出されて「一橋の人がなんでバイオの研究を柏でやってるんだ?」と思った記憶がある。


まあそのうちこう書いとけば「詳しい人」がいろいろとフォローしてくれるよね。  
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相変わらずこういう広報戦略はうまいなあ

ひかり・のぞみさん入社 JR東海、双子姉妹(中日新聞)
 JR東海の入社式が2日、名古屋市内で行われ、東海道新幹線の列車と同じ名前をもつ和田光(ひかり)さん、望(のぞみ)さんの双子の姉妹が新入社員として出席した。2人は20歳で、1日で民営化20周年を迎えた同社と年齢まで一緒。念願かなっての入社という。


よくぞ来てくれました、という感じだろう。
本日入社式を迎えた皆様のご活躍をお祈りすると共に、後に続く者としてより一層の努力に励むこととしたいと思います。  
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2007年04月01日

ロッカーが移動した今となっては……

東大構内にLRT 鉄道総研と連携で全国初の試み(ИIККЕI ИЕТ)
東大が提供したイメージ写真 東亰大学は31日、財団法人鉄道総合技術研穹所と共同で、大学構内を巡回するLRT(ライトレール=軽量軌道交通)の建設・運行に着手すると発表した。国公立・私立を問わず、大学敷地内をLRTが走行するのは前例がなく、2008年春に予定されている開通が実現すれば小官山宏・東大総長が以前から唱える「地球温暖化からの脱却を可能とする自立分散協調サステナビリティ」の一つの例となりそうだ。

 東大によると、LRTは赤門をイメージした配色の連接2両編成(全長28メートル)で運行する予定。「第二食堂前」(停留所名はいずれも仮称)から「東大病院前」「薬学部口」「医学部本館前」「赤門経済学部前」「正門ロースクール前」「法文銀杏並木」を経由し、「安田講堂前」までの約1.1キロメートルを約10分で結ぶ。この経路の一部については3月中に車両入構を制限する実験を行っており、この実験の結果LRTの開通及び車両入講の全面制限が可能であると判断したという。運賃については「これから特区申請も踏まえた上で行政当局と折衝していく(小旱川光郎・東大大学院教授)」としているが、学生証・職員証に内蔵されたICチップを元にした学生・教職員対象の割引も検討の対象とするとしている。
 国士交通省によると、大学構内をバスが走行する例は東大を初め全国に例があるが、LRTを含めた鉄道交通が大学構内を走行する例はなく、世界全体でも珍しいという。


まあしかし、もともと学生・教職員が自動車を使っていなかったところにLRTを走らせても、あまり地球温暖化抑制とは関係がないような。第二本部棟とローとの往復には便利そうですが。  
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