2014年07月
2014年07月25日
世界初
世界6局の標準電波を受信する機能に加えて、GPS衛星電波から位置情報と時刻情報を取得できる機能を搭載しています。
ちなみに世界6局の標準電波というのは、日本(九州、福島の2局)、中国、アメリカ、ヨーロッパ(イギリス、ドイツの2局)です。
この機能を搭載しているだけでも、世界のだいたいのエリアをカバーできると思うのですが、世界中を飛び回る方にはGPS衛星電波受信でさらに便利になるのでしょう。
G-SHOCK SKY COCKPITのラインで発売されます。
世界初という言葉が使われていますが、セイコーASTRONも世界初と言って発売されました。
G-SHOCKのラインなので時計本体の強度も加えると、世界初ということになるのでしょう。
各社技術力の競い合いですね。
セイコー、シチズンは次回モデルは薄型に挑戦してくるのでしょう。
バーゼルフェアでは発表されているので、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。
お値段は¥100,000+税
GPSソーラー電波時計としては価格を抑えていると思いますが、いかがでしょう。
現品を見るのが楽しみになってきました。
2014年07月24日
リニューアル
今回はネットショッピングもできるようになりました。
簡単に考えていましたが、結構時間がかかりました。
これからの管理もたいへんそうですが、はじめの一歩をやっとこさ踏み出せました。
興味のある方はご訪問ください。
よろしくお願いします。
古賀時計店ウェブショップ
http://www.kogatokei.com/pc/
2014年07月16日
電波時計
地球上でもっとも正確な時計は「原子時計」と呼ばれるものです。
その誤差、10万年に1秒だそうです。
国内の標準時刻はその原子時計をもとに発信されています。
佐賀県のはがね山標準電波送信所と福島県のおおたかどや山標準電波送信所から送信されています。
60kHzと40kHzの2種類の電波が送信されていますが、現在販売されている電波時計はどちらも受信できますし、高性能のものは世界中の電波を受信することができます。
普及し始めたころは、台湾や中国に持っていくと日本の電波を受信しようとして針が回り続けてしまう。なんてこともあったようです。
最初に電波時計を本格的に取り組んだのはシチズンとカシオで、製品を見ると一日の長があるように感じられます。
当時、セイコーは
「外部の力(電波受信)を借りて時計の精度を高めることはしません。
時計内部の機能を強化して、精度を高めていきます。
電波時計には力をいれません。」なんてことを言っていた記憶があります。
時計メーカーとしてのポリシーとプライドがあるんだなぁと感心したものです。
しかし、電波時計の普及が進んで他のメーカーが売り上げを伸ばしているのを見て、右に倣えで電波時計を作り出したときには、ちょっとがっかりしたものです。
企業ですから、売り上げを伸ばしていく必要がありますから、仕方がないとは思います。
批判めいた内容になってしまいました。
申し訳ありません。
今回はシチズンの電波時計。
1989年から開発が進められて、普及版が発売されたのが1994年です。
1993年モデル
国内300個発売の限定モデルです。
当時の国内価格は10万円です。
現物は、シチズンの新作発表会の時に展示されていたのを見ました。
文字盤中央に受信アンテナがあって、インパクトのあるデザインです。
こちらは1999年発売のモデル。
エコドライブ搭載、チタンケース、当時の価格で5万円。
これは弊社にも入荷し、販売もしました。
1999年6月に日本標準電波の運用が本格的に開始されました。
九州局で電波送信が始まったのが2001年10月ですから、それまでは九州では機能を発揮することができなかったのでは・・・
2002年6月アンテナを小型化してケース内に収めるモデルが発売されました。
受信制度を上げるために、ケースはチタンと樹脂を使用しています。
このモデルから、注目を集め始めて普及が進みました。
当時の価格で3万円。
次のモデルからはフルメタルケースになり、普及が加速したのではないかと思います。
現在はいろいろな機能を搭載し、新化が進んでいます。
2011年に発表されたサテライトウェーブ
バーゼルフェアで発表され、国内では一部の店舗でしか発売されなかったと思います。
衛星から電波受信する機能が目新しいのに加えて、斬新なデザインでした。
映画「APPLESEED」ともコラボしていて、映画の中で主人公がつけていることも含めいろいろなプロモーションが行われていました。
2013年発表モデル
ダブルダイレクトフライト機能。
りゅうずを一段引いて、世界26都市から都市を選ぶ。
この操作で選んだ都市の時刻とカレンダーが表示されます。
このモデルは2つの都市の時刻を同時に表示できます。
海外に旅行されても便利です。
あっという間に時計業界の主力になった感のある電波時計のお話でした。
2014年07月13日
日本標準時
本日は日本標準時制定記念日です。
1886年(明治19年)7月13日に制定されました。
昔は時刻を太陽の位置でを調べていました。
太陽が真南にある時、正午となります。
日本では地形の関係で同時に全国一律になりません。
例えば、北海道の東端と九州の西端では太陽が真南にくる時間に差が出てきます。
同じ国なのに時間が違っていると不便ですよね。
アメリカのようにでかい大陸だと時差があるのも仕方がないのかなと思うのですが。
1884年に国内の時間を統一し、兵庫県明石市を通る東経135度の子午線を日本標準時とすることが決められました。
明石に天文台が造られて、標準時間の電波を送信していたのも、関係があるのでしょう。
電波時計が最初に開発されたときは、九州では明石からの電波が受信できないようで、能力を発揮できませんでしたし、あまり注目されませんでした。
現在は佐賀県と福島県に電波局があって、日本全土を網羅していて電波を受信できない場所も少なくなったのではないでしょうか。
電波が受信できるようになって、電波時計の普及も進みました。
掛時計や置時計はあっという間に電波時計になってしまいました。
手動で時間を合わせる必要がないので、非常に便利ですね。
これはシチズンの電波からくり掛時計「スモールワールドブルーム」です。
一時間毎に、音楽がなってからくり動作を行います。
センサーがついていますので、部屋の電気を消すと鳴らなくなるので、就寝時に眠りを邪魔することがありません。
照明をつけたままだと夜中でも作動します・・・
音量調整もついていますし、からくり動作を止めることもできます。
いろいろな機能が搭載されています。
腕時計も世界中の電波を受信できるものや衛星から電波を受信できるものまで様々な製品が作られています。
セイコー電波時計「ASTRON」
セイコーが力を入れているGPSソーラー腕時計です。
地球上あらゆる場所で位置情報を取得し、その場所のタイムゾーンを特定し、現在時刻を表示する優れものです。
すごいですね。
最後は商品紹介になってしまいました。