2019年10月4日。
パワハラはあった、曺貴裁監督にもクラブフロントにも責任はあるとJリーグの調査と裁定は出たが、クラブからの発表がどうなるか。

2019年10月08日。 NHKより、曺貴裁監督が「チームからの続投の要請を断って辞任することが、ベルマーレ関係者などへの取材でわかりました」とのこと。辞任?解任ではなく?
パワハラは長期にわたっており、クラブとして放置、黙認、あるいは是認していた事の責任を、湘南ベルマーレというクラブは取らないのか。

昨季だか、後半交代出場した湘南の選手を負傷でもないのに、再度交代退場した事があった。試合後の監督会見で曺貴裁監督は、期待通りのプレーができなかった選手の投入を自分の判断ミスとしつつ、選手に奮起を促すような事を語った。その時は曺貴裁監督は教育的な人格者なのかなと感じた。

事が明らかになった今は、曺監督は言葉を持っているのが厄介だと思う。行き過ぎた厳しさ(パワーハラスメント)と選手の成長のためという声掛けが、飴と鞭のチームマネージメントになっている。クラブが放置する事で、パワハラは是認され、「湘南スタイル」となった。耐えられないという選手やスタッフは苦しんで離れていく。
残った者はパワハラではと感じても、ここで自分が成長していると信じなければ続けられない。湘南の選手はひたすら走り、制御できない勢いで相手選手に突っ込んでくる。怯んだ相手からボールを奪い、ゴールなり勝ち点なり、なにがしかの成果を得る事で自分は成長したと実感する。
湘南のサッカーは消耗する。全員でやらないと、誰かがサボると穴になり、相手にそこを突かれる。パワハラの共依存とでも言おうか、いつしか曺監督の叱咤、時には暴言なしには、選手たちはこの激しいサッカーをモチベートできなくなってしまった様に見える。
しかし湘南を出て他のチームに行くと技術レベルの壁に当たり、試合に出られなくなる。湘南でしか通用しない選手になってしまっている。選手は技術を磨き、戦術を身につけ、試合に出る事で成長する。本質を怠って、勢いで得た成果を個人の成長と思い込んでいたのではと思う。

パワハラがあった現場に、パワハラをしていた当事者は当然戻るべきではない。クラブとして、パワハラは許さない、再び起こさないという姿勢と、具体的対策を示す事が大事だと思う。曺貴裁監督が辞任だとすると、湘南ベルマーレは、そのどちらもしていない。

パワハラに苦しんでクラブを去った人は、おそらく今でも、また類似の事件が起こる度に、苦しんでいる。適切なケアが必要だ。
クラブに残った選手やスタッフにもケアが必要だ。パワハラと思わなかったとしても、薄々感じていたとしても、自分の中で是認の結論を出し、信じていた拠り所を失ったのだから。
勢いで、相手に恐怖を感じさせて突っ込んでいくサッカーではなく、技術や戦術の向上を積み上げて成長するスタイルを目指して欲しい。誰かに激昂されるからやるのではなく、自発的に喜びを持ってサッカーをしてほしい。まさしく「楽しめてるか」だ。

そして曺貴裁監督。言葉を持った優秀な監督だと思う。彼にこそケアが必要だと思う。予算も資源も限られる中で、クラブの全面肯定の下で、今回のパワハラは長期化した。思い通りにならない時に人や物に当たるのではなく、自分の心の中に目を向けるアンガーマネジメントを体得してほしい。


湘南ベルマーレ。パワハラを止められるのは上層部しかない。それも、本気で取り組まなければ止められない。目を覚ましてほしい。 クラブに自覚がなく、こんな状態の時、Jリーグはもっとイニシアチブを取るべきだ。一クラブの問題ではない。Jリーグ、サッカー、スポーツ全体に波及する問題だと思う。

えて断言口調で、思っていた事をツイッターで書いたものをここにまとめました。自分のリソースをこんな事柄に割きたくないけど、他人事ではないし、吐き出さないと辛かったので。

※2019.10.08 16:03 湘南ベルマーレ 曺貴裁 監督 退任のお知らせ
午後になって「退任」と、クラブ内の処分のリリースが出ました。解任なのか辞任なのかはわかりません。
※2019.10.08 16:40 Jリーグ 湘南ベルマーレの調査結果について
10月4日に行われた記者会見の報告が上がりました。2時間22分の動画もついてます。
質疑応答には、調査報告書(要約・公表版)を読む際の助けになる内容もあります。
また、「実際にハラスメントを受けたと思われる人がいる職場に、処分を受けた監督が戻る可能性があるという制裁を下したことについて」尋ねた質問に対し、村井チェアマンが「監督がどういう気持ちか分かりませんが、十分、反省はしていると思いますし、態度を改めて、新たに再起をしてもらえるのではないかと感じています。」とコンプライアンスに配慮せず復帰を前提に回答している点に違和感を覚えました。
芝弁護士は「クラブのためを思って発言や協力をしてくださった方に不利益が生じないように、クラブや会社として、絶対にやっていだたかないといけないことだとコンプライアンス専門を扱う立場としては思いますし、万一、その面で問題があれば、その行為が新たなハラスメントであり、問題行為になる可能性がありますので、クラブとしては当然、適切な判断、対応をされるんだろうと期待をしております。」と村井チェアマンとは違い、
コンプライアンスの点から回答しています。

※2019.10.10追記
2019.10.09 湘南ベルマーレ パワーハラスメント問題における「湘南ベルマーレコンプライアンス調査委員会」による調査結果と再発防止策について
10月4日の記者会見で発表されたパワーハラスメント再発防止策が内容が詳しくアップされていました。謝罪と反省の上で実行してほしいです。
絵に描いた餅にならないことを祈ります。

◆三栄建築設計(株式会社湘南ベルマーレの株式を51%所有する「メルディアRIZAP湘南スポーツパートナーズ」の筆頭株主)
2019.10.04 湘南ベルマーレに関して
Jリーグから
曺貴裁監督のパワハラ行為が認定され、クラブと本人に処分が出た段階で、「再び指揮を執っていただくことをを期待」するというコメントです。過去にはマリノスを背中スポンサーとして支えていただいた企業ですが、パワハラには毅然とした態度をとるべきで、湘南ベルマーレと同じくコンプライアンスの面からは問題だと思います。

※10月10日、浮嶋敏監督石川桂トップチームコーチ関口潔GMが就任し、新体制がスタートしました。この話はもうお終い。監督退任の発表後初の公式戦として、9日後に対戦するチームとして集中して臨みたいです。

※関連リンク

湘南ベルマーレに関する通報等に係る調査チーム
2019.10.03 調査報告書(要約・公表版)pdf

◆Jリーグ
2019.09.27 16:45 2019年度 第8回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録
2019.10.04 16:10 制裁決定について
※2019.10.08 16:40 湘南ベルマーレの調査結果について

◆湘南ベルマーレ公式
2019.08.12 一部報道について
2019.08.13 本日からの練習について
2019.08.17 【変更】「第46回 ベルマーレクラブカンファレンス」について
2019.10.04 
Jリーグからの制裁について
2019.10.05 記者会見内容について

※2019.10.08 16:03 曺貴裁 監督 退任のお知らせ
2019.10.09 湘南ベルマーレ パワーハラスメント問題における「湘南ベルマーレコンプライアンス調査委員会」による調査結果と再発防止策について

◆三栄建築設計(株式会社湘南ベルマーレの株式を51%所有する「メルディアRIZAP湘南スポーツパートナーズ」の筆頭株主)
※2019.10.04 湘南ベルマーレに関して

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2019.10.07 20:39 日刊スポーツ
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2019.10.08 04:08 NHK NEWS WEB
湘南ベルマーレ パワハラ問題でJリーグから制裁の監督辞任へ
※2019.10.08 17:25 NHK NEWS WEB
選手らにパワハラで処分 ベルマーレの監督が辞任




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